青木高見のジャズコレクション Dizzy Reece (tp) ディジー・リース


略歴
Dizzy Reece ディジー・リース (Dizzy Reece 出生名:Alphonso Son "Dizzy" Reece 1931年1月5日~) はジャマイカ・キングスト出身のジャズ・トンペット奏者。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Dizzy Reece / Star Bright (TOCJ-4023) Dizzy Reece / Soundin' Off Dizzy Reece (TOCJ-4033) Dizzy Reece / Asia Minor (VOCJ-23774)

【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Dizzy Reece / Star Bright (TOCJ-4023) Dizzy Reece / Star Bright (TOCJ-4023)

Recorded : November 19, 1959

Personnel :
Dizzy Reece (tp)
Wynton Kelly (p)
Hank Mobley (ts)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. The Rake
02. I'll Close My Eyes
03. Groovesville
04. The Rebound
05. I Wished on the Moon
06. A Variation on Monk

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ディジー・リース (Dizzy Reece 出生名:Alphonso Son "Dizzy" Reece 1931年1月5日~) はジャマイカ・キングスト出身のジャズ・トンペット奏者。
LPは1959年11月19日の録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 4023番、6曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、上田篤氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、トンペットがディジー・リース、ピアノがウィントン・ケリー、テナーサックスがハンク・モブレー、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー。
ウィントン・ケリーもジャマイカ出身だがウィントン・ケリーは、すぐアメリカに渡ったため面識はなかったという。
演奏は、こういう編成に入った時のハンク・モブレーの力の抜け具合が絶品。
ジャズは完全無欠な演奏が、必しも最高な演奏にならないところがいい。
また、ミュージシャンが奏でる楽器どうしが渾然一体となった瞬間は鳥肌が立つ。
ここでは、まさに 「ブライト!」 、輝いてる。
(青木高見)





Dizzy Reece / Soundin' Off Dizzy Reece (TOCJ-4033) Dizzy Reece / Soundin' Off Dizzy Reece (TOCJ-4033)

Recorded : May 12, 1960

Personnel :
Dizzy Reece (tp)
Walter Bishop Jr. (p)
Doug Watkins (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. A Ghost of a Chance
02. Once in a While
03. Eb Pob
04. Yesterdays
05. Our Love Is Here To Stay
06. Blue Streak

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ディジー・リース (Dizzy Reece 出生名:Alphonso Son "Dizzy" Reece 1931年1月5日~) はジャマイカ・キングスト出身のジャズ・トンペット奏者。
LPは1960年5月12日の録音、ブルーノート(Blue Note)4033番、6曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ吉岡祐介氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、トンペットがディジー・リース、ピアノがウォルター・ビショップ・ジュニア、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・テイラー。
ディジー・リースの 「Dizzy」 は偉大なトランペット奏者のディジー・ガレスピーから取ったものではない。
子供の頃のアダ名だったらしい、意味は 「おっちょこちょい」 だそうだ。
生まれはジャマイカだが渡英して、やがてニューヨークに進出。
演奏は本人が語っている 「人の声っぽいくトランペットを吹く」 で独自路線を進めてきた。
バックのリズム隊、特にピアノのウォルター・ビショップ・ジュニアは、いつもと違いレッド・ガーランド調のブロック奏法でいく。
ブラインドテストされたら、ピアノはレッド・ガーランドと答えてしまいそう。
この収録の1960年5月に、このメンバーでヴィレッジ・ヴァンガードに演奏している。
なのでチームとしてのまとまりが、そのまま収録につながっている。
聴けば聴くほど味が出てくる1枚。
(青木高見)





Dizzy Reece / Asia Minor (VOCJ-23774) Dizzy Reece / Asia Minor (VOCJ-23774)

Recorded : March 13, 1962

Personnel :
Dizzy Reece (tp)
Hank Jones (p)
Joe Farrell (ts, fl)
Cecil Payne (bs)
Ron Carter (b)
Charlie Persip (ds)

Song name :
01. The Shadow of Khan
02. The Story of Love
03. Yamask
04. Spiritus Parkus [Parker's Spirit]
05. Summertime
06. Ackmet

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ディジー・リース (Dizzy Reece 出生名:Alphonso Son "Dizzy" Reece 1931年1月5日~) はジャマイカ・キングスト出身のジャズ・トンペット奏者。
LPは1962年3月13日の録音、ニュー・ジャズ(New Jazz)8274番、6曲入り。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、ロバート・レヴィン (2)(Robert Levin)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、トンペットがディジー・リース、トンペットがディジー・リース、ピアノがハンク・ジョーンズ、テナーサックスとフルートがジョー・ファレル、バリトンサックスがセシル・ペイン、ベースがロン・カーター、ドラムがチャーリー・パーシップ。
タイトルは 「エイジア マイナー (Asia Minor)」 だがアジアっぽくなくオーソドックスなハード・バップ。
60年代は、ほとんどのミュージシャンが既存のジャズから新しいジャズの模索を始めた時期だが、ここではその傾向はない。
イギリスとアメリカを行ったり来たりなどで知名度は今一つだが。
ブルーノートから数枚リリースしており、もっと陽の当たらないミュージシャンはウジャウジャいる。
ジャズは聴く時の心境で、いくらでも変化する。
心を空(から)にして先入観なしに5曲目の 「サマータイム」 を聴く。
一歩、ディジー・リースが近づいた。
(青木高見)




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