青木高見のジャズコレクション Hank Mobley (ts, comp) ハンク・モブレー


略歴
Hank Mobley ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
草創期のジャズ・メッセンジャーのテナー演奏と、数多くの作曲実績があるにもかかわらず、またブルーノートからのリリースの多さも凄いのに。
日本でのハンク・モブレーの人気は今ひとつ。
原因は同時代に現れた、マイルス・デイヴィスとジョン・コルトレーンかもしれない。
マイルス・デイヴィスの 「Miles Daivis / Someday My Prince Will Come」。
ここに、ジョン・コルトレーンとハンク・モブレーがそろって共演。
ジョン・コルトレーンは、神がかり的な上達と 「モード」 を引っさげて演奏。
「Miles Daivis / Someday My Prince Will Come」 でも二人が共演。
ハンク・モブレーは百戦錬磨のハード・バップを演奏しているだけで、何も欠点がある訳ではない。
ところが 「モード」 の前では、時代遅れとされてしまった。
追い打ちをかけるように 「Miles Davis / At Blackhawk San Francisco (Vol.1) (Vol.2)」 に至っては。
マイルス・デイヴィスが語った、ハンク・モブレーへの不満の記事が拡散。
あのマイルスが言った言葉は、勝手に広く定着してしまった。
そしてハンク・モブレーは 「モード」 には興味を示さず、生涯、ハード・バップでやり通した。
古武士の様な朴訥(ぼくとつ)さが、この人の最大の魅力なのに。
(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】
Hank Mobley / Hank Mobley Quartet (TOCJ-8629) Hank Mobley / The Jazz Message Of Hank Mobley -Complete Edition- (276E 6023) Hank Mobley / Jazz Message Vol.2 (COCB-53418) Hank Mobley / Mobley's Message (VICJ-41199) Hank Mobley / Mobley's 2nd Message (VICJ-2072) Hank Mobley / Sextet (TOCJ-6470) Hank Mobley / Hank Mobley And His All Stars (TOCJ-6534) Hank Mobley / Hank Mobley Quintet (TOCJ-6487) Hank Mobley / Monday Night At Birdland (TOCJ-50090) Hank Mobley / Another Monday Night At Birdland (FSR-CD 32) Hank Mobley / Hank (TOCJ-1560) Hank Mobley / Hank Mobley (CJ28-5146) Hank Mobley and Lee Morgan / Peckin' Time (CDP 7 81574 2) Hank Mobley / Soul Station (CDP 7 46528 2) Hank Mobley / Roll Call (CP32-9520) Hank Mobley / Workout (CDP 7 84080 2) Hank Mobley / Another Workout (0946 3 62646 2 2) Hank Mobley / No Room For Squares (7243 5 24539 2 4) Hank Mobley / The Turnaround (CDP 7 84186 2) Hank Mobley / Dippin (CDP 7 46511 2) Hank Mobley / A Caddy for Daddy (CDP 7 84230 2) Hank Mobley / A Slice of The Top (CDP 7243 8 33582 2 9) >Hank Mobley / Hi Voltage (CDP 7 84273 2) Hank Mobley / Reach Out! (TOCJ-4288)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Lee Morgan / Introducing (COCB-53945) Lee Morgan  / Lee Morgan Sextet (TOCJ-1541)

【INDEX (共演アルバム)】
Art Blakey Just Coolin' (UCCQ-1123) Curtis Fuller The Opener Art Farmer Farmers Market

【以下コンテンツ】



Hank Mobley / Hank Mobley Quartet (TOCJ-8629) Hank Mobley / Hank Mobley Quartet (TOCJ-8629)

Recorded : March 27, 1955

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Horace Silver (p)
Doug Watkins (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. Hank's Prank
02. My Sin
03. Avila And Tequila
04. Walking The Fence
05. Love For Sale
06. Just Coolin'

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは195年3月27日録音、ブルーノート(Blue Note)5066番、6曲入り。
CDは発売元が株式会社EMIミュージック・ジャパン、ユージン・セント・ジャン(Eugene St. Jean)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、高井信成氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがホレス・シルヴァー、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・ブレイキー。
録音時ハンク・モブレーはジャズ・メッセンジャーズに在籍していた。
ここにトランペットのケニー・ドーハムが加われば、同年11月リリースのジャズ・メッセンジャーズ 「At the Cafe Bohemia」 になる。
演目は、コール・ポーターの 「Love For Sale」 以外すべてハンク・モブレーの作曲。
1950年のジャズはハード面の大きな技術革新で媒体がSPからLPへの進化した。
LPとは 「ロング・プレイ」 の略、この事で長尺録音が可能になった。
ブルーノート・レーベルも作曲ができるハンク・モブレーを必要とした。
ブルーノートの社主アルフレッド・ライオンはハンク・モブレーを気に入り多くのアルバム収録を行った。
後期にマイルス・デイヴィス・バンドへ参加をしたものの新しい流行には目もくれずハード・バップ一本でやり通した。
マイペースな演奏スタイルは生涯変わる事がなかった。
(青木高見)





Hank Mobley / The Jazz Message Of Hank Mobley -Complete Edition- (276E 6023) Hank Mobley / The Jazz Message Of Hank Mobley -Complete Edition- (276E 6023)

Recorded, Song name, Personnel :

Rec:February 8, 1956
01. There Will Never Be Another You
02. Cattin'
03. Madeline
04. When I Fall In Love
Hank Mobley (ts)
Ronnie Ball (p)
Donald Byrd (tp)
Doug Watkins (b)
Kenny Clarke (ds)

Rec:July 23, 1956
05. B For BB
06. Space Flight
07. Blues Number Two
Hank Mobley (ts)
Barry Harris (p)
Donald Byrd (tp)
Doug Watkins (b)
Kenny Clarke (ds)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1956年2月・7月の録音、サヴォイ・レコード(Savoy Records)MG 12064番、7曲入り。
CDは発売元がキングレコード株式会社、輸入盤、英語ライナーノーツなし、小川隆夫氏による日本語解説、7曲入り。
当アルバムと 「Hank Mobley / Jazz Message Vol.2」 でセットとなる。
メンバーは。
1~4曲目が、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがロニー・ボール、トランペットがドナルド・バード、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがケニー・クラーク。
5~7曲目が、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがバリー・ハリス、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがケニー・クラーク。
話は飛ぶが、この頃、ドラムのアート・ブレイキーとピアノのホレス・シルバーの仲が悪くなりジャズ・メッセンジャーズが分裂した。
ハンク・モブレーはホレス・シルバーに誘われてジャズ・メッセンジャーズを去った。
そういう事から、ハンク・モブレは演奏できれば、どこでも良いとでもいう感じがする、人間関係には無頓着そうに見える。
(青木高見)





Hank Mobley / Jazz Message Vol.2 (COCB-53418) Hank Mobley / Jazz Message Vol.2 (COCB-53418)

Recorded, Song name, Personnel :

Rec:November 7, 1956
01. Thad's Blues
02. Doug's Minor B'OK
Hank Mobley (ts)
Hank Jones (p)
Lee Morgan (tp)
Doug Watkins (b)
Art Taylor (ds)

Rec:July 23, 1956
03. B. For B.B.
04. Blues Number Two
05. Space Flight
Hank Mobley (ts)
Barry Harris (p)
Donald Byrd (tp)
Doug Watkins (b)
Kenny Clarke (ds)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1956年7月・11月の録音、サヴォイ・レコード(Savoy Records)MG-12092番、5曲入り。
CDは発売元がコロムビア・ミュージック・エンタテインメント株式会社、アラン・ステイン(Alan Stein)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、佐藤英輔氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーは、
1~2曲目が、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがバリー・ハリス、トランペットがドナルド・バード、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがケニー・クラーク。
3~5曲目が、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがハンク・ジョーンズ、トランペットがリー・モーガン、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・テイラー。
ハンク・モブレーがブルーノートから一連のアルバムをリリースする以前のサヴォイ・レーベルの演奏。
アルバム・ジャケットは 「頭を抱えるハンク・モブレー」。
何かうまくいかなかったのか、疲れているか、単純に眠たかったのか。
色々考えてしまう、しかし肝心な演奏は明るく何の問題もない。
当時、サヴォイのハウスピアニストであったハンク・ジョーンズとバリー・ハリスが軸になり安定感を出す。
そこに新進気鋭の若手トランぺッターのリー・モーガンとドナルド・バードのカップリング。
リズムに変化を持たすため、わざわざケニー・クラークとアート・テイラーを使い分けた。
通り一辺倒にさせないサヴォイ・レーベルの努力の跡が見て取れる。
(青木高見)





Hank Mobley / Mobley's Message (VICJ-41199) Hank Mobley / Mobley's Message (VICJ-41199)

Recorded : July 20, 1956

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Barry Harris (p)
Donald Byrd (tp)
Jackie McLean (as) #4,
Doug Watkins (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Bouncing with Bud
02. 52nd Street Theme
03. Minor Disturbance
04. Au Privave
05. Little Girl Blue
06. Alternating Current

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1956年7月20日録音、プレスティッジ(Prestige)PRLP 7061番、6曲入り。
CDは発売元がビクター・エンターテインメント株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、岡崎正通氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがバリー・ハリス、トランペットがドナルド・バード、一曲のみアルトサックスがジャッキー・マククリーン、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・テイラー。
ハンク・モブレーがブルーノートから一連のアルバムをリリースする以前のプレスティッジ盤。
一曲だけジャッキー・マククリーンとハンク・モブレー、ドナルド・バードの3管が聴ける。
この頃のハンク・モブレーは、一点の曇りもなく、よどみなく出てくる柔らかなメロディ。
演目は、後期の作品には出てこないバド・パウエルやセロニアス・モンクの曲が選ばれている。
(青木高見)





Hank Mobley / Mobley's 2nd Message (VICJ-2072) Hank Mobley / Mobley's 2nd Message (VICJ-2072)

Recorded : July 27, 1956

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Walter Bishop jr. (p)
Kenny Dorham (tp)
Doug Watkins (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. These Are The Things I Love
02. Message From The Border
03. Xlento
04. The Latest
05. I Should Care
06. Crazeology

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1956年7月27日の録音、プレスティッジ(Prestige)PRLP 7082番、6曲入り。
CDは発売元がビクター・エンターテインメント株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがウォルター・ビショップ・ジュニア、トランペットがケニー・ドーハム、ベースがベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・テイラー。
ハンク・モブレーがブルーノートから一連のアルバムをリリースする以前のプレスティッジ盤。
どちらかというと硬質なピアノのウォルター・ビショップ・ジュニア、ドラムのアート・テイラーによってジャズ・メッセンジャーズ感がなくなる。
この頃のハンク・モブレーは、一点の曇りのない柔らかくて丸い音が特長。
後世のリスナーとしてはハンク・モブレーのディスコグラフィーを知っているので、この頃の作品が脂が乗りきっていた時代だった事がわかる。
(青木高見)





Lee Morgan / Introducing (COCB-53945) Lee Morgan / Introducing (COCB-53945)

「ジャズ/リー・モーガン」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ハンク・モブレー」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Song number, Recorded :
#01, #03-07 Rec:November 5, 1956
#02 Rec:November 7, 1956

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Hank Jones (p)
Hank Mobley (ts)
Doug Watkins (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Hank's Shout
02. Nostalgia
03. Bet
04. Softly As In Morning Sunrise
05. P.S. I Love You
06. Easy Living
07. That's All

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1956年11月5日と11月7日の録音、サヴォイ・レコード(Savoy Records)MG-12091番、7曲入り。
CDは発売元が日本コロムビア株式会社、オジー・カデナ(Ozzie Cadena)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、ライナーノーツ和訳、7曲入り。
メンバーは。トランペットがはリー・モーガン、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがハンク・ジョーンズ、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・テイラー。
ハンク・モブレーのアルバム 「Hank Mobley / Jazz Message Vol.2」 と同日、同メンバー。
演奏は 「with Hank Mobley Quintet」 とある様にハンク・ジョーンズの作品と言ってもおかしくない。
録音時、リー・モーガン18歳。
演奏からはクリフォード・ブラウンの再来といわれる理由がわかる。
(青木高見)





Hank Mobley / Sextet (TOCJ-6470) Hank Mobley / Sextet (TOCJ-6470)

Recorded : November 25, 1956

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Horace Silver (p)
Lee Morgan (tp)
Donald Byrd (tp)
Paul Chambers (b)
Charlie Persip (ds)

Song name :
01. Touch and Go
02. Double Whammy
03. Barrel of Funk
04. Mobleymania

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1956年11月25日録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 1540番、4曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、高井信成氏による日本語解説、4曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがホレス・シルヴァー、トランペットがリー・モーガンとドナルド・バード、ベースがポール・チェンバース、ドラムがチャーリー・パーシップ。
演奏はリー・モーガンとドナルド・バードの鍔迫(つばぜ)り合い、それを楽しんでいるかの様なハンク・モブレー。
それと、ブルーノート社主のアルフレッド・ライオン。
この頃のアルフレッド・ライオンはハンク・モブレーの演奏するもの全て録音し商品化した。
今となってはハンク・モブレーに関してはブルーノートから20枚近いの作品が残っている。
ちなみにブルーノート・アルバム・ナンバーで、このアルバムの次のナンバー 「BLP 1541番」 はトランペットのリー・モーガンのリーダー作 「Lee Mogan Vol.2 (録音日:1956年12月2日)」 となる。
ちなみに、アルバム・ジャケットは左からドナルド・バード、リー・モーガン、ハンク・モブレーでモノクロの写真でカッコイイ。
(青木高見)





Lee Morgan  / Lee Morgan Sextet  (TOCJ-1541) Lee Morgan / Lee Morgan Sextet (TOCJ-1541)

「ジャズ/リー・モーガン」 のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ハンク・モブレー」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : December 2, 1956

Personnel :
Lee Morgan (tp)
Hank Mobley (ts)
Horace Silver (p)
Kenny Rodgers (as)
Paul Chambers (b)
Charlie Persip (ds)

Song name :
01. Whisper Not
02. Latin Hangover
03. His Sister
04. Slightly Hep
05. Where Am I?
06. D's Fink

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986と年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1956年12月2日録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 1541番、6曲入り、ファーストから1ヶ月しか経っていないセカンド・アルバム。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、中原尚哉氏によるライナーノーツ和訳、6曲入り。
メンバーは。トランペットがはリー・モーガン、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがホレス・シルヴァー、アルトサックスがケニー・ロジャース、ベースがポール・チェンバース、ドラムがチャーリー・パーシップ。
6人編成の 「セクステット」 を、そのままタイトルにしてしまって、けっこう安易。
ブルーノートの思惑だと思うが、当アルバムはリー・モーガンのリーダー作となる。
ところが、テナーサックスのハンク・モブレーのリーダー作と言ってもいい。
(青木高見)





Hank Mobley / Hank Mobley And His All Stars (TOCJ-6534) Hank Mobley / Hank Mobley And His All Stars (TOCJ-6534)

Recorded : January 13, 1957

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Horace Silver (p)
Milt Jackson (vib)
Doug Watkins (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. Reunion
02. Ultra Marine
03. Don't Walk
04. Lower Stratosphere
05. Mobley's Musings

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1957年1月13日の録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 1544番、5曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、大村幸則氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがホレス・シルヴァー、ビブラフォンがミルト・ジャクソン、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・ブレイキー。
ジャズ・メッセンジャーズ分裂の話は、アート・ブレイキーとホレス・シルバーの宗教上・音楽性の違いの仲違いとされる。
演奏は仲違いの後の演奏だが、収録が始まれば、そんなことは、どこ吹く風でジャズマンらしい。
それを考慮してか、ビブラフォンのミルト・ジャクソンを中和剤として呼んだのは、ブルーノートのオーナー、アルフレッド・ライオンかもしれない。
演目は、全曲ハンク・モブレーの手によるものでジャケットのポートレートがそれを表している。
(青木高見)





Hank Mobley / Hank Mobley Quintet (TOCJ-6487) Hank Mobley / Hank Mobley Quintet (TOCJ-6487)

Recorded : March 8, 1957

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Horace Silver (p)
Art Farmer (tp)
Doug Watkins (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. Funk In Deep Freeze
02. Wham And They're Off
03. Fin De L'Affaire
04. Startin' From Scratch
05. Stella-Wise
06. Base On Balls

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1957年3月8日録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 1550番、6曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、ロバート・レヴィン(Robert Levin)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがホレス・シルバー、トランペットがアート・ファーマー、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・ブレイキー。
トランペットのアート・ファーマーがケニー・ドーハムだったら、ジャズ・メッセンジャーズになる。
そのためアート・ファーマーに替った事で趣(おもむき)に変化した。
ジャズ・メッセンジャーズ分裂の話は、アート・ブレイキーとホレス・シルバーの宗教上・音楽性の違いの仲違いとされる。
演奏は仲違いの後の演奏だが、収録が始まれば、そんなことは、どこ吹く風でジャズマンらしい。
アート・ファーマーは、派手さや誇張性のない点でハンク・モブレーと似ている。
演目は全曲ハンク・モブレーの手によるもの。
ハンク・モブレーの凄いところは、プレーヤーの事を思って丁寧に曲作りをしている。
また、アルバム名に 「クァルテット」 とか 「クインテット」 など、固有名詞が付かないものが多く存在する。
このアルバムも 「ハンク・モブレー・クインテット」。
解ると言えば解るのだが、個人的には固有名詞を付けてもらいたかった。
(青木高見)





Hank Mobley / Monday Night At Birdland (TOCJ-50090) Hank Mobley / Monday Night At Birdland (TOCJ-50090)

Recorded : April 21, 1958

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Ray Bryant (p)
Lee Morgan (tp)
Billy Root (ts)
Curtis Fuller (tb)
Tommy Bryant (b)
Charles "Specs" Wright (ds)

Song name :
01. Walkin'
02. All The Things You Are
03. Bag's Groove
04. There Will Never Be Another You

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1957年4月21日、ニューヨークのバードランド(ジャズ・コーナー)のライブ、ルーレット(Roulette)RLP 29番、4曲入り。
CDは発売元が株式会社EMIミュージックジャパン、シンフォニー・シッド・トゥーリン("Symphony Syd" Turin)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、岩浪洋三氏による日本語解説、4曲入り。
アルバム 「Hank Mobley / Another Monday Night At Birdland (Recorded : April 21, 1957)」 とセット。
アルバム・ジャケットの上部が水色か赤色かで区別できる、ちなみに当アルバムは上部が水色。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレーとビリー・ルート、ピアノがレイ・ブライアント、トランペットがリー・モーガン、トロンボーンがカーティス·フラー、ベースがトミー・ブライアント、ドラムがスペックス・ライト。
編成は2テナー、1トランペット、1トロンボーン、全部で7人によるアンサンブル。
ダミ声の司会者は 「シンフォニー・シッド (Symphony Syd)」 でアルバムのライナーも書いている。
ライナーによると当時のニューヨーク・ウエスト45丁目のバードランド(ジャズ・コーナー)は月曜日の夜は特別プログラムかもしくはジャム・セッションが多かったという。
酷評になるが演奏は少し粗い、やはりハンク・モブレーはスタジオが本領発揮なのかもしれない。
(青木高見)





Hank Mobley / Another Monday Night At Birdland (FSR-CD 32) Hank Mobley / Another Monday Night At Birdland (FSR-CD 32)

Recorded : April 21, 1957

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Ray Bryant (p)
Lee Morgan (tp)
Billy Root (ts)
Curtis Fuller (tb)
Tommy Bryant (b)
Charles "Specs" Wright (ds)

Song name :
01. It's You or No One
02. Jamph
03. Nutville
04. Wee

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1957年4月21日、ニューヨークのバードランド(ジャズ・コーナー)のライブ、ルーレット(Roulette)SR 52022番、4曲入り。
CDは発売元がフレッシュ・サウンド・レコード(Fresh Sound Records)、輸入盤、レーベルによる英語オリジナル・ライナーノーツ、4曲入り。
アルバム 「Hank Mobley / Monday Night At Birdland (TOCJ-50090)」 とセット。
アルバム・ジャケットの上部が水色か赤色かで区別できる、ちなみに当アルバムは上部が赤色。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレーとビリー・ルート、ピアノがレイ・ブライアント、トランペットがリー・モーガン、トロンボーンがカーティス·フラー、ベースがトミー・ブライアント、ドラムがスペックス・ライト。
編成は2テナー、1トランペット、1トロンボーン、全部で7人によるアンサンブル。
メンバーはペンシルバニア州フィラデルフィア出身のミュージシャンが多い。
レイ・ブライアント、リー・モーガン、ビリー・ルート、レイ・ブライアントの弟のトミー・ブライアント、スペックス・ライトがフィラデルフィアの同郷。
ライナーによると当時のニューヨーク・ウエスト45丁目のバードランド(ジャズ・コーナー)は月曜日の夜は特別プログラムかもしくはジャム・セッションが多かったという。
酷評になるが演奏は少し粗い、やはりハンク・モブレーはスタジオが本領発揮なのかもしれない。
(青木高見)





Hank Mobley / Hank (TOCJ-1560) Hank Mobley / Hank (TOCJ-1560)

Recorded : April 21, 1957

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Bobby Timmons (p)
Donald Byrd (tp)
John Jenkins (as)
Wilbur Ware (b)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
01. Fit For A Hanker
02. Hi Groove, Low Feed-Back
03. Easy To Love
04. Time After Time
05. Dance Of The Infidels

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1957年4月21日の録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 1560番、5曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、赤塚四朗氏によるライナーノーツ和訳、原田和典氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがボビー・ティモンズ、トランペットがドナルド・バード、アルトサックスがジョン・ジェンキンス、ベースがウィルバー・ウェア、ドラムがフィーリー・ジョー・ジョーンズ。
英語オリジナル・ライナーノーツにはメンバーの6人の写真が載っている。
耳に鉛筆をかけているハンク・モブレーは正に作曲家の顔。
演奏はひじょうに完成度が高く、ハード・バップ・ジャズの全ての要素を満たしている。br /> 演目の作曲者を明記した。
01. Fit For A Hanker / Hank Mobley
02. Hi Groove, Low Feed-Back / Hank Mobley
03. Easy To Love / Cole Porter
04. Time After Time / Sammy Cahn and Jule Styne
05. Dance Of The Infidels / Bud Powell
(青木高見)





Hank Mobley / Hank Mobley (CJ28-5146) Hank Mobley / Hank Mobley (CJ28-5146)

Recorded : June 23, 1957

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Sonny Clark (p)
Bill Hardman (tp)
Curtis Porter (as, ts)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Mighty Moe and Joe
02. Falling In Love With Love
03. Bags' Groove
04. Double Exposure
05. News

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1957年6月23日録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 1568番、5曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、中古購入のため英語と日本語のライナーノーツなし、5曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがソニー・クラーク、トランペットがビル・ハードマン、アルト・テナーサックスがカーティス・ポーター(別名:シャフィ・ハディ)、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー。
ハンク・モブレーはブルーノート6枚目、ピアノのソニー・クラークとトランペットのビル・ハードマンは、このアルバムがブルーノート・デビュー作。
発売当時、ブルーノート・オリジナル盤はプレス数が少なく、すぐに廃盤になった。
日本でもLPはその希少性から 「幻のイチ・ゴー・ロク・ハチ」 呼ばれ中古でも高値が付いた。
ジャズ喫茶で特にリクエストされる事が多かった。
(青木高見)





Hank Mobley and Lee Morgan / Peckin' Time (CDP 7 81574 2) Hank Mobley and Lee Morgan / Peckin' Time (CDP 7 81574 2)

「ジャズ/ハンク・モブレー」 のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/リー・モーガン」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : February 9, 1958

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Lee Morgan (tp)
Wynton Kelly (p)
Paul Chambers (b)
Charlie Persip (ds)

Song name :
01. High And Flighty
02. High And Flighty (Alternate Take)
03. Speak Low
04. Speak Low (Alternate Take)
05. Peckin' Time
06. Stretchin' Out
07. Stretchin' Out (Alternate Take)
08. Git Go Blues

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
リー・モーガン (Lee Morgan 出生名:Edward Lee Morgan 1938年7月10日~1972年2月19日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・トランペット奏者。
LPは1958年2月9日の録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 1574番、5曲入り。
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、4曲目 「Speak Low (Alternate Take)」 と7曲目 「Stretchin' Out (Alternate Take)」 の2曲が追加され全8曲入り。
メンバー、テナーサックスがハンク・モブレー、トランペットがリー・モーガン、ピアノがウイントン・ケリー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがチャーリー・パーシップ。
アルバム・タイトルの 「ペッキン (Peckin')」 とは 「つつきあい」。
さしずめハンク・モブレーとリー・モーガンと 「つつきあい」 で銘々したと思うが実際の演奏では 「つつきあい」 はない。
演目は 「Speak Low」 以外ハンク・モブレーの作曲。
逸話がある。
「ハンク・モブレーは、どちらかというと引っ込み思案、自分と気のあう連中となら水を得た魚のごとく吹く、この事を理解していたブルーノート社主のアルフレッド・ライオンは同居までしてハンク・モブレーに気使い、録音にのぞんだ」
話は飛ぶが。アルバム・ジャケットはマスターテープを入れる外箱。
いかにも今収録したばかりですというイメージ。
だが事実は録音時期とリリース時期の差をカモフラージュしたとされる。
(青木高見)





Hank Mobley / Soul Station (CDP 7 46528 2) Hank Mobley / Soul Station (CDP 7 46528 2)

Recorded : February 7, 1960

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Wynton Kelly (p)
Doug Watkins (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. Remember
02. This I Dig Of You
03. Dig Dis
04. Split Feelin's
05. Soul Station
06. If I Should Lose You

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1960年2月7日録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 4031番、6曲入り。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、ジョー・ゴールドバーグ(Joe Goldberg)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバー、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがウイントン・ケリー、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・ブレイキー。
ハンク・モブレーが 「アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ」 の一員として 「Art Blakey and The Jazz Messengers / At the Cafe Bohemia」 で演奏したのが1955年11月なので5年が経過している。
ブルーノート社主のアルフレッド・ライオンの思惑は 「お気に入りのハンク・モブレーのリーダー作、それもワンホーン・アルバムを作りたい」 人気が出るにはどうしたらよいか。
普段から切り込まなくて丸く悪く言えば凡庸なテナーにパワーを注入するため、アート・ブレイキーを呼んだのは、アルフレッド・ライオンだろうか。
ナイヤガラの爆風の如(ごと)く、煽(あお)る攻撃的なドラムが聴ける。
という事で演奏は狙い通りハリのある艶やかな魅力の1枚に仕上がった。
(青木高見)





Hank Mobley / Roll Call (CP32-9520) Hank Mobley / Roll Call (CP32-9520)

Recorded : November 13, 1960

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Wynton Kelly (p)
Freddie Hubbard (tp)
Paul Chambers (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. Roll Call
02. My Groove Your Move
03. Take Your Pick
04. A Baptist Beat
05. A Baptist Beat (Alternate Take)
06. The More I See You
07. The Breakdown

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは960年11月30日録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 4058番、6曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、マイケル・カスクーナ(Michael Cuscuna)氏のコメントと、ロバート・レヴィン(Robert Levin)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、ク保田高司氏による日本語解説、5曲目の 「A Baptist Beat (Alternate Take)」 の1曲が追加され全7曲入り。
メンバー、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがウイントン・ケリー、トランペットがフレディ―・ハバード、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・ブレイキー。
暴れん坊フレディ―・ハバードのトランペット、ナイヤガラ爆風で煽(あお)りまくるアート・ブレイキーに感化され幾分逞(たくま)しくなったハンク・モブレー。
個人的な勝手な妄想。
マイルス・デイヴィスのアルバム 「 Miles Davis / At Blackhawk San Francisco (Vol.1 or 2) 1961年4月21日と22日録音」。
共演者は、ピアノがウイントン・ケリー、テナーサックスがハンク・モブレー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがジミー・コブ。
マイルス・デイヴィスはハンク・モブレーのこのアルバムを聴きながら、こう構想を練ったのではないか。
「まず、うるさいドラムのアート・ブレイキーを、何でも言う事を聞くジミー・コブに替えよう。
 あとはモードで静的に統制させれば、俺の考えている音楽が実現できる。
 実験場所はブラック・ホークにしよう、ライブの緊張感でリハーサル無しで一発で決めよう」。
だが実際のライブは違ってしまった、マイルス・デイヴィスは凄く不満だった。
原因は、無頓着で、ぼんやりテナーのハンク・モブレーのプレイだったらしい。
充分にリハーサルを重ねるハンク・モブレーに対し突然まで仲間に曲名さえも伝えない一発屋のマイルス・デイヴィスと合う筈(はず)がない。
(青木高見)





Hank Mobley / Workout (CDP 7 84080 2) Hank Mobley / Workout (CDP 7 84080 2)

Recorded : March 26, 1961

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Grant Green (g)
Wynton Kelly (p)
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
01. Workout
02. Uh Huh
03. Smokin'
04. The Best Things In Life Are Free
05. Greasin' Easy
06. Three Coins In A Fountain (bonus track)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1961年3月26日録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 4080番、5曲入り。
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲目の 「Three Coins In A Fountain」 の1曲が追加され全6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがウイントン・ケリー、ギターがグラント・グリーン、ベースがポール・チェンバース、ドラムがフィーリー・ジョー・ジョーンズ。
申し分のないメンバー。
やはり、この時がハンク・モブレーの絶頂期だった気がする、新星グラント・グリーンとの涼しげなギターと掛け合いの妙味。
何の心配もなく聴けるハンク・モブレー・アルバム。
(青木高見)





Hank Mobley / Another Workout (0946 3 62646 2 2) Hank Mobley / Another Workout (0946 3 62646 2 2)

Recorded : December 5, 1961

Released : 1985

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Wynton Kelly (p)
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
01. Out of Joe's Bag
02. I Should Care
03. Gettin' and Jettin'
04. Hank's Other Soul
05. Hello Young Lovers

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1961年12月5日の録音、2021年6月25日のリリース、ブルーノート(Blue Note)62646番、6曲入り。
以下LPの演目。
A1. Out Of Joe's Bag
A2. I Should Care
A3. Gettin' And Jettin'
B1. Hank's Other Soul
B2. Hello Young Lovers
B3. Three Coins In A Fountain
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、マイケル・カスクーナ(Michael Cuscuna)氏とボブ・ブルーメンソール(Bob Bluementhal)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、LPのB面3曲目 「Three Coins In A Fountain」 が削除され全5曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがウイントン・ケリー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがフィーリー・ジョー・ジョーンズ。
アルバム・タイトル 「Another Workout」 なので前作 「Workout(1961年3月26日録音)」 の続編という扱いになる。
リリースが何と1985年で20年以上倉庫に眠っていた音源。
マイケル・カスクーナが倉庫から探し出し商品化した。
経緯は、どうあれ没になった音源には変わりなく当時のブルーノート・ブランド・ロイヤルティには驚かされる。
個人的に演奏は、ギターがグラント・グリーンが抜けて、逆にゆったり感と寛ぎ感がいいと思う。
この没によってハンク・モブレーは悩んだとされる。
原因は凡庸(ぼんよう)なテナーサックス、マイルス・デイヴィスが危惧した点と一致する。
自分は、このユッタリ感と丸いテナーが好きなのだが。
(青木高見)





Hank Mobley / No Room For Squares (7243 5 24539 2 4) Hank Mobley / No Room For Squares (7243 5 24539 2 4)

Song number, Recorded :
#03, #06 Rec:March 7, 1963
#01-02, #04-05, #07-08 Rec:October 2, 1963

Song name, Personnel :

01. Three Way Split
02. Carolyn
04. No Room for Squares
05. Me 'N You
07. Carolyn (Alternate take)
08. No Room for Squares (Alternate take)
Hank Mobley (ts)
Andrew Hill (p)
Lee Morgan (tp)
John Ore (b)
Philly Joe Jones (ds)

03. Up a Step
06. Old World Imports
Hank Mobley (ts)
Herbie Hancock (p)
Donald Byrd (tp)
Butch Warren (b)
Philly Joe Jones (ds)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1963年3月・10月の録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 4149番、6曲入り。
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、ジョー・ゴールドバーグ(Joe Goldberg)氏とボブ・ブルーメンソール(Bob Bluementhal)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、7~8曲目が追加され全8曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがアンドリュー・ヒルとハービー・ハンコック、トランペットがドナルド・バードとリー・モーガン、ベースがブッチ・ウォーレンとジョン・オー、ドラムがフィーリー・ジョー・ジョーンズ。
誰が何と言おうとも、ハンク・モブレーはブルーノート社主・アルレッド・ライオンのお気に入りだった。
そのため、他のミュージシャンでは考えられない程のアルバムをリリースする事ができた。
共演者の人選は、当然ハンク・モブレーの意志と言うよりアルレッド・ライオンの頭の中イメージが具現化された。
ここでは、ピアノのピアノがアンドリュー・ヒルとハービー・ハンコック。
トランペットのドナルド・バードとリー・モーガン。
ベテラン・ドラムのフィーリー・ジョー・ジョーンズ。
メラメラと燃える若き獅子達が呼ばれた。
休暇明けにも関わらずハンク・モブレー本人は、いつものように淡々とマイペース。
ジョン・コルトレーンみたいにブッ飛ばない。
もしジョン・コルトレーンが居なかったら、間違いなくハンク・モブレーはトップになっていたかもしれない。
思うに前作 「Another Workout (1961年12月5日録音)」 が没になった事で本アルバムまで1年休んでいる。
落ち込んだ気分の回復期間だったのではないだろうか。
そう言えば相撲の大関 「稀勢の里」 とハンク・モブレーの性格がダブってしまった。
(青木高見)





Hank Mobley / The Turnaround (CDP 7 84186 2) Hank Mobley / The Turnaround (CDP 7 84186 2)

Recorded : February 4, 1965

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Barry Harris (p)
Freddie Hubbard (tp)
Paul Chambers (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Pat 'n' Chat
02. The Turnaround (Does not appear on the LP cofiguration)
03. Hank's Waltz
04. The Turnaround
05. Straight Ahead
06. My Sin

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1965年2月4日の録音、ブルーノート(Blue Note)BST-84186番、6曲入り。
以下、LPの演目。
A1. The Turnaround
A2. East Of The Village
A3. The Good Life
B1. Straight Ahead
B2. My Sin
B3. Pat 'N' Chat
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、ボブ・ブルーメンソール(Bob Bluementhal)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り、ただしLPと演目が違っている、LPの 「Hank's Waltz」「The Good Life」 がカットされ 「East Of The Village」「The Turnaround (Does not appear on the LP cofiguration)」 と入れ替わっている。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがバリー・ハリス、トランペットがフレディ・ハバード、ベースがポール・チェンバース、ドラムがビリー・ヒギンス。
タイトルの 「ターンアラウンド(Turnaround)」 とは、方向転換、思想・意見・政策などの転向、変節、自転車の車回しの場所、船・飛行機などの往復の全時間、販売などの好転。
ハンク・モブレーとブルーノート社主・アルフレッド・ライオンが、どんな思惑でアルバム・タイトルを模索したのか色々想像すると面白い。
ハンク・モブレーの出発点は、ハンク・モブレー自身、自分のユニット、ブルーノート、当時のジャズ界、人の行動、社会の動きなど。
向転換先とは、めぐりめぐった先は、戻り口は、擁した時間は、輪廻、結局戻ってくる、などが思い浮かぶ。
それらを一つずつ掛け合わしていくうちCDを聴き終わる、そこでもう一度ターンアラウンド。
しかし実際は大した意味もないのかもしれない、これもターンアラウンド。
ちなみにアルバム・ジャケットの回転する矢(アロー)は東京証券取引所(東証Arrows)のロゴと似ている。
東京証券取引所(東証Arrows)も巡り回る、世界は回り続けるの意味からきていると思う。
(青木高見)





Hank Mobley / Dippin (CDP 7 46511 2) Hank Mobley / Dippin (CDP 7 46511 2)

Recorded : June 18, 1965

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Harold Mabern (p)
Lee Morgan (tp)
Larry Ridley (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. The Dip
02. Recado Bossa Nova
03. The Break Through
04. The Vamp
05. I See Your Face Before Me

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1965年6月18日の録音、ブルーノート(Blue Note)4209番、6曲入り。
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがハロルド・メイバーン、トランペットがリー・モーガン、ベースがラリー・リドレー、ドラムがビリー・ヒギンズ。
ピアノのハロルド・メイバーンは、目立ちたがらない、真面目実直、奥に歌心があってハンク・モブレーと共通している。
日本でハンク・モブレーと言えばこのオレンジのアルバム、ジャケット・デザインはリード・マイルス。
2曲目の 「リガート・ボサノヴァ (Recado Bossa Nova)」 が大ヒットした。
全体はジャズ・ロック路線で行く、特にトランペットはリー・モーガンだがツッパリ感を押さえられシブくいく。
今日も日本のどこかのジャズ・ライブで演奏されているかもしれない 「Recado Bossa Nova」 で何しろノリがいい。
(青木高見)





Hank Mobley / A Caddy for Daddy (CDP 7 84230 2) Hank Mobley / A Caddy for Daddy (CDP 7 84230 2)

Recorded : December 18, 1965

Personnel :
Hank Mobley (ts)
McCoy Tyner (p)
Lee Morgan (tp)
Curtis Fuller (tb)
Bob Cranshaw (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. A Caddy For Daddy
02. The Morning After
03. Venus Di Mildew
04. Ace Deuce Trey
05. 3rd Time Around

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1965年12月18日録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 4230番、5曲入り。
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがマッコイ・タイナー、トランペットがリー・モーガン、トロンボーンがカーティス・フラー、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがビリー・ヒギンス。
リー・モーガンとカーティス・フラーはジャズ・メッセンジャーズの同僚。
リー・モーガンは同年 「The Rumproller」 をリリースしている。
演奏はジャズ・ロック、マッコイ・タイナーが入ったハンク・モブレー。
話は飛ぶが、アルバム・ジャケットはキャデラックのボンネットの上に乗る女性。
車は 「キャデラックは1965年型」 の様だ。
正式には 「PREMIUM 66 Cadillac Fleetwood 60 Special Brougham(キャデラック・フリートウッド・ブロアム)」。
発売時期がこのアルバムのリリース時期と一致する。
それで納得、アルバムタイトルの 「キャディ(Caddy)」 はキャデラックの事の様だ。
(青木高見)





Hank Mobley / A Slice of The Top (CDP 7243 8 33582 2 9) Hank Mobley / A Slice of The Top (CDP 7243 8 33582 2 9)

Recorded : March 18, 1966

Release : 1979

Personnel :
Hank Mobley (ts)
McCoy Tyner (p)
Lee Morgan (tp)
James Spaulding (as, fl)
Kiane Zawadi (euph)
Howard Johnson (tuba)
Bob Cranshaw (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Hank's Other Bag
02. There's a Lull in My Life
03. Cute 'N Pretty
04. Touch of Blue
05. Slice of the Top

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1966年3月18日の録音、ブルーノート(Blue Note)33582番、5曲入り。
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、ジョン・B・リトワイラー(John B. Litweiler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがマッコイ・タイナー、トランペットがリー・モーガン、アルトサックスがジェームス・スポールディング 、ユーフォニアムがキアヌ・ザワディ、チューバがハワード・ジョンソン、ベースがハワード・ジョンソン、ドラムがビリー・ヒギンズ。
8人編成のコンボ。
2曲目の 「There's a Lull in My Life」 を除いて全てハンク・モブレーの曲。
あまり耳慣れない楽器のユーフォニアムとチューバが興味を引く。
ピアノのマッコイ・タイナーもこの手のスモール・コンボは得意。
キアヌ・ザワディが演奏する 「ユーフォニアム」 という楽器はユーフォニウム(euphonium)とも呼ばれる。
金管楽器の一種で一般的にB♭管、幾重かに巻かれた円錐管と通常四つのバルブがある。
音域はテナーやテナー・バスのトロンボーンとほぼ同じで柔らかく丸みのある音色が特色。
ライナーにはユーフォニアムがキアヌ・ザワディ、チューバがハワード・ジョンソンの写真が載っている。
1966年の録音だがリリースされずに1979年にリリースされた事が逆に貴重。
(青木高見)





>Hank Mobley / Hi Voltage (CDP 7 84273 2) Hank Mobley / Hi Voltage (CDP 7 84273 2)

Recorded : October 9, 1967

Personnel :
Hank Mobley (ts)
John Hicks (p)
Jackie McLean (as)
Blue Mitchell (tp)
Bob Cranshaw (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. High Voltage
02. Two and One
03. No More Goodbyes
04. Advance Notion
05. Bossa De Luxe
06. Flirty Gerty

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1967年10月9日の録音、ブルーノート(Blue Note)BST 84273番、6曲入り。
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがジョン・ヒックス、アルトサックスがジャッキー・マクリーン、トランペットがブルー・ミッチェル、ベースがボブ・クランショウ、ドラムスがビリー・ヒギンズ。
演奏はタイトルの 「Hi Voltage ハイ・ヴォルテージ」 だが、それに反して淡々としている。
つまり、ハンク・モブレーはハイ・ヴォルテージにならない。
かといって燃えていない訳ではない、ちゃんと燃えている。
ハード・バップも終わりかけたこの時期、ジャッキー・マクリーンとブルー・ミッチェルの3管をあえてやった。
ピアノはお気に入りのジョン・ヒックスで、どこに不満があろう。
ちなみに1967年はジャズの転換期。
マイルスは 「Sorcerer」 「Nefertiti」 をリリース、そしてジョン・コルトレーンが亡くなった。
(青木高見)





Hank Mobley / Reach Out! (TOCJ-4288) Hank Mobley / Reach Out! (TOCJ-4288)

Recorded : January 19, 1968

Personnel :
Hank Mobley (ts)
Lamont Johnson (p)
George Benson (g)
Woody Shaw (tp, flh)
Bob Cranshaw (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Reach Out
02. Up Over And Out
03. Lookin' East
04. Goin' Out Of My Head
05. Good Pickin's
06. Beverly

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メインコメント : ハンク・モブレー (Hank Mobley 出生名:Henry Mobley 1930年7月7日~1986年5月30日) はアメリカ合衆国ジョージア州イーストマン生まれのジャズ・テナーサックス奏者、作曲家。
LPは1968年1月19日の録音、ブルーノート(Blue Note)BST 84288番、6曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、小川隆夫氏によるライナーノーツ和訳、原田和典氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハンク・モブレー、ピアノがラモント・ジョンソン、ギターがジョージ・べンソン、トランペットとフリューゲルがウディ・ショウ、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがビリー・ヒギンズ。
60年代後半、ザ・ビートルズに代表されるロックの台頭、ソウル・ミュージックが隆盛をきわめる。
ジャズは、その影響から一時の隆盛を失った。
アルバムは、その時期のものでハンク・モブレーのオリジナル2曲がカヴァー。
タイトルの 「Reach Out I'll Be There」 はソウルのフォー・トップスの66年のヒット曲。
ハンク・モブレーがフォー・トップスをカヴァーした。
アルバム全体としては当時新進気鋭のジョージ・ベンソンを起用。
これら時代背景を考慮した演奏が、今となっては貴重。
ハンク・モブレーのアルバムだと思わないで聴くと、CTIレーベルのようで変な妖艶さもある。
アルバム・ジャケットはエッフェル塔の前で微笑んでいるハンク・モブレー。
アルバム・ジャケットを見ながら聴いていると、ハード・バップ一本で、やり通してきた安堵とでもいうか、全部やりつくした心境が伝わってくる。
たぶんレギュラーメンバーのボブ・クランショウもビリー・ヒギンズも同じだったと思う。
(青木高見)




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