青木高見のジャズコレクション Curtis Fuller (tb) カーティス・フラー


略歴
Curtis Fuller カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
トローンボーン (トロムボーン) という楽器は金管楽器の一種。
2つの長いU字型の管を繋ぎ合わせた形状の一部を伸縮させて音程の高低を生み出す。
演奏は難しく、カーティス・フラーはジャズ分野でトローンボーンの代表格。
百戦練磨ジャズ・トロンボーンの深い味わい。
(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】
Curtis Fuller / Blues Ette (COCY-9006)

sell Curtis Fuller Blue Ette Part 2

---------------- Curtis Fuller / Four Classic Albums (AVID AMSC1326) ----------------
Curtis Fuller / Four Classic Albums (AVID AMSC1326) Curtis Fuller With Red Garland Curtis Fuller With Red Garland Curtis Fuller With Red Garland Curtis Fuller With Red Garland

---------------- Curtis Fuller / Eight Classic Albums (ENLIGHTMENT EN4CD9179) ----------------
Curtis Fuller / Eight Classic Albums (ENLIGHTMENT EN4CD9179) Curtis Fuller With Red Garland Curtis Fuller And Hampton Hawes With French Horns Curtis Fuller The Opener Curtis Fuller Bone And Bari Curtis Fuller Volume 3 Curtis Fuller Blues Ette Curtis Fuller Images Of Curtis Fuller Curtis Fuller Soul Trombone


【INDEX (共演アルバム)】
Art Blakey Kyoto (OJCCD-145-2) Frank Wess Opus In Swing


【以下コンテンツ】


Curtis Fuller / Blues Ette (COCY-9006) Curtis Fuller / Blues Ette (COCY-9006)

Recorded : May 21, 1959

Personnel :
Curtis Fuler (tb)
Benny Golson (ts)
Tommy Flanagan (p)
Jimmy Garrison (b)
Al Harewood (ds)

Song name :
01. Five Spot After Dark
02. Undecided
03. Blues Ette
04. Minor Vamp
05. Love Your Spell Is Everywhere
06. Twelve-Inch

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1959年5月21日の録音。
LPはサヴォイ・レーコードMG12141番、6曲入り。
CDは発売元が日本コロムビア株式会社、H.アラン・ステイン(H. Alan Stein)氏による英語ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、トロンボーンがカーティス・フラー、ピアノがトミー・フラナガン、編曲とテナーサックスがベニー・ゴルソン、ベースがジミー・ギャリソン、ドラムがアル・ヘアウッド。
小川隆夫氏いわく高度な音楽性が平易な表現で綴られた傑作。
カーティス・フラーのトロンボーンを決定付けた。
編曲のベテラン、ベニー・ゴルソンの力量と、それに答えたメンバーの手腕も光る。
印象深いアルバム・ジャケットも相まって発売当時はジャズ喫茶でよくかかった。
話は逸(そ)れるが、タイトルの  「Blues Ette」  は 「Blues」 と 「Ette」 が離れているので、表紙の踊り子の  「ette = 嬢、娘」  の事。
現在では 「Ette」 は女性差別用語とされ使われなくなっている。
(青木高見)





Curtis Fuller Blues Ette Part 2 sell
Curtis Fuller / Blues Ette Part 2 (COCY-75624)

Recorded : January 4 and 5, 1993

Personnel :
Curtis Fuller (tb)
Tommy Flanagan (p)
Benny Golson (ts)
Ray Drummond (b)
Al Harewood (ds)

Song name :
01. Love Your Spell Is Everywhere
02. Sis
03. Blues-ette '93
04. Is It All a Game?
05. Capt' Kid
06. Five Spot After Dark
07. How Am I to Know
08. Along Came Betty
09. Autumn in New York
10. Manhattan Serenade

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1993年1月4日と5日の録音。
CDは発売元が日本コロムビア株式会社、プロデューサーがジャズ評論家の小川隆夫氏。
共演者は、ピアノがトミー・フラナガン、テナーサックスがベニー・ゴルソン、ベースがレイ・ドラモンド、ドラムがアル・ヘアウッド。
この録音時、カーティス・フラー61歳。
おそらく日本の企画で1959年にリリースされた 「Blues Ette」 の続編という形をとっている。
小川さんには失礼だが、ジャズの重要な要素のひとつ 「ワクワク感、ゾクゾク感」 がない。
どうしても 「ハイ! 演奏終わりました」 的に聴こえてしまう。
なのでカーティス・フラーといえども売却。
ジャズやブルースは強力な訴えかけがないとツマンない。
(青木高見)



---------------- Curtis Fuller / Four Classic Albums (AVID AMSC1326) ----------------


Curtis Fuller / The Opener

Curtis Fuller Four Classic Albums Plus (AMSC1326) Curtis Fuller The Opener

Recorded : June 16, 1957

Personnel :
Curtis Fuller (tb)
Bobby Timmons (p)
Hank Mobley (ts)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
(The Opener #01) (Four Classic Albums Disk1 #01). A Lovely Way to Spend an Evening
(The Opener #02) (Four Classic Albums Disk1 #02). Hugore
(The Opener #03) (Four Classic Albums Disk1 #03). Oscalypso
(The Opener #04) (Four Classic Albums Disk1 #04). Here's to My Lady
(The Opener #05) (Four Classic Albums Disk1 #05). Lizzy's Bounce
(The Opener #06) (Four Classic Albums Disk1 #06). Soon

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1957年6月16日の録音。 LPはブルーノート1567番、ブルーノートでの初リーダー作。
CDは 「Curtis Fuller Four Classic Albums Plus (AMSC1326)」。
共演者は、ピアノがボビー・ティモンズ、テナーサックスがハンク・モブレー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー。
ジャズ評論家の中山先生いわく、ブルーノート社主のアルフレッド・ライオンにカーティス・フラーを紹介したのは、同じくトロンボーン奏者のJJジョンソンだという。
同じ楽器仲間を紹介するという事は自分の枠が削られるという事を思わなかったのか。
しかし、この頃の黒人ジャズメンは仲間意識が強く、そういう事は考えなかったのかもしれない。
社主アルフレッド・ライオンはカーティス・フラーをJJジョンソンのトロンボーンとは違った味がある事を瞬時に見抜く。
1曲目にバラードを持ってきたのは、JJジョンソンのイメージと区別するためのアイディアだろうか。
多くのミュージシャン達はテナーやトランペットに調和するカーティス・フラーにさんかしてもらった。
そのため、この時期のカーティス・フラーは目が回るほど忙しかったに違いない。
かくして演奏は上質な典型的なブルーノート・サウンドとなった。
この黒さも聴きどころ。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. A Lovely Way to Spend an Evening / Harold Adamson, Jimmy McHugh
02. Hugore / Curtis Fuller
03. Oscalypso / Oscar Pettiford
04. Here's to My Lady / Rube Bloom, Johnny Mercer
05. Lizzy's Bounce / Curtis Fuller
06. Soon / George Gershwin, Ira Gershwin
2曲、カーティス・フラーの作曲に注目。
作る能力も高い事がわかる。
(青木高見)





Curtis Fuller / New Trombone

Curtis Fuller / Four Classic Albums (AVID AMSC1326) Curtis Fuller New Trombone

Recorded : May 11, 1957

Released : December 1957

Personnel :
Curtis Fuller (tb)
Hank Jones (p)
Sonny Red (as)
Doug Watkins (b)
Louis Hayes (ds)

Song name :
(New Trombone A1) (Four Classic Albums Disk1 #07). Vonce #5
(New Trombone A2) (Four Classic Albums Disk1 #08). Transportation Blues
(New Trombone B1) (Four Classic Albums Disk1 #09). Blue Lawson
(New Trombone B2) (Four Classic Albums Disk1 #10). Namely You
(New Trombone B3) (Four Classic Albums Disk1 #11). What Is This Thing Called Love?

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1957年5月11日の録音、1957年12月。
LPはプレスティッジ・レーベルからのリリース。
CDは 「Curtis Fuller Four Classic Albums Plus (AMSC1326)」。
共演者は、ピアノがハンク・ジョーンズ、アルトサックスがソニー・レッド、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがルイ・ヘイズ。
アルバム・ジャケットは地元デトロイトからニューヨークへ向かうであろう、駅にたたずむカーティス・フラー。
「New Trombone」 というタイトル。
たぶん新しいトロンボーンをさげて上京というイメージ。
ビ・パップを卒業しハード・バップを身に着けたカーティス・フラー。
演奏はデビューとなるファースト・アルバム。
ハンク・ジョーンズ以外、全員がデトロイト生まれ。
一人じゃ心細いだろうと初回は同郷の仲間が応援に来てくれる。
これが安心材料になったのか音に温かさが生まれた。
話は飛ぶがアルトサックスのソニー・レッドの上手さは驚いた。
ドラムのルイ・ヘイズに至っては以降、カーティス・フラーのアルバムに参加していく。
ちなみに当アルバムの3日後、1957年5月14日、ピアノのレッド・ガーランドの 「Curtis Fuller / With Red Garland」 に参加して順風満帆のスタートとなる。
(青木高見)





Curtis Fuller / Four Classic Albums (AVID AMSC1326) Curtis Fuller / Blues Ette Curtis Fuller / Blues Ette

Recorded : May 21, 1959

Personnel :
Curtis Fuler (tb)
Benny Golson (ts)
Tommy Flanagan (p)
Jimmy Garrison (b)
Al Harewood (ds)

Song name :
01. Five Spot After Dark
02. Undecided
03. Blues Ette
04. Minor Vamp
05. Love Your Spell Is Everywhere
06. Twelve-Inch

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1959年5月21日の録音。
LPはサヴォイ・レーコードMG12141番、6曲入り。
CDは 「Curtis Fuller Four Classic Albums Plus (AMSC1326)」。
メンバーは、トロンボーンがカーティス・フラー、ピアノがトミー・フラナガン、編曲とテナーサックスがベニー・ゴルソン、ベースがジミー・ギャリソン、ドラムがアル・ヘアウッド。
小川隆夫氏いわく高度な音楽性が平易な表現で綴られた傑作。
カーティス・フラーのトロンボーンを決定付けた。
編曲のベテラン、ベニー・ゴルソンの力量と、それに答えたメンバーの手腕も光る。
印象深いアルバム・ジャケットも相まって発売当時はジャズ喫茶でよくかかった。
話は逸(そ)れるが、タイトルの  「Blues Ette」  は 「Blues」 と 「Ette」 が離れているので、表紙の踊り子の  「ette = 嬢、娘」  の事。
現在では 「Ette」 は女性差別用語とされ使われなくなっている。
(青木高見)





Curtis Fuller / Soul Trombone

Curtis Fuller Four Classic Albums Plus (AMSC1326) Curtis Fuller Soul Trombone

Recorded : November 15-17, 1961

Personnel :
Curtis Fuller (tb)
Cedar Walton (p)
Freddie Hubbard (tp)
Jimmy Heath (ts)
Jymie Merritt (b)
Jimmy Cobb (ds) #02-#06
G. T. Hogan (ds) #01

Song name :
(Soul Trombone #01) (Eight Classic Albums Disk4 #06). The Clan
(Soul Trombone #02) (Eight Classic Albums Disk4 #07). In the Wee Small Hours of the Morning
(Soul Trombone #03) (Eight Classic Albums Disk4 #08). Newdles
(Soul Trombone #04) (Eight Classic Albums Disk4 #09). The Breeze and I
(Soul Trombone #05) (Eight Classic Albums Disk4 #10). Dear Old Stockholm
(Soul Trombone #06) (Eight Classic Albums Disk4 #11). Ladies' Night

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1961年11月15日から17日の録音。
CDは 「Curtis Fuller Four Classic Albums Plus (AMSC1326)」。
共演者は、ピアノがシダー・ウォルトン、トランペットがフレディ・ハバード、テナーサックスがジミー・ヒース、ベースジミー・メリットが、ドラムがジミー・コブとG.T.ホーガン。
この時期のカーティス・フラーは、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズに無くてはならない存在になっていた。
トロンボーンという楽器の特性と、誇張性よりも全体のバランスを重視するミュージシャンだった。
音色も柔らかく温かい、申し分ないこの音をジャズ・メッセンジャーズは必要とした。
アルバム・ジャケットだが一目でインパルス・レーベルと、わかる定番デザイン。
聴く前はジャズ・メッセンジャーズの延長と思っていたが、それは違っていた。
力強いフレディ・ハバードのトランペット、中庸を支えるジミー・ヒースのテナーサックス。
その両方を橋渡しする様なカーティス・フラーのトロンボーン。
まさにアルバム・タイトル通り 「魂のトロンボーン」。
ちなみにミー・ヒースは、長男がMJQのベース奏者のパーシー・ヒース、弟がドラムのアルバート・ヒースのジャズマン3兄弟。
(青木高見)



---------------- Curtis Fuller / Eight Classic Albums (ENLIGHTMENT EN4CD9179) ----------------
Curtis Fuller / With Red Garland

Curtis Fuller Eight Classic Albums (EN4CD9179) Curtis Fuller With Red Garland

Recorded : May 14, 1957

Personnel :
Curtis Fuller (tb)
Red Garland (p)
Sonny Red (as)
Paul Chambers (b)
Louis Hayes (ds)

Song name :
(Curtis Fuller With Red Garland #01) (Eight Classic Albums Disk1 #01). Seeing Red
(Curtis Fuller With Red Garland #02) (Eight Classic Albums Disk1 #02). Stormy Weather
(Curtis Fuller With Red Garland #03) (Eight Classic Albums Disk1 #03). Cashmere
(Curtis Fuller With Red Garland #04) (Eight Classic Albums Disk1 #04). Slenderella
(Curtis Fuller With Red Garland #05) (Eight Classic Albums Disk1 #05). Moonlight Becomes You
(Curtis Fuller With Red Garland #06) (Eight Classic Albums Disk1 #06). Roc and Troll

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1957年5月14日の録音。
LPはニュー・ジャズ・レーベルからのリリース。
CDは 「Curtis Fuller / Eight Classic Albums (ENLIGHTMENT EN4CD9179)」 からのリリース。
レーベルが最初、New Jazz – NJ 8277、Status Records ST 8277、Prestige – NJLP 8277、と替わってリリースされた。
共演者は、ピアノがレッド・ガーランド、アルトサックスがソニー・レッド、ベースがポール・チェンバース、ドラムがルイ・ヘイズ。
安定したレッド・ガーランド・トリオ、プラス2管。
ジャズの王道をいく編成、ふくよかなカーティス・フラーの音。
ソニー・レッドのアルトサックスも堪(たま)らない音。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Seeing Red / Sonny Red, Barry Harris
02. Stormy Weather / Harold Arlen, Ted Koehler
03. Cashmere / Curtis Fuller
04. Slenderella / Sonny Red
05. Moonlight Becomes You / Johnny Burke, Jimmy Van Heusen
06. Roc and Troll / Teddy Charles
(青木高見)





Curtis Fuller / Curtis Fuller and Hampton Hawes With French Horns

Curtis Fuller Eight Classic Albums (EN4CD9179) Curtis Fuller And Hampton Hawes With French Horns

Recorded : May 18, 1957

Personnel :
Curtis Fuller (tb)
Hampton Hawes (p) #01-#03, #05, #06
Teddy Charles (p) #04
Sahib Shihab (as)
David Amram (french-horn)
Julius Watkins (french-horn)
Addison Farmer (b)
Jerry Segal (ds)

Song name :
(Curtis Fuller And Hampton Hawes With French Horns #01) (Eight Classic Albums Disk1 #07). Ronnie's Tune
(Curtis Fuller And Hampton Hawes With French Horns #02) (Eight Classic Albums Disk1 #08). Roc and Troll
(Curtis Fuller And Hampton Hawes With French Horns #03) (Eight Classic Albums Disk1 #09). A-Drift
(Curtis Fuller And Hampton Hawes With French Horns #04) (Eight Classic Albums Disk1 #10). Lyriste
(Curtis Fuller And Hampton Hawes With French Horns #05) (Eight Classic Albums Disk1 #11). Five Spot
(Curtis Fuller And Hampton Hawes With French Horns #06) (Eight Classic Albums Disk1 #12). No Crooks

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1957年5月18日の録音。
LPはステータス・レコード(Status Records)・レーベルからのリリース。
CDは 「Curtis Fuller / Eight Classic Albums (ENLIGHTMENT EN4CD9179)」 からのリリース。
共演者は、ピアノがハンプトン・ホーズ、曲の提供と1曲のみピアノがテディ・チャールズ、アルトサックスがサヒブ・シハブ、フレンチ・ホルンがデヴィッド・アムラムとジュリアス・ワトキンス、ベースがアディスン・ファーマー、ドラムがジェリー・シーガル。
まったく想像できない面々が一堂に集まっている。
ジャズの楽しみで意外な共演者の顔会わせがある。
聴く前に想像できる材料としたらアルバム・タイトル、ピアノのハンプトン・ホーズとフレンチ・ホルンが入っている事ぐらい。
実際に聴いてみるとフレンチ・ホルンが何と2管いる、それもこの楽器では有名な2人。
それに影の立役者ともいえるテディ・チャールズ。
曲の提供と4曲目 「Lyriste」 のみピアノを弾いている。
テディ・チャールズ系のためか少し変わったアンサンブル。
神妙にハンプトン・ホーズとサヒブ・シハブが仕事をしているのが微笑ましい。
ベースのアディスン・ファーマーはトランペットのアートファーマーと双子の兄弟。
このアルバムは元々、16rpmレコードの 「Baritones」「French Horns」 の2枚だった。
後に子会社である 「ステータス・レコード(Status Records)・レーベル」 が1枚としてリリースした。
現在では1964年のプレスティッジ・レコードからのリリースもある。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Ronnie's Tune / Salvatore Zito
02. Roc and Troll / Teddy Charles
03. A-Drift / Salvatore Zito
04. Lyriste / Teddy Charles
05. Five Spot / David Amram
06. No Crooks / Teddy Charles
(青木高見)





Curtis Fuller / The Opener

Curtis Fuller Eight Classic Albums (EN4CD9179) Curtis Fuller The Opener 

Recorded : June 16, 1957

Personnel :
Curtis Fuller (tb)
Bobby Timmons (p)
Hank Mobley (ts)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
(The Opener #01) (Eight Classic Albums Disk2 #01). A Lovely Way to Spend an Evening
(The Opener #02) (Eight Classic Albums Disk2 #02). Hugore
(The Opener #03) (Eight Classic Albums Disk2 #03). Oscalypso
(The Opener #04) (Eight Classic Albums Disk2 #04). Here's to My Lady
(The Opener #05) (Eight Classic Albums Disk2 #05). Lizzy's Bounce
(The Opener #06) (Eight Classic Albums Disk2 #06). Soon

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1957年6月16日の録音。
LPはブルーノート1567番、ブルーノートでの初リーダー作。
CDは 「Curtis Fuller / Eight Classic Albums (ENLIGHTMENT EN4CD9179)」 からのリリース。
共演者は、ピアノがボビー・ティモンズ、テナーサックスがハンク・モブレー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー。
ジャズ評論家の中山先生いわく、ブルーノート社主のアルフレッド・ライオンにカーティス・フラーを紹介したのは、同じくトロンボーン奏者のJJジョンソンだという。
同じ楽器仲間を紹介するという事は自分の枠が削られるという事を思わなかったのか。
この頃の黒人ジャズメンは共にという仲間意識が強く、そういう事は考えなかったのかもしれない。
社主アルフレッド・ライオンはカーティス・フラーをJJジョンソンのトロンボーンとは異質な事を瞬時に見抜く。
1曲目にバラードを持ってきたのは、JJジョンソンのイメージと区別するためのアイディアだろうか。
多くのミュージシャン達はテナーやトランペットに程よく調和するカーティス・フラーを重宝した。
そのため、この時期のカーティス・フラーは目が回るほど忙しかったに違いない。
演奏は上質な典型的なブルーノート・サウンド。
この黒さも聴きどころ。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. A Lovely Way to Spend an Evening / Harold Adamson, Jimmy McHugh
02. Hugore / Curtis Fuller
03. Oscalypso / Oscar Pettiford
04. Here's to My Lady / Rube Bloom, Johnny Mercer
05. Lizzy's Bounce / Curtis Fuller
06. Soon / George Gershwin, Ira Gershwin
2曲、カーティス・フラーの作曲に注目。
作曲能力も高い事がわかる。
(青木高見)





Curtis Fuller / Bone And Bari

Curtis Fuller Eight Classic Albums (EN4CD9179) Curtis Fuller Bone And Bari

Recorded : August 4, 1957

Personnel :
Curtis Fuller (tb)
Sonny Clark (p)
Tate Houston (bs)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
(Bone And Bari #01) (Eight Classic Albums Disk2 #07). Algonquin
(Bone And Bari #02) (Eight Classic Albums Disk2 #08). Nita's Waltz
(Bone And Bari #03) (Eight Classic Albums Disk2 #09). Bone and Bari
(Bone And Bari #04) (Eight Classic Albums Disk2 #10). Heart and Soul
(Bone And Bari #05) (Eight Classic Albums Disk2 #11). Again
(Bone And Bari #06) (Eight Classic Albums Disk2 #12). Pickup

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1957年8月4日の録音。
LPはブルーノート1572番。
CDは 「Curtis Fuller / Eight Classic Albums (ENLIGHTMENT EN4CD9179)」 からのリリース。
共演者は、ピアノがソニー・クラーク、バリトン・サックスがテイト・ヒューストン、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー。
アルバムタイトルのボーンはトロンボーン、バリはバリトン・サックスの事、バリ島との関係はない。
演奏はブルーノートの黄金リズム隊にカーティス・フラーの取り合わせ。
そこに冴えたバリトン・サックスのテイト・ヒューストン。
このバリトンが絶品でテイト・ヒューストンのアルバムと言っても過言ではない。
ジャズ評論家の中山氏いわく。
ブルーノート社主のアルフレッド・ライオンにJJジョンソンがカーティス・フラーを紹介した。
アルフレッド・ライオンはバド・パウエルにカーティス・フラーを紹介した。
カーティス・フラーはアルフレッド・ライオンにデトロイト時代の仲間のテイト・ヒューストンを紹介した。
連鎖的な紹介合戦が微笑ましい。
(青木高見)





Curtis Fuller / Volume 3

Curtis Fuller Eight Classic Albums (EN4CD9179) Curtis Fuller Volume 3

Recorded : December 1, 1957

Released : January 1961

Personnel :
Curtis Fuller (tb)
Sonny Clark (p)
Art Farmer (tp)
George Tucker (b)
Louis Hayes (ds)

Song name :
(Curtis Fuller Volume3 A1) (Eight Classic Albums Disk3 #01). Little Messenger
(Curtis Fuller Volume3 A2) (Eight Classic Albums Disk3 #02). Quantrale
(Curtis Fuller Volume3 A3) (Eight Classic Albums Disk3 #03). Jeanie
(Curtis Fuller Volume3 B1) (Eight Classic Albums Disk3 #04). Carvon
(Curtis Fuller Volume3 B2) (Eight Classic Albums Disk3 #05). Two Quarters Of A Mile
(Curtis Fuller Volume3 B3) (Eight Classic Albums Disk3 #06). It's Too Late Now

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1957年12月1月の録音。
LPはブルーノート1583番。
CDは 「Curtis Fuller / Eight Classic Albums (ENLIGHTMENT EN4CD9179)」 からのリリース。
共演者は、ピアノがソニー・クラーク、トランペットがアート・ファーマー、ベースがジョージ・タッカー、ドラムがルイ・ヘイズ。
カーティス・フラーのブルーノートにおける前作 「Bone And Bari」 の録音が1957年8月4日の録音なので矢継ぎ早のリリース。
ところが、ブルーノート社主のアルフレッド・ライオンは1961年まで発売時期を遅らせてしまう。
さて、このアルバムの最大のミステリーは、そこ。
演奏は非の打ちどころのない上質な演奏で問題はない。
市場に出た時のアルバム・タイトル名が何とも安易。
ブルーノートから3枚目なので 「Volume 3」。
答えは 「カーティス・フラーを、もう少し別な方法で使いたかった」 が一般化している。
そんな事を、あれこれ想像しながら聴くジャズは堪らなく楽しい。
ここでは、バラードを一番最後に持ってきて〆ている。
(青木高見)





Curtis Fuller / Blues Ette

Curtis Fuller Eight Classic Albums (EN4CD9179) Curtis Fuller Blues Ette  Curtis Fuller Four Classic Albums Plus (AMSC1326) Curtis Fuller Blues Ette

Recorded : May 21, 1959

Personnel :
Curtis Fuller (tb)
Tommy Flanagan (p)
Benny Golson (ts)
Jimmy Garrison (b)
Al Harewood (ds)

Song name :
(Blues Ette #01) (Eight Classic Albums Disk3 #07). Five Spot After Dark
(Blues Ette #02) (Eight Classic Albums Disk3 #08). Undecided
(Blues Ette #03) (Eight Classic Albums Disk3 #09). Blues Ette
(Blues Ette #04) (Eight Classic Albums Disk3 #10). Minor Vamp
(Blues Ette #05) (Eight Classic Albums Disk3 #11). Love Your Spell Is Everywhere
(Blues Ette #06) (Eight Classic Albums Disk3 #12). Twelve-Inch

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1959年5月21日の録音。
LPはサヴォイ・レーベルからのリリース。
CDは 「Curtis Fuller / Eight Classic Albums (ENLIGHTMENT EN4CD9179)」 からのリリース。
小川隆夫氏いわく高度な音楽性が平易な表現で綴られた傑作。
カーティス・フラーのトロンボーンを決定付けた。
編曲のベテラン、ベニー・ゴルソンの力量と、それに答えたメンバーの手腕も光る。
印象深いアルバム・ジャケットも相まって発売当時はジャズ喫茶でよくかかった。
話は逸(そ)れるが、タイトルの  「Blues Ette」  は 「Blues」 と 「Ette」 が離れているので、表紙の踊り子の  「ette = 嬢、娘」  の事。
現在では 「Ette」 は女性差別用語とされ使われなくなっている。
(青木高見)





Curtis Fuller / Images Of Curtis Fuller

Curtis Fuller Eight Classic Albums (EN4CD9179) Curtis Fuller Images Of Curtis Fuller

Recorded :
#05 : June 6, 1960
#01-#04 : June 7, 1960

Personnel :
Curtis Fuller (tb)
McCoy Tyner (p)
Wilbur Harden (tp)
Yusef Lateef (ts,fl)
Lee Morgan (tp) #01-#04
Jimmy Garrison (b) #05
Milt Hinton (b) #01-#04
Bobby Donaldson (ds) #01-#04
Clifford Jarvis (ds) #05

Song name :
(Images Of Curtis Fuller #01) (Eight Classic Albums Disk4 #01). Accident
(Images Of Curtis Fuller #02) (Eight Classic Albums Disk4 #02). Darryl's Minor
(Images Of Curtis Fuller #03) (Eight Classic Albums Disk4 #03). Be Back Ta-Reckla
(Images Of Curtis Fuller #04) (Eight Classic Albums Disk4 #04). Judyful
(Images Of Curtis Fuller #05) (Eight Classic Albums Disk4 #05). New Date

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1960年6月の録音。
LPはサヴォイ・レーベルからのリリース。
CDは 「Curtis Fuller / Eight Classic Albums (ENLIGHTMENT EN4CD9179)」 からのリリース。
共演者は、ピアノがマッコイ・タイナー、トランペットがウィルバー・ハーデンとリー・モーガン、テナーサックスとフルートがユセフ・ラティーフ、ベースがジミー・ギャリソンとミルト・ヒントン、ドラムがボビー・ドナルドソンとクリフォード・ジャーヴィス。
想像のつかないメンバーの組み合わせがサヴォイ・レーベルだからこそ実現できた。
ブルーノートでは、こういう事はない。
演奏は気合の入っているのがテナーサックスとフルートがユセフ・ラティーフ。
他のメンバーは誇張せずバックに徹している。
ちなみに、ユセフ・ラティーフのリーダー作の何枚かにトランペットがウィルバー・ハーデンが参加している。
たぶんウィルバー・ハーデンの参加はユセフ・ラティーフが連れてきたのかもしれない。
カーティス・フラーの60年の幕開けに相応(ふさわ)しいハード・バップが楽しめる。
(青木高見)





Curtis Fuller / Soul Trombone

Curtis Fuller Eight Classic Albums (EN4CD9179) Curtis Fuller Soul Trombone  Curtis Fuller Four Classic Albums Plus (AMSC1326) Curtis Fuller Soul Trombone

Recorded : November 15-17, 1961

Personnel :
Curtis Fuller (tb)
Cedar Walton (p)
Freddie Hubbard (tp)
Jimmy Heath (ts)
Jymie Merritt (b)
Jimmy Cobb (ds) #02-#06
G. T. Hogan (ds) #01

Song name :
(Soul Trombone #01) (Eight Classic Albums Disk4 #06). The Clan
(Soul Trombone #02) (Eight Classic Albums Disk4 #07). In the Wee Small Hours of the Morning
(Soul Trombone #03) (Eight Classic Albums Disk4 #08). Newdles
(Soul Trombone #04) (Eight Classic Albums Disk4 #09). The Breeze and I
(Soul Trombone #05) (Eight Classic Albums Disk4 #10). Dear Old Stockholm
(Soul Trombone #06) (Eight Classic Albums Disk4 #11). Ladies' Night

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : カーティス・フラー (Curtis Fuller 1932年12月15日~2021年5月8日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはカーティス・フラー、1961年11月15日から17日の録音。
LPはインパルス・レーベルからのリリース。
CDは 「Curtis Fuller / Eight Classic Albums (ENLIGHTMENT EN4CD9179)」 からのリリース。
共演者は、ピアノがシダー・ウォルトン、トランペットがフレディ・ハバード、テナーサックスがジミー・ヒース、ベースジミー・メリットが、ドラムがジミー・コブとG.T.ホーガン。
この時期のカーティス・フラーは、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズに無くてはならない存在になっていた。
トロンボーンという楽器の特性と、誇張性よりも全体のバランスを重視するミュージシャンだった。
音色も柔らかく温かい、申し分ないこの音をジャズ・メッセンジャーズは必要とした。
アルバム・ジャケットだが一目でインパルス・レーベルと、わかる定番デザイン。
聴く前はジャズ・メッセンジャーズの延長と思っていたが、それは違っていた。
力強いフレディ・ハバードのトランペット、中庸を支えるジミー・ヒースのテナーサックス。
その両方を橋渡しする様なカーティス・フラーのトロンボーン。
まさにアルバム・タイトル通り 「魂のトロンボーン」。
ちなみにミー・ヒースは、長男がMJQのベース奏者のパーシー・ヒース、弟がドラムのアルバート・ヒースのジャズマン3兄弟。
(青木高見)




▲ページの上に戻る▲