青木高見のジャズコレクション Mose Allison (p, vo, comp) モーズ・アリソン


略歴
Mose Allison モーズ・アリソン (Mose Allison 本名:Mose John Allison, Jr., 1927年11月11日~) はアメリカ合衆国ミシシッピ州生まれのジャズ・ピアニスト、歌手、作曲家。
グラマースクール在学中にピアノを、高校ではトランペットを演奏していた。
ミシシッピ大学、ルイジアナ州立大学に進学、哲学の学士号を取る。
軍隊を除籍後、ニューヨークにてジャズ・ミュージシャンとしての活動開始。
ロックで、ザ・フーの 「Young Man's Blues」 をはじめ。
ロックで良く演奏される 「パーチマン・ファーム (Parchman Farm)」 の作曲者。
その他、ローリング・ストーンズ、ジョン・メイオール、ヤードバーズ、ジョニー·ウィンター、レオン・ラッセル、ヴァン・モリソン、エルビス・コステロ、キングストン·トリオなど大勢に曲を提供している。
ジャズマンでありながら、そのほかのジャンルで足跡を残した異色のミュージシャンといえる。
(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】
Mose Allison / Greatest Hits (OJCCD-6004-2) Mose Allison / Back Country Suite (OJCCD-075-2)

【INDEX (共演アルバム)】
Stan Getz / The Soft Swing (UCCV-9398)

【以下コンテンツ】


Mose Allison / Greatest Hits (OJCCD-6004-2) The Who / Live At Leeds Mose Allison / Greatest Hits (OJCCD-6004-2)

Recorded : 1957-196

Personnel :
Mose Allison (p, vo, comp)

Song name :
01. The Seventh Son
02. Eyesight To The Blind
03. Do Nothin' Till You Hear From Me
04. Lost Mind
05. I've Got A Right To Cry
06. Baby, Let Me Hold Your Hand
07. Parchman Farm
08. If You Live
09. Don't Get Around Much Anymore
10. One Room Country Shack
11. I Hadn't Anyone Till You
12. Young Man's Blues
13. That's All Right
14. Blueberry Hill
15. Trouble In Mind
16. Creek Bank

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : モーズ・アリソン (Mose John Allison, Jr., 1927年11月11日~) はアメリカ合衆国ミシシッピ州生まれのジャズ・ピアニスト、歌手、作曲家。
グラマースクール在学中にピアノを、高校ではトランペットを演奏していた。
ミシシッピ大学、ルイジアナ州立大学に進学、哲学の学士号を取る。
軍隊を除籍後、ニューヨークにてジャズ・ミュージシャンとしての活動開始。
アルバムはモーズ・アリソン、1957年から1961年のプレスティッジの音源のベスト盤。
本人の声は、しゃがれいて、何となく弱々しい。
この人がブルースとロックの音楽家に多大な影響を与えたとは瞬間には思えない。
しかし、何度か聴いていると、モーズ・アリソン像が鮮明になってくる。
CDライナーは、ザ・フーのピート・タウンゼントが寄稿している。
ザ・フーの 「Young Man's Blues」 はモーズ・アリソンの曲。
調べれは出るは出るは、ローリング・ストーンズ、ジョン・メイオール、ヤードバーズ、ジョニー·ウィンター、レオン・ラッセル、ヴァン・モリソン、エルビス・コステロ、リック·デリンジャー、キングストン·トリオなど大勢に曲を提供していた偉大な作曲家であった。
モーズ・アリソンのジャズの素養は、ジュークボックスから流れるデューク・エリントンやチャーリー・パーカー、セロニアス・モンクだったという。
話は飛ぶがモーズ・アリソンが作曲した 「パーチマン・ファーム (Parchman Farm)」。
パーチマン・ファームとは、苦労の刑務所として知られるミシシッピ州立刑務所のこと。
囚人たちは農場、鉄道敷設、砕石場などにかりだされた。
この歌は、その黒人服役者達によって歌われたブルースが基調になっている。
モーズ・アリソンの生まれがミシシッピ州なので、近くにある存在として題材にしたのかもしれない。
(青木高見)





Mose Allison / Back Country Suite (OJCCD-075-2) Mose Allison / Back Country Suite (OJCCD-075-2)

Recorded : March 7, 1957

Personnel :
Mose Allison (p, vo, comp)
Taylor La Fargue (b)
Frank Isola (ds)

Song name :
01. Back Country Suite: New Ground
02. Back Country Suite: Train
03. Back Country Suite: Warm Night
04. Back Country Suite: Blues (Young Man's Blues)
05. Back Country Suite: Saturday
06. Back Country Suite: Scamper
07. Back Country Suite: January
08. Back Country Suite: Promised Land
09. Back Country Suite: Spring Song
10. Back Country Suite: Highway 49
11. Blueberry Hill
12. You Won't Let Me Go
13. I Thought About You
14. One Room Country Shack
15. In Salah

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : モーズ・アリソン (Mose John Allison, Jr., 1927年11月11日~) はアメリカ合衆国ミシシッピ州生まれのジャズ・ピアニスト、歌手、作曲家。
グラマースクール在学中にピアノを、高校ではトランペットを演奏していた。
ミシシッピ大学、ルイジアナ州立大学に進学、哲学の学士号を取る。
軍隊を除籍後、ニューヨークにてジャズ・ミュージシャンとしての活動開始。
アルバムはモーズ・アリソン、1957年3月7日の録音、プレスティッジ・レーベルからのリリース、ザ・フーの 「Young Man's Blues」 の原曲を聴ける。
モーズ・アリソンは、ローリング・ストーンズ、ジョン・メイオール、ヤードバーズ、ジョニー·ウィンター、レオン・ラッセル、ヴァン・モリソン、エルビス・コステロ、キングストン·トリオなど大勢に曲を提供してきた。
モーズ・アリソンのジャズの素養は、ジュークボックスから流れるデューク・エリントンやチャーリー・パーカー、セロニアス・モンクだったという。
こういう隠れた偉大なモーズ・アリソンのようなミュージシャンがいるのが音楽大国アメリカ。
改めてアメリカ音楽の懐(ふところ)の広さを感じる。
2012年5月に来日しブルーノートで公演を行った。
(青木高見)




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