青木高見のジャズコレクション Art Pepper (as, comp) アート・ペッパー


略歴
Art Pepper アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
ジャズ・アルトサックスの天才、裏では筋金入りのジャンキーの危うさ。
個人的には、音楽だけを聴いていればいいのだが、どうしてもアート・ペッパーの影の部分を思ってしまう。
参考のため、服役期間を明記した。
1953年6月~1954年6月 テキサス州 (フォートワース) 刑務所に収監。
1954年12月~1956年6月、2度目の薬物検挙で18ヶ月間服役、ロサンジェルス郡立刑務所に収監。
さらにターミナル・アイランドの連邦刑務所で10ヶ月。
1960年代後半、自分から進んで、リハビリテーション施設、シナノン (Synanon) に入所。
賛否は別にして、アルバムの演奏時期が、どこに位置するか知って聴くと迫(せま)るものがある。
〈青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Chet Baker and Art Pepper / The Route (CDP 7 92931 2

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Chet Baker and Art Pepper / Playboys (CDP 7 94474 2) Ballads by Four [Stanley Cowell, Art Pepper, John Klemmer, Johnny Griffin, Joe Henderson] (VICJ-60133)

【INDEX (共演アルバム)】
Herb Ellis Meets Jimmy Giuffre


【以下コンテンツ】


Art Pepper / Surf Ride Art Pepper / Surf Ride

Recorded :
February 7, 1952
March 29, 1953
December 24-25, 1953

Personnel :
#01-#03
March 29, 1953
Art Pepper (as)
Russ Freeman (p)
Bob Whitlock (b)
Bobby White (ds)

#04-#06
February 7, 1952
Art Pepper (as)
Hampton Hawes (p)
Joe Mondragon (b)
Larry Bunker (ds)
  
#07-#12
December 24-25, 1953
Art Pepper (as)
Jack Montrose (ts)
Claude Williamson (p)
Monty Budwig (b)
Paul Ballerina (ds)

Song name :
01. Tickle Toe
02. Chili Pepper
03. Susie The Poodle
04. Brown Gold
05. Holiday Flight
06. Surf Ride
07. Straight Life
08. Cinnamon
09. Thyme Time
10. Way You Look Tonight (The)
11. Nutmeg
12. Art's Oregano

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1952年・53年の録音、サヴォイ・レーベルからのリリース。
詳細な録音日と共演者は以下の通り。
1曲目から3曲目が、1953年3月29日の録音、共演者はピアノがラス・フリーマン、ベースがボブ・ホイットロック、ドラムがボビー・ホワイト。
4曲目から6曲目が、1952年2月7日の録音、共演者はピアノがハンプトン・ホーズ、ベースがジョー・モンドラゴン、ドラムがラリー・バンカー。
7曲目から12曲目が、1953年12月24日・25日の録音、テナーサックスがジャック・モントローズ、ピアノがクロード・ウィリアムソン、ベースがモンティ・パドウィグ、ドラムがポール・バレリーナ。
以下、思うところを箇条書きにしてみた。
・何とも心強いメンバー、50年初頭の西海岸ジャズの香りに満ちている。
・ジャズに似つかわしくない波乗りのジャケットは、演目にあるアート・ペッパー作曲の 「Surf Ride」 にちなんだものか。
 はたまた、ハリウッドのクラブ 「サーフ・クラブ」 のイメージから取ってきたものか。
 サーフィンの意味に、波から波に次々と乗り換えて楽しむ趣向が、3ッのユニットで次々楽しめる事を暗示しているのか、これは少々考え過ぎかな。
・アルバム1枚の中に、アート・ペッパーが3つのユニットで演奏している、4曲目から6曲目、1952年2月7日の演奏に今一つ張りない、かと言って決して駄作はない。
・演目のタイトルがペッパー 「胡椒」 に関係している。
 その証拠に、香辛料の 「チリ・ペッパー」 「シナモン」 「タイム」 「ナツメグ」 「オレガノ」 とダシャレている。
・7曲目から12曲目の、1953年12月24日と25日録音で、ドラムのポール・バレリーナだけがライナーに明記されていないが、その理由を知りたい。
・サヴォイ・レーベルのアート・ペッパーが聴ける楽しみ。
・1940年代よりスタン・ケントン楽団やベニー・カーター楽団で活動を開始した経歴が小規模のユニットに活かされているのは当然として。
 当アルバムには、アート・ペッパーがスモール・ユニットに於いて、50年代初頭に完成されたジャズを演奏していた事が凄い。
・内外を問わずアート・ペッパー作品の中で、このアルバムは話題が多いため、聴いた後で色々な評を読む楽しみがオマケとなる。
(青木高見)





Chet Baker and Art Pepper / The Route (CDP 7 92931 2) Chet Baker and Art Pepper / The Route (CDP 7 92931 2)

アルバムはチェット・ベイカーとアート・ペッパーのリーダーアルバム扱いとしています。
「Chet Baker」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : July 26, 1956

Personnel :
Chet Baker (tp)
Art Pepper (as)
Pete Jolly (p)
Richie Kamuca (ts)
Leroy Vinnegar (b)
Stan Levey (ds)

Song name :
01.Tynan Time
02.The Route
03.Sonny Boy
04.Minor Yours
05.Little Girl
06.Ol' Croix
07.I Can't Give You Anything But Love
08. The Great Lie
09. Sweet Lorraine
10. If I Should Love You
11. Younger Than Springtime

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名:Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれの白人トランペット奏者、歌手。
アート・ペッパー (Art Pepper 本名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはチェット・ベイカーとアート・ペッパー、1956年7月26日の録音、キャピトル・レコードからのリリース。
共演者は、テナーサックスがリッチー・カミューカ、ピアノがピート・ジョリー、ベースがリロイ・ヴィネガー、ドラムがスタン・レヴィー。
銘々が西海岸のリーダー級のバックで何の心配もない。
チェット・ベイカーとアート・ペッパーの共演作で有名なアルバム 「Chet Baker and Art Pepper / Playboys」 は1956年10月31日の録音なので、その数か月前にこの様な共演が行われていた。
アルバム自体はマイナーだが、西海岸の強豪に焦点をあわせ聴くと輝いてくる。
ここがジャズの面白いところで、有名盤だからといって、その人にピッタリくるかというと、そうではない。
逆に、この様な盤に、いいのが埋(うず)もれているから困る。
(青木高見)





Art Pepper / The Return Of Art Pepper (The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume One) Art Pepper / The Return Of Art Pepper (The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume One)

Recorded :
August 6, 1956 #01-#10
January 3, 1957 #11-#15

Personnel :
#01-#10
August 6, 1956
Art Pepper (as, comp)
Russ Freeman (p)
Jack Sheldon (tp)
Leroy Vinnegar (b)
Shelly Manne (ds)

#11-#15
January 3, 1957
Art Pepper (as, comp)
Gerald Wiggins (p)
Red Norvo (vib)
Ben Tucker (b)
Joe Morello (ds)

Song name :
01. Pepper Returns
02. Broadway
03. You Go To My Head
04. Angel Wings
05. Funny Blues
06. Five More
07. Minority
08. Patricia
09. Mambo De La Pinta
10. Walkin' Out Blues
11. Pepper Steak
12. You're Driving Me Crazy
13. Tenor Blooz
14. Yardbird Suite
15. Straight Life

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1956年8月6日と1957年1月3日の録音。
共演者は。
1956年が、ピアノがラス・フリーマン、トランペットがジャック・シェルドン、ベースがルロイ・ヴィネガー、ドラムがシェリー・マン。
1957年が、ピアノがジェラルド・ウィッジンズ、ヴァイブがレッド・ノーボ、ベースがベン・タッカー、ドラムがジョー・モレロ。
アルバムの副題が 「The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume One」。
これは、収録したジャズ・ウエストとイントロが、アラジンの子会社のためである。
「The Return」 とはシャバに戻ってきましたという意味。
少し憂(うれ)いを含んだアルトがいい。
フレーズに同じものがなく、よどみなく溢れ出てくる。
何処を切り取っても、眩(まばゆ)いばかりの魅力に満ちている。
世間では、出所を境に、音が変わったと話題になるが、個人的には全てアート・ペッパーの音として戒(いまし)めている。
参考のため、服役期間を明記。
1953年6月~1954年6月 テキサス州 (フォートワース) 刑務所に収監。
1954年12月~1956年6月、2度目の薬物検挙で18ヶ月間服役、ロサンジェルス郡立刑務所に収監。
さらにターミナル・アイランドの連邦刑務所で10ヶ月。
1960年代後半、自分から進んで、リハビリテーション施設、シナノン (Synanon) に入所。
(青木高見)





(Marty Paich) / Marty Paich Quartet Featuring Art Pepper (Marty Paich) / Marty Paich Quartet Featuring Art Pepper

アルバムはマーティ・ペイチのリーダーアルバム扱いとしています。
「Marty Paich」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded :
August 1956
September 1956

Personnel :
Marty Paich (p)
Art Pepper (as)
Buddy Clark (b)
Frank Capp (ds)

Song name :
01. What's Right For You
02. You and the Night and the Misic
03. Sidewinder
04. Abstract Art
05. Over The Rainbow
06. All The Things You Are
07. Pitfall
08. Melancholy Madeline
09. Marty's Blues

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : マーティ・ペイチ (Marty Paich Birth name : Martin Louis Paich 1925年1月23日~1995年8月12日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド生まれのピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー、音楽監督、指揮者。
アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはマーティ・ペイチ、1956年8月・9月の録音、タンパ・レコードからのリリース。
メンバーは、ピアノがマーティ・ペイチ、アルトサックスがアート・ペッパー、ベースがバディ・クラーク、ドラムがフランキー(フランク)・キャップ。
同じ歳でカリフォルニア生まれの2人の共演、その完成度の高さに驚く。
典型的なウエストコースト・ジャズを楽しめる。
調べてみると、この年アート・ペッパーは。
「The Art Pepper Quartet  (Tampa/OJC)」
「The Artistry of Pepper  (Pacific Jazz)」
「Art Pepper with Warne Marsh (Victor  (aka The Way it Was! Contemporary)」
「Chet Baker and Art Pepper  "Playboys"」 と、たて続けに名盤を残している。
いってみれば、絶好調のアート・ペッパーとマーティ・ペイチ共演はアルバム 「The Broadway Bit (踊り子)」 に繋(つな)がっていく。 (青木高見)





Chet Baker and Art Pepper / Playboys (CDP 7 94474 2) Chet Baker and Art Pepper / Playboys (CDP 7 94474 2)

チェット・ベイカーのリーダーアルバム扱いとしています。
「Chet Baker」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : October 31, 1956

Personnel :
Chet Baker (tp)
Art Pepper (as)
Phil Urso (ts)
Carl Perkins (p)
Curtis Counce (b)
Lawrence Marable (ds)

Song name :
01. For Minors only
02. Minor-Yours
03. Resonant Emotions
04. Tynan Tyme
05. Picture of Heath
06. For Miles and Miles
07. CTA

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : チェット・ベイカー (Chet Baker 本名:Chesney Henry Baker Jr. 1929年12月23日~1988年5月13日) はアメリカ合衆国オクラホマ州イェール生まれのトランペット奏者、歌手。
アート・ペッパー (Art Pepper 本名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはチェット・ベイカーとアート・ペッパー、1956年10月31日の録音、タイトルは 「プレイボーイ」、西海岸のハンサム白人天才プレイヤーの二人の共演。
テナーサックスのフィル・ウルソ(アーソ)は、1925年アメリカ合衆国ニュージャージー州生まれのジャズサックス奏者、以上の3名が白人。
共演者は、ピアノのカール・パーキンス、ベースのカーティス・カウンス、ドラムのローレンス・マラブル。
チェット・ベイカーとアート・ペッパーは、歳も近く、私生活も共通する点が多くある。
特にヤク中で絶頂期の演奏が出来なくなった事、女にモテる容姿、その影に潜む、不良っぽさと危うさ。
話は飛ぶが、アルバム・ジャケットのセミヌードのお嬢さん、人形で胸を隠している。
雑誌のプレイボーイとのタイアップがあった逸話で納得。
当アルバムはコレクションでは、チェット・ベイカーのリーダー作としたがアート・ペッパーの演奏が素晴らしい。
(青木高見)





(Art Pepper)  / Art Pepper With Warne Marsh (Art Pepper)  / Art Pepper With Warne Marsh

アート・ペッパーのリーダーアルバム扱いとしています。
「Warne Marsh」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : November 26, 1956

Personnel :
Art Pepper (as)
Warne Marsh (ts)
Ronnie Ball (p)
Ben Tucker (b)
Gary Frommer (ds)

Song name :
01. I Can't Believe That You're in Love With Me [Original Take]
02. I Can't Believe That You're in Love With Me [Alternate Take]
03. All The Things You Are [Original Take]
04. All The Things You Are [Alternate Take]
05. What's New?
06. Avalon
07. Tickle Toe
08. Warnin' [Take 1]
09. Warnin' [Take 2]
10. Stompin' at the Savoy

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
ウォーン・マーシュ (Warne Marsh 本名 : Warne Marion Marsh 1927年10月26日~1987年12月18日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのジャズ・サックス奏者。
アルバムはアート・ペッパーとウォーン・マーシュ、1956年11月26日の録音。
共演者は、ピアノがピアノがロニー・ボール、ベースがベン・タッカー、ドラムがゲイリー・フローマー。
リリースは、録音から16年後の1972年。
2人の歳の差は、アート・ペッパーが2歳年上、2人の共通は、お互いにカリフォルニア州出身。
ウォーン・マーシュと言うと、すぐトリスターノの門下だけが先走りして、何か損をしている印象がある。
演奏は、やはりトリスターノ門下のロニー・ボールのコンビに対し、アート・ペッパーがどう挑むか。
ちなみにベースのベン・タッカーはアート・ペッパーとの共演歴が多い。
ドラムのゲイリー・フローマーは、1956年11月23日録音のアルバム 「Art Pepper / The Art Pepper Quartet」 でこのアルバムの数日前に共演している。
話は変わるが、世間の一般評の 「アート・ペッパーの50年・70年の論争」 などがあるが、自分としては、まったく興味がない。
要は演奏が、カッコいいかの判断で聴きたい。
(青木高見)





Art Pepper / The Art Pepper Quartet Art Pepper / The Art Pepper Quartet

Recorded : November 23, 1956

Personnel :
Art Pepper (as)
Russ Freeman (p)
Ben Tucker (b)
Gary Frommer (ds)

Song name :
01. Art's Opus
02. I Surrender, Dear
03. Diane
04. Pepper pot
05. Besame Mucho
06. Blues At Twilight
07. Val's Pal
08. Pepper Pot (Alternate)
09. Blues At Twilight (Alternate)
10. Val's Pal (Take 1)
11. Val's Pal (Take 4)
12. Val's Pal (Take 5)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1956年11月23日の録音、タンパ・レーベルからのリリース、別名 「タンパのペッパー」 で知られている。
共演者は、ピアノがラス・フリーマン、ベースがベン・タッカー、ドラムがゲイリー・フローマー。
演奏は 絶好調のアート・ペッパー。
ライナーノートが正しければ、当アルバムの録音日は 「1956年11月23日、ハリウッドのラジオレコーダーズ・スタジオ」。
アルバム 「Art Pepper With Warne Marsh」  が 「同年11月26日、ロスのコンテンポラリー・スタジオ」。
この時は、ベースがベン・タッカー、ドラムのゲイリー・フロマーも同じく参加し、過密スケジュールをこなした事になる。
過密スケジュールにもかかわらず、緊張感をまったく損なうことなく、ハイレベルな演奏。
このことからも、この時期のアート・ペッパーがいかにノッっていて、素晴らしかったかという事がわかる。
ちなみに、タンパ・レーベルでもう1枚 「Marty Paich Quartet Featuring Art Pepper」 があるので併せて聴きたい。
(青木高見)





Art Pepper / Modern Art (The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two) Art Pepper / Modern Art (The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two)

Recorded :
December 28, 1956
January 14, 1957

Personnel :
Art Pepper (as)
Russ Freeman (p) #01-#10
Carl Perkins (p) #11-#13
Ben Tucker (b)
Chuck Flores (ds)

Song name :
01. Blues In
02. Bewitched, Bothered And Bewildered
03. Stompin' At The Savoy
04. What Is This Thing Called Love?
05. Blues Out
06. When You're Smiling (The Whole World Smiles With You)
07. Cool Bunny
08. Diane's Dilemma
09. Diane's Dilemma (Alternate Take)
10. Summertime
11. Fascinatin' Rhythm (Alternate Take)
12. Begin The Beguine (Alternate Take)
13. Webb City (Alternate Take)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1956年12月28日と1957年1月14日の録音。
共演者は、ピアノのラス・フリーマンが1曲目から10曲目まで、11曲目から13曲目までがカール・パーキンス、ベースがベン・タッカー、ドラムがチャック・フローレス。
アルバムの副題が 「The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two」。 当セッションを収録したのがジャズ・ウエストとイントロで、アラジンの子会社のためにそうなっている。
という訳で 「The Return Of Art Pepper」 に続く第2弾。
演奏は、一言でいうと 「冴え」。
緊張の中にある明暗は、アート・ペッパーしか到達しえなかった孤高の境地。
CDでは別テイクも楽しめる。
(青木高見)





Art Pepper / Art Pepper Meets The Rhythm Section Art Pepper / Art Pepper Meets The Rhythm Section

Recorded : January 19, 1957

Personnel :
Art Pepper (as)
Red Garland (p)
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
01. You'd Be So Nice To Come Home To
02. Red Pepper Blues
03. Imagination
04. Waltz Me Blues
05. Straight Life
06. Jazz Me Blues
07. Tin Tin Deo
08. Star Eyes
09. Birks Works

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1957年1月19日の録音。
共演者は、ピアノがレッド・ガーランド、ベースがポール・チェンバース、ドラムがフィーリー・ジョー・ジョーンズ。
アルバム・タイトルが 「Art Pepper Meets The Rhythm Section」 なので、このリズム隊の事を言っている。
泣く子も黙る、天下のマイルス・デイヴィスのリズム隊との共演。
録音日は、アルバム 「Art Pepper / Modern Art」 の僅か5日後。
どうだろう、この堂々たる歌心あふれるアルト・サックス。
個人的に、これを聴く時は、ランダムにして、その度に聴く順番を変えて聴く。
ジャズを好きになった頃の新鮮な感動が、聴くたびに湧(わ)いてくる。
(青木高見)





Art Pepper + Eleven / Modern Classics Art Pepper + Eleven / Modern Classics

Recorded : 12 March, 1959
24 March, 1959
12 May, 1959

Personnel :
Art Pepper (as, ts, cl)
Marty Paich (arr, cond)
Russ Freeman (p)
Pete Candoli (tp)
Al Porcino (tp)
Jack Sheldon (tp)
Dick Nash (tb)
Bob Enevoldsen (valve-trombone, ts)
Vince De Rosa (frh)
Herb Geller (as)
Bud Shank (as)
Charlie Kennedy (as)
Bill Perkins (ts)
Richie Kamuca (ts)
Med Flory (bs)
Joe Mondragon (b)
Mel Lewis (ds)

Song name :
01. Move
02. Groovin' High
03. Opus de Funk
04. Round About Midnight ('Round Midnight)
05. Four Brothers
06. Shaw Nuff
07. Bernie's Tune
08. Walkin' Shoes
09. Anthropology
10. Airegin
11. Walkin' [Original Take]
12. Walkin' [Alternate Take]*
13. Walkin' [Alternate Take]*
14. Donna Lee [Original Take]
15. Donna Lee [Alternate Take]*
* Additional tracks not on original LP.

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1959年3月・5月の録音。
共演者は、アレンジと指揮がマーティ・ペイチ、ピアノがラス・フリーマン、トランペットがピート・キャンドリ、アル・ポルシーノ、バルブトロンボーンがボブ・エネヴォルセン、アルトサックスがハーブ・ゲラー、バド・シャンク、テナーサックスがビル・パーキンズ、リッチー・カミューカ、ベースがジョー・モンドラゴン、ドラムがメル・ルイスほか。
おそらくアート・ペッパーが絶頂期に、アート・ペッパー名義のビックバンド盤をリリース出来た事は素晴らしい事だと思う。
メンバーは、マーティ・ペイチのアルバム 「お風呂」 「踊り子」 の主要メンバーで構成され、一糸乱れぬアンサンブルがいい。
また、アート・ペッパー名義のため 「お風呂」 「踊り子」 より多くアート・ペッパーが吹いているのもいい。
ワンホーンもいいが、ビックバンドでの細部まで気の利いたこのアルバムは圧巻。
(青木高見)





Art Pepper / The Art Of Pepper Art Pepper / The Art Of Pepper

Recorded : April 1, 1957

Personnel :
Art Pepper (as)
Carl Perkins (p) #11-#13
Ben Tucker (b)
Chuck Flores (ds)

Song name :
01. Holiday Flight
02. Too Close For Comfort
03. Long Ago And Far Away
04. Begin The Beguine
05. I Can't Believe That Your In Love With Me
06. Webb City
07. Summertime
08. Fascinating Rhythm
09. Body And Soul
10. Without A Song
11. The Breeze And I
12. Surf Ride

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1957年4月1日の録音。
共演者は、ピアノがカール・パーキンス、ベースがベン・タッカー、ドラムがチャック・フローレス。
このアルバムの録音に関して後に判明した事がある。
まず、このアルバムの音源は 「アラジン」 レーベルだった。
それが後に 「オメガテープ」 にリースされたという。
前作 「Art Pepper Modern Art  (The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two)」 同様、ピアノがカール・パーキンスの演目3曲。
11曲目の 「Fascinatin' Rhythm  (Alternate Take)」、12曲目の 「Begin The Beguine  (Alternate Take)」、13曲目の「Webb City  (Alternate Take)」 は同日録音。
アルバムはオメガテープの11曲に、Nadja盤の 「 Summertime 」 が追加され、全てオリジナルマスターから作成された。
「Art Pepper Modern Art  (The Complete Art Pepper Aladdin Recordings - Volume Two)」 の、Alternate Take の3曲は録音日1957年1月14日となっているが、正しくはマイケル・カスクーナ氏の資料から1957年4月1日に訂正された。
話は戻る、演奏は、この時期のアート・ペッパーは、いつ、どこで、録音されようが、全て完璧。
ここで注目したいのがピアノのカール・パーキンス、あやふやな音ではなくピンと立った音。
(青木高見)





Art Pepper / Show Time Art Pepper / Show Time

Recorded : January 18, 1957 - March 31, 1957
Release : 1957

Recorded, Song No., Personnel :
Rec : March 31, 1957 / from [Stars of Jazz Show]
Song No. : #01-#03
Personnel :
Art Pepper (as)
Larry Bunker (p)
Don Payne (b)
Chuck Flores (ds)

Rec : March 31, 1957 / from [Stars of Jazz Show]
Song No. : #04
Personnel :
Art Pepper (as)
Pam Russell (vo)
Victor Feldman (p)
Don Payne (b)
Chuck Flores (ds)

Rec : January 18, 1957 / from [The Steve Allen Show]
Song No. : #05-#07
Personnel :
Art Pepper (as)
Carl Perkins (p)
Ben Tucker (b)
Chuck Flores (ds)

Song name :
01. All The Things You Are
02. Everything Happens To Me
03. St. Louis Blues
04. Stormy Weather
05. Cherokee
06. Over The Rainbow
07. What Is This Thing Called Love?

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1957年1月・3月とロサンゼルスのテレビ番組 「Stars of Jazz Show」 と 「The Steve Allen Show」 に出演した時の録音、ジャズバンク・レーベルからのリリース。
共演者は。
5曲目から7曲目が1957年1月18日放送の 「The Steve Allen Show」。
共演者は、ピアノがカール・パーキンス、ベースがベン・タッカー、ドラムがチャック・フローレス。
1曲目から3曲目が1957年3月31日放送の 「Stars of Jazz Show」。
共演者は、ピアノがラリー・バンカー、ベースがドン・ペイン、ドラムがチャック・フローレス。
4曲目が同じく1957年3月31日放送の 「Stars of Jazz Show」。
共演者は、ヴォーカルがパム・ラッセル、ピアノがヴィクター・フェルドマン、ベースがドン・ペイン、ドラムがチャック・フローレス。
演奏は、スタンダードを中心にテレビ番組のため演奏時間が3分と制限されたという、それもモノラル。
過去に、この海賊盤が出たが今回のCD化で正式に商品化された。
今は亡き、天才アート・ペッパーの1957年の音源は、多少、音が悪かろうが、演奏時間が短かろうが、マニアにとっては垂涎の1枚。
(青木高見)





Art Pepper / Gettin' Together! Art Pepper / Gettin' Together!

Recorded : February 29, 1960

Personnel :
Art Pepper (as, ts)
Wynton Kelly (p)
Conte Candoli (tp)
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb (ds)

Song name :
01. Whims of Chambers
02. Bijou the Poodle
03. Why Are We Afraid
04. Softly As In Morning Sunrise
05. Rhythm-a-Ning
06. Diane
07. Gettin' Together
08. Gettin' Together [Bonus Tracks]
09. Way You Look Tonight (The) [Bonus Tracks]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1960年2月29日の録音、コンテポラリー・レーベルからのリリース。
60年代幕開けのアート・ペッパーを聴こう。
共演者は、ピアノがウィントン・ケリー、トランペットがコンテ・キャンドリ(カンドリ)、ベースがポール・チェンバース、ドラムがジミー・コブ。
こういうアルバムは、酒でも呑みながら軽く聴き流すのが最高に贅沢。
(青木高見)





Art Pepper / Smack Up Art Pepper / Smack Up

Recorded : October 24-25, 1960

Personnel :
Art Pepper (as)
Pete Jolly (p)
Jack Sheldon (tp)
Jimmy Bond (b)
Frank Butler (ds)

Song name :
01. Smack Up
02. Las Cuevas De Mario
03. A Bit of Basie
04. How Can You Lose
05. Maybe Next Year
06. Tears Inside
07. Solid Citizens
08. Solid Citizens [alternate take]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 出生名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。 アルバムはアート・ペッパー、1960年10月24日・25日の録音、コンテンポラリー・レーベルからのリリース。
共演者は、ピアノがピート・ジョリー、トランペットがジャック・シエルドン、ベースがジミー・ボンド、ドラムがフランク・バトラー。
演奏は、堅実なアート・ペッパー、何回聴いても飽きない不思議な1枚。
個人的に、トランペットのジャック・シェルドン、ピアノのピート・ジョリーを聴けるのが嬉(うれ)しい。
特徴としては、演目で自分の曲は1曲、その他がサックスの名手の作品を持ってきた点。
演目と作曲者は以下の通り。
01. Smack Up (ハロルド・ランド Harold Land)
02. Las Cuevas De Mario (アート・ペッパー Art Pepper)
03. A Bit of Basie (バディ・コレット Buddy Collette)
04. How Can You Lose (ベニー・カーター Benny Carter)
05. Maybe Next Year (デュエイン・タトロ Duane Tatro)
06. Tears Inside (オーネット・コールマン Ornette Coleman)
07. Solid Citizens (ジャック・モントローズ Jack Montrose)
08. Solid Citizens [alternate take] (ジャック・モントローズ Jack Montrose)
意外なのが6曲目の 「Tears Inside」 のオーネット・コールマンを扱った事。
ある記事に、オーネット・コールマンを尊敬していた話がある。
偏見にとらわれず、良いものはどんどん吸収しようとしていた、ひたむきなアート・ペッパーを感じる。
録音順に見ると、当アルバムの1ヶ月後にアルバム 「Intensity」 が出る。
この時は、ピアノにドロ・コーカーを据え、ベースはジミー・ボンド、ドラムはフランク・バトラーは同じという布陣。
すでに薬で体調がボロくなっていく中、必死に奮闘している姿。
アルバム 「Intensity (1960)」 を最後に長期療養に入る。
(青木高身)





Art Pepper / Intensity Art Pepper / Intensity

Recorded :
November 23, 1960
November 25, 1960

Personnel :
Art Pepper (as)
Dolo Coker (p)
Jimmy Bond (b)
Frank Butler (ds)

Song name :
01. I Can't Believe That You're In Love With Me
02. I Love You
03. Come Rain Or Come Shine
04. Long Ago (And Far Away)
05. Gone With The Wind
06. I Wish On The Moon
07. Too Close For Comfort
08. Autumn Leaves
09. Five Points

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1960年11月23日・25日の録音、コンテンポラリー・レーベルからのリリース。
共演者は、ピアノがドロ・コッカー、ベースがジミー・ボンド、ドラムがフランク・バトラー。
ピアノのドロ・コーカーの作品は少ない、誇張しないピアノ、独特のブロックコードが魅力。
どういう経緯で本アルバムに参加したうか知りたい。
アート・ペッパーの話に戻ろう。
天才な演奏の影に潜む薬物依存。
このため、重要な時期を刑務所で過ごす事になる。
参考のため、服役期間を明記した。
1953年6月~1954年6月 テキサス州 (フォートワース) 刑務所に収監。
1954年12月~1956年6月、2度目の薬物検挙で18ヶ月間服役、ロサンジェルス郡立刑務所に収監。
さらにターミナル・アイランドの連邦刑務所で10ヶ月。
1960年代後半、自分から進んで、リハビリテーション施設、シナノン (Synanon) に入所。
アルバム・ライナーに 「刑務所にいたペッパーを、友人の女性が頭金、残りをコンテンポラリー社長のレス・ケーニッヒが保証人として払い込んでの収録した」 とある。
レス・ケーニッヒの逸話は、ペッパーが救急車で病院に運ばれた時 「コンテンポラリー・レコードのレス・ケーニッヒを呼んでくれ!」 と医師に伝えた、その人である。
演奏は、裏を知らなければ完璧なアート・ペッパーの名演で終わってしまう。
ところが、この経緯を知れば、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の異常な世界の演奏に変化する。
アルバム・タイトルは 「Intensity」。
よくぞ命名した。
意味は 「強度」 「迫力」 「熱気」 「温もり」 「温み」 「緊迫」 など。
考えようによっては、薬物に全て当てはまる。
自分を更なる高みに昇らせる為、薬物に手を出したチャーリー・バーカーやアート・ペッパー。
天才だけにしか、わからない天国と地獄。
悲しくて寂(さび)しい硬質なアルトが泣き叫ぶ。
この 「Intensity」 を最後に長期療養に入いる。
(青木高見)





Art Pepper / The Trip Art Pepper / The Trip

Recorded : September 15-16, 1976

Personnel :
Art Pepper (as)
George Cables (p)
David Williams (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. The Trip (Original Take)
02. The Trip (Alternate Take)
03. A Song For Richard
04. Sweet Love Of Mine
05. Junior Cat
06. The Summer Knows
07. Red Car

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1976年9月15日・16日の録音。
共演者は、ピアノがジョージ・ケイブルス、ベースがデヴィット・ウィリアムス、ドラムがエルビン・ジョーンズ。
まず、衝撃的なのが、犯人写真の様なアルバム・ジャケットの顔。
しかし、偉いのは、この様な無残な姿を記念碑的にデザインした事。
巷(ちまた)では、ボロクソいわれる。
「刑務所でコルトレーンの亡霊に乗り移られ、ドラムがエルビン・ジョーンズになった、まさにミス・マッチ」。
「50年代のアート・ペッパーでなくして、どこがアート・ペッパーか」
「これはリリースしなくても良かったアルバムだ」
などなど、酷(ひど)いのは、ちゃんとしたジャズ評論でも堂々とコケにしている。
要は、嫌なら聴かなきゃいい。
アート・ペッパーで、もし最初に、このアルバムを聴いたとしたら。
それも、アート・ペッパーの作品の中でも、これしか聴かなかったら、たぶん一生アート・ペッパーが嫌いになるかも。
ペッパー自身がこの時、語った謎めいた言葉。
「 When I play,... the sound that comes out of this thing, this piece of metal is just me saying these things and taking people on a trip. 」
この事を知っているのは、妻のローリーと共演者のジョージ・ケイブルス、デヴィット・ウィリアムス、エルビン・ジョーンズだけかもしれない。
(青木高見)





Art Pepper / More For Les at The Village Vanguard vol.4 Art Pepper / More For Les at The Village Vanguard vol.4

Recorded : July 28-30, 1977

Personnel :
Art Pepper (as, ts, cl)
George Cables (p)
George Mraz (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. Introduction
02. No Limit
03. These Foolish Things
04. Introduction
05. More for Les
06. Over The Rainbow
07. Scrapple from the Apple

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1977年7月28日から30日の録音、ヴィレッジ・ヴァンガードでライブ。
共演者は、ピアノがジョージ・ケイブルス、ベースがジョージ・ムラーツ、ドラムスがエルヴィン・ジョーンズ。
演目は、CD化に伴い未発表音源が追加される。
演奏は、絶好調のアート・ペッパーに共演者の絶妙なバッキングが何ともいい。
薬物依存で投獄され、重要な時を失ってしまった事が、いい音を出す糧になるとは。
哀愁漂うアート・ペッパーが帰ってきた。
(青木高見)





Ballads by Four [Stanley Cowell, Art Pepper, John Klemmer, Johnny Griffin, Joe Henderson] (VICJ-60133) Ballads by Four [Stanley Cowell, Art Pepper, John Klemmer, Johnny Griffin, Joe Henderson] (VICJ-60133)

アルバムはスタンリー・カウエルのリーダーアルバム扱いとしています。
以下で同じ内容を掲載しています。
[Stanley Cowell スタンリー・カウエル] →
[Art Pepper アート・ペッパー] →
[John Klemmer ジョン・クレマー] →
[Johnny Griffin ジョニー・グリフィン] →
[Joe Henderson ジョー・ヘンダーソン] →

Recorded :
January 1-2, 1978
January 5, 1978

Song name : Over The Rainbow
Personnel :
Art Pepper (as)
Stanley Cowell (p)
Cecil Mcbee (b)
Roy Haynes (ds)

Song name : God Bless The Child
Personnel :
John Klemmer (ts)
Stanley Cowell (p)
John Heard (b)
Roy Haynes (ds)

Song name : Smoke Gets In Your Eyes
Personnel :
Stanley Cowell (p)
Johnny Griffin (ts)
Cecil Mcbee (b)
Roy Haynes (ds)

Song name : Good Morning, Heartache
Personnel :
Joe Henderson (ts)
Stanley Cowell (p)
John Heard (b)
Roy Haynes (ds)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : スタンリー・カウエル (Stanley Cowell 1941年5月5日~) はアメリカ合衆国オハイオ州トレド生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。 以下のサックス奏者が一曲づつ担当、計4曲。
アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
ジョン・クレマー (John Klemmer) はジャズ・テナーサックス奏者。
ジョニー・グリフィン (Johnny Griffin 1928年4月24日~2008年7月25日) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれのジャス・サックス奏者。
ジョー・ヘンダーソン (Joe Henderson 1937年4月24日~2001年6月30日) はアメリカ合衆国オハイオ州リマ生まれのジャズ・テナーッサクス奏者。
CDは1978年1月1日、2日、5日の録音、ギャラクシー・レーベルの音源、発売元ビクター・エンターテインメント株式会社、エド・ミシェル(Ed Michel)氏による英語ライナーノーツ、岡崎正道氏による日本語解説、4曲入り。
メンバーは。
1曲目、アルトサックスがアート・ペッパー、ピアノがスタンリー・カウエル、ベースがセシル・マクビー、ドラムがロイ・ヘインズ。
2曲目、テナーサックスがジョン・クレマーピアノがスタンリー・カウエル、ベースがジョン・ハード、ドラムがロイ・ヘインズ。
3曲目、テナーサックスがジョニー・グリフィン、ピアノがスタンリー・カウエル、ベースがセシル・マクビー、ドラムがロイ・ヘインズ。
4曲目、テナーサックスがジョー・ヘンダーソン、ピアノがスタンリー・カウエル、ベースがジョン・ハード、ドラムがロイ・ヘインズ。
4人のサックスマンが渾身のバラードを吹く。
1曲1曲の尺が9分近くあり、演目は4曲だが充分満足。
スイングジャーナル誌選定ゴールドディスク受賞作品。
(青木高見)





Art Pepper / Today Art Pepper / Today

Recorded : December 1-2, 1978

Personnel :
Art Pepper (as)
Stanley Cowell (p)
Cecil McBee (b)
Roy Haynes (ds)
Kenneth Nash (congas, per) per #02only

Song name :
01. Miss Who
02. Mambo Koyama
03. Lover Come Back To Me
04. Patricia
05. These Foolish Things (Remind Me Of You)
06. Chris's Blues
07. I Love You [CD Bonus Truck]
08. Pepper Pot [CD Bonus Truck]
09. These Foolish Things (Remind Me Of You) / alternate take [CD Bonus Truck]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント :  アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1978年12月1日・2日の録音、ギャラクシー・レーベルからのリリース。
共演者は、ピアノがスタンリー・カウエル、ベースがセシル・マグビー、ドラムがロイ・へインズ、パーカッションがケネス・ナッシュ。
かつて5曲入りのCDを所持していたが、ボーナストラック3曲追加盤が出たので買い替えた。
アート・ペッパーのコメントは、自分の様な素人(しろうと)がコメントするのは百年早い。
薬物中毒で投獄され、やがてシャバに出てきたからといって、天才ミュージシャンである事に変りはない。
投獄から戻ったアート・ペッパーの演奏を酷評する人がいるが、その人に言いたい。
「あなたは、どれ位、アート・ペッパーを知っていると言うのですか?」 「直接会って深い話をしたのですか?」。
当アルバムは、シャバに出て、少しずつ感覚を取り戻し、投獄される前にはなかった新境地を得たアート・ペッパーを感じたい。
良い悪いではない、これこそが後期アート・ペッパーの最大の魅力かもしれない。
個人的に嬉しいのは、復帰したアート・ペッパーを当時の日本のジャズファンが温かく迎えた事だ。
当時の日本のジャズファンは、貧しかったが本物の耳を持っていた。
今は?。
(青木高見)





Sonny Stitt and Art Pepper / Sonny Stitt Atlas Blues Blow And Ballade Sonny Stitt and Art Pepper / Sonny Stitt Atlas Blues Blow And Ballade

ソニー・スティットのリーダーアルバム扱いとしています。
「Sonny Stitt」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : July 30-31, 1980

Personnel :
Sonny Stitt (as, ts)
Art Pepper (as, ts)
Russ Freeman (p)
John Heard (b)
Carl Burnett (ds)

Song name :
01. Atlas Blues
02. Lester leaps In
03. Autumn In New York
04. My Funny Valentine
05. Lover Man
06. Imagination

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・スティット (Sonny Stitt 出生名 : Edward Boatner, Jr. 1924年2月2日~1982年7月22日) はアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン生まれのジャズ・アルト、テナーサックス奏者。
アート・ペッパー (Art Pepper 出生名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはソニー・スティットとアート・ペッパー、1980年7月30日と31日の録音、アトラス・レーベルからのリリース、日本の企画で再会共演した一枚。
共演者は、ピアノがラス・フリーマン、ベースがジョン・ハード、ドラムがカール・バーネット。
演目は全6曲中 「Atlas Blues」 「Lester leaps In」 が二人の共演。
「Autumn in New York」 「Lover Man」 がソニー・スティット。
「My Funny Valentine」 「Imagination」 がアート・ペッパー。
聴きどころは、二人がチャーリー・パーカーを信奉し、アメリカ大陸の東と西でスターの座についた経緯(いきさつ)。
アトラス・レーベルからディレクターの依頼を受けた日本人の石原康行氏により商品化された。
1980年というとロック、ソウル、ポピュラーが台頭しジャズは下火になっていた時代。
昔とった杵柄(きねずか)、ジャズを謳歌(おうか)してきた大御所二人がリラックスして共演を楽しんでいる雰囲気がいい。
また、二人が1982年6月と7月に同時に他界してしまったのは不思議な縁(えにし)といえる。
(青木高見)





Art Pepper / Winter Moon Art Pepper / Winter Moon

Recorded : September 3-4, 1980

Personnel :
Art Pepper (as, cl-#6)
Bill Holman (arr, cond)
Jimmy Bond (arr, cond)
Howard Roberts (g)
Stanley Cowell (p)
Cecil McBee (b)
Carl Burnett (ds)
Nate Rubin (concertmaster)
John Tenney (vln)
Greg Mazmanian (vln)
Patrice anderson (vln)
Clifton Foster (vln)
Dan Smiley (vln)
Audrey Desilva (vln)
Elizabeth Gibson ? (vln)
Stephen Gehl ? (vln)
Emily Van Adams ? (vln)
Sharon O'Connor (cellos)
Mary Ann Meredith (cellos)
Terry Adams (cellos)

Song name :
01. Our Song
02. Here's That Rainy Day
03. That's Love
04. Winter Moon
05. When The Sun Comes Out
06. Blues In The Night
07. The Prisoner
08. Our Song
09. The Prisoner
10. Ol' Man River

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 出生名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1980年9月3日・4日の録音、ギャラクシー・レーベルからのリリース、ウィズ・ストリングス。
共演者は、編曲と指揮がビル・ホルマンとジミー・ボンド、ギターがハワード・ロバーツ、ピアノがスタンリー・カウエル、ベースがセシル・マクビー、ドラムがカール・バーネット。
その他、10数程のストリングス。
CD化に伴い、LPには収録されなかった未発表の別テイク6曲が追加された。
演奏は、何はともあれ、アート・ペッパーのストリングス物という事。
活動時期の観点からは、82年に他界してしまうので、80年のアート・ペッパーを聴く事ができる。
演奏は、一般のストリング・メインのBGM調ではなく、5人のコンボにスポットをあて、ジャズ色を強くした感じ。
ペッパー自身の演奏は、80年代に入り、波乱な人生を歩んできた安堵の気持ちと、まだやり足りないという焦りの音。
この時期のアート・ペッパーは、自分の人生がそれほど長くない事を知っている。
それだけに残された人生、自分のやりたり事を恥じらいなく何でも挑戦している姿が見える。
受け手の気持ち次第で、良くも悪くも、どの様にも変化してしまう後期作品の1枚。
(青木高見)





Art Pepper / Laurie's Choice (FSR-CD 192) Art Pepper / Laurie's Choice (FSR-CD 192)

Recorded :
01. Allen's Alley (Wee) / Tokyo, Japan November 24, 1981
02. Patricia / Atlanta, Georgia, May 1980
03. Straight Life / Tokyo, Japan November 24, 1981
04. Kobe Blues / Kobe, Japan 1978
05. A Song For Richard / June 27, of unknow year and location

Personnel :
Art Pepper (as) #01-05
George Cables (p) #01, #03
Milcho Leviev (p) #02, #04, #05
David Williams (b) #01, #03
Bob magnusson (b) #02, #04
Tony Dumas (b) #05
Carl Burnett (ds) #01-05

Song name :
01. Allen's Alley (Wee)
02. Patricia
03. Straight Life
04. Kobe Blues
05. A Song For Richard

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 本名:Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1980年・1981年の録音、フレッシュ・サウンド・レコード(Fresh Sound Records)からのリリース。
所持しているCDは、1992年スペイン盤で再リリースされた最後の5曲目の 「A Song For Richard」 が追加された5曲入りCD。
共演者は、ピアノがジョージ・ケーブルズ、ベースがデビッド・ウィリアムス、トニー・デュマス、ドラムがカール・バーネットほか。
1曲目、「Allen's Alley (Wee)」 と3曲目 「Straight Life」 1981年11月24日、日本公演。
2曲目、「Patricia」 1980年5月 ジョージア州アトランタでの公演。
4曲目、「Kobe Blues」 1978年、日本の神戸公演。
5曲目、「A Song For Richard」 6月27日だけわかっているが、肝心な年と場所は不明。
この様に切貼り状態のアルバムだが、すでに故人のアート・ペッパーの音源という事だけで貴重。
演奏は、日本公演の音源と、あと数年で他界する直前の演奏が聴ける。
(青木高見)





Art Pepper / Tete A Tete Art Pepper / Tete A Tete

Recorded : April 13-14, 1982

Personnel :
Art Pepper (as)
George Cables (p)

Song name :
01. Over The Rainbow
02. Tete-A-Tete
03. Darn That Dream
04. Body And Soul
05. Way You Look Tonight (The)
06. Round About Midnight ('Round Midnight)
07. You Go To My Head

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 出生名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1982年4月13日・14日の録音、ピアノのジョージ・ケイブルスとのデュオ。
アート・ペッパーが亡くなるのが1982年6月15日なので、わずか2ヶ月前の録音という事で、聴くたびに溜め息が出る。
演奏は、最後の共演ピアニストとして、ジョージ・ケイブルスを見つけ出してきた。
2人の仲は、演奏以外にも、心の交流が感じ取れる。
アート・ペッパーに至っては、全てを、やりつくしたような、枯淡の音色が何ともいい。
気楽にジャズを聴くというよりは、アート・ペッパーというミュージシャンの生き方を思ってしまい、どうしても気が散る。
そのためか、あまり聴かないアルバム。
この呪縛から、逃(のが)れられるのだろうか。
そもそも、逃(のが)れる、逃(のが)れないの問題ではないのだが。
(青木高見)





Art Pepper / Goin' Home Art Pepper / Goin' Home

Recorded : May 11-12, 1982

Personnel :
Art Pepper (as, cl = #01, #03, #07, as_cl = #05)
George Cables (p)

Song name :
01. Goin' Home
02. Samba Mom Mom
03. In A Mellotone
04. Don't Let The Sun Catch You Cryin'
05. Isn't She Lovely
06. Billie's Bounce
07. Lover Man (Oh Where Can You Be?)
08. The Sweetest Sounds
09. Don't Let The Sun Catch You Cryin' (Alternate A)
10. You Go To My Head (Alternate)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ペッパー (Art Pepper 出生名 : Arthur Edward Pepper,Jr. 1925年9日1日~1982年6月15日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ガーデナ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家。
アルバムはアート・ペッパー、1982年5月11日・12日の録音、ピアノのジョージ・ケイブルスとのデュオ。
どうしても、このアルバムが欲しかった。
演奏は、聴きようによっては、ジャンキー男の意外にも、あっさりと吹っ切れ感を感じる。
それでいて、なごり惜しいように暗く悲しい音色にもハッとさせられる。
タイトルの  「Goin' Home」  は、ドヴォルザークの交響曲第9番 「新世界より」 第2楽章 「家路」。
「Home」 とは、妻ローリーの事なのか、自分の事なのか、あの世の事なのか、何とも意味深。
その他の演目は、エリントン、パーカー、スティーヴィー・ワンダーと、いっぱい集めてきた。
この事も 「最後のお別れに、みんなありがとう」 と言っている様に感じる。
レイ・チャールズで有名な  「Don't Let The Sun Catch You Cryin」 。
邦題を  「太陽は涙が嫌い」  と今知って目頭が熱くなった。
本来、アート・ペッパーとは明るい男だったのかもしれない。
(青木高見)




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