青木高見のジャズコレクション Kenny Dorham (tp, vo) ケニー・ドーハム


略歴
Kenny Dorham ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
ファンの人気より、仲間のミュージシャンからの絶大の信頼、人柄の良さ、温かい人間性が今見直されている。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Kenny Dorham / Kenny Dorham Quintet (OJCCD-113-2) Kenny Dorham / Afro-Cuban (CDP 746815 2) Kenny Dorham / 'Round About Midnight At The Cafe Bohemia Vol.1 (CDP 7 46541 2) Kenny Dorham / Two Horns Two Rhythm (RIVERSIDE 00025218646321) Kenny Dorham / This is The Moment! (OJCCD-812-2) Kenny Dorham / Quiet Kenny (VICJ-23574) Kenny Dorham / The Arrival Of Kenny Dorham (FSR-CD 200) Kenny Dorham / Memorial Album (CRCJ-5511) Kenny Dorham / Showboat (CECC 00061) Kenny Dorham / Whistle Stop (7243 5 25646 2 0) Kenny Dorham / Matador - Inta Somethin' (CDP 7 84460 2) Kenny Dorham / Una Mas (TOCJ-4127) Kenny Dorham / Trompeta Toccata (CDP 7 84181 2)

【INDEX (共演アルバム)】
Herb Geller Fire In The West


【以下コンテンツ】


Kenny Dorham / Kenny Dorham Quintet (OJCCD-113-2) Kenny Dorham / Kenny Dorham Quintet (OJCCD-113-2)

Recorded :
December 15,1953 #01-09
1953 #10-11

Personnel :
Kenny Dorham (tp, vo)
Walter Bishop Jr. (p)
Jimmy Heath (ts, bs) #01-#06, #09-#11
Percy Heath (b)
Kenny Clarke (ds)

Song name :
01. Oor Oscar, An (take 1)
02. Ruby, My Dear (take 2)
03. Be My Love (take 2)
04. Ruby, My Dear (take 1)
05. Osmosis
06. I Love You
07. Darn That Dream (take 1)
08. Darn That Dream (take 2)
09. I Love You (take 2)
10. Chicago Blues
11. Lonesome Lover Blues

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
アルバムはケニー・ドーハム、1953年の録音、LPはデビュー・レコードDLP-9番、CDはOJCレーベルからのリリース、輸入盤、オリジナル英語ライナーノーツ。
共演者は、ピアノがウォルター・ビショップ・ジュニア、テナー・バリトンサックスがジミー・ヒース、ベースがパーシー・ヒース、ドラムがケニー・クラーク。
2曲、ケニー・ドーハム自信がが歌っている、あまり上手いとは言えないが味がある。
話は飛ぶが 「デビュー・レコード(Debut Records)」 は、1952年にベーシストのチャールズ・ミンガス、奥様のセリア・ミンガス、ドラマーのマックス・ローチが設立したジャズ専門のレコード会社。
(青木高見)





Kenny Dorham / Afro-Cuban (CDP 746815 2) Kenny Dorham / Afro-Cuban (CDP 746815 2)

Recorded :
January 30, 1955
March 29, 1955

Personnel :
Kenny Dorham (tp)
Horace Silver (p)
J.J.Johnson (tb) #01-04, #09
Hank Mobley (ts)
Cecil Payne (bs)
Percy Heath #05-08
Oscar Pettiford (b) #01-04, #09
Art Blakey (ds)
Carlos ''Patato'' Valdes (conga) #01-04, #09
Richie Goldberg (cowbell) #01-04, #09

Song name :
01. Afrodisia
02. Lotus Flower
03. Minor's Holiday
04. Minor's Holiday (alternate take)
05. Basheer's Dream
06. K.D.'s Motion
07. La Villa
08. Venita's Dance
09. K.D.'s Cab Ride

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
アルバムはケニー・ドーハム、1955年1月30日・3月29日の録音、LPはブルーノート1535番、CDは同じくブルーノートからのリリース、輸入盤、マイケル・カスクーナ(Michael Cuscuna)・氏による英語解説書。
共演者は、ピアノがホレス・シルヴァー、トロンボーンがジェイ・ジェイ・ジョンソン、テナーサックスがハンク・モブレイ、バリトンサックスがセシル・ペイン、ベースがオスカー・ペチフォードとパーシー・ヒース、ドラムがアート・ブレイキー、コンガがカルロス・パタート・ヴァルデス。
リーダー級のメンバーが集められている。
ケニー・ドーハムの魅力はバンドで鍛えられた百戦練磨のトランペット。
昔は、駄作が少ないが有名盤が少ないと過小評価された時代があった。
活動途中、このキューバンを取り入れ、これが受けた。
しかし今度はメイン・ストリームのジャズ・リスナーから色々言われる。
リスナーとは一喜一憂して色々言うだけ。
今では正当な評価がされている。
結局、我が道を進んだケニー・ドーハムがカッコいい。
(青木高見)





Kenny Dorham / 'Round About Midnight At The Cafe Bohemia Vol.1 (CDP 7 46541 2) Kenny Dorham / 'Round About Midnight At The Cafe Bohemia Vol.1 (CDP 7 46541 2)

   Recorded : May 31, 1956

Personnel :
Kenny Dorham (tp)
Bobby Timmons (p)
Kenny Burrell (g)
J.R.Monterose (ts)
Sam Jones (b)
Arthur Edgehill (ds)

Song name :
01. Monaco
02. Round About Midnight ('Round Midnight)
03. Mexico City
04. Night in Tunisia
05. Autumn In New York
06. Hill's Edge
07. K.D.'s Blues [Alternate Take]
08. Who Cares[Alternate Take]
09. Mexico City[Alternate Take]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
アルバムはケニー・ドーハム、1956年5月31日の録音、カフェ・ボヘミアのドーハム・セクステットのライブ、LPはブルーノート1524番、CDは同じくブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、マイケル・カスクーナ(Michael Cuscuna)・氏による英語解説書。
共演者は、ピアノがボビー・ティモンズ、ギターがケニー・バレル、テナーサックスがJRモンテローズ、ベースがサム・ジョーンズ、ドラムがアーサー・エッジヒル。
当初このグループは 「ジャズ・プロフェッツ」 という名前でケニー・ドーハムとテナー・サックスのJ.R.モンテローズの双頭ユニットだった。
おりしも50年代中期はハードバップ全盛時代。
平凡な演奏をしていては売れない、そこでブルーノート社主アルフレッド・ライオンはギターのケニー・バレルを加えライブにも望みを託したとされる。
メンバーは、それに答えた。
広いとはいえない 「カフェ・ボヘミア」 、客も拍手の数から少なさそう、なのにこんなにレベルが高い演奏。 特に、ここではケニー・ドーハムは元気があっていい。
(青木高見)





Kenny Dorham / Two Horns Two Rhythm (RIVERSIDE 00025218646321) Kenny Dorham / Two Horns Two Rhythm (RIVERSIDE 00025218646321)

Recorded : November 13, 1957 #01–03, #05–07, #09
December 2, 1957 #04, #08

Personnel :
Kenny Dorham (tp, p:#03)
Kenny Dorham (p) #03
Ernie Henry (as)
Eddie Mathias (b) #01–03, #05–07, #09
Wilbur Ware (b) #04, #08
G.T. Hogan (ds)

Song name :
01. Lotus Blossom
02. 'Sposin'
03. Soon
04. Is It True What They Say About Dixie?
05. The End of a Love Affair
06. I'll Be Seeing You
07. Noose Bloos
08. Jazz-Classic
09. 'Sposin' [alternate take included on CD reissue]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
アルバムはケニー・ドーハム。
4、8曲目が1957年12月2日の録音。
1~3、5~7、9曲目が、1957年11月13日の録音。
CDはリヴァーサイド・レーベルからのリリース、輸入盤、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語解説書。
共演者は、アルトサックスがアーニー・ヘンリー、ベースがエディ・マティアスとウィルバー・ウェア、ドラムがGTホーガン。
ピアノレスという事で、音は管に集中できる。
ただし3曲目のみ 「Soon」 でケニー・ドーハムがピアノを弾いている。
ピアノがいない演奏では、アルトサックスのアーニー・ヘンリーとケニー・ドーハムの対比が鮮明になり聴きどころとなる。
ちなみに、アーニー・ヘンリーのリーダー作 「Ernie Henry / Presenting 録音:1956年8月23日」 にケニー・ドーハムとウィルバー・ウェアが参加している。
たぶん、3人は仲良かったのだろう。
こういう友情関係にあるミュージシャン同士の演奏は、お温かみがあって嬉しくなる。
アルバム・タイトル通り、ケニー・ドーハムの考えるジャズが表現されている。
メジャーではない、こういうアルバムにケニー・ドーハムの魅力が隠されている。
ちなみに1曲目の 「Lotus Blossom(蓮の花)」 はケニー・ドーハムの十八番(おはこ)。
(青木高見)





Kenny Dorham / This is The Moment! (OJCCD-812-2) Kenny Dorham / This is The Moment! (OJCCD-812-2)

Recorded : July - August 1958

Personnel :
Kenny Dorham (tp, vo)
Ceder Walton (p)
Curtis Fuller (tb)
Sam Jones (b)
Charlie Persip (ds)
G.T.Hogan (ds)

Song name :
01. Autumn Leaves
02. I Remember Clifford
03. Since I Feel For YouU
04. I Understand
05. From This Moment
06. This Is The Moment
07. Angel Eyes
08. Where Are You?
09. Golden Earrrings
10. Make Me A Present Of You

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
アルバムはケニー・ドーハム、1958年7月と8月の録音、CDは音源がリヴァーサイド・レーベル、CDはOJCレーベルからのリリース、輸入盤、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語解説書。
共演者は、ピアノがシダー・ウォルトン、トロンボーンがカーティス・フラー、ベースがサム・ジョーンズ、ドラムがチャーリー・パーシップとGTホーガン。
ここではケニー・ドーハムが歌が聴ける。
同じトランペッターが歌ってヒットしたチェット・ベイカーの  「Sings」  は1954年のリリースなので自分も歌ってみたかったのか。
お世辞にも上手いとは言えないが味がある。
ファンにケニー・ドーハムなら何でも楽しめる。
ファンとは、そういうもの。
(青木高見)





Kenny Dorham / Quiet Kenny (VICJ-23574) Kenny Dorham / Quiet Kenny (VICJ-23574)

Recorded : November 13, 1959

Personnel :
Kenny Dorham (tp)
Tommy Flanagan (p)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Lotus Blossom
02. My Ideal
03. Blue Friday
04. Alone Together
05. Blue Spring Shuffle
06. I Had The Craziest Dream
07. Old Folks
08. Mack The Knife

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
アルバムはケニー・ドーハム、1959年11月13日の録音、LPはニュージャズ・レーベル(New Jazz)NJ8225番、CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、ジャック・マーハー(Jack Maher)氏による英語解説書、久保田高司氏による日本語解説書、邦題  「静かなるケニー」。
共演者は、ピアノがトミー・フラナガン、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー。
このアルバムはケニー・ドーハムの代表作とされる1枚だが当時のアメリカでは過小評価されたらしい。
ところが日本で、マイナー調の哀愁がウケて異常な人気が出た。
そのため、日本では1曲目の  「Lotus Blossom 邦題 蓮(はす)の花」  がケニー・ドーハムの代名詞になってしまう。
ジャズ喫全盛時代にリクエストで上がってきた1枚でもある、これを聴かずしてジャズを語るなとまでいわれた。
演奏は全曲ブルージーでマイナー調だが何となく明るさを含んだ雰囲気。
この明るさを当時のジャズリスナーは自分の将来への明るさに重ねていた。
(青木高見)





Kenny Dorham / The Arrival Of Kenny Dorham (FSR-CD 200) Kenny Dorham / The Arrival Of Kenny Dorham (FSR-CD 200)

Recorded : January 10, 1960

Personnel :
Kenny Dorham (tp)
Tommy Flanagan (p)
Charles Davis (bs)
Edward "Butch" Warren (b)
Arnold "Buddy" Enlow (ds)

Song name :
01. Stage West
02. I'm An Old Cowhand
03. Stella By Starlight
04. Delilah
05. Butch's Blues
06. Lazy Afternoon
07. Six Bits
08. When Sunny Gets Blue
09. Turbo

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
アルバムはケニー・ドーハム、1960年1月10日の録音、原盤LPはジャロ・インターナショナル(Jaro International)JAM5007番、CDは フレッシュ・サウンド(Fresh Sound)・レコード・レーベルからのリリース、輸入盤、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語解説書、9曲入り。
共演者は、ピアノがトミー・フラナガン、バリトン・サックスがチャールズ・デイヴィス、ベースがエドワード・ブッチ・ウォーレン、ドラムがアーノルド・バディ・エンロウ。
ジャズ喫茶全盛時代、ジャロのアルバムがかかるると、みんな席を立ってジャケットを見に行ったものだ。
みんながいっせいに席をたったものだがら、知らない人はびっくりした顔、そんな事を昨日の事の様に思い出す。
ケニー・ドーハムの絶頂期だと思う、ここではマイルス・デイヴィスやリー・モーガンと明らかに違うトランペットが聴ける。
個性がはっきり出ているという事で、個人的は裏・蓮の花だと思っている。
(青木高見)





Kenny Dorham / Memorial Album Kenny Dorham / Memorial Album (CRCJ-5511)

Recorded : January 10, 1960

Personnel :
Kenny Dorham (tp)
Tommy Flanagan (p)
Charles Davis (bs)
Butch Warren (b)
Arnold "Buddy" Enlow (ds)

Song name :
01. Stage West
02. I'm an Old Cowhand
03. Song of Delilah
04. Butch's Blues
05. Stella By Starlight
06. Lazy Afternoon
07. Turbo
08. When Sunny Gets Blue
09. Six Bits

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
アルバムはケニー・ドーハム、1960年1月10日の録音、原盤LPはジャロ・インターナショナル(Jaro International)JAM5007番、CDは ザナドゥ(XANADU)・レーベルからジャケットが一新された再発盤、発売元が日本クラウン株式会社、マーク・ガードナー(Mark Gardner)氏による英語ライナーノーツ、佐藤秀樹氏による日本語解説書、9曲入り。
知らないとは恐ろしいもので、ザナドゥのケニー・ドーハムだと喜んだのも、つかの間 「Kenny Dorham / The Arrival Of Kenny Dorham」 ではないか。
また、やっちゃったよ、ジャケットだけを見て、演目を見ないで買ってしまった。
ただ、曲順が違う。
共演者のドラムの 「Arnold "Buddy" Enlow」 が 「Arnold Enlow」 になっている。
ライナーノーツがナット・ヘントフじゃなくてマーク・ガードナーだ。
佐藤秀樹氏による日本語解説書が付いている。
何とか、違う点を見つけ出そうと、言い訳を必死に捜している自分(笑)。
結局、佐藤秀樹氏による日本語のライナーを読むために入手したと思い諦める。
ジャズCDは特に、こうい事があるので注意したい。
(青木高見)





Kenny Dorham / Showboat (CECC 00061) Kenny Dorham / Showboat (CECC 00061)

Recorded : December 9, 1960

Personnel :
Kenny Dorham (tp)
Kenny Drew (p)
Jimmy Heath (ts)
Jimmy Garrison (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Why Do I Love You?
02. Nobody Else But Me
03. Can't Help Lovin' Dat Man
04. Make Believe
05. Ol' Man River
06. Bill

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
アルバムはケニー・ドーハム、1960年12月9日の録音、LPはタイム(Time)・レコードS/2024番、CDは発売元がセンチュリー・レコード株式会社、英語ライナーノーツはなし、青木啓氏による日本語解説書。
共演者は、ピアノがケニー・ドリュー、テナーサックスがジミー・ヒース、ベースがジミー・ギャリソン、ドラムがアート・テイラー。
演奏は、ジェローム・カーン(Jerome Kern)と、オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II)の作品で1960年のミュージカル 「ショーボート」 を題材にしたもの。
ちなみに 「ショーボート」 はアメリカ初のブロードウェイ・ミュージカル。
この時期のケニー・ドーハムは、やりたい事を、ほぼ、やり尽くしたのではないか。
余裕の気持ちがミュージカルに目を向けた感じがする。
全員がリラックスした雰囲気の中で、ジャズを楽しんでいるのが音に表れている。
特にテナーサックスのジミー・ヒースがいい。
ジミー・ヒースはジャズ界の3人兄弟の1人、長男がMJQのベース奏者のパーシー・ヒース、弟がドラムのアルバート・ヒース。
面白いのは、ケニーさんもジミーさんも2人いる。
ケニー・ドーハムは、この翌々年 「Kenny Dorham / Matador」 をリリース、まだまだ精力的に活動けた。
(青木高見)





Kenny Dorham / Whistle Stop (7243 5 25646 2 0) Kenny Dorham / Whistle Stop (7243 5 25646 2 0)

Recorded : January 15, 1961

Personnel :
Kenny Dorham (tp)
Kenny Drew (p)
Hank Mobley (ts) #01-06
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)

Song name :
01. Philly Twist
02. Buffalo
03. Sunset
04. Whistle Stop
05. Sunrise in Mexico
06. Windmill
07. Dorham's Epitaph

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
アルバムはケニー・ドーハム、1961年1月15日の録音、LPはブルーノート4063番、CDは同じくブルーノート・ボブ・ブルーメンソール(Bob Blumenthal)氏とアイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語ライナーノーツ、7曲入り。
共演者は、ピアノがケニー・ドリュー、テナーサックスがハンク・モブレー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがフィーリー・ジョー・ジョーンズ。
典型的なブルーノート・サウンド、ハード・バップ、全曲ケニー・ドーハムの曲。
(青木高見)





Kenny Dorham / Matador - Inta Somethin' (CDP 7 84460 2)) Kenny Dorham / Matador - Inta Somethin' (CDP 7 84460 2)

Song number, Recorded : [#01-06 Rec:April 15, 1962]
Recorded : #01-#06 : April 15, 1962

Personnel :
Kenny Dorham (tp)
Bobby Timmons (p)
Jackie McLean (as)
Teddy Smith (b)
J. C. Moses (ds)

[#07-12 Rec:November 1961]
Personnel :
Kenny Dorham (tp)
Walter Bishop Jr. (p)
Jackie McLean (as)
Leroy Vinnegar (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
[Matador]
01. El Matador
02. Melanie
03. Smile
04. Beautiful Love
05. There Goes My Heart
06. Prelude
07. Una Más
[Inta Somethin']
08. It Could Happen To You
09. Let's Face The Music And Dance
10. No Two People
11. Lover Man
12. San Francisco Beat

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
アルバムはケニー・ドーハム、1961年と1962年の録音。
LPは 「Matador」 がユナイティッド・アーティスト(UNITED ARTISTS)、「Inta Somethin'」 がパシフィック・ジャズ・レーベルからリリース。
CDは 「Matador」 と 「Inta Somethin'」 の2枚が1枚になったものでブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、アラン・モリソン(Allan Morrison)氏とジョン・ウィリアム・ハーディ(John William Hardy)氏による英語ライナーノーツ付き。
共演者は。
1~6曲目、ピアノがボビー・ティモンズ、アルト・サックスがジャッキー・マクリーン、ベースがテディ・スミス、ドラムがJ.C.モーゼス。
7~12曲目、ピアノがウォルター・ビショプ.jr、アルト・サックスがジャッキー・マクリーン、ベースがリロイ・ヴィネガー、ドラムがアート・テイラー。
2枚のアルバムともケニー・ドーハムとジャッキー・マクリーンの2管の妙味、ケニー・ドーハムはミュートを使ったり静と動をうまく使い分ける。
気になったのは8曲目の 「It Could Happen To You」 のリロイ・ヴィネガーのベースは、ラりってるのかチョット。
本来 「Inta Somethin'」 はアルフレッド・ライオンの選曲眼だったらお蔵入りのレベルかもしれない。
2枚のアルバムを後にブルーノートが買い取りリマスターしたのか、日付けは1961年と1962年となっている。
アルフレッド・ライオンの頃から時は経過し、レベルは多少下がっても何でも売る姿勢が2枚のカップリングに至った感じがする。
7曲目の 「Una Más」 は、ブルーノート以外 「US」 と表記される事が多い。
ジャズ喫茶全盛時代 「Matador」 は、よくリクエストされた。
(青木高見)





Kenny Dorham / Una Mas (TOCJ-4127) Kenny Dorham / Una Mas (TOCJ-4127)

Recorded : April 1, 1963

Personnel :
Kenny Dorham (tp)
Herbie Hancock (p)
Joe Henderson (ts)
Butch Warren (b)
Tony Williams (ds)

Song name :
01. Una Mas(one more time)
02. Straight Ahead
03. Sao Paulo

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
アルバムはケニー・ドーハム、1963年4月1日の録音、LPはブルーノート4127番、CDは発売元が東芝EMI株式会社、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語ライナーノーツと林田ひめじさんによる和訳付き。
共演者は、ピアノがハービー・ハンコック、テナー・サックスがジョー・ヘンダーソン、ベースがブッチ・ウォーレン、ドラムのトニー・ウイリアムス。
新主流派のバック。
この時期、ジョー・ヘンダーソンは、同年6月に、このアルバムで披露したリズムを使った 「Page One」 を発表している。
ハービー・ハンコックは、前年の1962年 「Takin Off」 を発表、翌1963年にはマイルスのバンドで  「Seven Steps To Heaven」  「Miles Davis in Europe」  に参加して急成長してい時期になる。
リズム隊のベースのブッチ・ウォーレンは特にジョー・ヘンダーソンとハービー・ハンコックのアルバムに多く参加しており息がピッタリ。
ドラムのトニー・ウイリアムスはガンガン叩かず粛々と正確なリズムを刻み、裏方に徹している。
良い悪いは別として  「ウナ マス」  とは、ポルトガル語で 「結合」 とか 「参加」 の意味で、コンセプトのヒントはここにありそうだ。
時が経っても陳腐化しない1枚。
(青木高見)





Kenny Dorham / Trompeta Toccata (CDP 7 84181 2) Kenny Dorham / Trompeta Toccata (CDP 7 84181 2)

Recorded : September 4, 1964

Personnel :
Kenny Dorham (tp)
Tommy Flanagan (p)
Joe Henderson (ts)
Richard Davis (b)
Albert Heath (ds)

Song name :
01. Trompeta Toccata
02. Night Watch
03. Mamacita
04. The Fox

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・ドーハム (Kenny Dorham 本名:McKinley Howard Dorham 1924年8月30日~1972年12月5日)  はアメリカ合衆国テキサス州フェアフィールド生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
アルバムはケニー・ドーハム、1964年9月14日の録音、LPはブルーノート4181番、CDは同じくブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語ライナーノーツ。
共演者は、ピアノがトミー・フラナガン、テナーサックスがジョー・ヘンダーソン、ベースがリチャード・デイヴィス、ドラムがアルバート・ヒース。
実質上、最後のリーダー作とされている。
タイトルの 「トッカータ」 とは、イタリア語、17世紀から18世紀前半に広く行われた鍵盤楽器のための楽曲形式。
特徴は速い走句(パッセージ)や細かな音形の変化などを伴った即興的な楽曲、技巧的な表現が特徴。
もう一つの意味として、17世紀頃、用いられた語、金管楽器のためのファンファーレ風の性格をもつ小楽曲。
演奏は躍動感があり叙情的。
3曲目 「Mamacita」 はジョー・ヘンダーソンの曲。
トミー・フラナガン、リチャード・デイヴィス、アルバート・ヒース、3人の異色の取り合わせが絶妙な味を出す。
ジョー・ヘンダーソンとケニー・ドーハムは、この時期、新進気鋭の良き理解者同士だったようだ。
ジョー・ヘンダーソンの初リーダー作 「Page One (録音:1963年6月3日)」 にケニー・ドーハムが友情参加している。
この様にミュージシャン同士がリスペクトしあった演奏の醍醐味はジャズの大きな聴きどころ。
(青木高見)




▲ページの上に戻る▲