青木高見のジャズコレクション Grachan Moncur III (tb) グレイシャン・モンカー3世


略歴
Grachan Moncur 3 グレイシャン・モンカー・3世 (Grachan Moncur III 1937年6月3日~2022年6月3日) はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれの新主流派ジャズ・トロンボーン奏者。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Grachan Moncur III / Evolution (TOCJ-4153)

【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Grachan Moncur III / Evolution (TOCJ-4153) Grachan Moncur III / Evolution (TOCJ-4153)

Recorded : November 21, 1963

Personnel :
Grachan Moncur III (tb)
Bobby Hutcherson (vib)
Lee Morgan (tp)
Jackie McLean (as)
Bob Cranshaw (b)
Tony Williams (ds)

Song name :
01. Air Raid
02. Evolution
03. The Coaster
04. Monk in Wonderland

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メインコメント : グレイシャン・モンカー・3世 (Grachan Moncur III 1937年6月3日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれの新主流派ジャズ・トロンボーン奏者。
アルバムはグレイシャン・モンカー・3世、1963年11月の録音、ファースト・アルバム。
LPはブルーノート(Blue Note)BLP4153番、4曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、アルフレッド・ベネット・スペルマン(Alfred Bennett Spellman)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、中原尚哉氏によるライナー和訳、上田篤氏による日本語解説、4曲入り。
メンバーは、トロンボーンがグレイシャン・モンカー・3世、ビブラフォンがボビー・ハッチャーソン、トランペットがリー・モーガン、アルトサックスがジャッキー・マクリーン、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがトニー・ウィリアムス。
全曲グレイシャン・モンカー・3世の作曲。
ジャズを聴き始めた頃、ビル・エヴァンスがジャズだと勘違いして毎日ビル・エヴァンスばかりを聴いていた。
ある年の暮れディスク・ユニオンのセールで、このアルバムを購入。
聴いてみると、ピンとこないので、即売ってしまう。
あまり考えずにジャズを聴いていた過去。
時が経ち先日、横浜のジャズ喫茶 「ちぐさ」 で、これがかかった。
演奏は、陰湿な空気を、一手に引き受けたようなビブラフォンのボビー・ハッチャーソン。
このアルバムでは、けっこう終始控えめなリー・モーガン。
ジャッキー・マクリーンがグレイシャン・モンカー・3世を世に紹介した話。
ベーシストのボブ・クランショウはリー・モーガンと親友、イリノイ州生まれの典型的な百戦錬磨のハード・バップ・ベーシスト。
ドラマーのトニー・ウィリアムスは録音時、若干18歳、はち切れんばかりのドラム。
アルバム・プロデューサーはブルーノート社主アルフレッド・ライオン。
「ちぐさ」 のスピーカーからズシンと重たいグレイシャン・モンカーのトロンボーンの音が耳から離れない。
帰り道、横浜関内にあるディスク・ユニオンで日本盤のCDを買って帰って来る。
無知とは恐ろしい。
(青木高見)




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