青木高見のジャズコレクション Harold Land (ts) ハロルド・ランド


略歴
Harold Land ハロルド・ランド (Harold Land 出生名:Harold de Vance Land 1928年12月18日~2001年7月27日) はアメリカ合衆国テキサス州ヒューストン生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
5歳の時にカリフォルニア州サンディエゴに移住したため、生まれはテキサス州だが西海岸のミュージシャンとされる。
1954年、クリフォード・ブラウン・マックス・ローチ・クインテットに参加したことで名前が広く知れ渡る。
「Clifford Brown + Max Roach 1954年録音」
「Clifford Brown / Incorporated 1954年録音」
「Clifford Brown / Study In Brown 1955年録音」
世間はクリフォード・ブラウンばかりが見立ち、ハロルド・ランドが参加していた事は知られていない
ジャズは往々にしてそういう事が多い。
特徴は西の実力派テナー奏者と言われるが音は東っぽく黒く味がある。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Harold Land / The Fox (OJCCD-343-2) Harold Land / West Coast Blues! (VICJ-23660) Bobby Hutcherson / San Francisco (TOCJ-5735)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Hampton Hawes / Hampton Hawes For Real! (OJCCD-713-2)

【INDEX (共演アルバム)】
Herb Geller Fire In The West Wes Montgomery / Way Out Wes (NOT2CD372)


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【以下コンテンツ】


Harold Land / The Fox (OJCCD-343-2) Harold Land / The Fox (OJCCD-343-2)

Recorded : August 1959

Personnel :
Harold Land (ts)
Elmo Hope (p)
Dupree Bolton (tp)
Herbie Lewis (b)
Frank Butler (ds)

Song name :
01. Fox
02. Mirror-Mind Rose
03. One Second, Please
04. Sims A-Plenty
05. Little Chris
06. One Down

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハロルド・ランド (Harold Land 本名 : Harold de Vance Land 1928年2月18日~2001年7月27日) はアメリカ合衆国テキサス州ヒューストン生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
アルバムはハロルド・ランド、1959年8月の録音。
LPはコンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)S7619番、6曲入り。
CDはOJCレーベルからのリリース、、輸入盤、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーは、テナーサックスがハロルド・ランド、ピアノがエルモ・ホープ、トランペットがデュプリー・ボルトン、ベースがハービー・ルイス、ドラムがフランク・バトラー。
演奏は、味わい深いテナーが軽快なエルモ・ホープに少々押されぎみ。
とはいっても全体のバランスはよく中堅ハードバップを気軽に楽しめる。
ちなみに、エルモ・ホープのリーダー作 「Elmo Hope / Trio And Quintet」 にハロルド・ランドとフランク・バトラーが参加している。
(青木高見)





Harold Land / West Coast Blues! (VICJ-23660) Harold Land / West Coast Blues! (VICJ-23660)

Song number, Recorded :
#05-06 Rec:May 17, 1960
#01-04 Rec:May 18, 1960

Personnel :
Harold Land (ts)
Barry Harris (p)
Wes Montgomery (g)
Joe Gordon (tp)
Sam Jones (b)
Louis Hayes (ds)

Song name :
01. Ursula
02. Klactoveedsedstene
03. Don't Explain
04. West Coast Blues
05. Terrain
06. Compulsion

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハロルド・ランド (Harold Land 出生名:Harold de Vance Land 1928年12月18日~2001年7月27日) はアメリカ合衆国テキサス州ヒューストン生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
アルバムはハロルド・ランド、1960年5月17日・18日の録音。
LPはジャズランド(JAZZLAND)JLP20番、6曲入り。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、オリン・キープニュース(Orrin Keepnews)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーはテナーサックスがハロルド・ランド、ピアノがバリー・ハリス、ギターがウェス・モンゴメリー、トランペットがジョー・ゴードン、ベースがサム・ジョーンズ、ドラムがルイ・ヘイズ。
企画物だから成しえた共演、凄いメンバーが集結。
一般評ではハロルド・ランドのテナーは好き嫌いが別れるらしい。
理由は何も引かない何も足さない的でインパクトが欠けるという事らしい。
個人的には、評論やリスナーは好き事を言っているだけで実に気楽。
そうは言っても、リスナーこそ、お客さん。
良くも悪くもジャズの世界では話題に上がるだけでも良しとしたい。
それにしても、このメンバーによる共演は、お宝級。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Ursula / Harold Land
02. Klactoveedsedstene / Charlie Parker
03. Don't Explain / Arthur Herzog Jr., Billie Holiday
04. West Coast Blues / Wes Montgomery
05. Terrain / Harold Land
06. Compulsion / Harold Land
2曲目は、チャーリー・パーカーの作品で読みがむずかしい。
「クラクトオヴィーセッズティーン」 と読み意味は、ないらしい。
(青木高見)





Bobby Hutcherson / San Francisco (TOCJ-5735) Bobby Hutcherson / San Francisco (TOCJ-5735)

「ボビー・ハッチャーソン」 のリーダーアルバムとしています。  →
「ハロルド・ランド」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : July 15, 1970

Personnel :
Bobby Hutcherson (vib, marimba, per)
Harold Land (ts, flute, oboe)
Joe Sample (p, el-p)
John Williams (b, el-b)
Mickey Roker (ds)

Song name :
01. Goin' Down South
02. Prints Tie
03. Jazz
04. Ummh
05. Procession
06. A Night in Barcelona

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ボビー・ハッチャーソン (Bobby Hutcherson 1941年1月27日~) はアメリカ合衆国カリフォルニア州出身のジャズ・ヴィブラフォン奏者。
ハロルド・ランド (Harold Land 出生名:Harold de Vance Land 1928年12月18日~2001年7月27日) はアメリカ合衆国テキサス州ヒューストン生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
アルバムはボビー・ハッチャーソン、1970年7月15日の録音。
LPはブルーノート(Blue Note)BST84362番、6曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、スティーヴ・サイモン(Steve Symons)氏による英語ライナーノーツ、坂本信氏によるライナーノーツ和訳、6曲入り。
メンバーは、ヴィブラフォンとマリンバがボビー・ハッチャーソン、テナーサックスがハロルド・ランド、ピアノとエレピがジョー・サンプル、ベースとエレベがジョン・ウィリアムズ、ドラムがミッキー・ローカー。
ジョー・サンプルの2曲、新しいジャズの幕開にもとれるが同時に多くのジャズマンの試練の始まり。
そこでトップを切ったボビー・ハッチャーソンの考えるジャズを聴く事ができる。
新しいジャズを予感させるヴィブラフォンに古風なハロルド・ランドが絡む。
この絶妙な塩梅(あんばい)が楽しめる。
(青木高見)





Hampton Hawes / Hampton Hawes For Real! (OJCCD-713-2) Hampton Hawes / Hampton Hawes For Real! (OJCCD-713-2)

アルバムはハンプトン・ホーズのリーダーアルバム扱いとしています。  →
「ハロルド・ランド」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : March 17, 1958

Personnel :
Hampton Hawes (p)
Harold Land (ts)
Scott LaFaro (b)
Frank Butler (ds)

Song name :
01. Hip
02. Wrap Your Troubles in Dreams
03. Crazeology (Little Benny)
04. Numbers Game
05. For Real
06. Love You

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンプトン・ホーズ (Hampton Hawes 本名:Hampton Barnett Hawes, Jr., 1928年11月13日~1977年5月22日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのジャズ・ピアニスト。
ハロルド・ランド (Harold Land 出生名:Harold de Vance Land 1928年12月18日~2001年7月27日) はアメリカ合衆国テキサス州ヒューストン生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
アルバムはハンプトン・ホーズ、1958年3月17日の録音。
LPはコンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)M3589番、6曲入り。
CDはOJCからのリリース、輸入盤、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語ライナーノーツ、、6曲入り。
メンバーは、ピアノがハンプトン・ホーズ、テナー・サックスがハロルド・ランド、ベースがスコット・ラファロ、ドラムがフランク・バトラー。
演奏は、軽く聴いている分には、西海岸の明るく爽やかなハード・バップ。
ところが、聴く時間帯、聴く場所によって、玉虫色に変化する。
全体は西海岸の音なのだがジワジワと黒さが滲(にじ)み出てくる。
どこにそのエッセンスがあるのだろう。
ビル・エヴァンスで有名なベースのスコット・ラファロは、いつもよりズシンと重い。
ドラムのフランク・バトラーはハンプトン・ホーズとは薬仲間だったという。
当時は、それほど有名でなかった西海岸実力派のテナーのハロルド・ランドが結構重たい。
メンバー同士の化学反応が答えとなる。
それにしても、ここでの馬さん(ハンプトン・ホーズ)は恐ろしほど研ぎ澄まされ冴えている。
(青木高見)




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