青木高見のジャズコレクション Art Pepper (as, comp) アート・ペッパー


寸評
アート・ペッパー (Art Pepper 本名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
この楽器の天才、それとは裏腹にヤク中。
参考のため、服役期間を明記する。
1953年6月~1954年6月、テキサス州 (フォートワース) 刑務所に収監。
1954年12月~1956年6月、二度目の薬物検挙で18ヶ月間服役、ロサンジェルス郡立刑務所に収監。
さらにターミナル・アイランドの連邦刑務所で10ヶ月。
1960年代後半をリハビリテーション施設シナノン (Synanon) に自分で入所した。
リスナーとしては、賛否は後にして演奏時期が、どこに位置するか調べて聴くと、いっそう深みが増す。
〈青木高見)


【INDEX (リーダーアルバム)】


【INDEX (コ・リーダーアルバム)】


【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Art Pepper / Surf Ride Art Pepper / Surf Ride

Recorded :
February 7, 1952
March 29, 1953
December 24-25, 1953

Personnel :
#01-#03
March 29, 1953
Art Pepper (as)
Russ Freeman (p)
Bob Whitlock (b)
Bobby White (ds)

#04-#06
February 7, 1952
Art Pepper (as)
Hampton Hawes (p)
Joe Mondragon (b)
Larry Bunker (ds)
  
#07-#12
December 24-25, 1953
Art Pepper (as)
Jack Montrose (ts)
Claude Williamson (p)
Monty Budwig (b)
Paul Ballerina (ds)

Song name :
01. Tickle Toe
02. Chili Pepper
03. Susie The Poodle
04. Brown Gold
05. Holiday Flight
06. Surf Ride
07. Straight Life
08. Cinnamon
09. Thyme Time
10. The Way You Look Tonight
11. Nutmeg
12. Art's Oregano

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1952年と53年の録音、サヴォイ・レーベルの音源。
詳細な録音日と共演者は以下の通り。
1曲目から3曲目が、1953年3月29日の録音、共演者はピアノがラス・フリーマン、ベースがボブ・ホイットロック、ドラムがボビー・ホワイト。
4曲目から6曲目が、1952年2月7日の録音、共演者はピアノがハンプトン・ホーズ、ベースがジョー・モンドラゴン、ドラムがラリー・バンカー。
7曲目から12曲目が、1953年12月24日と25日の録音、テナーサックスがジャック・モントローズ、ピアノがクロード・ウィリアムソン、ベースがモンティ・パドウィグ、ドラムがポール・バレリーナ。
以下、思うところを箇条書きにしてみた。
・何と素晴らしい心強いメンバーだろう、50年初頭の西海岸ジャズの香りに満ちている。
・ジャズに似つかわしくない波乗りのジャケットは、演目にあるアート・ペッパー作曲の 「Surf Ride」 にちなんだものか。
 はたまた、ハリウッドのクラブ 「サーフ・クラブ」 のイメージから取ってきたものなのかもしれない。
 サーフィンの意味に、波から波に次々と乗り換えて楽しむ趣向が、三ッのユニットで次々楽しめる事を暗示しているのではは、少々考え過ぎかな。
・アルバム一枚の中に、アート・ペッパーが三つのユニットと演奏しているが、4曲目から6曲目、1952年2月7日の演奏に今一つ張りない、かと言って決して駄作ではない。
 「腐っても鯛」 あくまでアート・ペッパーの数ある演奏の中での話しで、どれをとっても80点以上だと思う。
・演目のタイトルがペッパー 「胡椒」 に関係している。
 香辛料の 「チリ・ペッパー」 「シナモン」 「タイム」 「ナツメグ」 「オレガノ」 とダシャレていて面白い。
・7曲目から12曲目の、1953年12月24日と25日録音で、ドラムのポール・バレリーナだけがライナーに明記されていないが、その理由を知りたい。
・サヴォイのアート・ペッパーの録音が聴けることが貴重で、単純に嬉しい。
・1940年代よりスタン・ケントン楽団やベニー・カーター楽団で活動を開始した経歴が小規模のユニットに活かされているのは当然として。
 当アルバムには、アート・ペッパーがスモール・ユニットに於いて、50年代初頭に完成されたジャズを演奏していた事に驚きを感じる。
・内外を問わずアート・ペッパー作品の中で、このアルバムは話題が多いため、聴いた後で色々な評を読む楽しみがある。
(青木高見)





Art Pepper / The Return Of Art Pepper (The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume One) Art Pepper / The Return Of Art Pepper (The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume One)

Recorded :
August 6, 1956 #01-#10
January 3, 1957 #11-#15

Personnel :
#01-#10
August 6, 1956
Art Pepper (as, comp)
Russ Freeman (p)
Jack Sheldon (tp)
Leroy Vinnegar (b)
Shelly Manne (ds)

#11-#15
January 3, 1957
Art Pepper (as, comp)
Gerald Wiggins (p)
Red Norvo (vib)
Ben Tucker (b)
Joe Morello (ds)

Song name :
01. Pepper Returns
02. Broadway
03. You Go To My Head
04. Angel Wings
05. Funny Blues
06. Five More
07. Minority
08. Patricia
09. Mambo De La Pinta
10. Walkin' Out Blues
11. Pepper Steak
12. You're Driving Me Crazy
13. Tenor Blooz
14. Yardbird Suite
15. Straight Life

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1956年8月6日と1957年月3日の録音。
共演者は。
1956年が、ピアノがラス・フリーマン、トランペットがジャック・シェルドン、ベースがルロイ・ヴィネガー、ドラムがシェリー・マン。
1957年が、ピアノがジェラルド・ウィッジンズ、ヴァイブがレッド・ノーボ、ベースがベン・タッカー、ドラムがジョー・モレロ。
アルバムの副題が 「The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume One」。
これは、収録したジャズ・ウエストとイントロが、アラジンの子会社のためである。
「The Return」 とはシャバに戻ってきましたという意味。
少し憂いを含んだアルトは、いつ聴いても素晴らしいの一言(ひとこと)。
フレーズに同じものがなく、よどみなく溢れ出てくるメロディ。
そのどれもが眩(まばゆ)いばかりの魅力に満ちている。
世間では出所を境に、音が変わったと話題になるが、全てアート・ペッパーの音なので特に問題はない。
参考のため、服役期間を明記する。
1953年6月~1954年6月、テキサス州(フォートワース)刑務所に収監。
1954年12月~1956年6月、二度目の薬物検挙で18ヶ月間服役、ロサンジェルス郡立刑務所に収監。
さらにターミナル・アイランドの連邦刑務所で10ヶ月。
1960年代後半をリハビリテーション施設シナノン(Synanon)に自分で入所した。
それにしても 「ノリピーや清原」 なんてまだカワイイ、アート・ペッパーは筋金入りのジャンキーだ。
(青木高見)





(Marty Paich) / Marty Paich Quartet Featuring Art Pepper (Marty Paich) / Marty Paich Quartet Featuring Art Pepper

(注) このアルバムはマーティ・ペイチのリーダーアルバム扱いとしています。
そのためリーダーの 「 Marty Paich 」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded :
August 1956
September 1956

Personnel :
Marty Paich (p)
Art Pepper (as)
Buddy Clark (b)
Frank Capp (ds)

Song name :
01. What's Right For You
02. You and the Night and the Misic
03. Sidewinder
04. Abstract Art
05. Over the Rainbow
06. All the Things You Are
07. Pitfall
08. Melancholy Madeline
09. Marty's Blues

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : マーティ・ペイチ (Marty Paich Birth name : Martin Louis Paich 1925年1月23日~1995年8月12日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド生まれのピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー、音楽監督、指揮者。
アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはマーティ・ペイチ、1956年8月と9月の録音、タンパ・レコードからのリリース。
メンバーは、ピアノがマーティ・ペイチ、アルトサックスがアート・ペッパー、ベースがバディ・クラーク、ドラムがフランキー(フランク)・キャップ。
同じ歳でカリフォルニア生まれの二人の共演、その完成度の高さに驚く。
典型的なウエストコースト・ジャズを楽しめる。
調べてみると、この年アート・ペッパーは。
「The Art Pepper Quartet  (Tampa/OJC)」
「The Artistry of Pepper  (Pacific Jazz)」
「Art Pepper with Warne Marsh (Victor  (aka The Way it Was! Contemporary)」
「Chet Baker and Art Pepper  "Playboys"」と、たて続けに名盤を残している。
いってみれば、絶好調のアート・ペッパーとマーティ・ペイチ共演は 「The Broadway Bit (踊り子)」 に繋(つな)がっていく。 (青木高見)





Chet Baker and Art Pepper / Playboys Chet Baker and Art Pepper / Playboys

(注) このアルバムはチェット・ベイカーのリーダーアルバム扱いとしています。
そのためリーダーの 「 Chet Baker 」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : October 31, 1956

Personnel :
Chet Baker (tp)
Art Pepper (as)
Phil Urso (ts)
Carl Perkins (p)
Curtis Counce (b)
Lawrence Marable (ds)

Song name :
01. For Minors only
02. Minor-Yours
03. Resonant Emotions
04. Tynan Tyme
05. Picture of Heath
06. For Miles and Miles
07. CTA

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名 : Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者、歌手。
アート・ペッパー (Art Pepper 本名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはチェット・ベイカーとアート・ペッパー、1956年10月31日の録音、タイトルは 「プレイボーイ」 、西海岸のハンサム白人天才プレイヤーの二人。
テナーサックスのフィル・ウルソ(アーソ)は1925年アメリカ合衆国ニュージャージー州生まれのジャズサックス奏者、以上の三人が白人。
共演者は、ピアノのカール・パーキンス、ベースのカーティス・カウンス、ドラムのローレンス・マラブル。
チェット・ベイカーとアート・ペッパーは、歳も近く、私生活も共通する点が多くある。
特にヤク中で絶頂期の演奏が出来なくなった事、女にモテる風貌、その影に潜む、不良っぽさと危うさ。
話は飛ぶが、アルバム・ジャケットのセミヌードのお嬢さん、人形で胸を隠している。
雑誌のプレイボーイとのタイアップがあった逸話で納得。
当アルバムはコレクションでは、チェット・ベイカーのリーダー作としたがアート・ペッパーの演奏が飛び抜けて素晴らしい。
(青木高見)





(Art Pepper)  / Art Pepper With Warne Marsh (Art Pepper)  / Art Pepper With Warne Marsh

(注) このアルバムはアート・ペッパーのリーダーアルバム扱いとしています。
共演者にウォーン・マーシュが参加しているため 「 Warne Marsh 」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : November 26, 1956

Personnel :
Art Pepper (as)
Warne Marsh (ts)
Ronnie Ball (p)
Ben Tucker (b)
Gary Frommer (ds)

Song name :
01. I Can't Believe That You're in Love With Me [Original Take]
02. I Can't Believe That You're in Love With Me [Alternate Take]
03. All the Things You Are [Original Take]
04. All the Things You Are [Alternate Take]
05. What's New?
06. Avalon
07. Tickle Toe
08. Warnin' [Take 1]
09. Warnin' [Take 2]
10. Stompin' at the Savoy

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
ウォーン・マーシュ (Warne Marion Marsh 1927年10月26日~1987年12月18日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのジャズ・サックス奏者。
アルバムはアート・ペッパーとウォーン・マーシュ、1956年11月26日の録音。
共演者は、ピアノがピアノがロニー・ボール、ベースがベン・タッカー、ドラムがゲイリー・フローマー。
リリースは、録音から16年後の1972年となっている。
二人の歳の差は、アート・ペッパーが二歳年上、二人の共通と言うと、お互いカリフォルニア州出身。
ウォーン・マーシュと言うと、すぐトリスターノの門下だけが先走りして何か損をしている印象がある。
演奏は、やはりトリスターノ門下のロニー・ボールのコンビに対し、アート・ペッパーがどう挑むか。
ちなみにベースのベン・タッカーはアート・ペッパーとの共演歴も多い。
ドラムのゲイリー・フローマーは、1956年11月23日録音のアルバム 「Art Pepper / The Art Pepper Quartet」 でこのアルバムの数日前に共演している。
話は変わるが、世間の一般評の 「アート・ペッパーの50年か70年論争」 などがあるが、個人的に、まったく興味がない。
要は演奏が、酒をうまくするか、まずくするかで判断。
そうだベースのベン・タッカーがテネシー州生まれなので今宵はバーボンにしよう。

※ このコメントは 「アマゾン」「タワーレコード」「HMV」に掲載しました。 (コメントの無断引用・無断転載を禁じます)
(青木高見)





Art Pepper / The Art Pepper Quartet Art Pepper / The Art Pepper Quartet

Recorded : November 23, 1956

Personnel :
Art Pepper (as)
Russ Freeman (p)
Ben Tucker (b)
Gary Frommer (ds)

Song name :
01. Art's Opus
02. I Surrender, Dear
03. Diane
04. Pepper pot
05. Besame Mucho
06. Blues At Twilight
07. Val's Pal
08. Pepper Pot (Alternate)
09. Blues At Twilight (Alternate)
10. Val's Pal (Take 1)
11. Val's Pal (Take 4)
12. Val's Pal (Take 5)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1956年11月23日の録音、タンパ・レーベルからのリリース、そのため別名 「タンパのペッパー」 で知られている。
共演者は、ピアノがラス・フリーマン、ベースがベン・タッカー、ドラムがゲイリー・フローマー。
演奏は 絶好調期のアート・ペッパーを聴くことができる。
ライナーノートが正しければ、当アルバムの録音日は 「1956年11月23日、ハリウッドのラジオレコーダーズ・スタジオ」。
アルバム 「Art Pepper With Warne Marsh」  が 「同年11月26日、ロスのコンテンポラリー・スタジオ。」
この時はベースがベン・タッカー、ドラムのゲイリー・フロマーも同じく参加し、過密スケジュールをこなした事になる。
過密スケジュールにもかかわらず、緊張感をまったく損なうことなく、ハイレベルな演奏をしている。
このことからも、この時期のアート・ペッパーがいかにノッっていて、素晴らしかったかという事がわかる。
ちなみに、タンパ・レーベルでもう一枚 「Marty Paich Quartet Featuring Art Pepper」 があるので併せて聴きたい。
(青木高見)





Art Pepper / Modern Art (The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two) Art Pepper / Modern Art (The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two)

Recorded :
December 28, 1956
January 14, 1957

Personnel :
Art Pepper (as)
Russ Freeman (p) #01-#10
Carl Perkins (p) #11-#13
Ben Tucker (b)
Chuck Flores (ds)

Song name :
01. Blues In
02. Bewitched, Bothered And Bewildered
03. Stompin' At The Savoy
04. What Is This Thing Called Love?
05. Blues Out
06. When You're Smiling (The Whole World Smiles With You)
07. Cool Bunny
08. Diane's Dilemma
09. Diane's Dilemma (Alternate Take)
10. Summertime
11. Fascinatin' Rhythm (Alternate Take)
12. Begin The Beguine (Alternate Take)
13. Webb City (Alternate Take)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1956年12月28日と1957年1月14日の録音。
共演者は、ピアノのラス・フリーマンが1曲目から10曲目まで、11曲目から13曲目までがカール・パーキンス、ベースがベン・タッカー、ドラムがチャック・フローレス。
アルバムの副題が 「The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two」。 当セッションを収録したのがジャズ・ウエストとイントロでアラジンの子会社のためにそうなっている。
という訳で 「The Return Of Art Pepper」 に続く第二弾という事になる。
演奏は、一言でいうと 「冴え」。
緊張の中にある明暗は、アート・ペッパーしか到達しえなかった孤高の境地。
CDでは別テイクを楽しめる。
(青木高見)





Art Pepper / Art Pepper Meets The Rhythm Section Art Pepper / Art Pepper Meets The Rhythm Section

Recorded : January 19, 1957

Personnel :
Art Pepper (as)
Red Garland (p)
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
01. You'd Be So Nice To Come Home To
02. Red Pepper Blues
03. Imagination
04. Waltz Me Blues
05. Straight Life
06. Jazz Me Blues
07. Tin Tin Deo
08. Star Eyes
09. Birks Works

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1957年1月19日の録音。
共演者は、ピアノがレッド・ガーランド、ベースがポール・チェンバース、ドラムがフィーリー・ジョー・ジョーンズ。
アルバム・タイトルが 「Art Pepper Meets The Rhythm Section」 なので、このリズム隊の事。
泣く子も黙る、天下のマイルス・デイヴィスのリズム隊との共演となる。
録音日は、アルバム 「Art Pepper / Modern Art」 の僅か五日後。
どうだろう、この堂々たる歌心あふれるアルト・サックスは。
個人的に、このCDを聴く時は、ランダムをかけて、その度に聴く順番を変えて聴いている。
ジャズを好きになった頃の新鮮な感動が、聴くたびに変わる事なく襲ってくる。
聴くたびに鳥肌がたつ位、おそらく、ジャズの要素を全て満足しているのではないだろうか。
(青木高見)





Art Pepper + Eleven / Modern Classics Art Pepper + Eleven / Modern Classics

Recorded : 12 March, 1959
24 March, 1959
12 May, 1959

Personnel :
Art Pepper (as, ts, cl)
Marty Paich (arr, cond)
Russ Freeman (p)
Pete Candoli (tp)
Al Porcino (tp)
Jack Sheldon (tp)
Dick Nash (tb)
Bob Enevoldsen (valve-trombone, ts)
Vince DeRosa (frh)
Herb Geller (as)
Bud Shank (as)
Charlie Kennedy (as)
Bill Perkins (ts)
Richie Kamuca (ts)
Med Flory (bs)
Joe Mondragon (b)
Mel Lewis (ds)

Song name :
01. Move
02. Groovin' High
03. Opus de Funk
04. 'Round Midnight
05. Four Brothers
06. Shaw Nuff
07. Bernie's Tune
08. Walkin' Shoes
09. Anthropology
10. Airegin
11. Walkin' [Original Take]
12. Walkin' [Alternate Take]*
13. Walkin' [Alternate Take]*
14. Donna Lee" [Original Take]
15. Donna Lee" [Alternate Take]*
* Additional tracks not on original LP.

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1959年3月と5月の録音。
共演者は、アレンジと指揮がマーティ・ペイチ、ピアノがラス・フリーマン、トランペットがピート・キャンドリ、アル・ポルシーノ、バルブトロンボーンがボブ・エネヴォルセン、アルトサックスがハーブ・ゲラー、バド・シャンク、テナーサックスがビル・パーキンズ、リッチー・カミューカ、ベースがジョー・モンドラゴン、ドラムがメル・ルイスほか。
おそらくアート・ペッパーが絶頂期に、アート・ペッパー名義のビックバンド版をリリース出来た事は実に素晴らしい事だと思う。
メンバーは、マーティ・ペイチのアルバム 「お風呂」 「踊り子」 の主要メンバーで構成され、一糸乱れぬアンサンブルに定評がある。
また、アート・ペッパー名義のため 「お風呂」 「踊り子」 より多くアート・ペッパーが吹いているのが嬉しい。
ワンホーンもいいが、ビックバンドでの細部まで気の利いたこのアルバムは恐れ入る。
(青木高見)





Art Pepper / The Art Of Pepper Art Pepper / The Art Of Pepper

Recorded : April 1, 1957

Personnel :
Art Pepper (as)
Carl Perkins (p) #11-#13
Ben Tucker (b)
Chuck Flores (ds)

Song name :
01. Holiday Flight
02. Too Close For Comfort
03. Long Ago And Far Away
04. Begine The Beguine
05. I Can't Believe That Your In Love With Me
06. Webb City
07. Summertime
08. Fascinating Rhythm
09. Body And Soul
10. Without A Song
11. The Breeze And I
12. Surf Ride

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1957年4月1日の録音。
共演者は、ピアノがカール・パーキンス、ベースがベン・タッカー、ドラムがチャック・フローレス。
このアルバムの録音に関して解った事がある。
まず、このアルバムの録音が 「アラジン」 の音源という事。
後に 「オメガテープ」 にリースされた経緯。
前作 「Art Pepper Modern Art  (The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two)」 同様ピアノがカール・パーキンスの演目3曲。
11曲目の 「Fascinatin' Rhythm  (Alternate Take)」 、12曲目の 「Begin The Beguine  (Alternate Take)」、13曲目の「Webb City  (Alternate Take)」は同日録音。
当アルバムはオメガテープの11曲に、Nadja盤の 「Summertime」 が追加され、全てオリジナルマスターから作成されている。
「Art Pepper Modern Art  (The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two)」 の、Alternate Takeの3曲は録音日1957年1月14日となっているが、正しくはマイケル・カスクーナ氏の資料から1957年4月1日に今回、修正された。
話は戻って演奏だが、この時期のアート・ペッパーは、いつ、どこで、録音されようが、全て完璧。
むしろ、天才アート・ペッパーに共演者のドラムのチャック・フローレスなどは追いつけなくなる。
特に演目の 「Webb City」 「Surf Ride」 は、素人(しろうと)。
商品化された音源は、永久にリスナーは聴けるので、チャック・フローレスが後世どんなに素晴らしい演奏をしようとも、ヘタクソの汚名は拭(ぬぐ)えない。
(青木高見)





Art Pepper / Show Time Art Pepper / Show Time

Recorded : January 18, 1957 - March 31, 1957
Release : 1957

Recorded, Song No., Personnel :
Rec : March 31, 1957 / from [Stars of Jazz Show]
Song No. : #01-#03
Personnel :
Art Pepper (as)
Larry Bunker (p)
Don Payne (b)
Chuck Flores (ds)

Rec : March 31, 1957 / from [Stars of Jazz Show]
Song No. : #04
Personnel :
Art Pepper (as)
Pam Russell (vo)
Victor Feldman (p)
Don Payne (b)
Chuck Flores (ds)

Rec : January 18, 1957 / from [The Steve Allen Show]
Song No. : #05-#07
Personnel :
Art Pepper (as)
Carl Perkins (p)
Ben Tucker (b)
Chuck Flores (ds)

Song name :
01. All the Things You Are
02. Everything Happens to Me
03. St. Louis Blues
04. Stormy Weather
05. Cherokee
06. Over the Rainbow
07. What Is This Thing Called Love?

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。 アルバムはアート・ペッパー、1957年1月と3月とロサンゼルスのテレビ番組 「Stars of Jazz Show」 と 「The Steve Allen Show」 に出演した時の演奏、ジャズバンク・レーベルからのリリース。
共演者は。
5曲目から7曲目が1957年1月18日放送の 「The Steve Allen Show」。
共演者は、ピアノがカール・パーキンス、ベースがベン・タッカー、ドラムがチャック・フローレス。
1曲目から3曲目が1957年3月31日放送の 「Stars of Jazz Show」。
共演者は、ピアノがラリー・バンカー、ベースがドン・ペイン、ドラムがチャック・フローレス。
4曲目が同じく1957年3月31日放送の 「Stars of Jazz Show」。
共演者は、ヴォーカルがパム・ラッセル、ピアノがヴィクター・フェルドマン、ベースがドン・ペイン、ドラムがチャック・フローレス。
演奏は、スタンダードを中心にテレビ番組のため演奏時間が3分、それもモノラル。
過去に海賊盤で出ていた経緯がある。
このたびCD化に伴い正式にリリースされた。
今は亡き、天才アート・ペッパーの1957年の音源は、多少、音が悪かろうが、演奏時間が短かろうが、マニアにとっては貴重な逸品となる。
(青木高見)





Art Pepper / Gettin' Together! Art Pepper / Gettin' Together!

Recorded : February 29, 1960

Personnel :
Art Pepper (as, ts)
Wynton Kelly (p)
Conte Candoli (tp)
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb (ds)

Song name :
01. Whims of Chambers
02. Bijou the Poodle
03. Why Are We Afraid
04. Softly, as in a Morning Sunrise
05. Rhythm-a-Ning
06. Diane
07. Gettin' Together
08. Gettin' Together [Bonus Tracks]
09. The Way You Look Tonight [Bonus Tracks]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1960年2月29日の録音、コンテポラリー・レーベルからの録音。
共演者は、ピアノがウィントン・ケリー、トランペットがコンテ・キャンドリ(カンドリ)、ベースがポール・チェンバース、ドラムがジミー・コブ。
そりゃ、多くのアルバムが出れば出るほど、人間なのだから好不調はある。
だからといって、腐った言い方をするのは、いかがなものか。
これだけのベテランで、しかも筋金入りのジャンキーを一般のリスナーがとやかく言えたものではない。
心配でトランペットのコンテ・カンドリが入ったと想像するが、これは取り越し苦労。
黄金のリズム隊とウイントン・ケリーがいるから大丈夫だったのだ。
こういうアルバムは、酒でも呑みながら軽く聴き流すのが最高に贅沢。
(青木高見)





Art Pepper / Smack Up Art Pepper / Smack Up

Recorded : October 24-25, 1960

Personnel :
Art Pepper (as)
Pete Jolly (p)
Jack Sheldon (tp)
Jimmy Bond (b)
Frank Butler (ds)

Song name :
01. Smack Up
02. Las Cuevas De Mario
03. A Bit of Basie
04. How Can You Lose
05. Maybe Next Year
06. Tears Inside
07. Solid Citizens
08. Solid Citizens [alternate take]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 出生名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。 アルバムはアート・ペッパー、1960年10月24日と25日の録音、コンテンポラリー・レーベルからのリリース。
共演者は、ピアノがピート・ジョリー、トランペットがジャック・シエルドン、ベースがジミー・ボンド、ドラムがフランク・バトラー。
演奏は、力みのない堅実なアート・ペッパー、何回聴いても飽きない不思議な一枚。
個人的に、トランペットのジャック・シェルドン、ピアノのピート・ジョリーを聴けるので倍うれしい。
この作品の特徴として、演目で自分の曲は1曲、その他がサックス名手の作品を扱っている点に注目。
演目と作曲者は以下の通り。
01. Smack Up (ハロルド・ランド Harold Land)
02. Las Cuevas De Mario (アート・ペッパー Art Pepper)
03. A Bit of Basie (バディ・コレット Buddy Collette)
04. How Can You Lose (ベニー・カーター Benny Carter)
05. Maybe Next Year (デュエイン・タトロ Duane Tatro)
06. Tears Inside (オーネット・コールマン Ornette Coleman)
07. Solid Citizens (ジャック・モントローズ Jack Montrose)
08. Solid Citizens [alternate take] (ジャック・モントローズ Jack Montrose)
意外なのが6曲目の 「Tears Inside」 のオーネット・コールマンを扱った事だろう。
ある記事に、オーネット・コールマンを尊敬していた話もある。
偏見にとらわれず、良いものはどんどん吸収しようとしていた、ひたむきな姿勢を感じる。
録音順に見ると、当アルバムの1ヶ月後にアルバム 「Intensity」 を収録。
この時は、ピアノにドロ・コーカーを据え、ベースはジミー・ボンド、ドラムはフランク・バトラーは同じという布陣。
薬で体調がボロボロになっていく中、必死に奮闘している姿が胸を打つ。
「Intensity」 を最後に長期療養に入る事になる。
(青木高身)





Art Pepper / Intensity Art Pepper / Intensity

Recorded :
November 23, 1960
November 25, 1960

Personnel :
Art Pepper (as)
Dolo Coker (p)
Jimmy Bond (b)
Frank Butler (ds)

Song name :
01. I Can't Believe That You're In Love With Me
02. I Love You
03. Come Rain Or Come Shine
04. Long Ago (And Far Away)
05. Gone With The Wind
06. I Wish On The Moon
07. Too Close For Comfort
08. Autumn Leaves
09. Five Points

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1960年11月23日と25日の録音、コンテンポラリー・レーベルからのリリース。
共演者は、ピアノがドロ・コッカー、ベースがジミー・ボンド、ドラムがフランク・バトラー。
ピアノのドロ・コーカーの作品はそれ程多くない。
誇張しないピアノ、独特のブロックコードが魅力。
どういう経緯で本アルバムに参加したのだろう。
さて、アート・ペッパーの話に戻る。
天才的な演奏の影に潜む薬物依存。
薬物依存のため、重要な時期を刑務所で過ごしてしまう。
1953年6月から1954年6月、テキサス州(フォートワース)刑務所に収監。
1954年12月~1956年6月、二度目の薬物検挙で18ヶ月間服役、ロサンジェルス郡立刑務所に収監。
さらにターミナル・アイランドの連邦刑務所で10ヶ月。
1960年代後半をリハビリテーション施設シナノン(Synanon)に自分で入所する。
アルバム・ライナーには 「刑務所にいたペッパーを、友人の女性が頭金、残りをコンテンポラリー社長のレス・ケーニッヒが保証人として払い込んでの収録した」 とある。
レス・ケーニッヒの逸話は、ペッパーが救急車で病院に運ばれた時 「コンテンポラリー・レコードのレス・ケーニッヒを呼んでくれ!」 と医師に伝えた、その人である。
演奏は、裏を知らなければ完璧なアート・ペッパーの名演で終わってしまう。
ところが、この様な裏を知れば、魑魅魍魎(ちみもうりょう)な異常な世界の演奏に変化する。
アルバム・タイトルは 「Intensity」。
よくぞ命名した。
意味は 「強度」 「迫力」 「熱気」 「温もり」 「温み」 「緊迫」 など。
考えようによっては、薬物に全て当てはまる。
自分を更なる高みに昇らせる為、薬物に染まっていったチャーリー・バーカーやアート・ペッパー。
天才だけにしかわからない天国と地獄。
悲しくて寂(さび)しい硬質なアルトがすすり泣く。
この 「Intensity」 を最後に長期療養に入る事になる。
(青木高見)





Art Pepper / The Trip Art Pepper / The Trip

Recorded : September 15-16, 1976

Personnel :
Art Pepper (as)
George Cables (p)
David Williams (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. The Trip (Original Take)
02. The Trip (Alternate Take)
03. A Song For Richard
04. Sweet Love Of Mine
05. Junior Cat
06. The Summer Knows
07. Red Car

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1976年9月15日と16日の録音。
共演者は、ピアノがジョージ・ケイブルス、ベースがデヴィット・ウィリアムス、ドラムがエルビン・ジョーンズ。
まず、衝撃的なのが、犯人写真の様なアルバム・ジャケットの、やつれた風貌(ふうぼう)。
しかし、偉いのは、この様な無残な姿を記念碑的にデザインした事。
内容は、巷(ちまた)や評論で、ボロクソいわれる一枚。
刑務所でコルトレーンの亡霊に乗り移られた。
ドラムが、なぜコルトレーンのエルビン・ジョーンズなのか、まさにミス・マッチ。
50年代のアート・ペッパーでなくして、どこがアート・ペッパーか。
これはリリースしなくても良かったアルバムだ。
などなど、酷(ひど)いのは、ちゃんとしたジャズ評論でも堂々と、けなすものまである。
要は、評や噂を気にせず、まず自分の耳で聴いてみる事に尽きる。
聴きようによっては、澁澤龍彦的名盤になるかもしれない。
アート・ペッパーを聴きはじめて、もし、最初にこのアルバムを聴いたとしたら。
それも、アート・ペッパーの作品の中でも、これしか聴かなかったら、たぶん一生アート・ペッパーが嫌いになるかもしれない。
せめて 「Surf Ride」 「Modern Art」 「Meets The Rhythm Section」  あたりを聴いてからにしたい。
ペッパー自身がこの時、語った謎めいた言葉。
「When I play,... the sound that comes out of this thing, this piece of metal is just me saying these things and taking people on a trip.」
この事を知っているのは、妻のローリーと共演者のジョージ・ケイブルス、デヴィット・ウィリアムス、エルビン・ジョーンズだけかもしれない。
(青木高見)





Art Pepper / More For Les at The Village Vanguard vol.4 Art Pepper / More For Les at The Village Vanguard vol.4

Recorded : July 28-30, 1977

Personnel :
Art Pepper (as, ts, cl)
George Cables (p)
George Mraz (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. Introduction
02. No Limit
03. These Foolish Things
04. Introduction
05. More for Les
06. Over the Rainbow
07. Scrapple from the Apple

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1977年7月28日から30日の録音、ヴィレッジ・ヴァンガードでライブ。
共演者は、ピアノがジョージ・ケイブルス、ベースがジョージ・ムラーツ、ドラムスがエルヴィン・ジョーンズ。
演目は、CD化に伴い未発表音源が追加された。
演奏は、絶好調のアート・ペッパーに共演者の絶妙なバッキングが何とも素晴らしい。
久しぶりにアート・ペッパーを聴くと、やはり、その上手さに驚かされる。
薬で投獄され、重要な期間を失ってしまった。
それでも奇跡の復帰を遂げ、出所後の哀愁漂うアート・ペッパーを好きなファンもいる。
(青木高見)





Ballads by Four [Stanley Cowell, Art Pepper, John Klemmer, Johnny Griffin, Joe Henderson] Ballads by Four [Stanley Cowell, Art Pepper, John Klemmer, Johnny Griffin, Joe Henderson]

(注) このアルバムはスタンリー・カウエルのリーダーアルバム扱いとしています。
サックスの4名が1曲づつ担当しているため。
以下でも同じ内容を掲載しています。
[Stanley Cowell] →
[Art Pepper アート・ペッパー] →
[John Klemmer ジョン・クレマー] →
[Johnny Griffin ジョニー・グリフィン] →
[Joe Henderson ジョー・ヘンダーソン] →

Recorded :
January 1-2, 1978
January 5, 1978

Song name : Over The Rainbow
Personnel :
Art Pepper (as)
Stanley Cowell (p)
Cecil Mcbee (b)
Roy Haynes (ds)

Song name : God Bless The Child
Personnel :
John Klemmer (ts)
Stanley Cowell (p)
John Heard (b)
Roy Haynes (ds)

Song name : Smoke Gets In Your Eyes
Personnel :
Johnny Griffin (ts)
Stanley Cowell (p)
Cecil Mcbee (b)
Roy Haynes (ds)

Song name : Good Morning, Heartache
Personnel :
Joe Henderson (ts)
Stanley Cowell (p)
John Heard (b)
Roy Haynes (ds)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アルバムは1978年1月1日、2日、5日の録音、ギャラクシー・レーベルからのリリース
メンバーは、ピアノがスタンリー・カウエル、ベースは1曲目と3曲目がセシル・マクビー、2曲目と4曲目がジョン・ハード、ドラムがロイ・ヘインズ、
以下のサックス奏者が一曲づつ担当、計4曲。
アート・ペッパー (Art Pepper 本名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
ジョン・クレマー(John Klemmer)はジャズ・テナーサックス奏者。
ジョニー・グリフィン (Johnny Griffin 1928年4月24日~2008年7月25日) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれのジャス・サックス奏者。
ジョー・ヘンダーソン (Joe Henderson 1937年4月24日~2001年6月30日) はアメリカ合衆国オハイオ州リマ生まれのジャズ・テナーッサクス奏者。
演目は、全てスタンダード。
一曲が9分近くあり、演目は4曲だが、十文満足。
スイングジャーナル誌選定ゴールドディスク受賞作品。
(青木高見)





Art Pepper / Today Art Pepper / Today

Recorded : December 1-2, 1978

Personnel :
Art Pepper (as)
Stanley Cowell (p)
Cecil McBee (b)
Roy Haynes (ds)
Kenneth Nash (congas, per) per #02only

Song name :
01. Miss Who
02. Mambo Koyama
03. Lover Come Back To Me
04. Patricia
05. These Foolish Things (Remind Me Of You)
06. Chris's Blues
07. I Love You [CD Bonus Truck]
08. Pepper Pot [CD Bonus Truck]
09. These Foolish Things (Remind Me Of You) / alternate take [CD Bonus Truck]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント :  アート・ペッパー (Art Pepper 本名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1978年12月1日・2日の録音、ギャラクシー・レーベルからのリリース。
共演者は、ピアノがスタンリー・カウエル、ベースがセシル・マグビー、ドラムがロイ・へインズ、パーカッションがケネス・ナッシュ。
かつて5曲入りのCDを所持していたが、ボーナストラック3曲の追加盤がリリースされたので買い替えた。
本題だが、アート・ペッパー級のミュージシャンへのコメントは、私みたいな素人(しろうと)が、良い悪いを言うのは、とんでもない話だ。
薬で投獄され、やがてシャバに出てきたからといって、普通のミュージシャンではない事を肝に銘じたい。
ある評に 「腐っても鯛」 と表現した人がいたが、その人に 「あなたは、どれ位、アート・ペッパーを解っているの?」 と聞いてみたい。
評を書いていて注意しなければいけない事の一つに、そのミュージシャンに対し、わかったような表現をしない事。
当アルバムは、シャバに出て、少しずつ感覚を取り戻し、投獄される前にはなかった新境地を得たアート・ペッパーを感じる。
良い悪いではない、それこそが最大の魅力かもしれない。
また、個人的に嬉しいのは、復帰したアート・ペッパーを当時の日本のジャズファンは温かく迎えた。
当時の日本のジャズファン達は貧しい時代だった分、本物の耳を持っていた様な気がする。
(青木高見)





Sonny Stitt and Art Pepper / Sonny Stitt Atlas Blues Blow And Ballade Sonny Stitt and Art Pepper / Sonny Stitt Atlas Blues Blow And Ballade

(注) このアルバムはソニー・スティットのリーダーアルバム扱いとしています。
そのためリーダーの 「 ソニー・スティット 」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : July 30-31, 1980

Personnel :
Sonny Stitt (as, ts)
Art Pepper (as, ts)
Russ Freeman (p)
John Heard (b)
Carl Burnett (ds)

Song name :
01. Atlas Blues
02. Lester leaps In
03. Autumn in New York
04. My Funny Valentine
05. Lover Man
06. Imagination

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・スティット (Sonny Stitt 出生名 : Edward Boatner, Jr. 1924年2月2日~1982年7月22日) はアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン生まれのジャズ・アルト、テナーサックス奏者。
アート・ペッパー (Art Pepper 出生名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはソニー・スティットとアート・ペッパー、1980年7月30日と31日の録音、アトラス・レーベルからのリリース、日本の企画で再会共演した一枚。
共演者は、ピアノがラス・フリーマン、ベースがジョン・ハード、ドラムがカール・バーネット。
演目は全6曲中 「Atlas Blues」 「Lester leaps In」 が二人の共演。
「Autumn in New York」 「Lover Man」 がソニー・スティット。
「My Funny Valentine」 「Imagination」 がアート・ペッパー。
聴きどころは、二人がチャーリー・パーカーを信奉し、アメリカ大陸の東と西でスターの座についた経緯(いきさつ)。
アトラス・レーベルからディレクターの依頼を受けた日本人の石原康行氏により商品化された。
1980年というとロック、ソウル、ポピュラーが台頭しジャズは下火になっていた時代。
昔とった杵柄(きねずか)、ジャズを謳歌(おうか)してきた大御所二人がリラックスして共演を楽しんでいる雰囲気がいい。
また、二人が1982年6月と7月に同時に他界してしまったのは不思議な縁(えにし)といえる。
(青木高見)





Art Pepper / Winter Moon Art Pepper / Winter Moon

Recorded : September 3-4, 1980

Personnel :
Art Pepper (as, cl-#6)
Bill Holman (arr, cond)
Jimmy Bond (arr, cond)
Howard Roberts (g)
Stanley Cowell (p)
Cecil McBee (b)
Carl Burnett (ds)
Nate Rubin (concertmaster)
John Tenney (vln)
Greg Mazmanian (vln)
Patrice anderson (vln)
Clifton Foster (vln)
Dan Smiley (vln)
Audrey Desilva (vln)
Elizabeth Gibson ? (vln)
Stephen Gehl ? (vln)
Emily Van Adams ? (vln)
Sharon O'Connor (cellos)
Mary Ann Meredith (cellos)
Terry Adams (cellos)

Song name :
01. Our Song
02. Here's That Rainy Day
03. That's Love
04. Winter Moon
05. When The Sun Comes Out
06. Blues In The Night
07. The Prisoner
08. Our Song
09. The Prisoner
10. Ol' Man River

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 出生名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1980年9月3日と4日の録音、ギャラクシー・レーベルからのリリース、ウィズ・ストリングス。
共演者は編曲と指揮がビル・ホルマンとジミー・ボンド。
ギターがハワード・ロバーツ、ピアノがスタンリー・カウエル、ベースがセシル・マクビー、ドラムがカール・バーネット。
その他、十数名編成のストリングス。
CD化に伴い、LPには収録されなかった未発表の別テイク6曲が追加された。
演奏は何と言ってもアート・ペッパーのウィズ・ストリングスで希少で貴重。
また、活動時期の観点からは、82年に他界してしまうので、80年のアート・ペッパーを聴く事ができる。
演奏は、一般のストリングメインのBGM調ではなく、5人のコンボにスポットをあてジャズ色を強くしている。
ペッパー自身の演奏は、80年代に入り、波乱な人生を歩んできた安堵の気持ちと、まだやり足りないという音。
この時期のアート・ペッパーは、自分の人生がそれほど長くない事を十分に知っている
それだけに残された人生、自分のやりたり事を、恥じらいなく何でも挑戦している姿がある。
受け手の気持ち次第で、良くも悪くも、どの様にも変化してしまう後期の作品といえる。
(青木高見)

※ このコメントは 「アマゾン」「タワーレコード」「HMV」 に掲載しました。 (コメントの無断引用・無断転載を禁じます)
コメント : アルバムはアート・ペッパー、1980年9月3日と4日の録音、演奏は何と言ってもアート・ペッパーのウィズ・ストリングスで貴重。ペッパー自身の演奏は、80年代に入り、波乱な人生を歩んできた安堵の気持ちと、まだやり足りないという音。この時期のアート・ペッパーは、自分の人生がそれほど長くない事を十分に感じていたのかもしれない。残された人生、自分のやりたり事を、恥じらいなく何でも挑戦している姿がある。受け手の気持ち次第で、良くも悪くも、どの様にも変化してしまう晩年の作品となる。
(青木高見)





Art Pepper / Tete A Tete Art Pepper / Tete A Tete

Recorded : April 13-14, 1982

Personnel :
Art Pepper (as)
George Cables (p)

Song name :
01. Over The Rainbow
02. Tete-A-Tete
03. Darn That Dream
04. Body And Soul
05. The Way You Look Tonight
06. 'Round Midnight
07. You Go To My Head

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 出生名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1982年4月13日と14日の録音、ピアノのジョージ・ケイブルスとのデュオ。
アート・ペッパーが亡くなるのが1982年6月15日なので、わずか2ヶ月前の録音で聴くたびに溜め息が出る。
演奏は、最後のピアニスト、ジョージ・ケイブルスを見つけ出してきた。
二人の仲は、演奏以外にも、心の交流が感じ取れる。
アート・ペッパーに至っては、全てを、やりつくしたような、枯淡の音色が何とも胸を打つ。
気楽にジャズを聴くというよりは、アート・ペッパーというミュージシャンの生き方をどうしても思ってしまう。
そのため、頻繁に聴かないアルバムになってしまった。
この呪縛から、逃(のが)れられるのだろうか。
きっと、逃(のが)れる、逃(のが)れないの問題では無いのかもしれない。
(青木高見)





Art Pepper / Goin' Home Art Pepper / Goin' Home

Recorded : May 11-12, 1982

Personnel :
Art Pepper (as, cl = #01, #03, #07, as_cl = #05)
George Cables (p)

Song name :
01. Goin' Home
02. Samba Mom Mom
03. In A Mellotone
04. Don't Let The Sun Catch You Cryin'
05. Isn't She Lovely
06. Billie's Bounce
07. Lover Man (Oh Where Can You Be?)
08. The Sweetest Sounds
09. Don't Let The Sun Catch You Cryin' (Alternate A)
10. You Go To My Head (Alternate)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 出生名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1982年5月11日と12日の録音、ピアノのジョージ・ケイブルスとのデュオ。
どうしても、この一枚が欲しかった。
聴きようによっては、ジャンキー男の意外にも、あっさりとした吹っ切れた感も感じる。
それでいて、なごり惜しいように暗く悲しい音色にもハッとさせられる。
タイトルの  「Goin' Home」  は、ドヴォルザークの交響曲第9番 「新世界より」 第2楽章 「家路」。
「Home」 とは、妻ローリーの事なのか、自分の事なのか、あの世の事なのか、何とも意味深い。
その他の演目は、エリントン、パーカー、スティーヴィー・ワンダーとまさに多彩。
これも最後のお別れに、みんなにありがとうと、言っている様に感じる。
レイ・チャールズで有名な  「Don't Let The Sun Catch You Cryin」  の邦題を  「太陽は涙が嫌い」  と今知って、目頭が熱くなった。
(青木高見)




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