青木高見のジャズコレクション Gigi Gryce (as, fl, cond) ジジ・グライス


略歴
Gigi Gryce ジジ・グライス(Gigi Gryce 出生名:George General Grice, Jr. 1925年11月28日~1983年3月14日)はアメリカ合衆国フロリダ州ペンサコラ生まれのジャズ・サクソフォン、クラリネット、フルート奏者、作曲家、編曲家、バンドリーダー。
活動が多才で作曲や編曲以外にバンドリーダーとしてビッグバンドを率いたり教育者としての顔を持つ。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Gigi Gryce / The Rat Race Blues (OJCCD-081-2) Gigi Gryce / Nica's Tempo (COCY-9027)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Art Farmer - Gigi Gryce / When Farmer Met Gryce (00025218607223)

【INDEX (共演アルバム)】
Art Farmer Septet


【以下コンテンツ】


Gigi Gryce - Donald Byrd / Jazz Lab (FSR-CD 82) Gigi Gryce - Donald Byrd / Jazz Lab (FSR-CD 82)

「ジャズ/ジジ・グライス」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ドナルド・バード」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : August 9, 1957

Personnel :
Gigi Gryce (p)
Donald Byrd (tp)
Hank Jones (p)
Paul Chambers (b)
Art Taylor (ds)

Song name :
01. Blue Lights
02. Onion Head
03. Isn't It Romantic
04. Bat Land
05. Bangoon
06. Imagination
07. Xtacy


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メインコメント : ジジ・グライス(Gigi Gryce 出生名:George General Grice, Jr. 1925年11月28日~1983年3月14日)はアメリカ合衆国フロリダ州ペンサコラ生まれのジャズ・サクソフォン、クラリネット、フルート奏者、作曲家、編曲家、バンドリーダー。
ドナルド・バード(Donald Byrd 出生名:Donald Toussaint L'Ouverture Byrd II 1932年12月9日~2013年2月4日)はアメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家、プロデューサー。
LPは1957年8月9日の録音、発売元がジュビリー(Jubilee)JLP 1059番、7曲入り。
CDは発売元がフレッシュ・サウンド・レコード(Fresh Sound Records)、輸入盤、ナット・ヘントフ(Nat Hentoff)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、7曲入り。
メンバーはアルトサックスがジジ・グライス、トランペットがドナルド・バード、ピアノがハンク・ジョーンズ、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアート・テイラー。
アルバム・タイトルは「Jazz Lab」なのでジャズの実験室といったところか。
そのためアルバム・ジャケットの写真はフラスコや試験管の写真。
聴く前は演奏が実験研究的な音を想像したが、ちゃんとした上質のメイン・ストリーム・ハード・バップ。
軽く流している様で緻密、これは百戦練磨のメンバーだから、なせる技。
アメリカ・ジャズの裾野の広さを実感。
(青木高見)





Gigi Gryce / The Rat Race Blues (OJCCD-081-2) Gigi Gryce / The Rat Race Blues (OJCCD-081-2)

Recorded : June 7, 1960

Personnel :
Gigi Gryce (as)
Richard Wyands (p)
Richard Williams (tp)
Julian Euell (b)
Mickey Roker (ds)

Song name :
01. The Rat Race Blues
02. Strange Feelin'
03. Boxer's Blues
04. Blues in Bloom
05. Monday Through Sunday

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メインコメント : ジジ・グライス(Gigi Gryce 出生名:George General Grice, Jr. 1925年11月28日~1983年3月14日)はアメリカ合衆国フロリダ州ペンサコラ生まれのジャズ・サクソフォン、クラリネット、フルート奏者、作曲家、編曲家、バンドリーダー。
LPは1960年6月7日の録音、発売元がプレスティッジ(prestige)NJ8262番、5曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、ジョー・ゴールドバーグ(Joe Goldberg)氏による英語ライナーノーツ、5曲入り。
メンバーはアルトサックスがジジ・グライス、ピアノがリチャード・ワイアンズ、トランペットがリチャード・ウィリアムス、ベースがジュリアン・ユエル、ドラムがミッキー・ローカー。
演奏はジジ・グライスの考えるジャズ。
これを具現化できる共演者となると限られてくる。
ここに集まったミュージシャンはメジャーではないが高い技術を持ったメンバー。
なるほどシブい。
何気なく軽く流しているようで本物。
一般評ではB級とされるが秘匿性があって魅力を誘う。
(青木高見)





Gigi Gryce / Nica's Tempo (COCY-9027) Gigi Gryce / Nica's Tempo (COCY-9027)

Song number, Recorded :
#07-10 Rec:October 15, 1955
#01-06 Rec:October 22, 1955

Song number, Personnel :
Gigi Gryce (cond, as)(all tracks)
#01-02, #04, #06
Art Farmer (tp)
Jimmy Cleveland (tb)
Gunther Schuller (french horn)
Bill Barber (tuba)
Danny Bank (baritone sax)
Horace Silver (p)
Oscar Pettiford (b)
Kenny Clarke (ds)

#03, #05
Art Farmer (tp)
Eddie Bert (tb)
Julius Watkins (french horn)
Bill Barber (tuba)
Cecil Payne (baritone sax)
Horace Silver (p)
Oscar Pettiford (b)
Art Blakey (ds)
Ernestine Anderson (vo)

#07-10
Thelonious Monk (p)
Percy Heath (b)
Art Blakey (ds)

Song name :
01. Speculation
02. In a Meditating Mood
03. Social Call
04. Smoke Signal
05. (You'll Always Be) The One I Love
06. Kerry Dance
07. Shuffle Boil
08. Brakes Sake
09. Gallop's Gallop
10. Nica's Tempo

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メインコメント : ジジ・グライス(Gigi Gryce 出生名:George General Grice, Jr. 1925年11月28日~1983年3月14日)はアメリカ合衆国フロリダ州ペンサコラ生まれのジャズ・サクソフォン、クラリネット、フルート奏者、作曲家、編曲家、バンドリーダー。
LPは1955年10月15日・22日の録音、発売元がシグナル(Signal)S1201番、10曲入り。
CDは発売元が日本コロムビア株式会社、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語ライナーノーツ、10曲入り。
メンバーはアルトサックスがジジ・グライス、ピアノがホレス・シルバー、セロニアス・モンク、トランペットがアート・ファーマー、ベースがオスカー・ペティフォード、パーシー・ヒース、ドラムがケニー・クラーク、アート・ブレイキー、ヴォーカルにアーネスティン・アンダーソンほか大勢。
タイトルの「Nica's Tempo」はジャズ界で有名なパトロン、「ニカ男爵夫人 Baroness Pannonica " Nica" de Koenigswarter」。
ニックネームがパノニカのニカを取って「ニカ」。
セロニアス・モンクも、チャーリー・パーカーも「ニカ」の部屋で息を引き取った話が有名。
現在、その部屋はピアノのバリー・ハリスが住んでいるという。
そのバリー・ハリスも既にこの世にいない。
いったい、どんな家なのだろう。
アルバムの共演者を見ると「ニカ」から世話になったミュージシャンとジジ・グライスとの交友関係が見えてくる。
言い換えれば「ニカ」の周りに常に鳴っていた当時のジャズが聴けるという事。
セロニアス・モンクやアート・ブレイキー達の笑い声の会話が今にも聞こえてきそう。
リーダーのジジ・グライスは才能が、ありながらも性格が潔癖だったせいで人気は今一つだった。
しかしジャズ史に於いては緻密で斬新なジャズを演奏できるミュージシャンとして必ず名前が上がってくる。
やっていた事は、ギル・エバンスやマイルスに匹敵すると思う。
(青木高見)





Art Farmer - Gigi Gryce / When Farmer Met Gryce (00025218607223) Art Farmer - Gigi Gryce / When Farmer Met Gryce (00025218607223)

「ジャズ/アート・ファーマー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ジジ・グライス」でも同じ内容を掲載しています。  →

Song number, Recorded :
#01-04 Rec:May 19, 1954
#05-08 Rec:May 26, 1955

Song number, Personnel :
[#01-04]
Art Farmer (fh)
Gigi Gryce (as)
Horace Silver (p)
Percy Heath (b)
Kenny Clarke (ds)

[#05-08]
Art Farmer (fh)
Gigi Gryce (as)
Freddie Redd (p)
Addison Farmer (b)
Arthur Taylor (ds)

Song name :
01. A Night At Tony's
02. Blue Concept
03. Stupendous-Lee
04. Deltitnu
05. Social Call
06. Capri
07. Blue Lights
08. The Infant's Song

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メインコメント : アート・ファーマー(Art Farmer 出生名:Arthur Stewart Farmer 1928年8月21日~1999年10月4日)はアメリカ合衆国アイオワ州生まれのジャズ・トランペットとフリューゲル・ホーン奏者。
ジジ・グライス(Gigi Gryce 出生名:George General Grice, Jr. 1925年11月28日~1983年3月14日)はアメリカ合衆国フロリダ州ペンサコラ生まれのジャズ・サクソフォン、クラリネット、フルート奏者、作曲家、編曲家、バンドリーダー。
LPは1954年5月19日と1955年5月26日の録音、発売元がプレスティッジ・レコード(Prestige Records)PRLP 7085番、8曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーは。
1954年5月19日、フリューゲル・ホーンがアート・ファーマー、アルトサックスがジジ・グライス、ピアノがホレス・シルバー、ベースがパーシー・ピース、ドラムがケニー・クラーク。
1955年5月26日、フリューゲル・ホーンがアート・ファーマー、アルトサックスがジジ・グライス、ピアノがフレディー・レッド、ベースがアート・ファーマーと双子のアディソン・ファーマー、ドラムがアート・テイラー。
当時最高のリズム陣をバックに、お手本の様なハード・バップ。
チームワークの妙味、アート・ファーマーとジジ・グライスが得意とする緻密で上質なジャズを聴ける。
(青木高見)




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