青木高見のジャズコレクション John Coltrane (ts, ss) ジョン・コルトレーン

略歴
John Coltrane ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
短い活動期間中、200枚を超えるアルバムをリリースした。
名実共に世界中で知名度ナンバーワンのジャズ・ミュージシャン。
演奏が時代によって激変する、一般的に活動期は4期に大別できる。
①前期(1946年~1958年)
②中期(1959年~1961年)
③後期(1962年~1964年)
④フリー・ジャズ期(1965年~1967年)
死後、半世紀近く経過しているがプロ・アマ問わず話題が絶えないジョン・コルトレーン。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
John Coltrane / Coltrane (OJCCD-020-2) John Coltrane / Lush Life (OJCCD-131-2) John Coltrane / Traneing In (OJCCD-189-2) John Coltrane / Blue Train (CDP 7 46095 2) Red Garland / High Pressure (OJCCD-349-2) John Coltrane / Soultrane (OJCCD-021-2) John Coltrane / Standard Coltrane (OJCCD-246-2) John Coltrane / Stardust (UCCO-9041) John Coltrane / Bahia (OJCCD-415-2) John Coltrane / Giant Steps (AMCY-1001) John Coltrane / Coltrane Jazz (1354-2) John Coltrane / My Favourite Things (1361-2) John Coltrane / Coltrane Plays The Blues (WPCR-29060) John Coltrane / Coltrane's Sound (AMCY-1006) John Coltrane / Africa Brass Volume 1 and 2 (MCAD-42001) John Coltrane / Africa Brass Volume 1 John Coltrane / Africa Brass Volume 2 John Coltrane / Ballads (MCA/IMPULSE MCAD-5885) John Coltrane / Crescent (UCCU-9613) John Coltrane / A Love Supreme (MVCJ-19032) John Coltrane / Transition (UCCI-9243) John Coltrane / Expression (UCCI-9123) John Coltrane / Ballads Of John Coltrane (MVCI-23057)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Tadd Damerom - John Coltrane / Mating Call (VICJ-2091) Thelonious Monk - John Coltrane / Thelonious Monk With John Coltrane (OJCCD-039-2) Red Garland - John Coltrane / High Pressure (OJCCD-349-2) Milt Jackson - John Coltrane/ Bags and Trane (ATLANTIC JAZZ 1368-2) >Duke ellington and John Coltrane / Duke ellington - John Coltrane (MVCI-23009) Johnny Hartman - John Coltrane / John Coltrane Johnny Hartman (MVCI-23008) Ray Draper - John Coltrane / Featuring John Coltrane (VICJ-2149

【INDEX (共演アルバム)】
Michel Legrand / Miles Davis, Bill Evans - Alpha Plus (EJD-3013) Art Taylor / Taylor's Wailers (VICJ-23754) Bobby Jaspar Interplay For 2 Trumpets And 2 Tenors

【INDEX (ジョン・コルトレーン集)】
John Coltrane Tribute = Dave Liebman - Wayne Shorter / John Coltrane Tribute (K32Y 6212)


【以下コンテンツ】


Tadd Damerom - John Coltrane / Mating Call (VICJ-2091) Tadd Damerom - John Coltrane / Mating Call (VICJ-2091)

「ジャズ/タッド・ダメロン」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ジョン・コルトレーン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : November 30, 1956

Personnel :
Tadd Dameron (p)
John Coltrane (ts)
John Simmons (b)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
01. Mating Call
02. Gnid
03. Soultrane
04. On A Misty Night
05. Romas
06. Super Jet

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : タッド・ダメロン(Tadd Dameron 出生名:Tadley Ewing Peake Dameron 1917年2月21日~1965年3月8日)はアメリカ合衆国オハイオ州クリーヴランド生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、バンドマスター。
ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1956年11月30日の録音、プレスティッジ(Prestige)LP 7070番、6曲入り。
CDはビクター・エンタテインメント株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、大和明氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーはピアノがタッド・ダメロン、テナーサックスがジョン・コルトレーン、ベースがジョン・シモンズ、ドラムがフィーリー・ジョー・ジョーンズ。
タッド・ダメロンは30年代半ばフレディ・ウェブスターのツアーバンド・ピアニストとしてスタートした。
その後ビリー・エクスタイン、カウント・べイシーらに譜面を提供したりと作曲と編曲で力を発揮した。
記憶に残る所ではトランペットのファッツ・ナヴァロを擁した自己コンボを率いた。
1949年に、まだ無名だったマイルス・デイビィスが入ったバンドを結成、パリ・シャズ・フェスティヴァルに出演した。
「バップ時代を明確にした作編曲家」といわれたが今ひとつ知名度が低いのは絶頂期の1957年~1960年を監獄生活で棒に振った事。
当アルバムの演目は全てタッド・ダメロンによる作曲。
特に 「ソウルトレーン (Soultrane)」 はジョン・コルトレーンのために書かれた曲。
1956年はジョン・コルトレーンが急成長した年、翌年には「Lush Life」「Traneing In」「Blue Train」をリリースしている。
僅かの間に劇的に進歩したジョン・コルトレーン、一方知名度が低かったタッド・ダメロンだがジョン・コルトレーンが有名になった事で連鎖的に少しではあるが知名度が上がったが、やはり過小評価は拭(ぬぐ)いされない。
(青木高見)





Thelonious Monk - John Coltrane / Thelonious Monk With John Coltrane (OJCCD-039-2) Thelonious Monk - John Coltrane / Thelonious Monk With John Coltrane (OJCCD-039-2)

「ジャズ/セロニアス・モンク」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ジョン・コルトレーン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded :
April 12, 1957
June 26, 1957

Personnel :
Thelonious Monk (p)
John Coltrane (ts)
Ray Copeland (tp) #03
Gigi Gryce (as) #03
Coleman Hawkins (ts) #03
Wilbur Ware (b)
Shadow Wilson (ds) #01-02, #04
Art Blakey (ds) #03

Song name :
01. Ruby, My Dear
02. Trinkle, Tinkle
03. Off Minor
04. Nutty
05. Epistrophy

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1957年4月12日と6月26日の録音、ジャズランド(Jazzland)JLP46、6曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語解説書、6曲入り。
メンバーはピアノがセロニアス・モンク、テナーサックスがジョン・コルトレーンとコールマン・ホーキンス、トランペットがレイ・コープランド、アルトサックスがジジ・グライス、ベースがウィルバー・ウェア、ドラムがシャドー・ウィルソンとアート・ブレイキー。
セロニアス・モンクとジョン・コルトレーンの歳の差はセロニアス・モンクが9才上。
リリースの経緯は当時マイルス・ディヴィスのバンドに在籍していたジョン・コルトレーンは、まだそれほど上手くはなかった、むしろ下手(へた)だった。
まして薬に手を出し遅刻や演奏放棄など、ひどくなる一方だった事に腹を立てたマイルス・ディヴィスはジョン・コルトレーンを首にした。
行き場を失ったジョン・コルトレーンをセロニアス・モンクが自分のバンドに誘うというか、救いの手を差しのべた。
ここにセロニアス・モンクの優しくも寛大な性格が表れている。
このバンドに入った事がジョン・コルトレーンの運命を大きく変える事になる。
ここでセロニアス・モンクはジョン・コルトレーンにモンク流の理論を全て教えたとされる。
改心したジョン・コルトレーンは異常ともいえる猛練習の末、グングン上達する。
やがて、それはマイルス・ディヴィスの耳にも入り再び呼び戻される。
この時、やはり偉かったのはセロニアス・モンク。
育てたジョン・コルトレーンを引き抜かれても一言も文句を言わなかった。
以後マイルス・ディヴィスとジョン・コルトレーン・コンビの快進撃が始まりマイルス・ディヴィス・バンドの黄金期を築いていく。
このアルバムはメキメキと力を付けていく直前のジョン・コルトレーンと前年にアルバム「Brilliant Corners」をリリースした絶頂期のセロニアス・モンクの共演を聴く事ができる。
ジョン・コルトレーンがセロニアス・モンクの考える音楽を完全に理解している事がわかる。
(青木高見)





John Coltrane / Coltrane (OJCCD-020-2) John Coltrane / Coltrane (OJCCD-020-2)

Recorded : May 31, 1957

Personnel :
John Coltrane (ts)
Johnnie (Johnny) Splawn (tp) #01, #04-06
Sahib Shihab (bs) #01, #04, #06
Red Garland (p) #01-03
Mal Waldron (p) #04-06
Paul Chambers (b)
Albert Heath (ds)

Song name : 01. Bakai
02. Violets For Your Furs
03. Time Was
04. Straight Street
05. While My Lady Sleeps
06. Chronic Blues

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1957年5月31日の録音、プレスティッジ(Prestige)LP 7105番、6曲入り。
CDは発売元OJC、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り、初リーダー作。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、レッド・ガーランドとマル・ウォルドロン、トランペットのジョニー・スプローン、バリトン・サックスのサヒブ・シハブ、ベースのポール・チェンバース、ドラムのアルバート・ヒース。
マイルス・ディヴィスのバンドを首になったヘタクソのジョン・コルトレーンが見事に返り咲いた。 それもジャズ史を塗り替える程の尋常ならざる上達をして現れた。
当然この瞬間を逃すまいとプレスティッジは積極的に売り出そうとした。
その証拠にジャケットの右上に、こう記述した。
「John Coltrane... a major voice in the Miles Davis Quintet... the NEW tenor saxophone STAR」
「マイルス・デイヴィス・クインテットの主要な声... 新しいテナー・サックス・スター、ジョン・コルトレーン」とある。
音が出た一瞬で濃厚なジャズの香りに空気が一変する。
(青木高見)





John Coltrane / Lush Life (OJCCD-131-2) John Coltrane / Lush Life (OJCCD-131-2)

Recorded :
May 3, 1957
August 16, 1957
January 10, 1958

Personnel :
John Coltrane (ts)
Red Garland (p) #04, #05
Donald Byrd (tp) #04
Earl May (b) #01, #02, #03
Paul Chambers (b) #04, #05
Louis Hayes (ds) #04
Albert Heath (ds) #05
Art Taylor (ds) #01-03

Song name :
01. Like Someone In Love
02. I Love You
03. Trane's Slo Blues
04. Lush Life
05. I Hear a Rhapsody

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1957年5月3日、8月16日、1958年1月10日の録音、プレスティッジ(Prestige)P-7188番、5曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、ジョー・ゴールドバーグ(Joe Goldberg)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがレッド・ガーランド、トランペットがドナルド・バード、ベースがアール・メイ、ポール・チェンバース、ドラムがルイ・ヘイズ、アルバート・ヒース、アート(アーサー)・テイラー。
演目ごとに共演者が違う、中でも数曲はピアノレスでジョン・コルトレーンジョン・コルトレーンの意気込みを感じる。
1957年、マイルス・デイヴィスのバンドを退団してセロニアス・モンクのバンドに加わった。
そこでセロニアス・モンクから得たものが開花する。
あのセロニアス・モンクがジョン・コルトレーンに何を教えたのかを知りたい。
今でも多くの評が錯綜し、どれ一つ取ってもユニークで、その話題だけでも楽しめる。
(青木高見)





John Coltrane / Traneing In (OJCCD-189-2) John Coltrane / Traneing In (OJCCD-189-2)

Recorded : August 23, 1957

Personnel :
John Coltrane (ts)
Red Garland (p)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Traneing In
02. Slow Dance
03. Bass Blues
04. You Leave Me Breathless
05. Soft Lights And Sweet Music

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1957年8月23日の録音、プレスティッジ(Prestige)7123番、5曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがレッド・ガーランド、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー。
音が鳴った一瞬、濃厚なハード・バップの空気が流れる。
ゴールデン・リズム・セクションと呼ばれる最高峰のバックにジョン・コルトレーンのワンホーン。
ほかのミュージシャンのサックスを聴いたあと、このアルバムを聴くと、いかに完成度がに髙いかわかる。
一般的に活動期が大きく4期に大別される。
①前期(1946年~1958年)
②中期(1959年~1961年)
③後期(1962年~1964年)
④フリー・ジャズ期(1965年~1967年)
当アルバムは前期に当たる。
僅かの間に、どうして、こんなに急成長できるのだろう。
(青木高見)





John Coltrane / Blue Train (CDP 7 46095 2) John Coltrane / Blue Train (CDP 7 46095 2)

Recorded : September 15, 1957

Personnel :
John Coltrane (ts)
Kenny Drew (p)
Lee Morgan (tp)
Curtis Fuller (tb)
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
1. Blue Train
2. Momment's Notice
3. Locomotion
4. I'm Old Fashioned
5. Lazy Bird

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1957年9月15日の録音、ブルーノート(Blue Note)1577番、5曲入り。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、ロバート・レヴィン(Robert Levin)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがケニー・ドリュー、トランペットがリー・モーガン、トロンボーンがカーティス・フラー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがフィリー・ジョー・ジョーンズ。
ブルーノート社主のアルフレッド・ライオンは当初ジョン・コルトレーンと専属契約しようと考えていた。
ところがジョン・コルトレーンはプレスティッジ・レコードと契約してしまう。
アルフレッド・ライオンは悔しがったとされる、一方ジョン・コルトレーンは約束を果たすため収録を行う。
余裕のあるリハーサル、演奏の全てをジョン・コルトレーンに、ゆだねた結果が良い結果になった。
これがブルーノート・レーベルから唯一のリーダー作。
この時期のジョン・コルトレーンは名実ともに目覚ましく発展していく時期。
ブルーノート専属の百戦錬磨の共演者にも耳を傾けたい。
(青木高見)





Red Garland - John Coltrane / High Pressure (OJCCD-349-2) Red Garland - John Coltrane / High Pressure (OJCCD-349-2)

「ジャズ/レッド・ガーランド」のリーダーアルバム扱いとしています。  →
「ジャズ/ジョン・コルトレーン」のリーダーアルバム扱いとしています。  →

Recorded :
November 15, 1957
December 13, 1957

Personnel :
Red Garland (p)
John Coltrane (ts)
Donald Byrd (tp)
George Joyner (b)
Art Taylor (ds)

Song name : 
01. Soft Winds
02. Solitude
03. Undecided
04. What Is There To Say
05. Two Bass Hit

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : レッド・ガーランド(Red Garland 出生名:William McKinley Garland, Jr. 1923年5月13日~1984年4月23日)はアメリカ合衆国テキサス州ダラス出身のジャズ・ピアニスト。
ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1957年11月15日、12月13日の録音、プレスティッジ(Prestige)PRLP7209番、5曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、ジョー・ゴールドバーグ(Joe Goldberg)氏による英語ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーはピアノがレッド・ガーランド、テナーサックスがジョン・コルトレーン、トランペットがドナルド・バード、ベースがジョージ・ジョイナー(ジャミール・ナッサー)、ドラムがアート・テイラー。
ベースのジョージ・ジョイナー(ジャミール・ナッサー)は、BBキングのバックを勤めた後、ジャズに転向した。
ポンポンいうベースが変に耳に残る、個人的にはポール・チェンバースに入ってほしかった。
とは言えジャズは「ないものねだり」は禁物。
(青木高見)





Ray Draper / Featuring John Coltrane (VICJ-2149) Ray Draper - John Coltrane / Featuring John Coltrane (VICJ-2149)

「ジャズ/レイ・ドレイパー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ジョン・コルトレーン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : December 20, 1957

Personnel :
Ray Draper (tuba)
John Coltrane (ts) #01-05
Gil Coggins (p)
Spanky DeBrest (b)
Larry Rritchie (ds)
 
Song name :
01. Clifford's Kappa
02. Filidé
03. Two Sons
04. Paul's Pal
05. Under Paris Skies
06. I Hadn't Anyone Till You

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : レイ・ドレイパー(Ray Draper 出生名:Raymond Allan Draper 1940年8月3日~1982年11月1日)はアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク生まれのジャズ・チューバ奏者、作曲家。
ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
レイ・ドライパー、レイ・ドレイパー読み方が色々。
LPは1957年12月20日の録音、ニュー・ジャズ(New Jazz)8228番、6曲入り。
CDは発売元がビクター・エンタテインメント株式会社、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、大和明氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーはチューバがレイ・ドレイパー、テナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがギル・コギンス、ベースがスパンキー・デブレスト、ドラムがラリー・リッチー。
レイ・ドレイパーの知名度が低いのは60年~70年と薬物で活動時期を失った。
シャバに出て今度は子供の銀行強盗に拳銃で撃たれ実に不遇としか言いようがない。
当アルバムの目玉は何と言ってもジョン・コルトレーンの参加。
演奏は絶頂期のジョン・コルトレーンと渡り合ったチューバ。
象の鳴き声みたいな少し間の抜けた「パォー」とブリブリのジョン・コルトレーンのコントラストの異様さ。
5曲目「Under Paris Skies 邦題:パリの空の下」はフラン映画の「望郷」の主題歌。
(青木高見)





John Coltrane / Soultrane (OJCCD-021-2) John Coltrane / Soultrane (OJCCD-021-2)

Recorded : February 7, 1958

Personnel :
John Coltrane (ts)
Red Garland (p)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)

Song name : 01. Good Bait
02. I Want To Talk About You
03. You Say You Care
04. Theme For Ernie
05. Russian Lullaby

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1958年2月7日の録音、プレスティッジ(Prestige)7142番、5曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがレッド・ガーランド、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー。
この時期のジョン・コルトレーンの特徴になりはじめる「シーツ・オブ・サウンド」が出始める。
「シーツ・オブ・サウンド」とはメロディが隙間なく吹かれ、敷き詰められたシーツに例えた事に由来する。
そしてジョン・コルトレーンならではのバラードも特徴になる、当アルバムでは2曲目「I Want To Talk About You」、4曲目「Theme For Ernie」が聴ける。
話は飛ぶが1971年から2006年にアメリカで放映されたソウル、ダンス音楽番組の「Soul Train」の「トレイン(Train)」は「電車」。
当アルバム・タイトルはスペルが違うが「Coltrane」「trane」を、かけている。
(青木高見)





John Coltrane / Standard Coltrane (OJCCD-246-2) John Coltrane / Standard Coltrane (OJCCD-246-2)

Recorded : July 11, 1958

Personnel :
John Coltrane (ts)
Wilbur Harden (tp, flh)
Red Garland (p)
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb (ds)

Song name :
01. Don't Take Your Love From Me
02. I'll Get By
03. Spring Is Here
04. Invitation

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
ウィルバー・ハーデン(Wilbur Harden 1924年12月31日~1969年6月10日)はアメリカ合衆国アラバマ州バーミンガム生まれのジャズ・トランペット、フリューゲルホルン奏者。
LPは1958年7月11日の録音、プレスティッジ(Prestige)PR 7243番、4曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、ロバート・レヴィン(Robert Levin)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、4曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがレッド・ガーランド、トランペットとフリューゲル・ホーンがウィルバー・ハーデン、ベースがポール・チェンバース、ドラムがジミー・コブ。
物事全てに言えるが、最初は普通でも、むしろ劣っていても、人生の後半からメキメキ腕を上げる人がいる。
ジョン・コルトレーンは、その典型でマイルス・デイヴィスと一緒にやっていた頃、あまりの下手さに評論家から「超ヘタ」のレッテルを貼られた逸話がある。
それが押しも押されぬジャズ界の巨匠になるのには天性に加え命賭けの修練があったに違いない。
このアルバムは以下の4大別の活動期、前期の終わりにさしかかる。
①前期(1946年~1958年)
②中期(1959年~1961年)
③後期(1962年~1964年)
④フリー・ジャズ期(1965年~1967年)
4曲目のブロニスラウ・ケイパー作曲「インビテーション(Invitation)」は渾身のジョン・コルトレーンとレッド・ガーラン・トリオ。
「インビテーション(Invitation)」タイトル・アルバムに「アンドリュー・ヒル(Andrew Hill)」「アル・ヘイグ(Al Haig)」がある。
演奏は、これが同じ曲かと思えるほど雰囲気が違う。
このレベルのジャズマンになると個性が際立ち、聴き比べが楽しくなってくる。
(青木高見)





John Coltrane / Stardust (UCCO-9041) John Coltrane / Stardust (UCCO-9041)

Song number, Recorded :
#01, #03 Rec:July 11, 1958
#02, #04 Rec:December 26, 1958

Release : July 1963

Personnel :
John Coltrane (ts)
Red Garland (p)
Wilbur Harden (flh) #01
Wilbur Harden (tp) #03
Freddie Hubbard (tp) #04
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb (ds) #01, #03,
Art Taylor (ds) #02, #04,

Song name :
01. Stardust
02. Time After Time
03. Love Thy Neighbor
04. Then I'll Be Tired of You

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1958年7月11日・12月26日の録音、プレスティッジ(Prestige)PR 7268番、4曲入り。
CDは制作元がユニバーサル・クラシックス&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック株式会社、ロバート・レヴィン(Robert Levin)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、FK氏によるプレスティッジ(Prestige)コメントの和訳、4曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがレッド・ガーランド、トランペットがウィルバー・ハーデンとフレディ・ハバード、ベースがポール・チェンバース、ドラムがジミー・コブ、アート・テイラー。
ジャズでは倉庫に眠っていた音源が発見され、時が経ってリリースされるケースが多い。
リスナーとしては聴きたい。
ここではバラードに更に新境地を開いた燻(いぶ)し銀のジョン・コルトレーンが聴ける。
(青木高見)





John Coltrane / Bahia (OJCCD-415-2) John Coltrane / Bahia (OJCCD-415-2)

Song number, Recorded :
#03-04 Rec:July 11, 1958
#01-02, #05 Rec:December 26, 1958

Personnel :
John Coltrane (ts)
Red Garland (p) #01, #03-05
Wilbur Harden (flh, tp) #03-05
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds) #01-02, #05
Jimmy Cobb (ds) #03-04

Song name :
01. Bahia
02. Goldsboro Express
03. My Ideal
04. I'm a Dreamer, Aren't We All
05. Something I Dreamed Last Night

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1958年7月11日・12月26日の録音、プレスティッジ(Prestige)7353番、5曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、ロバート・レヴィン(Robert Levin)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがレッド・ガーランド、トランペットがウイルバー・ハーデン、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー、ジミー・コブ。
アルバム・タイトルで1曲目は「バイア」もしくは「バイーア」と読む、ブラジルの作曲家アリ・バホーゾ(Ary Barroso)のカヴァー。
1958年はジョン・コルトレーンのアルバム・ラッシュ期。
次から次へとリリースされ、凄いのはどの作品もハイレベルな事。
節目となるアルバム「ジャイアントステップ(Giant Steps)(アトランティック・レーベル)」リリースする直前なので前哨戦といった感じ。
目まぐるしく変貌していくジョン・コルトレーン、ここではシーツ・オブ・サウンドの断片、精神探求へと進む微妙な香り、全てが、これから始まる序曲。
(青木高見)





Milt Jackson - John Coltrane/ Bags and Trane (Atlantic Jazz 1368-2) Milt Jackson - John Coltrane/ Bags and Trane (Atlantic Jazz 1368-2)

「ジャズ/ミルト・ジャクソン」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ジョン・コルトレーン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : January 15, 1959

Personnel :
Milt Jackson (vib)
John Coltrane (ts)
Hank Jones (p)
Paul Chambers (b)
Connie Kay (ds)

Song name :
01. Stairway to the Stars [Bonus Track]
02. The Late Late Blues
03. Bags and Trane
04. Three Little Words
05. The Night We Called It a Day
06. Be-Bop
07. Blues Legacy [Bonus Track]
08. Centerpiece [Bonus Track]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ミルト・ジャクソン(Milt Jackson 1923年1月1日~1999年10月9日)はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・ビブラフォン奏者。
ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
CDは1959年1月15日の録音、アトランティック・ジャズ・レーベルからのリリース、輸入盤、チャールズ・ハリス・ガリーグ(Charles Harris Garrigues)氏による英語解説書付き、8曲入り。
メンバーはビブラフォンがミルト・ジャクソン、テナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがハンク・ジョーンズ、ベースがポール・チェンバース、ドラムがコニー・ケイ。
この時期ミルト・ジャクソンは1959年8月~1960年1月にMJQ名義のアルバム「Modern Jazz Quartet (MJQ)/ピラミッド(Pyramid)」を制作、そのほか多くのミュージシャン・アルバムと精力的に共演をこなしている。
ジョン・コルトレーンは1959年4月・5月・12月に同じくアトランティック・ジャズ・レーベルから個人名義「John Coltrane / Giant Steps」をリリース、翌年に「Coltrane Jazz」「My Favourite Things」へと変貌を遂げていく。
当アルバムは見逃しがちな1枚だが、この時期のミルト・ジャクソンとジョン・コルトレーンの共演という事が貴重。
またアトランティック・ジャズ・レーベルという事でブルーノートやプレスティッジにはない硬質な音、音像定位、全体のバランスが聴きどころ。
(青木高見)





John Coltrane / Giant Steps (AMCY-1001) John Coltrane / Giant Steps (AMCY-1001)

Song number, Recorded :
#08-10 Rec:April 1, 1959
#03-04, #11 Rec:May 4, 1959
#01-02, #05, #07, #12-13 Rec:May 5, 1959
#06 Rec:December 2, 1959

Personnel :
John Coltrane (ts)
Paul Chambers (b)
Tommy Flanagan (p) #01-05, #07, #11-13,
Art Taylor (ds) #01-05, #07, #11-13,
Ceder Walton (p) #08-09, #10
Lex Humphries (ds) #08-10
Wynton Kelly (p) #06,
Jimmy Cobb (ds) #06

Song name : 01. Giant Steps
02. Cousin Mary
03. Countdown
04. Spiral
05. Syeeda's Song Flute
06. Naima
07. Mr.P.C.
08. Giant Steps [*]
09. Naima [*]
10. Like Sonny [*]
11. Countdown [*]
12. Cousin Mary [*]
13. Syeeda's song Flute [*]
[*:CD only Bonus tracks]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1959年4月・5月・12月の録音、アトランティック(Atlantic)SD 1311番、7曲入り。
CDは発売元が株式会社イーストウエスト・ジャパン、販売元が株式会社ワーナーミュージック・ジャパン、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、高井文夫氏による日本語解説、8~13曲目の6曲が追加され全13曲入り。
メンバーは。
8~10曲目、テナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがシダー・ウォルトン、ペースがポール・チェンバース、ドラムがレックス・ハンフリーズ。
1~5、7、11~13曲目、テナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがトミー・フラナガン、ペースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー。
6曲目、テナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがウイントン・ケリー、ペースがポール・チェンバース、ドラムがジミー・コブ。
ジョン・コルトレーンのアトランティック・ジャズ・レーベルからのリーダー作第1弾。
資料によるとアトランティック・レーベルはコルトレーンのため入念な準備をしたという。
それに答えるジョン・コルトレーンは十分に準備をして気合十分で望む。
共演者は複雑な曲に大変な苦労したという。
一音一音コードが目まぐるしく変わり、それが高速で進行していく。
ジョン・コルトレーンは演奏に納得がいかず、メンバーが替っているのはその為だとされる。
個人的には別テイクが入っている演奏が聴きたくてCDに買い替えた。
恐ろしい程のジョン・コルトレーンの情念が表面化した瞬間が記録されている。
そろそろ「イッちゃいはじめる」ジョン・コルトレーン話題の1枚。





John Coltrane / Coltrane Jazz (1354-2) John Coltrane / Coltrane Jazz (1354-2)

Song number, Recorded :
#01, #07, #10 Rec:November 24, 1959
#02 Rec:October 21, 1960
#09 Rec:April 1st, 1959
#03-06, #08 Rec:December 2, 1959

Song number, Song name, Personnel :
01. Little Old Lady
07. I'll Wait And Pray
10. I'll Wait And Pray [Alternate Take]
John Coltrane (ts)
Wynton Kelly (p)
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb (ds)

02. Village Blues
John Coltrane (ts)
McCoy Tyner (p)
Steve Davis (b)
Elvin Jones (ds)

09. Like Sonny [Alternate Take]
John Coltrane (ts)
Cedar Walton (p)
Paul Chambers (b)
Lex Humphries (ds)

03. My Shining Hour
04. Fifth House
05. Harmonique
06. Like Sonny
08. Some Other Blues
John Coltrane (ts)
Wynton Kelly (p)
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb (ds)

Song name :
01. Little Old Lady
02. Village Blues
03. My Shining Hour
04. Fifth House
05. Harmonique
06. Like Sonny
07. I'll Wait And Pray
08. Some Other Blues
09. Like Sonny [Alternate Take]
10. I'll Wait And Pray [Alternate Take]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは録音日は1曲目1959~1960年の録音、アトランティック(Atlantic)1354番、8曲入り。
CDは発売元アトランティック(Atlantic)、輸入盤、ジタ・カルノ(Zita Carno)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、9~10曲目の2曲が追加され全10曲入り。
メンバーは。
1、3~8、10曲目、テナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがウイントン・ケリー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがジミー・コブ。
2曲目、テナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがマッコイ・タイナー、ベースがスティーヴ・デイヴィス、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ。
9曲目、テナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがシダー・ウォルトン、ベースがポール・チェンバース、ドラムがレックス・ハンフリーズ。
CD化で追加された7、10曲目の「I'll Wait And Pray」はメンバー違いで聴きどころ。
 1960年、ジョン・コルトレーンは自身のレギュラー・カルテットを結成し初録音となる。
この時の録音が1961年リリースの「コルトレーン・ジャズ」「マイ・フェイヴァリット・シングス」。
翌1962年にブルース演奏を集めた「コルトレーーン・プレイズ・ブルース」。
1964年に残りの演奏を集めた「コルトレーンズ・サウンド(夜は千の目を持つ)」。
以上4枚が「コルトレーン・マラソン・セッション」とされる。
 一般的にジョン・コルトレーンの活動期は大きく以下の4期に大別される。
①前期(1946年~1958年)
②中期(1959年~1961年)
③後期(1962年~1964年)
④フリー・ジャズ期(1965年~1967年)
本作は②の演奏で③へ移行する直前の時期になる。
この②の時期のジョン・コルトレーンを聴かないで、初めて③の後期を聴いてしまうと違った印象を持ってしまう。
以下、演目の作曲者。
01. Little Old Lady / Hoagy Carmichael, Stanley Adams
02. Village Blues / John Coltrane
03. My Shining Hour / Harold Arlen and Johnny Mercer
04. Fifth House / John Coltrane
05. Harmonique / John Coltrane
06. Like Sonny / John Coltrane
07. I'll Wait And Pray / George Treadwell, Jerry Valentine
08. Some Other Blues / John Coltrane
09. Like Sonny (Alternate Take) / John Coltrane
10. I'll Wait And Pray (Alternate Take) / George Treadwell, Jerry Valentine
(青木高見)





John Coltrane / My Favourite Things (1361-2) John Coltrane / My Favourite Things (1361-2)

Song number, Recorded :
#01 Rec:October 21, 1960
#03 Rec:October 24, 1960
#02, #04 Rec:October 26, 1960

Personnel :
John Coltrane (ts, ss)
McCoy Tyner (p)
Steve Davis (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. My Favorite Things
02. Ev'rytime We Say Goodbye = Everytime We Say Goodbye
03. Summertime
04. But Not For Me

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは録音日は1曲目1960年10月21日、2、4曲目1960年10月26日、3曲目1960年10月24日、アトランティック(Atlantic)1361番、4曲入り。
CDは発売元アトランティック(Atlantic)、輸入盤、ビル・コス(Bill Coss)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、4曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがマッコイ・タイナー、ベースがスティーヴ・デイヴィス、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ。
1曲目「マイ・フェイヴァリット・シングス(My Favorite Things)」は、JRの京都キャンペーンのテレビCM「そうだ京都に行こう」のBGMに採用された。
多分、ディレクターがジャズ好きか、ジョン・コルトレーン好きかが想像できる。
多くの評論や解説書などでは当アルバムが代表作として推薦されている。
特にジャズの入門用に買うべき1枚にもなっているが本当は奥が深く入門どころではない。
 1960年、ジョン・コルトレーンは自身のレギュラー・カルテットを結成し初録音となる。
この時の録音が1961年リリースの「コルトレーン・ジャズ」「マイ・フェイヴァリット・シングス」。
翌1962年にブルース演奏を集めた「コルトレーーン・プレイズ・ブルース」。
1964年に残りの演奏を集めた「コルトレーンズ・サウンド(夜は千の目を持つ)」。
以上4枚が「コルトレーン・マラソン・セッション」とされる。
 一般的にジョン・コルトレーンの活動期は大きく以下の4期に大別される。
①前期(1946年~1958年)
②中期(1959年~1961年)
③後期(1962年~1964年)
④フリー・ジャズ期(1965年~1967年)
本作は②の演奏で③へ移行する直前の時期になる。
この②の時期のジョン・コルトレーンを聴かないで、初めて③の後期を聴いてしまうと違った印象を持ってしまう。
(青木高見)





John Coltrane / Coltrane Plays The Blues (WPCR-29060) John Coltrane / Coltrane Plays The Blues (WPCR-29060)

Recorded : October 24, 1960

Personnel :
John Coltrane (ss, ts)
McCoy Tyner (p)
Steve Davis (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. Blues To Elvin
02. Blues To Bechet
03. Blues To You
04. Mr. Day
05. Mr. Syms
06. Mr. Knight
07. Untitled Origional (Bonus Track For CD Only)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1960年10月24日の録音、発売元がアトランティック(Atlantic)1382番、6曲入り。
以下、LPの演目。
A1. Blues To Elvin
A2. Blues To Bechet
A3. Blues To You
B1. Mr. Day
B2. Mr. Syms
B3. Mr. Knight
CDは発売元がワーナーミュージック・ジャパン、ジョー・ゴールドバーグ(Joe Goldberg)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、杉田宏樹氏による日本語解説、7曲目が追加され全7曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがマッコイ・タイナー、ベースがスティーヴ・デイヴィス、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ。
 1960年、ジョン・コルトレーンは自身のレギュラー・カルテットを結成し初録音となる。
この時の録音が1961年リリースの「コルトレーン・ジャズ」「マイ・フェイヴァリット・シングス」。
翌1962年にブルース演奏を集めた「コルトレーーン・プレイズ・ブルース」。
1964年に残りの演奏を集めた「コルトレーンズ・サウンド(夜は千の目を持つ)」。
以上4枚が「コルトレーン・マラソン・セッション」とされる。
 一般的にジョン・コルトレーンの活動期は大きく以下の4期に大別される。
①前期(1946年~1958年)
②中期(1959年~1961年)
③後期(1962年~1964年)
④フリー・ジャズ期(1965年~1967年)
本作は②の演奏で③へ移行する直前の時期になる。
この②の時期のジョン・コルトレーンを聴かないで、初めて③の後期を聴いてしまうと違った印象を持ってしまう。
(青木高見)





John Coltrane / Coltrane's Sound (AMCY-1006) John Coltrane / Coltrane's Sound (AMCY-1006)

Song number, Recorded :
#02, #04, #06, #08 Rec:October 24, 1960
#01, #03, #05, #07 Rec:October 26, 1960

Personnel :
John Coltrane (ts, ss)
McCoy Tyner (p)
Steve Davis (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. The Night Has A Thousand Eyes
02. Central Park West
03. Liberia
04. Body And Soul
05. Equiniox
06. Satellite
07. 26-2 (CD only bonus tracks)
08. Body And Soul (CD only bonus tracks)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1960年10月24日・26日の録音、アトランティック(Atlantic)1419番、6曲入り、邦題「夜は千の目を持つ」。
CDは発売元がMMG、ラルフ・ジョセフ・グリーソン(Ralph Joseph Gleason)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、悠雅彦氏による日本語解説、7、8曲目の2曲が追加され全8入り。
メンバーはメンバーはソプラノサックス、テナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがマッコイ・タイナー、ベースがスティーヴ・デイヴィィス、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ。
1960年、ジョン・コルトレーンは自身のレギュラー・カルテットを結成した。
1960年10月21日・24日・26日の収録では、このレギュラー・カルテット初録音となった。
この時の録音が1961年リリースの「コルトレーン・ジャズ」「マイ・フェイヴァリット・シングス」。
翌1962年にブルース演奏を集めた「コルトレーーン・プレイズ・ブルース」。
そして1964年には残りの演奏を集めた当アルバム「コルトレーンズ・サウンド(邦題:夜は千の目を持つ)」となる。
数日間に、これだけ収録すれば、普通は駄作が出るがジョン・コルトレーンには当てはまらない。
1曲1曲の粒立ちのよさ、全曲レベルが一定以上、集中力全開、全て覚醒レベル。
緻密、緊張感、張り、艶、つまりジャズの全ての要素が詰(つ)まっている。
アルバム・ジャケットの話だが、イラストを書いたのは「マーヴィン・イスラエル(Marvin Israel)」という人。
1960年にアトランティック・レコードのアート・ディレクターになった経緯で採用されたというがイラスト・イメージは正直、ミイラみたいで怖い。
ソニー・スティットのアルバム「Stitt Plays Bird」もこの人のイラストで「気持ち悪いから買わない!」で、これで、かなり損をしてる。
「マイ・フェイヴァリット・シングス(My Favourite Things)」っぽかったら、もっと人気が出ただろう。
(青木高見)





John Coltrane / Africa Brass Volume 1 and 2 (MCAD-42001) John Coltrane / Africa Brass Volume 1 John Coltrane / Africa Brass Volume 2 John Coltrane / Africa Brass Volume 1 and 2 (MCAD-42001)

Song number, Recorded :
[Africa Brass Volume 1]
#02 Rec:May 23, 1961
#01-03 Rec:June 4, 1961
[Volume 2]
#04-05 Rec:May 23, 1961
#06 Rec:June 7, 1961

Song number, Personnel :
John Coltrane (ts)
McCoy Tyner (p)
Booker Little (tp) #01-03, #06
Freddie Hubbard (tp) #01-03
Donald Corrado (french-horn) #06
Julius Watkins (french-horn) #06
Bob Northern (french-horn) #06
Robert Swissel (french-horn) #06
Eric Dolphy (as, bcl, fl) #01-03, #06
Pat Patrick (bs) #06
Carl Bowman (euphonium) #06
Britt Woodman (tb) #06
Charles Greenlee (tb) #01-03
Julian Priester (tb, btb) #01-03
Bill Barber (tuba) #06
Art Davis (b) #06
Jimmy Garrison (b) #04-#05
Paul Chambers (b) #01-03
Reggie Workman (b) #01-03, #06
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. Africa
02. Greensleeves
03. Blues Minor
04. Song of the Underground Railroad
05. Greensleeves
06. Africa

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPでは当初「Africa Brass Volumes 1」「Africa Brass Volumes 2」と分かれて発売された。
後にCD化され当アルバムの1枚にまとめられた。
CDは1961年5月23日・6月4日・7日の録音、発売元がインパルス(Impulse!)MCAD-42001、輸入盤、ドム・セルッリ(Dom Cerulli)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがマッコイ・タイナー、トランペットがブッカー・リトル、フリューゲル・ホーンがジュリアス・ワトキンス、ボブ・ノーザン、アルトサックスがエリック・ドルフィー、チューバがビル・バーバー、ベースがレジー・ワークマン、ドラムがエルビン・ジョーンズほか大勢。
共演者が多いのと、この時期のアフリカへの傾倒が強くタイトルはズバリ「Africa Brass」。
注目すべきはアルバム「バラード」が同じ年という事、雰囲気が違い過ぎて、にわかに信じられない。
演奏はジョン・コルトレーンの統制下、エリック・ドルフィー、ブッカー・リトル、フレディー・ハバードなどの強豪もブラスセクションの一員になりソロは与えられていない。
あのマッコイ・タイナー、エルビン・ジョーンズでさえアンサンブルの一員に収まっている。
ちなみに4曲目「Song of the Underground Railroad」とは19世紀に奴隷が北部やカナダに逃亡するのを助けた列車の名前。
2曲目「Greensleeves」は一服の清涼剤。
(青木高見)





John Coltrane / Ballads (MCA/IMPULSE MCAD-5885) John Coltrane / Ballads (MCA/IMPULSE MCAD-5885)

Recorded :
December 21, 1961
November 13, 1962

Personnel :
John Coltrane (ts)
McCoy Tyner (p)
Jimmy Garrison (b)
Elvin Jones (ds)

Song name : 01. Say It (Over And Over Again)
02. You Don't Know What Love Is
03. Too Young To Go Steady
04. All Or Nothing At All
05. I Wish I Knew
06. What's New?
07. It's Easy To Remember
08. Nancy (With The Laughing Face)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント :  メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1961年12月21日と1962年11月13日の録音、インパルス(Impulse!)AS-32番、8曲入り。
CDは発売元MCA/インパルス(Impulse!)、輸入盤、ジーン・リーズ(Gene Lees)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがマッコイ・タイナー、ベースがジミー・ギャリソン、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ。
ジャズで「バラード」の代名詞にもなった名盤。
「史上最強のワンホーン・バラード」とされるが意外な逸話がある。
それはプロデュサーのボブ・シールが無理やりヤラセた企画だった。
演奏内容から選曲、曲順と全てがプログラムされ、個人のやりたい事が一切封じられた。
たしかに聴いていると憂鬱なテンポに嫌気がさしたエルヴィン・ジョーンズが爆発する一瞬がある。
いずれにしても、ジョン・コルトレーンの並外れた統率力、メンバーの技量が見事に開花した。
アルバム人気は高く、今でも売れ続けているアルバム。
(青木高見)





>Duke ellington and John Coltrane / Duke ellington and John Coltrane (MVCI-23009) Duke ellington - John Coltrane / Duke ellington - John Coltrane (MVCI-23009)

「ジャズ/デューク・エリントン」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ジョン・コルトレーン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : September 26, 1962

Song number, Song name, Personnel :

01. In A Sentimental Mood
Duke Ellington (p)
John Coltrane (ts)
Aaron Bell (b)
Elvin Jones (ds)

02. Take the Coltrane
Duke Ellington (p)
John Coltrane (ts, ss)
Jimmy Garrison (b)
Elvin Jones (ds)

03. Big Nick
Duke Ellington (p)
John Coltrane (ts, ss)
Jimmy Garrison (b)
Elvin Jones (ds)

04. Stevie
Duke Ellington (p)
John Coltrane (ts)
Aaron Bell (b)
Sam Woodyard (ds)

05. My Little Brown Book
Duke Ellington (p)
John Coltrane (ts)
Aaron Bell (b)
Sam Woodyard (ds)

06. Angelica
Duke Ellington (p)
John Coltrane (ts, ss)
Jimmy Garrison (b)
Elvin Jones (ds)

07. The Feeling of Jazz
Duke Ellington (p)
John Coltrane (ts)
Aaron Bell (b)
Sam Woodyard (ds)

Song name :
01. In A Sentimental Mood
02. Take the Coltrane
03. Big Nick
04. Stevie
05. My Little Brown Book
06. Angelica
07. The Feeling of Jazz

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : デューク・エリントン(Duke Ellington 出生名:Edward Kennedy "Duke" Ellington 1899年4月29日~1974年5月24日)はアメリカ合衆国ワシントンD.C.生まれジャズの作曲家、ピアノ奏者、バンドリーダー。
ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1962年9月26日の録音、インパルス(Impulse!)A-30番、7曲入り。
CDはMCAビクター株式会社、販売元がビクター音楽産業株式会社、スタンリー・ダンス(Stanley Dance)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、星野秋男氏による日本語解説、7曲入り。
メンバーはピアノがデューク・エリントン、テナーサックスとソプラノサックスがジョン・コルトレーン、ベースがアーロン・ベルとジミー・ギャリソン、ドラムがエルヴィン(エルビン)・ジョーンズとサム・ウッドヤード。
デューク・エリントンとジョン・コルトレーンとの歳の差はデューク・エリントンが27歳年上。
目覚ましい進歩を遂げてたジョン・コルトレーンにリスペクトのピアノで迫る。
一方ジョン・コルトレーンは重鎮デューク・エリントンに対するリスペクトのサックス。
ここではいったんモードとシーツ・オブ・サウンドは控えたオーソドックスなテナーとソプラノで演奏。
後世の評価ではモードとシーツ・オブ・サウンドを出さなかった事が良かったか悪かったか賛否両論で湧いた。
と言う事で取り合えずリスナーとしては、デューク・エリントンとジョン・コルトレーンが共演したという事だけでも楽しめる。
(青木高見)





Johnny Hartman - John Coltrane / John Coltrane and Johnny Hartman (MVCI-23008) Johnny Hartman - John Coltrane / John Coltrane and Johnny Hartman (MVCI-23008)

「ジャズ/ジョニー・ハートマン」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ジョン・コルトレーン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Song number, Recorded :
#07 Rec: March 6, 1963
#01-06 Rec: March 7, 1963

Personnel :
Johnny Hartman (vo)
John Coltrane (ts)
McCoy Tyner (p)
Jimmy Garrison (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. They Say It's Wonderful
02. Dedicated To You
03. My One And Only Love
04. Lush Life
05. You Are Too Beautiful
06. Autumn Serenade
07. Vilia

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョニー・ハートマン(Johnny Hartman 1923年7月13日~1983年9月15日)はアメリカ合衆国ルイジアナ州ホーマ生まれのジャズ歌手。
ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
アルバムはジョニー・ハートマンとジョン・コルトレーン、。
LPは1963年3月6日・7日の録音、インパルス(Impulse!)A-40番。
CDは発売元が発売元がMCAビクター株式会社、販売元がビクター音楽産業株式会社、英語歌詞、青木啓氏による日本語解説書付き、全7曲入り。
メンバーはヴォーカルがジョニー・ハートマン、テナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがマッコイ・タイナー、ベースがジミーギャリソン、ドラムがエルヴィン(エルビン)・ジョーンズ。
演奏はジョン・コルトレーンのアルバム「バラード」の延長線上にジョニー・ハートマンが加わった。
2人の歳の差はジョニー・ハートマンの方が3歳上。
この時期のコルトレーンは4回の転換期の第3期にあって、1961年「アフリカ」「インプレションズ」をリリース。
その後1965年にはフリージャズに傾倒する直前に当たる。
ここではフリーの微塵のかけらもなく、全ては見事なまでにジョニー・ハートマンのバックに徹している。
ジョニー・ハートマンも力まずソフトでありながら芯のある低音で粛々と唄え上げる。
(青木高見)





John Coltrane / Crescent (UCCU-9613) John Coltrane / Crescent (UCCU-9613)

Song number, Recorded :
#02, #04-05 Rec:April 27, 1964
#01, #03 Rec:June 1, 1964

Personnel :
John Coltrane (ts)
McCoy Tyner (p)
Jimmy Garrison (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. Crescent
02. Wise One
03. Bessie's Blues
04. Lonnies Lament
05. The Drum Thing

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1964年4月27日・6月1日の録音、インパルス(Impulse!)A-66番、5曲入り。
CDは制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック株式会社、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、小川隆夫によるライナーノーツの一部の和訳、藤岡靖洋氏、岩浪洋三氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがマッコイ・タイナー、ベースがジミー・ギャリソン、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ。
演奏は全曲ジョン・コルトレーンの作曲で精神的境地に達してきたジャズ。
何気なく聴き流してもいいが、自分の心境、喜怒哀楽と合わせて聴くと刺さる。
ジョン・コルトレーンとは、こういうミュージシャンに変貌した事を実感する。
ちなみにアルバム・タイトル「クレッセント(Crescent)」は「三日月、新月」のこと。
音楽用語の「クレッシェンド」の語源でもあり「音量が徐々に大きくなること」、イタリア語で「成長する」を意味する。
(青木高見)





John Coltrane / A Love Supreme (MVCJ-19032) John Coltrane / A Love Supreme (MVCJ-19032)

Recorded : December 9, 1964

Personnel :
John Coltrane (ts)
McCoy Tyner (p)
Jimmy Garrison (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. Acknowledgement Part 1(承認)
02. Resolution Part 2 (決意)
03. Pursuance Part 3(追求)
04. Psalm Part 4(賛美)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1964年12月9日の録音、インパルス(Impulse!)A-77番、3曲入り。
CDは発売元がユニバーサル・ビクター株式会社、販売元がビクター・エンタテインメント株式会社、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)氏による英語オリジナル・コメント、藤岡靖洋氏・青木和富氏による日本語解説、3曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノのマッコイ・タイナー、ベースのジミー・ギャリソン、ドラムのエルヴィン・ジョーンズ。
ジョン・コルトレーンは活動期間が短いのに200枚を超えるアルバムをリリースした。
名実共に世界中で知名度ナンバーワンといえるミュージシャンとされる。
演奏が時代によって極端に違う、短期間にして激変した。
一般的に活動期が大きく4期に大別されている。
①前期(1946年~1958年)
②中期(1959年~1961年)
③後期(1962年~1964年)
④フリー・ジャズ期(1965年~1967年)
死後、半世紀近くになろうとしているが、プロ・アマ問わず最も話題が多い。
当アルバムは後期のフリー・ジャズ期との中間に位置する。
アルバム・ジャケットの怖(こわ)い顔が内容を象徴している。
音楽を越えた哲学的な意味合いのある演奏とさているが前知識や先入観など持って聴かないほうがいい。
まして、かしこまって聴きたくない。
各々(おのおの)が自分の感性で好きなように聴けばいい。
ライナーノーツにジョン・コルトレーンのコメントがある。
【ディア・リスナー、あらゆる幸せをもたらす神に祝福を
正しく神に仕え給え、これこそが真実の追求だ。
”求めれば与えられる”。
神を通してのみ、わたしたちは最も素晴らしいものを後世に伝える事ができる。】
以下、略。
思ったのは、グル、ジョン・コルトレーンに付き合わされたマッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、エルヴィン・ジョーンズらで完全に洗脳されている。
(青木高見)





John Coltrane / Transition (UCCI-9243) John Coltrane / Transition (UCCI-9243)

Song number, Recorded : #02 Rec:May 26, 1965
#01, #03 Rec:June 10, 1965

Personnel :
John Coltrane (ts)
McCoy Tyner (p)
Jimmy Garrison (b)
Elvin Jones (ds) #01, #03,
Roy Haynes (ds) #02,

Song name :
01. Transition
02. Dear Lord
03. Suite

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1965年5月26日・6月10日の録音、インパルス(Impulse!)AS-9195番、3曲入り。
CDは制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック合同会社、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、岡崎正氏による日本語解説、3曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがマッコイ・タイナー、ベースがジミー・ギャリソン、ドラムがエルビン・ジョーンズとロイ・ヘインズ。
アルバム・タイトルで1曲目「Transition」は硬質でフリー色が更に強化されジャズの極限に挑むジョン・コルトレーンの姿がある。
2曲目「Dear Lord」は息をのむ静けさの中に集中力の結晶のような美しいバラード。
3曲目「Suite」はジョン・コルトレーンの究極を更なる高みへ昇天させる、そこはほぼトランス状態。
このアルバムがリリースされた当時、マッコイ・タイナーとエルビン・ジョーンズはジョン・コルトレーンと袂(たもと)を分かち合う予感を持って演奏に望んだという。
ただ演奏が始まれば神がかりしたジョン・コルトレーンに同化し魂を、ぶつけ合う。
ぼんやり気楽にジャズを聴くのもいいが、こいうアルバムには、こちらも気合を入れて聴きたい。
(青木高見)





John Coltrane / Expression (UCCI-9123) John Coltrane / Expression (UCCI-9123)

Song number, Recorded :
#01 Rec: March 7, 1967
#02-03 Rec:February 15, 1967
#04 Rec:(Spring) 1967

Personnel :
John Coltrane (ts, fl)
Pharoah Sanders (fl, piccolo)
Alice Coltrane (p)
Jimmy Garrison (b)
Rashied Ali (ds)

Song name :
01. Ogunde
02. To Be
03. Offering
04. Expression

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1967年2月15日・3月7日の録音、インパルス(Impulse!)A-9120番、4曲入り。
CDは制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック株式会社、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、高井文夫氏による日本語解説、4曲入り。
メンバーはテナーサックスとフルートがジョン・コルトレーン、ピアノがアリス・コルトレーン、フルートとピッコロがファラオ・サンダース、ベースがジミー・ギャリソン、ドラムがラシッド・アリ。
一緒にやってきたピアノのマッコイ・タイナー、ドラムのエルビン・ジョーンズの姿はここにはない。。
演奏は亡くなる直前の演奏、ここに至り平安を取り戻したような雰囲気はあるが、結局ほんの少し立ち止まっただけの様な感じがする。
随所に現れれる強烈な創造的な音色は死の直前でも衰えてはいない。
生涯の音楽性がこれほど変化してきても最後の最後まで進行形、それが何とも恐ろしい。
コルトレーンは、ここでエリック・ドルフィーからもらった形見のフルートを使う。
鳥肌が立つエピソードだ。
スイングジャーナル主催、ジャズ・ディスク大賞・銀賞受賞作品。
(青木高見)





John Coltrane / Ballads Of John Coltrane (MVCI-23057) John Coltrane / Ballads Of John Coltrane (MVCI-23057)

Recorded : 1961-1965

Personnel :
John Coltrane (ts) #01-02, #04-05, #06-07
John Coltrane (ss) #03
McCoy Tyner (p)
Art Davis (b) #04
Jimmy Garrison (b) #01-02, #04-07
Reggie Workman (b) #03
Elvin Jones (ds) #03-04, #06
Roy Haynes (ds) #01-02, #05, #07

Song name :
01. After The Rain
02. Dear Old Stockholm
03. Greensleeves
04. Nature Boy
05. Dear Lord
06. Welcome
07. I Want To Talk Abo

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
アルバムはジョン・コルトレーン、1961年から1965年の間にリリースされたアルバムの中から7曲を収録したもの。
CDは発売元がMCAビクター株式会社、販売元がビクター音楽産業株式会社、英語ライナーノーツなし、大村幸則氏による日本語解説書付き、7曲入り。
共演者はピアノがマッコイ・タイナー、曲によってベースがアート・デイヴィス、ジミー・ギャリソン、レジー・ワークマン、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ、ロイ・ヘインズ。
タイトルに「バラード」の文字を付けた二番煎じの日本企画。
日本のレコード会社は2匹目のドジョウ的な企画がホント好きだ。
リスナーはジョン・コルトレーンのアルバムならという事で曲がダブろうが何だろうが、とにかく欲しくなる。
演目はバラードを集めたというが2曲目「Dear Old Stockholm」、3曲目「Greensleeves」はミディアム・テンポでバラードじゃない。
以下、演目の出典アルバムを明記した。
01. インプレッションズ~
02. デフィニィティブ・ジャズ・シーン Vol.2~
03. シングル EP-203~
04. フィーリング・グッド~
05. トランジション~
06. クル・セ・ママ~
07. セルフレスネス~
(青木高見)





【INDEX (ジョン・コルトレーン集)】


John Coltrane Tribute = Dave Liebman - Wayne Shorter / John Coltrane Tribute (K32Y 6212) John Coltrane Tribute = Dave Liebman - Wayne Shorter / John Coltrane Tribute (K32Y 6212)

「ジャズ/ジョン・コルトレーン」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/デイヴ・リーブマン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : July 26, 1987

Personnel :
John Coltrane (tribute)
Dave Liebman (ss)
Wayne Shorter (ss)
Richie Beirach (p)
Eddie Gomez (b)
Jack De jhonette (ds)

Song name :
01. Program Start; Introduction
02. The Musicians
03. Mr.P.C.
04. After The Rain/Naima
05. India/Impressions
06. End Credit

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
デイヴ・リーブマン(Dave Liebman(David Liebman) 1946年9月4日~)はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれのジャズ・サックス、フルート奏者。
LPは1987年7月26日の録音、エピック(Epic)188.023 / 1-462580番、3曲入り、日本の「よみうりランド・オープンシアターEAST」でのライブ、「Live under the SkyLive」の企画で副題「Tribute to John Coltrane」、同時にDVDでも発売された。
以下、LPの演目。
A1. Mr. P.C.
A2. After The Rain / Naima
B1. India / Impressions
CDは発売元がキングレコード株式会社、英語ライナーノーツなし、中山康樹氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーはソプラノサックスがデイヴ・リーブマン、ピアノがリッチー・バイラーク、ソプラノ・サックスがデイヴ・リーブマンとウェイン・ショーター、ベースがエディー・ゴメス、ドラムがジャック・ディジョネット。
ジョン・コルトレーンが亡くなったのが、1967年7月17日。
それから20年の月日が経過した、その為この企画は危ぶまれたという。
しかしオファーを受けた演奏者達の演奏魂に火がつき、それが追い風となり開催する運びとなる。
特にデイヴ・リーブマンは大学時代から世界的なジョン・コルトレーン研究家として知られていた。
一方、ウエイン・ショーターもジョン・コルトレーン研究家、実際にコルトレーンとの共演歴を持つ貴重な存在でもある。
演奏は両者一歩も譲らない白熱のライブとなり大成功。
また、どうしてこの人がといわれたピアノのリッチー・バイラーク、たしかな音楽理論と演奏技術により観客の脳裏に焼き付いた。
ベースのエディー・ゴメス、ドラムのジャック・ディジョネットも、この一大企画に対し十二分の仕事を果たす。
かくして企画は日本ジャズ史に残るライブとなった。
(青木高見)




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