Carmen McRae (vo) カーメン・マクレエ
略歴
カーメン・マクレエ (Carmen McRae 1920年4月8日~1994年11月10日) はアメリカ合衆国ニューヨーク・ハーレム出身の女性ジャズ歌手、ピアニスト。
20世紀、最も偉大な女性ジャズ・ボーカリストの1人だった。
日本では1950年代から1980年代にかけてエラ・フィッツジェラルドとサラ・ヴォーンと 「女性ジャズ歌手の御三家」 の、ひとりとされた。
(青木高見)
【INDEX (リーダーアルバム)】
【INDEX (共演アルバム)】
【以下コンテンツ】
Carmen Mcrae / After Glow (MVCM-267)
Recorded :
March 6, 1957 #01-04, #07, #08, #11, #12
April 18, 1957 #05, #06, #09, #10
Personnel :
Carmen Mcrae (vo)
Ray Bryant (p)
Ike Isaacs (b)
Charles 'Specs' Wright (ds) = Specs Wright
Song name :
01. I Can't Escape From You
02. Guess Who I Saw Today
03. My Funny Valentine
04. The Little Things That Mean So Much
05. I'm Thru With Love
06. Nice Work If You Can Get It
07. East Of The Sun
08. Exactly Like You
09. All My Life
10. Between The Devil And The Deep Blue Sea
11. Dream Of Life
12. Perdido
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーメン・マクレエ(Carmen McRae 1920年4月8日~1994年11月10日)はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれの女性ジャズ歌手、ピアニスト。
アルバムはカーメン・マクレエ、1957年3月6日と4月18日の録音、デッカ・レコードの音源、MCAレーベルからのリリース。
共演者は、ピアノがレイ・ブライアント、ベースがアイク・アイザックス、ドラムがスペックス・ライト。
12曲中4曲をカーメン・マクレエがピアノを弾いている、これがメチャクチャ上手い。
歌唱の巧さはもちろん、曲に対する感情移入が素晴らしい。
共演者のレイ・ブライアントもいい。
音が鳴ったとたん独特な空気に一変する。
(青木高見)
Carmen Mcrae / Book of Ballads (MVCM-266)
Recorded : December 1-2, 1958
Personnel :
Carmen Mcrae (vo)
Frank Hunter (arr, cond)
Don Abney (p)
Joe Benjamin (b)
Charles Smith (ds)
Song name :
01. By Myself
02. The Thrill Is Gone
03. How Long Has This Been Going On?
04. Do You Know Why?
05. My Romance
06. Isn't It Romantic?
07. If Love Is Good To Me
08. When I Fall In Love
09. Please Be Kind
10. He Was Too Good To Me
11. Angel Eyes
12. Something I Dreamed Last Night
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーメン・マクレエ(Carmen McRae 1920年4月8日~1994年11月10日)はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれの女性ジャズ歌手、ピアニスト。
アルバムはカーメン・マクレエ、1958年12月1日・2日の録音、KAPPの音源、MCAレーベルからのリリース。
共演者は、編曲とオーケストラ指揮がフランク・ハンター、ピアノがドン・アブニー、ベースがジョー・ベンジャミン、ドラムがチャールズ・スミス。
ジャズの歌姫・御3家の1人、カーメン・マクレエの歌手の名声を決定付けた1枚。
御3家とは、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン。
絶妙な語り口、あたりを支配するロマンティシズム、格調の高さ、どれを取ってもハイレベル。
もっと長生きして素晴しい歌を聴かせてほしかった、本当に残念でならない。
(青木高見)
Carmen McRae / The Great American Songbook (Atlantic Jazz 2 904-2)
Recorded : November 6, 1971
[At Donte's, Los Angeles]
Personnel :
Carmen McRae (vo, p)
Jimmy Rowles (p)
Joe Pass (g)
Chuck Domanico (b)
Chuck Flores (ds)
Song name :
01. Satin doll
02. At Long Last Love
03. If the Moon Turns Green
04. Day by Day
05. What Are You Doing the Rest of Your Life?
06. I Only Have Eyes For You
07. Medley: "Easy Living"/"The Days Of Wine And Roses"/"It's Impossible"
08. Sunday
09. A Song for You
10. I Cried for You
11. Behind the Face
12. The Ballad of Thelonious Monk
13. There's No Such Thing As Love
14. They Long to Be Close to You
15. Three Little Words
16. Mr. Ugly
17. It's Like Reaching for the Moon
18. I Thought About You
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーメン・マクレエ(Carmen McRae 1920年4月8日~1994年11月10日)はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれの女性ジャズ歌手、ピアニスト。
アルバムはカーメン・マクレエ、1971年11月6日、アメリカ合衆国ロサンゼルスにあるジャズクラブ 「ダンテ」 でのライブ、アトランティック・レーベルからのリリース。
共演者は、ピアノがジミー・ロウルズ、ギターがジョー・パス、ベースがチャック・ドマニコ、ドラムがチャック・フローレス。
チャックさんが2人いるのは、単なる偶然。
LPでは当時、尺の制限で入りきらなかった曲があった。
CD化により、2枚組の 「完全版」 として再リリースされた。
この1枚は、選りすぐり18曲のベストチョイス盤。
余裕ができたら是非、2枚組の 「完全版」 を手に入れたい。
演奏は、百戦錬磨のカーメン・マクレエ、燻し銀の歌唱。
女性ヴォーカル・アルバムの中で、必ず上位に入いる名盤。
共演者のギター、ジョー・パスを始め、極上なバック陣が更に華を添えている。
たぶん、これを聴かずしてカーメン・マクレエは語れないのかもしれない。
(青木高見)
Carmen Mcrae / As Time Goes By Live At The Dug (VDJ-1570)
Recorded : November 21, 1973
Personnel :
Carmen McRae (p, vo)
Song name :
01. As Time Goes By
02. I Could Have Told You So
03. More Than You Know
04. I Can't Escape From You
05. Try A Little Tenderness
06. The Last Time For Love
07. Suppertime
08. Do You Know Why?
09. But Not For Me
10. Please Be Kind
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーメン・マクレエ (Carmen McRae 1920年4月8日~1994年11月10日) はアメリカ合衆国ニューヨーク・ハーレム出身の女性ジャズ歌手、ピアニスト。
アルバムはカーメン・マクレエ、1973年11月21日の録音、東京新宿ダグ(DUG)でのライブ、日本ビクター株式会社からのリリース。
演奏はピアノの弾き語り、ピアノが上手いカーメン・マクレエ、1曲1曲、感情こめて歌う。
話は飛ぶが、アルバムに附属している日本語のライナーがいい。
3人の対談(鼎談)をそのまま文書にしたもので、司会はビクターの下田哲也さん、このアルバムのプロデユーサーなので苦労話に更に近親感が増す。
あとの2人が、実際に聴衆の1人として居合わせたマーサ三宅さんと悠雅彦さん。
最初の企画は、カーメンが気に入っているピアニストのトム・ガービンとのデュオだったらしい。
ところが実際に視聴してみると、いまひとつピンとこなかったという。
(以下、ライナーの一部を転記)
下田さん【それで、僕も弱ってしまって、ちょうど同じ頃来日していたテディ・ウイルソンとの共演などと考えてみたんですけれど、忙しいスケジュールの合い間を縫って、充分なリハーサルの時間もとれないままじゃ、いかにも急場しのぎといった感じで、僕自身いやだったし、それに肝心のカーメンが、他のピアノじゃどうしてもいやだと難色を示すといったこともありまして、とっておきの切り札、彼女自身の弾き語りという希望をぶっつけたわけです。これは大変でした。(後略)】。
要は、このアルバムが出来たのは下田さんの努力なくして、ありえなかったという事。
(青木高見)
Carmen McRae / Any Old Time (33CY-1216)
Recorded : June 23, 1986
Personnel :
Carmen McRae (vo)
Eric Gunnison (p)
John Collins (g) #02
Clifford Jordan (ts)
Scott Colley (b)
Mark Pulice (ds)
Song name :
01. Tulip Or Turnip
02. Old Devil Moon
03. Have You Met Miss Jones?
04. Love Me Tender
05. I Hear Music
06. This Is Always
07. Body And Soul
08. Prelude To A Kiss
09. Mean To Me
10. Any Old Time
11. It Could Happen To You
12. I'm Glad There Is You
13. Billie's Blues
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーメン・マクレエ (Carmen McRae 1920年4月8日~1994年11月10日) はアメリカ合衆国ニューヨーク・ハーレム出身の女性ジャズ歌手、ピアニスト。
アルバムはカーメン・マクレエ、1986年6月23日の録音、ニッポン・コロンビアとデノンからのリリース。
共演者は、ピアノがエリック・ガニソン、ギターがジョン・コリンズ、テナーサックスがクリフォード・ジョーダン、ベースがスコット・コーリーほか。
バックはカーメン・マクレエと、すでに共演歴のある気心知れた仲間による演奏が素晴らしい。
中でも人と滅多に共演しないテナーサックスのクリフォード・ジョーダンの参加が貴重。
また、日本のコロンビアとデノンの音が綺麗、いい音とはこういう事を言う。
こんなに素晴らしい音で、80年代のカーメン・マクレエが聴けるなんて幸せ。
(青木高見)
Carmen McRae / Carmen Sings Monk (BVCJ-2)
(注) このアルバムはカーメン・マクレエのリーダーアルバム扱いとしています。
セロニアス・モンク特集のため 「 Thelonious Monk 」 でも同じ内容を掲載しています。
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Recorded :
January 30, 1988
February 1, 1988
Personnel :
Carmen McRae (vo)
Thelonious Monk (comp)
Eric Gunnison (p)
Larry Willis (p) #01, #12,
Clifford Jordan (ss, ts)
George Mraz (b)
Charlie Rouse (ts) #01, #12,
Al Foster (ds)
Song name :
01. Get It Straight "Straight, No Chaser"
02. Dear Ruby "Ruby, My Dear"
03. It's Over Now "Well, You Needn't"
04. Monkery's the Blues "Blue Monk"
05. You Know Who "I Mean You"
06. Little Butterfly "Pannonica"
07. Listen To Monk "Rhythm-A-Ning"
08. How I Wish "Ask Me Now"
09. Man, That Was a Dream "Monk's Dream"
10. Round About Midnight ('Round Midnight)
11. Still We Dream "Ugly Beauty"
12. Suddenly "In Walked Bud"
13. Looking Back "Reflections"
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーメン・マクレエ(Carmen McRae 1920年4月8日~1994年11月10日)はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれの女性ジャズ歌手、ピアニスト。
アルバムはカーメン・マクレエ、セロニアス・モンク特集。
録音と共演者は。
1988年1月 ニューヨーク・クリントン・スタジオの11曲。
ピアノがエリック・ガンニンソン、ソプラノとテナーサックスがクリフォード・ジョーダン、ベースがジョージ・ムラーツ、ドラムがアル・フォスター。
1988年2月 サンフランシスコのグレイト・アメリカン・ミュージック・ホールでのライブの2曲。
その2曲は 「Get It Straight "Straight, No Chaser"」 「Suddenly "In Walked Bud"」。
ピアノがラリー・ウィルス、テナーサックスがチャーリー・ラウズ。
基本的にセロニアス・モンクの曲は、ほとんどがインストメンタル。
歌詞は後世になり作られた。
また、セロニアス・モンクの曲は本来、難解で難しい曲が多い。
それに歌詞を付けて、素晴らしい歌曲集に仕上げたカーメン・マクレエが凄いし偉い。
歌唱は流石(さすが)百戦錬磨のカーメン・マクレエ、実に巧く歌う。
天国にいるセロニアス・モンクも、さぞ喜んでいるに違いない。
また、テナーサックスのクリフォード・ジョーダンだけを聴いても2倍楽しめる。
思ったとおり、当アルバムは 「1990年度スイング・ジャーナル・ジャズディスク大賞ヴォーカル賞」 を受賞した。
(青木高見)