青木高見のジャズコレクション Art Taylor (ds) = Arthur Taylor アート(アーサー)・テイラー


略歴
Art Taylor アート(アーサー)・テイラー(Art Taylor 出生名:Arthur S. Taylor Jr., 1929年4月6日~1995年2月6日)はアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク生まれのジャズ・ドラマー、パーカッション奏者。
驚くのは一流ミュージシャンのアルバムへの参加の多さ。
生活の殆どがスタジオの中だったのでは。
凄いのは、どの参加アルバムもリーダーの趣旨にマッチした使い分けドラミング。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Arthur Taylor / Taylor's Tenors (OJCCD-1852-2) Art Taylor / Taylor's Wailers (VICJ-23754) Art Taylor / A.T.'s Delight (TOCJ-4047)

【INDEX (共演アルバム)】
Art Farmer Septet Art Farmer 2 Ttrumpets Farmer Byrd Curtis Fuller The Opener Curtis Fuller Bone And Bari Dorothy Ashby Hip Harp Bobby Jaspar Interplay For 2 Trumpets And 2 Tenors

【以下コンテンツ】


Arthur Taylor / Taylor's Tenors (OJCCD-1852-2) Arthur Taylor / Taylor's Tenors (OJCCD-1852-2)

Recorded : June 3, 1959

Personnel :
Arthur Taylor (ds)
Walter Davis Jr. (p)
Frank Foster (ts)
Charlie Rouse (ts)
Sam Jones (b)

Song name :
01. Rhythm-A-Ning
02. Little Chico
03. Cape Millie
04. Straight No Chaser
05. Fidel
06. Dacor

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート(アーサー)・テイラー(Art Taylor 出生名:Arthur S. Taylor Jr., 1929年4月6日~1995年2月6日)はアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク生まれのジャズ・ドラマー、パーカッション奏者。
LPは1959年6月3日の録音、ニュー・ジャズ(New Jazz)8219番、6曲入り。
CDは発売元がOJC(Original Jazz Classics)、輸入盤、ボブ・スニード(Bob Snead)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーはドラムがアート(アーサー)・テイラー、ピアノがウォルター・デイヴィス・ジュニア、テナーサックスがフランク・フォスターとチャーリー・ラウズ、ベースがサム・ジョーンズ。
共演作は滅茶苦茶多いのに自分のリーダー作は少ないアート(アーサー)・テイラー。
演奏はハードバップ。
黒くて渋いピアノ、ウォルター・デイヴィス・ジュニア。
セロニアス・モンク・バンドで鍛えられたサックス、チャーリー・ラウズ。
カウント・ベイシー楽団のベテラン・サックス、フランク・フォスター。
地味だが広い人脈を持つ百戦錬磨のベーシスト、サム・ジョーンズ。
アート(アーサー)・テイラーは自分のリーダー・アルバムだと言うのにサックスを2人も呼んでテナー共演をさせている。
アルバム・タイトルも「Taylor's drummer」ではなく「Taylor's Tenors」と、どこまでも「お人よし」。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Rhythm-A-Ning / Thelonious Monk
02. Little Chico / Charlie Rouse
03. Cape Millie / Walter Davis Jr.
04. Straight No Chaser / Thelonious Monk
05. Fidel / Jackie McLean
06. Dacor / Arthur Taylor
6曲目「Dacor」だけアート(アーサー)・テイラーの作曲。
(青木高見)





Art Taylor / Taylor's Wailers (VICJ-23754) Art Taylor / Taylor's Wailers (VICJ-23754)

Song number, Recorded :
#01, #03-06 Rec:February 25, 1957
#02 Rec:March 22, 1957

Song No, Personnel :
[#01, #03-06]
Art Taylor (ds)
Ray Bryant (p)
Donald Byrd (tp)
Jackie McLean (as)
Charlie Rouse (ts)
Wendell Marshall (b)

[#02]
Art Taylor (ds)
Red Garland (p)
John Coltrane (ts)
Paul Chambers (b)

Song name :
01. Batland
02. C.T.A.
03. Exhibit A
04. Cubano Chant
05. Off Minor
06. Well You Needn't

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート(アーサー)・テイラー(Art Taylor 出生名:Arthur S. Taylor Jr., 1929年4月6日~1995年2月6日)はアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク生まれのジャズ・ドラマー、パーカッション奏者。
LPは1、3~6曲目が1957年2月25日、2曲目が1957年3月22日の録音、プレスティッジ(Prestige)7117番、6曲入り。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、岡崎正通氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは。
1、3~6曲目、ドラムがアート(アーサー)・テイラー、ピアノがレイ・ブライアント、トランペットがドナルド・バード、アルトサックスがジャッキー・マクリーン、テナーサックスがチャーリー・ラウズ、ベースがウェンデル・マーシャル。
2曲目、ドラムがアート(アーサー)・テイラー、ピアノがレッド・ガーランド、テナーサックスがジョン・コルトレーン、ベースがポール・チェンバース。
ドラムのアート・テイラーが共演者として参加したアルバムは圧倒的な数にのぼる。
ところが自分のリーダー作になると数えるほどしかない。
話は替わるが、プレスティッジ・レーベルはブルーノート・レーベルと比べると節操がない様に感じるがが、そこが大きな魅力。
ここでも取って付けた様な2曲目「C.T.A.」、ジョン・コルトレーン、レッド・ガーランド、ポール・チェンバースとアート・テイラーによる演奏。
普通のレーベルだったら、無くてもいいと憤慨するところだがプレスティッジなので許せてしまう。
「C.T.A.」以外の演奏はアート(アーサー)・テイラーが好きな仲間を呼んで、さながら練習の様なジャム・セッション。
ブルーノートの様なリハーサルなしの、ぶっつけ本番。
そこをバシッと決めてしまう凄腕のミュージシャンたちが聴きどころ。
爽快感、スリル感、不良っぽさ、が堪(たま)らない。
(青木高見)





Art Taylor / A.T.'s Delight (TOCJ-4047) Art Taylor / A.T.'s Delight (TOCJ-4047)

Recorded : August 6, 1960

Personnel :
Art Taylor (ds)
Wynton Kelly (p) #01-04, #06
Dave Burns (tp) #01-04, #06
Stanley Turrentine (ts)
Paul Chambers (b)
Carlos ''Patato'' Valdes (conga) #02-03, #05

Song name :
01. Syeeda's Song Flute
02. Epistrophy
03. Move
04. High Seas
05. Cookoo and Fungi
06. Blue Interlude

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート(アーサー)・テイラー(Art Taylor 出生名:Arthur S. Taylor Jr., 1929年4月6日~1995年2月6日)はアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク生まれのジャズ・ドラマー、パーカッション奏者。
LPは1960年8月6日の録音、ブルーノート(Blue Note)4047番、6曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、上篠直之氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーはドラムがアート(アーサー)・テイラー、ピアノがウイントン・ケリー、トランペットがデイヴ・バーンズ、テナーサックスがスタンリー・タレンタイン、ベースがポール・チェンバース、コンガがカルロス・パタート・ヴァルデス。
凄いのはアート・テイラーが参加したアルバムの多さ。
ところが自分のリーダー作となると数えるほどしかない。
この人は「自分」は二の次で、ひたすらリーダー達のやりたい音作りに協力した、言わば職人だった。
ブルーノートの社主、アルフレッド・ライオンは、このあたりを、どう捉(とら)えていたのだろう。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Syeeda's Song Flute / John Coltrane
02. Epistrophy / Kenny Clarke, Thelonious Monk
03. Move / Denzil Best
04. High Seas / Kenny Dorham
05. Cookoo and Fungi / Art Taylor
06. Blue Interlude / Kenny Dorham
ジョン・コルトレーン、セロニアス・モンク、ケニー・ドーハム、ドラマーのデンジル・ベストなどの曲を取り上げている。
(青木高見)




▲ページの上に戻る▲