青木高見のジャズコレクション Milton Nascimento (g, vo, comp) ミルトン・ナシメント


略歴
Milton Nascimento ミルトン・ナシメント (Milton Nascimento 1942年10月26日~) はブラジル・リオデジャネイロ州リオデジャネイロ出身の歌手、ギタリスト。
「ブラジルの声」 の異名を持つミュージシャン。
幼少期からミナスジェライス州に移り住んだため 「ミナス音楽の伝道者」 とも呼ばれる。
世界中のミュージシャンとの共演歴が、その音楽性の深さを物語る。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Milton Nascimento / Milton (314 543 485-2) Milton Nascimento / Encontros E Despedidas (827 638-2)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Wayne Shorter - Milton Nascimento / Native Dancer (25DP 5305) Sarah Vaughan / Brazilian Romance (SRCS 9555)

【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Milton Nascimento / Milton (314 543 485-2) Milton Nascimento / Milton (314 543 485-2)

「ジャズ/ミルトン・ナシメント」 のリーダーアルバムとしています。  →
「ブラジル音楽/ミルトン・ナシメント」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Released : 1976

Personnel :
Milton Nascimento (vo, comp)
Herbie Hancock (p)
Hugo Fattoruso (organ, p)
Toninho Horta (g)
Wayne Shorter (ss, ts)
Raul De Souza (tb)
Novelli (b, per)
Roberto Silva (ds, per)
Laudir De Oliveira (per)

Song name :
01. Raca (Hasa) (Race)
02. Fairy Tale Song (Cade)
03. Fransciso
04. Nothing Will Be As It Was (Nada Sera Como Antes)
05. Cravo E Canela (Clove And Cinnamon)
06. The Call (Chamada)
07. One Coin (Tostao)
08. Saidas E Bandeiras (Exits And Flags)
09. Os Povos (The People)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ミルトン・ナシメント (Milton Nascimento 1942年10月26日~) はブラジル リオデジャネイロ州リオデジャネイロ市生まれのブラジル・ギタリスト、歌手、作曲家。
LPは1976年のリリース、A&Mレコード(A and M Records)SP-4611番、9曲入り。
CDはA&Mレコードとヴァーヴ・レーベルからのリリース、輸入盤、歌詞付き、英語オリジナル・ライナーノーツ、9曲入り。
メンバーはヴォーカルとギターがミルトン・ナシメント、ピアノがハービー・ハンコック、オルガンとピアノがウーゴ・ファトルーソ、ギターがトニーニョ・オルタ、ソプラノサックスとテナーサックスがウエイン・ショーター、他。
アルバム・タイトルはズバリ 「ミルトン(Milton)」。
CDは今でこそ簡単に入手できるようになったが、LP発売当時、日本では発売されず高値が付いた。
ブラジル色は抑えられ現代的な、「コンテンポラリー・ブラジリアン・ジャズ」。
何となくアメリカ市場を念頭においている点が興味を引く。
ウェイン・ショーターとハービー・ハンコックは、その事を解っていて終始控えめ。
とはいえ、ミルトン・ナシメントの楽器の様な土着的な声は刺激的。
(青木高見)





Milton Nascimento / Encontros E Despedidas (827 638-2) Milton Nascimento / Encontros E Despedidas (827 638-2)

「ジャズ/ミルトン・ナシメント」 のリーダーアルバムとしています。  →
「ブラジル音楽/ミルトン・ナシメント」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Released : 1985

Personnel :
Milton Nascimento (vo, g)
Wagner Tiso (cond, arr, p)
Túlio Mourão (arr, key)
Hubert Laws (fl)  #08
Ricardo Silveira (g)
Tavinho Moura (g)
Pat Metheny (g)  #11
Nico Assumpção (b)
Luiz Alves (b)
Jaques Morelenbaum (cello)
Robertinho Silva (ds, per)
Many others

Song name :
01. Portal Da Cor
02. Caso De Amor
03. Noites Do Sertão
04. Mar Do Nosso Amor
05. Lágrimas Do Sul
06. Raça
07. Pra Euparar Deme Doer
08. Encontros E Despedidas
09. Quem Perguntou Por Mim
10. A Primeira Estrela
11. Vidro E Corte
12. Radio Experiência

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ミルトン・ナシメント (Milton Nascimento 1942年10月26日~) はブラジル・リオデジャネイロ州リオデジャネイロ出身の歌手、ギタリスト、作曲家。
LPは1985年のリリース、バークレー(Barclay)827 638-1番、11曲入り、1967年のファースト・アルバムから15枚目。

CDは発売元が英国ポリドール(Polydor)・レーベルからのリリース、輸入盤、オリジナル・ライナーノーツ、歌詞、7曲目「Pra Euparar Deme Doer」が追加され全12曲入り。
演奏は故郷、ブラジル音楽からは、いったん離れて、楽器電子楽器やオーケストラなどを取り入れた。
とは言ってもブラジルの魂が根底に宿る。
MPBというジャンルが出来たが音は典型的なMPB。
ちなみにパット・メセニーとヒューバート・ロウズが1曲だけ参加している。
(青木高見)




【INDEX (コ・リーダーアルバム)】



Wayne Shorter - Milton Nascimento / Native Dancer (25DP 5305) Wayne Shorter - Milton Nascimento / Native Dancer (25DP 5305)

「ジャズ/ウェイン・ショーター」 のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ミルトン・ナシメント」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : September 12, 1974

Personnel :
Wayne Shorter (ts, ss, p)
Milton Nascimento (g, vo)
Herbie Hancock (p, key)
Wagner Tiso (key)
Jay Graydon (g, b)
David Amaro (g)
Dave McDaniel (b)
Robert Silva (ds, per)
Airto Moreira (per)

Song name :
01. Ponta de Areia
02. Beauty and the Beast
03. Tarde
04. Miracle of the Fishes
05. Diana
06. From the Lonely Afternoons
07. Ana Maria
08. Lilia
09. Joanna's Theme

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ウェイン・ショーター (Wayne Shorter 1933年8月25日~) はアメリカ合衆国ニュージャージー州ニューアーク生まれのジャズ・テナーサックス、ソプラノサックス奏者、作曲家。
ミルトン・ナシメント (Milton Nascimento 1942年10月26日~) はブラジル リオデジャネイロ州リオデジャネイロ市生まれのブラジル・ギタリスト、歌手、作曲家。
LPは1974年9月12日の録音、コロムビア(Columbia)PC 33418番、9曲入り。
CDは発売元がCBS/ソニー・レコード、英語ライナーノーツなし、歌詞、歌詞対訳、青木啓氏による日本語解説、9曲入り。
メンバーはソプラノ・テナーサックス・ピアノがウェイン・ショーター、ヴォーカル・ギターがミルトン・ナシメント、ピアノ・キーボードがハービー・ハンコック、キーボードがワグネル・チーゾ、ギター・ベースがジェイ・グレイドン、ギターがデビッド・アマロ、ベースがデイブ・マクダニエル、ドラム・パーカッションがロベルト・シルバ、パーカッションがアイアート・モレイラ。
ミルトン・ナシメントは、幼少期からミナスジェライス州に移り住んだため 「ミナス音楽」 の伝道者として有名。
ウェイン・ショーターは、この録音の2年後、1976年にハービー・ハンコックと 「V.S.O.P.クインテット」 を結成する。
演奏はウェイン・ショーターがミナスのミュージシャンと共演してジャズにしなかった点がいい。
ミルトン・ナシメントは、このアルバムでジャズ・ファンにも有名になった。
「ミナス音楽」 とはポルトガル、スぺイン、アラブ系などが、ヨーロッパの教会音楽と融合し更にブラジルのミナスの土着の香りで熟成した音楽をいう。
純粋なロコの音楽に仕上げたウェイン・ショーターとハービー・ハンコックの手腕が光る。
気分は一気に夏の太陽の下のような軽い気分になるが、じっくり聴いても一音一音が素晴らしくミナスのアルバムである事を再認識させられる。
(青木高見)





Sarah Vaughan / Brazilian Romance (SRCS 9555) Sarah Vaughan / Brazilian Romance (SRCS 9555)

「ジャズ/サラ・ヴォーン」 のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ミルトン・ナシメント」 でも同じ内容を掲載しています。  →
「ブラジル音楽/サラ・ヴォーン」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : January, February, 1987

Personnel :
Sarah Vaughan (vo)
Milton Nascimento (vo)
George Duke (key)
Alphonso Johnson (b)
Dori Caymmi (g, arr)
Dan Huff (g)
Carlos Vega (ds)
Paulinho da Costa (per)
Hubert Laws (fl) #08
Tom Scott (lyricon) #03, (ts) #01
Ernie Watts (as) #06
Marcio Montarroyos (flh) #02Romance, (tp) #01
Chuck Domanico (b, photograph)
Siedah Garrett (background vo) #10
Gracinha Leporace (background vo) #10
Kate Markowitz (background vo) #10
Gordon Marron (vln)
Barry Socher (vln)
Wilbert Nuttycombe (vln)
Robert Sanov (vln)
Jay Rosen (vln)
Shari Zippert (vln)
Ronald Folson (vln)
Irving Geller (vln)
Jean Hugo (vln)
Connie Kupka (vln)
Arthur Zadinsky (vln)
Bill Hybel (vln)
Marilyn Graham (vln)
Joseph Goodman (vln)
R. Hill (vln)
Kenneth Burward-Hoy (viola)
Gareth Nuttycombe (viola)
Marilyn H. Baker (viola)
Herschel Wise (viola)
Suzie Katayama (cello)
Larry Corbett (cello)
David Speltz (cello)
Todd Hemenway (cello)
Gayle Levant (harp)

Song name :
01. Make This City Ours Tonight
02. Romance
03. Love and Passion
04. So Many Stars
05. Photograph
06. Nothing Will Be as It Was
07. It's Simple
08. Obsession
09. Wanting More
10. Your Smile

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : サラ・ヴォーン (Sarah Vaughan 1924年3月27日~1990年4月3日) はアメリカ合衆国ニュージャージー州ニューアーク生まれの女性ジャズ歌手。
ミルトン・ナシメント (Milton Nascimento 1942年10月26日~) はブラジル・リオデジャネイロ州リオデジャネイロ出身の歌手、ギタリスト。
LPは1987年1月・2月の録音、CBS(CBS)FM42519番、10曲入り。
CDは1999年8月21日のリリース、発売元がSME(SME Records)SRCS 9555、英語歌詞、立原真沙さんによる歌詞対訳、英語ライナーノーツなし、中村善郎氏による日本語解説、10曲入り。
メンバーはヴォーカルがサラ・ヴォーンとミルトン・ナシメント、キーボードがジョージ・デューク、ギターとアレンジがドリ・カイーミ、フルートがヒューバート・ローズ、テナーサックスがトム・スコット、アルト・サックスがアーニー・ワッツそ、パーカッションがパウリーニョ(ポーリニョ)・ダ・コスタ、曲の提供がドリ・カイーミ、セルジオ・メンデス、ダニーロ・カイミ、フェルナンド・レポレスほか。
ブラジルの一流ミュージシャンが参加している。
ここではサラ・ヴォーン、ジャズから離れてピュアなブラジル音楽の歌唱。
本人がブラジル音楽を歌うのは、これが初めてではないが、本アルバムはブラジル音楽の1枚としてカウントしたい。
真剣に聴くもよし、BGM風に流すもよし、いずれにしても、いつもと違うサラ・ヴォーン。
(青木高見)




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