青木高見のジャズコレクション Phineas Newborn, Jr. (p) フィニアス・ニューボーン・ジュニア


寸評
フィニアス・ニューボーン・ジュニア (Phineas Newborn, jr. 1931年12月14日~1989年5月26日) はアメリカ合衆国テネシー州ホワイトビル生まれのジャズ・ピアニスト。
精神障害とアルコール中毒で入退院を繰りかえすも奇跡的にカムバックをはたす。
活躍の重要な時期を、これで棒に振ってしまった。
天才的な超絶技巧を持つも、今一つ人気が低いのはこの為。
いずれにしても、ピアノ・ジャズ史に於いては、絶対に欠かせぬ存在。
(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】


【INDEX (コ・リーダーアルバム)】


【INDEX (共演アルバム)】



【以下コンテンツ】


Phineas Newborn / Here Is Phineas Phineas Newborn / Here Is Phineas

Recorded : May 3, 1956

Personnel :
Phineas Newborn Jr. (p)
Calvin Newborn (g)
Oscar Pettiford (b)
Kenny Clarke (ds)

Song name :
01. Barbados
02. All The Things You Are
03. The More I See You
04. Celia
05. Dahoud
06. Newport Blues
07. I'm Beginning To See The Light
08. Afternoon In Paris

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィニアス・ニューボーン・ジュニア (Phineas Newborn, jr. 1931年12月14日~1989年5月26日) はアメリカ合衆国テネシー州ホワイトビル生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはフィニアス・ニューボーン・ジュニア、1956年5月3日の録音、実質上のデビュー作。
共演者は、ギターが弟のカルヴィン・ニューボーン、ベースがオスカー・ペティフォード、ドラムがケニー・クラーク。
演奏は、両手を縦横無尽に使いこなす絶頂テクに驚かされる。
次々に紡ぎだされるメロディーは、予想がつかないスリリング感が堪らない。
演目は、チャーリー・パーカー、バド・パウエル、クリフォード・ブラウンの曲にスタンダードとバラエティに富む。
個人的な感想だが、この手のピアニストにアート・テイタムやオスカー・ピーターソンがいる。
全員、有り余る技巧の持ち主のため、隙間なく音が敷き詰められ、つい音数が多くなる。
同じピアニストでもアーマッド・ジャマルの様な無音部分の美学とは対極をなす。
聴く目的が、安らぎや、癒しと思って聴くと、かなり、しんどい。
今一つ、好き嫌いの別れる理由も、そこらへんに、あるのかもしれない。
また、ここらへんを制御するのが、プロディユーサーの腕なのだが・・・。
いずれにしても、ピアノ・ジャズ史に於いては絶対に欠かせぬ存在。
偉大な超絶ピアニストの一人。
(青木高見)





Roy Haynes / We Three Roy Haynes / We Three

(注) このアルバムはロイ・へインズのリーダーアルバム扱いとしています。
そのためリーダーの 「 Roy Haynes 」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : November 14, 1958

Personnel :
Roy Haynes (ds)
Phineas Newborn, jr. (p)
Paul Chambers (b)

Song name :
01. Reflection
02. Sugar Ray
03. Solitaire
04. After Hours
05. Sneakin' Around
06. Our Delight

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ロイ・へインズ (Roy Haynes 1926年3月13日~) はアメリカ合衆国マサチューセッツ州生まれのジャズ・ドラマー。
フィニアス・ニューボーン・ジュニア (Phineas Newborn, jr. 1931年12月14日~1989年5月26日) はアメリカ合衆国テネシー州ホワイトビル生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはロイ・へインズとフィニアス・ニューボーン・ジュニア、1958年11月14日の録音。
その他の共演者は、ベースがポール・チェンバース。
演奏は、リーダーはロイ・へインズだがフィニアス・ニューボーン・ジュニアの代表作でもある。
この時期、フィニアス・ニューボーン・ジュニアは、ポスト、アート・テイタムと評されていた。
しかし、アメリカ全体ではロイ・へインズもフィニアス・ニューボーン・ジュニアも、長い間、過小評価されてきた。
普通の世の中の評価とは実に、あてにならない事を再認識する。
ジャズは自分の耳で聴いて、本人が良ければ、それが最高といえる。
ジャズ喫茶が流行ったころ、一日粘れば必ず一回はリクエストされた一枚でもある。
ジャケットのポートレートは、仲良く並んだ黄色い三人で印象深い。
左からロイ・へインズ、真ん中がフィニアス・ニューボーン・ジュニア、右がポール・チェンバース。
みんな若く、飛翔感が漂っている。
(青木高見)





Phineas Newborn / A World Of Piano! Phineas Newborn / A World Of Piano!

Recorded :
October 16, 1961 #01-#04
November 21, 1961 #05-#08

Song name, Recorded, Personnel :
01. Cheryl
02. Manteca
03. Lush Life
04. Daahoud
Rec : October 16, 1961
Phineas Newborn Jr. (p)
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)

05. Oleo
06. Juicy Lucy
07. For Carl
08. Cabu
Rec : November 21, 1961
Phineas Newborn Jr. (p)
Sam Jones (b)
Louis Hayes (ds)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィニアス・ニューボーン・ジュニア (Phineas Newborn, jr. 1931年12月14日~1989年5月26日) はアメリカ合衆国テネシー州ホワイトビル生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはフィニアス・ニューボーン・ジュニア、1961年10月16日と11月21日の録音、コンテンポラリー・レーベルからのリリース。
共演者は。
1曲目から4曲目が、ベースのポール・チェンバース、ドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズ。
5曲目から8曲目が、ベースのサム・ジョーンズ、ドラムのルイ・ヘイズ。
演奏は、完璧なリズム隊に支えられ絶頂テクが炸裂。
1956年録音の 「Here Is Phineas」 のデビュー作から五年経過した分、ダイナミックさとモダンさが更に増す。
完成度の高いピアノ・トリオを存分に楽しもう。
(青木高見)

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コメント : アルバムはフィニアス・ニューボーン・ジュニア、1961年10月16日と11月21日の録音、コンテンポラリー・レーベルからのリリース。共演者は1曲目から4曲目が、ベースのポール・チェンバース、ドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズ。5曲目から8曲目が、ベースのサム・ジョーンズ、ドラムのルイ・ヘイズ。演奏は、完璧なリズム隊に支えられ絶頂テクが炸裂。1956年録音の 「Here Is Phineas」 のデビュー作から五年経過した分、ダイナミックさとモダンさが更に増す。完成度の高いピアノ・トリオを存分に楽しもう。
(青木高見)





Phineas Newborn, Jr. / The Great Jazz Piano Phineas Newborn, Jr. / The Great Jazz Piano

Recorded :
November 21, 1961
September 12, 1962

Personnel :
Phineas Newborn, Jr. (p)
Sam Jones (b) #01–#04
Leroy Vinnegar (b) #05–#08
Louis Hayes (ds) #01–#04
Milt Turner (ds) #05–#08

Song name :
01. Celia
02. This Here
03. Domingo
04. Prelude to a Kiss
05. Well, You Needn't
06. Theme for Basie
07. New Blues
08. Way Out West
09. Four

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィニアス・ニューボーン・ジュニア (Phineas Newborn, jr. 1931年12月14日~1989年5月26日) はアメリカ合衆国テネシー州ホワイトビル生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはフィニアス・ニューボーン・ジュニア、1961年11月21日と1962年9月12日の録音、コンテンポラリー・レーベルからのリリース。
共演者は。
#01–#05 録音日:1962年9月12日、ベースがリロイ・ヴィネガー、ドラムがミルト・ターナー。
#06–#09 録音日:1961年11月21日、ベースがサム・ジョーンズ、ドラムがルイ・ヘイズ。
演奏は、二つのピアノ・トリオでジャズの巨人達の曲を取り上げ、様々な多彩なピアノ・トリオを楽しめる。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Celia (Bud Powell)
02. This Here (Bobby Timmons)
03. Domingo (Benny Golson)
04. Prelude to a Kiss (Duke Ellington, Irving Gordon, Irving Mills)
05. Well, You Needn't (Thelonious Monk)
06. Theme for Basie (Phineas Newborn Jr.)
07. New Blues (Phineas Newborn, Jr.)
08. Way Out West (Sonny Rollins)
09. Four (Miles Davis)
(青木高見)





Phineas Newborn Jr. / Please Send Me Someone To Love Phineas Newborn Jr. / Please Send Me Someone To Love

Recorded : February 12 and 13, 1969

Personnel :
Phineas Newborn Jr. (p)
Ray Brown (b)
Elvin Jones (ds)

Song name :
01. Please Send Me Someone to Love
02. Rough Ridin'
03. Come Sunday
04. Brentwood Blues
05. He's a Real Gone Guy
06. Black Coffee
07. Little Niles
08. Stay on It

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィニアス・ニューボーン・ジュニア (Phineas Newborn, jr. 1931年12月14日~1989年5月26日) はアメリカ合衆国テネシー州ホワイトビル生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはフィニアス・ニューボーン・ジュニア、1969年2月12日・13日の録音、コンテンポラリー・レーベルからのリリース。
共演者は、ベースがレイ・ブラウン、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ。
あまりに良すぎて、人に教えたくないので、コメントはなし。
(青木高見)





Phineas Newborn / I've Something To Say Phineas Newborn / I've Something To Say

Recorded : November 11-12, 1987

Personnel :
Phineas Newborn Jr. (p)
Jamil Nasser (b)
Tony Reedus (ds)

Song name :
01. Not Really The Blues
02. One For Horace
03. Bag's Groove
04. Embraceable You (Left Hand Only)
05. Jate
06. Satin Doll
07. I've Something To Say
08. Twelfth Street Rag
09. Everything I Have Is Yours
10. Everything I Have Is Yours

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィニアス・ニューボーン・ジュニア (Phineas Newborn, jr. 1931年12月14日~1989年5月26日) はアメリカ合衆国テネシー州ホワイトビル生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはフィニアス・ニューボーン・ジュニア、1987年11月11日と12日の録音、長い空白後の復帰作。
共演者は、ベースがジャミル・ナサー、ドラムがトニー・リーダス。
この境地に至り、どんなリズム隊がサポートするか興味津々だった。
フィニアス・ニューボーンが指名したのか、共演者が名乗りをあげたのか、燻し銀のベーシストとドラマーでまずは、ひと安心。
絶頂だったフィニアス・ニューボーン自身は、1970年頃からアルコール依存症により活動が停止してしまう。
天才にしか体験しえない、紙一重の狂気と苦悩は想像を絶するものだと思う。
そこに、何としても復活を期待して行動をおこした、日本の児島紀芳氏とジェームス・ウィリアムスの肝いりで、共同プロデュースという形でリリースが叶ったのがこのアルバムであった。
演奏は、かつての絶頂テクを聴いているので、それには及ばないが、人間的な意味で感情移入できる。
副題の 「お帰り、フィニアス」。
まさにタイトル通り 「I've Something To Say」。
ジャケットのポートレートを見ながら聴いていると目頭が熱くなってくる。
ヒトの営(いとな)み、歳をとって初めて解るヒトの性(さが)ような感情が音と重なる。
(青木高見)




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