青木高見のジャズコレクション Vincent Herring (as, ss) ヴィンセント・ハーリング


略歴
Vincent Herring ヴィンセント・ハーリング (Vincent Herring 1964年11月19日~) はアメリカ合衆国ケンタッキー州生まれのジャズ・サックス、フルート奏者。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Vincent Herring / Scene One (CJ32-5607) Vincent Herring / Evidence (VICJ-67) Vincent Herring / Secret Love (01612-65092-2) Vincent Herring / Dawnbird (LCD-1533-2) Vincent Herring / Folklore (01612-65109-2) Vincent Herring / The Days of Wine and Roses (ALPA-1) Vincent Herring / All Too Real (HCD 7106) Vincent Herring / End And Means (HCD 7149)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
icholas Payton and Vincent Herring / Echoes Of Our Heroes (ALCB-9541)

【INDEX (共演アルバム)】



【以下コンテンツ】


Vincent Herring / Scene One (CJ32-5607) Vincent Herring / Scene One (CJ32-5607)

アルバムはヴィンセント・ハーリングのリーダーアルバム扱いとしています。  →
「ジャック・ディ・ジョネット」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : December 20-21, 1988

Personnel :
Vincent Herring (as, ss)
Jack De Johnette (ds, comp)
Darrell Grant (p)
Robert Hurst (b)
Kris Defoort (syn) #07

Song name :
01. Elation
02. Roused About
03. What Is This Thing Called Love?
04. Almost Always
05. Running from the Cookie Monster
06. Never Forget
07. Where or Wayne

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヴィンセント・ハーリング (Vincent Herring 1964年11月19日~) はアメリカ合衆国ケンタッキー州生まれのジャズ・サックス、フルート奏者。
ジャック・ディ・ジョネット (Jack De Johnette 1942年8月9日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれのジャズ・ドラマー、ピアニスト、プロデューサー。
アルバムはヴィンセント・ハーリング、1988年12月20日・21日の録音、副題 「Featuring Jack De Johnette」。
CDはサムスィン・エルス(Somethin'else)レーベルの音源、発売元が東芝EMI株式会社、ミッチェル・コーンブラット(Mitchell Kornblatt)氏による英語ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、7曲入り。
メンバーは、アルトサックスとソプラノサックスがヴィンセント・ハーリング、ピアノがダリル・グラント、ベースがロバート・ハースト、ドラムがジャック・ディ・ジョネット、ゲストでシンセサイザーのクリス・ディフォート。
演奏は、流麗なメロディーラインとストレートなサックスが、すでに完成している。
後は経験を積んでいくだけ。
デビュー前にストリートで鍛えてきたというが、それがピアノのジョン・ヒックスの目にとまった。
その後、多くのバンドにトラで入る経験が凄まじい。
そして1989年、ジャズ・メッセンジャーズへ入籍、その他ナット・アダレイ・バンドに籍を置く。
確かな技術と練習量の多さ、いい先輩達に、かわいがられた経験は後の活躍の原動力になると思う。
何しろ基本がしっかりしている、その上で音色がカラりとして嫌味がない。
適度な力強さ、硬さ、柔らかさ、そしてキレとコシ。
当時、将来が楽しみなサックス奏者は今や押しに押されぬ一流ミュージシャンに成長した。
(青木高見)





Vincent Herring / Evidence (VICJ-67) Vincent Herring / Evidence (VICJ-67)

Recorded :
June 29, 1990
July 2, 1990

Personnel :
Vincent Herring (as)
Mulgrew Miller (p)
Wallace Roney (tp)
Ira Coleman (b)
Carl Allen (ds)

Song name :
01. Mr. Wizard
02. I Sing A Song
03. Stars Fell On Alabama
04. Voyage
05. Hindsight
06. Never Forget
07. Evidence
08. Soul-Leo

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヴィンセント・ハーリング (Vincent Herring 1964年11月19日~) はアメリカ合衆国ケンタッキー州生まれのジャズ・サックス、フルート奏者。
アルバムはヴィンセント・ハーリング、1990年6月29日・7月2日の録音、サード・アルバム。
CDはランドマーク(LANDMARK)・レーベルの音源、販売元がビクター音楽産業株式会社、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、8曲入り。
共演者は、ピアノがマルグリュー・ミラー、トランペットがウォレス・ルーニー、ベースがアイラ・コールマン、ドラムがカール・アレン。
1990年当時、ニューヨークで人気が高く、最も確かな技術のミュージシャン達がヴィンセント・ハーリングを更なる高みに押し上げる。
何と、堂々とした説得力のあるアルトサックスだろう。
伝統を根底に、ストレートで都会的な響き。
急成長していく姿勢が、そのまま音になっている。
全員が一丸となった本場のジャズを、たっぷり楽しめる。
(青木高見)





Vincent Herring / Secret Love (01612-65092-2) Vincent Herring / Secret Love (01612-65092-2)

Recorded : 1993

Personnel :
Vincent Herring (as)
Renee Rosnes (p)
Ira Coleman (b)
Billy Drummond (ds)

Song name :
01. Have You Met Miss Jones?
02. Skating In Central Park
03. Secret Love
04. If You Never
05. Autumn Leaves
06. My Foolish Heart
07. Solar
08. Chelsea Bridge
09. And Then Again

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヴィンセント・ハーリング (Vincent Herring 1964年11月19日~) はアメリカ合衆国ケンタッキー州生まれのジャズ・サックス、フルート奏者。
アルバムはヴィンセント・ハーリング、1993年の録音。
CDはミュージック・マスター・ジャズ(Music Masters Jazz)の音源、発売元がBMGミュージック、ミッチェル・コーンブラット(Mitchell Kornblatt)氏による英語ライナーノーツ、9曲入り。
メンバーは、アルトサックスがヴィンセント・ハーリング、ピアノがリニー・ロスネス、ベースがアイラ・コールマン、ドラムがビリー・ドラモンド。
ピアノのリニー・ロスネスは女性で近年、同じくピアニストのビル・チャーラップと結婚して話題になった。
中々、豪快で気持ち良いピアノでヴィンセント・ハーリングを盛り上げる。
選曲もスタンダード中心に吟味されている。
(青木高見)





Vincent Herring / Dawnbird (LCD-1533-2) Vincent Herring / Dawnbird (LCD-1533-2)

Song number, Recorded, Personnel :
#01-05 Rec:October 31, 1991 and November 1, 1991
Vincent Herring (as, ss)
Mulgrew Miller (p)
Wallace Roney (tp)
Ira Coleman (b)
Billy Drummond (ds)

#06-08 Rec:ebruary 7, 1992
Vincent Herring (as, ss)
Kevin Hays (p)
Scott Wendholt (tp)
Dwayne Burno (b)
Carl Allen (ds)

Song name :
01. Sound Check
02. August Afternoon
03. Almost Always
04. Toku Do
05. Dawnbird
06. Dr. Jamie
07. Who's Kidding Who?
08. Dark Side of Dewey

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヴィンセント・ハーリング (Vincent Herring 1964年11月19日~) はアメリカ合衆国ケンタッキー州生まれのジャズ・サックス、フルート奏者。
アルバムはヴィンセント・ハーリング、1991年10月31日・11月1日と1992年2月7日の録音。
CDはランドマーク・レコード(Landmark Records)かたのリリース、輸入盤、テッド・パンケン(Ted Pankew)氏による英語ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーは。
1~5曲目、アルトサックスがヴィンセント・ハーリング、ピアノがマルグリュー・ミラー、トランペットがウォレス・ルーニー、ベースがアイラ・コールマン、ドラムがビリー・ドラモンド。
6~8曲目、アルトサックスがヴィンセント・ハーリング、ピアノがケヴィン・ヘイズ、トランペットがスコット・ウェンホルト、ベースがドゥエイン・バーノ、ドラムがカール・アレン。
1枚に趣向の違った2つのユニットが収録されていて、どちらも味があっていい。
ヴィンセント・ハーリングはデビュー以前からストリートでピアノのジョン・ヒックスの目にとまったり。
その他多くのバンドにトラで入るなどの経験が演奏にいきている。
音の強靭さはストリートからの叩き上げから来るものだ。
1989年にジャズ・メッセンジャーズへ入籍。
その後、ナット・アダレイ・バンドに籍を置くなど往年の先輩達に、かわいがられる性格も得している。
(青木高見)





icholas Payton and Vincent Herring / Echoes Of Our Heroes (ALCB-9541) Nicholas Payton and Vincent Herring / Echoes Of Our Heroes (ALCB-9541)

アルバムは 「ニコラス・ペイトン」 のリーダーアルバムとしています。  →
「ヴィンセント・ハーリング」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded :
April 5-6, 1993

Personnel :
[Manhattan Projects]
Nicholas Payton (tp)
Vincent Herring (as)
Kenny Drew, Jr. (p)
Mark Turner (ts)
Christopher Thomas (b)
Carl Allen (ds)

Song name :
01. Cherokee
02. Half Nelson
03. Easy Living
04. Theme for Delores
05. BeBop
06. Echoes of Our Heroes
07. Autumn In New York
08. Feelin' Sanctified
09. Lotus blossom

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ニコラス・ペイトン (Nicholas Payton 1973年9月26日~) はアメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
ヴィンセント・ハーリング (Vincent Herring 1964年11月19日~) はアメリカ合衆国ケンタッキー州生まれのジャズ・サックス、フルート奏者。
CDは1993年4月5日・6日の録音、発売元がアルファ・ミュージック株式会社、販売元が東芝EMI株式会社、英語ライナーノーツなし、岩浪洋三氏による日本語解説、9曲入り。
メンバーは、トランペットがニコラス・ペイトン、アルトサックスがヴィンセント・ハーリング、ピアノがケニー・ドリュー・jr、テナー・サックスがマーク・ターナー、ベースがクリストファー・トーマス、ドラムがカール・アレン。
演奏は当時結成されたユニット 「マンハッタン・プロジェクト」。
ピチピチな音、若いっていい、屈託がない、誰にでも若い時はあった、聴くたびに、そう思わせる音。
(青木高見)





Vincent Herring / Folklore (01612-65109-2) Vincent Herring / Folklore (01612-65109-2)

Recorded : November 26-28, 1993

Personnel :
Vincent Herring (as, ss)
Cyrus Chestnut (p)
Scott Wendholt (tp)
Ira Coleman (b)
Carl Allen (ds)

Song name :
01. Folklore
02. Theme for Delores
03. Girl Next Door
04. Romantic Journey
05. Fountainhead
06. Window of Opportunity
07. This I Dig of You
08. Mo's Theme

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヴィンセント・ハーリング (Vincent Herring 1964年11月19日~) はアメリカ合衆国ケンタッキー州生まれのジャズ・サックス、フルート奏者。
アルバムはヴィンセント・ハーリング、1993年11月26日から28日の録音、ニューヨークのビレッジ・ヴァンガードでのライブ。
CDはミュージック・マスター(Music Masters Jazz)・レーベルからのリリース、輸入盤、ヴィンセント・ハーリング(Vincent Herring)氏による英語ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーは、アルトサックスがヴィンセント・ハーリング、ピアノがサイラス・チェッスナット、トランペットがスコット・ウェンホルト、ベースがアイラ・コールマン、ドラムがカール・アレン。
音量を上げれば白熱の演奏、いながらにして 「ニューヨークのビレッジ・ヴァンガード」 に誘(いざな)ってもらえる。
(青木高見)





Vincent Herring / The Days of Wine and Roses (ALPA-1) Vincent Herring / The Days of Wine and Roses (ALPA-1)

Recorded : June 17-18, 1994

Personnel :
Vincent Herring (as, ss)
Cyrus Chestnut (p)
Jesse Yusef Murphy (b)
Billy Drummond (ds)
Daniel Sadownick (per) #06, #08

Song name :
01. (CD-ROM DATA)
02. Star Eyes
03. Body And Soul
04. Dearly Beloved
05. Here's That Rainy Day
06. Smoke Gets In Your Eyes
07. Come Rain Or Come Shine
08. The Days Of Wine And Roses
09. Triste
10. We'll Be Together Again

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヴィンセント・ハーリング (Vincent Herring 1964年11月19日~) はアメリカ合衆国ケンタッキー州生まれのジャズ・サックス、フルート奏者。
アルバムはヴィンセント・ハーリング、1994年6月17日・18日の録音。 CDは日本のアルファミュージック株式会社と株式会社メイズボックスのユニークな共同制作CD、発売元が販売元が、成田正氏による日本語解説、10曲入り。
メンバーは、アルトサックスがヴィンセント・ハーリング、ピアノがサイラス・チェッスナット、ベースがジェシー・ユセフ・マーフィー、ビリー・ドラモンド、パーカッションがニエル・サダウニック。
発売時、このCDには驚いた。
冒頭の1曲目がパソコン (アップル・マッキントシュ) で動画が見られるハイブリッドCD。
当時、CDに映像が入っているハイブリッドCDは話題になり予約して購入。
パソコンの話なるが、1994年、アップル・マッキントシュは CPUに 「PowerPC」 を搭載した 「Power Macintoshシリーズ」 が発表された。
3月には搭載 CPU を68000系から 「PowerPC」 へとグレードアップした変革期でもあった。
たまたまアップル・マッキントシュを持っていたので、まずパソコンによるCD動画再生を体験した。
今思えば、画郭の小さい動画 (クイックタイム) だが驚きで、ひ汗をかいた記憶がある。
今でこそパソコンで動画を見るのが当たり前の時代、それは、つい最近になっての事なのだと改めて思う。
2曲目以降は通常のステレオ音源で高音質でヴィンセント・ハーリングが楽しめる。
この時期のヴィンセント・ハーリングは新進気鋭の若手サックスとして知名度がグングン上がっていった時期。
今、改めて聴いてみると、まったく陳腐化はなく、むしろ新鮮な気持になる。
ここがジャズの良いところ。
(青木高見)





Vincent Herring / All Too Real (HCD 7106) Vincent Herring / All Too Real (HCD 7106)

Recorded : December 19, 2002

Personnel :
Vincent Herring (as, ss)
Anthony Wonsey (p)
Richie Goods (b)
E. J. Strickland (ds)
Jeremy Pelt (tp) #01, #02, #05,
Jill Seifers (vo) #08,

Song name :
01. Yoko's Delight
02. Athlolete
03. Invitation
04. The Rain
05. The Herring Pelt Clause
06. Piece Part 2
07. Love For Sale
08. I'll Sing You A Lullaby

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヴィンセント・ハーリング (Vincent Herring 1964年11月19日~) はアメリカ合衆国ケンタッキー州生まれのジャズ・サックス、フルート奏者。
アルバムはヴィンセント・ハーリング、2002年12月19日の録音。
CDはハイノート・レコード(HighNote Records)・レーベルからのリリース、輸入盤、ハワード・マンデル(Howard Mandel)氏による英語ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーは、アルトサックスとソプラノサックスがヴィンセント・ハーリング、ピアノがアンソニー・ウォンジー、ベースがリッチー・グッズ、ドラムがE.J.ストリックランド、ゲストでトランペットのジェレミー・ペルト、ヴォーカルのジル・セイファース。
ピアノのアンソニー・ウォンジーは今、上り調子の新進気鋭の若手ジャズ・ピアニストで、その参加も貴重。
全体では、演目の 「Invitation」 は無駄のないスリリングさかいい。
コール・ポーターの 「Love For Sale」 は変な癖がなくストレートに仕上げて中々憎い。
「I'll Sing You A Lullaby 」  は歌姫ジル・セイファースを前面にヴィンセント・ハーリングのソプラノ・サックスが優しく寄り添う。
(青木高見)





Vincent Herring / End And Means (HCD 7149) Vincent Herring / End And Means (HCD 7149)

Recorded : June 2005

Personnel :
Vincent Herring (as, ss)
Danny Grissett (p)
Jeremy Pelt (tp)
Essiet Okon Essiet (b)
Joris Dudli (ds)

Song name :
01. Ends And Means
02. Tom Tom
03. The Song Is Ended
04. Stable Mates
05. Norwegian Wood
06. Wingspan
07. Thoughts
08. Caravan

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヴィンセント・ハーリング (Vincent Herring 1964年11月19日~) はアメリカ合衆国ケンタッキー州生まれのジャズ・サックス、フルート奏者。
アルバムはヴィンセント・ハーリング、2005年6月の録音。
ハイノート・レコード(HighNote Records)・レーベルからのリリース、輸入盤、デビッド・アドラー(David Adler)氏による英語ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーは、アルトサックスとソプラノサックスがヴィンセント・ハーリング、ピアノがダニー・グリセット、トランペットがジェレミー・ペルト、ベースがエシエット・オコン・エシエット、ドラムがジョリス・ダドリー。
2000年を越えたヴィンセント・ハーリングを聴いてみたくなった。
リスナーは、ただ聴いているだけなので実に気楽。
ところがミュージシャン達は長くやり続けなければ評価されないので大変だ。
(青木高見)




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