Lou Donaldson (as) ルー・ドナルドソン
略歴
ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
ジャズのビ・バップ、ハード・バップ、ファンキーを経て、更にソウル・ブルース・ジャズを作る。
ジャズの黎明期を含む全ての時代を体験したサックスの大御所。
(青木高見)
【INDEX (リーダーアルバム)】
【INDEX (共演アルバム)】
【以下コンテンツ】
Lou Donaldson / Quartet Quintet Sextet (TOCJ-1537)
Song number, Recorded :
#04-05, #08 Rec:June 20, 1952
#01-03, #06 Rec:November 19, 1952
#07, #09-10 Rec:August 22, 1954
Song number, Personnel :
[#04-05, #08]
Lou Donaldson (as)
Horace Silver (p)
Gene Ramey (b)
Art Taylor (ds)
[#01-03, #06]
Lou Donaldson (as)
Horace Silver (p)
Blue Mitchell (tp)
Percy Heath (b)
Art Blakey (ds)
[#07, #09-10]
Lou Donaldson (as)
Elmo Hope (p)
Kenny Dorham (tp)
Matthew Gee (tb)
Percy Heath (b)
Art Blakey (ds)
Song name :
01. If I Love Again
02. Down Home
03. The Best Things in Life Are Free
04. Lou's Blues
05. Cheek to Cheek
06. Sweet Juice
07. The Stroller
08. Roccus
09. Caracas
10. Moe's Bluff
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1952年と1954年の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BLP 1537番、10曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語オリジナル・ライナーノーと中原尚哉氏による和訳、上田篤氏による日本語解説、10曲入り。
メンバーは。
1952年6月20日、アルト・サックスがルー・ドナルドソン、ピアノがホレス・シルヴァー、ベースがジーン・ラミー、ドラムがアート・テイラー。
1952年11月19日、アルト・サックスがルー・ドナルドソン、ピアノがホレス・シルヴァー、ベースがパーシー・ヒース、ドラムがアート・ブレイキー。
1954年8月22日、アルト・サックスがルー・ドナルドソン、ピアノがエルモ・ホープ、トランペットがケニー・ドーハム、トロンボーンがマシュー・ジー、ベースがパーシー・ヒース、ドラムがアート・ブレイキー。
アルバム・タイトル通りクァルテット、クインテット、セクステットと3つ楽しめる。
演奏はルー・ドナルドソンのノリの良い味わい深いアルトサックスが聴ける。
ジャズの潮流の中で、それぞれの時代にあわせて堅実な活動をしてきたルー・ドナルドソン。
ところがアルバム「アリゲイター・ブーガルー」を出しただけで、ソウル・ジャズしか吹けないルー・ドナルドソンと言われた時期があった。
実に本末転倒、偏見も甚だしい話だ。
(青木高見)
Lou Donaldson / Wailing With Lou (TOCJ-1545)
Recorded : January 27, 1957
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Herman Foster (p)
Donald Byrd (tp)
Peck Morrison (b)
Art Taylor (ds)
Song name :
01. Caravan
02. Old Folks
03. That Good Old Feeling
04. Move It
05. There Is No Greater Love
06. L.D. Blues
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1957年1月27日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)1545番、6曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツと浅倉久志氏による和訳、原田和典氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、ピアノがハーマン・フォスター、トランペットがドナルド・バード、ベースがペック・モリソン、ドラムがアート・テイラー。
それにしても歌うアルトサックスだろう、やはり多くの評論にある通り、ポスト・チャーリー・パーカーと言われた理由がある。
チャーリー・パーカーと違うのは、ブルースのフレーバーがたっぷり加味されて、ゆったりとして洗練されている。
このアルバムの録音時、ルー・ドナルドソンは31歳、ドナルド・バードは25歳、何と早熟な事か。
当時、メインストリームの評論家やリスナーから活動中期から方向転換した事に対して「失墜したルー」「ジャズを見捨てたルー」「コマーシャリズムへの迎合」と色々言われた。
思えば何とういう見識の狭まさか。
はっきり言える事は「ジャズは芸術、変化して当然」。
まして同じ音楽の土俵の中でカテゴリーが違うので異なるという考などは意味ない。。
「アルトサックスという楽器の純美学的な求道者ルー・ドナルドソン」と言ったのはジャズ音楽評論家の行方均(なめかた ひとし)さん。
(青木高見)
Lou Donaldson / Swing And Soul (TOCJ-1566)
Recorded : June 9, 1957
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Herman Foster (p)
Peck Morrison (b)
Dave Bailey (ds)
Ray Barretto (congas)
Song name :
01. Dorothy
02. I Won't Cry Any More
03. Herman's Mambo
04. Peck Time
05. There'll Never Be Another You
06. Groove Junction
07. Grits and Gravy
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1957年6月9日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BLP 1566番、7曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツと赤塚四朗氏による和訳、原田和典氏による日本語解説、7曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、ピアノがハーマン・フォスター、ベースがペック・モリソン、ドラムがデイブ・ベイリー、コンガがレイ・バレット。
ジャズに「ソウル」という言葉が使われたアルバム。
ルー・ドナルドソンの中で、コンガがこのアルバムから加わる。
2000年代、自分が認識している「ソウル」のディスコ、ソウル。
このアルバムで使用された50年代の「ソウル」はコレだ。
ここでハーマン・フォスターについて。
ハーマン・フォスター(Herman Foster 1928年4月26日〜1999年4月3日)はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのジャズ・ピアニスト。
生まれてくる時に医者の不注意によって盲目になったという話と、生まれながら盲目だったという話がある。
独学でピアノを学んだという、1953年から1966年までルー・ドナルドソンのレギュラーとして在籍したため他のミュージシャンとの共演歴が少ない。
盲目のピアニストを長きに渡り雇ったルー・ドナルドソン、2人の仲を思うと胸が熱くなる。
(青木高見)
Lou Donaldson / Blues Walk (TOCJ-1593)
Recorded : July 28, 1958
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Herman Foster (p)
Peck Morrison (b)
Dave Bailey (ds)
Ray Barretto (congas)
Song name :
01. Blues Walk
02. Move
03. The Masquerade Is Over
04. Play Ray
05. Autumn Nocturne
06. Callin' All Cats
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1958年7月28日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BLP 1593番、6曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツと添野知生氏による和訳、上條直之氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、ピアノがハーマン・フォスター、ベースがペック・モリスン、ドラムはデイヴ・ベイリー、コンガがレイ・バレット。
どうだろう、この斜に構えたリラックス感。
ジャズの潮流でビ・バップ、ハード・バップ、ファンキー、更にブルース・ジャズにソウル・ジャズ。
ジャズの黎明期を全ての体験し吹き続けているたルー・ドナルドソンしか出来ない余裕の音色。
(青木高見)
Lou Donaldson / Lou Takes Off (TOCJ-6544)
Recorded : December 15, 1957
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Sonny Clark (p)
Donald Byrd (tp)
Curtis Fuller (tb)
George Joyner (b)
Art Taylor (ds)
Song name :
01. Sputnik
02. Dewey Square
03. Strollin' In
04. Groovin' High
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1957年12月15日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BLP 1591番、4曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、ロバート・レヴィン(Robert Levin)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、4曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、ピアノがソニー・クラーク、トランペットがドナルド・バード、トロンボーンがカーティス・フラー、ベースがジョージ・ジョーナー、ドラムがアート・テイラー。
アルバム・ジャケットはロケットが発射する瞬間。
1957年10月4日、ソビエトの人類初の人工衛星「スプートニク」が打ち上げ成功した。
1曲目は「Sputnik(スプートニク)」。
この時のルー・ドナルドソンの頭の中はロケットで一杯だったのかもしれない。
アルバム・タイトルは「Lou Takes Off」。
コント55号ではないが「ルー!飛びます、飛びます」。
以下、演目の作曲者。
01. Sputnik / Lou Donaldson
02. Dewey Square / Charlie Parker
03. Strollin' In / Lou Donaldson
04. Groovin' High / Dizzy Gillespie
演奏の楽器編成はアルトサックス、トランペット、トロンボーンの3管。
リズムはソニー・クラークとアート・テイラーで、どこに不満があろう。
全体にアップテンポの嫌みのないハード・バップ。
(青木高見)
Lou Donaldson / Light-Foot (TOCJ-4053)
Recorded : December 14, 1958
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Herman Foster (p)
Peck Morrison (b)
Jimmy Wormworth (ds)
Ray Barretto (congas)
Song name :
0l. Light-Foot
02. Hog Maw (False Start)
03. Hog Maw
04. Mary Ann
05. Green Eyes
06. Walking by the River
07. Day Dreams"
08. Stella By Starlight
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1958年12月14日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BLP 4053番、8曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツと赤塚四朗氏による和訳、原田和典氏による日本語解説、8曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、ピアノがハーマン・フォスター、ベースがペック・モリスン、ドラムはジミー・ウォームワース、コンガがレイ・バレット。
同年の7月にリリースされた「Lou Donaldson / Blues Walk」から数か月しか経っていない。
メンバーはドラムのアート・テイラーがジミー・ウォームワースに替わっただけ。
2曲目「Hog Maw (False Start)」は演奏は始まって、すぐに中断、それも笑い声が飛び交う和気藹々(あきあいあい)の会話が収録されている。
エンジニアのルディ・ヴァンゲルダーの声がミキシング室から流れ演奏再開。
これをあえてアルバムに収録してくれた事が貴重。
これと似た様なスタジオの会話が収録されているのがマイルス・デイヴィスのアルバム「Miles Davis Quintet / Relaxin'(1956年5月11日・10月26日録音)」。
たぶん、これを真似したのではないか。
アルバム全体としては演目がバリエーションに富んで多彩なルー・ドナルドソンを楽しめる。
(青木高見)
Lou Donaldson / The Time Is Right (TOCJ-4025)
Song number, Recorded :
#01-02, #04-07 Rec:September 31, 1959
#03 Rec:November 28, 1959
Song number, Personnel :
[#01-02, #04-07]
Lou Donaldson (as)
Horace Parlan (p)
Blue Mitchell (tp)
Laymon Jackson (b)
Dave Bailey (ds)
Ray Barretto (congas)
[#03]
Lou Donaldson (as)
Horace Parlan (p)
Blue Mitchell (tp)
Sam Jones (b)
Al Harewood (ds)
Song name :
01. Lou's Blues
02. Be My Love
03. Idaho
04. Nearness Of You (The)
05. Mack The Knife
06. Crosstown Shuffle
07. Tangerine
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1959年9月31日・11月28日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BLP 4025番、7曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツと赤塚四朗氏による和訳、上田篤氏による日本語解説、7曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、ピアノがホレス・パーラン、トランペットがブルー・ミッチェル、ベースがレイモン・ジャクソンとサム・ジョーンズ、ドラムがデイブ・ベイリーとアル・ヘアウッド、コンガがレイ・バレット。
ホレス・パーランはブルーノート初レコーディング。
演奏はルー・ドナルドソンとブルー・ミッチェルの流麗を得意とする2人。
思えば、こんなにも多くのアルバムをブルーノートからコンスタントに出せて幸せ者だった事。
これもひとえにブルーノート社主アルフレッド・ライオンのからの信頼があった事に尽きる。
(青木高見)
Lou Donaldson / Sunny Side Up (TOCJ-6518)
Song number, Recorded :
#03, #06-07 Rec:February 5, 1960
#01-02, #04-05 Rec:February 28, 1960
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Horace Parlan (p)
Bill Hardman (tp) #01-04, #06-08
Laymon Jackson (b) #01-02, #04-05
Sam Jones (b) #03, #06-08
Al Harewood (ds)
Song name :
01. Blues for J.P.
02. Man I Love (The)
03. Politely
04. It's You or No One
05. The Truth
06. Goose Grease
07. Softly As In Morning Sunrise
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1960年2月5日・28日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BLP 4036番、7曲入り。
CDは発売元が発売元が東芝EMI株式会社、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、杉田宏樹氏による日本語解説、7曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、ピアノがホレス・パーラン、トランペットがビル・ハードマン、ベースがサム・ジョーンズとレイモン・ジャクソン、ドラムがアル・ヘアウッド。
ディスコグラフィーでは折り返し地点になる。
ここらから徐々にメイン・ストリーム・ジャズを発展させロックやソウルなどの他のジャンルとの融合を試みている。
今でもルー・ドナルドソンと言えば「アリゲイター・ブーガルー」はそのため。
その事でジャズ以外のファンを得る事になったが、メイン・ストリーム・ジャズ・ファンからは節操がないと言われる。
今では音楽のカテゴリーのクロスオーバーは当り前なのだが。
そのクロスオーバーを率先してやったのがマイルス・デイヴィス。
ところがマイルス・デイヴィスは文句を言われず、ルー・ドナルドソンは言われた。
演奏の話に戻ろう、それにしても何と煌(きら)びやかで歌心ある流麗なサックスなんだろう。
(青木高見)
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Lou Donaldson / Here 'Tis (TOCJ-6553)
Recorded : January 23, 1961
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Baby Face Willette (org)
Grant Green (g)
Dave Bailey (ds)
Song name :
01. A Foggy Day
02. Here 'Tis
03. Cool Blues
04. Watusi Jump
05. Walk Wid Me
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1961年1月23日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BLP 4066番、5曲入り、アルバム・タイトルは「ヒア・ティス」と読む。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、ロバート・レヴィン(Robert Levin)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、佐藤英輔氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、オルガンがベイビー・フェイス・ウィレット、ギターがブラント・グリーン、ドラムがデイヴ・ベイリー。
ここに至り、ブルース、R&Bのミュージシャンが集められ、ルー・ドナルドソンのオルガン導入第1作目。
オルガンのベイビー・フェイス・ウィレットはルー・ドナルドソンが見出した人材。
またギターのグラント・グリーンにあってはブルーノート・デビュー作にあたる。
何もかもルー・ドナルドソンのソウル・ジャズ宣言、以降、オルガンを入れてたフォーマットが続く。
あまり重たくしないで黒さを出しつつ上質さも感じる、この絶妙なバランス感覚が凄い。
(青木高見)
Lou Donaldson / Gravy Train (CDP 7243 8 53357 2 3)
Recorded : April 24, 1961
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Herman Foster (p)
Ben Tucker (b)
Dave Bailey (ds)
Alec Dorsey (conga)
Song name :
01. Gravy Train
02. South of the Border
03. Polka Dots And Moonbeams
04. Avalon
05. Candy
06. Twist Time
07. Glory of Love
08. Gravy Train (alt take)
09. Glory of Love (alt take)
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1961年4月24日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BLP 4079番、7曲入り。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、ジョー・ゴールドバーグ(Joe Goldberg)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8~9曲目の2曲が追加され全9曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、ピアノがハーマン・フォスター、ベースがベン・タッカー、ドラムはデイヴ・ベイリー、パーカッションがアレック・ドーシー。
演奏は屈託のないサックスの音色にルー・ドナルドソンの人柄が表われている。
アルバム「Blues Walk」を明るくした感じ。
アルバム・ジャケットだが当時は食べ物を、ほうばる間の抜けた写真は気の毒だったと思ったが、今となっては迫力もの。
そう言えば似たようなジャケットでオルガンのジミー・スミスの「Jimmy Smith and Wes Montgomery / The Dynamic Duo」も何かを食べている。
(青木高見)
Lou Donaldson / The Natural Soul (7243 5 42307 2 1)
Recorded : May 9, 1962
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Big John Patton (org)
Grant Green (g)
Tommy Turrentine (tp)
Ben Dixon (ds)
Song name :
01. Funky Mama
02. Love Walked In
03. Spaceman Twist
04. Sow Belly Blues
05. That's All
06. Nice 'n' Greasy
07. People Will Say We're in Love [Bonus track on CD]
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1962年5月9日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)4108番、6曲入り。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、ボブ・ブルーメンソール(Bob Bluementhal)氏とデル・シールズ(Del Shuelds)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、7曲目の1曲が追加され全7曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、オルガンがジョン・パットン、ギターがグラント・グリーン、トランペットがトミー・タレンタイン、ドラムがベン・ディクソン。
オルガンのジョン・パットンはブルーノートへの初録音。
演奏は、コテコテまで行かせず寸止めにしている。
都会的で明るいサックス。
いい湯加減、この塩梅(塩梅)が憎い。
気になるジャケットの女性はルー・ドナルドソンとは関係なくモデル・タレントだそだ。
個人的は何らかの関係があってほしかった。
この女性に関し詳しく知っている人は教えてほしい。
(青木高見)
Lou Donaldson / Good Gracious (7243 8 54325 2 1)
Recorded : January 24, 1963
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Big John Patton (org)
Grant Green (g)
Ben Dixon (ds)
Song name :
01. Bad John
02. The Holy Ghost
03. Cherry
04. Caracas
05. Good Gracious
06. Don't Worry 'Bout Me
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1963年1月24日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)4125番、6曲入り。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、ジョー・ゴールドバーグ(Joe Goldberg)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、オルガンがビッグ・ジョン・パットン、ギターがギターがグラント・グリーン、ドラムがベン・ディクソン。
ほぼレギュラー化した感じの共演者に囲まれ、快調に飛ばすルー・ドナルドソン。
こういうルー・ドナルドソンを何の心配もなく気楽に聴ける贅沢(ぜいたく)。
という訳で、アルバム・ジャケットのルー・ドナルドソンの視線は先は。
のどかで、いいなあ、こういうの。
(青木高見)
Lou Donaldson / Lush Life (0946 3 74214 2 0)
Recorded : January 20, 1967
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Duke Pearson (arr)
McCoy Tyner (p)
Freddie Hubbard (tp)
Garnett Brown (tb)
Jerry Dodgion (as, fl)
Wayne Shorter (ts)
Pepper Adams (bs)
Ron Carter (b)
Al Harewood (ds)
Song name :
01. Sweet Slumber
02. You've Changed
03. The Good Life
04. Stardust
05. What Will I Tell My Heart
06. It Might as Well Be Spring
07. Sweet and Lovely [Bonus track on CD]
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1967年1月20日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BST 84254番、7曲入り。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、ボブ・ブルーメンソール(Bob Bluementhal)氏とアイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、7曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、編曲がデューク・ピアソン、ピアノがマッコイ・タイナー、トランペットがフレディー・ハバード、トロンボーンがガーネット・ブラウン、アルトサックスとフルートがジェリー・ダジオン、テナーサックスがウエイン・ショーター、バリトンサックスがペッパー・アダムス、ベースがロン・カーター、ドラムがアル・ヘアウッド。
LPはブルーノート4254番が付けられていながら長い間リリースされなかった。
時は1980年、日本のキングレコードが「スイート・スランバー(Sweet Slumber)GXF-3068」として世界初リリースする。
その後、新生ブルーノートから正規に「Blue Note RVG Edition 0946 3 7421420」として再リリースした。
CDラベルの背には「Music fron EMI」の刻印が印刷されている。
肝心な演奏だが、流石(さすが)デューク・ピアソンの編曲が光る。
そこにルー・ドナルドソンは、超が付くマスター級の共演者をはバック・アンサンブルだけに使用。
もう、ルー・ドナルドソンしか出来ない芸当。
ここではオルガン・ファンク・ソウル一旦しまい、チャーリー・パーカー直系の真摯なアルトサックスで迫る。
アルバム・ジャケットは中身に反するケバさ。
中身と、これほど違ったアルバムも久々だ。
凄いのは、同年4月に名盤「アリゲイター・ブーガルー」をリリースする。
(青木高見)
Lou Donaldson / Alligator Bogaloo (CDP 7 84263 2)
Recorded : April 7, 1967
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Melvin Lastie (cor)
Lonnie Smith (org)
George Benson (g)
Idris Muhammad (Leo Morris) (ds)
Song name :
01. Alligator Boogaloo
02. One Cylinder
03. Thang
04. Aw Shucks!
05. Rev. Moses
06. I Want a Little Girl
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1967年4月7日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BLP 4263番、6曲入り。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、ブルーノート(Blue Note)による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、コルネットがメルビン・ラスティ(ラスチェ)、オルガンがロニー・スミス、ギターがジョージ・ベンソン、ドラムがレオ・モリス(後のイドリス・ムハンマド)。
ルー・ドナルドソンのソウル・ジャズ。
日本ではこの時期、GS(グループ・サウンズ)時代、この「アリゲイター・ブーガルー」がカヴァーされた、そのため、曲名だけを知っている人が多い。
カヴァーしたのは「ザ・ハプニングス」と「ザ・ホワイト・キックス」。
ラジオから流れる「アリゲイター、ブ、ガルー」と子供ながら口ずさんでいた。
正式な歌詞は以下の通り。
アリゲーター ブ ガルー 二人だけの
アリゲーター ブ ガルー 恋の踊り
フィール ナイス ソー ナイス ザ ブガルー
この「ブーガルー」を「ブガルー」と「ブー」と伸ばさない所に戦後の日本を感じる。
この曲がルー・ドナルドソンの当アルバムからヒットした事を知る人は少ない。
今改めて聴くと、それほどファンクでもなくジャズのカテゴリーを、はずれていない。
共演者のジョージ・ベンソンのギターやロニー・スミスのオルガン、ファンキードラムのレオ・モリスが一味違った風合いを醸(かも)し出す。
アルバム・ジャケットだが当時は気に入らなかったが最近気にいっている。
デザインはブルーノートのデザイナー、リード・マイルス。
アメリカ音楽史で1967年はロックが台頭した年。
以下、この年のロック11選を並べてみた。
01. The Lovin’ Spoonful / The Very Best Of The Lovin’ Spoonful
02. Rascals / Groovin’
03. The Beatles / Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
04. Otis Redding / Live In Europe
05. The Beach Boys / Live In London
06. Buffalo Springfield / Buffalo Springfield Again
07. Jefferson Airplane / Surrealistic Pillow
08. The Jimi Hendrix Experience / Axis: Bold As Love
09. Cream / Disraeli Gears
10. Chicago / Chicato Transit Authority
11. Vanilla Fudge / Vanilla Fudge
ロックの渦中にジャズ界から一石を投じた形となる。
(青木高見)
Lou Donaldson / Mr.Shing-A-Ling (TOCJ-4271)
Recorded : October 27, 1967
Personnel :
Lou Donaldson (p)
Lonnie Smith (org)
Blue Mitchell (tp) #02-#05
Jimmy Ponder (g)
Leo Morris = Idris Muhammad (ds)
Song name :
01. Ode to Billie Joe
02. The Humpback
03. Shadow Of Your Smile (The)
04. Peepin'
05. The Kid
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1967年6月9日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BLP 4271番、5曲入り、タイトルはミスター・シンガリングと読む。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、デル・シールズ(Del Shields)氏による英語オリジナル・ライナーノーツと小川隆夫氏による和訳、原田和典氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、オルガンがロニー・スミス、ギターがジミー・ポンダー、ドラムがレオ・モリス(イドリス・ムハンマド)。
前作「アリゲーター・ブーガルー」から僅か2ヶ月後のリリースとなる。
ルー・ドナルドソンが凄いのは、名門ブルーノートから次々とアルバムをリリースしてきた事、そのどれもは駄作がない。
話は逸れるがサンスクリット語で「シンガ」はライオン、タイのシンハービール、シンガポールではライオンに化身した神。
この語源から「シンガリング」は踊りの名称となった、たしかにジャケットでは人が踊っている。
3曲目「The Shadow Of Your Smile」は清涼剤的効果か、なかなか憎い。
(青木高見)
Lou Donaldson / Midnight Creeper (TOCJ-4280)
Recorded : March 15, 1968
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Lonnie Smith (org)
George Benson (g)
Blue Mitchell (cor)
Idris Muhammad (ds)
Song name :
01. Midnight Creeper
02. Love Power
03. Elizabeth
04. Bag of Jewels
05. Dapper Dan
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1968年3月15日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BST 84280番、5曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、レジ―・ラヴィング(Reddie Lavong)氏による英語オリジナル・ライナーノーツと小川隆夫氏による和訳、原田和典氏による日本語解説、5曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、オルガンがロニー・スミス、ギターがジョージ・ベンソン、トランペットがブルー・ミッチェル、ドラムがイドリス・ムハンマド。
ロニー・スミスとジョージ・ベンソンはアリゲーター・ブーガルーに参加している仲。
特にドラムのイドリス・ムハンマドの参加でアーシーさは強くなり、ルー・ドナルドソンはこのドラマーを起用する。
ブルー・ミッチェルは「Lou Donaldson / Quartet Quintet Sextet Rec:1952年」をかわきりにルー・ドナルドソンのアルバムに、たび登場しているが特に目新しい事はしていないので少し残念。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Midnight Creeper / Donaldson
02. Love Power / Teddy Vann
03. Elizabeth / Donaldson
04. Bag of Jewels / Lonnie Smith
05. Dapper Dan / Harold Ousley
1曲目「Midnight Creeper」はアルバム・タイトル曲で妖艶なジャケットとあいまって印象付けられる。
ちなみに「Creeper」とは「 はうもの、(特に)はう昆虫、爬虫 (はちゆう )類の動物、木に登る鳥、(特に)キバシリ、つる植物、(靴底の) すべり止め薄鉄板」の意味。
またスラングで「変人、キモメン、キモい人、キチガイ、などという意味に使われ、行動が変で、見ていて気持ちが悪い人」がある。
嫌いな男性に対して女性が使うこともあり、その場合、単に「creep、creepy guy」とう表現になるらしい。
確かにアルバム・ジャケットの女性は、はっている。
(青木高見)
Lou Donaldson / Everything I Play Is Funky (CDP 7243 8 31248 2 4)
Song number, Recorded :
#04-05 Rec:August 22, 1969
#01-03, #06 Rec:January 9, 1970
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Melvin Sparks (g)
Jimmy Lewis (el-b) #02
Idris Muhammad (ds)
[#04, #05]
Eddie Williams (tp)
Charles Earland (org)
{#01, #02, #03, #06}
Lonnie Smith (org)
Blue Mitchell (tp)
Song name :
01. Everything I Do Gonna Be Funky (From Now On)
02. Hamp's Hump
03. Over The Rainbow
04. Donkey Walk
05. West Indian Daddy
06. Minor Bash
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは4~5曲目が1969年8月22日、1~3、6曲目が1970年1月9日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BST 84337番、6曲入り。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、グレン・E・トンプキンス(Glenn E. Thompkins)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、オルガンがチャールズ・アーランドとロニー・スミス、ギターがメルビン・スパークス、トランペットがブルー・ミッチェルとエディ・ウイリアムス、ベースが2曲目のみジミー・ルイス、ドラムがイドリス・ムハンマド。
演奏は漆黒のジャズ・ファンク。
これぞルー・ドナルドソンの独断場。
何といってもメンバーがいい。
オルガンは漆黒のチャールズ・アーランドとロニー・スミス。
ギターはメルビン・スパークス。
オルガンが入っている場合、普通ベースはいらないがジミー・ルイスを呼んだ。
そして抑えとしてブルー・ミッチェルとエディ・ウイリアムスも呼んだ。
極め付けはアーシーなスネアことイドリス・ムハンマド(レオ・モリス)でキマリ。
(青木高見)
Lou Donaldson / Pretty Things (CDP 0777 7 89794 2 5)
Song number, Recorded :
#01 Rec:January 9, 1970
#02–06 Rec:June 12, 1970
Personnel :
Lou Donaldson (varitone-as, vo)
Lonnie Smith (org) #01
Leon Spencer (org) #02–06
Melvin Sparks (g) #01
Ted Dunbar (g) #02–06
Blue Mitchell (tp)
Jimmy Lewis (el-b) #01
Idris Muhammad (ds)
Song name :
01. Tennessee Waltz
02 "Curtis' Song
03. Sassie Lassie
04. Just for a Thrill
05. Pot Belly
06. Love
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1970年1月9日・6月12日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BST 84359番、6曲入り。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、ビル・ジョンソン(Bill Johnson)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、オルガンがロニー・スミスとレオン・スペンサー、ギターがメルビン・スパークスとテッド・ダンバー、トランペットがブルー・ミッチェル、ベースがジミー・ルイス、ドラムがイドリス・ムハンマド。
ここではルー・ドナルドソンがバリトーンうぃ吹く。
サックス・シンセというと、ヤマハWXシリーズとアカイのEWIが有名。
セルマー社も 「VARITONE (バリトーン)」 という楽器を出す。
ネックにマイクがあって、キーガードの上にコントロールボックスが付けられている。
この楽器を最初に愛用したのはエディ・ハリス(Eddie Harris 1934年10月20日~1996年11月5日)だった。
演奏はファンキーでグルーヴィー、漆黒のR&B、1曲目は「テネシー・ワルツ(Tennessee Waltz)」。
(青木高見)
Lou Donaldson / Sophisticated Lou (TOCJ-50502)
Recorded : December 8, 11 and 18 1972
Personnel :
Lou Donaldson (varitone)
Wade Marcus (arr)
Derek Smith (p, el-p)
Joe Farrell (fl, alto-fl)
Paul Winter (fl, alto-fl)
Eugene Bianco (harp)
Joe Venuto (vib)
Jay Berliner (g)
Richard Davis (b) #01, #03, #06, #08
Ron Carter (b) #02, #04-05, #07
Grady Tate (ds)
Omar Clay (per)
Harry Lookofsky (violin)
Aaron Rosand (violin)
Irving Spice (violin)
Harry Zaratzian (viola)
Seymour Berman (viola)
Seymour Barab (cello)
Song name :
01. You've Changed
02. Stella By Starlight
03. What Are You Doing the Rest of Your Life?
04. Long Goodbye
05. You Are the Sunshine of My Life
06. Autumn In New York
07. Blues Walk
08. Time After Time
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1972年12月8日、11日、18日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BN-LA024-F番、X曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、チャーリー・L・ラッセル(Charlie L. Russell)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、高井信成氏による日本語解説、8曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、フルートとアルトフルートがジョー・ファレルとポール・ウインター、ベースがリチャード・ディヴィスとロン・カーター、ドラムがグラディ・テイトほか大勢。
アルバム・ジャケットは軽薄すぎ、重鎮ルー・ドナルドソンなのだからもっと凝っても良いのではと思ったが。
若いリスナーには、これでいいのかかもしれない。
演奏はイージーリスニング、何もかも、やり尽くした様な安堵のバリトーンで吹く。
話は飛ぶが1971年ブルーノートはニューヨークからロサンゼルスに移転し、それに伴うかの様にジャンルはジャズに限らず節操なくファンクやポップをレコーディングする。
これがいわゆる「BNLA」。
時代はどんどん移り変わる、これでいいのだ。
(青木高見)
Lou Donaldson / Live In Bologna (CDSOL-6338)
Recorded : January 1984
Personnel :
Lou Donaldson (as)
Herman Foster (p)
Jeff Fuller (b)
Victor Jones (ds)
Song name :
01. Stella By Starlight
02. Groovin' High
03. Summertime
04. Lou's Blues
05. St. Thomas
06. Star Eyes
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
LPは1984年1月の録音、発売元がタイムレス・レコード(Timeless Records)SJP 202番、6曲入り、イタリアのボローニャでのライヴ。
CDは発売・販売元が株式会社ウルトラ・ヴァイブからのリリース、英語ライナーノーツなし、田中英俊氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、ピアノがハーマン・フォスター、ベースがジェフ・フラー、ドラムがビクター(ヴィクター)・ジョーンズ。
録音時、ルー・ドナルドソン、58歳。
演目は、伝わりやすくした配慮かスタンダードが並ぶ。
ほんとに長い活動をしてきたルー・ドナルドソン、全てをやり尽くした様な円熟のサックス。
途中に出てくる本人のメンバー紹介の声が聴ける。
ここまで来たルー・ドナルドソンには労(ねぎら)いの言葉しかない。
(青木高見)
Lou Donaldson / Play The Right Thing (MCD-9190-2)
Recorded : December 19 and 29, 1990
Personnel :
Lou Donaldson (as, vo)
Lonnie Smith (org)
Peter Bernstein (g)
Bernard Purdie (ds)
Ralph Dorsey (congas)
Song name :
01. Play the Right Thing
02. Whiskey Drinkin' Woman
03. Marmaduke
04. Harlem Nocturne
05. This is Happiness
06. I Had the Craziest Dream
07. The Masquerade is Over
08. Footpattin' Time
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson 1926年11月1日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州バディン生まれのジャズ・サクソフォン奏者、バンドリーダー、作曲家。
CDは1990年12月19日・20日の録音、発売元がマイルストーン(Milestone)VICJ-89、輸入盤、ルー・ドナルドソン(Sweet Lou)氏自身の英語によるコメント、マイルストーン(Milestone)による英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーはアルト・サックスがルー・ドナルドソン、オルガンがロニー・スミス、ギターがピ-タ-・バ-ンスタイン、ドラムがバーナード・パーディ、コンガがラルフ・ドーシー。
録音時、ルー・ドナルドソン、64歳。
これだけのキャリアがありながら、まったく誇張しないサックス。
本物は、こういうものなのか。
共演者もルー・ドナルドソンと共演できた事を喜んでいるのが本当に音に表れている。
2曲目「Whiskey Drinkin' Woman」は御大みずからのヴォーカル。
曲名がいい「酒呑み女」。
4曲目「ハーレム・ノクターン Harlem Nocturne」は感涙もの。
(青木高見)