青木高見のジャズコレクション Jimmy Heath (ts, bs) or James Edward Heath ジミー・ヒース


寸評
Jimmy Heath ジミー・ヒース (Jimmy Heath 本名:James Edward Heath 1926年10月25日~) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家、編曲家。
これだけの実力がありながら、今一つ人気がない理由は、ジャズの発展の重要な時期である1950年代後半に薬で棒に振ってしまった事があげられる。
肝心のサックスは 「Little Bird」 と呼ばれるほど技術がある。
常に冷静でジャズの要素の 「弾(はじ)ける」 「ぶっ飛ぶ」 はない。
誇張性がない事が逆に素晴らしい個性になっている。
ちなみに3兄弟で長男がMJQのベース奏者のパーシー・ヒース、弟がドラムのアルバート・ヒース。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Jimmy Heath / The Thumper Jimmy Heath (VICJ-41818) Jimmy Heath / The Quota (VICJ-41819) Jimmy Heath / On The Trail (UCCO-9125) Jimmy Heath / Picture Of Heath (906072)

【INDEX (共演アルバム)】
Donald Byrd / Up With Donald Byrd - Grant Green / His Majesty King Funk (VERVE 314 527 474-2) Curtis Fuller Soul Trombone Donald Byrd / Up With Donald Byrd - Grant Green / His Majesty King Funk (VERVE 314 527 474-2


【以下コンテンツ】


Jimmy Heath / The Thumper Jimmy Heath (VICJ-41818) Jimmy Heath / The Thumper Jimmy Heath (VICJ-41818)

Recorded : September 1959

Personnel :
Jimmy Heath (ts)
Wynton Kelly (p)
Nat Adderley (cornet)
Curtis Fuller (tb)
Paul Chambers (b)
Albert Heath (ds)

Song name :
01. For Minors Only
02. Who Needs It?
03. Don't You Know I Care (Or Don't You Care to Know)
04. Two Tees
05. The Thumper
06. New Keep
07. For All We Know
08. I Can Make You Love Me
09. Nice People

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジミー・ヒース (Jimmy Heath 本名:James Edward Heath 1926年10月25日~) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家、編曲家。
アルバムはジミー・ヒース、1959年9月の録音、初リーダー作。
LPは(Riverside Records)RLP12-314番、9曲入り。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、、小川隆夫氏による日本語解説、9曲入り。
メンバーは、テナーサックスがジミー・ヒース、ピアノがウイントン・ケリー、コルネッドがナット・アダレイ、トロンボーンがカーティス・フラー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアルバート・ヒース。
一般評は。
「えっ!これが初リーダー作?なんだこの落ち着き感は」
「それにしても、ひどいジャケット・デザインだね~」
「60年代のスタートの音にしては斬新さに欠けるかも、50年代なら十分素晴らしいのに」
「いや待てよ、この無味乾燥感こそジミー・ヒースの真骨頂」 「最高峰といわれた共演者と申し分ない最高のテナー・ハード・バップ」
ドラムのアルバート・ヒースは弟、ちなみにお兄ちゃんはMJQのパーシー・ヒース。
ジミー・ヒース これだけの実力がありながら、今一つ人気がない理由は。
ジャズの重要な時期である1950年代後半、薬で棒に振ってしまったからにほかならない。
同じ兄弟なのにパーシー・ヒースは真面目なのに・・・。
(青木高見)





Jimmy Heath / The Quota (VICJ-41819) Jimmy Heath / The Quota (VICJ-41819)

Recorded : April 14 and 20, 1961

Personnel :
Jimmy Heath (ts)
Cedar Walton (p)
Freddie Hubbard (tp)
Julius Watkins (frh)
Percy Heath (b)
Albert Heath (ds)

Song name :
01. The Quota
02. Lowland Lullaby
03. Thinking Of You
04. Bells And Horns
05. Down Shift
06. When Sunny Gets Blue
07. Funny Time

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジミー・ヒース (Jimmy Heath 本名:James Edward Heath 1926年10月25日~) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家、編曲家。
アルバムはジミー・ヒース、1961年4月14日と20録音、サード・アルバム。
LPは(Riverside Records)RLP372番、7曲入り。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、エド・シャーマン(Ed Sherman)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、7曲入り。
メンバーは、テナーサックスがジミー・ヒース、ピアノがシダー・ウォルトン、トランペットがフレディー・ハバード、フレンチ・ホルンがジュリアス・ワトキンス、ベースがパーシー・ヒース、ドラムがアルバート・ヒース。
編成は兄弟のリズム隊にジャズ・メッセンジャーズ・コンビのシダー・ウォルトンとフレディー・ハバードにフレンチ・ホルンの名手ジュリアス・ワトキンス高音部の2管のフロントが興味をそそる。
演奏は、正統派のモダンジャズ、非の打ちどころのないジャズ、アクがが無い分、何回でも飽きずに聴ける。
またこの音こそ、ブルーノートには無いリヴァーサイド・サウンド。
(青木高見)





Jimmy Heath / On The Trail (UCCO-9125) Jimmy Heath / On The Trail (UCCO-9125)

Recorded : 1964

Personnel :
Jimmy Heath (ts)
Kenny Burrell (g)
Wynton Kelly (p)
Paul Chambers (b)
Albert Heath (ds)

Song name :
01. On The Trail
02. Cloak And Dagger
03. Vanity
04. All The Things You Are
05. Gingerbread Box
06. I Should Care
07. Project S

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジミー・ヒース (Jimmy Heath 本名:James Edward Heath 1926年10月25日~) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家、編曲家。
三人兄弟で、長男がMJQのベース奏者のパーシー・ヒース、弟がドラムのアルバート・ヒース。
アルバムはジミー・ヒース、1964年の録音。
LPはリヴァーサイド・レコード(Riverside Records)RS9486番、7曲入り。
CDは制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック株式合同会社、ダン・モルゲンシュテルン(Dan Morgenstern)氏による英語ライナーノーツ、ライナーノーツの一部の和訳、7曲入り。
メンバーは、テナーサックスがジミー・ヒース、ピアノがウイントン・ケリー、ギターがケニー・バレル、ベースがポール・チェンバース、アルバート・ヒース。
いつも思うが、ジミー・ヒースには素晴らしい共演者が付く。
「俺が俺が」 が全くない演奏。
敬遠しそうなくらい地味なジャケットだが中身は一級。
こういうアルバムがあるからジャズは止められない。
(青木高見)





Jimmy Heath / Picture Of Heath (906072) Jimmy Heath / Picture Of Heath (906072)

Recorded : September 22, 1975

Personnel :
Jimmy Heath (ts, ss)
Barry Harris (p)
Sam Jones (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. For Minors Only
02. Body And Soul
03. Picture of Heath
04. Bruh Slim
05. All Members
06. C.T.A.

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジミー・ヒース (Jimmy Heath 本名:James Edward Heath 1926年10月25日~) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家、編曲家。
三人兄弟で、長男がMJQのベース奏者のパーシー・ヒース、弟がドラムのアルバート・ヒース。
アルバムはジミー・ヒース、1975年9月22日の録音。
LPはザナドゥ・レコード(Xanadu Records)118番、6曲入り。
CDはエレメンタル手㎜ミュージック(Elemental Music)・レーベルからのリリース、輸入盤、マーク・ガードナー(Mark Gardner)氏、ドン・シュリッテン(Don Schlitten)氏、ゼヴ・フェルドマン(Zev Feldman)氏による16ページ英語ライナーノーツ16ページ、6曲入り。
メンバーは、テナーサックスとソプラノサックスがジミー・ヒース、バリー・ハリス、ベースがサム・ジョーンズ、ドラムがビリー・ヒギンス。
ジミー・ヒースの温厚で静かな人柄が音になった瞬間、鳥肌もの。
話は飛ぶが、このザナドゥ・レーベルにハズレはない。
売り上げだけを先行する昨今。
「本当に良いものを、本当にワカル人たちに」 がモットーの精神が脈々と息ずいている。
(青木高見)




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