青木高見のジャズコレクション Andrew Hill (p) アンドリュー・ヒル


寸評
アンドリュー・ヒル (Andrew Hill 1931年6月30日~2007年4月20日) はハイチ生まれのアメリカ合衆国シカゴ育ちのジャズ·ピアニスト、作曲家。
ブルーノートから次々と出されたアルバムは、アンドリュー・ヒルに惚れこんだブルーノート社主アルフレッド・ライオンの産物。
アルフレッド・ライオンを、そこまで熱中させたアンドリュー・ヒル。
スタイルは極端な音階、複雑で緻密な和音、流れるフレージング、自由なテンポなど。
カテゴリーは前衛に分類されるが、アフロ・アメリカンに根ざしたフリー・ジャズの系統といえる。
「黒い情念」 「ひつこい位の情緒」。
一筋縄ではいかないミュージシャンの1人、聴くには覚悟が必要かも。
(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】


【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Andrew Hill / Black Fire Andrew Hill / Black Fire

Recorded : November 8, 1963

Personnel :
Andrew Hill (p)
Joe Henderson (ts)
Richard Davis (b)
Roy Haynes (ds)

Song name :
01. Pumpkin
02. Subterfuge
03. Black Fire
04. Cantarnos
05. TIred Trade
06. McNeil Island
07. Land Of Nod
08. Pinmpkin [alt take]
09. Black Fire [alt take]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アンドリュー・ヒル(Andrew Hill 1931年6月30日~2007年4月20日)はハイチ生まれのアメリカ合衆国シカゴ育ちのジャズ·ピアニスト、作曲家。
ジョー・ヘンダーソン(Joe Henderson 1937年4月24日~2001年6月30日)はアメリカ合衆国オハイオ州リマ生まれのジャズ・テナーッサクス奏者。
アルバムはアンドリュー・ヒル、1963年11月8日の録音、ブルーノート 4151番。
共演者は、テナーサックスがジョー・ヘンダーソン、ベースがリチャード・ディヴィス、ドラムがロイ・ヘインズ。
ジョー・ヘンダーソンのアルバムにアンドリュー・ヒルが参加した際、ブルーノート社主アルフレッド・ライオンの目にとまる。
そこから、当アルバムのリリースに時間はかからない。
アンドリュー・ヒルの作品の中では比較的聴きやすい一枚。
同じ方向性を示したジョー・ヘンダーソンのワン・ホーンという価値もある。
従来のハード・バップとは異質、ジャズ史観でみると、ジャズがこの頃、どんどん枝分かれしてきた足跡を聴ける。
(青木高見)





Andrew Hill / Judgment! Andrew Hill / Judgment!

Recorded : January 8, 1964

Personnel :
Andrew Hill (p)
Bobby Hutcherson (vib)
Richard Davis (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. Siete Ocho
02. Flea Flop
03. Yokada Yokada
04. Alfred
05. Judgment
06. Reconciliation
07. Yokada Yokada (Alternate take)

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メインコメント : アンドリュー・ヒル(Andrew Hill 1931年6月30日~2007年4月20日)はハイチ生まれのアメリカ合衆国シカゴ育ちのジャズ·ピアニスト、作曲家。
ボビー・ハッチャーソン (Bobby Hutcherson 1941年1月27日~) はアメリカ合衆国カリフォルニア州出身のジャズ・ヴィブラフォン奏者。
アルバムはアンドリュー・ヒル、1964年1月8日の録音、ブルーノート 4159番。
その他共演者は、ベースがリチャード・ディヴィス、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ。
アンドリュー・ヒルの音楽は、フリーな一面を持つが、それは決して自由で勝手気ままなものではない。
エリック・ドルフィー同様の知的な構成力を備えている。
スタイルは極端な音階、複雑で緻密な和音、流れるフレージング、自由なテンポなど。
カテゴリーは前衛に分類されるが、アフロ・アメリカンに根ざしたフリー・ジャズの系統といえる。
ブルーノート社主アルフレッド・ライオンのアンドリュー・ヒルへの惚れ込みようは凄かったらしい。
売り上げを気にせず、ヒルの音楽を記録したい一心で 「ブラック・ファイア」 「スモークスタック」 「ジャッジメント」 「ポイント・オブ・ディパーチャー(離心点)」 と5ヶ月間で収録したのだから、本当に恐れ入る。
これが、いわゆるアンドリュー・ヒルのブルーノート4部作といわれている。
ここでは、新主流派で同じ方向性のヴァイブのボビー・ハチャーソンも頼もしい。
リズム隊は、リチャード・デイヴィスとエルヴィン・ジョーンズの名コンビ。
(青木高見)





Andrew Hill / Point Of Departure Andrew Hill / Point Of Departure

Recorded : March 21, 1964

Personnel :
Andrew Hill (p)
Kenny Dorham (tp)
Eric Dolphy (ts #01-#03, bcl #03-#05, fl #03)
Joe Henderson (ts)
Richard Davis (b)
Tony Williams (ds)

Song name :
01. Refuge
02. New Monastery
03. Spectrum
04. Flight 19
05. Dedication
06. New Monastery [Alternate Take]
07. Flight 19 [Alternate Take]
08. Dedication [Alternate Take]

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メインコメント : アンドリュー・ヒル(Andrew Hill 1931年6月30日~2007年4月20日)はハイチ生まれのアメリカ合衆国シカゴ育ちのジャズ·ピアニスト、作曲家。
アルバムはアンドリュー・ヒル、1964年3月21日の録音、ブルーノート 4167番、邦題 「離心点」。
共演者は、トランペットがケニー・ドーハム、テナーサックス、バスクラリネット、フルートがエリック・ドルフィー、テナーサックスがジョー・ヘンダーソン、ベースがリチャード・ディヴィス、ドラムがトニー・ウィリアムス。
何とも、凄いメンバーが集った。
特に、ベースのリチャード・ディヴィス、ドラムのトニー・ウィリアムスは、エリック・ドルフィーの 「アウト・トゥ・ランチ」 のコンビ。
肝は、只の噂ではなく、実際にアンドリュー・ヒルがエリック・ドルフィーと接近していた事。
従来のハード・バップとは異質なジャズ。
ジャズ史観では、また新しい潮流が派生した瞬間といえる。
(青木高見)





Andrew Hill / Invitation Andrew Hill / Invitation

Recorded : October 17, 1974

Personnel :
Andrew Hill (p)
Chris White (b)
Art Lewis (ds)

Song name :
01. Catfish
02. Lost No More
03. Morning Flower
04. Invitation
05. Laverne
06. Little John
07. Catfish (Take 3)

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メインコメント : アンドリュー・ヒル(Andrew Hill 1931年6月30日~2007年4月20日)はハイチ生まれのアメリカ合衆国シカゴ育ちのジャズ·ピアニスト、作曲家。
アルバムはアンドリュー・ヒル、1974年10月17日の録音、スティープル・チェイス・レーベルからのリリース。
共演者は、ベースがクリス・ホワイト、ドラムがアート・ルイス。
アルバム 「Point Of Departure  (BlueNote No.4167)」 からちょうど10年。
演奏は、極めて独創的で、情念ともとれる強い精神がピアノに注入されている。
変わっていないというよりは、更に濃くなった感じがする。
それがホーンを入れないピアノ・トリオで、より一層鮮明になる。
このアルバムは、ある日突然、無性に聴きたくなる時がある。
この事は、自分の中に少しでもアンドリュー・ヒルが芽生えた証拠かもしれない。
アンドリュー・ヒルの晩年は、いくつもの大学で教鞭をとった。
2007年5月には、バークリー音楽大学から、死後、名誉博士号を受けた最初の人。
単にジャズ演奏だけでは収まらない、ジャズへの探求がバックボーンとなっている点に注目。
(青木高見)





Andrew Hill / But Not Farewell Andrew Hill / But Not Farewell

Recorded : 1990

Personnel :
Andrew Hill (p)
Greg Osby (ss, as)
Robin Eubanks (tb)
Lonnie Plaxico (b)
Cecil Brooks (ds)

Song name :
01. Westbury
02. But Not Farewell
03. Nicodemus
04. Georgia Ham
05. Friends
06. Sunnyside
07. Gone

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メインコメント : アンドリュー・ヒル(Andrew Hill 1931年6月30日~2007年4月20日)はハイチ生まれのアメリカ合衆国シカゴ育ちのジャズ·ピアニスト、作曲家。
アルバムはアンドリュー・ヒル、1990年録音、ブルーノートからのリリース。
共演者は、ソプラノ、アルトサックスがグレッグ・オスビー、トロンボーンがロビン・ユーバンクス、ベースがロニー・プラキシコドラムがセシル・ブルックス。
ブルーノート社主のアルフレッド・ライオンが、カリフォルニア州サンディエゴでなくなったのは1987年。
このアルバムを作成した時には、すでにアルフレッド・ライオンはこの世にいない。
アンドリュー・ヒルが、一生の恩人であるアルフレッド・ライオン・ブルーノート。
収録は新進気鋭の若手を入れ、どんな心境で演奏に望んだのだろう。
ほのかに、生まれ故郷ハイチの香りが漂う。
タイトルの 「But Not Farewell」。
アルフレッド・ライオンへのレクイエム(鎮魂曲)に思えてならない。
この演奏の17年後にアンドリュー・ヒルも他界する。
個人的には、毎年、夏になると、このアルバムを海と山に持っていって聴く、自然の中で聴くアンドリュー・ヒルは格別。
(青木高見)



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