青木高見のジャズコレクション Chet Baker (tp, vo) チェット・ベイカー


寸評
チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれの白人トランペット奏者、歌手。
西海岸を代表するジャズ・トランぺッターでクールな演奏と中性的なヴォーカルは、繊細でどこか弱々しく退廃感と叙情性が特徴。
若い時はジェームス・ディーン似の風貌の不良っぽさとトランペットと歌唱で女性を虜(とりこ)にした。
活動の後半は薬に溺れ、破滅的な放浪生活を送り多くの問題を起こす。
しかし、ひとたび演奏となると、妥協のない極上の演奏を披露した。
黒人達が作り上げてきたジャズを、白人でありながら遜色なく個性を作り上げたチェット・ベイカーは本物で凄い。
オランダのホテルで謎の転落死が最期となる、享年58歳。
(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】


【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Chet Baker / Let's Get Lost Chet Baker / Let's Get Lost

Recorded : 1953-1956

Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Frank Strazzeri (p)
Nicola Stilo (fl, g)
John Leftwich (b)
Ralph Penland (ds. per)

Song name :
01. Moon amd Sand
02. Imagination
03. You're My Thrill
04. For Heaven's Sake
05. Every Time We Say Goodbye
06. I Don't Stand A Ghost Of A Change With You
07. Daydream
08. Zingaro A/K/A Portrait In Black and White
09. Blame It On My Youth
10. My One And Only Love
11. Everything Happens To Me
12. Almost Blue

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者、歌手。
アルバムはチェット・ベイカー、1987年から1988年の録音、ドキュメンタリー映画 「Let's Get Lost」 のCD版。
映画は、1988年5月13日、オランダ・アムステルダムのホテルの窓から転落して亡くなる直前までの姿を追っている。
亡くなった直後に封切られ、アカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートされた。
共演者は、ピアノがフランク・ストラッツェリ  (ストラッゼリ)、ギターがニコラ・スティロ、ベースがジョン・レフトウイッチ、ドラムとパーカッションがラルフ・ペンランドほか。
ジャケットのポートレイトは、異常に老けたチェット・ベイカー。
美男子と言われた若き日の面影は、見る影もない。
しかし、演奏は容姿とは違い、ジャズに人生をささげた男のトランペットが迫る。
黒人達が作り上げてきたジャズを、白人でありながら遜色なく個性を作り上げたチェット・ベイカー。
本物の迫力は圧巻。
(青木高見)





Chet Baker / Sings  (TOCJ-5661) Chet Baker / Sings (TOCJ-5661)

01. That Old Feeling
02. It's Always You
Recorded : February 15, 1954
Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Russ Freeman (p)
Carson Smith (b)
Bob Neel (ds)
-replace- July 23, 1956
James (Jimmy) Bond (b)
Reter Littman (ds)

03. Like Someone in Love
04. My Ideal
Recorded : July 30, 1956
Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Russ Freeman (p)
Carson Smith (b)
Bob Neel (ds)

05. I've Never Been in Love Before
06. My Buddy
Recorded : February 15, 1954
Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Russ Freeman (p)
Carson Smith (b)
Bob Neel (ds)
-replace- July 23, 1956
James (Jimmy) Bond (b)
Reter Littman (ds)

07. But Not for Me
08. Time After Time
09. I Get Along Without You Very Well
10. My Funny Valentine
11. There Will Never Be Another You
12. Thrill Is Gone
13. I Fall in Love Too Easily
14. Look for the Silver Lining
Recorded : February 15, 1954
Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Russ Freeman (p)
Carson Smith (b)
Bob Neel (ds)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者、歌手。
アルバムはチェット・ベイカー、1954年2月15日・6月30日の録音、パシフィック・ジャズ・レーベルからのリリース。
共演者は、ピアノがラス・フリーマン、ベースがカーソン・スミス、ドラムがボブ・ニール。
チェット・ベイカーのヴォーカル、その中性的な声質と、ビブラートのない歌唱は実にユニーク。
半世紀近く経った今でも、根強いファンがいて、現に今も女の子がアルバムを買っていくという。
演目は、スタンダード中心に、歌と交互に演奏するトランペット。 全体を支配する倦怠感と叙情性が魅力になってしまった。
ちなみに、1956年7月23日、ベースのジェームス・ボンドとドラムのピーター・リットマンがオーバーダビングを行いリプレースした。
個人的に、このリプレースは蛇足の様な感じがしている。
(青木高見)





Chet Baker / Sings (CJ32-5005) Chet Baker / Sings (CJ32-5005)

01. My Funny Valentine
Recorded : February 15, 1954
Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Russ Freeman (p)
Joe Pass (g)
Carson Smith (b)
Bob Neel (ds)

02. That Old Feeling
Recorded : July 23, 1955
Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Russ Freeman (p)
Joe Pass (g)
Jimmy Bond (b)
Reter Littman (ds)

03. Like Someone in Love
Recorded : July 30, 1956
Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Russ Freeman (p)
Joe Pass (g)
Jimmy Bond (b)
Lawrence Marable (ds)

04. My Buddy
Recorded : July 23, 1955
Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Russ Freeman (p)
Joe Pass (g)
Jimmy Bond (b)
Reter Littman (ds)

05. It's Always You
Recorded : July 23, 1955
Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Russ Freeman (p)
Joe Pass (g)
Jimmy Bond (b)
Reter Littman (ds)

06. Someone to watch over me
Recorded : February 15, 1954
Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Russ Freeman (p)
Joe Pass (g)
Bud Shank (fl)
Corky Hale (harp)
Red Mitchell (b)
Bob Neel (ds)
and Strings

07. But Not for Me
08. Look for the Silver Lining
09. I Get Along Without You Very Well
10. I Fall in Love Too Easily
11. Thrill Is Gone
12. There will never be another you
Recorded : February 15, 1954
Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Russ Freeman (p)
Joe Pass (g)
Carson Smith (b)
Bob Neel (ds)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者、歌手。
アルバムはチェット・ベイカー、1954年から1956年の録音、パシフィック・ジャズ・レーベルからのリリース、ジョー・パスがギターをオーバーダビングして再発。
原音は1954年録音のモノラルで、パシフィック・ジャズ・レーベルの 「Chet Baker / Sings (TOCJ-5661)」 で、これと一緒に聴くと楽しい。
後年、オリジナル・マスターが紛失したという噂が流れ、チェット・ベイカーの破天荒な人生に重なり、物議(ぶつぎ)を醸(かも)した逸話がある。
(青木高見)





Chet Baker / Sings & Plays Chet Baker / Sings & Plays

Recorded :
February 28, 1955
March 7, 1955

Personnel :
[ #01, #03, #05-8, #10, #11 ]
Chet Baker (tp, vo)
Russ Freeman (p)
Carson Smith (b)
Bob Neel (ds)

[ #02, #04, #06, #09 ]
Chet Baker (tp, vo)
Marty Paich (arr)
Frank Campo (arr)
Johnny Mandel (arr)
Russ Freeman (p)
Bud Shank (fl)
Red Mitchell (b)
Bob Neel (ds)
Ray Kramer (cello)
Ed Lustgarten (cello)
Kurt Reher (cello)
Eleanor Slatkin (cello)
Corky Hale (harp)

Song name :
01. Let's Get Lost
02. This Is Always
03. Long Ago (and Far Away)
04. Someone to Watch Over Me
05. Just Friends
06. I Wish I Knew
07. Daybreak
08. You Don't Know What Love Is
09. Grey December
10. I Remember You

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者、歌手。
アルバムはチェット・ベイカー、1955年2月28日・3月7日の録音。
共演者は。
演目の1、3、5~8、10、11曲目 ピアノトリオ、ピアノがラス・フリーマン、ベースがカーソン・スミス、ドラムがボブ・ニール。
演目の2、4、6、9曲目 オーケルトラ、アレンジがマーティ・ペイチほか2名、ピアノがラス・フリーマン、フルートがバド・シャンク、ベースがレッド・ミッチェル、ドラムがボブ・ニール、ハープがコーキー・ヘイル、それにセロ4名。
チェット・ベイカーは本来、トランぺッターなのだが、若い時から歌は唄っていたという。
唄で人気が出た頃 「俺はトランぺッターなのだ、歌は余興だ」 という自負が強かったらしい。
しかし、爆発的に歌の方がヒット要因になってしまい 「俺、歌のチェット」 でもいいかな的になったというエピソードがおもしろい。
それにしても、弱々しさ、繊細、線の細さ、デリケートさ、そして何より退廃感が漂う歌唱は、いつ聴いてもユニークに感じる。
(青木高見)





Chet Baker / Chet Baker And Crew Chet Baker / Chet Baker And Crew

Recorded : July 31, 1956

Personnel :
Chet Baker (tp)
Bobby Timmons (p)
Phil Urso (ts)
Jimmy Bond (b)
Peter Littman (ds)
Bill Loughbrough (chromatic timpani) #01, #09, #12

Song name :
01. To Mickey's Memory
02. Slightly Above Moderate
03. Halema
04. Revelation
05. Something For Liza
06. Lucius Lu
07. Worryin' the Life Out of Me
08. Medium Rock

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者、歌手。
アルバムはチェット・ベイカー、1956年7月31日の録音。
共演者は、ピアノがボビー・ティモンズ、テナーサックスがフィル・ウルソ(アーソ)、ベースがジミー・ボンド、ドラムがピーター・リットマンほか。
演奏は、ロマンティックなチェット・ベイカーではない。
ジャケットはヨットに乗った御一行、海に向かってトランペットを吹くチェット・ベイカー。
その意味からかアルバムタイトルか 「チェット・ベイカーと乗組員」。
(青木高見)





Chet Baker and Art Pepper / Playboys Chet Baker and Art Pepper / Playboys

(注) このアルバムはチェット・ベイカーのリーダーアルバム扱いとしています。
共演者に双頭のアート・ペッパーが参加しているため 「Art Pepper」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : October 31, 1956

Personnel :
Chet Baker (tp)
Art Pepper (as)
Phil Urso (ts)
Carl Perkins (p)
Curtis Counce (b)
Lawrence Marable (ds)

Song name :
01. For Minors only
02. Minor-Yours
03. Resonant Emotions
04. Tynan Tyme
05. Picture of Heath
06. For Miles and Miles
07. CTA

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者、歌手。
アート・ペッパー (Art Pepper 本名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはチェット・ベイカーとアート・ペッパー、1956年10月31日の録音、タイトルは 「プレイボーイ」、西海岸のハンサム白人天才プレイヤーの二人の共演。
テナーサックスのフィル・ウルソ(アーソ)は、1925年アメリカ合衆国ニュージャージー州生まれのジャズサックス奏者、以上の3名が白人。
共演者は、ピアノのカール・パーキンス、ベースのカーティス・カウンス、ドラムのローレンス・マラブル。
チェット・ベイカーとアート・ペッパーは、歳も近く、私生活も共通する点が多くある。
特に薬中で絶頂期の演奏が出来なくなった事、女にモテる容姿、その影に潜む、不良っぽさと危うさ。
話は飛ぶが、アルバム・ジャケットのセミヌードのお嬢さん、人形で胸を隠している。
雑誌のプレイボーイとのタイアップがあった逸話で納得した。
当アルバムはコレクションでは、チェット・ベイカーのリーダー作としたがアート・ペッパーの演奏が素晴らしい。
(青木高見)





Russ Freeman / Chet Baker and Russ Freeman Russ Freeman / Chet Baker and Russ Freeman

(注) このアルバムはピアノのラス・フリーマンのリーダーアルバム扱いとしています。
そのためリーダーの 「Russ Freeman」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : November 6, 1956

Personnel :
Russ Freeman (p)
Chet Baker (tp, vo)
Leroy Vinnegar (b)
Shelly Manne (ds)

Song name :
01. Love Nest
02. Fan Tan
03. Summer Sketch
04. An Afternoon At Home
05. Say When
06. Lush Life
07. Amblin'
08. Hugo Hurwhey

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ラス・フリーマン (Russ Freeman 出生名 : Russell Donald Freeman 1926年5月28日~2002年6月27日) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれのウェストコースト・ジャズ・ピアニストで作曲家、編曲家。
チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者、歌手。
アルバムはラス・フリーマンとチェット・ベイカーの共演、1956年11月6年の録音。
2人の歳の差は、ラス・フリーマンがチェット・ベイカーより3才上。
共演者は、ベースがリロイ・ヴィネガー、ドラムがシェリー・マン。
チェット・ベイカーというと有名なアルバム 「Chet」 ばかりが先行する。
ここではラス・フリーマンの考えられたアレンジと選曲がいい。
上質なピアノをバックに若き日のチェット・ベイカーの躍動感あふれるワン・ホーンが聴きどころ。
(青木高見)
※ このコメントは 「アマゾン」 に掲載しました。 (コメントの無断引用・無断転載を禁じます)





Chet Baker / In New York Chet Baker / In New York

Recorded : September 1958

Personnel :
Chet Baker (tp)
Johnny Griffin (ts)
Al Haig (p)
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)
  
Song name :
01. Fair Weather
02. Polka Dots and Moonbeams
03. Hotel 49
04. Solar
05. Blue Thoughts
06. When Light Are Low
07. Soft Winds

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者、歌手。
アルバムはチェット・ベイカー、1958年9月の録音、パシフィックレーベルからリバーサイドレーベルに移籍した2作目。
その意味合いからか、いつもの歌は控えてトランペットだけで勝負。
イーストコーストで百戦錬磨のベーシストのポール・チェンバース、ドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズ、当時リバーサイドの看板テナーサックスのジョーニー・グリフィンらとの演奏となる。
また、白人ピアニストでベテランのアル・ヘイグを起用した事でハードさを緩和している。
演奏は、チェット・ベイカーらしさを失うことなくリリカルさも残る最高の出来。
しかし、一般評では好き嫌いが別れている。
たしかに、ピアノがマル・ウォルドロンやボビー・ティモンズだったら、まったく雰囲気は変わっていたかもしれない。
演目でも、マイルスの 「Solar」 をはじめ、新た活路を模索しようとしたのか、チェット・ベイカーの意気込みが伝わってくる。
(青木高見)





Chet Baker / CHET Chet Baker / CHET

(注) このアルバムはチェット・ベイカーのリーダーアルバム扱いとしています。
共演者にビル・エバンスが参加しているため 「 Bill Evans 」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded :
December 30, 1958
January 19, 1959

Personnel :
Chet Baker (tp)
Bill Evans (p)
Kenny Burrell (g)
Herbie Mann (fl)
Pepper Adams (bs)
Paul Chambers (b)
Connie Kay (ds)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
01. Alone Together
02. How High the Moon
03. It Never Entered My Mind
04. 'Tis Autumn
05. If You Could See Me Now
06. September Song
07. You'd Be So Nice To Come Home To
08. Time On My Hands (You In My Arms)
09. You And The Night And The Music
10. Early Morning Mood / Additional track not on original LP release.

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者、歌手。
ビル・エヴァンス (Bill Evans 1929年8月16日~1980年9月15日) はアメリカ合衆国ニュージャージー州プレインフィールド生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはチェット・ベイカー、ビル・エヴァンス、1958年12月30日・1959年1月19日の録音。
その他の共演者は、ギターがケニー・バレル、バリトン・サックスがペッパー・アダムス、フルートがハービー・マン、ベースがポール・チェンバース、ドラムがコニー・ケイとフィリー・ジョー・ジョーンズ。
何とも豪華なメンバー。
ここに興味を引く逸話がある。
収録後に偶然、居残ったビル・エバンスとポール・チェンバースとフィリー・ジョー・ジョーンズが演奏をした。
これが、のちにリリースされるアルバム 「On Green Dolphin Street」 となる。
あろう事にこのアルバムでチェットと演奏した 「You And The Night And The Music」 も、チェット無しで再度演奏されている。
個人的には、居残ったのは偶然ではなく示し合わせて、もう1枚作る計画があったのではないだろうか。
あちらの出来がいいので、つい、そう思ってしまう。
話は戻そう。
アルバムを聴きながら、アルバム・ジャケットを眺める。
1950年代半ばマイルス・デイヴィスと2分する程の人気があったチェット・ベイカー。
1950年代後半から1960年にかけて薬物依存におちいる。
ロック界でも破滅型のジミヘン、ジャニス、ジム・モリソンと重なる。
薬物依存の波乱万丈の人生、神は彼らに短い生涯と引き換えにカリスマ性を与えた。
ポートレイトは、若かりしチェットによりそう女性。
今にして思えば、眼光に奥に潜む甘美的さ、妖艶さは当時のチェット・ベイカーに必要っだのかもしれない。
(青木高見)





Chet Baker / In Milan (UCCO-9418) Chet Baker / In Milan (UCCO-9418)

Recorded :
September 25 and 26, 1959
October 6, 1959

Personnel :
Chet Baker (tp)
Renato Sellani (p)
Glauco Masetti (as)  #01 - #06
Gianni Basso (ts)  #01 - #06
Franco Cerri (b)
Gene Victory (ds)

Song name :
01. Lady Bird
02. Cheryl Blues
03. Tune Up
04. Line for Lyons
05. Pent Up House
06. Look for the Silver Lining
07. Indian Summer
08. My Old Flame

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれの白人トランペット奏者、歌手。
アルバムはチェット・ベイカー。
1曲目 1959年9月25日。
2~4曲目 1959年9月26日。
5~8曲目 1959年10月6日の録音。
ジャズランド・レーベルからのリリース。
共演者は、ピアノがレナト・セラーニ、アルトサックスがグラウコ・マセッティ、テナーサックスがジャンニ・バッソ、ベースがフランコ・セリ(チェリ)、ドラムがジーン・ヴォクトリー。
共演者は全員イタリアのミュージシャン。
アルバム・ジャケットを見れば、イタリアでの録音と想像できる。
アルバム「 Chet Baker / シングス (Sings) 」 が縦に3色にちなんで、イタリアの3色にしたのが面白い。
演奏は、特長である憂鬱(ゆううつ)さや、危(あぶ)なさは、何処(どこ)にもない。
たぶんイタリアに来て歓迎されたのか、よっぽど嬉しかったのか、薬のせいか、やけに明るい。
こういうチェット・ベイカーもあるというのが聴きどころかもしれない。
バックは、本場アメリカのジャズ・ミュージシャンとのレベルの差はあるものの、特に耳障りもなく難なくこなしているのでセーフ。
「俺はアメリカで人気のジャズ・トランぺッターのチェット・ベイカーだ、どうだ、上手いだろう」 的に感じるところも無いではない。
イタリアのジャズ・ミュージシャンは今では、メチャ上手くなって、アメリカのミュージシャンと遜色(そんしょく)がない。
むしろ、アメリカを越えたミュージシャンもいるほど。
話を戻そう、チェット・ベイカーは、この後ヨーロッパ巡業し、その先で大歓迎を受けた。
当然、ギャラもよくなり、薬を大量に手に入る事ができ、破滅の人生は増々加速していく。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Lady Bird  /  Tadd Dameron
02. Cheryl Blues  /  Charlie Parker
03. Tune Up  /  Miles Davis
04. Line for Lyons  /  Gerry Mulligan
05. Pent Up House  /  Sonny Rollins
06. Look for the Silver Lining  /  Buddy DeSylva, Jerome Kern
07. Indian Summer"  /  Al Dubin, Victor Herbert
08. My Old Flame  /  Sam Coslow, Arthur Johnston
冒頭はタッド・ダメロン、次にチャーリー・パーカー、マイルス・デイヴィス、ジェリー・マリガン、ソニー・ロリンズほか。
ここらへんを持ってきたのは、チェット・ベイカーのジャズの先人に対する尊敬と感謝、仲間意識の宣言の様にもとれる。
(青木高見)





Chet Baker / She was too good to me Chet Baker / She was too good to me

Recorded :
July 17, 1974
October 31, 1974
? 11, 1974

Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Bob James (el-p)
Dave Friedman (vib)
Paul Desmond (as)
Hubert Laws (fl, afl)
Ron Carter (b)
Jack DeJohnette (ds)
Steve Gadd (ds)
Romeo Penque (fl, Cl)
George Marge (alf, Oboe d'amore)
Lewis Eley (vln)
Max Ellen (vln) 
Barry Finclair (vln)
Paul Gershman (vln)
Harry Glickman (vln)
Emanuel Green (vln)
Harold Kohon (vln)
David Nadien (vln)
Herbert Sorkin (vln)
Warren Lash (Cello)
Jessie Levy (Cello)
George Ricci (Cello)

Song name : 
01. Autumn Leaves
02. She Was Too Good To Me
03. Funk In Deep Freeze
04. Tangerine
05. With A Song In My Heart
06. What'll I Do
07. It's You Or No One

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者、歌手。
アルバムはチェット・ベイカー、1974年7月・8月の録音、CTIレーベルからのリリース。
プロデューサーがクリード・テイラー。
共演者は、アルトサックスがポール・デスモンド、エレピがボブ・ジェームス、ベースがロン・カーター、ドラムがジャック・ディジョネットとスティーブ・ガッド、フルートがヒューバート・ロウス、その他ストリングス。
1973年、チェット・ベイカーは永いドラック中毒からからようやく抜け出した頃で、師匠であるディジー・ガレスピーの尽力によるところが大きかったという。
ディジー・ガレスピーは、チャーリー・パーカーで薬物がジャズ・ミュージシャンを破滅に導く事をイヤというほど見ている。
そういう意味で、説得力があったと想像する。
1975年頃よりチェット・ベイカーは、活動拠点を主にヨーロッパに移すので、この録音は復帰後まもない時となる。
共演者全員、チェットの復帰を、祝っている様な感じがいい。
演奏は、そんな意味いからか、尖ってなくBGM風、飽きがこないのはプロデューサーのクリード・テイラーの手腕だと思う。
(青木高見)





Chet Baker / My Favourite Songs (The Last Great Concert) Chet Baker / My Favourite Songs (The Last Great Concert)

Recorded : April 28, 1988

Personnel :
Chet Baker (tp, vo)
Walter Norris (p)
Herb Geller (as)
John Schroder (g)
Lucas Lindholm (b)
Radio Orchestra Hannover (orc)
Song name :
01. All Blues
02. My Funny Valentine
03. Well, You Needn't
04. Summertime
05. In Your Own Sweet Way
06. Django
07. I Fall in Love Too Easily

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者、歌手。
アルバムはチェット・ベイカー、1988年4月24日の録音。
1988年4月28日、非業の死を遂げる2週間前の録音、現在リリースされている作品の内、最後とされる。
共演者は、ピアノがウォルター・ノリス、アルトサックスがハーブ・ゲラー、ギターがジョン・シュレーダー、ストリングスはNDRビッグバンド、 ハノーバー放送交響楽団、指揮がディーテル・グラビシュニッヒ。
演目にチェット・ベイカーの十八番(おはこ)の 「My Funny Valentine」 が入っているが、このアルバムでは別人と思える程の弱々しく切ない声。
哀れというより、空しさが漂うトランペットが聴きどころともいえる。
波乱に満ちた人生もまた神が与えしもの。
(青木高見)
※ このコメントは 「アマゾン」 に掲載しました。 (コメントの無断引用・無断転載を禁じます)




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