青木高見のジャズコレクション Roy Haynes (ds) ロイ・ヘインズ

略歴
Roy Haynes ロイ・へインズ(Roy Haynes 1926年3月13日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州生まれのジャズ・ドラマー。
いいなあ!と思うアルバムには、ロイ・へインズがドラムを叩いている場合が多い。
上手いのは当たり前だが、ロイ・ヘインズがミュージシャン達から信頼された人柄を思う。
真面目な性格は、短命なミュージシャン達の中にあって長続きしている。
何度か本人を間近で見た事がある、すさまじいオーラを感じた。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Roy Haynes / Just Us (OJCCD-879-2) Roy Haynes / Out Of The Afternoon (WMC5-123) Roy Haynes - Booker Ervin / Roy Haynes And Booker Ervin Cracklin' (VICJ-41832)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Phineas Newborn, jr. / We Three (VICJ-23515)

【INDEX (共演アルバム)】
Frank Wess Southern Comfort Jimmy Forrest Soul Street

【以下コンテンツ】


Phineas Newborn, jr. / We Three (VICJ-23515) Phineas Newborn, jr. / We Three (VICJ-23515)

アルバムは 「フィニアス・ニューボーン・ジュニア」 のリーダーアルバム扱いとしています。  →
「Roy Haynes」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : November 14, 1958

Personnel :
Phineas Newborn, jr. (p)
Roy Haynes (ds)
Paul Chambers (b)

Song name :
01. Reflection
02. Sugar Ray
03. Solitaire
04. After Hours
05. Sneakin' Around
06. Our Delight

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント :  フィニアス・ニューボーン・ジュニア(Phineas Newborn, jr. 1931年12月14日~1989年5月26日)はアメリカ合衆国テネシー州ホワイトビル生まれのジャズ・ピアニスト。
ロイ・へインズ(Roy Haynes 1926年3月13日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州生まれのジャズ・ドラマー。
LPはニュージャズ(New Jazz)NJLP8210番、6曲入り。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、悠雅彦氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、ピアノがフィニアス・ニューボーン・ジュニア、ベースがポール・チェンバース、ドラムがロイ・へインズ。
この時期、フィニアス・ニューボーン・ジュニアはポスト、アート・テイタムと評されていた。
当時のアメリカではフィニアス・ニューボーン・ジュニアもロイ・へインズも長い間、過小評価されていた。
世間の評価などとは、実に、あてにならない、アメリカ人の耳を疑いたくなる。
ここではフィニアス・ニューボーン・ジュニア以上に、ドラムがロイ・へインズがいい仕事をしている。
ドラムが良いと、こんなにも張りと艶のあるピアノ・トリオになる好例。
ジャズ喫茶が流行ったころ、このアルバムは1日粘れば必ず1回はリクエストがあった。
ジャケットのポートレートは仲良く並んだ3人。
左からロイ・へインズ、中央がフィニアス・ニューボーン・ジュニア、右がポール・チェンバース。
みんな若い、その後、世界的に有名ミュージシャンになっていく事を、この時は、まだ知らない。
(青木高見)





Roy Haynes / Just Us (OJCCD-879-2) Roy Haynes / Just Us (OJCCD-879-2)

Recorded : July 5, 1960

Personnel :
Roy Haynes (ds)
Richard Wyands (p)
Eddie De Haas (b)

Song name :
01. Down Home
02. Sweet and Lovely
03. As Long as There's Music
04. Well Now
05. Cymbalism
06. Con Alma
07. Speak Low

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ロイ・へインズ(Roy Haynes 1926年3月13日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州生まれのジャズ・ドラマー。
アルバムはロイ・へインズ、1960年7月5日の録音。
LPはニュージャズ(New Jazz)NJLP8245番、7曲入り。
CDはOJCレーベルからのリリース、輸入盤、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語ライナーノーツ、7曲入り。
メンバーは、ドラムがロイ・へインズ、ピアノがリチャード・ワイアンズ、ベースがエディー・デ・ハイス。
一般的にリーダー作の場合、そのリーダーが担当する楽器が、ひつこいほど強かったり長かったり派手に演奏されるケースが多い。
ところが、このアルバムはそれが無い。
たぶんロイ・へインズは、そこらへんの事を十分承知しているのだろう。
ピアノのリチャード・ワイアンズのリーダー作といっても良い。
ベースのエディー・デ・ハイスは当アルバムで初めて知ったがインドネシア生まれのジャズ・ベーシスト。
全体にロイ・へインズの温かい人柄が伝わってくる。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Down Home / Curtis Fuller
02. Sweet and Lovely / Gus Arnheim, Harry Tobias, Jules LeMare
03. As Long as There's Music / Sammy Cahn, Jule Styne
04. Well Now / Haynes
05. Cymbalism / Roy Haynes, Richard Wyands
06. Con Alma / Dizzy Gillespie
07. Speak Low / Ogden Nash, Kurt Weill
(青木高見)





Roy Haynes / Out Of The Afternoon (WMC5-123) Roy Haynes / Out Of The Afternoon (WMC5-123)

Recorded :
May 16, 1962
May 23, 1962

Personnel :
Roy Haynes (ds)
Tommy Flanagan (p)
Roland Kirk (ts, str, mz)
Henry Grimes (b)

Song name :
01.Moonray
02.Fly Me To The Moon
03.Raoul
04.Snap Crackle
05.If I Should Lose You
06.Long Wharf
07.Some Other Spring

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ロイ・へインズ(Roy Haynes 1926年3月13日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州生まれのジャズ・ドラマー。
アルバムはロイ・へインズ、1962年5月16日と23日の録音。
LPはインパルス(Impulse!)A-23番、7曲入り。
CDは発売元がMCAレコード・ジャパン、スタンリー・ダンス(Stanley Dance)氏による英語ライナーノーツ、柳沢てつや氏による日本語解説、7曲入り。
メンバーは、ドラムがロイ・へインズ、ピアノがトミー・フラナガン、リードがローランド・カーク、ベースがヘンリー・ブライム。
ジャズの楽しみの一つに意外な共演者の共演がある。
ここでは上質なピアノのトミー・フラナガンに何と言ってもリードのローランド・カークがどんな演奏をしているか興味がわく。
最初の曲は、まっとうなローランド・カークに少し物足りなさを感ていたところ、いやいや、出ました、出ました、1人アンサンブル。
これが、出ないとローランド・カークでない。
ロイ・へインズの冴えたドラミングがカッコいい。
メンバーの誰もが、あまりのかっこよさに 「ロイ! へインズ!」 歓喜の声が収録されている。
メンバーのバランスと1つのクァルテットとしての、まとまりの良さで何度でも聴ける。
(青木高見)





Roy Haynes - Booker Ervin / Roy Haynes And Booker Ervin Cracklin' (VICJ-41832) Roy Haynes - Booker Ervin / Roy Haynes And Booker Ervin Cracklin' (VICJ-41832)

「ジャズ/ロイ・へインズ」のリーダーアルバムとしています。  →
「ブッカー・アーヴィン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : April 6, 1963

Personnel :
Roy Haynes (ds)
Booker Ervin (ts)
Ronnie Mathews (p)
Larry Ridley (b)

Song name :
01. Scoochie
02. Dorian
03. Sketch of Melba
04. Honeydew
05. Under Paris Skies
06. Bad News Blues

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ロイ・へインズ(Roy Haynes 1926年3月13日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州生まれのジャズ・ドラマー。
ブッカー・アーヴィン(Booker Ervin 出生名:Booker Telleferro Ervin II 1930年10月31日~1970年7月31日)はアメリカ合衆国テキサス州デニソン生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
LPは1963年4月6日の録音、ニュージャズ(NewJazz)NJLP8286番、6曲入り。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語ライナーノーツ、佐藤秀樹氏による日本語解説書、6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがブッカー・アーヴィン、ピアノがロニー・マシューズ、ベースがラリー・リドレー、ドラムがロイ・へインズ。
音が出た瞬間から漆黒の空気に一変する。
ロイ・へインズのリーダー作でありながら、この人の人柄だろうか誇張しないドラム。
同じくブッカー・アーヴィンも肩を張る事のない普段。
輪をかけてピアノのロニー・マシューズ、ベースのラリー・リドレーが粛々(しゅくしゅく)とリズムを刻む。
5曲目「Under Paris Skies 邦題:パリの空の下」はユベール・ジロー(Hubert Giraud)作曲のシャンソン。
ブッカー・アーヴィンは饒舌にならずにサラリと流すあたり実に憎い。
(青木高見)




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