青木高見のジャズコレクション Phil Woods (as) フィル・ウッズ


寸評
フィル・ウッズ (Phil Woods 出生名 : Philip Wells Woods 1931年11月2日~) はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
フィル・ウッズの経歴でマンハッタン音楽学校とジュリアード音楽院で学びながらジャズ・ピアニストのレニー・トリスターノに影響を受けたとある。
個人的にこの事柄でフィル・ウッズのイメージが一変した。
チャーリー・パーカーの後継者の一人とされ、チャーリー・パーカーの最後の夫人 「チャン・リチャードソン」 と結婚している。
アルバムによって趣が、かなり異なるので注意が必要。
特徴は、超絶技巧によりチャーリー・パーカーの延長線上にあるも、哀愁に総括されるフィル・ウッズの独特な感性が加味されている。
ビリー・ジョエルの 「素顔のままで (Just The Way You Are)」 の煌(きら)びやかなサックスに一端を聴くと事が出来る。

(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】


【INDEX (コ・リーダーアルバム)】


【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Phil Woods / Sugan Phil Woods / Sugan

Recorded : July 19, 1957

Personnel :
Phil Woods (as)
Red Garland (p)
Ray Copeland (tp)
Teddy Kotick (b)
Nick Stabulas (ds)

Song name :
01. Au Privave
02. Steeplechase
03. Last Fling
04. Sugan
05. Green Pines
06. Scrapple from the Apple

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィル・ウッズ (Phil Woods 出生名 : Philip Wells Woods 1931年11月2日~) はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
アルバムはフィル・ウッズ、1957年7月19日の録音、ステータス・レーベルからのリリース。
共演者は、ピアノがレッド・ガーランド、トランペットがレイ・コープランド、ベースがテディ・コティック、ドラムが二ック・スタビュラス。
フィル・ウッズの1957年というものは、ほとんどレコーディング・スタジオに入りびたりだったと思う。
チャーリー・パーカーを尊敬するミュージシャンは多くいるが、中でもフィル・ウッズは筆頭といえる。
演奏は、1,2,6がチャーリー・パーカーの曲、3から5がフィル・ウッズの曲、全6曲。
ジャズの面白さの一つで、意外な共演者が興味をそそる。
とりわけトランペットのレイ・コープランド、ピアノのレッド・ガーランド。
レッド・ガーランドとテディ・コティックは、実際にチャーリー・パーカーとの共演歴がある。
アルバム・タイトルといい、ジャケット・デザインといい、ユニークな一枚といえる。
(青木高見)





Phil Woods / Warm Woods Phil Woods / Warm Woods

Recorded :
September 11, 1957
October 18, 1957
November 8, 1957

Personnel :
Phil Woods (as)
Bob Corwin (p)
Sonny Dallas (b)
Nick Stabulas (ds)

Song name :
01. In Your Own Sweet Way
02. Easy Living
03. I Love You
04. Squire's Parlor
05. Wait Till You See Her
06. Waltz For A Lovely Wife
07. Lile Someone In Love
08. Gunga Din

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィル・ウッズ (Phil Woods 出生名 : Philip Wells Woods 1931年11月2日~) はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
アルバムはフィル・ウッズ、1957年9月11日・10月18日・11月8月の録音、弱冠26歳の演奏。
共演者は、ピアノがボブ・コーウイン、ベースがソニー・ダラス、ドラムがニック・スタビュラス。
フィル・ウッズの経歴でマンハッタン音楽学校とジュリアード音楽院で学びながらジャズ・ピアニストのレニー・トリスターノに影響を受けたとある。
アルバム・ジャケットは暖炉の前で子犬を抱き、くつろぐ若かりし頃のフィル・ウッズ、アルバムタイトルも 「ウォーム・ウッズ」。
クール派から一転してウォームという感じという感じか。
演奏は抜群のテクニックを表に現さない。
演目はスタンダードとオリジナルとバランス良く選曲されている。
アルバム全体のバランスの良さと、何よりも上品さがいい。
渡欧して結成する 「ヨーロピアン・リズム・マシーン」 と同じ人物とは、とても思えない。
「ヨーロピアン・リズム・マシーン」 の方を先に聴いてしまっているので、どんなに温かく吹いても情念が潜んでいる事を知っている。
二律背反の顔を持つフィル・ウッズを知る上で重要な作品といえる。
(青木高見)





Phil Woods / Phil Talks With Quill Phil Woods / Phil Talks With Quill

Recorded :
September 11, 26, 27, 1957
October 4, 8, 1957

Personnel :
Phil Woods (as)
Gene Quill (as)
Bob Corwin (p)
Sonny Dallas (b)
Nick Stabulas (ds)

Song name :
01. Doxie [I]
02. Night in Tunisia
03. Hymn for Kim
04. Dear Old Stockholm
05. Scrapple from the Apple
06. Doxie [II]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィル・ウッズ (Phil Woods 出生名 : Philip Wells Woods 1931年11月2日~) はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
アルバムはフィル・ウッズ、1957年9月と10月の録音。
共演者は、ピアノがボブ・コーウイン、アルトサックスがジーン・クイル、ベースがソニー・ダラス、ドラムがニック・スタビュラス。
演奏は、アルバム・タイトルにもある様にジーン・クイルとの共演。
二人とも同じアルトサックで腕も互角、正直どちらが吹いているのかわからなが、聴いていて気持ちいい。 演目は、チャーリー・パーカーの 「スクラップル・フロム・ジ~」、ソニー・ロリンズの 「ドキシー」 など。 (青木高見)





Zoot Sims / Al Cohn A Night At The Harf Note Zoot Sims / Al Cohn A Night At The Harf Note

(注) このアルバムは 「ズート・シムズ」 のリーダーアルバム扱いとしています。
そのためリーダーである 「 Zoot Sims 」 ででも同じ内容を掲載しています。  →

共演者にアル・コーンが参加しているため 「 Al Cohn 」 でも同じ内容を掲載しています。  →

共演者にフィル・ウッズが参加しているため 「 Phil Woods 」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : February 6-7, 1959

Personnel :
Zoot Sims (ts)
Al Cohn (ts)
Phil Woods (as)
Mose Allison (p)
Knobby Totah (b)
Paul Motian (ds)

Song name :
01. Lover, Come Back to Me
02. It Had to Be You
03. Wee Dot
04. After You've Gone

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メインコメント : ズート・シムズ (Zoot Sims 出生名 : John Haley Sims 1925年10月29日~1985年3月23日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州イングルウッド生まれの白人ジャズ・テナーサックス、ソプラノ・サックス奏者。
アル・コーン (Al Cohn 出生名 : Alvin Gilbert Cohn 1925年11月24日~1988年2月15日) はアメリカ合衆国ペンシルヴェニア州ストラウズバーグ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家、編曲家。
フィル・ウッズ (Phil Woods 出生名 : Philip Wells Woods 1931年11月2日~) はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
アルバムはズート・シムズ、アル・コーン、フィル・ウッズ、1959年2月6日・7日の録音、リバティ・レーベルからのリリース、ハーフ・ノートでのライブ。
その他の共演者は、ピアノがモーズ・アリソン、ベースがノビー・トッター(ノビル・トター)、ドラムがポール・モチアン。
まず珍しいのが、ズート・シムズ、アル・コーン、フィル・ウッズのマスター級が共演した事。
しかもライブ、音は白人サックスの妙味。
珍しいところでは、ピアノのモーズ・アリソンの参加。
モーズ・アリソンは、ブルースとロックの多くの音楽家に多大な影響を与えたミュージシャン。
そしてもう一人、ドラムのポール・モチアン、この時はビル・エヴァンス・トリオへの参加前だが参加している事。
という様に全てに貴重さが、ちりばめられた作品。
(青木高見)

※ このコメントは「アマゾン」「タワーレコード」「HMV」に掲載しました。 (コメントの無断引用・無断転載を禁じます)
コメント : アルバムはズート・シムズ、アル・コーン、フィル・ウッズ、1959年2月6日・7日の録音、リバティ・レーベルからのリリース、ハーフ・ノートでのライブ。その他の共演者は、ピアノがモーズ・アリソン、ベースがノビー・トッター(ノビル・トター)、ドラムがポール・モチアン。まず珍しいのが、ズート・シムズ、アル・コーン、フィル・ウッズのマスターが共演した事。しかもライブ、音は白人サックスの妙味。珍しいところでは、ピアノのモーズ・アリソンの参加。モーズ・アリソンは、ブルースとロックの多くの音楽家に多大な影響を与えたミュージシャン。そしてもう一人、ドラムのポール・モチアン、この時はビル・エヴァンス・トリオへの参加前だが参加している事。という様に全てに貴重さが、ちりばめられた作品。
(青木高見)





Phil Woods / Alive And Well In Paris Phil Woods / Alive And Well In Paris

Recorded : November 14-15, 1968

Personnel :
Phil Woods (as)
George Gruntz (p)
Henri Texier (b)
Daniel Humair (ds)

Song name :
01. And When We Are Young
02. Alive And Well
03. Freedom Jazz Dance
04. Stolen Moments
05. Doxy

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィル・ウッズ (Phil Woods 出生名 : Philip Wells Woods 1931年11月2日~) はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
アルバムはフィル・ウッズ、1968年11月14日・15日の録音、渡欧して現地のミュージシャンと 「ヨーロピアン・リズム・マシーン(The European Rhythm Machine)」 を結成した第一弾。
これだけ実力がありながらも、アメリカのジャズ界に嫌気がさして渡欧。
化学反応とは、一種、または二種以上の物質が反応し、もとと異なる種類の物質を生成する変化、またはその過程を言う。
さしずめ、このアルバムは、その化学反応に似つかわしい。
共演者は、ピアノがジョルジュ・グルンツ、ベースがアンリ・テクシェ、ドラムがダニエル・ユメール。
おりしも録音の前年の1967年、ジョン・F・ケネディの弟で上院議員のロバート・ケネディが、またもや凶弾に倒れる事件が起きた。
このロバート・ケネディと友人関係にあったのがフィル・ウッズ。
冒頭も一曲目  「And When We Are Young 邦題 : 若かりし日」  は悩めるアメリカに対する憎悪と、ロバート・ケネディへの追悼曲だという。
アルバム全体から噴き出るような怒り、悲しみ、やるせなさ、葛藤が、一音一音、大迫力で迫ってくる。
普段、ジャズを聴いていても鳥肌が立つことは、あまりないが、このアルバムは、いつ聴いても鳥肌が立つ。
フィル・ウッズの渾身のテナー、それを支える欧州の一流ジャズメンによる怒涛の一枚。
3曲目 「Freedom Jazz Dance」 は、エディ・ハリスの曲。
4曲目 「Stolen Moments」 は、オリヴァー・ネルソンの曲。
5曲目 「Doxy」 は、ロリンズと曲。
という様に、レコードではB面がスタンダードという構成で仕掛けも憎い。
チャーリー・パーカーの未亡人チャン・パーカーと結婚し、パーカーの遺児二人の継父となる不言実行の男、フィル・ウッズ。
ただ、最近ではオッサンになって丸くなったが、時おり顔を出す激情のサックスは不滅だ。
(青木高見)





Phil Woods / At The Frankfurt Jazz Festival Phil Woods / At The Frankfurt Jazz Festival

Recorded : March 21, 1970

Personnel :
Phil Woods (as, el-as, cl, perc, voice)
Gordon Beck (p, el-p, org, perc, clocks, voice)
Henri Texier (b, fl, voice, african-per)
Daniel Humair (ds, perc, woodblock, roto-tom)

Song name :
01. Freedom Jazz Dance
02. Ode A Jean-Louis
03. Josua
04. The Meeting

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィル・ウッズ (Phil Woods 出生名 : Philip Wells Woods 1931年11月2日~) はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
アルバムはフィル・ウッズ、1970年3月21日の録音、ドイツ 「フランクフルト・ジャズ祭」 のライブ、エンブリオ(Embryo)・レーベルの音源、ワーナー・ミュージック・ジャパンからのリリース。
共演者は、ヨーロピアン・リズム・マシーンの面々。
ピアノがゴードン・ベック、ベースがアンリ・テキシエ、ドラムがダニエル・ユメール。
メンバーが一丸となって火の玉のような演奏の記録。
1968年フィル・ウッズは、アメリカに見切りをつけ、ヨーロッパに新天地を求めて旅立つ。
それは、ジャズ発祥の地アメリカに失いつつあった、燃えるような熱いジャズの復権を意味している。
演奏は、はちきれんばかりの情熱のライブ。
ちなみに、1曲目の 「Freedom Jazz Dance」 は電気サックスで有名なエディ・ハリスの曲。
後にマイルス・ディビスが取り上げ、マイルスの死後2016年にブートレッグ集としてCD3枚組のタイトルが 「Freedom Jazz Dance」 になっている。
個人的に、ヨーロピアン・リズム・マシーンは、自分に活を入れたい時に聴く。
「聴く精力剤」 で、まちがいなく元気をもらえる。
(青木高見)





Phil Woods and Tom Harrell / Phil Woods Tom Harrell Phil Woods and Tom Harrell / Phil Woods Tom Harrell

(注) このアルバムはフィル・ウッズのリーダーアルバム扱いとしています。
共演者に双頭のトム・ハレルが参加しているため 「 Tom Harrell 」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : June 19, 1986

Personnel :
Phil Woods (as)
Tom Harrell (tp, fln)
Hal Garper (p)
Steve Gilmore (b)
Bill Goodwin (ds)

Song name :
01. 111-44
02. Another Jones
03. My Azure
04. Serenade in Blue
05. Tenor of the Times
06. Times Mirror
07. Ya Know

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィル・ウッズ (Phil Woods 出生名 : Philip Wells Woods 1931年11月2日~) はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
トム・ハレル (Tom Harrell 1946年6月16日~) はアメリカ合衆国イリノイ州生まれのジャズ・トランペット・フリューゲルホーン奏者、作曲家、アレンジャー。
アルバムはフィル・ウッズとトム・ハレル、19866月19日年の録音。
2人の歳の差はフィル・ウッズが15歳上。
ただ、ジャズの場合は歳の差は、あまり関係ない。
そのほかの共演者は、ピアノがハル・ギャルパー、ベースがスティーブ・ギルモア、ドラムがビル・グッドウイン。
演奏は、フィル・ウッズもトム・ハレルも音に感情をこめるタイプ。
歳をとると人間丸くなるのか、全体に、もう少しインパンクがあってもよかった様にも思う。
ジャズの場合、棘(とげ)がないと、といっても、ありすぎても困るのだが。
他のミュージシャンならこの演奏でいいかもしれないが。
フィル・ウッズだったら、やはりもう少しブローしないと、ダメヨ、ダメダメ。
(青木高見)

※ このコメントは 「アマゾン」 に掲載しました。 (コメントの無断引用・無断転載を禁じます)
コメント : アルバムはフィル・ウッズとトム・ハレル、19866月19日年の録音。2人の歳の差はフィル・ウッズが15歳上。ただ、ジャズの場合は歳の差は、あまり関係ない。そのほかの共演者は、ピアノがハル・ギャルパー、ベースがスティーブ・ギルモア、ドラムがビル・グッドウイン。演奏は、フィル・ウッズもトム・ハレルも音に感情をこめるタイプ。歳をとると人間丸くなるのか、全体に、もう少しインパンクがあってもよかった様にも思う。ジャズの場合、棘(とげ)がないと、といっても、ありすぎても困るのだが。他のミュージシャンならこの演奏でいいかもしれないが。フィル・ウッズだったら、やはりもう少しブローしないと、ダメヨ、ダメダメ。

(青木高見)



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