青木高見のジャズコレクション Herbie Hancock (p, key syn) ハービー・ハンコック


略歴
Herbie Hancock ハービー・ハンコック (Herbie Hancock 本名:Herbert Jeffrey Hancock 1940年4月12日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。
1960年頃から現在までモダン・ジャズはもちろん多彩なジャズ・スタイルでジャズ・シーンを牽引している巨匠。
過去の実績にとらわれず常に前進を続ける姿勢が何といっても凄い。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Herbie Hancock / Takin Off (CDP-7 46506-2) Herbie Hancock / My Point Of View (UCCQ-5058) Herbie Hancock / Inventions And Dimensions (CDP 7 84147 2) Herbie Hancock / Empyrean Isles (CDP 7 84175 2) Herbie Hancock / Maiden Voyage (CDP 7 46339 2) Herbie Hancock / Speak Like a Child (CDP 746136 2) Herbie Hancock / The Prisoner (CDP 7 46845 2) Herbie Hancock / Head Hunters (CK 47478) Herbie Hancock / Feets Don't Fall Me Now (SICP 3996) Herbie Hancock / The New Standard (VERVE 527 715-2) Herbie Hancock and Wayne Shorter / 1 + 1 (314 537 564-2) Herbie Hancock / V.S.O.P (40DP 5607-8)

【INDEX (共演アルバム)】
Donald Byrd / Up With Donald Byrd - Grant Green / His Majesty King Funk (VERVE 314 527 474-2) Donald Byrd / Up With Donald Byrd - Grant Green / His Majesty King Funk (VERVE 314 527 474-2


【以下コンテンツ】


Herbie Hancock / Takin Off (CDP-7 46506-2) Herbie Hancock / Takin Off (CDP-7 46506-2)

Recorded : May 28, 1962

Personnel :
Herbie Hancock (p)
Freddie Hubbard (tp)
Dexter Gordon (ts)
Butch Warren (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Watermelon Man
02. Three Bags Full
03. Empty Pockets
04. Maze
05. Driftin'
06. Alone and I

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハービー・ハンコック (Herbie Hancock 本名:Herbert Jeffrey Hancock 1940年4月12日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。
アルバムはハービー・ハンコック、1962年5月28日の録音。
LPは(Blue Note)4109番、6曲入り、初リーダー作。
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、レナード・フェザー(Leonard Feather)氏による英語ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーは、ピアノがハービー・ハンコック、テナーサックスがデクスター・ゴードン、トランペットがフレディー・ハバード、ベースがブッチ・ウォーレン、ドラムがビリー・ヒギンズ。
演目は全曲、ハービー・ハンコックのオリジナル。
特に冒頭の 「Watermelon Man」 直訳すると 「スイカ男」。
ハービー・ハンコックが子供の頃聞いた 「スイカ売り」 の声をモチーフに作られたという曲。
今なお、世界中の多くのミュージシャンに演奏される曲、ハービー・ハンコックの代名詞にもなっている。
その他、ハービー・ハンコックの革新的なピアノに満ちあふれている。
ビ・バップから派生しハード・バップ、ファンキーを経てモードなど未来のジャズの始まりを予感させる。
今聴いても、まったく陳腐化しない、むしろ輝きさえ感じる。
タイトルも幕開けにふさわしく今飛翔せんとする 「Takin Off」。
(青木高見)





Herbie Hancock / My Point Of View (UCCQ-5058) Herbie Hancock / My Point Of View (UCCQ-5058)

Recorded : March 19, 1963

Personnel :
Herbie Hancock (p)
Grant Green (g)
Donald Byrd (tp)
Hank Mobley (ts)
Grachan Moncur III (tb)
Chuck Israels (b)
Tony Williams (ds)

Song name :
01. Blind Man, Blind Man
02. A Tribute to Someone
03. King Cobra
04. The Pleasure Is Mine
05. And What If I Don't
06. Blind Man, Blind Man [Alternate Take]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハービー・ハンコック (Herbie Hancock 本名:Herbert Jeffrey Hancock 1940年4月12日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。
アルバムはハービー・ハンコック、1963年3月19日の録音。
LPはブルーノート(Blue Note)BLP4126番、5曲入り。
CDは制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック合同会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語ライナーノーツ、マイケル・カスクーナ(Michael Cuscuna)氏による英語コメントと行方均氏による和訳、藤本史昭氏による日本語解説、6曲目の 「Blind Man, Blind Man [Alternate Take]」 が追加され、全6曲入り。
メンバーは、ピアノがハービー・ハンコック、ギターがグラント・グリーン、トランペットがドナルド・バード、テナーサックスがハンク・モブレー、トロンボーンがグレシャン・モンカー3世、ベースがチャック・イスラエル、ドラムがトニー・ウィリアムス。
さいさきの良いスタートを切った前作 「Takin Off」 の翌年、ブルーノートからの2作目となる。
意外性のある共演者が参加している事だけで価値あり、ジャズの楽しみの一つに誰と共演しているかで聴く。
ハービー・ハンコックをブルーノート社主のアルフレッド・ライオンに紹介したのはトランペットのドナルド・バード。
演奏は従来のハード・バップを踏襲しつつ、今までにない卓越したボイシング(コードの音の重ね方)を聴く事ができる。
(青木高見)





Herbie Hancock / Inventions And Dimensions (CDP 7 84147 2) Herbie Hancock / Inventions And Dimensions (CDP 7 84147 2)

Recorded : August 30, 1963

Personnel :
Herbie Hancock (p)
Paul Chambers (b)
Willie Bobo (ds, timbales)
Osvaldo Chihuahua Martinez (per)

Song name :
01. Succotash
02. Triangle
03. Jack Rabbit
04. Mimosa
05. A Jump Ahead

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハービー・ハンコック (Herbie Hancock 本名:Herbert Jeffrey Hancock 1940年4月12日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。
アルバムはハービー・ハンコック、1963年8月30日の録音。
LPは(Blue Note)BLP4147番、5曲入り。
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーは、ピアノがハービー・ハンコック、ベースがポール・チェンバース、ドラムがウイリー・ボボ、パーカッションがオズヴァルド・マルティネス。
アルバム 「My Point Of View」 が同年3月19日なので、僅か5ヶ月後の矢継ぎばやのリリースとなる。
楽器編成はピアノ・トリオにパーカッションのみ。
感じた事、やりたい事、乗っている男の頭の中は、一箇所に留まる事がなく、常に変化し模索している姿勢を感じる。
百戦錬磨のベースのポール・チェンバースに、ドラムのウイリー・ボボだけという変則ユニット。
ありきたりにラテンっぽくしないパーカッションのブレンドは何とも絶妙で瑞々(みずみず)しい。
しい (青木高見)





Herbie Hancock / Empyrean Isles (CDP 7 84175 2) Herbie Hancock / Empyrean Isles (CDP 7 84175 2)

Recorded : June 17, 1964

Personnel :
Herbie Hancock (p)
Freddie Hubbard (tp)
Ron Carter (b)
Tony Williams (ds)

Song name :
01. One Finger Snap
02. One Finger Snap [alternate take]
03. Oliloqui Valley
04. Oliloqui Valley [alternate take]
05. Cantaloupe Island
06. The Egg

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハービー・ハンコック (Herbie Hancock 本名:Herbert Jeffrey Hancock 1940年4月12日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。
アルバムはハービー・ハンコック、1964年6月17日の録音。
LPは(Blue Note)BLP4175番、4曲入り。
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、ノラ・ケリー(Nora Kelly)氏による英語ライナーノーツ、2曲目の 「One Finger Snap [alternate take]」 と4曲目の 「Oliloqui Valley [alternate take]」 の2曲が追加され、全6曲入り。
メンバーは、ピアノがハービー・ハンコック、トランペットがフレディー・ハバード、ベースがロン・カーター、ドラムがトニー・ウィリアムス。
「新主流派」 とう言葉を生んだ作品。
この時期ハービー・ハンコックはマイルス・デイヴィスのバンドに在籍、トランペットが若きフレディー・ハバードに置き換わった編成。
強烈なドラムの快進撃を続けるトニー・ウィリアムスと、理知的で手堅いロン・カーターのベース。
それぞれの楽器が瑞々しく躍動するスリル感。
全曲ハービー・ハンコックの手によるもので発売当時、大きな反響を呼んだ。
特に演目の 「カンタループ・アイランド / CANTALOUPE ISLAND」。
1993年、Hip-Hopのグループ 「US3」 がカヴァーして再燃したことが記憶に新しい。
(青木高見)





Herbie Hancock / Maiden Voyage (CDP 7 46339 2) Herbie Hancock / Maiden Voyage (CDP 7 46339 2)

Recorded : March 17, 1965

Personnel :
Herbie Hancock (p)
Freddie Hubbard (tp)
George Coleman (ts)
Ron Carter (b)
Tony Williams (ds)

Song name :
01. Maiden Voyage
02. The Eye Of The Hurricane
03. Little One
04. Survival Of The Fittest
05. Dolphin Dance

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハービー・ハンコック (Herbie Hancock 本名:Herbert Jeffrey Hancock 1940年4月12日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。
アルバムはハービー・ハンコック、1965年3月17日の録音、邦題:処女航海。
LPはブルーノート(Blue Note)BST-84195番、5曲入り。
CDは の録音、レーベルからのリリース、輸入盤、ノラ・ケリー(Nora Kelly)さんによる英語ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーは、ピアノがハービー・ハンコック、トランペットがフレディー・ハバード、テナーサックスがジョージ・コールマン、ベースがロン・カーター、ドラムがトニー・ウィリアムス。
プロアマ問わず、多くの多彩な評が存在する、それほど、このアルバムの人気がある証拠。
演奏は海を題材に冒頭の 「Maiden Voyage」 から 「Dolphin Dance」 まで物語になっている。
競演者の高度な演奏も聴きどころ、特にフレディー・ハバードの芸術的なトランペットは圧巻。
ジャズ史とジャズ音楽理論の視点からもハービー・ハンコックは、このアルバムで自らのスタイルを確立した。
いわゆる 「新主流派」 の代表作として後世に残る作品となる。
(青木高見)





Herbie Hancock / Speak Like a Child (CDP 746136 2) Herbie Hancock / Speak Like a Child (CDP 746136 2)

Recorded :
March 6, 1968
March 9, 1968

Personnel :
Herbie Hancock (p)
Thad Jones (flh)
Peter Phillips (btb)
Jerry Dodgion (alto-flute)
Ron Carter (b)
Mickey Roker (ds)

Song name :
01. Riot
02. Speak Like A Child
03. First Trip
04. Toys
05. Goodbye To Childhood
06. The Sorcerer

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハービー・ハンコック (Herbie Hancock 本名:Herbert Jeffrey Hancock 1940年4月12日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。
アルバムはハービー・ハンコック、1968年3月6日と9日の録音。
LPはブルーノート(Blue Note)BST84279番、6曲入り。
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーは、ピアノがハービー・ハンコック、フリューゲルホルンがサド・ジョーンズ、バストロンボーンがピーター・フィリップス、アルトフルートがジェリー・ダジオン、ベースがロン・カーター、ドラムがミッキー・ローカー。
1965年の 「Maiden Voyage」 で成功をおさめた後、更なる飛躍を求めアンサンブルを取り入れた作品。
編成は、フリュ-ゲルホーン、バストロンボーン、アルトフルートの3管を含むセクステット。
一般のアンサンブルと違うのは管楽器のソロを排除し流麗なピアノを軸として抑制された美しいホーンアンサンブルに主眼を置いている。
(青木高見)





Herbie Hancock / The Prisoner (CDP 7 46845 2) Herbie Hancock / The Prisoner (CDP 7 46845 2)

Recorded :
April 18, 1969 #02, #04
April 21, 1969 #01
April 23, 1969 #03, #05

Personnel :
Herbie Hancock (p, el-p)
Johnny Coles (flh)
Garnett Brown (tb)
Joe Henderson (ts, al-fl)
Buster Williams (b)
Albert Heath (ds)
Tony Studd (bass-tb) #01-02, #04,
Jack Jeffers (bass-tb) #03, #05,
Hubert Laws (fl) #01-02, #04,
Jerome Richardson (bass-cl) #01-02, #04
Jerome Richardson (fl) #03, #05,
Romeo Penque (bass-cl) #03, #05,

Song name :
01. I Have a Dream
02. The Prisoner
03. Firewater
04. He Who Lives in Fear
05. Promise of the Sun

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハービー・ハンコック (Herbie Hancock 本名:Herbert Jeffrey Hancock 1940年4月12日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。
アルバムはハービー・ハンコック、1969年4月18日・21日・23日の録音、ブルーノートからの最終作品。
LPはブルーノート(Blue Note)BST84321番、5曲入り。
CDはブルーノート・レーベルからのリリース、輸入盤、ハーバート・H・ウォン(Herbert H. Wong)氏による英語ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーは、ピアノとエレピがハービー・ハンコック、フリューゲル・ホーンがジョニー・コールズ、トロンボーンがガーネット・ブラウン、バス・トロンボーンがトニー・スタッドとジャック・ジェファーズ、フルートがヒューバート・ロウズ、テナーサックスとアルト・フルートがジョー・ヘンダーソン、バス・クラリネットがジェローム・リチャードソン、バス・クラリネットがロメオ・ペンケ、ベースがバスター・ウイリアムス、ドラムがアルバート・ヒースほか。
この時期のハービー・ハンコックはマイルス・デイヴィスのバンドを脱退して間もない。
ブルーノートからは 「Speak Like a Child  (1968年3月9日録音)」 の次のアルバムだが、1ヶ月後の作品なのでペアとも取れる。
11人編成で、バス・クラリネットやバス・トロンボーンで音を厚くしている。
タイトルと演目が 「Prisoner(囚人)」 「He Who Lives in Fear(恐怖の中で生きている男)」 「Firewater(火酒)」 などブラック・ナショナリズムが反映されている点に注目。
ブラック・ナショナリズムとは、黒人が自決権を要求、黒白分離の主張、黒人自身の社会の建設という動き。
ジャケットは一見、冴えないが、よく見るとハービー・ハンコックは囚人ぽいシャツ、監獄をイメージしている。
全てが順風万帆に歩んできたように思われるハービー・ハンコックだが、やはり人種差別の不平等さで苦労した1人といえる。
音が鳴った瞬間からハービー・ハンコックの空気に変わるのが凄い。
(青木高見)





Herbie Hancock / Head Hunters (CK 47478) Herbie Hancock / Head Hunters (CK 47478)

Recorded : September 1973

Personnel :
Herbie Hancock (fender_rhodes_el-p, hohner-d6_clavinet, ARP-odyssey-syn, ARP-soloist-syn)
Bennie Maupin (ts, ss, saxello, bass-cl, alto-fl)
Paul Jackson (el-b, marimbula)
Bill Summers (congas, shekere, balafon, agogô, cabasa, hindewhu, tambourine, log drum, surdo, gankogui, beer bottle)
Harvey Mason (ds)

Song name :
01. Chameleon
02. Watermelon Man
03. Sly
04. Vein Melter

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハービー・ハンコック (Herbie Hancock 本名:Herbert Jeffrey Hancock 1940年4月12日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。
アルバムはハービー・ハンコック、1973年9月の録音。
LPはコロムビア(Columbia)KC32731番、4曲入り。
CDはコロムビア・レガシー・レーベルからのリリース、輸入盤、スコット・H・トンプソン(Scott H. Thompson)氏による英語ライナーノーツ、4曲入り。
メンバーは。
ハービー・ハンコック:フェンダー・ローズ・エレクトリック・ピアノ, ホーナー D6 クラヴィネット, アープ・オデュッセイ・シンセサイザー, アープ・ソリスト・シンセサイザー。
ベニー・モウピン:ソプラノサックス、テナーサックス, サクセロ, バス・クラリネット, アルト・フルート。
ポール・ジャクソン:エレクトリック・ベース, マリンブラ。
ビル・サマーズ:コンガ, シェケレ, バラフォン, アゴゴ, カバサ, ヒンデウフー, タンブリン, ログ・ドラム, スルド, Gankogui。
ハーヴィー・メイソン:ドラムス。
演奏はジャズ界に大きな変革をもたらした話題作。
このアルバムから 「ブラック・ファンク」 という言葉が流行する。
これを聴いて思った事。
2016年(平成28年)の暮れ、マイルス・デイヴィスのブート・アルバム 「Miles Davis / Free Jazz Dance The Bootleg Series, Vol. 5」 がリリースされた、内容はCD3枚組 「セッション・リール」。
「セッション・リール」 とは収録現場の全てを収録したテープを言う。
最大の聴きどころは録音現場の臨場感と緊張感、リハーサルを含む、パッチ・テイクやスタジオでの特にマイルス・デイヴィス本人の会話を中心に収録されている。
その中で、ハービー・ハンコックがマイルス・デイヴィスから指示を出される部分がある。
どう演奏していいか解らないハービー・ハンコックに対しマイルス・デイヴィスが、かなりキツい言い方で指示を出す。
同じメンバーのトニー・ウィリアムスやロン・カーターも、どう演奏していいか解らないが、ハービー・ハンコックへのキツイ口調ではない。
聴いていてハービー・ハンコックがかわいそうになる、が、この試練こそ強靭なハービー・ハンコックを作ったのかもしれない。
天才マイルス・デイヴィスに徹底的に叩き上げられた男、ハービー・ハンコック。
当アルバム 「Head Hunters」 はマイルス・デイヴィス 「Miles Davis / On The Corner (1972)」 の参加の翌年にあたる。
親方マイルス・デイヴィスから解放たれて、自分のやりたかった事を存分にやってのける。
当時流行りだしたファンク音楽、徹底的に鍛え抜かれたハービー・ハンコックに出来ない訳がない。
髪の毛はアフロヘアーになり漆黒のゲットーに返り咲く。
「どうだ!!」 と叫んでいる音、そして、ここが最大の聴きどころとなる。
ちなみに演目の 「ウォーターメロン・マン (Watermelon Man)」 は、ハービー・ハンコックの初リーダー作 「テイキン・オフ」 から引っ張り出してくるあたり音楽業界への 「おとしまえ」 に思えてならない。
(青木高見)





Herbie Hancock / Feets Don't Fall Me Now (SICP 3996) Herbie Hancock / Feets Don't Fall Me Now (SICP 3996)

Recorded : 1978

Personnel :
Herbie Hancock (key, lead-and-background-vo)
Ray Obiedo (g)
Eddie Watkins (b)
James Gadson (ds)
Bill Summers (per)
Julia Tillman Waters (background-vo)
Maxine Willard Waters (background-vo)
Oren Water (background-vo)
Luther Waters (background-vo)
Ray Parker, Jr. (g, ds) #03
Coke Escovedo (timbales) #03
Sheila Escovedo (congas) #03
James Levi (ds) #02, #06
Freddie Washington (b) #06
Wah Wah Watson (g) #06
Bennie Maupin (ss) #06

Song name :
01. You Bet Your Love
02. Trust Me
03."Ready or Not
04. Tell Everybody
05. Honey From the Jar
06. Knee Deep

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハービー・ハンコック (Herbie Hancock 本名:Herbert Jeffrey Hancock 1940年4月12日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。
アルバムはハービー・ハンコック、1978年の録音。
LPはコロムビア(Columbia)JC35764番、6曲入り。
CDは発売元がソニー・ミュージック・ジャパン株式会社、英語ライナーノーツなし、中山康樹氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーは、パーカッションのビル・サマーズほか大勢。
1977年、日本ではビージーズのサタデー・ナイト・フィーバーが大ヒット、空前のディスコ・ブームが到来した。
ハービー・ハンコックの当アルバム・リリースは、その翌年の1978年。
おりしもアース・ウインド・ファイアーの宇宙のファンタジー 「セプテンバー」 も大ヒット。
同時にモータウンを初めとするソウル・ディスコ・ミュージックとサーファー・ミュージックも盛り上がりを見せる。
はっきり言ってネタ切れをおこし、踊れるリズムなら何でもありに変化しつつあった。
当アルバムを聴きなおすと、よりリズムが強力に前面に打ち出され、踊れる音にした事がわかる。
ハービー・ハンコック自身は、当時最新の楽器だったヴォコーダーを使っている。
6曲目の 「Knee Deep」 ではワー・ワー・ワトソンやベニー・モウピンから力を借りている。
都心に多くできたサーファー・ショップで、これがかかっていた事を昨日の様に思い出す。
(青木高見)





Herbie Hancock / The New Standard (VERVE 527 715-2) Herbie Hancock / The New Standard (VERVE 527 715-2)

Recorded : June 14-16, 1995

Personnel :
Herbie Hancock (p)
John Scofield (g)
Michael Brecker (ss, ts)
Dave Holland (b)
Jack De Johnette (ds)
Don Alias (per)
and others.

Song name :
01. York Minute
02. Mercy Street
03. Norwegian Wood
04. When Can I See You
05. You've Got It Bad Girl
06. Love Is Stronger Than Pride
07. Scarborough Fair
08. Thieves In The Temple
09. All Apologies
10. Manhattan (Island Of Lights And Love)
11. Your Gold Teeth

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハービー・ハンコック (Herbie Hancock 本名:Herbert Jeffrey Hancock 1940年4月12日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。
アルバムはハービー・ハンコック、1955年6月14日から16日の録音。
CDはヴァーヴ・レコード・レーベルからのリリース、輸入盤、英語ライナーノーツなし演目紹介、11曲入り。
メンバーは、ギターがジョン・スコフィールド、ソプラノ・テナーサックスがマイケル・ブレッカー、ベースがデイヴ・ホランド、ドラムがジャック・ディ・ジョネット、パーカッションがドン・アライアス。
個人的にジャズの 「スタンダード」 という言葉には特別な思い入れがある。
そのため、タイトルのスタンダードに、ニューを付けるのは正直、早計に感じる。
嫌だったら、聴かなかいいじゃん。
たしかにそうなのだが聴いてみなくちゃ解らないのがジャズ。
「スタンダード」 をウィキペディアで調べるとこうある。
【スタンダード・ナンバー(standard number )とは、音楽特に近代音楽の分野において広く世に知られ親しまれ、あるいは多くのアーティストにカバーされるようになった楽曲のことを指す。「スタンダード曲」「定番」などと称されることもある。】
つまり 「広く世に知られ親しまれた曲」 とか 「多くのアーティストにカバーされた」 が要因らしい。
だからハービー・ハンコックが、どんなにスタンダードだと言ったところで、ならない曲は、ならないと言いたい。
しかし、そこは頭脳明晰なハービー・ハンコック、そんな事は百も承知。
このアルバムで、スタンダードとは 「いったい何か」 という一石を投じてくれたことは確か。
以下、演目が誰の曲かを明記した。
01. York Minute / イーグルスの曲を書いたドン・ヘンリーとダニー・コーチマーとジャイ・ワインディングの作。
02. Mercy Street / ピーター・ガブリエル
03. Norwegian Wood / ビートルズ
04. When Can I See You / ベイビー・フェイス
05. You've Got It Bad Girl / スティービー・ワンダー
06. Love Is Stronger Than Pride / シャーデー
07. Scarborough Fair / サイモンとガーファンクル
08. Thieves In The Temple / プリンス
09. All Apologies / ニルヴァーナ
10. Manhattan (Island Of Lights And Love) / ハンコックのオリジナル
11. Your Gold Teeth / ティーリー・ダン
超が付くアーティストが並ぶ。
(青木高見)





Herbie Hancock and Wayne Shorter / 1 + 1 (314 537 564-2) Herbie Hancock and Wayne Shorter / 1 + 1 (314 537 564-2)

「ジャズ/ハービー・ハンコック」 のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ウェイン・ショーター」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : 1997

Personnel :
Herbie Hancock (p)
Wayne Shorter (ss)

Song name :
01. Meridianne
02. Aung San Suu Kyi
03. Sonrisa
04. Memory Of Enchantment
05. Visitor From Nowhere
06. Joanna's Theme
07. Diana
08. Visitor From Somewhere
09. Manhatten Lorelei
10. Hale-Bopp, Hip-Hop

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ハービー・ハンコック (Herbie Hancock 本名:Herbert Jeffrey Hancock 1940年4月12日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。
ウェイン・ショーター (Wayne Shorter 1933年8月25日~) はアメリカ合衆国ニュージャージー州ニューアーク生まれのジャズ・テナーサックス・ソプラノサックス奏者、音楽監督。
CDは1997年録音、ヴァーヴ・レーベルからのリリース、輸入盤、英語ライナーノーツなし演目のみ、10曲入り、2人のデュオ。
1996年、ウェイン・ショーターの妻を襲った突然の航空機事故。
まだ悲しみが癒(い)えない時期の鎮魂歌といえる入魂のアルバム。
ハービー・ハンコックの親友への思いやり、ピアノには鋭く冴えわたる。
(青木高見)





Herbie Hancock / V.S.O.P (40DP 5607-8) Herbie Hancock / V.S.O.P (40DP 5607-8)

Recorded : Live at “The Newport Jazz Festival” New York's Cuty Center>, NYC. June 29, 1976

Song name and Personnel
Disk 1
01. Piano Intro
02. Maiden Voyage
03. Nefertiti
04. Introduction Of Player-Eye Of The Hurricane
Herbie Hancock (el-p)
Freddie Hubbard (tp)
Wayne Shorter (ts, ss)
Ron Carter (b)
Tony Williams (ds)

Disk 2
01. Toys
02. Introductions
03. You'll Know When You Get There
Herbie Hancock (el-p)
Bennie Maupin (alto-fl)
Eddie Henderson (tp, flh)
Julian Priester (btb)
Buster Williams (b)
Billy Hart (ds)

04. Hang Up Your Hang Ups
05. Spider
Herbie Hancock (el-p)
Wah Wah Watson (g, syn)
Ray Parker Jr. (g)
Bennie Maupin (ss, ts, lyricon)
Paul Jackson (el-b)
James Levi (ds)
Kenneth Nash (per)

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メインコメント : ハービー・ハンコック (Herbie Hancock 本名:Herbert Jeffrey Hancock 1940年4月12日~) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、プロデューサー。
アルバムはハービー・ハンコック、1976年6月29日の録音、アメリカ・ニューヨークで行われた 「The Newport Jazz Festival」 のライブ、邦題 「ニューポートの追想」。
CDはCBS/SONYレーベルからのリリース、英語ライナーノーツ、上田力氏による日本語解説、CD2枚組、全8曲入り。
共演者は、ハービー・ハンコックの3つのバンドが収録されている。
トランペットがフレディ・ハバード、テナー・ソプラノサックスがウエイン・ショーター、ベースがロン・カーター、ドラムがトニー・ウイリアムス。
その他、テナー・ソプラノ・バスフルートがベニー・モウピン、トランペット・フリュゲルホーンがエディ・ヘンダーソン、ベースがポール・ジャクソンほか。
このフェスティバルのためにだけに作られた 「V.S.O.P. (Very Special One Time Performance)」。
当初すぐ消滅する、にわか作りのユニットだったが想像以上の反響があり一大旋風を巻き起こす。
これに一番驚いたのは本人たち、以後この 「V.S.O.P. 」 は継続していく事となる。
日本に2回来日し、1977年7月23日は田園コロシアムで行われた 「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」 でジャズファンのみならず我が国の音楽界に大きな衝撃をあたえた。
(青木高見)




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