青木高見のジャズコレクション Louis Smith (tp) ルイ・スミス


略歴
Louis Smith ルイ・スミス (Louis Smith 1931年5月20日~2016年8月20日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれのジャズ・トランペット奏者。
「Louis」 でSは発音せず 「ルイ」。
昼は、アン・アーバー公立学校で音楽の教師として教鞭をり、夜はジャズマンの顔を持つ。
メンフィスに来たジャズマン達にプロになれと薦められた逸話がある。
数少ないリーダー作を残し、また教師に戻ってしまった。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Louis Smith / I Here Comes Louis Smith (TOCJ-1584) Louis Smith / Smithville (TOCJ-6560) Louis Smith / I Waited For You (VACE 5013)

【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Louis Smith / I Here Comes Louis Smith (TOCJ-1584) Louis Smith / I Here Comes Louis Smith (TOCJ-1584)

Recorded :
February 4, 1958
February 9, 1958

Personnel :
Louis Smith (tp)
Cannonball Adderley (credited as "Buckshot LeFonque") (as) #01-03, #05-06
Tommy Flanagan (p) #03-04, #06
Duke Jordan (p) #01-02, #05
Doug Watkins (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Tribute To Brownie
02. Brill's Blues
03. Ande
04. Stardust
05. South Side
06. Val's Blues

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メインコメント : ルイ・スミス (Louis Smith 1931年5月20日~2016年8月20日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれのジャズ・トランペット奏者。
LPは1958年2月4日・9日の録音、トランジション・レーベルの音源をブルーノートが買い取り(Blue Note)BLP 1584番、6曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、原田和典氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、トランペットがルイ・スミス、ピアノがトミー・フラナガンとデューク・ジョーダン、アルトサックスがバックショット・ラ・ファンクことキャノンボール・アダレイ、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・テイラー。
演奏は本職は教師だが、さすがはアルフレッド・ライオンの、お眼鏡(メガネ)に叶っただけの事がある上手さ。
この人の性格がそのまま出た音で、誇張のない真面目な雰囲気のトランペット。
もっと多くの作品を残してほしかった。
(青木高見)





Louis Smith / Smithville (TOCJ-6560) Louis Smith / Smithville (TOCJ-6560)

Recorded : March 30, 1958

Personnel :
Louis Smith (p)
Sonny Clark (p)
Charlie Rouse (ts)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Smithville
02. Wetu
03. Embraceable You
04. There Will Never Be Another You
05. Later

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メインコメント : ルイ・スミス (Louis Smith 1931年5月20日~2016年8月20日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれのジャズ・トランペット奏者。
LPは1958年3月30日の録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 1594番、5曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、ロバート・レビン(Robert Levin)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、岡崎正通氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーはトランペットがルイ・スミス、ピアノがソニー・クラーク、テナーサックスがチャーリー・ラウズ、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー。
編成がブルーノートの専属ハウス・リズムセクションのほかに、テナーサックスのチャーリー・ラウズが呼ばれている。
これで音に幅が出て余裕が生まれる。
アルバム・ジャケットはブルーノート専属デザイナーのリード・マイルス、電柱に寄りかかるルイ・スミスをシンプルにコラージュ、何ともカッコいい。
演奏もアルバム・ジャケット同様、派手さが抑えられたシンプルなトランペット。
ルイ・スミスのアルバムが少ないのは昼間は教師として教壇に立っていた。
安定した収入のせいか、ジャズ演奏の問題か、健康上の問題か、真相は不明。
とは言え、このアルバムを収録したした1958年はルイ・スミスは忙しかった。
ギターのケニー・バレルの「Kenny Burrell / Blue Lights Volume One」、トランペットのブッカー・リトルの「Booker Little / Booker Little 4 and Max Roach」に参加している。
(青木高見)





Louis Smith / I Waited For You (VACE 5013) Louis Smith / I Waited For You (VACE 5013)

Recorded : November 1995

Personnel :
Louis Smith (tp)
Vincent Herring (ts, as)
Richard Wyands (p)
Dennis Irwin (b)
Kenny Washington (ds)

Song name :
01. Dig
02. Solar
03. I Waited for You
04. Walkin'
05. Half Nelson
06. Vierd Blues
07. Milestones
08. Bye Bye Blackbird

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メインコメント : ルイ・スミス (Louis Smith 1931年5月20日~2016年8月20日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれのジャズ・トランペット奏者。
原盤CDは1995年11月の録音、スティープル・チェイス(SteepleChase)SCCD 31385、8曲入り。
所持CDは発売元がビデオアーツ・ミュージック/株式会社IMAGICAメディア出版、販売元がパイオニアLDC株式会社、マーク・ガードナー(Mark Gardner)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、後藤誠氏による日本語解説、8曲入り。
メンバーはトランペットがルイ・スミス、テナーサックがヴィンセント・ハーリング、ピアノがリチャード・ワイアンズ、ベースがデニス・アーウィン、ドラムがケニー・ワシントン。
ヴィンセント・ハーリングとルイ・スミスと歳の差は何と33歳。
演目はマイルス・デイヴィスの曲が中心。
64歳のルイ・スミスが若い連中との共演を楽しんでいる様子が音に表れている。
1958年の数少ないアルバムリリース後、ふたたび教師に戻ってしまい表舞台から消えた。
当アルバムは、その後カンバックした作品で、ここが聴きどころ。
(青木高見)




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