青木高見のジャズコレクション Lee Morgan (tp) リー・モーガン


寸評
Lee Morgan リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
20歳前に、すでに演奏が完成している。
そのため当時、クリフォード・ブラウンの再来と言われた。
1958年9月、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズに入団、1961年と1965年に来日。
後半は体調不良のため、しばらく活動が止まるも、1963年 「The Sidewinder」 がヒットし返り咲く。
1972年2月19日、地元フィラデルフィアのクラブ 「スラッグス」 にて演奏の休憩中に14歳年上のヘレンに射殺される。
享年34歳。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Lee Morgan and Dizzy Gillespie / Those Dizzy Days (LHJ-101071)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】



【INDEX (共演アルバム)】
Art Blakey Just Coolin' (UCCQ-1123) Art Blakey Soul Finger (UCCU-9733) Stanley Turrentine / Mr. Natural (TOCJ-50295) Curtis Fuller Images Of Curtis Fuller


【以下コンテンツ】


Lee Morgan / Indeed! Lee Morgan / Indeed!

Recorded : November 4, 1956

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Horace Silver (p)
Clarence Sharpe (as)
Wilbur Ware (b)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
01. Roccus
02. Reggie of Chester
03. The Lady
04. Little T.
05. Gaza Strip
06. Stand By

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1956年11月4日録音、ブルーノート1538番。
共演者は、ピアノがホレス・シルヴァー、アルトサックスがクラレンス・シャープ、ベースがウィルバー・ウェア、ドラムがフィリー・ジョー・ジョーンズ。
プロになっばかりの18歳の青年、ジャズ界に名を残すトランペッターの誕生の瞬間が記録されている。
リー・モーガンの波乱に満ちた人生の序曲。
(青木高見)





Lee Morgan  / Lee Morgan Sextet  (Bluenote1541) Lee Morgan / Lee Morgan Sextet (Bluenote1541)

アルバムはリー・モーガンのリーダーアルバム扱いとしています。
「Hank Mobley」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : December 2, 1956

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Hank Mobley (ts)
Horace Silver (p)
Kenny Rodgers (as)
Paul Chambers (b)
Charlie Persip (ds)

Song name :
01. Whisper Not
02. Latin Hangover
03. His Sister
04. Slightly Hep
05. Where Am I?
06. D's Fink

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
ハンク・モブレー (Hank Mobley 本名 : Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
アルバムはリー・モーガンとハンク・モブレー、1956年12月2日録音、ブルーノート 1541番。
その他共演者は、ピアノがホレス・シルヴァー、アルトサックスがケニー・ロジャース、ベースがポール・チェンバース、ドラムがチャーリー・パーシップ。
ジャズでいう6人編成 「セクステット」 がそのままタイトルに。
ブルーノートの思惑だと思うが、当アルバムはリー・モーガンのリーダー作となる。
ところが、テナーサックスのハンク・モブレーのリーダー作としての意味合いも含む。
聴くたびに感触が異なる玉虫色の1枚、二律背反、混沌として面白い。
(青木高見)





Lee Morgan / Introducing (COCB-53945) Lee Morgan / Introducing (COCB-53945)

アルバムはリー・モーガンのリーダーアルバム扱いとしています。
「Hank Mobley」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded :
November 5, 1956
November 7, 1956

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Hank Jones (p)
Hank Mobley (ts)
Doug Watkins (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Hank's Shout
02. Nostalgia
03. Bet
04. Softly As In Morning Sunrise
05. P.S. I Love You
06. Easy Living
07. That's All

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
ハンク・モブレー (Hank Mobley 本名 : Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
アルバムはリー・モーガンとハンク・モブレー、1956年11月の録音、サヴォイ・レーベルからのリリース。
そのほかの共演者は、ピアノがハンク・ジョーンズ、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・テイラー。
テナーサックスのハンク・モブレーのアルバム 「Hank Mobley / Jazz Message Vol.2」 と同日、同メンバー。
演奏は 「with Hank Mobley Quintet」 とある様にハンク・ジョーンズの作品と言ってもおかしくない。
ジャズ・トランペットの天才、クリフォード・ブラウンが自動車事故でなくなったのが1956年6月26日。
驚くのは録音が同年で、すでに完成しているリー・モーガン18歳。
演奏からは、クリフォード・ブラウンの再来といわれる理由(わけ)を聴く事ができる。
1958年9月にジャズ・メッセンジャーに迎えられ、61年・65年に来日。
その後は体調不良のためしばらく活動が止まるも、1963年 「Lee Morgan / The Sidewinder」 が大ヒットし返り咲く。
1972年2月19日、フィラデルフィアのクラブ 「スラッグス」 にて演奏の休憩中に14歳年上のヘレンに射殺される、享年34歳。
(青木高見)





Lee Morgan / Lee Morgan Vol.3 Lee Morgan / Lee Morgan Vol.3

Recorded : March 24, 1957

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Gigi Gryce (as, fl)
Benny Golson (ts)
Wynton Kelly (p)
Paul Chambers (b)
Charlie Persip (ds)

Song name :
01. Hasaan's Dream
02. Domingo
03. I Remember Clifford
04. Mesabi Chant
05. Tip-Toeing
06. Bonus Track: Top-Toeing

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1957年3月24日の録音、ブルーノートからのリリース。
共演者は、アルトサックスとフルートがジジ・グライス、テナーサックスがベニー・ゴルソン、ピアノがウィントン・ケリー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがチャーリー・パーシップ。
全曲ベニー・ゴルソンの曲、同郷フィラデルフィアということもあり、若干19歳のモーガンの卓越した技量が光る。
「I Remember Clifford」 は、ドナルドバードとジジ・グライスが最初の録音となるが、実質このアルバムで一般的になったとされる。
クリフォード・ブラウンが自動車事故で亡くなったのが、前年の6月、ジャズ界トランペットの空席を生めたリー・モーガン。
(青木高見)





Lee Morgan and Dizzy Gillespie / Those Dizzy Days (LHJ-101071) Lee Morgan and Dizzy Gillespie / Those Dizzy Days (LHJ-101071)

アルバムはリー・モーガンのリーダーアルバム扱いとしています。
「Dizzy Gillespie」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded :
June 14, 1957 #01-11
March 23, 1957 #12-13
Aprill 8, 1957 #14-15
July 6, 1957 #16

Release : June 1, 2004

Song No, Recording Location, Recorded, Personnel :
#01-11, Recorded in Chester, Pennsylvania, Rec:June 14,1957
Lee Morgan (tp)
Dizzy Gillespie (tp)
Wynton Kelly (p)
Talib Daawud (tp)
Ermit Perry (tp)
Carl Warwick (tp)
Ernie Henry (as)
Jimmy Powell (as)
Benny Golson (ts)
Billy Mitchell (ts)
Pee Wee Moore (bs)
Ray Connors (tb)
Al Grey (tb)
Melba Liston (tb)
Paul West (b)
Charlie Persip (ds)
Austin Kromer (vo)

#12-13, replacing Ray Connors Recorded in LA, REc:March 23,1957
Same personnel as above plus Dizzy Gillespie (tp, vo) #12
Ernie Wilkins (arr)
Rod levitt (tb)

#14-15, New York, Rec:April 8, 1957
Same personnel as 1-11 plus Benny Golson (arr) #14)
Pete Anson (arr) #15

#16, Newport Jazz Festival, Newport, Rhode Island, Rec:July 6, 1957
Same personnel as 1-11

Song name :
01. Introduction
02. A Night In Tunisia
03. Autumn Leaves
04. Dizzy's Business
05. Anitra's Dance
06. Begin The Beguine
07. Left Hand Corner
08. I Love You Too Much
09. Yesterdays
10. Wonder Why
11. Cool Breeze
12. Umbrella Man
13. Birk's Works
14. Whisper Not
15. That's All
16. I Remember Clifford

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
ディジー・ガレスピー (Dizzy Gillespie 1917年10月21日~1993年1月6日) はアメリカ合衆国サウスカロライナ生まれのジャズ・トランペター、バンドリーダー、作曲家。
アルバムはリー・モーガンとディジー・ガレスピー。
1から11曲目が、1957年6月14日、ペンシルべニアでの録音。
12から13曲目が、1957年3月23日、ロサンゼルスでの録音。
14から15曲目が、1957年4月8日、ニューヨークでの録音。
16曲目が、1957年7月6日、ニューポート・ジャズ・フェスでの録音。
CDは2004年6月1日、ローン・ヒル・ジャズ(Lone Hill Jazz)・レーベルからのリリース 、輸入盤、アーサー・クレイマー(Arthur Kramer)氏による英語ライナーノーツ、16曲入り。
メンバーは、ピアノがウイントン・ケリー、トランペットがリー・モーガン、ディジー・ガレスピー、テナーサックスがベニー・ゴルソン、ベースがポール・ウエスト、ドラムがチャーリー・パーシップほか大勢。
ディジー・ガレスピーのバンドで、ソロをとるリー・モーガンが貴重。
いつも思うが、なぜディジー・ガレスピー・バンドは明るく楽しい音になるのだろう。
ディジー・ガレスピーの根っからの明るさが音以外に人柄として周りに伝わっていく事に注目したい。
(青木高見)





Lee Morgan / City Lights Lee Morgan / City Lights

Recorded : August 25, 1957

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Ray Bryant (p)
Curtis Fuller (tb)
George Coleman (as, ts)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. City Lights
02. Tempo de Waltz
03. You're Mine You
04. Just by Myself
05. Kin Folks

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1957年8月25月日の録音、ブルーノート1575番。
共演者は、ピアノがレイ・ブライアント、アルト・サックスとテナー・サックスがジョージ・コールマン、トロンボーンがカーティス・フラー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー。
抒情的なピアノを得意とするレイ・ブライアントとサックスのジョージ・コールマンが華(はな)を添える。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. City Lights / Golson
02. Tempo de Waltz / Golson
03. You're Mine You / Golson, Heyman
04. Just by Myself / Golson
05. Kin Folks / Gryce
5曲中4曲がベニー・ゴルソンの作品、本人の参加は無いものの、このアルバムのコンセプトが見えてくる。
このアルバムが録音された時期は。
1956年11月5日・7日 「 Lee Morgan / Introducing (Savoy) 」。
1957年3月24日 「 Lee Morgan / Lee Morgan Vol.3 (BlueNote) 」。
1957年8月25日 このアルバム 「 Lee Morgan / City Lights 」。
1957年11月18日・1958年2月2日 「 Lee Morgan / Candy (BlueNote)」。
この様に、次々とリリースされていく時期にあたる。
どのアルバムも、ひじょうに完成度が高い。
録音時19歳という事を考えると、リー・モーガンが、いかに卓越した早熟トランぺッターだったかがわかる
演奏は、陽の暮れた街の灯りの情景がハッキリ連想できる程、臨場感にあふれ、色気が漂う。
ジャケットをよく見ると、下の方にリー・モーガンが描かれている。
(青木高見)





Lee Morgan / Candy Lee Morgan / Candy

Recorded :
November 18, 1957
February 2, 1958

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Sonny Clark (p)
Doug Watkins (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Candy
02. Since I Fell For You
03. C.T.A.
04. All The Way
05. Who Do You Love, I Hope
06. Personality
07. All At Once You Love Her

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1957年・58年の録音、ブルーノートからのリリース。
共演者は、ピアノがソニー・クラーク、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・テイラー。
1958年、リー・モーガンはアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズでパリのクラブ 「サンジェルマン」 のライブや 「モーニン」 に参加している。
当時のジャズ・メッセンジャーズは、リー・モーガン有りといわしめるほどの盛況ぶりだった。
当アルバムのリー・モーガンは何と20歳。
(青木高見)





Lee Morgan / The Cooker Lee Morgan / The Cooker

Recorded : September 29, 1957

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Pepper Adams (bs)
Bobby Timmons (p)
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
01. A Night in Tunisia
02. Heavy Dipper
03. Just One of Those Things
04. Lover Man
05. New-Ma
06. Just One of Those Things

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1957年の録音、ブルーノート1578番。
共演者は、ピアノがボビー・ティモンズ、バリトンサックスがペッパー・アダムス、ベースがポール・チェンバース、ドラムがフィリー・ジョー・ジョーンズ。
演奏は、衝撃のデビューから、僅か10ヶ月後。
「ファンキー・ジャズ」 を全開で表現している。
演目の 「Just One of Those Things」 はボーナス・テイク。
本テイクとの違いは、リー・モーガンとペッパー・アダムスのソロパートが入れ替わっている。
ブルーノートの社主のアルフレッド・ライオンは、演奏で少しでも気にいらない箇所があるロール(録音テープ)を徹底的にお蔵入りにしたという。
選りすぐりだけを世に出したいという徹底したブランド・ロイヤリティが凄い。
そのロールを後世、売らんがために出し直した 「ルディ・ヴァン・ゲルダー・レーベル」 通称 「RVG」。
思うのは、どうあれ、アルフレッド・ライオンが捨てた音だということ。
(青木高見)





Hank Mobley and Lee Morgan / Peckin' Time Hank Mobley and Lee Morgan / Peckin' Time

(注) このアルバムはリー・モーガンのリーダーアルバム扱いとしています。
そのためリーダーの 「 Hank Mobley 」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : February 9, 1958

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Lee Morgan (tp)
Wynton Kelly (p)
Paul Chambers (b)
Charlie Persip (ds)

Song name :
01. High And Flighty
02. High And Flighty (Alternate Take)
03. Speak Low
04. Speak Low (Alternate Take)
05. Peckin' Time
06. Stretchin' Out
07. Stretchin' Out (Alternate Take)
08. Git Go Blues

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
ハンク・モブレー (Hank Mobley 本名 : Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
アルバムはリー・モーガンとハンク・モブレー、1958年2月9日録音、ブルーノート1574番。
その他共演者は、ピアノがウイントン・ケリー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがチャーリー・パーシップ。
アルバム・タイトルの 「ペッキン (Peckin')」 とは 「つつきあい」 という意味。
さしずめハンク・モブレーとリー・モーガンと 「つつきあい」 から命名されたと思うが。
アルバムには、sの 「つつきあい」 はない、むしろ2人の息のあったユニゾン。
演目は 「Speak Low」 以外ハンク・モブレーの作曲、これは評価すべき。
逸話がある。
「ハンク・モブレーは、どちらかというと引っ込み思案、自分の気のあった連中となら水を得た魚のごとく吹く、このことを理解していたブルーノート社主のアルフレッド・ライオンは同居までしてハンク・モブレーを気使い録音にのぞんだ。」
話は替わり、ジャケット・デザインはマスターテープを入れる外箱。
いかにも今収録したばかりですというイメージが面白い。
事実は、録音時期とリリース時期の差をカモフラージュしたとされる。。
(青木高見)





Lee Morgan / Here's Lee Morgan Lee Morgan / Here's Lee Morgan

Recorded : February 2-3, 1960
February 8, 1960

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Wynton Kelly (p)
Clifford Jordan (ts)
Paul Chambers (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. Terrible 'T'
02. Mogie
03. I'm A Fool To Want You
04. Running Brook
05. Off Spring
06. Bess
07. Terrible 'T' [take 6]
08. Mogie [take 2]
09. I'm A Fool To Want You [take 1]
10. Running Brook [take 4]
11. Bess [take 3]
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1960年2月の録音、ヴィージェイ・レコードからのリリース。
LPでは6曲、CD化に伴い別テイク5曲が加わり、全11曲となる。
共演者は、ピアノがウィントン・ケリー、テナーサックスがクリフォード・ジョーダン、ベースが ポール・チェンバース、ドラムがアート・ブレイキー。
演目の 「I'm A Fool To Want You」 鉄壁なバックに渾身のミュート・バラードがカッコいい。
レーベルがブルーノートでなくなるだけで、こうも感じが変わってしまうのか。
この録音の翌月にブルーノートから 「Lee Morgan / Lee Way (Rec : April 28, 1960)」 をリリースされる。
この時の共演者は、ピアノがボビー・ティモンズ、アルトサックスがジャッキー・マクリーン、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・ブレイキー。
そして、1963年12月 「Lee Morgan / The Sidewinder」 のリリースと矢継ぎ早に出していく。
ちなみに、そのアルバムの共演者が、ピアノはバリー・ハリス、テナーサックスがジョー・ヘンダーソン、ベースがボブ・クランショー、ドラムがビリー・ヒギンズ。
話を戻そう、アルバム・ジャケット、リー・モーガンのコンポラでマンボズボン、たまんネェ~なぁ。
(青木高見)





Lee Morgan / Lee Way Lee Morgan / Lee Way

Recorded : April 28, 1960

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Bobby Timmons (p)
Jackie McLean (as)
Paul Chambers (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. These Are Soulful Days
02. The Lion and the Wolff
03. Midtown Blues
04. Nakatini Suite

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1960年4月の録音、ブルーノート4034番。
共演者は、ピアノがボビー・ティモンズ、アルトサックスがジャッキー・マクリーン、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・ブレイキー。
演目の作曲者は以下の通り。
01. These Are Soulful Days / カルヴィン・マッセイ
02. The Lion and the Wolff / リー・モーガン
03. Midtown Blues / ジャッキー・マクリーン
04. Nakatini Suite / カルヴィン・マッセイ
カルヴィン・マッセイの曲を2曲扱っている。
演奏は聴けば聴くほど味が出る。
作曲者良し、演奏者良し、全体のバランス良し、これがブルーノート社主アルフレッド・ライオンが目指した音か。
アルフレッド・ライオンへの恩返しともとれる2曲目のリー・モーガン作曲の 「The Lion and the Wolff (ライオンと狼)」。
ちなみに 「Leeway」 とは、船舶・航空用語で 「Lee (リー)」 とは風下の意味。
ウェイが付いて 「余裕、風圧」 になる。
もう少し詳しくなると。
風圧などのため船・航空機の針路が風下にずれること、横へのずれ、(船の)風圧角、(航空機の)偏流角、(船の)風圧量、(航空機の)偏流量、(空間・時間・活動・支出などの)余地、余裕、許容量、(自由な)行動の余地。
まさに、リー・モーガンの道、習慣、方法、手段などの意味を含んでいる様で楽しくなってくる。
(青木高見)





Lee Morgan / Expoobident Lee Morgan / Expoobident

Recorded : October 14, 1960

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Eddie Higgins (p)
Clifford Jordan (ts)
Art Davis (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. Expoobident
02. Easy Living
03. Triple Track
04. Fire
05. Just in Time
06. The Hearing
07. Lost and Found
[Bonus tracks on CD reissue]
08. Expoobident [Alternate take]
09. Triple Track [Alternate take]
10. Fire [Alternate take]
11. Just in Time [Alternate take]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1960年10月14日の録音、ヴィージェイ・レコード・レーベルからのリリース、「エクスブービデント」 と読む、意味は?。
共演者は、ピアノがエディ・ヒギンス、テナーサックスがクリフォード・ジョーダン、ベースがアート・デイヴィス、ドラムがアート・ブレイキー。
ピアノのエディ・ヒギンス以外、強烈な個性のメンバー。
演奏は、ブルーノートとは一味違う、ヴィージェイ・レコード音が聴きどころ。
リー・モーガンで、これ1枚だけしか聴かなけれけば、これがリー・モーガンかと思ってしまうがドッコイ。
ある意味、ヴィージェイ・レコード・レーベルではミュージシャン達は檻から放たれた獣(けもの)の様に野生的で自由さを楽しんだとされる。
「チャランぷらんだが、どこか愛嬌があって憎めない」 そんな肩の張らないリラックス感と奔放(ほんぽう)さも堪(たま)らない。
同じくヴィージェイ・レコードの前作 「 Lee Morgan / Here's Lee Morgan  (1960年2月の録音) 」 もそうだが、ジャケットを見ても解る通り、センス抜群のツッパったリー・モーガンが強調されている。
アングラというものは、ジャズでなくても、危険な香りを含んでいる。
それは、たまらなく危険で魅了的。
ジャズやソウルは、真面目とか、真っ当(まっとう)は似合わない。
(青木高見)





Lee Morgan / The Sidewinder Lee Morgan / The Sidewinder

Recorded : December 21, 1963

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Joe Henderson (ts)
Barry Harris (p)
Bob Cranshaw (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. The Sidewinder
02. Totem Pole
03. Totem Pole (Alternate Take)
04. Gary's Notebook
05. Boy, What A Night
06. Hocus-Pocus

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1963年12月21日の録音。
共演者は、ピアノはバリー・ハリス、テナーサックスがジョー・ヘンダーソン、ベースがボブ・クランショー、ドラムがビリー・ヒギンズ。
このアルバムが録音された1963年の日本のヒット曲は。
舟木一夫 「高校三年生」 、三波春夫 「東京五輪音頭」、梓みちよ 「こんにちは赤ちゃん」 、坂本九 「見上げてごらん夜の星を」。
ついでに世相は3月31日に、吉展ちゃん誘拐殺人事件、12月8日、力道山刺され死亡など暗さが漂う。
しかし子供達は、1月1日から鉄腕アトム、10月20日から鉄人28号、11月7日からエイトマン、11月24日から狼少年ケンなどTV漫画元年となる。
この日本の状況を考え合わせると  「サイドワイダー」  が、いかに斬新な音だったか。
惜しいのは、ボブ・クランショーのベースで、ボンボン、ポンポンが耳ざわり。
ただ、リーダーのリー・モーガンの気合で一気に最後までいける。
話はジャズからそれるが 「Sidewinder (サイドワインダー)」 とは生物の蛇の1種で 「横這(ば)いガラガラ蛇」。
正面から戦うのではなく、横からの攻撃を得意とする事から 「卑劣なやつ」 という意味もある。
そのため、アメリカ軍・空対空誘導弾もそう呼ばれている。
(青木高見)





Lee Morgan / Search for The New Land Lee Morgan / Search for The New Land

Recorded : February 15, 1964

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Wayne Shorter (ts)
Grant Green (g)
Herbie Hancock (p)
Reggie Workman (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Search For New Land
02. The Joker
03. Mr. Kenyatta
04. Melancholee
05. Morgan The Pirate

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1964年2月15日の録音、ブルーノートからのリリース。
共演者は、ピアノがハービー・ハンコック、テナーサックスがウェイン・ショーター、ベースがレジー・ワークマン、ドラムがビリー・ヒギンズ。
名盤 「The Sidewinder」 から数ヶ月後の録音、新進気鋭のウェイン・ショーターとハービー・ハンコックを起用したことで従来にないモーガンサウンドが生まれる!?。
逸話では、収録された時 「The Sidewinder」 は、リリースされてない。
なぜ矢継ぎ早に、こうも収録されたのか。
答えは 「The Sidewinder」 の 「抑え」 だったらしい。
というのも1964年はジャズの革新的な年、多くのジャズマンたちが鎬(しのぎ)を削って出してきた。
ウェイン・ショーターは 「Night Dreamer」「JuJu」。
ハービー・ハンコックは 「Empyrean Isles」。
グラント・グリーンは 「Matador」「Solid」「Talkin' About!」「Street of Dreams」 と4枚。
アート・ブレイキーは 「Free For All」「Indestructible」 ここではリー・モーガンが参加。
マイルスは 「Miles In Tokyo」「Four and More」「My Funny Valentine」。
天才モーガンといえども苦戦を強(し)いられたに違いない。
ところが瓢箪(ひょーたん)から駒が 「The Sidewinder」 がヒットした。
ある意味、思惑(おもわく)ハズレの影に隠れる事になった当アルバム、どうして、ヤンチャ坊主の気合がいい。
ジャケットは眼光の鋭いリー・モーガン、タイトルの 「Search for The New Land」 直訳すると 「新境地検索」 と全てを物語る。
(青木高見)





Lee Morgan / Tom Cat Lee Morgan / Tom Cat

Recorded : August 11, 1964

Personnel :
Lee Morgan (tp)
McCoy Tyner (p)
Jackie McLean (as)
Curtis Fuller (tb)
Bob Cranshaw (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. Tom Cat
02. Exotique
03. Twice Around
04. Twilight Mist
05. Riggarmortes

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1964年8月11日の録音、ブルーノートからのリリース。
共演者は、ピアノがマッコイ・タイナー、アルトサックスがジャッキー・マクリーン、トロンボーンがカーティス・フラー、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがアート・ブレイキー。
このアルバムの前年、1963年12月21日 「The Sidewinder」 が録音されている。
秘話として、今のクラブでも通用する斬新な音は、飛び過ぎてヒットしないのではという憶測があったとされる。
抑(おさ)えとして、翌年、1964年2月15日 「Search for The New Land」 を録音。
共演者は、いわゆる新主流派と呼ばれる、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、更にグラント・グリーンが参加。
これなら、絶対イケるという思惑で収録されたが、リスナーは 「Search for The New Land」 よりも 「The Sidewinder」 を受け入れた。
冷静になれば、リー・モーガンの、ぶっ飛んだ音は 「The Sidewinder」 以外には無かったのだ。
制作の思惑と消費者の人気とは中々合致しないのは今も同じ。
そんな事を考えながら、このアルバムを改めて聴いてみる。
ハード・バップの猛者(もさ)達に囲まれて、古巣に戻った安心感が漂い、味わって吹くリー・モーガンは文句なくイイ。
考えてみれば、参加した、ジャッキー・マクリーン、カーティス・フラー、ボブ・クランショウ、アート・ブレイキー達も、新しい潮流は追わず、頑(かたく)なにハード・バップを演奏し続けた連中達だ。
(青木高見)





Lee Morgan / The Rumproller Lee Morgan / The Rumproller

Recorded :
April 09, 1965 #06
April 21, 1965 #01-05

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Joe Henderson (ts)
Ronnie Mathews (p)
Victor Sproles (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. The Rumproller
02. Desert Moonlight
03. Eclipso
04. Edda
05. The Lady
06. Venus Di Mildew

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1965年4月の録音、ブルーノートからのリリース。 共演者は、ピアノがロニー・マシューズ、テナーサックスがジョー・ヘンダーソン、ベースがヴィクター・スプロールズ、ドラムがビリー・ヒギンズ。
タイトルにもなっている 「ランプローラー」 はピアニストのアンドリュー・ヒルの曲でラムの香りがする。
それもそのはずアンドリュー・ヒルは、ハイチ生まれ。
演奏は、そこはユニークなリー・モーガンの多彩な選曲、決して真似をしない粋なトランペット。
演目の 「Desert Moonlight」 はどう聴いても 「月の沙漠」。
奥で、ブルーノート社主のアルフレッド・ライオンの思惑も漂う。
ちなみに 「月の沙漠」 を作曲した 「佐々木すぐる」 の記事をウィキペディアより抜粋。
【佐々木 すぐる(本名:佐々木 英、1892年4月16日 - 1966年1月13日)は日本の作曲家。童謡をはじめとする2000曲もの楽曲を作曲し、中でも「月の沙漠」「お山の杉の子」が有名である。兵庫県加古郡高砂町(現・高砂市)出身。元は士族であり、父親が郡役所に勤務する家庭に育つ。幼い頃に近所の住人から笛を貸してもらったことで、音楽に興味を抱く。しかし、家庭が貧しかったことから学費のことを考え、音楽学校ではなく姫路師範学校へと進学。在学中は生活費を得るためにボイラー技士として働きながら勉学に励む。卒業後しばらく郷里の小学校で教鞭をとるが、後に東京音楽学校に進学し、甲師科を卒業。東京音楽学校卒業後は、浜松師範学校で教員として働く傍ら「青い鳥」や「じゃんけんぽん」などの童謡を発表する。1922年(大正11年)に師範学校を退職し、上京。作曲家に専念する。1923年には「月の沙漠」を作曲。1924年(大正13年)には、自分の作品を掲載した「青い鳥楽譜」を発刊し、昭和初期まで自費で出版する。また、青い鳥児童合唱団を主宰し、精力的に全国を回った。1932年(昭和7年)には日本コロムビアの専属作曲家となる。1930年代には唱歌や「兵隊さんよありがとう」のような愛国歌を数多く発表し、当時の子供たちの間に広く知れ渡った。後に音楽の教科書の編纂を行い、日本作曲家協会理事を務めるなど、子供のための音楽や歌曲の普及に貢献した。】
(青木高見)





Lee Morgan / The Gigolo Lee Morgan / The Gigolo

Recorded :
June 25, 1965 #02
July 1, 1965 #01, #03-06

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Harold Mabern (p)
Wayne Shorter (ts)
Bob Cranshaw (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Yes I Can, No You Can't
02. Trapped
03. Speedball
04. The Gigolo
05. You Go to My Head
06. The Gigolo" [Alternate Take]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1965年6月25日・7月1日の録音、ブルーノート4212番。
共演者は、ピアノがハロルド・メイバーン、テナーサックスがウエイン・ショーター、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがビリー・ヒギンズ。
二匹の目のドジョウと揶揄(やゆ)されるも、リー・モーガンは、そういう事には無頓着(むとんちゃく)。
人気の秘密は全体のバランスの良さとメンバーの調和。
(青木高見)





Lee Morgan / Cornbread Lee Morgan / Cornbread

Recorded : September 18, 1965

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Herbie Hancock (p)
Jackie McLean (as)
Hank Mobley (ts)
Larry Ridley (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Cornbread
02. Our Man Higgins
03. Ceora
04. Ill Wind
05. Most Like Lee

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1965年9月18日の録音、ブルーノート4222番。
共演者は、ピアノがハービー・ハンコック、アルトサックスがジャッキー・マクリーン、テナーサックスがハンク・モブレー、ベースがラリー・リドレー、ドラムがビリー・ヒギンズ。
気になるのは、この録音日の近辺のメンバーのリリース・アルバムを見てみよう。
まず、ピアノのハービー・ハンコックが3月に 「Maiden Voyage 邦題:処女航海」 によってジャズ界に旋風を巻き起こた。
アルトサックスのジャッキー・マクリーンは、1963年 「Destination Out」 と、1967年「Demon's Dance」 斬新なメンバー達と新しいジャズを模索。
テナーサックスのハンク・モブレーは、同年2月に 「The Turnaround」 をリリース、タイトルの通り方向転換、好転をはかる。
以上の様に、これらはロックの台頭でジャズが下火になった事が原因と考えている。
ちなみに、ロックでは、ボブ・ディランとバーズのミスター・タンブリン・マン、ザ・ビートルズの涙の乗車券、ヘルプ!、イエスタデイ、デイ・トリッパー、サイモン&ガーファンクルのサウンド・オブ・サイレンス、ジェームス・ブラウンのアイ・ゴット・ユーなど枚挙にいとまがない。
当アルバムには、まさにその反骨精神ともいえる演奏が詰っている。
リー・モーガンの大ヒット 「サイドワインダー (The Sidewinder)」 は、1963年なので世間は二番煎じなどと言われるが、どっこいサイドワインダーと同レベルだと思っている。
ジャズの場合、世評くらい、あてにならないものはない。
話を戻し、当時のトウモロコシ・パンって、どんなパンだったのだろう、食べてみたい。
(青木高見)





Lee Morgan / Delightfulee Lee Morgan / Delightfulee

Recorded :
April 8, 1966
May 27, 1966

Personnel :
#01, #02, #05, #06,
Lee Morgan (tp)
McCoy Tyner (p)
Joe Henderson (ts)
Bob Cranshaw (b)
Billy Higgins (ds)

#03, #04, #07-#10,
Lee Morgan (tp)
Ernie Royal (tp)
Oliver Nelson (arrangements)
McCoy Tyner (p)
Tom McIntosh (tb)
Jim Buffington (frh)
Don Butterfield (tuba)
Phil Woods (as, fl)
Wayne Shorter (ts)
Danny Bank (bs, bcl, fl)
Bob Cranshaw (b)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
01. Ca-Lee-So
02. Zambia
03. Yesterday
04. Sunrise, Sunset
05. Nite-Flite
06. The Delightful Deggie
07. Need I?
08. Filet Of Soul
09. Zambia
10. The Delightful Deggie

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1966年4月・5月の録音。
2つの豪華で多彩な共演者とのコラボが魅力の1枚。
全曲通しで共演しているのが、ピアノのマッコイ・タイナー、ベースのボブ・クランショウ。
1つ目のコンボは、テナーサックスのジョー・ヘンダーソン、ドラムがビリー・ヒギンズ。
2つ目のテンテットは、編曲のオリーバー・ネルソン、トランペットのアーニー・ロイヤル、トロンボーンのトム・マッキントシュ、フレンチホーンのジム・バフィングトン、チェーバのドン・バターフィールド、アルトサックスとフルートのフィル・ウッズ、テナーサックスのウェイン・ショーター、バリトンとバスクラのダニー・バンクス、ドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズ。
60年代半ば、という事でロックの影響からビートルズの 「イエスタディ」 や、ミュージカルの 「屋根の上のヴァイオリン弾き」 の 「Sunrise, Sunset」 などがユニーク。
50年代とは明らかに違うリー・モーガンの変化を楽しめる。
ちなみにタイトルの 「Delightfulee」 の下3文字は 「Lee」 とかけているのかな。
(青木高見)





Lee Morgan / Taru Lee Morgan / Taru

Recorded : February 15, 1968

Personnel :
Lee Morgan (tp)
John Hicks (p)
George Benson (g)
Bennie Maupin (ts)
Reggie Workman (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Avotcja One
02. Haeschen
03. Dee Lawd
04. Get Yourself Together (Get Yo'self Togetha)
05. Taru, What's Wrong with You
06. Durem

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1968年2月15日の録音、ブルーノートからのリリース。
共演者は、ピアノがジョン・ヒックス、ギターがジョージ・ベンソン、テナーサックスがベニー・モウピン、ベースがレジー・ワークマン、ドラムがビリー・ヒギンズ。
以下、聴き処。
1.現在ブルーノートの特別コンサルタントでプロデューサーのマイケル・カスク-ナが発掘した音源である事。
2.リー・モーガン30歳、全てをやりつくしたような円熟感がいい。
3.このアルバムの僅か4年後に非業の死を遂げる。
4.ピアノがジョン・ヒックス(1941年生まれ)、ギターのジョージ・ベンソン(1943年生まれ)、テナーサックスのベニー・モウピン(1946年生まれ)。   リー・モーガンより若いメンバーを揃えた。
5.良し悪しは別として、選曲がアップ・テンポ2曲、バラッド2曲、ジャズ・ロック2曲とバランスの妙味。
6.リー・モーガンの前作 「リー・ウェイ」 に続いてカル(カルヴィン)・マッセイの曲を演奏している。
  アルバム 「Caramba」 では編曲がカル(カルヴィン)・マッセイで2人の親密さを想像する。
7.アルバム・ジャケットのリー・モーガンの髪型がヘン。
  ツッパリさは消え、着いた表情、Tシャツのリー・モーガンというのも一興。
8.個人的にリー・モーガンを聴くと 「刹那(せつな)」 という言葉を連想する。
  刹那とは、きわめて短い時間、瞬間の意。
(青木高見)





Lee Morgan / Caramba (CDP 7243 8 53358 2 2) Lee Morgan / Caramba (CDP 7243 8 53358 2 2)

Recorded : May 3, 1968

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Cal Massey (arr)
Cedar Walton (p)
Bennie Maupin (ts)
Reggie Workman (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Caramba
02. Suicide City
03. Cunning Lee
04. Soulita
05. Helen's Ritual
06. A Baby's Smile  (Bonus track on CD)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1968年5月3日の録音、ブルーノート 4289番。
共演者は、アレンジがカル・マッセイ、ピアノがシダー・ウォルトン、テナーサックスがベニー・モウピン、ベースがレジー・ワークマン、ドラムがビリー・ヒギンズ。
およそブルーノートらしからぬジャケット。
こんなジャケットなので期待もせず、最悪の覚悟を決めてかかる。
しかし、完全に裏切られ、ジャズ・コレクションのスリルを味わう。
冷静になれば、このメンバーを見れば悪いはずがなかった。
ベニー・モウピンとリー・モーガンの2管がいた。
それに、想像できなかった落ち着きと品格を備えたリズム陣。
(青木高見)





Lee Morgan / Live At The Lighthouse Lee Morgan / Live At The Lighthouse

Recorded : July 10-12, 1970

Personnel :
Lee Morgan (trumpet, flh)
Harold Mabern (p)
Bennie Maupin (ts, fl, bass-cl)
Jymie Merritt (b)
Mickey Roker (ds) (except on #05)
Jack De Johnette (ds) #05,

Song name :
[Disc 1]
01. Introduction by Lee Morgan
02. The Beehive
03. Absolutions
04. Peyote
05. Speedball
[Disc 2]
01. Nommo
02. Neophilia
03. Something Like This
04. I Remember Britt
[Disc 3]
01. Aon
02. Yunjanna
03. 416 East 10th Street
04. The Sidewinder

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1970年7月10日から12日、ロサンゼルスにある 「ライトハウス」 のライブ、ブルーノートからのリリース、CD3枚組。
共演者は、ピアノがハロルド・メイバーン、テナーサックスとバス・クラリネットがベニー・モウピン、ベースがジミー・メリット、ドラムがミッキー・ローカー、1曲のみジャック・ディ・ジョネット。
ジャケはアイビーのお洒落なリー・モーガンでないのが意外。
しかし、中身の演奏は、時代の潮流など俺には関係ないとでも言いような力の入った演奏。
3枚組で掛け替えが面倒だが、リー・モーガンのディスコグラフィーの中でも重量感がある完成された演奏かもしれない。
その他、テナーサックスとバス・クラリネットのベニー・モウピンが全開で恐ろしい。
ほかのメンバーもライブという事もあってか乗っている。
演目の作曲者を明記した。
01. Introduction by Lee Morgan
02. The Beehive" (Mabern)
03. Absolutions" (Merritt)
04. Peyote" (Maupin)
05. Speedball" (Morgan)
06. Nommo" (Merritt)
07. Neophilia" (Maupin)
08. Something Like This" (Maupin)
09. I Remember Britt" (Mabern)
10. Aon" (Mabern)
11. Yunjanna" (Maupin)
12. 416 East 10th Street" (Maupin)
13. The Sidewinder" (Morgan)
やはり最後を飾るのは、極めつけ 「The Sidewinder」。
この録音の数年後に、あえなく他界してしまう事を誰が想像できただろう。
もし生き続けていてくれたら、その後、どんな音楽を私達に提供してくれただろう。
人の運命というものを思ってしまう。
(青木高見)





Lee Morgan / Lee Morgan BST4381 Lee Morgan / Lee Morgan BST4381

Recorded : September 17-18, 1971

Personnel :
Lee Morgan (tp, flh)
Harold Mabern (p, ei-p)
Billy Harper (ts, fl)
Bobbi Humphrey (fl)
Grachan Moncur III (tb)
Reggie Workman (b, per)
Jymie Merritt (el-b)
Freddie Waits (ds)

Song name :
01. in what direction are you headed?
02. angela
03. croquet ballet
04. capra black
05. innner passions-out

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
アルバムはリー・モーガン、1971年9月17日・18日録音、ブルーノート4381番。
共演者は、ピアノがハロルド・メイバーン、テナーサックスがビリー・ハーパー、フルートがボビー・ハンフリー、トロンボーンがグレイシャン・モンカー3世、ベースがレジー・ワークマンとジミー・メリット、ドラムがフレディー・ウェイツ。
リー・モーガンが不慮の事故で亡くなるのが、1972年2月19日なので偶然最後のアルバムになった為 「ラスト・アルバム」 と呼ばれる。
リー・モーガン自身も、メンバーも、誰一人として、まさか、その様なラストになるとは思っていなかった。
演奏は、新境地を開拓していく溌剌としたリー・モーガンではあるが、考え過ぎかもれないが、死を予感する淋しさも漂っている。
共演者の顔ぶれは、どりらかと言うとフリー色のスピリチュアル系が参加。
ビリー・ハーパー、ボビー・ハンフリー、グレイシャン・モンカー3世あたりは、まともにハード・バップを演奏する連中ではない。
実に不思議なのは、演奏がラストを飾るにふさわしい内容を、充分に備えている事。
(青木高見)




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