青木高見のジャズコレクション Bobby Timmons (p) ボビー・ティモンズ


略歴
Bobby Timmons ボビー・ティモンズ(Bobby Timmons 出生名:Robert Henry Timmons 1935年12月19日~1974年3月1日)はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズのヒット曲「モーニン(Moanin')」「ジス・ヒア(This Here)」「ダッド・ディア(Dat Dere)」の作曲者。
〈青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Bobby Timmons / This Here Is Bobby Timmons (VICJ-23528) Bobby Timmons / Soul Time (OJCCD-820-2) Bobby Timmons / In Person (OJCCD-364-2)

【INDEX (共演アルバム)】
Art Blakey Just Coolin' (UCCQ-1123) Curtis Fuller The Opener Pepper Adams 10 To 4 At The 5 Spot


【以下コンテンツ】


Bobby Timmons / This Here Is Bobby Timmons (VICJ-23528) Bobby Timmons / This Here Is Bobby Timmons (VICJ-23528)

Recorded : January 13-14, 1960

Personnel :
Bobby Timmons (p)
Sam Jones (b) #01-02, #04-09
Jimmy Cobb (ds) #01-02, #04-09

Song name :
01. This Here
02. Moanin'
03. Lush Life
04. The Party's Over
05. Prelude to a Kiss
06. Dat Dere
07. My Funny Valentine
08. Come Rain Or Come Shine
09. Joy Ride

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ボビー・ティモンズ(Bobby Timmons 出生名:Robert Henry Timmons 1935年12月19日~1974年3月1日)はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
LPは1960年1月13日・14日の録音、リヴァーサイド・レコード(Riverside Records)RLP 12-317番、9曲入り、ファースト・アルバム。
CDは発売元ビクター音楽産業株式会社、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、9曲入り。
メンバーはピアノがボビー・ティモンズ、ベースがサム・ジョーンズ、ドラムがジミー・コブ。
「ジス・ヒア(This Here)」「モーニン(Moanin')」「ダッド・ディア(Dat Dere)」の作曲者、当アルバムで本人の演奏が聴ける。
1961年1月「アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ」が来日した。
この時のピアニストがボビー・ティモンズ。
日本人にとって、おそらく、はじめて見聴きする本場のジャズ・ピアノ。
改めてアルバムを聴き直すと洗練されたメロディと誇張のない堅実なピアノである事を再認識できる。
一般的に「モーニンはジャズ・メッセンジャーズ」だけが定着してしまい、作った本人の影は薄い。
(青木高見)





Bobby Timmons / Soul Time (OJCCD-820-2) Bobby Timmons / Soul Time (OJCCD-820-2)

Recorded : August 12 and 17, 1960

Personnel :
Bobby Timmons (p)
Blue Mitchell (tp)
Sam Jones (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. Soul Time
02. So Tired
03. The Touch Of Your Lips
04. S'posin'
05. Stella B.
06. You Don't Know What Love Is
07. One Mo'

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ボビー・ティモンズ(Bobby Timmons 出生名:Robert Henry Timmons 1935年12月19日~1974年3月1日)はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
LPは1960年8月12日・17日の録音、リヴァーサイド・レコード(Riverside Records)RLP 9334番、7曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、7曲入り。
メンバーはピアノがボビー・ティモンズ、ランペットがブルー・ミッチェル、ベースがサム・ジョーンズ、ドラムがアート・ブレイキー。
同年の1月に「This Here Is Bobby Timmons」のファースト・アルバムがリリースされている。
日本へは1961年1月「アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ」のピアニストとして来日した。
この日を境にボビー・ティモンズの名前は日本のジャズファンの脳裏に強烈に焼き付いた。
当時アメリカでは黒人差別がひどかったが日本では差別などはなく、むしろ真剣に真面目に聴く観衆に驚いたと思う。
若き青年、ボビー・ティモンズは来日して何を思って帰っていったのだろう。
バンマスのアート・ブレイキーに至っては熱狂的な日本の観衆の対応に驚きを感じ、この日から親日家になった逸話がある。
(青木高見)





Bobby Timmons / In Person (OJCCD-364-2) Bobby Timmons / In Person (OJCCD-364-2)

Recorded : October 1, 1961

Personnel :
Bobby Timmons (p)
Ron Carter (b)
Albert Heath (ds)

Song name :
01. Autumn Leaves
02. So Tired
03. Goodbye
04. Dat Dere
05. They Didn't Believe Me [Additional tracks not on original LP.]
06. Dat Dere [Additional tracks not on original LP.]
07. Popsy
08. I Didn't Know What Time It Was
09. Softly As In Morning Sunrise
10. Dat Dere (Theme)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ボビー・ティモンズ(Bobby Timmons 出生名:Robert Henry Timmons 1935年12月19日~1974年3月1日)はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
LPは1961年10月1日の録音、リヴァーサイドRLP381番、8曲入り、ビレッジ・ヴァンガードでのライブ。
CDはOJCレーベルからのリリース、輸入盤、ジョー・ゴールドバーグ(Joe Goldberg)氏・オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語解説、5~6曲目の2曲が追加され全10曲入り。
メンバーはピアノがボビー・ティモンズ、ベースがロン・カーター、ドラムがアルバート・ヒース。
ちなみにアルバート・ヒースはヒース3兄弟の末弟、兄がMJQのベースのパーシー・ヒースとテナーサックスのジミー・ヒース。
アルバム・ジャケットは左からアルバート・ヒース、ボビー・ティモンズ、ロン・カーター。
この年の10月、ボビー・ティモンズは「アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ」を脱退している。
アルバム・ジャケットはボビー・ティモンズが笑っている、脱退して緊張から解き放たれた安堵の気持ちか。
感情を表に出さないシャイなミュージシャンなので珍しい。
「アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ」としての来日回数も多く日本で熱狂的なファンを得た。
演目は「枯葉(Autumn Leave)」「ダット・デア(Dat Dere)」「時さえ忘れて(I Didn't Know What Time It Was)」「朝日のようにさわやかに(Softly As In Morning Sunrise)」などスタンダード中心。
演奏は何となく吹っ切れ感が伝わってくる漆黒のピアノ・トリオ。
アルコールを飲んで大音量で聴くと、あたかも自分がビレッジ・ヴァンガードのライブにいる感覚に浸れる。
(青木高見)




▲ページの上に戻る▲