青木高見のジャズコレクション Thelonious Monk (p) セロニアス・モンク


略歴
Thelonious Monk セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
即興演奏のユニークなスタイル、多くのスタンダード・ナンバーを作曲しジャズ界に残した功績が大きい。
ほとんどのアルバムは最初聴いただけではピンとこない。
突拍子なメロディ、ふざけているような調子外れのピアノ。
ジャズを聴きはじめた頃、何てヘタクソなピアニストだと思った。
しかし今は違う、その実績により尊敬している。
ブルーノート社主、アルフレッド・ライオンが執心だった理由がわかる。
初期の音源が多く残るのもアルフレッド・ライオンのおかげともいえる。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Thelonious Monk / Genius Of Modern Music, Vol.2 (7243 5 32139 2 3) Thelonious Monk / 5th and Final Session On Blue Note (CJ28-5116) Thelonious Monk / Solo On Vogue (24DE 6811) Thelonious Monk / Monk The Unique (VICJ-23554) Thelonious Monk / Brilliant Corners (OJCCD-026-2) Thelonious Monk / Himself (OJCCD-254-2) Thelonious Monk - John Coltrane / Thelonious Monk With John Coltrane (OJCCD-039-2) Thelonious Monk / Misterioso (OJCCD-206-2) Thelonious Monk / Thelonious In Action (OJCCD-103-2) Thelonious Monk / Monk's Music (OJCCD-084-2) Thelonious Monk / Thelonious Monk IN San Francisco (OJCCD-231-2) Thelonious Monk / Solo Monk (SICP 707)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Art Blakey - Thelonious Monk / Art Blakey's Jazz Messengers With Thelonious Monk (Atlantic 7567-81332-2)

【INDEX (共演アルバム)】


【セロニアス・モンク集】
Carmen McRae / Carmen Sings Monk (BVCJ-2) Jerry Gonzalez - Thelonious Monk / Rumba Para Monk (SSC 1036D) Johnny Griffin - Eddie Lockjaw Davis - Thelonious Monk / Lookin' At Monk (ViCJ-23073) Steve Lacy / Reflections (Plays Thelonious Monk) (UCCD-9389)


【以下コンテンツ】


Thelonious Monk / Genius Of Modern Music, Vol.2 (7243 5 32139 2 3) Thelonious Monk / Genius Of Modern Music, Vol.2 (7243 5 32139 2 3)

Song number, Recorded :
#01-09 Rec:July 23, 1951
#10-18 Rec:May 30, 1952

Personnel :
Thelonious Monk (p)

#01-09
Milt Jackson (vib) except #05, #09
Sahib Shihab (as) except #05, #09
Al McKibbon (b)
Art Blakey (d)

#10-18
Kenny Dorham (tp) except #15
Lou Donaldson (as) except #05, #09
Lucky Thompson (ts) except #05, #09
Nelson Boyd (b)
Max Roach (ds)

Song name :
01. Four In One
02. Criss Cross
03. Eronel
04. Straight No Chaser
05. Ask Me Now
06. Willow Weep For Me
07. Nice Work If You Can Get It
08. Criss Cross (Alternate Take)
09. Ask Me Now (Alternate Take)
10. Skippy
11. Hornin' In
12. Sixteen (Second Take)
13. Carolina Moon
14. Let's Cool One
15. I'll Follow You
16. Skippy (Alternate Take)
17. Hornin' In (Alternate Take)
18. Sixteen (First Take)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはセロニアス・モンク、1951年・1952年録音。
CDはブルーノートからのリリース、輸入盤、ボブ・ブルーメンソール(Bob Blumenthal)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、氏による日本語解説、18曲入り。
メンバーは。
1つ目のコンボ、ピアノがセロニアス・モンク、ヴィブラフォンがミルト・ジャクソン、アルトサックスがサヒブ・シハブ、ベースがアル マッキボン、ドラムがアート・ブレイキー。
2つ目のコンボ、ピアノがセロニアス・モンク、トランペットがケニー・ドーハム、アルトサックスがルー・ドナルドソン、テナーサックがラッキー・トンプソン、ベースがネルソン・ボイド、ドラムがマックス・ローチ。
ブルーノートのアルフレッド・ライオンは、1944年に兵役を終えてニューヨーク市マンハッタン区レキシントン街に新しいオフィスを構えた。
わずか数年後にバド・パウエル、ミルト・ジャクソン、アート・ブレイキーなど当時、新進気鋭のミュージシャンを狂ったように収録していく。
その中の1人にセロニアス・モンクがいた。
セロニアス・モンクへのアルフレッド・ライオンの執着は、かなり凄かった。
証拠に損得抜きで1952年まで援助のかたちで収録を続けた。
そんな事を思いながら聴くとアルフレッド・ライオンが、いなかったら残っていなかった音源の危うさを感じる。
演奏は、この時代に彼らが完成させたジャズを聴く事ができる。
(青木高見)





Thelonious Monk / 5th and Final Session On Blue Note (CJ28-5116) Thelonious Monk / 5th and Final Session On Blue Note (CJ28-5116)

Recorded :
[July 23, 1951]
#01-06 Thelonious Monk Quintet
#07-08 Thelonious Monk Trio
#09 Thelonious Monk Quartet
[May 30, 1952]
#10-17 Thelonious Monk Sextet
#18 Thelonious Monk Trio

Personnel :
Thelonious Monk (p)
Milt Jackson (vib) #01-06, #09
Kenny Dorham (tp) #10-17
Sahib Shihab (as) #01-06
Lou Donaldson (as) #10-17
Lucky Thompson (ts) #10-17
Al McKibbon (b) #01-09
Nelson Boyd (b) #10-18
Art Blakey (ds) #01-09
Max Roach (ds) #10-18

Song name :
01. Four in One
02. Four in One (alternate take)
03. Criss Cross
04. Criss Cross (alternate take)
05. Eronel
06. Straight No Chaser
07. Ask Me Now (alternate take)
08. Ask Me Now
09. Willow Weep For Me
10. Skippy
11. Skippy (alternate take)
12. Hornin' In (alternate take)
13. Hornin' In
14. Sixteen (first take)
15. Sixteen (second take)
16. Carolina Moon
17. Let's Cool One
18. I'll Follow You

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはセロニアス・モンク、1951年・1952年の録音。
CDはブルーノート(Blue Note)の音源、発売元が東芝EMI株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、油井正一氏による日本語解説、18曲入り。
メンバーは。
1~9曲目、ピアノがセロニアス・モンク、ヴィブラフォンがミルト・ジャクソン、アルトサックスがサヒブ・シハブ、ベースがアル マッキボン、ドラムがアート・ブレイキー。
10~18曲目、ピアノがセロニアス・モンク、トランペットがケニー・ドーハム、アルトサックスがルー・ドナルドソン、テナーサックスがラッキー・トンプソン、ベースがネルソン・ボイド、ドラムがマックス・ローチ。
セロニアス・モンクの死後、オルタネートの音源が、継(つ)ぎ足しの形で数多くリリースされた。
継(つ)ぎ足しとはいえ、どの音もセロニアス・モンクの演奏でファンにとっては興味深い。
レコード会社は売らんがため、いっぺんに出さず少しづつ小出しにリリースしてくる。
当アルバムも 「Thelonious Monk / Genius Of Modern Music Volume 3 (5th and Final Session)」。
邦題 「コンプリート セロニアス・モンク オン・ブルーノート Vol.3」 としてリリースされた。
ブルーノートの社主アルフレッド・ライオンはセロニアス・モンクの初期の頃から収録を行っていた。
そのためブルーノートだけが所有するセロニアス・モンクの音源の宝庫、ほんの一部ではあるが、こうして聴く事ができる。
(青木高見)





Thelonious Monk / Solo On Vogue (24DE 6811) Thelonious Monk / Solo On Vogue (24DE 6811)

Recorded : June 7, 1954

Personnel :
Thelonious Monk (p)

Song name :
01. Round About Midnight ('Round Midnight)
02. Eronel
03. Reflections
04. We See
05. Well You Needn't
06. Hackensack
07. Evidence
08. Smoke Gets In Your Eyes
09. Off Minor

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはセロニアス・モンク、1954年6月、パリでの録音、ピアノ・ソロ。
LPはヴォーグ(Vogue)K23P-6731番、8曲入り。
CDは発売元がキング・レコード株式会社、英語オリジナル・ライナーノーツ、油井正一氏による日本語解説、8曲入り。
アメリカで誕生したジャズ、それも黒人中心に発展した。
しかしその影にアメリカ白人の黒人に対する人種差別があった。
実力がありながら不遇な生活を、しいられた多くの黒人ミュージシャン。
差別をきらった、バド・パウエル、デクスター・ゴードン、デューク・ジョーダンなどは次々と渡欧した。
中には渡欧したきりアメリカには戻らなかったミュージシャンもいる。
1954年6月、セロニアス・モンクはフランスに行き、アメリカには無い自由な空気の中で存分に弾きまくったのが当アルバム。
伸び伸びとしたピアノがそれを物語っている。
(青木高見)





Thelonious Monk / Monk The Unique (VICJ-23554) Thelonious Monk / Monk The Unique (VICJ-23554)

Recorded :
March 17, 1956
April 3, 1956

Personnel :
Thelonious Monk (p)
Oscar Pettiford (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. Liza
02. Memories Of You
03. Honeysuckle Rose
04, Darn That Dream
05. Tea For Two
06. You Are Too Beautiful
07. Just You, Just Me

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはセロニアス・モンク、1956年3月・4月の録音
LPはリヴァーサイド・レコード(Riverside Records)RLP12-209番、7曲入り。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、栗村政昭氏による日本語解説、7曲入り。
メンバーは、ピアノがセロニアス・モンク、ベースがオスカー・ペティフォード、ドラムがアート・ブレイキー。
日本では 「切手のモンク」 で通っている。
セロニアス・モンクの作品は、比較的、リヴァーサイド・レーベルの中にも傑作が多い。
演奏は、いつもの難解なモンクは影をひそめ、比較的わかりやすい。
セロニアス・モンクは、音が出た瞬間に部屋の空気が一変する、ここが凄い。
一音一音が魂から鍵盤に伝わり出てくる感じ。
ドラムのアート・ブレイキーとは、この録音の翌年 「Art Blakey / Art Blakey's Jazz Messengers With Thelonious Monk  Rec:1957年5月14日-15日」 で再び共演する。
先日ディスク・ユニオンの店員と話をした。
日本で最近、セロニアス・モンクが若い女性からの人気があるいう。
理由は、雑誌でセロニアス・モンクが取り上げられたせいだという。
セロニアス・モンクは、雑誌で取り上げられるたび人気が出て売れるらしい。
個人的には人気が出ると中古市場は値上がりするので嫌になる。
正直、セロニアス・モンクは流行の人気など無縁な孤高なミュージシャン。
良くぞ命名したアルバム・タイトル 「モンク・ザ・ユニーク(Monk The Unique)」。
(青木高見)





Thelonious Monk / Brilliant Corners (OJCCD-026-2) Thelonious Monk / Brilliant Corners (OJCCD-026-2)

Recorded : December 1956

Personnel :
Thelonious Monk (p, celeste) celeste on #03
Clark Terry (tp) #05
Ernie Henry (as) #01-03
Sonny Rollins (ts)
Oscar Pettiford (b)-#01-03
Paul Chambers (b)-#05
Max Roach (ds, timpani)-timpani on #05

Song name :
01. Brilliant Corners
02. Ba-Lue Bolivar Ba-Lues-Are
03. Pannonica
04. I Surrender, Dear
05. Bemsha Swing

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはセロニアス・モンク、1956年12月の録音。

LPはリヴァーサイド・レコード(Riverside Records)RLP12-226番、5曲入り。
CDはOJCレーベルからのリリース、輸入盤、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーは、ピアノがセロニアス・モンク、トランペットがクラーク・テリー、アルトサックスがアーニー・ヘンリー、テナーサックスがソニー・ロリンズ、ベースがオスカー・ペティーフォードとポール・チェンバース、ドラムとティンパニーがマックス・ローチ。
今でこそセロニアス・モンクは偉大なミュージシャンとされているが理解されるまで長い時間がかかった。
演奏は、セロニアス・モンクのメロディ、リズム、ハーモニーが実際の共演者によって具現化されていくスリルが聴きどころ。
あまりの難解さに逃げ出したアーニー・ヘンリー、収録中喧嘩別れをしたオスカー・ペティーフォード、そのトラで入ったのがクラーク・テリーとポール・チェンバースの逸話が残る。
このアルバムは数回聴いただけではピンとこない。
突拍子なメロディ、ふざけているような調子外れのピアノ。
正直、多くのジャズを聴いて、評論を読んできて、今やっと何とか聴ける。
ただ、個人的には理解したわけではない。
それを知りたいがために集めて時を、かけて聴いている。
(青木高見)





Thelonious Monk / Himself (OJCCD-254-2) Thelonious Monk / Himself (OJCCD-254-2)

Recorded :
April 12, 1957
April 16, 1957

Personnel :
Thelonious Monk (p)
John Coltrane (ts) #09,
Wilbur Ware (b) #09,

Song name :
01. April In Paris
02. (I Don't Stand) A Ghost Of A Chance With You
03. Functional
04. I'm Getting Sentimental Over You
05. I Should Care
06. Round About Midnight ('Round Midnight) (bonus track)
07. Round About Midnight ('Round Midnight)
08. All Alone
09. Monk's Mood

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはセロニアス・モンク、1957年4月12日と16日の録音。
LPはリヴァーサイド・レコード(Riverside Records)RLP12-235番、8曲入り。
CDはOJCレーベルからのリリース、輸入盤、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲目の 「Round About Midnight」 の別テイクが追加され、全9曲入り。
メンバーは。
1~8曲目、ピアノがセロニアス・モンクのソロ。
9曲目の 「Monk's Mood」 だけテナーサックスがジョン・コルトレーン、ベースがウィルバー・ウェア。
演目は、オリジナルとスタンダードが半分半分。
世間からどう言われようが、どう思われようが、我が道を貫(つらぬ)き通したセロニアス・モンク。
9曲目の 「Monk's Mood」 は、セロニアス・モンクに魔法をかけられた様な神妙な2人。
ちなみにこのアルバムが 「Thelonious Monk / Thelonious Monk With John Coltrane」 に同日録音として繋(つな)がっている。
あのジョン・コルトレーンがどんな心境でセロニアス・モンクと共演したのか、その心境を知りたい。
(青木高見)





Thelonious Monk - John Coltrane / Thelonious Monk With John Coltrane (OJCCD-039-2) Thelonious Monk - John Coltrane / Thelonious Monk With John Coltrane (OJCCD-039-2)

「ジャズ/セロニアス・モンク」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ジョン・コルトレーン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded :
April 12, 1957
June 26, 1957

Personnel :
Thelonious Monk (p)
John Coltrane (ts)
Ray Copeland (tp) #03
Gigi Gryce (as) #03
Coleman Hawkins (ts) #03
Wilbur Ware (b)
Shadow Wilson (ds) #01-02, #04
Art Blakey (ds) #03

Song name :
01. Ruby, My Dear
02. Trinkle, Tinkle
03. Off Minor
04. Nutty
05. Epistrophy

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
ジョン・コルトレーン(John Coltrane 出生名:John William Coltrane 1926年9月23日~1967年7月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州生まれのサックス奏者。
LPは1957年4月12日と6月26日の録音、ジャズランド(Jazzland)JLP46、6曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語解説書、6曲入り。
メンバーはピアノがセロニアス・モンク、テナーサックスがジョン・コルトレーンとコールマン・ホーキンス、トランペットがレイ・コープランド、アルトサックスがジジ・グライス、ベースがウィルバー・ウェア、ドラムがシャドー・ウィルソンとアート・ブレイキー。
セロニアス・モンクとジョン・コルトレーンの歳の差はセロニアス・モンクが9才上。
リリースの経緯は当時マイルス・ディヴィスのバンドに在籍していたジョン・コルトレーンは、まだそれほど上手くはなかった、むしろ下手(へた)だった。
まして薬に手を出し遅刻や演奏放棄など、ひどくなる一方だった事に腹を立てたマイルス・ディヴィスはジョン・コルトレーンを首にした。
行き場を失ったジョン・コルトレーンをセロニアス・モンクが自分のバンドに誘うというか、救いの手を差しのべた。
ここにセロニアス・モンクの優しくも寛大な性格が表れている。
このバンドに入った事がジョン・コルトレーンの運命を大きく変える事になる。
ここでセロニアス・モンクはジョン・コルトレーンにモンク流の理論を全て教えたとされる。
改心したジョン・コルトレーンは異常ともいえる猛練習の末、グングン上達する。
やがて、それはマイルス・ディヴィスの耳にも入り再び呼び戻される。
この時、やはり偉かったのはセロニアス・モンク。
育てたジョン・コルトレーンを引き抜かれても一言も文句を言わなかった。
以後マイルス・ディヴィスとジョン・コルトレーン・コンビの快進撃が始まりマイルス・ディヴィス・バンドの黄金期を築いていく。
このアルバムはメキメキと力を付けていく直前のジョン・コルトレーンと前年にアルバム「Brilliant Corners」をリリースした絶頂期のセロニアス・モンクの共演を聴く事ができる。
ジョン・コルトレーンがセロニアス・モンクの考える音楽を完全に理解している事がわかる。
(青木高見)





Art Blakey - Thelonious Monk / Art Blakey's Jazz Messengers With Thelonious Monk (Atlantic 7567-81332-2) Art Blakey - Thelonious Monk / Art Blakey's Jazz Messengers With Thelonious Monk (Atlantic 7567-81332-2)

「ジャズ/アート・ブレイキー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/セロニアス・モンク」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : May 14–15, 1957

Personnel :
Art Blakey (ds)
Thelonious Monk (p)
Bill Hardman (tp)
Johnny Griffin (ts)
Spanky DeBrest (b)

Song name :
01. Evidence
02. In Walked Bud
03. Blue Monk
04. I Mean You
05. Rhythm-A-Ning
06. Purple Shades

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ブレイキー(Art Blakey 出生名:Arthur Blakey 1919年10月11日~1990年10月16日)はアメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のジャズドラマー。
セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
LPは1957年5月14日・15日の録音、アトランティック(Atlantic)SD1278番、6曲入りジャズ界の偉大な2人の共演。
CDは発売元がアトランティック(Atlantic)、輸入盤、マーティン・ウィリアムズ(Martin Willams)氏による英語ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーはドラムがアート・ブレイキー、ピアノがセロニアス・モンク、トランペットがビル・ハードマン、テナーサックスがジョニー・グリフィン、ベースがスパンキー・デブレスト。
アート・ブレイキーの凄いとところは、ジャズ・メッセンジャーズ以外にも多くの有名ミュージシャンと共演を精力的に行った。
どんなミュージシャンでも、アート・ブレイキーは合わしてしまう器用さに驚かされる。
ここでは個性では群を抜くセロニアス・モンクに対しアート・ブレイキーが難なくクリアー。
アート・ブレイキーとセロニアス・モンクの歳の差は、セロニアス・モンクが2才上。
話は飛ぶが、そのほかの共演者を見てみると、アクの強いジョニー・グリフィンと、バリバリ吹くのが苦手なビル・ハードマンの2人。
想像だがジョニー・グリフィンがセロニアス・モンクを連れてきて。
ビル・ハードマンがアート・ブレイキーを連れてきた感じ。
アート・ブレイキーとセロニアス・モンクの1対1ではなく、実は2対2の絡みが隠れた聴きどころかも。
(青木高見)





Thelonious Monk / Misterioso (OJCCD-206-2) Thelonious Monk / Misterioso (OJCCD-206-2)

Recorded : August 7, 1958

Personnel :
Thelonious Monk (p)
Johnny Griffin (ts)
Ahmed Abdul Malik (b)
Roy Haynes (ds)

Song name :
01. Nutty
02. Blues Five Spot
03. Let's Cool One
04. In Walked Bud
05. Just a Gigolo
06. Misterioso
07. Round About Midnight ('Round Midnight) (CD bonus tracks)
08. Evidence (CD bonus tracks)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはセロニアス・モンク、1958年8月7日、ニューヨークのジャズ・クラブ 「ファイヴ・スポット・カフェ (Five Spot Cafe) 」 のライブ。
LPはリヴァーサイド・レコード(Riverside Records)RLP12-279番、6曲入り。
CDはOJCレーベルからのリリース、輸入盤、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、7~8曲目の2曲が追加され、全8曲入り。
アルバム 「Thelonious In Action (録音:1958年8月7日)」 と同日、同メンバーによる録音で姉妹盤。
メンバーは、ピアノがセロニアス・モンク、テナーサックスがジョニー・グリフィン、ベースがアーマッド(アーメド)・アブドゥル・マリク、ドラムがロイ・ヘインズ。
同日録音の同場所の演奏なのにジャケット違いで何となく感触が違う。
ジャケットは 「キリコ」 の絵。
ジョルジョ・デ・キリコ (Giorgio de Chirico, 1888年7月10日~1978年11月20日) はイタリアの画家、彫刻家。
形而上絵画派を興し、後のシュルレアリスムに大きな影響を与えた。
シュルレアリスム系の画家としてキリコとダリの人気は日本では異常に高い。
さて演奏は形而上と表現されてもおかしくないジャズ界のピアニスト、セロニアス・モンク。
発表当時、世間では理解されない時期が長かった、芸術家の宿命とでもいう本人が死んでから人気が出る。
セロニアス・モンクは数回聴いただけではピンとこない。
突拍子なメロディ、ふざけているような調子外れのピアノ。
正直、多くのジャズを聴いて、評論を読んで、今やっと何とか聴ける。
ただ、個人的には理解したわけではない。
それを知りたいがために集めて時間を、かけて聴いている。
(青木高見)





Thelonious Monk / Thelonious In Action (OJCCD-103-2) Thelonious Monk / Thelonious In Action (OJCCD-103-2)

Recorded :
August 7, 1958
CD bonus tracks were recorded on July 9, 1958

Personnel :
Thelonious Monk (p)
Johnny Griffin (ts)
Ahmad Abdul Malik (b)
Roy Haynes (ds)

Song name :
01. Light Blue
02. Coming on the Hudson
03. Rhythm-A-Ning
04. Epistrophy
05. Blue Monk
06. Evidence
07. Epistrophy
08. Unidentified Solo Piano (Bonus tracks)
09. Blues Five Spot (CD bonus tracks were recorded on July 9, 1958)
10. In Walked Bud (CD bonus tracks were recorded on July 9, 1958)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはセロニアス・モンク、1958年8月7日、ニューヨークのジャズ・クラブ 「ファイヴ・スポット・カフェ (Five Spot Cafe) 」 のライブ。
LPはリヴァーサイド・レコード(Riverside Records)RLP12-262番、7曲入り。
CDはOJCレーベルからのリリース、輸入盤、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8~10曲目の3曲が追加され、全10曲入り。
アルバム 「Misterioso」 と同日、同メンバーによる録音で姉妹盤。
メンバーは、ピアノがセロニアス・モンク、テナーサックスがジョニー・グリフィン、ベースがアーマッド(アーメド)・アブドゥル・マリク、ドラムがロイ・ヘインズ。
同日録音の同場所の演奏なのにジャケット違いで何となく感触が違う。
ニューヨークのジャズ・クラブ 「ファイヴ・スポット・カフェ (Five Spot Cafe) 」 はエリック・ドルフィーとブッカー・リトル、1961年のライブで有名になった場所。
もちろん行ったことはないが、音から想像して狭くで音の悪いピアノがあって当時のジャズ・クラブの香りが満ち溢れている。
こういうライブは多少音が悪かろうがミュージシャン達の息遣い(いきづかい)が伝わってくるだけで満足。
(青木高見)





Thelonious Monk / Monk's Music (OJCCD-084-2) Thelonious Monk / Monk's Music (OJCCD-084-2)

Recorded : June 26, 1957

Personnel :
Thelonious Monk (p)
Ray Copeland (tp)
Gigi Gryce (as)
Coleman Hawkins (ts)
John Coltrane (ts)
Wilbur Ware (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. Abide With Me
02. Well, You Needn't
03. Ruby, My Dear
04. Off Minor (Take 5)
05. Off Minor (Take 4)
06. Epistrophy
07. Crepescule With Nellie (Take 6)
08. Crepescule With Nellie (Takes 4 And 5)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはセロニアス・モンク、1957年6月25日、26日の録音。
LPはリヴァーサイド・レコード(Riverside Records)RLP12-242番、6曲入り。
CDはOJCレーベルからのリリース、輸入盤、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、5と8曲目の2曲が追加され、全8曲入り。
メンバーは、ピアノがセロニアス・モンク、トランペットがレイ・コープランド、アルトサックスがジジ・グライス、テナーサックスコールマン・ホーキンスとジョン・コルトレーン、ベースがウィルバー・ウェア、ドラムがアート・ブレイキー。
レジェンドのコールマン・ホーキンスが加わっているのが貴重。
2曲目の 「Well, You Needn't」 演奏開始から2分20秒前後にセロニアス・モンクがジョン・コルトレーンに対して 「コルトレーン!コルトレーン!」 と2回呼んでいる謎、今では寝ていたジョン・コルトレーンを起こすための掛け声が定説になっている。
更に尾ひれが付く、それに驚いたアート・ブレイキーのドラムのタイミングがズレる、そのドラムに驚いたベースがウィルバー・ウェアもつられてしまう。
かと言って最後は無難にまとまるのは百戦錬磨のメンバー達の成せる技。
(青木高見)





Thelonious Monk / Thelonious Monk IN San Francisco (OJCCD-231-2) Thelonious Monk / Thelonious Monk IN San Francisco (OJCCD-231-2)

Recorded : October 21-22, 1959

Personnel :
Thelonious Monk (p)

Song name :
01. Blue Monk
02. Ruby, My Dear
03. Round Lights
04. Everything Happens To Me
05. You Took The Words Right Out Of My Heart
06. Bluehawk
07. Pannonica
08. Remember
09. There's Danger In Your Eyes, Cherie (Take 2)
10. There's Danger In Your Eyes, Cherie (Take 1)
11. Reflections

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはセロニアス・モンク、1959年10月21日・22日の録音
LPはリヴァーサイド・レコード(Riverside Records)RLP12-1158番、10曲入り。
CDはOJCレーベルからのリリース、輸入盤、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、10曲目のテイク1が追加され、全11曲入り。
メンバーは、ピアノがセロニアス・モンク、ソロ。
この収録の前に災難があったり落ち着かない状況があったがオリン・キープニュースの肝いりで収録されたという。
聴きようによっては触れると壊れてしまいそうな繊細で孤高の音。
明るいサンフランシスコの太陽の下で嬉しくて、はしゃぐ子供の様にも感じる。
演目はセロニアス・モンクの十八番(おはこ)がズラリと並ぶ。
(青木高見)





Thelonious Monk / Solo Monk (SICP 707) Thelonious Monk / Solo Monk (SICP 707)

Recorded : 1964-1966

Personnel :
Thelonious Monk (p)

Song name :
01. Dinah (Take 2)
02. I Surrender, Dear
03. Sweet And Lovely (Take 2)
04. North Of The Sunset
05. Ruby, My Dear (Take 3)
06. I'm Confessin' (That I Love You)
07. I Hadn't Anyone Till You
08. Everything Happens To Me (Take 3)
09. Monk's Point
10. I Should Care
11. Ask Me Now (Take 2)
12. These Foolish Things (Remind Me Of You)
[Bonus Tracks]
13. Introspection
14. Darn That Dream
15. Dinah (Take 1)
16. Sweet And Lovely (Take 1)
17. Ruby, My Dear (Take 1)
18. I'm Confessin' (That I Love You) (Take 1)
19. I Hadn't Anyone Till You (Take 2)
20. Everything Happens To Me (Retake 1)
21. Ask Me Now (Take 1)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはセロニアス・モンク、1964年から1966年の録音。
LPはコロムビア(Columbia)CL2349番、12曲入り。
CDは発売元がソニー・ミュージック・ジャパン・インターナショナル株式会社、マーティン・ウィリアムズ(Martin Williams)氏とピーター・キープニュース(Peter Keepnews)による英語オリジナル・ライナーノーツ、安江幸子さんによるライナーノーツ和訳、13~21曲目までの9曲が追加され、全21曲入り。
演奏は、ジャズピアノの源流に遡(さかのぼ)る 「ジェームス・P・ジョンソン」 「ファッツ・ウォーラー」 を彷彿させるセロニアス・モンクのスライド・ピアノが聴ける。
その他、自己の作品を噛みしめるように再度じっくり弾き直している。
こうしてみると、やはりセロニアス・モンクは凄いと再認識。
冒頭の 「ダイナ」。
日本で 「ダイナ」 というと 「ディック・ミネ」「石原裕次郎」 を思い出すが何といっても 「エノケン(榎本健一)」 のが1番。
以下、エノケンのダイナの歌詞。

旦那 呑ませて頂戴な
おごって頂戴な
たんとは呑まない ね いいでせう

旦那 盃(はい)頂戴な
コップなら尚結構
こいつはいける

酒はうまい うまい 少し酔うた
酔うたら さあ来い
(青木高見)




【セロニアス・モンク集】
後世になりセロニアス・モンクの作曲家としての手腕が再認識されている。
ところが意識や理解、心意気だけでは、そう簡単にできるものではない。
只そうした動きが増々大きくなり始めている事に注目したい。
(青木高見)



Carmen McRae / Carmen Sings Monk (BVCJ-2) Carmen McRae / Carmen Sings Monk (BVCJ-2)

「ジャズ/カーメン・マクレエ」 のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/セロニアス・モンク」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded :
January 30, 1988
February 1, 1988

Personnel :
Carmen McRae (vo)
Thelonious Monk (comp)
Eric Gunnison (p)
Larry Willis (p) #01, #12,
Clifford Jordan (ss, ts)
George Mraz (b)
Charlie Rouse (ts) #01, #12,
Al Foster (ds)

Song name :
01. Get It Straight (Straight, No Chaser)
02. Ruby, My Dear
03. Well, You Needn't
04. Monkery's the Blues (Blue Monk)
05. I Mean You
06. Little Butterfly (Pannonica)
07. Listen To Monk (Rhythm-A-Ning)
08. How I Wish (Ask Me Now)
09. Man, That Was a Dream (Monk's Dream)
10. Round About Midnight ('Round Midnight)
11. Still We Dream (Ugly Beauty)
12. In Walked Bud (live)
13. Looking Back (Reflections)
14. In Walked Bud
15. Get It Straight (Straight, No Chaser)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーメン・マクレエ (Carmen McRae 1920年4月8日~1994年11月10日) はアメリカ合衆国ニューヨーク・ハーレム出身の女性ジャズ歌手、ピアニスト。
セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
LPは1988年1月・2月の録音、ノーバス(Novus)PL83086番、13曲入り、セロニアス・モンク集。
以下、LPの演目。
A1. Get It Straight (Straight, No Chaser) (Live)
A2. Dear Ruby (Ruby, My Dear)
A3. It's Over Now (Well, You Needn't)
A4. Monkery's The Blues (Blue Monk)
A5. You Know Who (I Mean You)
A6. Little Butterfly (Pannonica)
B1. Listen To Monk (Rhythm-A-Ning)
B2. How I Wish (Ask Me Now)
B3. Man, That Was A Dream (Monk's Dream)
B4. 'Round Midnight
B5. Still We Dream (Ugly Beauty)
B6. Suddenly (In Walked Bud) (Live)
B7. Looking Back (Reflections)
CDは発売元がBMGビクター株式会社、英語歌詞、英語ライナーノーツなし、悠雅彦氏による日本語解説、14~15曲の2曲が追加され全15曲入り。
メンバーは、ヴォーカルがカーメン・マクレエ、ピアノがエリック・ガンニンソンとラリー・ウィルス、ソプラノとテナーサックスがクリフォード・ジョーダンとチャーリー・ラウズ、ベースがジョージ・ムラーツ、ドラムがアル・フォスター。
基本的にセロニアス・モンクの曲は殆どがインストが多く、歌詞は後世に作られた。
演奏は流石(さすが)百戦錬磨のカーメン・マクレエ、実に巧くセロニアス・モンクを表現した。
アルバムは「1990年度スイング・ジャーナル・ジャズディスク大賞ヴォーカル賞」を受賞した。
(青木高見)





Jerry Gonzalez - Thelonious Monk / Rumba Para Monk (SSC 1036D) Jerry Gonzalez - Thelonious Monk / Rumba Para Monk (SSC 1036D)

「ジャズ/ジェリー・ゴンザレス」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/セロニアス・モンク」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : October 27-28, 1988

Personnel :
Jerry Gonzalez (tp, fh, conga, chekere, bells, guiro)
Thelonious Monk (comp)
Larry Willis (p)
Carter Jefferson (ts)
Andy Gonzalez (b)
Steve Berrios (ds, bata, timbales, chekere, bells)

Song name :
01. Monk's Mood
02. Bye-Ya
03. Nutty
04. Little Rootie Tootie
05. Misterioso
06. Ugly Beauty
07. Reflections
08. Jackie-Ing

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジェリー・ゴンザレス(Jerry Gonzalez 出生名:Gerald González 1949年6月5日~2018年10月1日)はアメリカ合衆国ニューヨーク州マンハッタン生まれのラテン系のジャズトランペッター、パーカッショニスト、バンドリーダー。
セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
CDは1988年10月27日・28日の録音、発売元がサニーサイド・コミュニケーションズ(Sunnyside Communications)、輸入盤、ラス・マスト(Russ Musto)氏による英語ライナーノーツ、8曲入り、サード・アルバム、セロニアス・モンク集。
メンバーはトランペット、フリューゲルホーン、パーカッションがジェリー・ゴンザレス、ピアノがラリー・ウィリス、テナーサックスがカーター・ジェファーソン、ベースがアンディー・ゴンザレス、ドラムがスティーブ・ベリオス。
演奏はセロニアス・モンクの曲を題材に一度分解して独自の感性で組み立て直した。
モンクの曲自体ユニークなのでモンクの曲をある程度聴いていないとピンとこない。
特徴的なのはラテン、アフロキューバンのテイスト。
(青木高見)





Johnny Griffin - Eddie Lockjaw Davis - Thelonious Monk / Lookin' At Monk (ViCJ-23073) Johnny Griffin - Eddie Lockjaw Davis - Thelonious Monk / Lookin' At Monk (ViCJ-23073)

「ジャズ/ジョニー・グリフィン」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/エディ・ロックジョー・デイヴィス」でも同じ内容を掲載しています。  →
「ジャズ/セロニアス・モンク」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : February 7, 1961

Personnel :
Johnny Griffin (ts)
Eddie ''Lockjaw'' Davis (ts)
Thelonious Monk (comp)
Junior Mance (p)
Larry Gales (b)
Ben Rile (ds)

Song name :
01. In Walked Bud
02. Well, You Needn't
03. Ruby, My Dear
04. Rhythm-A-Ning
05. Epistrophy" (Kenny Clarke, Monk)
06. Round About Midnight ('Round Midnight)
"Stickball (I Mean You)" (Coleman Hawkins, Monk) - 5:52
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョニー・グリフィン(Johnny Griffin 1928年4月24日~2008年7月25日)はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれのジャス・サックス奏者。
エディ・ロックジョー・デイヴィス(Eddie "Lockjaw" Davis 1922年3月2日~1986年11月3日)はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれのテナーサックス奏者。
セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
LPは1961年2月7日の録音、発売元がジャズランド(Jazzland)JLP939番、7曲入り、セロニアス・モンク集。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、クリス・アルバートソン(Chris Albertson)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、久保田高司氏による日本語解説書、7曲入り。
メンバーはテナーサックスがジョニー・グリフィン、ピアノがジュニア・マンス、エディ・ロックジョー・デイヴィス、ベースがラリー・ゲイルズ、ドラムがベン・ライリー。
ジョニー・グリフィンはセロニアス・モンクのバンドに長い間在籍しをしていた。
ベースのラリー・ゲイルズとドラムのベン・ライリーもジョニー・グリフィンのバンドにいた。
そのため、ここではジョニー・グリフィンに分(ぶ)がある。
かと言って引き下がる百戦練磨のエディ・ロックジョー・デイヴィスではない。
(青木高見)





Steve Lacy - Thelonious Monk / Reflections (Plays Thelonious Monk) (UCCD-9389) Steve Lacy / Reflections (Plays Thelonious Monk) (UCCD-9389)

「ジャズ/スティーブ・レイシー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/セロニアス・モンク」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : October 17, 1958

Personnel :
Steve Lacy (ss)
Mal Waldron (p)
Buell Neidlinger (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. Four in One
02. Reflections
03. Hornin' In
04. Bye-Ya
05. Let's Call This
06. Ask Me Now
07. Skippy

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : スティーブ・レイシー(Steve Lacy 1934年7月23日〜2004年6月4日)はアメリカ合衆国ニューヨークで生まれのジャズ・ソプラノサックス奏者、作曲家。
セロニアス・モンク(Thelonious Monk 出生名:Thelonious Sphere Monk 1917年10月10日~1982年2月17日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ロッキーマウント生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
LPは1958年10月17日の録音、ニュー・ジャズ(New Jazz)8206番、7曲入り、セロニアス・モンク集。
CDは制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、FKさんによるライナーノーツの一部和訳、7曲入り。
メンバーは、ソプラノ・サックスがスティーブ・レイシー、ピアノがマル・ウォルドロン、ベースがビュエル・ネイドリンガー、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ。
確かな技術に、うらずけされた愚直とも言えるソプラノサックス。
そのソプラノ・サックスだけのセロニアス・モンク集は他に類を見ない。
一般的にセロニアス・モンクの曲は難しい。
セロニアス・モンク本人が演奏していても一回聴いてだけではピンとこない。
そこに目を付け挑戦したスティーブ・レイシーに男気を感じる。
(青木高見)




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