青木高見のジャズコレクション Art Pepper (as, comp) アート・ペッパー


略歴
Art Pepper アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
ジャズ・アルトサックスの天才、裏では筋金入りのジャンキーの危うさ。
個人的には音楽だけを聴いていればいいのだが、どうしてもアート・ペッパーの影の部分の服役を思ってしまう。
参考のため服役期間を明記した。
1953年6月~1954年6月 テキサス州フォートワース刑務所。
1954年12月~1956年6月、2度目の薬物検挙で18ヶ月間服役、ロサンジェルス郡立刑務所。
さらにターミナル・アイランドの連邦刑務所で10ヶ月。
1960年代後半、自分から進んでリハビリテーション施設シナノン(Synanon)に入所。
賛否は別にしてアルバムの演奏時期を知って聴くと迫(せま)るものがある。
〈青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Art Pepper / Surf Ride (COCY-9008) Art Pepper / The Return Of Art Pepper [The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume One] (TOCJ-5351) Art Pepper and Warne Marsh / Art Pepper With Warne Marsh (UCCO-5101) Art Pepper / The Art Pepper Quartet (TFCL-88903) Art Pepper / Modern Art [The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two] (CDP 7 46848 2) Art Pepper / Art Pepper Meets The Rhythm Section (OJCCD-338-2) Art Pepper + Eleven / Modern Classics (OJCCD-341-2) Art Pepper / The Art Of Pepper (TOCJ-6234) Art Pepper / Show Time (MTCJ-1056) Art Pepper / Gettin' Together! (OJCCD-169-2) Art Pepper / Smack Up (OJCCD-176-2) Art Pepper / Intensity (VDJ-1581) Art Pepper / The Trip (OJCCD-410-2) Art Pepper / More For Les at The Village Vanguard vol.4 (OJCCD-697-2) Art Pepper / Today (VICJ-41856) Art Pepper / Winter Moon (VICJ-23126) Art Pepper / Laurie's Choice (FSR-CD 192) Art Pepper - George Cables / Tete A Tete (OJCCD 843-2) Art Pepper - George Cables / Goin' Home (OJCCD-679-2)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Chet Baker - Art Pepper / The Route (CDP 7 92931 2) Marty Paich - Art Pepper / Marty Paich Quartet Featuring Art Pepper (V.S.O.P. #10CD) Chet Baker - Art Pepper / Playboys (CDP 7 94474 2) Sonny Stitt - Art Pepper / Sonny Stitt Atlas Blues Blow And Ballade (CP32-5428)

【共同名義/Ballads by Four】
Ballads by Four / Stanley Cowell, Art Pepper, John Klemmer, Johnny Griffin, Joe Henderson (VICJ-60133)

【INDEX (共演アルバム)】
Herb Ellis Meets Jimmy Giuffre


【以下コンテンツ】


Art Pepper / Surf Ride (COCY-9008) Art Pepper / Surf Ride (COCY-9008)

Song number, Recorded :
#04-06 Rec:February 7, 1952
#01-03 Rec:March 29, 1953
#07-12 Rec:December 24-25, 1953

Song number, Personnel :
[#01-03]
Art Pepper (as)
Russ Freeman (p)
Bob Whitlock (b)
Bobby White (ds)
[#04-06]
Art Pepper (as)
Hampton Hawes (p)
Joe Mondragon (b)
Larry Bunker (ds)
   [#07-12]
Art Pepper (as)
Jack Montrose (ts)
Claude Williamson (p)
Monty Budwig (b)
Paul Ballerina (ds)

Song name :
01. Tickle Toe
02. Chili Pepper
03. Susie The Poodle
04. Brown Gold
05. Holiday Flight
06. Surf Ride
07. Straight Life
08. Cinnamon
09. Thyme Time
10. Way You Look Tonight (The)
11. Nutmeg
12. Art's Oregano

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1952年・53年の録音、サヴォイ・レコード(Savoy Records)MG 12089番、12曲入り。
CDは発売元が日本コロムビア株式会社、アラン・ステイン(Alan Stein)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、寺島靖国氏による日本語解説、12曲入り。
以下、曲番、共演者、録音日。
1~3曲目、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがラス・フリーマン、ベースがボブ・ホイットロック、ドラムがボビー・ホワイト、1953年3月29日の録音。
4~6曲目、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがハンプトン・ホーズ、ベースがジョー・モンドラゴン、ドラムがラリー・バンカー、1952年2月7日の録音。
7~12曲目、アルトサックスがアート・ペッパー、テナーサックスがジャック・モントローズ、ピアノがクロード・ウィリアムソン、ベースがモンティ・パドウィグ、ドラムがポール・バレリーナ、1953年12月24日・25日の録音。
演奏は50年初頭の西海岸ジャズの香りに満ちている。
ジャズらしくない波乗りのアルバム・ジャケットは、演目にあるアート・ペッパー作曲の「Surf Ride」にちなんだものか。
はたまた、ハリウッドのクラブ「サーフ・クラブ」のイメージから取ってきたものか。
面白いは演目で香辛料の「チリ・ペッパー」「シナモン」「タイム」「ナツメグ」「オレガノ」と香辛料のペッパーに、ちなんでシャレている。
(青木高見)





Chet Baker and Art Pepper / The Route (CDP 7 92931 2) Chet Baker and Art Pepper / The Route (CDP 7 92931 2)

「ジャズ/チェット・ベイカー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/アート・ペッパー」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : July 26, 1956

Personnel :
Chet Baker (tp)
Art Pepper (as)
Pete Jolly (p)
Richie Kamuca (ts)
Leroy Vinnegar (b)
Stan Levey (ds)

Song name :
01.Tynan Time
02.The Route
03.Sonny Boy
04.Minor Yours
05.Little Girl
06.Ol' Croix
07.I Can't Give You Anything But Love
08. The Great Lie
09. Sweet Lorraine
10. If I Should Love You
11. Younger Than Springtime

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー(Chet Baker 出生名:Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日)はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれの白人トランペット奏者、歌手。
アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1956年7月26日の録音、キャピトル・レコード(Capitol Records)CDP 7 92931 2番、パシフィック・ジャズ(Pacific Jazz)CDP 7 92931 2番、11曲入り。
CDは発売元がキャピトル(Capitol)・パシフィック・ジャズ(Pacific Jazz)、輸入盤、マイケル・カスクーナ(Michael Cuscuna)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、11曲入り。
メンバーはトランペットがチェット・ベイカー、アルトサックスがアート・ペッパー、テナーサックスがリッチー・カミューカ、ピアノがピート・ジョリー、ベースがリロイ・ヴィネガー、ドラムがスタン・レヴィー。
西海岸のリーダー級のミュージシャンが集められている。
チェット・ベイカーとアート・ペッパーの歳の差はアート・ペッパーが4つ上、共演作で有名なアルバム「Chet Baker and Art Pepper / Playboys」が同年10月31日の録音なので前哨戦といったところか。
2人は白人で男前で、かなりモテたという。
(青木高見)





Art Pepper / The Return Of Art Pepper [The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume One] (TOCJ-5351) Art Pepper / The Return Of Art Pepper [The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume One] (TOCJ-5351)

Song number, Recorded :
#01-10 Rec:August 6, 1956
#11-15 Rec:January 3, 1957

Song number, Personnel :
[#01-10]
Art Pepper (as)
Russ Freeman (p)
Jack Sheldon (tp)
Leroy Vinnegar (b)
Shelly Manne (ds)
[#11-15]
Art Pepper (as, ts)
Gerald Wiggins (p)
Red Norvo (vib)
Ben Tucker (b)
Joe Morello (ds)

Song name :
01. Pepper Returns
02. Broadway
03. You Go To My Head
04. Angel Wings
05. Funny Blues
06. Five More
07. Minority
08. Patricia
09. Mambo De La Pinta
10. Walkin' Out Blues
11. Pepper Steak
12. You're Driving Me Crazy
13. Tenor Blooz
14. Yardbird Suite
15. Straight Life

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1956年8月6日と1957年1月3日の録音、ジャズ・ウエスト(Jazz:West)JWLP-10番、10曲入り。
以下、LPの演目。
A1. Pepper Returns
A2. Broadway
A3. You Go To My Head
A4. Angel Wings
A5. Funny Blues
B1. Five More
B2. Minority
B3. Patricia
B4. Mambo De La Pinta
B5. Walkin' Out Blues
CDは発売元が東芝EMI株式会社、ドン・クラーク(Don Clark)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、Pete Welding(Pete Welding)氏によるCD版英語ライナーノーツ、大和明氏による日本語解説、11~15曲目が追加され全15曲入り。
メンバーは。
1956年が、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがラス・フリーマン、トランペットがジャック・シェルドン、ベースがルロイ・ヴィネガー、ドラムがシェリー・マン。
1957年が、アルトサックスとテナーサックスがアート・ペッパー、ピアノがジェラルド・ウィッジンズ、ヴァイブがレッド・ノーボ、ベースがベン・タッカー、ドラムがジョー・モレロ。
アルバムの副題が「The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume One」。
これは収録したジャズ・ウエストとイントロが、アラジンの子会社のためクレジットされている。
また「The Return」はシャバに戻ってきという意味。
かんじんな演奏はフレーズに同じものがなく、よどみなく溢れ出てくるアート・ペッパーのサックス。
何処を切り取っても、眩(まばゆ)いばかりの魅力に満ちている。
世間では出所を境に音が替わったとか替わらないとか、よく話題にのぼるが個人的には、あまり興味がない。
アート・ペッパーなら、どんな音でも構わない。
以下、服役期間を明記した。
1953年6月~1954年6月 テキサス州(フォートワース)刑務所に収監。
1954年12月~1956年6月、2度目の薬物検挙で18ヶ月間服役、ロサンジェルス郡立刑務所に収監。
更にターミナル・アイランドの連邦刑務所で10ヶ月。
1960年代後半、自分から進んで、リハビリテーション施設、シナノン(Synanon)に入所。
(青木高見)





Marty Paich and Art Pepper / Marty Paich Quartet Featuring Art Pepper (V.S.O.P. #10CD) Marty Paich and Art Pepper / Marty Paich Quartet Featuring Art Pepper (V.S.O.P. #10CD)

「ジャズ/マーティ・ペイチ」のリーダーアルバム扱いとしています。  →
「ジャズ/アート・ペッパー」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded :
August 1956
September 1956

Personnel :
Marty Paich (p)
Art Pepper (as)
Buddy Clark (b)
Frank Capp (ds)

Song name :
01. What's Right For You
02. You and the Night and the Misic
03. Sidewinder
04. Abstract Art
05. Over The Rainbow
06. All The Things You Are
07. Pitfall
08. Melancholy Madeline
09. Marty's Blues

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : マーティ・ペイチ(Marty Paich Birth name : Martin Louis Paich 1925年1月23日~1995年8月12日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド生まれのピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー、音楽監督、指揮者。
アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1956年8月・9月の録音、タンパ・レコード(Tampa Records)TP 28番、9曲入り。
CDは発売元がV.S.O.P.レコード、輸入盤、V.S.O.P.レコードとロバート・シャーマン(Robert Scherman)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、9曲入り。
メンバーは、ピアノがマーティ・ペイチ、アルトサックスがアート・ペッパー、ベースがバディ・クラーク、ドラムがフランキー(フランク)・キャップ。
同じ歳でカリフォルニア生まれの2人。
典型的なウエストコースト・ジャズを聴く事ができる。
調べてみると、この年アート・ペッパーは以下のアルバムをリリースしている。
「The Art Pepper Quartet(Tampa/OJC)」
「The Artistry of Pepper(Pacific Jazz)」
「Art Pepper with Warne Marsh(Victor(aka The Way it Was! Contemporary)」
「Chet Baker and Art Pepper "Playboys"」と、たて続けに名盤を残している。
絶好調期のアート・ペッパー、このあとマーティ・ペイチとの共演はアルバム「The Broadway Bit (踊り子)」に繋(つな)がる。
(青木高見)





Chet Baker - Art Pepper / Playboys (CDP 7 94474 2) Chet Baker - Art Pepper / Playboys (CDP 7 94474 2)

「ジャズ/チェット・ベイカー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/アート・ペッパー」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : October 31, 1956

Personnel :
Chet Baker (tp)
Art Pepper (as)
Phil Urso (ts)
Carl Perkins (p)
Curtis Counce (b)
Lawrence Marable (ds)

Song name :
01. For Minors only
02. Minor-Yours
03. Resonant Emotions
04. Tynan Tyme
05. Picture of Heath
06. For Miles and Miles
07. CTA

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー(Chet Baker 出生名:Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日)はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれの白人トランペット奏者、歌手。
アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1956年10月31日の録音、ワールド・パシフィック・レコード(World Pacific Records)PJ-1234番、7曲入り。
CDは発売元がパシフィック・ジャズ(Pacific Jazz)、輸入盤、トッド・セルバート(Todd Selbert)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、7曲入り。
メンバーはトランペットがチェット・ベイカー、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノのカール・パーキンス、テナーサックスがフィル・ウルソ(アーソ)、ベースのカーティス・カウンス、ドラムのローレンス・マラブル。
チェット・ベイカーとアート・ペッパーの歳の差はアート・ペッパーが4つ上、歳も近く、私生活も共通する点が多い。
特に薬で絶頂期の演奏が出来なくなった事、女にモテる容姿、その影に潜む、不良っぽさと危うさ。
話は飛ぶがアルバム・ジャケットのセミヌードのお嬢さん人形で胸を隠している。
雑誌プレイボーイとのタイアップがあったので、こうなったという。
(青木高見)





Art Pepper and Warne Marsh / Art Pepper With Warne Marsh (UCCO-5101) Art Pepper and Warne Marsh / Art Pepper With Warne Marsh (UCCO-5101)

「ジャズ/アート・ペッパー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ウォーン・マーシュ」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : November 26, 1956

Release : 1972

Personnel :
Art Pepper (as)
Warne Marsh (ts)
Ronnie Ball (p)
Ben Tucker (b)
Gary Frommer (ds)

Song name :
01. I Can't Believe That You're in Love With Me [Original Take]
02. I Can't Believe That You're in Love With Me [Alternate Take]
03. All The Things You Are [Original Take]
04. All The Things You Are [Alternate Take]
05. What's New?
06. Avalon
07. Tickle Toe
08. Warnin' [Take 1]
09. Warnin' [Take 2]
10. Stompin' at the Savoy

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
ウォーン・マーシュ(Warne Marsh 出生名:Warne Marion Marsh 1927年10月26日~1987年12月18日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのジャズ・サックス奏者。
CDは1956年11月26日の録音、コンテンポラリー(Contemporary)の音源、リリースは録音から16年後の1972年、制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック株式会社、エド・ミシェル(Ed Michel)氏による英語ライナーノーツ、悠雅彦氏による日本語解説、10曲入り。
メンバーは、アルトサックスがアート・ペッパー、テナーサックスがウォーン・マーシュ、ピアノがピアノがロニー・ボール、ベースがベン・タッカー、ドラムがゲイリー・フローマー。
アート・ペッパーとウォーン・マーシュの歳の差はアート・ペッパーが2才上、互いにカリフォルニア州出身。
ウォーン・マーシュと言うと、すぐレニー・トリスターノ門下生だけが先行して少々損をしている印象がある。
演奏は同じくレニー・トリスターノ門下生のロニー・ボールのコンビに対しアート・ペッパーがどう挑むかが聴きどころ。
ちなみにベースのベン・タッカーはアート・ペッパーとの共演歴が多い。
ドラムのゲイリー・フローマーは、1956年11月23日録音のアルバム「Art Pepper / The Art Pepper Quartet」で、このアルバムの数日前に共演している。
話は変わるが、世間の一般評の「アート・ペッパーの50年・70年の論争」などがあるが自分としては興味がない。
要は、どんな状況であろうが演奏が自分に合えば、それでいいい。
(青木高見)





Art Pepper / The Art Pepper Quartet (TFCL-88903) Art Pepper / The Art Pepper Quartet (TFCL-88903)

Recorded : November 23, 1956

Personnel :
Art Pepper (as)
Russ Freeman (p)
Ben Tucker (b)
Gary Frommer (ds)

Song name :
01. Art's Opus
02. I Surrender, Dear
03. Diane
04. Pepper pot
05. Besame Mucho
06. Blues At Twilight
07. Val's Pal
08. Pepper Pot (Alternate)
09. Blues At Twilight (Alternate)
10. Val's Pal (Take 1)
11. Val's Pal (Take 4)
12. Val's Pal (Take 5)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1956年11月23日の録音、タンパ・レコード(Tampa Records)RS-1001番、7曲入り。
CDは発売元が株式会社トイズファクトリーレコード、ドン・クラーク(Don Clark)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、佐藤秀樹氏による日本語解説、8~12曲目の5曲が追加され全12曲入り。
メンバーは、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがラス・フリーマン、ベースがベン・タッカー、ドラムがゲイリー・フローマー。
演奏は 絶好調のアート・ペッパー、日本では「タンパのアート・ペッパー」で通っている。
ライナーノートが正しければ、当アルバムの録音日は 「1956年11月23日、ハリウッドのラジオレコーダーズ・スタジオ」。
アルバム「Art Pepper With Warne Marsh」が「同年11月26日、ロスのコンテンポラリー・スタジオ」。
この時は、ベースがベン・タッカー、ドラムのゲイリー・フロマーも同じく参加し、過密スケジュールをこなした事になる。
過密スケジュールにもかかわらず緊張感を損なうことなくハイレベルな演奏。
このことからも、この時期のアート・ペッパーがいかに絶好調だったかわかる。
(青木高見)





Art Pepper / Modern Art [The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two] (CDP 7 46848 2) Art Pepper / Modern Art [The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two] (CDP 7 46848 2)

Recorded :
December 28, 1956
January 14, 1957

Personnel :
Art Pepper (as)
Russ Freeman (p) #01-10
Carl Perkins (p) #11-13
Ben Tucker (b)
Chuck Flores (ds)

Song name :
01. Blues In
02. Bewitched, Bothered And Bewildered
03. Stompin' At The Savoy
04. What Is This Thing Called Love?
05. Blues Out
06. When You're Smiling (The Whole World Smiles With You)
07. Cool Bunny
08. Diane's Dilemma
09. Diane's Dilemma (Alternate Take)
10. Summertime
11. Fascinatin' Rhythm (Alternate Take)
12. Begin The Beguine (Alternate Take)
13. Webb City (Alternate Take)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1956年12月28日と1957年1月14日、イントロ・レコード(Intro Records)ILP 606番、8曲入り。
以下、LPの演目。
A1. Blues In
A2. Bewitched, Bothered And Bewildered
A3. When You're Smiling
A4. Cool Bunny
B1. Diannes' Dilemma
B2. Stompin' At The Savoy
B3. What Is This Thing Called Love
B4. Blues Out
CDは発売元がブルーノート(Bluenote)、輸入盤、ピート・ウェルディング(Pete Welding)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、9~13曲目の5曲が追加され全13曲入り。
メンバーは。
1~10曲目、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがラス・フリーマン、ベースがベン・タッカー、ドラムがチャック・フローレス。
11~13曲目、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがカール・パーキンス、ベースがベン・タッカー、ドラムがチャック・フローレス。
アルバム副題「The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two」は当セッションを収録したのがジャズ・ウエストとイントロでアラジンの子会社のためにクレジットされた。
演奏は一言でいうと「アート・ペッパーの冴え」。
同じフレーズがない、メロディの中に時たま出てくる明暗はアート・ペッパーが到達した孤高の境地が、そのまま音になっている。
(青木高見)





Art Pepper / Art Pepper Meets The Rhythm Section (OJCCD-338-2) Art Pepper / Art Pepper Meets The Rhythm Section (OJCCD-338-2)

Recorded : January 19, 1957

Personnel :
Art Pepper (as)
Red Garland (p)
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
01. You'd Be So Nice To Come Home To
02. Red Pepper Blues
03. Imagination
04. Waltz Me Blues
05. Straight Life
06. Jazz Me Blues
07. Tin Tin Deo
08. Star Eyes
09. Birks Works

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1957年1月19日の録音、コンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)C 3532番、9曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、レスター・ケーニッヒ(Lester Koenig)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、9曲入り。
メンバーは、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがレッド・ガーランド、ベースがポール・チェンバース、ドラムがフィーリー・ジョー・ジョーンズ。
アルバム・タイトルが「Art Pepper Meets The Rhythm Section」は、このリズム隊の事を言っている。
泣く子も黙る天下のマイルス・デイヴィスのリズム隊との共演。
録音日は、アルバム「Art Pepper / Modern Art」の僅か5日後。
どうだろう、この張りのある歌心あふれんばかりのアルト・サックスは。
個人的に、これを聴く時はプレーヤーのランダム機能を使って、そのたび聴く順番を変えて聴く。
ジャズを好きになった頃の新鮮な感動が蘇(よみがえ)る。
(青木高見)





Art Pepper + Eleven / Modern Classics (OJCCD-341-2) Art Pepper + Eleven / Modern Classics (OJCCD-341-2)

Recorded : 12 March, 1959
24 March, 1959
12 May, 1959

Personnel :
Art Pepper (as, ts, cl)
Marty Paich (arr, cond)
Russ Freeman (p)
Pete Candoli (tp)
Al Porcino (tp)
Jack Sheldon (tp)
Dick Nash (tb)
Bob Enevoldsen (valve-tb, ts)
Vince De Rosa (frh)
Herb Geller (as)
Bud Shank (as)
Charlie Kennedy (as)
Bill Perkins (ts)
Richie Kamuca (ts)
Med Flory (bs)
Joe Mondragon (b)
Mel Lewis (ds)

Song name :
01. Move
02. Groovin' High
03. Opus de Funk
04. Round About Midnight ('Round Midnight)
05. Four Brothers
06. Shaw Nuff
07. Bernie's Tune
08. Walkin' Shoes
09. Anthropology
10. Airegin
11. Walkin' [Original Take]
12. Walkin' [Alternate Take]*
13. Walkin' [Alternate Take]*
14. Donna Lee [Original Take]
15. Donna Lee [Alternate Take]*
* Additional tracks not on original LP.

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1959年3月・5月の録音、コンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)M 3568番、12曲入り。
CDは発売元がOJC、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、12、13、15曲目の3曲が追加され全15曲入り。
メンバーは、アレンジと指揮がマーティ・ペイチ、ピアノがラス・フリーマン、トランペットがピート・キャンドリ、アル・ポルシーノ、バルブトロンボーンがボブ・エネヴォルセン、アルトサックスがアート・ペッパー、ハーブ・ゲラー、バド・シャンク、テナーサックスがビル・パーキンズ、リッチー・カミューカ、ベースがジョー・モンドラゴン、ドラムがメル・ルイスほか。
おそらくアート・ペッパーが絶頂期に、アート・ペッパー名義のビックバンド盤をリリース出来た事は素晴らしい事だと思う。
メンバーは、マーティ・ペイチのアルバム「お風呂」「踊り子」の主要メンバーで構成され、一糸乱れぬアンサンブル。
また、アート・ペッパー名義のため「お風呂」「踊り子」より多くアート・ペッパーが吹いているのもいい。
ワンホーンもいいが、ビックバンドでの細部まで気の利いたこのアルバムは何とも圧巻。
(青木高見)





Art Pepper / The Art Of Pepper (TOCJ-6234) Art Pepper / The Art Of Pepper (TOCJ-6234)

Recorded : April 1, 1957

Personnel :
Art Pepper (as)
Carl Perkins (p) #11-#13
Ben Tucker (b)
Chuck Flores (ds)

Song name :
01. Holiday Flight
02. Too Close For Comfort
03. Long Ago And Far Away
04. Begin The Beguine
05. I Can't Believe That Your In Love With Me
06. Webb City
07. Summertime
08. Fascinating Rhythm
09. Body And Soul
10. Without A Song
11. The Breeze And I
12. Surf Ride

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1957年4月1日の録音、V.S.O.P.レコード(V.S.O.P. Records)V.S.O.P. 30番、6曲入り。
以下、LPの演目。
A1. Holiday Flight
A2. Too Close For Comfort
A3. Webb City
B1. Begin The Beguine
B2. Surf Ride
B3. Body And Soul
CDは発売元が東芝EMI株式会社、ピート・ウェルディング(Pete Welding)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、大和明氏による日本語解説、12曲入り。
メンバーは、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがカール・パーキンス、ベースがベン・タッカー、ドラムがチャック・フローレス。
大和氏のライナーによると最初、オメガ社からテープ2巻でリリースされ貴重だったという。
その後ドイツのバッカロラ(Baccarola)社が1巻目を初LP化、更に追加曲が収録され何回もリリースされて現在に至っている。
今はCDが当たり前のように流通したが、レコードの人気も再燃している。
ハード面は、これからも大きく変化していくだろうがアート・ペッパーの演奏は永遠に不滅。
後世、若い人たちにアート・ペッパー・ブームが来るかもしれない。
(青木高見)





Art Pepper / Show Time (MTCJ-1056) Art Pepper / Show Time (MTCJ-1056)

Song number, Recorded :
#01-03 Rec:January 18, 1957 from [Stars of Jazz Show]
#04 Rec:March 31, 1957 from [Stars of Jazz Show]
#05-07 Rec:January 18, 1957 from [The Steve Allen Show]

Release : 1957

Song number, Personnel :
[#01-03]
Art Pepper (as)
Larry Bunker (p)
Don Payne (b)
Chuck Flores (ds)
[#04]
Art Pepper (as)
Pam Russell (vo)
Victor Feldman (p)
Don Payne (b)
Chuck Flores (ds)
[#05-07]
Art Pepper (as)
Carl Perkins (p)
Ben Tucker (b)
Chuck Flores (ds)

Song name :
01. All The Things You Are
02. Everything Happens To Me
03. St. Louis Blues
04. Stormy Weather
05. Cherokee
06. Over The Rainbow
07. What Is This Thing Called Love?

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
CDは1957年1月・3月とロサンゼルスのテレビ番組 「Stars of Jazz Show」「The Steve Allen Show」 に出演した時のジャズバンク・レーベルの音源、発売元がジャズバンク・ジャパン、柳沢てつや氏による日本語解説、7曲入り。
メンバーは。
1~3曲目、1957年3月31日放送の「Stars of Jazz Show」、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがラリー・バンカー、ヴォーカルが、ベースがドン・ペイン、ドラムがチャック・フローレス。
4曲目、1957年3月31日放送の「Stars of Jazz Show」、アルトサックスがアート・ペッパー、ヴォーカルがパム・ラッセル、ピアノがヴィクター・フェルドマン、ベースがドン・ペイン、ドラムがチャック・フローレス。
5~7曲目、1957年1月18日放送の「The Steve Allen Show」、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがカール・パーキンス、ベースがベン・タッカー、ドラムがチャック・フローレス。
演奏はスタンダード中心にテレビ番組のため尺が3分と制限され、しかもモノラル。
過去に海賊盤が出たが今回のCD化で正式に商品化された。
(青木高見)





Art Pepper / Gettin' Together! (OJCCD-169-2) Art Pepper / Gettin' Together! (OJCCD-169-2)

Recorded : February 29, 1960

Personnel :
Art Pepper (as, ts)
Wynton Kelly (p)
Conte Candoli (tp)
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb (ds)

Song name :
01. Whims of Chambers
02. Bijou the Poodle
03. Why Are We Afraid
04. Softly As In Morning Sunrise
05. Rhythm-a-Ning
06. Diane
07. Gettin' Together
08. Gettin' Together [Bonus Tracks]
09. Way You Look Tonight (The) [Bonus Tracks]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1960年2月29日の録音、コンテポラリー・レーベル(Contemporary Records)S7573番、7曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、マーティン・ウィリアムズ(Martin Williams)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8、9曲目の2曲が追加され全9曲入り。
メンバーは、アルトサックス、テナーサックスがアート・ペッパー、ピアノがウィントン・ケリー、トランペットがコンテ・キャンドリ(カンドリ)、ベースがポール・チェンバース、ドラムがジミー・コブ。
60年代幕開けのジャズ界最高のリズム陣を従えたアート・ペッパー。
これを軽く聴き流すのが最高に贅沢というもの。
(青木高見)





Art Pepper / Smack Up (OJCCD-176-2) Art Pepper / Smack Up (OJCCD-176-2)

Recorded : October 24-25, 1960

Personnel :
Art Pepper (as)
Pete Jolly (p)
Jack Sheldon (tp)
Jimmy Bond (b)
Frank Butler (ds)

Song name :
01. Smack Up
02. Las Cuevas De Mario
03. A Bit of Basie
04. How Can You Lose
05. Maybe Next Year
06. Tears Inside
07. Solid Citizens
08. Solid Citizens [alternate take]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1960年10月24日・25日の録音、コンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)M3602番、6曲入り。
CDはOJCからのリリース、輸入盤、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、7、8曲目の2曲が追加され全8曲入り。
メンバーは、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがピート・ジョリー、トランペットがジャック・シエルドン、ベースがジミー・ボンド、ドラムがフランク・バトラー。
演奏は安定したアート・ペッパーにトランペットのジャック・シェルドン、ピアノのピート・ジョリーの輪郭の明確な西海岸ジャズ。
演目はアート・ペッパーが好きなサックスの名手の曲を持ってきた。
01. Smack Up(ハロルド・ランド Harold Land)
02. Las Cuevas De Mario(アート・ペッパー Art Pepper)
03. A Bit of Basie(バディ・コレット Buddy Collette)
04. How Can You Lose(ベニー・カーター Benny Carter)
05. Maybe Next Year(デュエイン・タトロ Duane Tatro)
06. Tears Inside (オーネット・コールマン Ornette Coleman)
07. Solid Citizens(ジャック・モントローズ Jack Montrose)
08. Solid Citizens [alternate take](ジャック・モントローズ Jack Montrose)
意外なのが6曲目の「Tears Inside」のオーネット・コールマンを扱った事。
ある記事にオーネット・コールマンを尊敬していた話がある。
偏見にとらわれず良いものはどんどん吸収しようとしていた、ひたむきなアート・ペッパーを知る事ができる。
ディスコグラフィーでは、当アルバムの1ヶ月後にアルバム「Intensity」をリリースしたが、着後に長期療養に入る。
(青木高身)





Art Pepper / Intensity (VDJ-1581) Art Pepper / Intensity (VDJ-1581)

Recorded :
November 23, 1960
November 25, 1960

Personnel :
Art Pepper (as)
Dolo Coker (p)
Jimmy Bond (b)
Frank Butler (ds)

Song name :
01. I Can't Believe That You're In Love With Me
02. I Love You
03. Come Rain Or Come Shine
04. Long Ago (And Far Away)
05. Gone With The Wind
06. I Wish On The Moon
07. Too Close For Comfort
08. Autumn Leaves
09. Five Points

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1960年11月23日・25日の録音、コンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)S7607番、7曲入り。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、エド・ミシェル(Ed Michel)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、坂口紀三和しのよるライナーノーツ和訳、佐藤秀樹氏による日本語解説、8、9曲目の2曲が追加され全9曲入り。
メンバーは、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがドロ・コッカー、ベースがジミー・ボンド、ドラムがフランク・バトラー。
ピアノのドロ・コーカーの作品は少なく誇張しないピアノが特徴、どういう経緯で本作に参加したか知りたい。
アート・ペッパー、天才演奏の影に潜む薬物依存のため重要な時期を刑務所で過ごす事になる。
服役期間は。
1953年6月~1954年6月 テキサス州 (フォートワース) 刑務所に収監。
1954年12月~1956年6月、2度目の薬物検挙で18ヶ月間服役、ロサンジェルス郡立刑務所に収監。
さらにターミナル・アイランドの連邦刑務所で10ヶ月。
1960年代後半、自分から進んで、リハビリテーション施設、シナノン (Synanon) に入所。
ライナーノーツには 「刑務所にいたアート・ペッパーを友人の女性が頭金、残りをコンテンポラリー社長のレス・ケーニッヒが保証人として払い込んでの収録した」 とある。
アート・ペッパーが救急車で病院に運ばれた時「コンテンポラリー・レコードのレス・ケーニッヒを呼んでくれ!」と医師に伝えた。
演奏は、裏を知らなければ完璧なアート・ペッパーの名演で終わる。
裏を知れば魑魅魍魎(ちみもうりょう)の異常な世界の演奏に変化する。
よくぞ命名したアルバム・タイトル「Intensity」意味は「強度、迫力、熱気、温もり、温み、緊迫」。
考えようによっては薬物に全て当てはまる。
自分を更なる高みに昇天させる為、薬物の力を借りたチャーリー・バーカーをはじめ多くの先達。
天才だけにしか、わからない天国と地獄の狂気の世界。
悲しくて寂(さび)しい硬質なアルトが泣き叫ぶ。
この「Intensity」を最後に長期療養に入いる。
(青木高見)





Art Pepper / The Trip (OJCCD-410-2) Art Pepper / The Trip (OJCCD-410-2)

Recorded : September 15-16, 1976

Personnel :
Art Pepper (as)
George Cables (p)
David Williams (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. The Trip (Original Take)
02. The Trip (Alternate Take)
03. A Song For Richard
04. Sweet Love Of Mine
05. Junior Cat
06. The Summer Knows
07. Red Car

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1976年9月15日・16日の録音、コンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)S7638番、6曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、コンテンポラリー・レコードによるアート・ペッパー(Art Pepper)へのインタビュー英文、2曲目が追加され7曲入り。
メンバーは、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがジョージ・ケイブルス、ベースがデヴィット・ウィリアムス、ドラムがエルビン・ジョーンズ。
犯人写真の様なアルバム・ジャケット、けっこう無残な姿を記念碑的にした本人。
このアルバムをどう聴くか、このアルバムを聴くため、その前までの一連のアルバムがあると思って聴く。
(青木高見)





Art Pepper / More For Les at The Village Vanguard vol.4 (OJCCD-697-2) Art Pepper / More For Les at The Village Vanguard vol.4 (OJCCD-697-2)

Recorded : July 28-30, 1977

Personnel :
Art Pepper (as, ts, cl)
George Cables (p)
George Mraz (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. Introduction
02. No Limit
03. These Foolish Things
04. Introduction
05. More for Les
06. Over The Rainbow
07. Scrapple from the Apple

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1977年7月28日から30日の録音、ヴィレッジ・ヴァンガードでライブ、コンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)C-7650番、6曲入り。
CDはOJCレーベルからのリリース、輸入盤、ピーター・キープニュース(Peter Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、7曲目 の1曲が追加され全7曲入り。
メンバーは、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがジョージ・ケイブルス、ベースがジョージ・ムラーツ、ドラムスがエルヴィン・ジョーンズ。
演奏は、絶好調のアート・ペッパーに共演者の絶妙なバッキングが何ともいい。
薬物依存で投獄され重要な時を失ってしまった事が、いい音を出す糧になるとは。
哀愁漂うアート・ペッパーが帰ってきた。
(青木高見)





Art Pepper / Today (VICJ-41856) Art Pepper / Today (VICJ-41856)

Recorded : December 1-2, 1978

Personnel :
Art Pepper (as)
Stanley Cowell (p)
Cecil McBee (b)
Roy Haynes (ds)
Kenneth Nash (congas, per) per #02only

Song name :
01. Miss Who
02. Mambo Koyama
03. Lover Come Back To Me
04. Patricia
05. These Foolish Things (Remind Me Of You)
06. Chris's Blues
07. I Love You [CD Bonus Truck]
08. Pepper Pot [CD Bonus Truck]
09. These Foolish Things (Remind Me Of You) / alternate take [CD Bonus Truck]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント :  アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1978年12月1日・2日の録音、ギャラクシー(Galaxy)GXY-5119番、6曲入り。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、販売元が、輸入盤、英語ライナーノーツなし、佐藤秀樹氏による日本語解説、7~9曲目の3曲が追加され全9曲入り。
メンバーは、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがスタンリー・カウエル、ベースがセシル・マグビー、ドラムがロイ・へインズ、パーカッションがケネス・ナッシュ。
薬物中毒で投獄され、やがてシャバに出てきたからといって天才ミュージシャンである事は変りない。
演奏は少しずつ感覚を取り戻し、投獄される前にはなかった新境地のアート・ペッパーを感じたい。
良い悪いではない、これこそが後期アート・ペッパーの最大の魅力。
個人的に嬉しいのは、復帰したアート・ペッパーを当時の日本のジャズファンが温かく迎えた事。
当時の日本のジャズファンは貧しかったが、本物の耳を持っていた。
今は?。
(青木高見)





Sonny Stitt and Art Pepper / Sonny Stitt Atlas Blues Blow And Ballade (CP32-5428) Sonny Stitt and Art Pepper / Sonny Stitt Atlas Blues Blow And Ballade (CP32-5428)

「ジャズ/ソニー・スティット」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/アート・ペッパー」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : July 30-31, 1980

Personnel :
Sonny Stitt (as, ts)
Art Pepper (as, ts)
Russ Freeman (p)
John Heard (b)
Carl Burnett (ds)

Song name :
01. Atlas Blues
02. Lester leaps In
03. Autumn In New York
04. My Funny Valentine
05. Lover Man
06. Imagination

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・スティット (Sonny Stitt 出生名:Edward Boatner, Jr. 1924年2月2日~1982年7月22日) はアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン生まれのジャズ・アルト、テナーサックス奏者。
アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
CDは1980年7月30日・31日の録音、イースト・ワールド(Eastworld)・アトラス・レコード(Atlas Record)の音源、発売元が東芝EMI株式会社、大和明氏による日本語解説、6曲入り、アトラス・レーベルのディレクターから依頼を受けた石原康行氏により商品化された。
メンバーは、アルトサックスとテナーサックスがソニー・スティットとアート・ペッパー、ピアノがラス・フリーマン、ベースがジョン・ハード、ドラムがカール・バーネット。
「Atlas Blues」「Lester leaps In」が2人の共演。
「Autumn in New York」「Lover Man」がソニー・スティット。
「My Funny Valentine」「Imagination」がアート・ペッパー。
2人がチャーリー・パーカーを信奉し、アメリカ大陸の東と西で、それぞれスターの座についた。
ジャズを謳歌(おうか)してきた大御所2人がリラックスして共演を楽しんでいる。
ちなみに2人が1982年6月と7月に同時に他界してしまったのは不思議な縁(えにし)といえる。
(青木高見)





Art Pepper / Winter Moon (VICJ-23126) Art Pepper / Winter Moon (VICJ-23126)

Recorded : September 3-4, 1980

Personnel :
Art Pepper (as, cl-#6)
Bill Holman (arr, cond)
Jimmy Bond (arr, cond)
Howard Roberts (g)
Stanley Cowell (p)
Cecil McBee (b)
Carl Burnett (ds)
Nate Rubin (concertmaster)
John Tenney (vln)
Greg Mazmanian (vln)
Patrice anderson (vln)
Clifton Foster (vln)
Dan Smiley (vln)
Audrey Desilva (vln)
Elizabeth Gibson ? (vln)
Stephen Gehl ? (vln)
Emily Van Adams ? (vln)
Sharon O'Connor (cellos)
Mary Ann Meredith (cellos)
Terry Adams (cellos)

Song name :
01. Our Song
02. Here's That Rainy Day
03. That's Love
04. Winter Moon
05. When The Sun Comes Out
06. Blues In The Night
07. The Prisoner (Love Theme From "The Eyes Of Laura Mars")
08. Ol' Man River
09. Here's That Rainy Day [Alternate Take]
10. Winter Moon [Alternate Take]
11. When The Sun Comes Out [Alternate Take]
12. Our Song [Alternate Take]
13. The Prisoner (Love Theme From "The Eyes Of Laura Mars") [Alternate Take]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
LPは1980年9月3日・4日の録音、ギャラクシー(Galaxy)GXY-5140番、7曲入り。
以下、LPの演目。
A1. Our Song
A2. Here's That Rainy Day
A3. That's Love
A4. Winter Moon
B1. When The Sun Comes Out
B2. Blues In The Night
B3. The Prisoner (Love Theme From "The Eyes Of Laura Mars")
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、岩浪洋三氏による日本語解説、8~13曲目の6曲が追加され13曲入り。
メンバーは、アルトサックスとクラリネットがアート・ペッパー、編曲と指揮がビル・ホルマンとジミー・ボンド、ギターがハワード・ロバーツ、ピアノがスタンリー・カウエル、ベースがセシル・マクビー、ドラムがカール・バーネット、ストリングス。
貴重なのは未発表の別テイク6曲。
演奏は今まであったようでなかったアート・ペッパーのストリングス盤。
活動時期からは1982年に他界してしまうので80年代のアート・ペッパーが貴重。
波乱な人生を歩んできた安堵の気持ちと、まだやり足りない気持ちが交錯する。
また自分の人生がそれほど長くない事も知っている。
それだけに残された人生、自分のやりたり事を恥じらいなく何でも挑戦した姿は胸が熱くなる。
(青木高見)





Art Pepper / Laurie's Choice (FSR-CD 192) Art Pepper / Laurie's Choice (FSR-CD 192)

Recorded :
01. Allen's Alley (Wee) / Tokyo, Japan November 24, 1981
02. Patricia / Atlanta, Georgia, May 1980
03. Straight Life / Tokyo, Japan November 24, 1981
04. Kobe Blues / Kobe, Japan 1978
05. A Song For Richard / June 27, of unknow year and location

Personnel :
Art Pepper (as) #01-05
George Cables (p) #01, #03
Milcho Leviev (p) #02, #04-05
David Williams (b) #01, #03
Bob magnusson (b) #02, #04
Tony Dumas (b) #05
Carl Burnett (ds) #01-05

Song name :
01. Allen's Alley (Wee)
02. Patricia
03. Straight Life
04. Kobe Blues
05. A Song For Richard

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
CDは1980年・1981年の録音 フレッシュ・サウンド・レコード(Fresh Sound Records)からのリリース、輸入盤、ローリー・ペッパー(Laurie Pepper)さんによる英語オリジナル・ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーはアルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがジョージ・ケーブルズ、ベースがデビッド・ウィリアムス、トニー・デュマス、ドラムがカール・バーネットほか。
演奏は日本公演と他界する直前の演奏。
1曲目「Allen's Alley (Wee)」 と3曲目「Straight Life」1981年11月24日、日本公演。
2曲目「Patricia」1980年5月 ジョージア州アトランタでの公演。
4曲目「Kobe Blues」1978年、日本の神戸公演。
5曲目「A Song For Richard」6月27日だけわかっているが録音年月日、場所が不明。
切貼りのアルバムだが偉大なアート・ペッパーの音源という事だけで満足できる。
(青木高見)





Art Pepper - George Cables / Tete A Tete (OJCCD 843-2) Art Pepper - George Cables / Tete A Tete (OJCCD 843-2)

「ジャズ/アート・ペッパー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ジョージ・ケイブルス」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : April 13-14, 1982

Personnel :
Art Pepper (as)
George Cables (p)

Song name :
01. Over The Rainbow
02. Tete-A-Tete
03. Darn That Dream
04. Body And Soul
05. Way You Look Tonight (The)
06. Round About Midnight ('Round Midnight)
07. You Go To My Head

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
ジョージ・ケイブルス(George Cables 出生名:George Andrew Cables 1944年11月14日~)はアメリカ合衆国ニューヨーク市生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
LPは1982年4月13日・14日の録音、ギャラクシー(Galaxy)GXY 5147番、7曲入り、二人のデュオ。
CDは発売元がOJC、輸入盤、詳しい英語ライナーノーツなし、ギャラクシー(Galaxy)による銘々のポートレイト、7曲入り。
メンバーはアルトサックスがアート・ペッパー、ピアノのジョージ・ケイブルス。
アート・ペッパーが亡くなるのが1982年6月15日なので僅か2ヶ月前の録音という事で聴くたびに溜め息が出る。
アート・ペッパーは全てを、やりつくしたような枯淡の音色。
この企画に答えたジョージ・ケイブルスのピアノも素晴らしい。
(青木高見)





Art Pepper / Goin' Home (OJCCD-679-2) Art Pepper / Goin' Home (OJCCD-679-2)

「ジャズ/アート・ペッパー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ジョージ・ケイブルス」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : May 11-12, 1982

Personnel :
Art Pepper (as, cl = #01, #03, #07, as_cl = #05)
George Cables (p)

Song name :
01. Goin' Home
02. Samba Mom Mom
03. In A Mellotone
04. Don't Let The Sun Catch You Cryin'
05. Isn't She Lovely
06. Billie's Bounce
07. Lover Man (Oh Where Can You Be?)
08. The Sweetest Sounds
09. Don't Let The Sun Catch You Cryin' (Alternate A)
10. You Go To My Head (Alternate)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
ジョージ・ケイブルス(George Cables 出生名:George Andrew Cables 1944年11月14日~)はアメリカ合衆国ニューヨーク市生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
LPは1982年5月11日・12日の録音、ギャラクシー(Galaxy)GXY-5143番、8曲入り、二人のデュオ。
CDは発売元がOJC、輸入盤、ローリー・ペッパー(Laurie Pepper)さんによる英語オリジナル・ライナーノーツ、9~10曲目の2曲が追加され全10曲入り。
メンバーはアルトサックスとクラリネットがアート・ペッパー、ピアノがジョージ・ケイブルス。
アルバム・タイトルの「Goin' Home」はドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」第2楽章「家路」。
アート・ペッパーにとって「Home」とは妻ローリーの事なのか、自分の事なのか、あの世の事なのか。
その他の演目はエリントン、パーカー、スティーヴィー・ワンダーとバラエティ。
アート・ペッパーが亡くなるのが1982年6月15日なので僅か1ヶ月前の録音となる。
「最後のお別れに、みんなありがとう」と言っている様に聴こえる。
レイ・チャールズで有名な 「Don't Let The Sun Catch You Cryin 邦題:太陽は涙が嫌い」 。
アート・ペッパーは本来、明るい男だったのかもしれない。
この企画に答えたジョージ・ケイブルスのピアノも素晴らしい。
(青木高見)



【【共同名義/Ballads by Four】



Ballads by Four [Stanley Cowell, Art Pepper, John Klemmer, Johnny Griffin, Joe Henderson] (VICJ-60133) Ballads by Four / Stanley Cowell, Art Pepper, John Klemmer, Johnny Griffin, Joe Henderson (VICJ-60133)

「ジャズ/スタンリー・カウエル」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/アート・ペッパー」でも同じ内容を掲載していす。  →
「ジャズ/ジョン・クレマー」でも同じ内容を掲載していす。  →
「ジャズ/ジョニー・グリフィン」でも同じ内容を掲載していす。  →
「ジャズ/ジョー・ヘンダーソン」でも同じ内容を掲載していす。  →

Recorded :
January 1-2, 1978
January 5, 1978

Song name : Over The Rainbow
Personnel :
Art Pepper (as)
Stanley Cowell (p)
Cecil Mcbee (b)
Roy Haynes (ds)

Song name : God Bless The Child
Personnel :
John Klemmer (ts)
Stanley Cowell (p)
John Heard (b)
Roy Haynes (ds)

Song name : Smoke Gets In Your Eyes
Personnel :
Stanley Cowell (p)
Johnny Griffin (ts)
Cecil Mcbee (b)
Roy Haynes (ds)

Song name : Good Morning, Heartache
Personnel :
Joe Henderson (ts)
Stanley Cowell (p)
John Heard (b)
Roy Haynes (ds)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : スタンリー・カウエル(Stanley Cowell 1941年5月5日~)はアメリカ合衆国オハイオ州トレド生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アート・ペッパー(Art Pepper 出生名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
ジョン・クレマー(John Klemmer)はジャズ・テナーサックス奏者。
ジョニー・グリフィン(Johnny Griffin 1928年4月24日~2008年7月25日)はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれのジャス・サックス奏者。
ジョー・ヘンダーソン(Joe Henderson 1937年4月24日~2001年6月30日)はアメリカ合衆国オハイオ州ライマ生まれのジャズ・テナーッサクス奏者。
CDは1978年1月1日、2日、5日の録音、ギャラクシー・レーベルの音源、発売元ビクター・エンターテインメント株式会社、エド・ミシェル(Ed Michel)氏による英語ライナーノーツ、岡崎正道氏による日本語解説、4曲入り。
メンバーは。
1曲目、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがスタンリー・カウエル、ベースがセシル・マクビー、ドラムがロイ・ヘインズ。
2曲目、テナーサックスがジョン・クレマーピアノがスタンリー・カウエル、ベースがジョン・ハード、ドラムがロイ・ヘインズ。
3曲目、テナーサックスがジョニー・グリフィン、ピアノがスタンリー・カウエル、ベースがセシル・マクビー、ドラムがロイ・ヘインズ。
4曲目、テナーサックスがジョー・ヘンダーソン、ピアノがスタンリー・カウエル、ベースがジョン・ハード、ドラムがロイ・ヘインズ。
4人のサックスマンが渾身のバラードを吹く。
1曲1曲の尺が9分近くあり、演目は4曲だが満足できる。
スイングジャーナル誌選定ゴールドディスク受賞作品。
(青木高見)




▲ページの上に戻る▲