Wardell Gray (ts) ワーデル・グレイ
略歴
ワーデル・グレイ (Wardell Gray 1921年2月13日~1955年5月25日) はアメリカ合衆国オクラホマシティ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
もっと長生きしていたら、皆が知るところの有名ミュージシャンになっていたと思う。
スイングからビバップへ進化していく時期に活躍したが途中突如と途絶える。
最期のラスベガスの郊外の砂漠で変死体で発見された。
ここまで素晴らしいミュージシャンが謎の死で後世まで暗いイメージがつきまとう。
実に不幸なミュージシャンといえる。
ここは、ひとまずそういう事は忘れて、輝いていた時の音に思いっきり浸ろう。
(青木高見)
【INDEX (リーダーアルバム)】
【INDEX (共演アルバム)】
【以下コンテンツ】
Wardell Gray / One For Prez (BLACK LION BLCD760106)
Recorded : November 23, 1946
Personnel :
Wardell Gray (ts)
Dodo Marmarosa (p)
Red Callender (b)
Harold "Doc" West (ds)
Chuck Thompson (ds)
Song name :
01. Dell's Bells
02. One For Prez
03. Man I Love (The)
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04. Easy Swing
05. The Great Lie
06. Dell's Bells
07. One For Prez
08. (The) Man I Love
09. Easy Swing
10. Dell's Bells
11. Dell's Bells
12. Dell's Bells
13. The Man I Love
14. One For Prez
15. One For Prez
16. One For Prez
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ワーデル・グレイ (Wardell Gray 1921年2月13日~1955年5月25日) はアメリカ合衆国オクラホマシティ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
アルバムはワーデル・グレイ若干25歳、1946年11月23日の録音。
LPはブラック・ライオン・レコード(Black Lion Records)BLP60106番、16曲入り。
CDはブラック・ライオン・レコード・レーベルからのリリース、輸入盤、アラン・モーガン(Alun Morgan)氏による英語ライナーノーツ、16曲入り。
メンバーは、ピアノがドド・マーマロサ、テナーサックスがワーデル・グレイ、ベースがレッド・カレンダー、ドラムがハロルド・ドック・ウェスト。
5曲目の 「The Great Lie」 のみドラムがチャック・トンプソン。
共演歴が少ないドド・マーマロサのピアノが貴重。
ジャズは前評判に頼らず自分の耳だけを頼りに聴く楽しみがある。
さしずめこのワーデル・グレイは、その典型。
知名度の低さ、人気の低さなどは二の次。
(青木高見)
Wardell Gray / Memorial Volume One (UCCO-9111)
Recorded, Song number :
November 11, 1949 #01-14
February 20, 1953 #15-18
Song number, Recorded, Personnel :
#01-14 Rec:November 11, 1949
Wardell Gray (ts)
Al Haig (p)
Tommy Potter (b)
Roy Haynes (ds)
#15-18 Rec:February 20, 1953
Wardell Gray (ts)
Sonny Clark (p)
Teddy Charles (vib)
Frank Morgan (as)
Dick Nivison (b)
Lawrence Marable (ds)
Song name :
01. Twisted
02. Twisted [Alternate Take C]*
03. Twisted [Alternate Take A]*
04. Twisted [Alternate Take D]*
05. Easy Living
06. Easy Living [Alternate Take]*
07. Southside
08. Southside [Alternate Take D]*
09. Southside [Alternate Take A]*
10. Southside [Alternate Take B]*
11. Southside [Alternate Take C]*
12. Southside [Alternate Take F]*
13. Southside [Alternate Take G]*
14. Sweet Lorraine
15. So Long Broadway
16. Paul's Cause
17. (The) Man I Love
18. Lavonne
* Bonus Track
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ワーデル・グレイ (Wardell Gray 1921年2月13日~1955年5月25日) はアメリカ合衆国オクラホマシティ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
アルバムはワーデル・グレイ、1949年・1953年の録音。
LPはプレスティッジPRLP7008番、12曲入り。
CDは制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語ライナーノーツ、FK氏によるライナーノーツ対訳、18曲入り、CD化に伴いオルタネイト・テイクがボーナス・トラックとして追加された。
メンバーは。
1~14曲目、テナーサックスがワーデル・グレイ、ピアノがアル・ヘイグ、ベースがトミー・ポッター、ドラムがロイ・ヘインズ。
15~18曲目、テナーサックスがワーデル・グレイ、ピアノがソニー・クラーク、ヴァイブがテディ・チャールス、アルト・サックスがフランク・モーガン、ベースがディック・ニヴィソン、ドラムがローレンス・マラブル。
目立たないアルバムだが何とも豪華な共演者。
面白いのは、薬中毒仲間のアルト・サックスのフランク・モーガンが参加している。
フランク・モーガン (Frank Morgan 1933年12月23日~2007年12月14日)。
歳は12歳離れている。
フランク・モーガンも薬中で監獄入り人生の半分を棒に振ったが出所後カンバックした。
いっぽうワーデル・グレイはラスベガスの郊外の砂漠で変死体で発見される。
人種差別と自分との葛藤、2人のどちらが充実していたかは本人しかわからない。
ジャズで燃焼した人生の2人に後悔の念などないと思う。
以下。LP、12曲の作曲者を明記した。
A1. Twisted / Wardell Gray
A2. Easy Living / Leo Robin, Ralph Rainger
A3. Southside / Wardell Gray
A4. Sweet Lorraine / Cliff Burwell
A5. Blue Gray / Wardell Gray
A6. Grayhound / Wardell Gray
B1. So Long Broadway / Teddy Charles
B2. Paul's Cause / Teddy Charles
B3. The Man I Love / George Gershwin
B4. Lavonne / Sonny Clark
B5. A Sinner Kissed An Angel / Mack David, Ray Joseph
B6. Treadin' / Wardell Gray
この様に作曲能力も高かった事がわかる。
(青木高見)