青木高見のジャズコレクション Sonny Rollins (ts) ソニー・ロリンズ


略歴
Sonny Rollins ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~)はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
経歴の中で活動中、突如、雲隠れした逸話が有名。
その期間、何をやっていたかというと自己の生活や音楽の見直しを行っていた。
更にアイデンティティーを見つけるため精神修養をしていたとされる。
その証拠に復帰後の演奏は、その成果が発揮されている。
突然の消息不明は死亡説まで飛び出した。
ソニー・ロリンズの人気は今なお衰えず世界的に凄いものがある。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Sonny Rollins / Sonny Rollins With The Modern Jazz Quartet (OJCCD-011-2) Sonny Rollins / Worktime (VICJ-2052) Sonny Rollins - Clifford Brown / Plus Four (VICJ-23547) Sonny Rollins / Tenor Madness (OJCCD-124-2) Sonny Rollins / Saxophone Colossus (VDJ-1501) Sonny Rollins / Rollins Plays For Bird (00025218621427) Sonny Rollins / Tour De Force (UCCO-9302) Sonny Rollins / Volume One (CDP 7 81542 2) Sonny Rollins / Way Out West (UCCD-9015) Sonny Rollins / Volume two (CDP 7 81558 2) Sonny Rollins / The Sound Of Sonny (UCCO-9119) Sonny Rollins / Newk's Time (CDP 7 84001 2) Sonny Rollins / A Night At The Village Vanguard Vol.1 (CP32-5224) Sonny Rollins / A Night At The Village Vanguard Vol.2 (CP32-5225) Sonny Rollins / Freedom Suite (OJCCD-067-2) Sonny Rollins / The Contemporary Leaders Plus (VDJ-1552) Sonny Rollins / The Bridge (74321192782) Sonny Rollins / Now's The Time! (74321 32335 2) Sonny Rollins / The Standard Sonny Rollins (BVCJ-38107) Sonny Rollins / On Impulse (254 613-2) Sonny Rollins / Next Album (VDJ-28053) Sonny Rollins / Old Flames (VICJ-192)

【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Sonny Rollins / Sonny Rollins With The Modern Jazz Quartet (OJCCD-011-2) Sonny Rollins / Sonny Rollins With The Modern Jazz Quartet (OJCCD-011-2)

Song number, Recorded :
#13 Rec:January 17, 1951
#05-12 Rec:December 17, 1951
#01-04 Rec:October 7, 1953

Personnel :
[#01-04]
Sonny Rollins (ts)
John Lewis (p)
Milt Jackson (vibes)
Percy Heath (b)
Kenny Clarke (ds)

[#05-12]
Sonny Rollins (ts)
Kenny Drew (p)
Percy Heath (b)
Art Blakey (ds)

[#13]
Sonny Rollins (ts)
Miles Davis (p)
Percy Heath (b)
Roy Haynes (ds)

Song name :
01. The Stopper
02. Almost Like Being In Love
03. No Moe
04. In A Sentimental Mood
05. Scoops
06. With A Song In My Heart
07. Newk's Fadeaway
08. Time On My Hands
09. This Love Of Mine
10. Shadrack
11. On A Slow Boat To China
12. Mambo Bounce
13. I Know [feat. Miles Davis]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1951年と1953年の録音、プレステッジ(Prestige)P-7029番、13曲入り。
CDは発売元がOJC、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、13曲入り。
メンバーは。
1~4曲目が、1953年10月7日の録音、ピアノがジョン・ルイス、ヴァイブがミルト・ジャクソン、ベースがパーシー・ヒース、ドラムがケニー・クラーク。
5~12曲目が、1951年12月17日の録音、ピアノがケニュー・ドリュー、ベースがパーシー・ヒース、ドラムがアート・ブレイキー。
13曲目が、1951年1月17日の録音、何とピアノがマイルス・デイヴィス、ベースがパーシー・ヒース、ドラムがロイ・ヘインズ。
ソニー・ロリンズ録音時何と23才、初リーダー作、3つのセッション、まったく陳腐化しない。
(青木高見)





Sonny Rollins / Worktime (VICJ-2052) Sonny Rollins / Worktime (VICJ-2052)

Recorded : December 2, 1955

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Ray Bryant (p)
George Morrow (b)
Max Roach (ds)

Song name :
01. There's No Business Like Show Business
02. Paradox
03. Raincheck
04. There Are Such Things
05. It's All Right With Me

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1955年12月2日の録音、プレスティッジ(Prestige)LP 7020番、5曲入り。
CDは発売元がビクター・エンターテインメント株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、佐藤秀樹氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーは、てなーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノがレイ・ブライアント、ベースがジョージ・モロウ、ドラムがマックス・ローチ。
ソニー・ロリンズの経歴の中で、1954年末にニューヨークから一時、姿を消した第1回目の引退劇。
その間、何をやっていたかというと、自己の生活や音楽の見直しと強化、アイデンティティーを見つけるための精神修養とされている。
1955年11月にシカゴで返り咲く。
ジョージ・モロウとドラムのマックス・ローチのコンビは、クリフォード・ブラウンからの仲間で一糸乱れぬ演奏に定評がある。
事もあろうに、このリズム隊に混じっての、神出鬼没のお目見えであった。
アルバムでは、ピアノにレイ・ブライアントの参加が少し心配だったが、聴いてまったく問題ない。
そういえば、レイ・ブライアントの代表作の 「レイ・ブライアント・トリオ」 は、1957年4月の録音なので、この時点では、たぶん知名度は低く心配されたと思う。
ところが、ピアノは堂々として溌剌、この演奏参加が、その後、追い風になっていく。
肝心のソニー・ロリンズは自己の音楽的スタイルを確立させ更なる高みへ登りつめていく。
ジャズの楽しみのひとつに、同じミュージシャンを年代順に聴く。
世間で駄作とか凡作と言われている評が、実はそう思わない発見がある。
世間評などというものは、実に、あてにならない。
ジャズの醍醐味は自分の耳で聴く事にかぎる。
(青木高見)





Sonny Rollins / Plus Four (VICJ-23547) Sonny Rollins - Clifford Brown / Plus Four (VICJ-23547)

「ジャズ/ソニー・ロリンズ」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/クリフォード・ブラウン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : March 22, 1956

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Clifford Brown (tp)
Richie Powell (p)
George Morrow (b)
Max Roach (ds)

Song name :
01. Valse Hot
02. Kiss And Run
03. I Feel A Song Comin' On
04. Count Your Blessings Instead Of Sheep
05. Pent-Up House

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~)はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
クリフォード・ブラウン(Clifford Brown 出生名:Clifford Benjamin Brown 1930年10月30日~1956年6月26日)はアメリカ合衆国デラウエア州ウイルミントン生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
LPは1956年3月22日の録音、プレスティッジ(Prestige)PRLP 7038番、5曲入り、ソニー・ロリンズとブラウン・ローチ・クインテット最後の演奏、タイトルの「+4」は、その意味。

CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、英語ライナーノーツなし、青木和富氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーはテナーがソニー・ロリンズ、トランペットがクリフォード・ブラウン、ピアノがでリッチー・パウエル、ベースがジョージ・モロウ、ドラムがマックス・ローチ。
音だけを聴いていれば、ひじょうに完成度の高い演奏だが、まつわるエピソードを知ると鳥肌がたつ。
録音日からわずか、1956年6月26日早朝、クリフォード・ブラウンとリッチー・パウエル夫妻の車はフィラデルフィアからシカゴに向かっていた。
現地ではマックス・ローチとソニー・ロリンズと合流する予定だった。
パウエル夫人が運転する車はペンシルヴァニアでスリップ事故をおこし、3人の命を一瞬にして奪った。
このアルバム作成時に、このような不幸な結末になる事を誰が予想できただうか。
事実は小説よりも奇なり。
その事を知ってから個人的に、このアルバムは大切に扱うようになった。
聴き方も最初は軽い気持ちで聴いていたが、知ってからは、いつも真剣に聴く。
しかし、その事が良いのか悪いのかは、わからない。
(青木高見)





Sonny Rollins / Tenor Madness (OJCCD-124-2) Sonny Rollins / Tenor Madness (OJCCD-124-2)

Recorded : May 24, 1956

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Red Garland (p)
John Coltrane (ts) #01
Philly Joe Jones (ds)
Paul Chambers (b)

Song name :
01. Tenor Madness
02. When Your Lover Has Gone
03. Paul's Pal
04. My Reverie
05. The Most Beautiful Girl in the World

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1956年5月24日の録音、プレスティッジ(Prestige)PRLP 7047番、5曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏とマーク・ガードナー(Mark Gardner)による英語オリジナル・ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、1曲目のみテナーサックスがジョン・コルトレーン、ピアノがレッド・ガーランド、ベースがポール・チェンバース、ドラムがフィリー・ジョー・ジョーンズ。
アルバム・タイトルでもある冒頭の曲「Tenor Madness(テナー・マッドネス)」、意味は「狂気、狂気のさた、熱狂、狂喜、夢中」。
たぶんソニー・ロリンズとのマイルス・デイヴィスのレギュラーリズム隊との共演という意味で付けられたと思う。
演奏は過激なテナーバトルを想像したが、それはなく極上のハードバップ。
時期的にマイルス・デイヴィスの「マラソンセッション」の最中になる。
「マラソンセッション」とは1955年にマイルス・デイヴィスが、ピアノがレッド・ガーランド、テナーサックスがジョン・コルトレーン、ベースがポール・チェンバース、ドラムがフィーリー・ジョー・ジョーンズらとレギュラー・クィンテッドを結成。
レコード会社も「プレスティッジ・レコード」から「コロンビア・レコード」に移籍直前でプレスティッジに残り数枚リリースしなければならない契約があった。
マイルス・デイヴィスは1956年5月11日、10月26日の2日で4枚を一気に収録してしまう。
そこから「マラソンセッション」と呼ばれる。
以下が4枚のアルバム、一瞬にして作られたがマイルス・デイヴィスの傑作とされる名盤。
・WORKIN' (Prestege 7166) Rec : October 26, 1956 and May 11, 1956
・STEAMIN' (Prestege 7200) Rec : October 26, 1956 and May 11, 1956
・RELAXIN' (Prestege 7129) Rec : May 11, 1956 and October 26, 1956
・COOKIN' (Prestege 7094) Rec : October 26, 1956
という事から「Sonny Rollins / Tenor Madness」は「STEAMIN'」と「RELAXIN' 」の間の録音になる。
当時、世界最高峰とされるマイルス・デイヴィスのリズム隊に、まったく遜色なく渡り合うソニー・ロリンズ。
この翌月、名盤「サキ・コロ」をリリースする。
(青木高見)





Sonny Rollins / Saxophone Colossus (VDJ-1501) Sonny Rollins / Saxophone Colossus (VDJ-1501)

Recorded : June 22, 1956

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Tommy Flanagan (p)
Doug Watkins (b)
Max Roach (ds)

Song name :
01. St. Thomas
02. You Don't Know What Love Is
03. Strode Rode
04. Mack The Knife = Moritat
05. Blue Seven

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1956年6月22日の録音、プレスティッジ(Prestige)LP 7079番、5曲入り。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、英語ライナーノーツなし、佐藤秀樹氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノがトミー・フラナガン、ベースがダグ・ワトキンス*、ドラムがマックス・ローチ。
演目は5曲、これを後になって順番を替えたり追加したりは、ご法度。
冒頭の 「St. Thomas(セント・トーマス)」 の次は 「You Don't Know What Love Is」、その次は 「Strode Rode」 と決まっている。
足してもいけない、引いてもいけない、メンバーが一体化して繊細で絶妙なバランスによって保たれている。
「セント・トーマス」 はカリプソに影響を受けた明るい曲、由来はセント・トーマス島。
セント・トーマス島 (Saint Thomas) はカリブ海のヴァージン諸島にあり、アメリカ領ヴァージン諸島の中心地の島。
アメリカ領になる前の1666年から1917年まで、デンマークの植民地だったので、現在でも建造物などデンマークの面影が残っている。
ソニー・ロリンズの母方がヴァージン諸島出身という理由から、ソニー・ロリンズも幼い頃からカリプソに親しんできたという。
ディスク・ユニオンの店員に 「今でも売れているんですか」 と聞いたことがある。
答えは 「今でも、しっかり売れています」 との事。
(青木高見)





Sonny Rollins / Rollins Plays For Bird (00025218621427) Sonny Rollins / Rollins Plays For Bird (00025218621427)

Recorded : October 1956

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Wade Legge (p)
Kenny Dorham (tp)
George Morrow (b)
Max Roach (ds)

Song name :
01. Bird Medley
I Remember You My Melancholy Baby Old Folks They Can't Take That Away From Me Just Friends My Little Suede Shoes Star Eyes
02. Kids Know
03. I've Grown Accustomed to Her Face

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1956年10月5日の録音、プレスティッジ(Prestige)PRLP 7095番、3曲入り、但し1曲目は7曲のメドレー。
CDは発売元がプレスティッジ(Prestige)、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、3曲入りLPと同じ。
メンバーはテナーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノがウェイド・レグ(レゲ)、トランペットがケニー・ドーハム、ベースがジョージ・モロウ、ドラムがマックス・ローチ。
1956年10月5日の録音という事は 「サキコロ(Saxophone Colossus)」 が1956年6月22日なので、その僅か数か月後になる。
1曲目、アルバム・タイトルにもしている、チャーリー・パーカーへのトリビュート・メドレーで30分近くある。 ソニー・ロリンズの創意工夫で一気にメロデーを吹き終え飽きない。
2曲目、「Kids Know」 はソニー・ロリンズのオリジナル。
3曲目、「I've Grown Accustomed To Your Face」 はバラード。
ゆったりとして豪胆なソニー・ロリンズとトランペットがケニー・ドーハムの共演も聴きどころ。
(青木高見)





Sonny Rollins / Tour De Force (UCCO-9302) Sonny Rollins / Tour De Force (UCCO-9302)

Recorded : December 7, 1956

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Kenny Drew (p)
George Morrow (b)
Max Roach (ds)
Earl Coleman (vo) #03, #05

Song name :
01. Ee-Ah
02. B. Quick
03. Two Different Worlds
04. B. Swift
05. My Ideal
06. Sonny Boy [Bonus track on CD rerelease]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1956年12月7日の録音、プレスティッジ(Prestige)PRLP-7126番、5曲入り。
CDは制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、FK氏によるライナー一部和訳、6曲目が追加され全6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノがケニュー・ドリュー、ベースがジョージ・モロウ、ドラムがマックス・ローチ、3曲目と5曲目のヴォーカルがアール・コールマン。
演奏はソニー・ロリンズがマックス・ローチのユニットに籍を置いていた頃の自己名義のワンホーンアルバム。
豪快で歌心あるテナーが、この時のソニー・ロリンズの特長。
2曲はアール・コールマンのバラード。
絶妙なソニー・ロリンズのオブリガート、豪胆に見えて凄く繊細な面を感じる。
(青木高見)





Sonny Rollins / Volume One (CDP 7 81542 2) Sonny Rollins / Volume One (CDP 7 81542 2)

Recorded : December 16, 1956

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Wynton Kelly (p)
Donald Byrd (tp)
Gene Ramey (b)
Max Roach (ds)

Song name :
01. Decision
02. Bluesnote
03. How Are Things In Glocca Morra?
04. Plain Jane
05. Sonnysphere

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1956年12月16日の録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 1542番、5曲入り、ブルーノート・レーベルからの初リーダー作。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノがウイントン・ケリー、トランペットがドナルド・バード、べースがジーン・ラミー、ドラムがマックス・ローチ。
ブルーノートに残したアルバムは全部で4作、その最初の作品。
例のクリフォード・ブラウンとリッチー・パウエルの突然の事故死は、1956年6月26日の出来事。
そのため、この録音では、訃報(ふほう)から間もない時期で、まだ悲しみも癒されていないと思う。
ソニー・ロリンズとマックス・ローチは命拾いした事を思うと、今ひとつ迫力がない様な感じがしないでもない。
唯一、体裁を保っているのが、ピアノのウイントン・ケリーとトランペットのドナルド・バード。
ブルーノート社主のアルフレッド・ライオンは、いったい、どんな気持ちでこの時期、このアルバムをリリースしたのだろう。
(青木高見)





Sonny Rollins / Way Out West (UCCD-9015) Sonny Rollins / Way Out West (UCCD-9015)

Recorded : March 7, 1957

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Ray Brown (b)
Shelly Manne (ds)

Song name :
01. I'm An Old Cowhand
02. I'm An Old Cowhand (Alternate Take)
03. Solitude
04. Come, Gone
05. Come, Gone (Alternate Take)
06. Wagon Wheels
07. There Is No Greater Love
08. Way Out West
09. Way Out West (Alternate Take)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1957年3月7日の録音、コンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)C3530番、6曲入り。
CDは制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック株式会社、レスター・ケーニッヒ(Lester Koenig)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、FK氏によるライナーノーツ一部和訳、2、5,9曲目の3曲が付かされ全9曲入り。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ベースがレイ・ブラウン、ドラムがシェリー・マン。
ピアノ・レスの変則トリオの野心的な1枚。
西部での録音という事があり 「俺は老カウボーイ」 「ワゴン・ホイール」 といった西部劇映画の楽曲をカバーしている。
いつも思うのが、よくピアノ・レスで吹けると思う。
ソニー・ロリンズいわく 「ピアノが無くなると、ワンホーンの幅が広がり、無限の可能性を引き出せる」 との事。
演奏はメロディを奏でる楽器のテナーサックスだけの勝負となり技術がないと難しい。
ピアノ・レスはその後もソニー・ロリンズの十八番(おはこ)として定着していく。
アルバム・ジャケットはライフル銃に見立てたテナーサックスを抱えたソニー・ロリンズのカウボーイ姿。
そういえば、デクター・ゴードンも似たようなジャケット 「Dexter Gordon / Dexter Rides Again」 があった。
ただ、あちらは馬に乗っているのはデクター・ゴードンではないので軍配はソニー・ロリンズの勝ち。
この格好を、したかったそうで、かなりご満悦だったという。
(青木高見)





Sonny Rollins / Volume two (CDP 7 81558 2) Sonny Rollins / Volume two (CDP 7 81558 2)

Recorded : April 14, 1957

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
J.J.Johnson (tb) #01-03, #05-07
Horace Silver (p) #01-03, #05-07
Thelonious Monk (p) #03-04
Paul Chambers (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. Why Don't I
02. Wail March
03. Misterioso
04. Reflections
05. You Stepped Out Of A Dream
06. Poor Butterfly

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1957年4月14日の録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 1558番、6曲入り。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、ロバート・レヴィン(Robert Levin)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノがホレス・シルヴァーとセロニアス・モンク、トロンボーンがJ・J・ジョンソン、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・ブレイキー。
演奏は、絶好調のソニー・ロリンズと豪華メンバーの冴(さ)え。
この録音の僅(わず)か1ヶ月前、アメリカ大陸を西に行ってカウボーイの、かっこうをしたアルバムを出したかと思えば急に戻って東の猛者(もさ)達と共演。
よどみなく出るメロディは屈託がなく男っぽい。
普通のジャズマン達と違っているのは生面目で自分に対し 「俺、これでいいのかな~」 を神経質なほど気使っていたという。
活動中の雲隠れも自己のリセットに専念するためだった。
マイルス・デイヴィスが自分のバンドにコルトレーンより先にソニー・ロリンズに声をかけた理由が納得できる。
その後もマイルス・デイヴィスとは共演はしたが、バンドのメンバーにならなかった事が逸話にある。
以下、ブルーノート(Blue Note)の制作チーム。
写真が「Francis Wolff(フラシス・ウルフ)」、 デザインが「Harold Feinstein(ハロルド・ファインスタイン)」、録音が「ルディ・ヴァン・ゲルダー(Rudy Van Gelder)」、プロデューサーが「Alfred Lion(アルフレッド・ライオン)」、再発プロデューサーが「Michael Cuscuna(マイケル・カスクーナ)」。
(青木高見)





Sonny Rollins / The Sound Of Sonny (UCCO-9119) Sonny Rollins / The Sound Of Sonny (UCCO-9119)

Recorded :
June 11, 1957
June 12, 1957
June 19, 1957

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Sonny Clark (p)
Percy Heath (b) #02-03, #5-07, #9
Paul Chambers (b)#01, #04, #10
Roy Haynes (ds)

Song name :
01. The Last Time I Saw Paris
02. Just In Time
03. Toot, Toot, Tootsie
04. What Is There To Say?
05. Dearly Beloved
06. Ev'rytime We Say Goodbye = Everytime We Say Goodbye
07. Cutie
08. It Could Happen To You
09. Mangoes
10. Funky Hotel Blues

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1957年6月11日から13日の録音、リヴァーサイド(Riverside Records)SMJ-6139番、9曲入り。
CDはCDは制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック株式会社、XX(xxx)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、氏による日本語解説、10曲目が追加され全10曲入り。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノがソニー・クラーク、ベースがパーシー・ヒース、ベースがポール・チェンバース、ドラムがロイ・ヘインズ。
意外と思える共演者とソニー・ロリンズ、こんな盤にの楽しみが詰(つま)っている。
ディスコグラフィーでは 「サキ・コロ」 から1年経過したワンホーン作品。
この頃のソニー・ロリンズは絶調期、何を、どう吹いてもカッコいい。
気楽に聴き流せば、軽く気軽にやっているように聴こえるが、音量を上げて聴くとウルトラCの連続。
神経質ぶらずに、わざと力を抜いて、チャランポランっぽく吹いている。
もう、これはソニー・ロリンズと、デクスター・ゴードン位しかできない。
(青木高見)





Sonny Rollins / Newk's Time (CDP 7 84001 2) Sonny Rollins / Newk's Time (CDP 7 84001 2)

Recorded : September 22, 1957

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Wynton Kelly (p)
Doug Watkins (b)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
01. Tune Up
02. Asiatic
03. Wonderful Wonderful
04. Surrey With The Fringe On Top
05. Blues For Philly Joe
06. Namely You

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1957年9月22日の録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 4001番、6曲入り。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、ジョー・ゴールドバーグ(Joe Goldberg)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノがウィントン・ケリー、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがフィリー・ジョー・ジョーンズ。
ブルーノート社主アルフレッド・ライオンが4000番代をスタートした、1枚目のアルバムでもある。
この事から、この時期のソニー・ロリンズが各レコード会社から絶大な人気があったと想像できる。
タイトルの 「Newk's (ニューク)」 とは、ブルックリン・ドジャースの投手 「ドン・ニューカム」 に似ていた事からきている。
このアルバムから次のブルーノートの 「ヴィレッジ・ヴァンガードの夜 Vol.1 と Vol.2」 に怒涛(どとう)のリリースを続けていく。
(青木高見)





Sonny Rollins / A Night At The Village Vanguard Vol.1 (CP32-5224) Sonny Rollins / A Night At The Village Vanguard Vol.1 (CP32-5224)

Recorded : November 3, 1957

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Donald Bailey (b) afternoon set
Pete La Roca (ds) afternoon set
Wilbur Ware (b) evening set
Elvin Jones (ds) evening set

Song name :
01. A Night In Tunisia [afternoon set]
02. I've Got You Under My Skin
03. A Night In Tunisia [evening set]
04. Softly As In Morning Sunrise [take1]
05. Four
06. Woody'n' You
07. Old Devil Moon

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1957年11月3日の録音、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ、ブルーノート(Blue Note)BLP 1581番、6曲入り。
以下、LPの演目。
A1. Old Devil Moon
A2. Softly As In A Morning Sunrise
A3. Striver's Row
B1. Sonnymoon For Two
B2. A Night In Tunisia
B3. I Can't Get Started
CDは発売元が東芝EMI株式会社、マイケル・カスクーナ(Michael Cuscuna)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、和田政幸氏によるライナーノーツ和訳、油井正一氏による日本語解説、LPのA3「Striver's Row」、B1「Sonnymoon For Two」が削除、「A Night In Tunisia」、2曲目「I've Got You Under My Skin」、5曲目「Four」の3曲が追加され全7曲入り。
メンバーは。
昼の部、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ベースがドナルド・ベイリー、ドラムがピート・ラ・ロカ。
夜の部、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ベースがウィルバー・ウェア、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ。
ピアノ・レスという事で自由奔放に吹きまくるソニー・ロリンズ。
(青木高見)





Sonny Rollins / A Night At The Village Vanguard Vol.2 (CP32-5225) Sonny Rollins / A Night At The Village Vanguard Vol.2 (CP32-5225)

Recorded : November 3, 1957

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Donald Bailey (b) [afternoon set]
Pete La Roca (ds) [afternoon set]
Wilbur Ware (b) [evening set]
Elvin Jones (ds) [evening set]

Song name :
01. What Is This Thing Called Love?
02. Softly As In Morning Sunrise [take2]
03. Sonnymoon For Two
04. I Can't Get Started
05. I'll Remember April
06. Get Happy
07. Striver's Row
08. All The Things You Are
09. Get Happy

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LP「A Night At The Village Vanguard Vol.2 」は、1957年11月3日の録音、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ、ブルーノート(Blue Note)BNJ 61014番、4曲入り。
以下、LPの演目。
A1. A Night In Tunisia
A2. I've Got You Under My Skin
B1. Softly As In A Morning Sunrise
B2. What Is This Thing Called Love
LP「A Night At The Village Vanguard Vol.3 」は、1957年11月3日の録音、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ、ブルーノート(Blue Note)BNJ 61015番、6曲入り。
以下、LPの演目。
A1. All The Things You Are
A2. Woodyn' You
A3. Four
B1. I'll Remember April
B2. Get Happy
B3. Get Happy (Alternate Take)
CDは発売元が東芝EMI株式会社、マイケル・カスクーナ(Michael Cuscuna)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、和田政幸氏によるライナーノーツ和訳、油井正一氏による日本語解説、9曲入り。
メンバーは。
昼の部、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ベースがドナルド・ベイリー、ドラムがピート・ラ・ロカ。
夜の部、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ベースがウィルバー・ウェア、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ。
ピアノ・レスという事で自由奔放に吹きまくるソニー・ロリンズ。
LPではボリューム3まである、CDもこれまで多くのバージョンが存在する、但し元の音源は一つしかないので、どういう組み合わせであれ聴く事ができる。
(青木高見)





Sonny Rollins / Freedom Suite (OJCCD-067-2) Sonny Rollins / Freedom Suite (OJCCD-067-2)

Recorded :
February 11, 1958
March 7, 1958

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Oscar Pettiford (b)
Max Roach (ds)

Song name :
01. The Freedom Suite
02. Someday I'll Find You
03. Will You Still Be Mine?
04. Till There Was You
05. Till There Was You" [alternate take 3]
06. Shadow Waltz

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1958年2月11日・3月7日の録音、リヴァーサイド・レコード(Riverside Records)RLP 12-258番、5曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、5曲目「Till There Was You" [alternate take 3]」が追加され全6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ベースがオスカー・ペティフォード、ドラムがマックス・ローチ。
冒頭の 「The Freedom Suite(自由組曲)」 は19分にも及ぶ大作。。
ソニー・ロリンズのアルバムの中でも、得意のピアノレス、組曲という事で黒人の自由宣言が込められている。
いつもの天真爛漫な豪放なテナーは影をひそめ、グッと抑制した静的なソニー・ロリンズが聴きどころ。
このアルバムを聴いて、他のアルバムを聴くと天真爛漫な豪放なテナーサックスが更に輝き出す。
(青木高見)





Sonny Rollins / The Contemporary Leaders Plus (VDJ-1552) Sonny Rollins / The Contemporary Leaders Plus (VDJ-1552)

Recorded : October 20-22, 1958

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Hampton Hawes (p)
Barney Kessel (g)
Leroy Vinnegar (b)
Shelly Manne (ds)
Victor Feldman (vib) #4,

Song name :
01. I've Told Ev'ry Little Star
02. Rock-A-Bye Your Baby with a Dixie Melody
03. How High The Moon
04. You
05. You [alternate take]
06. I've Found a New Baby
07. I've Found a New Baby [alternate take]
08. Alone Together
09. In the Chapel in the Moonlight
10. The Song Is You
11. The Song Is You [alternate take]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1958年10月20日から22日の録音、コンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)LAC 12213番、8曲入り。
以下、LPの演目。
A1. I've Told Every Little Star
A2. Rock-A-Bye Your Baby With A Dixie Melody
A3. How High The Moon
A4. You
B1. I've Found A New Baby
B2. Alone Together
B3. In The Chapel In The Moonlight
B4. The Song Is You
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、英語ライナーノーツなし、悠雅彦氏による日本語解説、5、7、11曲目の3曲が追加され全11曲入り。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノがハンプトン・ホーズ、ギターがバーニー・ケッセル、ベースがリロイ・ビネガー、ドラムがシェリー・マン、ヴァイブがビクター・フェルドマン。
演奏は、何といってもウエスト・コーストの名手達とソニー・ロリンズの共演。
特に、馬さんことハンプトン・ホーズとギターのバーニー・ケッセルがいい。
ちなみにヴァイブのビクター・フェルドマンは4、5曲目の 「You」 のみの参加。
コンテンポラリー・レコード・レーベルの音も新鮮に感じる。
(青木高見)





Sonny Rollins / The Bridge (74321192782) Sonny Rollins / The Bridge (74321192782)

Song number, Recorded :
#05 Rec:January 30, 1962 
#02-03, #06 Rec:February 13, 1962
#01, #04 Rec:February 14, 1962

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Jim Hall (g)
Bob Cranshaw (b)
Ben Riley (ds)
H. T. Saunders (ds) except #05

Song name :
01. Without a Song
02. Where are You
03. John S.
04. The Bridge
05. God Bless The Child
06. You Do Something to Me

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1962年1月30日、2月13日・14日の録音、RCAビクター(RCA Victor)741074/075番、LP2枚組、全12曲入り。
以下、LPの演目。
[Vol.1 The Bridge]
A1. Without A Song
A2. Where Are You
A3. John S.
B1. The Bridge
B2. God Bless The Child
B3. You Do Something To Me
[Vol.2: With Coleman Hawkins "Sonny Meets Hawk!"]
C1. Yesterdays
C2. All The Things You Are
C3. Summertime
D1. Just Friends
D2. Lover Man (Oh, Where Can You Be?)
D3. At McKies'
CDは発売元がBMGとRCA、輸入盤、ジョージ・アヴァキアン(George Avakian)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
LP2枚組の1枚面の「The Bridge」6曲のみCD化された1枚。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ギターがジム・ホール、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがベン・ライリーとH・T・ソーンダース。
ソニー・ロリンズは1959年から活動を停止する。
マンハッタンとブルックリンを結ぶ 「ウィリアムズバーグ橋」 で練習に励む姿が目撃された。
そして3年の沈黙を破り、ここに 「橋」 と題したアルバムがリリースされた。
練習場所を「橋」を、そのままアルバム・タイトルにしたところがソニー・ロリンズらしい。
演奏は得意のピアノレスだが、ギターにジム・ホールを迎えたカルテット。
腰を据えてじっくり味わいたい。
どのジャンルでも言える事だが、若くして栄光を手に入れてしまった者の、その後の活動に注目したい。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Without a Song / Billy Rose, Edward Eliscu, Vincent Youmans
02. Where are You / Harold Adamson, Jimmy McHugh
03. John S. / onny Rollins
04. The Bridge / Sonny Rollins
05. God Bless the Child / Arthur Herzog, Billy Holiday
06. You Do Something to Me / Cole Porter
(青木高見)





Sonny Rollins / Now's The Time! (74321 32335 2) Sonny Rollins / Now's The Time! (74321 32335 2)

Song number, Recorded :
#04 Rec:January 20, 1964
#01, #05-06 Rec:February 14, 1964
#07 Rec:February 18, 1964
#02-03, #08 Rec:April 14, 1964

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Herbie Hancock #01, #06-07
Thad Jones (cornet) #04
Bob Cranshaw (b) #02, #04, #08
Ron Carter (b) #01, #05-07
Roy McCurdy (ds)

Song name :
01. Now's The Time
02. Blue 'N' Boogie
03. I Remember Clifford
04. Fifty-Second Street Theme
05. St.Thomas
06. Round About Midnight ('Round Midnight)
07. Afternoon In Paris
08. Four

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1964年1月から4月の録音、RCAビクター(RCA Victor)LSP-2927番、8曲入り。
CDは発売元がRCAビクター、輸入盤、ジョージ・アヴァキアン(George Avakian)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノがハービー・ハンコック、コルネットがサド・ジョーンズ、ベースがボブ・クランショウとロン・カーター、ドラムがロイ・マッカーディ。
このアルバムがリリースされる2年前、1962年の1月・2月に同じくRCAビクターから、あの 「The Bridge (橋)」 がリリースされた。
その翌年の1963年は、ニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演し、そのあとモヒカン頭で来日しコンサートが開かれた。
日本人が、まじかで見たソニー・ロリンズは 「サキコロ(Saxophone Colossus)」 のイメージしかなかったので衝撃だったらしい。
アルバム・タイトル 「Now's The Time」でチャーリー・パーカーのヒット曲。
原点に戻る、そんな意気込みを感じる。
(青木高見)





Sonny Rollins / The Standard Sonny Rollins (BVCJ-38107) Sonny Rollins / The Standard Sonny Rollins (BVCJ-38107)

Song number, Recorded :
#06 Rec:June 11, 1964
#07 Rec:June 23, 1964
#02, #05, #08 Rec:June 24, 1964
#03, #10 Rec:June 26, 1964
#04, #09 Rec:July 2, 1964
#01 Rec:July 6, 1964

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Herbie Hancock (p) #04, #06, #09
Jim Hall (g) #03, #06, #08, #10
David Izenzon (b) #06
Teddy Smith (b) #06
Bob Cranshaw (b) #01-#05, #07-#10
Stu Martin (ds) #06
Mickey Roker (ds) #01-#05, #07-#10

Song name :
01. Autumn Nocturne
02. Night And Day
03. Love Letters
04. My One And Only Love
05. Three Little Words
60. Trav'lin' Light
07. I'll Be Seeing You
08. My Ship
09. It Could Happen to You
10. Long Ago (and Far Away)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1964年6月と7月の録音、RCAビクター(RCA Victor)LSP-3355番、10曲入り。
CDは発売元がRCA(RCA)BVCJ-37540・BMG(BMG)BVCJ-37540、ジョージ・アヴァキアン(George Avakian)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、児山紀芳氏による日本語解説、10曲入り。
ディスコグラフィーで見ると1962年の 「The Bridge(橋)」 から2年後の作品となる。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノがハービー・ハンコック、ギターがジム・ホール、ベースがデヴィッド・アイゼンソン、テディ·スミス、ボブ・クランショウ、ドラムがステュ・マーティン、ミッキー・ローカー。
演目はアルバム・タイトル通りスタンダード中心だか、かなり崩している。
共演者は多彩だが、最小弦の編成が多くソニー・ロリンズのテナーサックス独演会の様な感じ。
(青木高見)





Sonny Rollins / On Impulse (254 613-2) Sonny Rollins / On Impulse (254 613-2)

Recorded : July 8, 1965

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Ray Bryant (p)
Walter Booker (b)
Mickey Roker (ds)

Song name :
01. On Green Dolphin Street
02. Everything Happens To Me
03. Hold 'Em Joe
04. Blue Room
05. Three Little Words

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは1965年7月8日の録音、インパルス(Impulse!)A-91番、5曲入り、インパルス・レーベル移籍初リーダー作。
CDは発売元がインパルス(Impulse!)、輸入盤、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ5曲入り。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノがレイ・ブライアント、ベースがウォルター・ブッカー、ドラムがミッキー・ロッカー。
このインパルス・レーベルで完全にソニー・ロリンズの考えるジャズが定着した感じがする。
演奏は、どこか遠くの世界に誘(いざ)なってくれる様ま浮遊感。
ライナーに写真が載っている、ルディ―・バン・ゲルダ―に自ら運転して到着したソニー・ロリンズ、車はカルマンギアだ。
そして、共演者3人が一緒に写ったポートレイト。
アルバムでは特に、この3人がソニー・ロリンズの意図を汲み、細心の注意を払った演奏が光っている。
(青木高見)





Sonny Rollins / Next Album (VDJ-28053) Sonny Rollins / Next Album (VDJ-28053)

Recorded : July 14, 1972

Personnel :
Sonny Rollins (ts, ss)
George Cables (p)
Bob Cranshaw (b)
David Lee (ds)
Jack De Johnette (ds)
Arthur Jenkins (conga, per)

Song name :
01. Playin' in the Yard
02. Poinciana
03. The Everywhere Calypso
04. Keep Hold of Yourself
05. Skylark

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
LPは9999年の録音リリース、マイルストーン(Milestone)MSP 9042番、5曲入り、マイルストーン・レーベルレーベル移籍初リーダー作。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、佐藤秀樹氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノとエレピがジョージ・ケイブルス、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがジャック・デジョネットとデヴィッド・リー、パーカッションがアーサー・ジェンキンス。
時代の波は、70年代ジャズとして大きく進化した。
話題となったのがチック・コリアの 「Return to Forever」 に代表される電子楽器の台頭。
それもあってか、ここではジョージ・ケイブルスがエレピを弾いている。
ベースのボブ・クランショウもエレキベースに持ち替えている。
思えば、ソニー・ロリンズほど多くの有名レーベルを渡り歩いてきたミュージシャンもめずらしい。
レーベルが替わるだけで不思議だが演奏は同じでも様子がガラリと変わる。
このレーベルが替わった時の初リーダー作を聴くのもリスナーの楽しみのひとつ。
ちなみにジョージ・ケイブルスはアート・ペッパーやフランク・モーガンがシャバに出てから一番信頼を置いたピアニスト。
(青木高見)





Sonny Rollins / Old Flames (VICJ-192) Sonny Rollins / Old Flames (VICJ-192)

Recorded :
July 1993
August 1993

Personnel :
Sonny Rollins (ts)
Tommy Flanagan (p)
Clifton Anderson (tb)
Bob Cranshaw (b, eb)
Jack De Johnette (ds)
Jimmy Heath (arr, cond) #01, #07
Jon Faddis (flh)   #01, #07
Byron Stripling (flh)  #01, #07
Alex Brofsky (frh)  #01, #07
Bob Stewart (tuba)  #01, #07

Song name :
01. Darn That Dream
02. Where or When
03. My Old Flame
04. Times Slimes
05. I See Your Face Before Me
06. Delia
07. Prelude to a Kiss

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・ロリンズ (Sonny Rollins 出生名:Theodore Walter Rollins 1930年9月7日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州生まれのジャズ・サックス奏者。
CDは1993年7月・8月の録音、マイルストーン(Milestone)VICJ-192、発売元がビクター・エンターテインメント株式会社、英語の演目紹介のみ、児山紀芳氏による日本語解説、7曲入り、邦題「薔薇(バラ)の肖像(しょうぞう)」。
メンバーは、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ピアノがトミー・フラナガン、トロンボーンがクリフトン・アンダーソン、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがジャック・デジョネット他。
演奏は、ソニー・ロリンズ、還暦を迎えた作品、ハード・バップではなくポップスというかイージー・リスニング。
酸いも甘いも経験し、紆余曲折しながら、常に王道を走り続けてきたソニー・ロリンズ。
ソニー・ロリンズにとっては、ジャズではあるがジャンルなど、あって無いようなもの。
明るく晴れた日中、アルコールは止(や)めて清涼飲料水で聴きたいソニー・ロリンズの1枚。
(青木高見)




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