Sonny Criss (as) ソニー・クリス
略歴
ソニー・クリス (Sonny Criss 出生名:William Criss 1927年10月23日~1977年11月19日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれののジャズ・サクソフォン奏者。
1947年、ノーマン・グランツによって数々のジャム・セッションに参加。
1956年、インペリアル・レコードと契約し数々のアルバムをリリース。
1965年、プレスティッジ・レコードと契約、純粋のハード・バップ演奏に名声が高まる、その後もミューズやインパルスと契約し名演を残した。
1977年、胃がんを発病、病苦に耐えかね自殺。
個人的にソニー・クリスを聴きじはじめた理由は、この 「自殺」。
超が付くほど繊細だったに違いない。
ソニー・クリス節ともいえる華麗でシャイなアルトサックスに酔う。
(青木高見)
【INDEX (リーダーアルバム)】
【INDEX (共演アルバム)】
【以下コンテンツ】
Sonny Criss / JAZZ-U.S.A. (TOCJ-6823)
Recorded :
January 26, 1956
February 24, 1956
March 23, 1956
Personnel :
Sonny Criss (as)
Kenny Drew (p)
Barney Kessel (g)
Bill Woodson (b)
Chuck Thompson (ds)
Song name :
01. Willow Weep For Me
02. These Foolish Things
03. Blue Friday
04. Sunday
05. More Than You Know
06. Easy Living
07. Alabamy Bound
08. Something's Gotta Give
09. West Coast Blues
10. Criss Cross
11. Ham's Blues
12. Sweet Georgia Brown
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メインコメント : ソニー・クリス (Sonny Criss 出生名:William Criss 1927年10月23日~1977年11月19日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれののジャズ・サクソフォン奏者。
アルバムはソニー・クリス、1956年1月から3月の録音、原盤LPはインペリアル・レーベルからのリリース、CDは発売元が東芝EMI株式会社、小川隆夫氏による日本語解説書付き。
共演者は、ピアノがケニー・ドリュー、ギターがバニー・ケッセル、ベースがビル・ウッドソン、ドラムがチャック・トンプソン。
チャーリー・パーカーを彷彿とさせるメロディーと音色。
それもそのはず、15歳のソニー・クリスがメンフィスを出てロスに行った時、チャーリー・パーカーやハワード・マギーのバンドでプレーした経験が大きく影響している。
ブルージーな泣きのソニー・クリスのアルトサックスに酔う。
(青木高見)
Sonny Criss / Go Man! (TOCJ-6814)
Recorded : February 24, 1956
Personnel :
Sonny Criss (as)
Sonny Clark (p)
Leroy Vinnegar (b)
Lawrence Marable (ds)
Song name :
01. Summertime
02. Memories Of You
03. Wailin' With Joe
04. How Deep Is The Ocean?
05. The Blues For Rose
06. Man I Love (The)
07. Until The Real Things Come Along
08. Blue Prelude
09. After You've Gone
10. Come Rain Or Come Shine
11. How High The Moon
12. If I Had You
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・クリス (Sonny Criss 出生名:William Criss 1927年10月23日~1977年11月19日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれののジャズ・サクソフォン奏者。
アルバムはソニー・クリス、1956年2月24日の録音、原盤LPはインペリアル・レーベルからのリリース、CDは発売元が東芝EMI株式会社、小川隆夫氏による日本語解説書付き。
共演者は、ピアノがソニー・クラーク、ベースがリロイ・ヴィネガー、ドラムがローレンス・マラべル。
演奏は、レベルがひじょうに高い、これからスタートするというソニー・クリスの強い意思を感じる。
ソニー・クリスを聴くといつも思う。
① 演奏年代によってアルトの微妙な音色の変化を楽しめる。
② ソニー・クリスの心境の変化でフランスに渡るも。
1966年に帰国してからの一連のプレスティッジ・レーベルの演奏がいい。
③ 1969年から1974年までの5年間。
姿を消したが1975年に再び登場した。
レーベルは 「ザナドゥ」 「ミューズ」 で、この吹っ切れ感がいい。
(青木高見)
Sonny Criss / Plays Cole Porter (TOCJ-6239)
「ジャズ/ソニー・クリス」 のリーダーアルバムとしています。
→
「ジャズ/コール・ポーター」 でも同じ内容を掲載しています。
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Song number, Recorded :
#01-02, #06-10 Rec:August 21, 1956
#03-05 Rec:October 3, 1956
Sing number, Personnel :
[#01-02, #06-10]
Sonny Criss (as)
Cole Porter (comp, lyrics, cond)
Sonny Clark (p)
Larry Bunker (vib)
Buddy Woodsun (woodson?) (b)
Lawrence Marable (ds)
[#03-05]
Sonny Criss (as)
Cole Porter (comp, lyrics, cond)
Jimmy Bunn (p)
Teddy Smith (b)
Song name :
01. I Love You
02. Anything Goes
03. Easy To Love
04. It's All Right With Me
05. In The Still Of The Night
06. Love For Sale
07. Night And Day
08. Just One Of Those Things
09. What Is This Thing Called Love?
10. I Get A Kick Out Of You
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メインコメント : ソニー・クリス (Sonny Criss 出生名:William Criss 1927年10月23日~1977年11月19日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれののジャズ・サクソフォン奏者。
コール・ポーター (Cole Porter 出生名:Cole Albert Porter 1891年6月9日~1964年10月15日) はアメリカ合衆国インディアナ州の作曲家・作詞家。
LPは1956年8月・10月の録音、インペリアル(Imperial)LP-9024番、10曲入り、コール・ポーター集。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、英語解説書、佐藤秀樹氏による日本語解説書付き、10曲入り。
メンバーは。
1~2、6~10曲目、アルトサックスがソニー・クリス、ピアノがソニー・クラーク、ヴィブラフォンがラリー・バンカー、ベースがバディ・ウッドサン(ウッドソン?)、ドラムがローレンス・マラブル。
3~5曲目、アルトサックスがソニー・クリス、ピアノがジミー・バン、ベースがテディ・スミス。
師匠のチャーリー・パーカーも、晩年にコール・ポーターを演奏をしていて、あえて挑戦したソニー・クリスの意気込みを感じる。
いい意味でチャーリー・パーカーの陰影さを継承しつつソニー・クリスらしくストレートに仕上げた。
明るい音の影にセンチメンタルさが見え隠れ、これがソニー・クリスの真骨頂。
個人的にピアノがソニー・クラークなので嬉(うれ)しい。
(青木高見)
Sonny Criss / At The Crossroads (MVCJ-19005)
Recorded : March 1959
Personnel :
Sonny Criss (as)
Ole Hansen (tb) #1
Wynton Kelly = Joe Scott (p)
Bob Cranshaw (b)
Walter Perkins (ds)
Song name :
01. Sweet Lorraine
02. You Don't Know What Love Is
03. I Got it Bad
04. Sylvia
05. Softly As In Morning Sunrise
06. Butt's Delight
07. Indiana
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・クリス (Sonny Criss 出生名:William Criss 1927年10月23日~1977年11月19日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれののジャズ・サクソフォン奏者。
アルバムはソニー・クリス、1959年3月の録音、原盤LPはピーコック・プログレッシブ(Peacock's Progressive)・ジャズ・レーベルからのリリース、CDは発売元がユニバーサル・ビクター株式会社、販売元がビクター・エンタテインメント株式会社、関信行氏による日本語解説書付き。
共演者は、ピアノがウイントン・ケリーで契約上の問題で 「ジョー・スコット」 という変名で参加している。
トロンボーンがオラ・ハンセン、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがウォルター・パーキンス。
解説書によるとソニー・クリスは生演奏にこだわり頑(かたく)なに西海岸を離れず、またスタジオ演奏を拒んだため過小評価されてしまった感とある。
演奏は、そんなクリスをベースのボブ・クランショウとドラムのウォルター・パーキンスが応援しているような音。
全体を引き締めているのはピアノのウイントン・ケリー。
(青木高見)
Sonny Criss / This Is Criss ! (OJCCD-430-2)
Recorded : October 21, 1966
Personnel :
Sonny Criss (as)
Walter Davis,jr.(p)
Paul Chambers (b)
Alan Dawson (ds)
Song name :
01. Black Coffee
02. Days Of Wine And Roses
03. When Sunny Gets Blue
04. Greasy
05. Sunrise, Sunset
06. Steve's Blues
07. Skylark
08. Love For Sale
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メインコメント : ソニー・クリス (Sonny Criss 出生名:William Criss 1927年10月23日~1977年11月19日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれののジャズ・サクソフォン奏者。
アルバムはソニー・クリス、1966年10月21日の録音、原盤LPはプレスティッジPR7511番、CDはOJCからのリリース、輸入盤、英語解説書付き。
共演者は、ピアノがウォルター・デイビス・ジュニア、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアラン・ドーソン。
個人的に好きなピアニストのウォルター・デイビス・ジュニアなので2度おいしい。
初期の作品より何となく落ち着きと広さが加わった感じかする。
タイトルはズバリ 「This is Criss!」、これが全てを物語っている。
(青木高見)
Sonny Criss / Portrait of Sonny Criss (OJCCD-655-2)
Recorded : March 23, 1967
Personnel :
Sonny Criss (as)
Walter Davis,jr.(p)
Paul Chambers (b)
Alan Dawson (ds)
Song name :
01. A Million or More Times
02. Wee
03. God Bless The Child
04. On a Clear Day
05. Blues in the Closet
06. Smile
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント :
メインコメント : ソニー・クリス (Sonny Criss 出生名:William Criss 1927年10月23日~1977年11月19日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれののジャズ・サクソフォン奏者。
アルバムはソニー・クリス、1967年3月23日の録音、原盤LPはプレスティッジPR7526番、CDはOJCからのリリース、輸入盤、英語解説書付き。
共演者は、ピアノがウォルター・デイビス・ジュニア、ベースがポール・チェンバース、ドラムがアラン・ドーソン。
アルバム 「This Is Criss !」 の翌年の作品でメンバーも同じ。
ジャケットデザイン、白いセーターにアルトを持ったクリスのポートレイト。
演目の 「A Million or More Times」 はTVコマーシャルの様でチャーミング。
「God Bless the Child」 は、力まない円熟のバラード。
ディスコグラフィーでは中程に位置するアルバムに普段着のソニー・クリスがいる。
(青木高見)
Sonny Criss / Up Up and Away (VICJ-60057)
Recorded : August 18, 1967
Personnel :
Sonny Criss (as)
Cedar Walton (p)
Tal Farlow (g)
Bob Cranshaw (b)
Lenny McBrowne (ds)
Song name :
01. Up, Up And Away
02. Willow Weep For Me
03. This Is For Benny
04. Sunny
05. Scrapple From The Apple
06. Paris Blues
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・クリス (Sonny Criss 出生名:William Criss 1927年10月23日~1977年11月19日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれののジャズ・サクソフォン奏者。
アルバムはソニー・クリス、1967年8月18日の録音、原盤LPはプレスティッジPR7530番、CDは発売元がビクター・エンタテインメント株式会社、英語解説書、村上春樹氏による日本語解説書付き。
共演者は、ピアノがシダー・ウォルトン、ギターがタル・ファーロー、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがレニー・マクブラウン。
吉祥寺にあるレコード店で立ち話をしていた時、このCDの解説を村上春樹氏が担当した事を知った。
という訳で、このコメントを読みたいが為に買い替えた。
氏いわくアルバム 「This Is Criss !」 から 「Portrait of Sonny Criss」 へ、そして本作品。
じわじわ調子を上げてきて一気にふっ切れた明るさがある。
ジャズ喫茶全盛時代、ソニー・クリスは、このアルバムが一番かかった、との事。
個人的にはソニー・クリスは押し寄せる哀愁と一抹の寂しさは何をしても払拭できない、これが最大の聴きどころ。
(青木高見)
Sonny Criss / The Beat Goes On! (OJCCD-1051-2)
Recorded : February 12, 1968
Personnel :
Sonny Criss (as)
Cedar Walton (p)
Bob Cranshaw (b)
Alan Dawson (ds)
Song name :
01. The Beat Goes On
02. Georgia Rose
03. Somewhere My Love
04. Calidad
05. Yesterdays
06. Ode to Billie Joe
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・クリス (Sonny Criss 出生名:William Criss 1927年10月23日~1977年11月19日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれののジャズ・サクソフォン奏者。
アルバムはソニー・クリス、1968年2月12日の録音、原盤LPはプレスティッジ7507番、CDはOJC・レーベルからのリリース、輸入盤、英語の解説書付き。
共演者は、ピアノがシダー・ウォルトン、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがアラン・ドーソン。
ソニー・ボノ作曲のタイトルにもなっている 「The Beat Goes On」 のカヴァー。
シダー・ウォルトンとベースのボブ・クランショウは、前年のアルバムの 「Sonny Criss / Up Up and Away」 で一緒。
シダー・ウォルトンのピアノは明るさが特徴なので全体がカラッと明るくなる、それに引きずられた様なソニー・クリスのアルト。
考えようによっては、この時期のソニー・クリスが絶頂期かもしれない、などと勝手に思っている。
要は、どんな曲を吹いても全てソニー・クリスが考えるジャズになっている、いや、なってしまう。
(青木高見)
Sonny Criss / Saturday Morning (CRCJ-5001)
Recorded : March 1, 1975
Personnel :
Sonny Criss (as)
Barry Harris (p)
Leroy Vinnegar (b)
Lenny Mcbrowne (ds)
Song name :
01. Angel Eyes
02. Tin Tin Deo
03. Jeannie's Knees
04. Saturday Morning
05. My Heart Stood Still
06. Until the Real Thing Comes Along
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・クリス (Sonny Criss 出生名:William Criss 1927年10月23日~1977年11月19日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれののジャズ・サクソフォン奏者。
アルバムはソニー・クリス、1975年3月1日の録音、原盤LPはザナドゥ(Xanadu)レコード105番、CDは発売元がクラウンレコード株式会社、英語解説書、後藤誠氏による日本語解説書付き。
共演者は、ピアノがバリー・ハリス、ベースがリロイ・ヴィネガー、ドラムがレニー・マクブラウン。
聴きどころは何と言ってもザナドゥ・レコード・レーベルのソニー・クリス、そして燻し銀のピアノ、バリー・ハリス。
かすれたアルトは更に磨きがかかりソニー・クリス節が冴えまくる。
哀愁、一抹の寂しさ、氏は、いったい何を悲しんでいたのだろう。
何を思って吹いていたのだろう。
(青木高見)
Sonny Criss / Crisscraft (32Jazz 32049)
Recorded : February 24, 1975
Personnel :
Sonny Criss (as)
Dolo Coker (p)
Ray Crawford (g) out#01
Larry Gales (b)
Jimmie Smith (ds)
Song name :
01. The Isle Of Celia
02. Blues In My Heart
03. This Is For Benny
04. All Night Long
05. Crisscraft
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ソニー・クリス (Sonny Criss 出生名:William Criss 1927年10月23日~1977年11月19日) はアメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれののジャズ・サクソフォン奏者。
アルバムはソニー・クリス、1975年2月24日の録音、原盤LPはミューズ(Muse)レコードMR5068番、CDは32ジャズ・レーベルからのリリース、輸入盤、ジャケットがクリス・クラフト製の船のイラスト盤。
共演者は、ピアノがドロ・コーカー、ギターがレイ・クロフォード、ベースがラリー・ゲイルズ、ドラムがジミー・スミス。
「クリス・クラフト」 は高級ボートメーカーで単純に語呂合わせ。
演奏は、1曲目 「The Isle Of Celia」 は、どこかで聴いた曲かと思えば。
ホレス・シルバーの 「ソング・フォー・マイ・ファザー」 とそっくり。
ピアノのドロ・コカー、ギターのレイ・クロフォードは隠れた名手。
ソニー・クリス自身は、もう、誰にも真似のできない孤高の境地に達していたのかもしれない。
1977年に亡くなるので、僅か2年前、そう思って聴くと胸が熱くなる。
話は飛ぶが、白人女性ジャズ歌手のクリス・コナーのアルバムに 「Chris Craft」 がある。
あちらのジャケットはクリス・クラフト製のボートの上にクリス・コナーが乗っているポートレイト。
(青木高見)