青木高見のジャズコレクション Hampton Hawes (p) ハンプトン・ホーズ


略歴
Hampton Hawes ハンプトン・ホーズ (Hampton Hawes 本名:Hampton Barnett Hawes, Jr., 1928年11月13日~1977年5月22日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのジャズ・ピアニスト。
ハンプトン・ホーズの経歴の中でも日本ジャズ史からも重要なミュージシャン。
ハンプトン・ホーズは1952年から54年にかけて米国進駐軍の兵隊として日本に駐留した。
仕事を終えると横浜や東京のジャズクラブで本場のジャズプレイを披露した。
そこには日本のジャズ草創期の若き守安祥太郎、穐(秋)吉敏子、渡辺貞夫などがいた。
毎晩、行われるジャムセッション、あだ名はホースなので 「馬さん」 で親しまれた。
守安祥太郎の 「幻のモカンボセッション(1954年)」 にも 「Tenderly」 の演奏が残されている。
帰国したその後の活動はヘロイン中毒などで途中休止するも見事に復帰し数多くの作品を残した。
演奏はオスカー・ピーターソン、穐(秋)吉敏子、ホレス・シルヴァー、アンドレ・プレヴィン、クロード・ウィリアムソンなどに多大な影響を与えた。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Hampton Hawes / The Trio Vol.1 (OJCCD-316-2) Hampton Hawes / The Trio Vol.2 (OJCCD-318-2) Hampton Hawes / Everybody Likes Hampton Hawes Vol.3 (OJCCD-421-2) Hampton Hawes / All Night Session, Vol.3 (OJCCD-640-2) Hampton Hawes / Hampton Hawes For Real! (OJCCD-713-2) Hampton Hawes / The Sermon (VDJ-1124 Hampton Hawes / Green Leaves of Summer (Contemporary Records – S7614)

【INDEX (共演アルバム)】
Curtis Fuller And Hampton Hawes With French Horns


【以下コンテンツ】


Hampton Hawes / The Trio Vol.1 (OJCCD-316-2) Hampton Hawes / The Trio Vol.1 (OJCCD-316-2)

Recorded : June 28, 1955

Personnel :
Hampton Hawes (p)
Red Mitchell (b)
Chuck Thompson (ds)

Song name :
01. I Got Physm
02. What Is This Thing Called Love?
03. Blues the Most
04. So in Love
05. Feelin' fine
06. Hamp's Blues
07. Easy Living
08. All the Thing You Are
09. These Foolish Things
10. Carioca

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンプトン・ホーズ (Hampton Hawes 本名:Hampton Barnett Hawes, Jr., 1928年11月13日~1977年5月22日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはハンプトン・ホーズ、1955年6月28日の録音、ファースト・アルバム、日本から帰国した翌年になる。
LPはコンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)C3505番、10曲入り。
CDはOJCのリリース、輸入盤、レスター・ケーニッヒ(Lester Koenig)氏による英語ライナーノーツ、10曲入り。
メンバーは、ピアノがハンプトン・ホーズ、ベースがレッド・ミッチェル、ドラムがチャック・トンプソン。
抜群のスイング感、程よいブルース感、当時としては驚異的なテクニックを聴くことができる。
ハンプトン・ホーズの数多くのアルバムの中でも、やはりこのファースト・アルバムに人気がある。
(青木高見)





Hampton Hawes / The Trio Vol.2 (OJCCD-318-2) Hampton Hawes / The Trio Vol.2 (OJCCD-318-2)

Recorded :
December 3, 1955
January 25, 1956

Personnel :
Hampton Hawes (p)
Red Mitchell (b)
Chuck Thompson (ds)

Song name :
01. You and the Night and the Music
02. Stella By Starlight
03. Blues for Jacque
04. Yesterdays
05. Steeplechase
06. Round About Midnight ('Round Midnight)
07. Just Squeeze Me
08. Autumn In New York
09. Section Blues

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンプトン・ホーズ (Hampton Hawes 本名:Hampton Barnett Hawes, Jr., 1928年11月13日~1977年5月22日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはハンプトン・ホーズ、1955年12月3日と1956年1月25日の録音。
LPはコンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)C3515番、9曲入り。
CDはOJCのリリース、輸入盤、ラルフ・ジョセフ・グリーソン(Ralph Joseph Gleason)氏による英語ライナーノーツ、9曲入り。
メンバーは、ピアノがハンプトン・ホーズ、ベースがレッド・ミッチェル、ドラムがチャック・トンプソン、アルバム 「Vol.1」 と同じ。
演目は、スタンダード中心に小気味よく引っ張るハンプトン・ホーズ節全開。
(青木高見)





Hampton Hawes / Everybody Likes Hampton Hawes Vol.3 (OJCCD-421-2) Hampton Hawes / Everybody Likes Hampton Hawes Vol.3 (OJCCD-421-2)

Recorded : January 25, 1956

Personnel :
Hampton Hawews (p)
Red Mitchell (b)
Chuck Thompson (ds)

Song name :
01. Somebody Loves Me
02. The Sermon
03. Embraceable You
04. I Remember You
05. A Night in Tunisia
06. Lover, Come Back to Me/Bean and the Boys
07. Polka Dots And Moonbeams
08. Billy Boy
09. Body And Soul
10. Coolin' the Blues

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンプトン・ホーズ (Hampton Hawes 本名:Hampton Barnett Hawes, Jr., 1928年11月13日~1977年5月22日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはハンプトン・ホーズ、1956年1月25日の録音。
LPはコンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)C3523番、10曲入り。
CDはOJCのリリース、輸入盤、ジョン・スチュアート・ウィルソン(John Steuart Wilson)氏による英語ライナーノーツ、10曲入り。
メンバーは、ピアノがハンプトン・ホーズ、ベースがレッド・ミッチェル、ドラムがチャック・トンプソン、アルバム 「Vol.1」「Vol.2」 と同じ。
3部作の最後の作品とされ通称 「ハンプトン・ホーズのワニ」。
ワニにではなく、お馬さんにしたら、日本でもっと売れたかもしれない。
ちなみに、3部作とは。
1955年6月28日の録音 「Hampton Hawes / The Trio Vol.1」。
1955年12月3日と1956年1月25日の録音 「Hampton Hawes / The Trio Vol.2」。
1956年1月25日の録音 「Hampton Hawes / Everybody Likes Hampton Hawes Vol.3」。
個人的には3部作の中では当アルバムが一番いい感じ。
休日の晴れた清々(すがすが)しい朝にモーニング珈琲と一緒に聴きたい。
(青木高見)





Hampton Hawes / All Night Session, Vol.3 (OJCCD-640-2) Hampton Hawes / All Night Session, Vol.3 (OJCCD-640-2)

Recorded : November 12-13, 1956

Personnel :
Hampton Hawes (p)
Jim Hall (g)
Red Mitchell (b)
Eldridge Freeman (ds)

Song name :
01. Do Nothin' Till You Hear From Me
02. Blues #3
03. Between The Devil And The Deep Blue Sea
04. Blues #4
05. Blues Of A Sort [Bonus track]

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メインコメント : ハンプトン・ホーズ (Hampton Hawes 本名 :Hampton Barnett Hawes, Jr., 1928年11月13日~1977年5月22日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはハンプトン・ホーズ、1956年11月12日・13日の録音。
LPはコンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)C3547番、4曲入り。
CDはOJCからのリリース、輸入盤、アーノルド・ショー(Arnold Shaw)氏による英語ライナーノーツ、5曲目の 「Blues Of A Sort」 が追加され、全5曲入り。
メンバーは、ピアノがハンプトン・ホーズ、ギターがジム・ホール、ベースがレッド・ミッチェル、ドラムがブルーズ・フリーマン。
何といってもギターのジム・ホールの参加。
どうだろう、この肩の抜け具合は。
誇張のないジャズのエッセンスが詰(つま)っている。
ジム・ホールは録音時、26歳、どうだろうこの成熟ぶりは。
(青木高見)





Hampton Hawes / Hampton Hawes For Real! (OJCCD-713-2) Hampton Hawes / Hampton Hawes For Real! (OJCCD-713-2)

アルバムはハンプトン・ホーズのリーダーアルバム扱いとしています。  →
「ハロルド・ランド」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : March 17, 1958

Personnel :
Hampton Hawes (p)
Harold Land (ts)
Scott LaFaro (b)
Frank Butler (ds)

Song name :
01. Hip
02. Wrap Your Troubles in Dreams
03. Crazeology (Little Benny)
04. Numbers Game
05. For Real
06. Love You

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メインコメント : ハンプトン・ホーズ (Hampton Hawes 本名:Hampton Barnett Hawes, Jr., 1928年11月13日~1977年5月22日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのジャズ・ピアニスト。
ハロルド・ランド (Harold Land 出生名:Harold de Vance Land 1928年12月18日~2001年7月27日) はアメリカ合衆国テキサス州ヒューストン生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
アルバムはハンプトン・ホーズ、1958年3月17日の録音。
LPはコンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)M3589番、6曲入り。
CDはOJCからのリリース、輸入盤、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語ライナーノーツ、、6曲入り。
メンバーは、ピアノがハンプトン・ホーズ、テナー・サックスがハロルド・ランド、ベースがスコット・ラファロ、ドラムがフランク・バトラー。
演奏は、軽く聴いている分には、西海岸の明るく爽やかなハード・バップ。
ところが、聴く時間帯、聴く場所によって、玉虫色に変化する。
全体は西海岸の音なのだがジワジワと黒さが滲(にじ)み出てくる。
どこにそのエッセンスがあるのだろう。
ビル・エヴァンスで有名なベースのスコット・ラファロは、いつもよりズシンと重い。
ドラムのフランク・バトラーはハンプトン・ホーズとは薬仲間だったという。
当時は、それほど有名でなかった西海岸実力派のテナーのハロルド・ランドが結構重たい。
メンバー同士の化学反応が答えとなる。
それにしても、ここでの馬さん(ハンプトン・ホーズ)は恐ろしほど研ぎ澄まされ冴えている。
(青木高見)





Hampton Hawes / The Sermon (VDJ-1124) Hampton Hawes / The Sermon (VDJ-1124)

Recorded : November 24–25, 1958

Release : 1987

Personnel :
Hampton Hawes (p)
Leroy Vinnegar (b)
Stan Levey (ds)

Song name :
01. Down by the Riverside
02. Just a Closer Walk with Thee
03. Swing Low, Sweet Chariot
04. Nobody Knows the Trouble I've Seen
05. When The Roll Is Called Up Yonder
06. Go Down Moses
07. Joshua Fit de Battle of Jericho
08. Blues N/C

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンプトン・ホーズ (Hampton Hawes 本名:Hampton Barnett Hawes, Jr., 1928年11月13日~1977年5月22日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはハンプトン・ホーズ、1958年11月24日・25日の録音。
LPはコンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)C-7653番、8曲入り。
リリースが19877年。
CDは発売元がビクター音楽産業株式会社、マイク・デイヴィス(Mike Davis)氏による英語ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、8曲入り。
メンバーは、ピアノがハンプトン・ホーズ、ベースがリロイ・ヴィネガー、ドラムがスタン・レヴィー(リーヴィー)。
録音からリリースまで29年、しかも本人が亡くなってから10年経過している。
アルバムタイトル 「The Sermon」 意味は 「説教」。
演奏はタイトルから連想する堅い演奏ではなく明るく淡泊な内容。
ハンプトン・ホーズの経歴は1952年から2年間、米国進駐軍の兵隊として日本に来た。
仕事を終え、横浜や東京のジャズクラブで本場のジャズプレイを演奏した。
そこには日本ジャズ草創期の守安祥太郎、穐(秋)吉敏子、渡辺貞夫などがいた。
毎晩、行われるジャムセッション、あだ名はホースなので 「馬さん」 として親しまれた。
その 「馬さん」 が帰国して麻薬で捕まった。
当アルバムは服役の直前の演奏という事で貴重。
来日した頃のハードさや黒さは、ここにはない。
ちなみに、魚の 「鮭」 は 「Salmon」。
(青木高見)





Hampton Hawes / Green Leaves of Summer (Contemporary Records – S7614) Hampton Hawes / Green Leaves of Summer (Contemporary Records – S7614)

Recorded : February 17, 1964

Personnel :
Hampton Hawes (p)
Monk Montgomery (b)
Steve Ellington (ds)

Song name :
01. Vierd Blues
02. The Green Leaves Of Summer
03. Ill Wind
04. St. Thomas
05. Secret Love
06. Blue Skies
07. The More I See You
08. G.K. Blues

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハンプトン・ホーズ (Hampton Hawes 本名:Hampton Barnett Hawes, Jr., 1928年11月13日~1977年5月22日) はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはハンプトン・ホーズ、1964年2月17日の録音。
LPはコンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)S7614番、8曲入り。
このアルバムはLPで所持。
メンバーは、ピアノがハンプトン・ホーズ、ベースがモンク・モンゴメリー、ドラムがスティーブ・エリントン。
アルバム・ジャケットは、新緑をバックに刑務所からの復帰後のすがすがしい顔のハンプトン・ホーズ。
刑務所で観た映画アラモ中の曲をシャバに出たらやろうと思っていただけあって胸を打たれる。
演目は耳慣れた曲を中心に、ハンプトン・ホーズのブルース心が出て実に健康的な演奏。
ちなみにベースのモンク・モンゴメリーはウエス・モンゴメリーの兄。
ジャズの楽しみの一つに、思いもよなないメンバーの共演がある。
(青木高見)




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