青木高見のジャズコレクション Donald Byrd (tp, produced) ドナルド・バード


略歴
Donald Byrd ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
ドナルド・バードのトランペットは、やみくもに音を出すのではなく静的にコントロールするトランぺッター。
ユニークなのは、高校在学中にライオネル・ハンプトンと共演。
1955年にジャズメッセンジャーズにケニー・ドーハムの後任として入る。
その後、実に多くのミュージシャンとの共演を残した。
元はバリバリのバッパーだが、1970年代にファンク、ロック、フュージョンの先駆けと言われるアルバムを制作した。
1973年にはハワード大学で音楽主任教授、ラトガース大学、ニューヨーク大学、ノースカロライナ大学などで講師を務める。
総じて、後半は頭脳のジャズという感じがしてならない。
実に多彩で経験豊かな名トランぺッターといえる。
(青木高見)


【INDEX (リーダーアルバム)】
Donald Byrd / Byrd Blows On Beacon Hill (TOCJ-5887) Donald Byrd and Kenny Burrell / All Night Long (OJCCD-427-2) Donald Byrd / Byrd In Paris Vol.1 (Polydor 833-394-2) Donald Byrd / Byrd In Paris Vol.2 (Polydor 833-395-2) Donald Byrd / Off To The Races (TOCJ-6465) Donald Byrd / Byrd In Hand (TOCJ-4019) Donald Byrd / Fuego (CDP 7 46534 2) Donald Byrd / Motor City Scene (TOCJ-6360) Donald Byrd / At The Harf Note Cafe Vol.1 (CDP 7 46539 2) Donald Byrd / Royal Flush (TOCJ-4101) Donald Byrd / Free Form (TOCJ-4118) Donald Byrd / Band and Voices A New Perspective (CDP 7 84124 2) Donald Byrd / Up With Donald Byrd - Grant Green / His Majesty King Funk (VERVE 314 527 474-2) Donald Byrd / I'm Tryin' To Get Home (TOCJ-4188) Donald Byrd / Mustang (TOCJ-4238) Donald Byrd / Blackjack (TOCJ-6698) Donald Byrd / Slow Drag (BlueNote 7243 5 35560 2 0) Donald Byrd / Fancy Free (CDP 0777 7 89796 2 3) Donald Byrd / Ethiopian Knights (BlueNote 7243 8 54328 2 8) Donald Byrd / Black Byrd (CDP 7 84466 2) Donald Byrd / Street Lady (CDP 7243 8 53923 2 0) Donald Byrd / Places And Spaces (BlueNote 7243 8 54326 2 0) Donald Byrd / Caricatures (BlueNote 7243 5 80732 2 5)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Kenny Burrell And donald Byrd / All Day Long (OJCCD-456-2) Gigi Gryce And Donald Byrd / Jazz Lab (FSR-CD 82) Donald Byrd / Up With Donald Byrd - Grant Green / His Majesty King Funk (VERVE 314 527 474-2

【INDEX (共演アルバム)】
Michel Legrand / Miles Davis, Bill Evans - Alpha Plus (EJD-3013) Hank Jones The Trio With Guests Art Farmer 2 Ttrumpets Farmer Byrd Art Farmer Donald Byrd Idrees Suliema 3Trumpets Pepper Adams 10 To 4 At The 5 Spot

【以下コンテンツ】


Donald Byrd / Byrd Blows On Beacon Hill (TOCJ-5887) Donald Byrd / Byrd Blows On Beacon Hill (TOCJ-5887)

Recorded : May 7, 1956

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Ray Santisi (p)
Doug Watkins (b)
Jimmy Zitano (ds)

Song name :
01. Little Rock Getaway
02. Polka Dots And Moonbeams
03. People Will Say We're in Love
04. If I Love Again
05. What's New?
06. Stella By Starlight

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1956年5月7日の録音、原盤LPはトランジション(Transition)・レーベルからのリリース、CDは販売元が東芝EMI株式会社、児山紀芳氏による日本語解説書付き。
共演者は、ピアノがレイ・サンティシ、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがジミー・ジターノ。
そういえば、ピアノのレイ・サンティシとドラムのジミー・ジターノは、サージ・チャロフの 「Serge Chaloff / Boston Blow-Up」 で一緒だった。
ベースのダグ・ワトキンスとドナルド・バードは、同じデトロイトのハイスクールで親友だった、またアート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズで共に籍を置いていた。
アルバム・ジャケットはロダンの 「考える人」 のようなポーズをとるドナルド・バード。
後ろにのテーブルに写っているのが左側から、ダグ・ワトキンス、レイ・サンティシ、右側にジミー・ジターノ。
このアルバムを購入するにの気になったのがタイトルの 「Byrd Blows On Beacon Hill」 。
ウィキで調べると、以下の場所だという事がわかった。
【ビーコンヒル(Beacon Hill)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン市内にある地区。同市のダウンタウンの西、ボストンコモンとボストン・パブリック・ガーデンの北に隣接しており、ジョージア様式 (Georgian architecture) の家並みが連なる富裕層の住宅地である。面積は約2.6 km²。地区内には約10,000人が居住している。通りの幅は狭く、レンガ敷きの歩道が備えられ、夜になるとガス灯がともる。地区の西側にはチャールズ川が流れている。地区の名は、かつて丘の頂上で航海上の目印としてかがり火が焚かれていたことに由来している。】
ビーコンとは、航空用語で 「水路または航空の交通標識、灯台」 の事。
ラジオ・ビーコンは 「無線電波を送って、船・航空機に方向や位置を標示する装置」 をいう。
ビーコンヒル、丘の上で航海上の目印として、かがり火が焚かれていた事で意味がつながる。
録音は、たしかにマサチューセッツ州ボストンで行われていた。
演奏は、理知的なドナルド・バードが、これまた理知的なレーベルのトランジションで、スタンダードを演奏した事。
飽きのこない堅い良質な1枚。
(青木高見)





Donald Byrd and Kenny Burrell / All Night Long (OJCCD-427-2) Donald Byrd and Kenny Burrell / All Night Long (OJCCD-427-2)

(注) このアルバムはドナルド・バードのリーダーアルバム扱いとしています。
双頭のケニー・バレルが参加しているため 「 Kenny Burrell 」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : December 28, 1956

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Kenny Burrell (g)
Mal Waldron (p)
Hank Mobley (ts)
Jerome Richardson (ts, fl)
Doug Watkins (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. All Night Long
02. Boo-Lu
03. Flickers
04. Li'l Hankie
05. Body And Soul *
06. Tune Up *
* Bonus track on CD reissue
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
ケニー・バレル (Kenny Burrell 出生名:Kenneth Earl Burrell 1931年7月31日~) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・ギタリスト。
アルバムはドナルド・バードとケニー・バレル、1956年12月28日の録音、原盤LPはプレスティッジ・レーベルからのリリース、CDはOJCからのリリース。
その他共演者は、ピアノがマル・ウォルドロン、テナーサックスがハンク・モブレー、テナーとフルートがジェローム・リチャードソン、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・テイラー。
LPには入っていない曲をCD発売に併せて追加して販売する 「Bonus track on CD reissue」。
これが聴きたくてLPを手放しCDを買う。
たとえ、そのボーナス・トラックが、駄作であっても、おおいに満足。
LPを所持し続けている人は、LPのイメージが壊されるのを嫌い買い替えはしない。
どちらも、それぞれの 「こだわり」 があって微笑(ほほえ)ましい。
肝心な演奏だが、セッションの延長という感じ。
しかし、そこは超ベテランたちなので無理なくまとめる。 普段着の様なジャズは、まったく飽きというものがない。
ここでは追加されたボーナス・トラックの 「Body and Soul」 ではケニー・バレルが特に素晴らしい、今回は買い替えて正解。
以下、演目の作曲者を明記した。 01. All Night Long / Kenny Burrell
02. Boo-Lu / Hank Mobley
03. Flickers / Mal Waldron
04. Li'l Hankie / Hank Mobley
05. Body And Soul / Frank Eyton, Johnny Green, Edward Heyman, Robert Sour
06. Tune Up / Miles Davis
(青木高見)





Kenny Burrell And donald Byrd / All Day Long (OJCCD-456-2) Kenny Burrell And donald Byrd / All Day Long (OJCCD-456-2)

(注) このアルバムはケニー・バレルのリーダーアルバム扱いとしています。
そのため 「 Kenny Burrel 」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : January 4, 1957

Personnel :
Kenny Burrel(g)
Donald Byrd (tp)
Tommy Flanagan (p)
Frank Foster (ts)
Doug Watkins (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. All Day Long
02. Slim Jim
03. Say Listen
04. A.T.
05. C.P.W.

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ケニー・バレル (Kenny Burrell 1931年7月31日~) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・ギタリスト。
ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはケニー・バレルとドナルド・バード、1957年1月4日の録音、原盤LPはプレスティッジ・レーベルからのリリース。
その他共演者は、ピアノがトミー・フラナガン、テナーサックスがフランク・フォスター、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート(アーサー)・テイラー。
ケニー・バレルとドナルド・バードの歳の差はケニー・バレルが、一つ上。
おもしろいのは、ケニー・バレル、ドナルド・バード、トミー・フラナガン、ダグ・ワトキンスがアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれで同郷という事。
ジャズの場合、この同郷という事が重要で、その仲間意識が音に表れる。
誇張しない地に足の着いたジャズ、こういうジャズは、まったく飽きない。
(青木高見)





Gigi Gryce And Donald Byrd / Jazz Lab (FSR-CD 82) Gigi Gryce And Donald Byrd / Jazz Lab (FSR-CD 82)

アルバムはジジ・グライスのリーダーアルバム扱いとしています。
「Gigi Gryce」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : August 9, 1957

Personnel :
Gigi Gryce (p)
Donald Byrd (tp)
Hank Jones (p)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Blue Lights
02. Onion Head
03. Isn't It Romantic
04. Bat Land
05. Bangoon
06. Imagination
07. Xtacy

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジジ・グライス  (Gigi Gryce 出生名:George General Grice, Jr. / 1925年11月28日~1983年3月14日)  はアメリカ合衆国フロリダ州ペンサコラ生まれのジャズ・サクソフォン、クラリネット、フルート奏者。
ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはジジ・グライスとドナルド・バード、1957年8月9日の録音。
LPはジュビリー(Jubilee)JLP1059番、7曲入り。
CDはフレッシュ・サウンド・レコードからのリリース、輸入盤、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語ライナーノーツ、7曲入り。
メンバーは、ピアノがハンク・ジョーンズ、アルトサックスがジジ・グライス、トランペットがドナルド・バード、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー。
アルバム・タイトルは 「Jazz Lab」 なのでジャズの実験室といったところか。
アルバム・ジャケットにはフラスコや試験管の写真。
聴く前は、実験や研究的な斬新な事をしていると想像したが、意外や個人まりとしたハード・バップ。
軽く流している様で緻密さがジジ・グライスの特徴。
百戦練磨のジャズマンだから、なせる技。
(青木高見)





Donald Byrd / Byrd In Paris Vol.1 (Polydor 833-394-2) Donald Byrd / Byrd In Paris Vol.1 (Polydor 833-394-2)

Recorded : October 22, 1958

Personnel :
Donald Byrd (p)
Walter Davis Jr. (p)
Bobby Jaspar (ts)
Doug Watkins (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Dear Old Stockholm
02. Paul`s Pals
03. Flute Blues
04. Ray`s Idea
05. The Blues Walk

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1958年10月22日の録音、CDはポリドール・レーベルからのリリース。
フランス・パリ・オリンピア劇場でのライブ。
Vol.1と2でセットになる。
共演者は、ピアノがウォルター・デイヴィス・ジュニア、テナーサックスがボビー・ジャズパー、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・テイラー。
ドナルド・バードのバイオグラフィーで見ると、初期の作品になる、これから大きく飛躍する時期となる。
一連のブルーノートのヒット作の直前の演奏ということで音質は今いちだが価値としたい。
共演者のベルギー出身のテナーサックス、ボビー・ジャスパー、ピアノのウォルター・デイヴィス・ジュニアも貴重といえる。
演奏の冒頭、ドナルド・バードのトランペットが小さい音から急に大くなる、たぶんマイクに駆け寄ってきたのだろう。
ジャズが本格的に浸透していない当時のヨーロッパにおいて、聴衆の反応は中々いい様だ。
最大の魅力は、やはりドナルド・バード、客の反応を見ながら、瞬時に対応していく演奏が素晴らしい。
しかし全体的には 「ハイ、演奏しました」 的なのと音が悪い。
LP時代に垂涎の一枚とされたと言うが、それは希少性だけだったのか。
(青木高見)





Donald Byrd / Byrd In Paris Vol.2 (Polydor 833-395-2) Donald Byrd / Byrd In Paris Vol.2 (Polydor 833-395-2)

Recorded : October 22, 1958

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Walter Davis Jr. (p)
Bobby Jaspar (ts)
Doug Watkins (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Salt Peanuts
02. Parisian Thoroughfare
03. Stardust
04. 52nd Street Theme
05. At This Time
06. Formidable
07. Two-Bass Hit
08. Salt Peanuts

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1958年10月22日の録音、CDはポリドール・レーベルからのリリース。
フランス・パリ・オリンピア劇場でのライブ。
Vol.1と2でセットになる。
共演者は、ピアノがウォルター・デイヴィス・ジュニア、テナーサックスがボビー・ジャズパー、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがアート・テイラー。
ドナルド・バードのバイオグラフィーで見ると、初期の作品になる、これから大きく飛躍する時期となる。
一連のブルーノートのヒット作の直前の演奏ということで音質は今いちだが価値としたい。
共演者のベルギー出身のテナーサックス、ボビー・ジャスパー、ピアノのウォルター・デイヴィス・ジュニアも貴重といえる。
ジャズが本格的に浸透していない当時のヨーロッパにおいて、聴衆の反応は中々いい様だ。
最大の魅力は、やはりドナルド・バード、客の反応を見ながら、瞬時に対応していく演奏が素晴らしい。
アルバム・ジャケットはレストランでフライポテトか何かを食べようとしている若きドナルド・バード。。
LP時代に垂涎の一枚とされた。
(青木高見)





Donald Byrd / Off To The Races (TOCJ-6465) Donald Byrd / Off To The Races (TOCJ-6465)

Recorded : December 21, 1958

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Wynton Kelly (p)
Jackie Mclean (as)
Pepper Adams (bs)
Sam Jones (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Lover Come Back to Me
02. When Your Lover Has Gone
03. Sudwest Funk
04. Off To The Races
05. Paul's Pal
06. Down Tempo

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1958年12月2日録音、原盤CDはブルーノート4007番、CDは発売元が東芝EMI株式会社、高井信成氏の日本語解説書付き、ブルーノートからの初リーダー作。
共演者は、ピアノがウイントン・ケリー、アルトサックスがジャッキー・マクリーン、バリトンサックスがペッパー・アダムス、ベースがサム・ジョーンズ、ドラムがアート・テイラー。
演奏は、1曲目の 「Lover Come Back to Me(恋人よ我に帰れ)」。
ジャズの要素の一つに 「勢い」 というのがある、このアルバムには、それがある。
ジャケット・デザインは、自動車をあしらったものでジャズファンだけではなく自動車ファンにも人気がある。
ドナルド・バードは、高校在学中にライオネル・ハンプトンと共演した。
1955年、ジャズメッセンジャーズにケニー・ドーハムの後釜として入った、同時に多くのミュージシャンと共演歴を持つ。
ブルーノートには多くの録音が残されている。
1970年代には、ファンク、ロック、フュージョンの先駆けと言われるアルバムを残す。
1973年には、ハワード大学で音楽主任教授、ラトガース大学、ニューヨーク大学、ノースカロライナ大学などで講師を務めた。
特に1974年にハワード大学の学生たちとフュージョン・グループ 「BlackByrds」 を結成。
グラミー賞にノミネートされた 「Walking in Rhythm」 がディスコでヒット。
個人的にこの 「BlackByrds」 で昔、踊ったCDがあるので、ジャズではないがアルバムを載せた。
いずれにしても、このアルバムからドナルド・バードの怒涛の快進撃が始まる。
(青木高見)





Donald Byrd / Byrd In Hand (TOCJ-4019) Donald Byrd / Byrd In Hand (TOCJ-4019)

Recorded : May 31, 1959

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Walter Davis,Jr. (p)
Charlie Rouse (ts)
Pepper Adams (bs)
Sam Jones (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Witchcraft
02. Here am I
03. Devil Whip
04. Bronze Dance
05. Clarion Calls
06. The Injuns

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1959年5月31日の録音、原盤LPはブルーノート4019番、CDは発売元が東芝EMI株式会社、アイラ・ギトラー(訳:赤塚四朗氏)、後藤誠氏、三森隆文氏による日本語解説書付き。 共演者は、ピアノがウォルター・デイヴィス・ジュニア、テナー・サックスがチャーリー・ラウズ、バリトン・サックスがペッパー・アダムス、ベースがサム・ジョーンズ、ドラムがアート・テイラー。
すでに、非の打ち所がない典型的なブルーノート・サウンドが完成している。
ドナルド・バードは1955年にジャズメッセンジャーズにケニー・ドーハムの後任として入籍。
同時に多くのミュージシャンと共演、ブルーノートにも多くの録音を残した。
当アルバムもブルーノートの中核を成す1枚。
1973年、ハワード大学で音楽主任教授、その他多くの大学などで講師を務める顔も持つ。
(青木高見)





Donald Byrd / Fuego (CDP 7 46534 2) Donald Byrd / Fuego (CDP 7 46534 2)

Recorded : October 4, 1959

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Duke Pearson (p)
Jackie Mclean (as)
Doug Watkins (b)
Lex Humphries (ds)

Song name :
01. Fuego
02. Bup a Loup
03. Funky Mama
04. Low Life
05. Lament
06. Amen

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1959年10月4日の録音、原盤LPはブルーノート4026番、CDもブルーノート・レーベルからのリリース。
共演者は、ピアノがデューク・ピアソン、アルトサックスがジャッキー・マクリーン、ベースがダグ・ワトキンス、ドラムがレックス・ハンフリーズ。
プロデューサーはブルーノート社主のアルフレッド・ライオン、レコーディング・エンジニアはルディ・ヴァン・ゲルダー、完璧を求める2人が60年代を迎えるブルーノート・レーベルの新しいステップとしてドナルド・バードを据えた理由は、この音で納得がいく。
ドナルド・バードは、無言の重圧的要求に答えれる知的な人材であった。
それはドナルド・バードにとっても最高に輝いていた時代でもある。
以下、簡単な経歴。
1955年、ジャズメッセンジャーズにケニー・ドーハムの後任として入籍。
同時に、多くのミュージシャンと共演を重ねる、ブルーノートにも多くの作品を残す。
1970年代にはファンク、ロック、フュージョンの先駆けと言われるアルバムを残す。
1973年にハワード大学で音楽主任教授、その他多くの大学などで講師を務めるインテリの顔を持つ。
ドナルド・バードの音色にゴスペルを感じるのは、牧師の子として生まれ、幼い頃から黒人音楽に接していたせいかもしれない。
アルバムにドナルド・バードの名があれば、それは、まず一定のレベルに達しいると思って間違いない。
(青木高見)





Donald Byrd / Motor City Scene (TOCJ-6360) Donald Byrd / Motor City Scene (TOCJ-6360)

Recorded : 1960

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Tommy Flanagan (p)
Kenny Burrell (g)
Pepper Adams (bs)
Paul Chambers (b)
Louis Hayes (ds)

Song name :
01. Stardust
02. Philson
03. Trio
04. Libeccio
05. Bitty Ditty

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1960年録音、原盤LPはベツレヘム・レコード・レーベルからのリリース。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、高井信成氏による日本語解説書付き。
共演者は、ピアノがトミー・フラナガン、ギターがケニー・バレル、バリトンサックスがペッパー・アダムス、ベースがポール・チェンバース、ドラムがルイ・ヘイズ。
モーターシティー(自動車産業都市)デトロイト出身者が集まった。
ドラムのルイ・ヘイズとリーダーのドナルド・バードが生粋のデトロイトっ子。
ベースのポール・チェンバースは生まれは別だがデトロイト育ち。
ペッパー・アダムスも生まれは別だが活動拠点をデトロイトに置いていた。
肝心のドナルド・バードは60年代を迎え、無言で厳しいブルーノートの事は一旦忘れて、気心の知れた同郷の連中とジャムを楽しんでいる。
それは前作 「Fuego (BlueNote)」 聴きくらべてみれば、こんなにも音が違う事でわかる。
(青木高見)





Donald Byrd / At The Harf Note Cafe Vol.1 (CDP 7 46539 2) Donald Byrd / At The Harf Note Cafe Vol.1 (CDP 7 46539 2)

Recorded : November 11, 1960

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Duke Pearson (p)
Pepper Adams (bs)
Laymon Jackson (b)
Lex Humphries (ds)

Song name :
00. Introduction by Ruth Mason Lion
01. My Girl Shirl
02. Soulful Kiddy
03. Child's Play
04. Chant
05. Portrait Of Jennie
06. Cecile

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント :  メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1956年11月11日の録音、原盤LPはブルーノート4026番、CDは同じくブルーノートからのリリース、ニューヨークのライブハウス 「ハーフノートカフェ」 のライブ、ボリューム1。
共演者は、バリトンサックスがペッパー・アダムス、ピアノがデューク・ピアソン、ベースがレイモン・ジャクソン、ドラムがレックス・ハンフリーズ。
ペッパー・アダムスとは1958年から1962年にレギュラー・グループを結成している。
ここは、ひとつ、大音量で聴きたい、典型的なハード・バップのライブをまじかで聴いている気分になる。
各自があまり出しゃばらず、それでいて芯があり、全体としてのバランスが抜群。
ドナルド・バードのトランペットは、やみくもに音を出すのではなく、静的にコントロールされている。
ハード・バップからファンキー、果てはファンクからソウルになっていく過程の貴重な音の記録でもある。
(青木高見)





Donald Byrd / Royal Flush (TOCJ-4101) Donald Byrd / Royal Flush (TOCJ-4101)

Recorded : September 21, 1961

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Herbie Hancock (p)
Pepper Adams (bs)
Butch Warren (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Hush
02. I'm a Fool to Want You
03. Jorgie's
04. Shangri-La
05. 6M's
06. Requiem

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1961年9月21日の録音、原盤LPはブルーノート4101番、CDは発売元が東芝EMI株式会社、レナード・フェザー(訳:林田ひめじ氏)、上田篤氏による日本語解説書付き。
共演者は、ピアノがハービー・ハンコック、バリトンサックスがペッパー・アダムス、ベースがブッチ・ウォーレン、ドラムがビリー・ヒギンス。
演奏は、いつもの相棒ペッパー・アダムス、そこにピアノのハービー・ハンコックが入った。
ハービー・ハンコックは1960年に、このドナルド・バードに見出され、ドナルド・バード・クインテットがプロとしてのスタートしているので、言わば人生の恩人といる。
ピアノが常連のデューク・ピアソンからハービー・ハンコックに替わった音も聴き逃したくない。
アルバム・ジャケットはロイヤル・フラッシュが決まって、これで行けそうだという顔のドナルド・バード。
ロイヤル・フラッシュは 「10,J、Q、K、A」 5枚のカード。
このメンバーを暗(あん)に表現しているのでは。
(青木高見)





Donald Byrd / Free Form (TOCJ-4118) Donald Byrd / Free Form (TOCJ-4118)

Recorded : December 11, 1961

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Herbie Hancock (p)
Wayne Shorter (ts)
Butch Warren (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Pentecostal Feelin'
02. Night Flower
03. Nai Nai
04. French Spice
05. Free Form

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1961年12月11日の録音、原盤LPはブルーノート4118番、CDは発売元が東芝EMI株式会社、ナット・ヘントフ(訳:林田ひめじ氏)、原田和典氏による日本語解説書付き。
共演者は、ピアノがハービー・ハンコック、テナーサックスがウェイン・ショーター、ベースがブッチ・ウォーレン、ドラムがビリー・ヒギンス。
ジャズ界の中枢を担っていくハービー・ハンコックとウェイン・ショーターが参加した。
面白いのはジャズに対するスタンスや方向性がブッチ・ウォーレンにしてもビリー・ヒギンスもしかり。
全員がジャズに関して同じ考え方をしているメンバーという事、それが音に表れた。
今まで一緒にやってきたバリトン・サックスのペッパー・アダムスから離れた感じがする。
それはタイトル通り 「フリー・フォーム」 ドナルド・バードの立ち位置が変わった事を意味している。
ドナルド・バードのアルバムの中では比較的地味で人気がないと言われる本作にこそ躍進の秘密が隠されている。
(青木高見)





Donald Byrd / Band and Voices A New Perspective (CDP 7 84124 2) Donald Byrd / Band and Voices A New Perspective (CDP 7 84124 2)

Recorded : January 12, 1963

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Duke Pearson (arr)
Unidentified vocalists : Four men (two basses, two tenors) and four women (two altos, two sopranos)
Herbie Hancock (p)
Kenny Burrell (g)
Donald Best (vib, vo)
Hank Mobley (ts)
Butch Warren (b)
Lex Humphries (ds)

Song name :
01. Elijah
02. Beast of Burden
03. Cristo Redentor
04. The Black Disciple"
05. Chant

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1963年1月12日の録音、原盤LPブルーノート4124番、CDも同じくブルーノート・れーべるからのリリース。
共演者は、編曲がデューク・ピアソン、ピアノがハービー・ハンコック、ギターがケニー・バレル、ビブラフォンが、テナーサックスがハンク・モブレー、ベースがブッチ・ウォーレン、ドラムがレックス・ハンフリーズ。
それに男女混成ヴォーカル総勢8名、内訳は男性バス2名、男性テノール2名、女性アルト2名、女性ソプラノ2名。
どちらかと言うとスピリチュアルな演奏を得意とするミュージシャンが集められている。
ドナルド・バードの活動の後半は、ジャズを根底に様々なジャンルとの融合を試み、精力的に活躍した。
とりわけ、このアルバムも、その最たるもので、男女8名のコーラスを中心にした精神性の高い異色作品になっている。
マーティン・ルーサー・キング牧師が1968年4月4日暗殺され亡くなった。
葬式で、このアルバムがかかった逸話がある。
ここではピアノは弾かずに編曲に徹しているデューク・ピアソンのアルバムに、これとよく似たアルバムがある。
なので、デューク・ピアソンのお知恵拝借といった所かもしれない。
黒人にし解らない、大げさに言うと逆に解らせまいとする何かを感じるのは自分だけだろうか。
(青木高見)





Donald Byrd / Up With Donald Byrd (VERVE 314 527 474-2) Grant Green / His Majesty King Funk (VERVE 314 527 474-2)
Donald Byrd / Up With Donald Byrd - Grant Green / His Majesty King Funk (VERVE 314 527 474-2)

Recorded :
November 2, 1964 #02
November 3, 1964 #03, #04, #09
November 6, 1964 #01, #08
December 16, 1964 #05, #06, #07

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Claus Ogerman (arr, cond)
Herbie Hancock (p)
Kenny Burrell (g)
Jimmy Heath (ts)
Stanley Turrentine (ts)
Bob Cranshaw (b)
Ron Carter (b)
Grady Tate (ds)
Candido Camero (per)
The Donald Byrd Singers (vo)

Song name :
01. Blind Man, Blind Man
02. Boom Boom
03. House of the Rising Sun
04. See See Rider
05. Cantaloupe Island
06. Bossa
07. Sometimes I Feel Like a Motherless Child
08. You're Talkin' About My Baby
09. My Babe

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはヴァーヴ・レーベルがリリースした 「Grant Green / His Majesty King Funk」 と 「Donald Byrd / Up With Donald Byrd 」 のカップリング盤(別々の2枚が1枚に収められたCD)。
ドナルド・バードのアルバムは、1964年11月2日・3日・6日・12月16日の録音。
共演者は、編曲と指揮がクラウス・オガーマン、ピアノがハービー・ハンコック、ギターがケニー・バレル、テナーサックスがジミー・ヒースとスタンリー・タレンタイン、ベースがロン・カーターとボブ・クランショウ、ドラムがグラディ・テイト、パーカッションがキャンディド・キャメロ、バックコーラスがザ・ドナルド・バード・シンガーズ。
ちなみに本アルバムの5から7曲目は、ドナルド・バード別のアルバム 「Donald Byrd / I'm Tryin' To Get Home」 の録音日、1964年12月17日・18日で前日になる、おまけにメンバーもほぼ同じ。
レーベルが違うだけで感触が違ってくるのが面白い。
本アルバムはクラウス・オガーマンの影響が大きいのかもしれない。
(青木高見)





Donald Byrd / I'm Tryin' To Get Home (TOCJ-4188) Donald Byrd / I'm Tryin' To Get Home (TOCJ-4188)

Recorded : December 17-18, 1964

Personnel :
Donald Byrd (tp, flh, prod = #01, #03, #05)
Duke Pearson (arr #02, #04, #06
Coleridge Perkinson (dir, cond)
Herbie Hancock (p)
Freddie Roach (org)
Grant Green (g)
Joe Ferrante (tp)
Jimmy Owens (tp)
Ernie Royal (tp)
Clark Terry (tp)
Snooky Young (tp)
Stanley Turrentine (ts)
Jimmy Cleveland (tb)
Henry Coker (tb)
J.J. Johnson (tb)
Benny Powell (tb)
Jim Buffington (frh)
Bob Northern (frh)
Don Butterfield (tuba)
Bob Cranshaw (b)
Grady Tate (ds)
Unidentified musicians (per)
Unidentified chorus (vo)

Song name :
01. Brother Isaac
02. Noah
03. I'm Tryin' to Get Home
04. I've Longed and Searched for My Mother
05. March Children
06. Pearly Gates

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1964年12月17日・18日の録音、原盤LPはブルーノート4188番、CDは発売が東芝EMI株式会社、ナット・ヘントフ(訳:内田昌之氏)、上田篤氏による日本語解説書付き。
共演者は、アレンジがデューク・ピアソン、ピアノがハービー・ハンコック、オルガンがフレディ・ローチ、ギターがグラント・グリーン。
トランペットが、スヌーキー・ヤング、ジミー・オーウェンズ、アーニー・ロイヤル、クラーク・テリーほか1名。
テナーサックスがスタンリー・タレンタイン、トロンボーンがジミー・クリーブランド、ヘンリー・コーカー、JJジョンソン、ベニー・パウエル。
フレンチ・ホルンがジム・バフィングトン、ボブ・ノーザン。
チューバがドン・バターフィールド、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがグラディ・テイト、ほかパーカッションとコーラス。
どうだろう、この目をみはる豪華メンバー、そしてその多さ。
アルバム 「Donald Byrd / Band and Voices A New Perspective Rec:January 1963」 からこの路線が続く。
当時のリスナー達は、この頃のドナルド・バードを、どう受けとめていたのだろう。
今を生きる自分は、ミュージシャンを俯瞰(ふかん)し、そのアルバムが、どこ位置(座標)にあるか。
多くの資料も事前に目を通す事ができる。
考えてみれは評論家でない以上、はたして、その事は、いい事なのか。
そんな事、知らなくて突然聴いても良いのではないか。
(青木高見)





Donald Byrd / Mustang (TOCJ-4238) Donald Byrd / Mustang (TOCJ-4238)

Recorded : June 24, 1966

Personnel :
Donald Byrd (tp)
McCoy Tyner (p)
Sonny Red (as) except track 3
Hank Mobley (ts)
Walter Booker (b)
Freddie Waits (ds)

Song name :
01. Mustang
02. Fly Little Bird Fly
03. I Got It Bad (and That Ain't Good)
04. Dixie Lee
05. On the Trail
06. I'm So Excited by You

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャ ズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1966年6月24日の録音、原盤LPはブルーノート4238番、CDは発売元が東芝EMI株式会社、ナット・ヘントフ(訳:小川隆夫氏)、原田和典氏による日本語解説書付き。
共演者は、ピアノがマッコイ・タイナー、アルトサックスがソニー・レッド、テナーサックスがハンク・モブレー、ベースがウォルター・ブッカー、ドラムがフレディー・ウェイツ。
1曲目の 「Mustang (ムスタング)」 は 「Sylvester Kyner (シルヴェスター・カイナー)」 の作曲でソニー・レッド本人。
  1965年、ドナルド・バードは音楽勉強のためスイスに留学し年末に帰国する。
このアルバムは帰国して間もなく、ブルーノートと再契約を結んだ後の第1弾となる。
前作の 「Donald Byrd / I'm Tryin' To Get Home 録音日 : 1964年12月17日・18日」 同様、玉虫色に変化するドナルド・バード。
よく、こう、テイストをコロコロ変えて演奏できるものだ、とは言ってもドナルド・バードにとっては日常茶飯事かもしれない。
個人的には、メインストリーム・ファンキー・ジャズなので、まずは安心した。
想うのは、ドナルド・バードが、どこに行っちゃても、どこまでも聴き続けてみたい。
どんなフォーマットでもビックリしません、さあ、次はどこに連れってくれる。
戦時中の標語 「欲しがりません勝つまでは」、古いね~。
という事で、ブルーノートもドナルド・バードに対しては、そうだったんじゃないかな~。
話は飛ぶが、アルバム・タイトルの 「ムスタング」 は自動車好きのドナルド・バードが欲しかった自動車だけの単純な理由らしい。
(青木高見)





Donald Byrd / Blackjack (TOCJ-6698) Donald Byrd / Blackjack (TOCJ-6698)

Recorded :
January 9, 1967 #01-06
May 27, 1963 #07 : Bonus track

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Cedar Walton (p)
Sonny Red (as)
Hank Mobley (ts)
Walter Booker (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Blackjack
02. West of Pecos
03. Loki
04. Eldorado
05. Beale Street
06. Pentatonic
07. All Members [Bonus track on CD reissue]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1曲目から6曲目が1967年1月9日、7曲目のボーナス・トラックが1963年5月27日の録音、原盤LPはブルーノート4259番、CDは東芝EMI株式会社、都並清史氏による日本語解説書付き。
共演者は、ピアノがシダー・ウォルトン、アルトサックスがソニー・レッド、テナーサックスがハンク・モブレー、ベースがウォルター・ブッカー、ドラムがビリー・ヒギンス。
1966年末からニューヨークの 「ファイブ・スポット」 に出演していたレギュラー・メンバー。
トランペット、アルトサックス、テナーサックスの3管、ファンキー・ジャズの王道をいく音。
凄いと思うのが共演者全員がドナルド・バードがやりたい事を理解し見事に演奏している。
特にアルトサックスのソニー・レッドは 「Sylvester Kyner (シルヴェスター・カイナー)」 の名で曲の提供をしている。
  (青木高見)





Donald Byrd / Slow Drag (BlueNote 7243 5 35560 2 0) Donald Byrd / Slow Drag (BlueNote 7243 5 35560 2 0)

Recorded : May 12, 1967

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Cedar Walton (p)
Sonny Red (as)
Walter Booker (b)
Billy Higgins (ds, vo #01)

Song name :
01. Slow Drag
02. Secret Love
03. Book's Bossa
04. Jelly Roll
05. The Loner
06. My Ideal

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1967年5月12日の録音、LP原盤はブルーノート4292番、CDも同じくブルーノート・レーベル。
共演者は、ピアノがシダー・ウォルトン、アルトサックスがソニー・レッド、ベースがウォルター・ブッカー、ドラムがビリー・ヒギンス。
1曲目の 「Slow Drag」 ではドラムのビリー・ヒギンスが歌というより、つぶやきの語りを披露。
全員が気心しれた仲間、こういうアルバムが一番安心。
何の心配もしないで、ドナルド・バードのファンキー・ジャズをたっぷり楽しもう。
ちなみに、タイトルの 「Slow Drag」 だが、薬のドラックは 「drug」でスペルが違う。
遅く効いてくるヤクとは大違い、ゆったりとしたテンポという意味になる。
アルバム・ジャケット、濃いな~。
(青木高見)





Donald Byrd / Fancy Free (CDP 0777 7 89796 2 3) Donald Byrd / Fancy Free (CDP 0777 7 89796 2 3)

Recorded :
May 9, 1969
June 6, 1969

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Duke Pearson (arr, el-p)
Jimmy Ponder (g)
Lew Tabackin (fl) #02, #04
Jerry Dodgion (fl) #01, #03
Frank Foster (ss, ts)
Julian Priester (tb)
Roland Wilson (b)
Joe Chambers (ds) #02, #04
Leo Morris (ds) #01, #03
Nat Bettis (per)
John H. Robinson Jr. (per)

Song name :
01. Fancy Free
02. I Love the Girl
03. The Uptowner
04. Weasil

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1969年5月9日、6月6日の録音、原盤LPはブルーノート84319番、。
共演者は、編曲とエレピがデューク・ピアソン、ギターがジミー・ポンダー、フルートがジェリー・ダジオン、ソプラノサックスとテナーサックスがフランク・フォスター、トロンボーンがジュリアン・プリースター、ドラムがジョー・チェンバーズとイドリス・ムハンマド (レオ・モリス)ほか。
個人的にデューク・ピアソンが好きで聴いているので、このアルバムはドナルド・バード名義だか、全てデューク・ピアソン・カラーに染まっている、そう言えばプロデューサーで自らもエレピを弾いている。
ドナルド・バードのアルバムの何枚かは、早い時期からデューク・ピアソンが参加しており長い信頼関係が音に表れる。
共演者は、どちらかというとメインストリームから外れた位置に属するメンバー。
独特の世界観があり、まさにアルバム・ジャケットの青空に鳥(バード)の飛翔感そのもの。
アルバム・ジャケットの鳥は、スペルは違うが 「ドナルド・バード」 のバードとかけているのでは?
(青木高見)





Donald Byrd / Ethiopian Knights (BlueNote 7243 8 54328 2 8) Donald Byrd / Ethiopian Knights (BlueNote 7243 8 54328 2 8)

Recorded :
August 25, 1971 #01-02
August 26, 1971 #03

Personnel :
Donald Byrd (tp)
Bill Henderson III (el-p)
Joe Sample (org)
Bobby Hutcherson (vib)
Don Peake (g) #01, #02
Greg Poree (g) #01, #02
David T. Walker (g) #03
Harold Land (ts)
Thurman Green (tb)
Wilton Felder (el-b)
Ed Greene (ds)
Bobbye Porter Hall (congas, tambourine)

Song name :
01. The Emperor
02. Jamie
03. The Little Rasti

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1曲目2曲目が1971年8月25日、3曲目が8月25日の録音、CDはブルーノート・レーベルからのリリース。
共演者は、オルガンがジョー・サンプル、ヴィブラフォンがボビー・ハッチャーソン、ギターがデイヴィッド・T・ウォーカー、テナーサックスがハロルド・ランド、ベースがウイルトン・フェルダーほか。
ちなみに、当アルバムと次も、ジョー・サンプルとウイルトン・フェルダーのザ・クルセイダーズの2人が参加している。
ここに至りドナルド・バード39歳。
比べる意味はないが、マイルス・デイヴィスは1969年8月にアルバム 「ビチェズ・ブリュー」 をリリースして、いやがおうでも刺激されたに違いない。
ドナルド・バードのディスコグラフィーの中では、どこにも属さない、暗い夜空にポツンと強く輝いてる感が堪(たま)らない。
好きな事ができて天下のブルーノートからリリースできるドナルド・バードは幸せ者だったと、つくづく思う。
(青木高見)





Donald Byrd / Black Byrd (CDP 7 84466 2) Donald Byrd / Black Byrd (CDP 7 84466 2)

Recorded : April 3-4, 1972

Personnel :
Donald Byrd (tp, flh, el-tp, vo)
Allen Curtis Barnes (fl, oboe, sax)
Roger Glenn (sax, fl)
Alphonso Fonce Mizell (tp, vo, prod)
Larry Mizell (vo, prod)
Joe Sample (p, el-p)
Kevin Toney (p)
David T. Walker (g)
Freddie Perren (p, syn, vo)
Dean Parks (g)
Barney Perry (g)
Chuck Rainey (b)
Wilton Felder (b)
Joe Hill (b)
Harvey Mason (ds)
Sr, Keith Killgo (ds)
Bobbye Hall Porter (per)
Perk Jacobs (per)
Stephanie Spruill (per)
King Errisson (congas and bongos)

Song name :
01. Flight Time
02. Black Byrd
03. Love's So Far Away
04. Mr. Thomas
05. Sky High
06. Slop Jar Blues
07. Where Are We Going?

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1972年4月3日・4日の録音、CDはブルーノート・レーベルからのリリース。
プロデュースがラリー&フォンス・マイゼル(ミゼル)兄弟のスカイ・ハイ・プロダクション。
共演者は、エレピがジョー・サンプル、 ギターがデイヴィッド・T・ウォーカー、ベースがチャック・レイニー、ウイントン・フェルダー、ドラムがハーヴィー・メイソンほか大勢。
ジャズの延長線上にありながらも、ファンク、ソウル、フュージョンと玉虫色に変化するドナルド・バード。
一曲目の 「Flight Time」 の冒頭はジェット機の音で始まり、まさに今から新しいジャンルに飛び立つ事をイメージしているのか。
前知識を持たずにアルバム・ジャケットだけで予想するとしたら、30年代ジャズか、デキシーか、ゴスペルかと思ってしまう。
驚くのは、何年も経っても古さを感じない。
ラリー&フォンス・マイゼル(ミゼル)兄弟のスカイ・ハイ・プロダクションは爽やかな音が特徴。
まったく暗さを感じさせない、凄い人脈を持つドナルド・バードの手腕が光る。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Flight Time / Larry Mizell]
02. Black Byrd / / Larry Mizell
03. Love's So Far Away / Larry Mizell
04. Mr. Thomas / Larry Mizell, Warren Jordan
05. Sky High / Larry Mizell
06. Slop Jar Blues / Larry Mizell
07. Where Are We Going? / Larry Mizell, Larry Gordon
(青木高見)





Donald Byrd / Street Lady (CDP 7243 8 53923 2 0) Donald Byrd / Street Lady (CDP 7243 8 53923 2 0)

Recorded : June 13-15, 1973

Personnel :
Donald Byrd (tp,flh,vo)
Larry Myzell (comp, arr)
Alphonso "Fonce" Mizell (key, tp, arr)
Fred Perren (syn, arr)
Jerry Peters (p, key)
David T.Walker (g)
Roger Glenn (fl)
Chuck Rainey (b)
Harvey Mason (ds)
Stephanie Sprull (per)
King Errison (conga)

Song name :
01. Lansana's Priestess
02. Miss Kane
03. Sister Love
04. Street Lady
05. Witch Hunt
06. Woman of the World

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1973年6月13日から15日の録音、CDはブルーノート・レーベルからのリリース。
共演者は、プロデュースがマイゼル(ミゼル)兄弟、ラリー・マイゼル(ミゼル)とアルフォンス・フォンス・マイゼル(ミゼル)。
ギターがデイヴィッド・T・ウォーカー、フルートがロジャー・グレン、ベースがチャック・レイニー、ドラムがハーヴィー・メイソンほか。
ジャズの王道を走り続けてきた名門ブルーノートも、このあたりから、このジャケット・デザインをはじめ、音も幅広く許容する様になった。
演奏は、ファンキーソウル、AOR調、メロウで爽やかな音が気持ち良い。
話は外れるが、この時期、1973年アメリカのソウルのヒット曲は以下の通り。
・やさしく歌って ロバータ・フラック / Killing Me Softly with His Song Roberta Flack
・レッツ・ゲット・イット・オン マーヴィン・ゲイ / Let's Get It On Marvin Gaye
・タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング ダイアナ・ロス / Touch Me in the Morning Diana Ross
・ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ ビリー・ポール / Me and Mrs. Jones Billy Paul
・サンシャイン スティーヴィー・ワンダー / You Are the Sunshine of My Life Stevie Wonder
など。
ポップスとロックでは。
・トップ・オブ・ザ・ワールド カーペンターズ
・イエスタディ・ワンス・モア カーペンターズ
・黄昏のレンガ路 エルトン・ジョン
・20センチュリー・ボーイ T・レックス
・シング カーペンターズ
・ならず者 イーグルス
・ピアノ・マン ビリー・ジョエル
・ロング・トレイン・ランニン ドゥービー・ブラザーズ
・うつろな愛 カーリー・サイモン
うーん、実になつかしく輝かしい曲が並ぶ。
要は、様々なジャンルの層が厚い、当アルバムは、そんな中リリースされた。
日本では、超能力ブーム、オイルショック、省エネ、ハイセイコー、アイドルブーム、電車にシルバーシート登場した。
(青木高見)





Donald Byrd / Places And Spaces (BlueNote 7243 8 54326 2 0) Donald Byrd / Places And Spaces (BlueNote 7243 8 54326 2 0)

Recorded : August 18-25, 1975

Personnel :
Donald Byrd (tp, flh, vo)
Fonce Mizell (tp, clavichord, vo, clavinet, prod)
Larry Mizell (p, vo, prod)
Skip Scarborough (p)
Craig McMullen (g)
John Rowin (g)
George Bohannon (tb)
Ray Brown (tp)
Tyree Glenn (ts)
Chuck Rainey (el-b)
Harvey Mason (ds)
James Carter (whistle)
Mayuto Correa (per, conga)
King Errisson (conga)
Kay Haith (vo)

Song name :
01. Change
02. Wind Parade
03. (Fallin' Like) Dominoes
04. Places and Spaces
05. You and the Music
06. Night Whistler
07. Just My Imagination

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1975年の録音、CDはブルーノート・レーベルからのリリース。
プロデュースは、ラリー&フォンス、マイゼル(ミゼル)兄弟のスカイ・ハイ・プロダクション。
共演者は、キーボードがフォンス・マイゼル(ミゼル)、ピアノがラリー・マイゼル(ミゼル)、ベースがチャック・レイニー、ドラムがハーヴィー・メイソンほか。
演奏は、今でいうクラブ系の音、AOR、爽やかなファンク・フュージョン。
ちなみに、アルバム・ジャケットだが、一見ぜんぜん音楽とは関係ない様なデザインは、スカイ・ハイ・プロダクションだからと、今、気付いた。
このアルバムが出た当時、熱狂的なモダンジャズ・ファンと評論家、果てはマスコミまでがドナルド・バードに対して酷評をしたという。
ドナルド・バードは、かなり傷ついたという、だが偉いのは、自分の信念を曲げずに最期までやり抜いた。
今になってわかる事だが、今では当アルバムの様な音に満ち溢れている。
特に音楽は、狭義な自分勝手な偏見や判断は禁物。
(青木高見)





Donald Byrd / Caricatures (BlueNote 7243 5 80732 2 5) Donald Byrd / Caricatures (BlueNote 7243 5 80732 2 5)

Recorded : April and May, 1976

Personnel :
Donald Byrd (tp, flh, vo)
Larry Mizell (prod)
Wade Marcus (cond, arr, strings)
Patrice Rushen (key)
Skip Scarborough (key)
Jerry Peters (key)
Bernard Taylor (g)
David T Walker (g)
John Rowin (g)
Ernie Watts (horns)
Fonce Mizell (horns, prod)
Gary Bartz (horns)
George Bohanon (horns)
Oscar Brashear (horns)
James Jameson (b) #01
Scott Edwards (b) #02, #08
Alphonse Mouzon (ds) #02, #08
Harvey Mason (ds) #01
Mayuto Correa (per)
Stephanie Spruill (per)

Song name :
01. Dance Band
02. Wild Life
03. Caricatures
04. Science Funktion
05. Dancing In The Street
06. Return Of The King
07. Onward 'Til Morning
08. Tell Me

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムはドナルド・バード、1976年4月・5月の録音、CDはブルーノート・レーベルからのリリース。
プロデュースはラリー&フォンス、ミゼル兄弟のスカイ・ハイ・プロダクション。
もはや、アルバムはジャズというより、ディスコ、ファンキー・ソウル。
そういえばジャズ・ファンクという呼び方ではカテゴライズ可能かもしれない。
ドナルド・バードを追いかけて、とうとう新生ブルーノートと一緒に、ここまで来た。
(青木高見)





 (注)このアルバムはジャズではなく、ソウル、ディスコのジャンル。
ドナルド・バードがプロデュースしたという事で掲載。

Donald Byrd / The Blackbyrds _ Greatest Hits Donald Byrd / The Blackbyrds - Greatest Hits

Recorded : 1974-1977

Personnel :
Donald Byrd (prod)
Allan Barnes (sax, fl)
Stephen Johnson (sax, fl)
Wesley Jackson (sax, fl)
Kevin Toney (key, vo)
Barney Perry (g, vo)
Orville saunders (g, vo)
Joe Hall (b, vo)
Keite Killgo (ds, vo)
Perk Jacobs (per)

Song name :
01. Walking In Rhythm
02. Do It, Fluid
03. Gut Level
04. Blackbyrds' Theme
05. Rock Creek Park
06. Summer Love
07. City Life
08. Happy Music
09. Unfinished Business
10. Supernatural Feeling
11. Soft And Easy

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
アルバムのジャンルはジャズではなく、当時流行したディスコ・ミュージック。
1974年から1977年にハワード大学の学生たちとフュージョン・グループ 「BlackByrds」 を結成した。
ドナルド・バード自身は、演奏に参加せずプロデュースを手がける。
特に冒頭の 「Walking in Rhythm」 がヒットし、グラミー賞にノミネートされた。
当時、日本のディスコで、よくかかった。
多彩な顔を持つドナルド・バードの一面を知る作品。
(青木高見)





Grant Green / His Majesty King Funk - Donald Byrd / Up With Donald Byrd (VERVE 314 527 474-2) Donald Byrd / Up With Donald Byrd - Grant Green / His Majesty King Funk (VERVE 314 527 474-2) Grant Green / His Majesty King Funk - Donald Byrd / Up With Donald Byrd (VERVE 314 527 474-2)

アルバムはグラント・グリーンのリーダーアルバム扱いとしています。
 →
「Grant Green」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Release : 1995

Personnel :
[Grant Green / His Majesty King Funk]
Grant Green (g)
Larry Young (org)
Harold Vick (ts)
Ben Dixon (ds)
Candido Camero (bongo, congas)

[Grant Green / His Majesty King Funk]
Donald Byrd (tp, arr)
Herbie Hancock (p)
Kenny Burrell (g)
Jimmy Heath (ts) #01-04, #08-09
Stanley Turrentine (ts) #05-07
Bob Cranshaw (b) #01-04, #08-09
Ron Carter (b) #05-07
Grady Tate (ds)
Candido (per) #05-07
The Donald Byrd Singers (vo)

Song name :
[Grant Green / His Majesty King Funk]
01. The Selma March
02. Willow Weep For Me
03. The Cantaloupe Woman
04. That Lucky Old Sun
05. Daddy Grapes
[Donald Byrd / Up With Donald Byrd]
06(1). Blind Man, Blind Man
07(2). Boom Boom
08(3). House Of The Rising Sun
09(4). See See Rider
10(5). Cantelope Island
11(6). Bossa
12(7). Sometimes I Feel Like A Motherless Child
13(8). You've Been Talkin' 'Bout Me Baby
14(9). My Babe

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : グラント・グリーン (Grant Green 1935年6月6日~1979年1月31日) はアメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス生まれのジャズ・ギタリスト。
ドナルド・バード (Donald Byrd 1932年12月9日~2013年2月4日) はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。 CDはヴァーヴ・レコード・レーベルのリリース 「Grant Green / His Majesty King Funk」 と 「Donald Byrd / Up With Donald Byrd」 のカップリング盤(別々の2枚が1枚に収められたCD)。
【Grant Green / His Majesty King Funk】。
原盤CDは1995年のリリースの録音、ヴァーヴ・レコード・レーベルのリリース、ピーター・レイチ(リーチ)(Peter Leitch)氏による英語ライナーノーツ。
メンバーは、オルガンがラリー・ヤング、ギターがグラント・グリーン、テナーサックスがハロルド・ヴィック、ドラムがベン・ディクソン、パーカッションがキャンディド・キャメロ。
【Donald Byrd / Up With Donald Byrd】
LPはヴァーヴ・レコード(Verve Records)V6-8609番、9曲入り。
1964年11月2日・3日・6日・12月16日の録音。
原盤CDはヴァーヴ・レコード・レーベルのリリース、ビル・ミルコフスキー(Bill Milkowski)氏による英語ライナーノーツ、9曲入り。
メンバーは、トランペットと編曲がドナルド・バード、編曲と指揮がクラウス・オガーマン、ピアノがハービー・ハンコック、ギターがケニー・バレル、テナーサックスがジミー・ヒースとスタンリー・タレンタイン、ベースがロン・カーターとボブ・クランショウ、ドラムがグラディ・テイト、パーカッションがキャンディド・キャメロ、バックコーラスがザ・ドナルド・バード・シンガーズ。
ちなみに本アルバムの5から7曲目は、ドナルド・バード別のアルバム 「Donald Byrd / I'm Tryin' To Get Home」 の録音日、1964年12月17日・18日で前日になる、おまけにメンバーもほぼ同じ。
レーベルが違うだけで感触が違ってくるのが面白い。
(青木高見)




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