青木高見のジャズコレクション Eric Alexander (ts) エリック・アレキサンダー


略歴
Eric Alexander エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
スマートでストレートなプレイとジャズ本来の醍醐味を持ち合わせる。
1991年にセロニアス・モンク・ジャズ・コンペティションで銀賞を受賞。
着実にアルバム・リリースを続け経験を積んでいる姿に好感がもてる。
メインストリーム・ジャズを継承していくサックスが少ない中、貴重な存在。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Eric Alexander / Straight Up (PCD-4758) Eric Alexander / New York Calling (Criss 1077) Eric Alexander Full Range (Criss 1098 CD) Eric Alexander / Eric Alexander In Europe (Criss 114 CD) Eric Alexander - Cecil Payne / Two Of A Kind (Criss 1133 CD) Eric Alexander / Man With A Horn (ALCB-3913) Eric Alexander / Solid! (MCD-9283-2) Eric Alexander / The Live At The Keynote (VACM-1144) Eric Alexander / The First Milestone (MCD-9302-2) Eric Alexander / The Second Milestone (MCD-9315-2) Eric Alexander / The End Of Love Affair [One For All] (TKCV-35095) Eric Alexander - Nicholas Payton / Summit Meeting (MCD-9322-2) Eric Alexander / Gentle Ballads (TKCV-35335) Eric Alexander / Dead Center (HCD 7131) Eric Alexander / Gentle Ballads 2 (TKCV-35376) Eric Alexander / Temple Of Olympic Zeus (HCD 7172) Eric Alexander / My Favorite Things (TKCV-35410) Eric Alexander / Gentle Ballads 3 (VHCD-1011) Eric Alexander / Gentle Ballads 4 (VHCD-1927) Eric Alexander / Don't Follow The Crowd (HCD 7220)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Robert Mazurek - Eric Alexander / Badlands (HEP CD 2065) David Hazeltine - Eric Alexander / The Classic Trio Meets Eric Alexander (CD 1023-2)

【INDEX (共演アルバム)】
Manhattan Trinity + 1 / A Love Story (MYCJ-30003)


【以下コンテンツ】


Eric Alexander / Straight Up (PCD-4758) Eric Alexander / Straight Up (PCD-4758)

Recorded : August 21-22, 1992

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Harold Mabern (p)
Jim Rotondi (tp)
John Webber (b)
George Fludas (ds)

Song name :
01. Straight Up
02. What Are You Doing the Rest of Your Life?
03. Be My Love
04. Blues Waltz
05. Laura
06. An Oscar for Treadwell
07. The End of a Love Affair
08. Love Is a Many Splendored Thing

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは1992年8月21日・22日の録音、発売元が株式会社ブルース・インターアクションズ、英語ライナーノーツなし、中山義雄氏によるローラ・ロウズナー(laura rosner)さんによるライナーノーツ和訳、藤原孝弘氏による日本語解説、8曲入り、ファースト・アルバム。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがハロルド・メイバーン、トランペットがジム・ロトンディ、ベースがジョン・ウェッバー、ドラムがジョージ・フルダス。
好調期のエリック・アレキサンダーを、すでに聴いてしまっているのでサックスの音色に若干の難を感じる。
ただ、全てのジャンルのミュージシャンに共通するが「ファースト・アルバム」には堪(たま)らない魅力がある。
初々(ういうい)しさと将来への希望と不安が音に現れる、これがいい。
早い話、擦(す)れていない。
エリック・アレキサンダーの特色は絶妙な曲選び、この事は後になっても変わらない。
選曲には時間をかけ良く吟味していると思う。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Straight Up / Eric Alexander
02. What Are You Doing the Rest of Your Life? / Alan Bergman, Marilyn Bergman, Michel Legrand
03. Be My Love / Nicholas Brodszky, Sammy Cahn
04. Blues Waltz / Ray Charles
05. Laura / Johnny Mercer, David Raksin
06. An Oscar for Treadwell / Charlie Parker
07. The End of a Love Affair / Edward Redding
08. Love Is a Many Splendored Thing / Sammy Fain, Paul Francis Webster
(青木高見)





Eric Alexander / New York Calling (Criss 1077) Eric Alexander / New York Calling (Criss 1077)

Recorded : December 20, 1992

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Richard Wyands (p)
John Swana (tp, flh)
Peter Washington (b)
Kenny Washington (ds)

Song name :
01. One For M
02. Here's That Rainy Day
03. The Moving Blues
04. Then I'll Be Tired Of You
05. Swedish Schnapps
06. Wives And Lovers
07. Skylark
08. In The Still Of The Night

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは1992年12月20日の録音、発売元がクリス・クロス(Criss Cross)、輸入盤、ニール・テッセール(テッサー)(Neil Tesser)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り、セカンド・アルバム。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがリチャード・ワイアンズ、トランペットがジョン・スワナ、ベースがピーター・ワシントン、ドラムがケニー・ワシントン。
ジャズは、お気に入りミュージシャンを時系列に聴いていく愉しみがある。
当アルバムはエリック・アレキサンダーの出発点となる1992年(平成4年)、日本では貴花田が史上最年少優勝、きんさん・ぎんさんブーム、毛利さんが宇宙へ行った年。
高田馬場に会った「ムトウ・ジャズ・レコード店」の店頭には、このアルバムが山積みされ「将来有望な新進気鋭の若きテナーマン」のキャッチコピーが添えてあった。
「クリス・クロス(Criss Cross)」もまた、マイナーで将来有望なミュージシャンに途上の機会を与えたオランダのレーベル。
その期待に応(こた)える様に今や押しに押されぬメジャー・テナーマンに成長した。
演奏は、この時期すでに、どれほど上手いのかと思わせる意外さと、飛翔していく初々しさが聴きどころ。
ジャズ、それ以外のジャンルのミュージシャン全てに言える事だがファーストとセカンド・アルバムには堪(たま)らない魅力がある。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. One For M / Eric Alexander
02. Here's That Rainy Day / Jimmy Van Heusen
03. The Moving Blues / Eric Alexander
04. Then I'll Be Tired Of You / A. Schwartz
05. Swedish Schnapps / Shavers
06. Wives And Lovers / Burt Bacharach, Hal David
07. Skylark / Hoagy Carmichael, Johnny Mercer
08. In The Still Of The Night / Cole Porter
エリック・アレキサンダー自身の2曲が持ってきた。
(青木高見)





Eric Alexander Full Range (Criss 1098 CD) Eric Alexander / Full Range (Criss 1098 CD)

Recorded : January 3, 1994

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Kenny Barron (p)
Peter Bernstein (g)
John Swana (tp)
Peter Washington (b)
Carl Allen (ds)

Song name :
01. To The Chief
02. The Link
03. Darn That Dream
04. Number Three
05. People Will Say We're In Love
06. Song Of Her
07. Night Mist Blues
08. Beautiful Friendship

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは1994年1月3日の録音、発売元がクリス・クロス(Criss Cross)、輸入盤、ボブ・ベルノタス(Bob Bernotas)氏による英語ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがケニー・バロン、ギターがピ-タ-・バ-ンスタイン、トランペットがジョン・スワナ、テナーサックスがエリック・アレキサンダー、ベースがピーター ワシントン、ドラムがカール・アレン。
演奏は内面にはハチ切れんばかりのパッションを持ちながら、それを、ありったけ出す事はせず、グッと抑えた抑制感がいい。
ここでは百戦錬磨のピアノ、ケニー・バロンに参加してもらい、同じ志(こころざし)を持つトランぺッターのジョン・スワナと共演。
更に作品に気品とお洒落感を出すためギターを追加させた。
タイトルはズバリ「Full Range(フル・レンジ)」、意味は「全種類そろった、装備一式の」。
まさにタイトル通り上質なハード・バップとなった。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. To The Chief / Eric ALexander
02. The Link / Eric Alexander
03. Darn That Dream / Jimmy Van Heusen, Edgar DeLange
04. Number Three / Eric Alexander
05. People Will Say We're In Love / Richard Rodgers, Oscar Hammerstein II
06. Song Of Her / Cecil McBee
07. Night Mist Blues / Ahmad Jamal
08. Beautiful Friendship / Sammy Cahn, Jule Styne
ここでも見事な選曲が聴きたい欲を、そそる。
(青木高見)





Robert Mazurek - Eric Alexander / Badlands (HEP CD 2065) Robert Mazurek - Eric Alexander / Badlands (HEP CD 2065)

「ジャズ/ロバート・マズレク」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/エリック・アレキサンダー」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded :
September 6, 1994
July 5-6, 1995

Personnel :
Robert Mazurek (tp)
Eric Alexander (ts)
Randolph Tressler (p)
John Webber (b)
George Fludas (ds)

Song name :
01. Arthur's Seat
02. Angel Eyes
03. Badlands
04. Deep Purple
05. Kay's Birthday
06. Ev'rytime We Say Goodbye = Everytime We Say Goodbye
07. Edinburgh Nights
08. Stranger In Paradise
09. I Fall In Love Too Easily
10. Nomad

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ロバート・マズレク(Robert Mazurek 1965年~)はアメリカ合衆国ニュージャージー州生まれのジャズ・トランペッター、コルネット奏者、作曲家。
エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは1994年9月6日・1995年7月5日-6日の録音、発売元がヘップ(Hep)、輸入盤、アラステア・ロバートソン(Alastair Robertson)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、10曲入り。
メンバーはトランペットがロバート・マズレク、テナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがランドルフ・トレスラー、ベースがジョン・ウェバー、ドラムスがジョージ・フラダス。
演奏は端正ななハード・バップ、全体に非の打ち所がなく完成度が、ひじょうに高い。
ロバート・マズレクの若いのに枯れた音、理由を調べると幅広い音楽活動が凄い。
こういうトランぺッターが出てきた事に驚きを感じる。
エリック・アレクサンダーは初期の頃で初々しさを残しつつ、すでに大物の貫禄も漂う。
(青木高見)





Eric Alexander / Eric Alexander In Europe (Criss 114 CD) Eric Alexander / Eric Alexander In Europe (Criss 114 CD)

Recorded : April 10, 1995

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Melvin Rhyne (org)
Bobby Broom (g)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01. What A Difference A Day Made
02. The Edge
03. Stay On It
04. To Be With You
05. Trippin'
06. Spank That Pig
07. Good Morning Heartache
08. That's All

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは1995年4月10日の録音、発売元がクリス・クロス・ジャズ(Criss Cross Jazz)、輸入盤、シド・グリベッツ(Sid Gribetz)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、オルガンがメルビン・ライン、ギターがボビー・ブルーム、ドラムがドラムがジョー・ファンズワース。
今や飛ぶ鳥落とす勢いのエリック・アレキサンダーに、かつてウェス・モンゴメリーのオルガン奏者だったメルビン・ラインの共演が目玉。
そして急成長のギタリストのボビー・ブルーム、ジョー・ファンズワース。
60年代のジャズで終わりかと、ほぼ諦(あきら)めていた数年間、こんなにもワクワクするグループが表れた。
時が経ったから、流行だから、チョロチョロ変える現代に対する警鐘の鳴らす様なサウンド、今宵も眠れそうにない。
(青木高見)





Eric Alexander - Cecil Payne / Two Of A Kind (Criss 1133 CD) Eric Alexander - Cecil Payne / Two Of A Kind (Criss 1133 CD)

「ジャズ/エリック・アレキサンダー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/セシル・ペイン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : December 15, 1996

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Cecil Payne (bs)
David Hazeltine (p)
John Webber (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01. Happy Song
02. Pentimento
03. Mr. Harris
04. I Can't Get Started
05. Cecil's Slide
06. Angel Eyes
07. Beautiful Things
08. Kick-A-Poo

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
セシル・ペイン(Cecil Payne 1922年12月14日~2007年11月27日)はアメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリンで生まれのジャズ・バリトンサックス、フルート奏者、作曲家。
CDは1996年12月15日の録音、発売元がクリス・クロス・ジャズ(Criss Cross Jazz)、輸入盤、、テッド・パンケン(Ted Panken)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、バリトンサックスがセシル・ペイン、ピアノがデヴィッド・ヘイゼルタイン、ベースがジョン・ウェバー、ドラムがジョー・ファンズワース。
エリック・アレキサンダーとセシル・ペインとの歳の差は何と46歳。
そう言えばセシル・ペインのアルバム「Cecil Payne / Scotch And Milk(1996年9月2日・3日の録音)」にエリック・アレキサンダーが参加していた。
今度はエリック・アレキサンダーのリーダー作にセシル・ペインが参加した、というより招待した。
演奏はハチ切れんばかりの若きエリック・アレキサンダーと老齢のセシル・ペインでは張りという点では辛(つら)いものがある。
が、ジャズとは、そういうものではななく、「空気」を聴きたい。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Happy Song / E. Alexander
02. Pentimento / D. Hazeltine
03. Mr. Harris / E. Alexander
04. I Can't Get Started / Gershwin, Duke
05. Cecil's Slide / C. Payne
06. Angel Eyes / Brent, Dennis
07. Beautiful Things / E. Alexander
08. Kick-A-Poo / C. Payne
適度にスタンダードを織り交ぜ、重鎮セシル・ペインの2曲、後はエリック・アレキサンダーという構成。
(青木高見)





Eric Alexander / Man With A Horn (ALCB-3913) Eric Alexander / Man With A Horn (ALCB-3913)

Recorded : January 20-21, 1997

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Cedar Walton (p)
Dwayne Burno (b)
Joe Farnsworth (ds)
Jim Rotondi (tp) #04, #05, #08
Steve Davis (tb) #04, #05, #08

Song name :
01. Man With A Horn
02. Unsung Hero
03. A Time For Love
04. GCCJ
05. Midnight Waltz
06. My Shining Hour
07. Stars Fell On Alabama
08. I Found You
09. Fiesta Espanola

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
インコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは1997年1月20日・21日の録音、発売元がアルファミュージック株式会社、英語ライナーノーツなし、寺島靖国氏による日本語解説、9曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがシダー・ウォルトン、トランペットがジム・ロトンディ、トロンボーンがスティーブ・デイヴィス、べースがドゥエイン・バーノ、ドラムがジョー・ファンズワース。
王道を行く野太くて豪快なテナー、変に媚びない愚直さがいい。
最近の若手の中にあって、こういうピュアなハード・バップを吹く人は貴重。
アルトやソプラノに安易に手を出さないあたり解っている。
(青木高見)





Eric Alexander / Solid! (MCD-9283-2) Eric Alexander / Solid! (MCD-9283-2)

Recorded : April 25, 1998 - May 1, 1998

Personnel :
Eric Alexander (ts)
John Hicks (p)
George Mraz (b)
Idris Muhammad (ds)
Jim Rotondi (tp) #02, 09
Joe Locke (vib) #04

Song name :
01. Solid
02. Little Melonae
03. Theme for Ernie
04. Fire Waltz
05. Four
06. The Star-Crossed Lovers
07. My Conception
08. Light Blue
09. Straight Street

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは1998年4月と5月の録音、発売元がマイルストーン(Milstone)、輸入盤、ジェームズ・ロッツィ(James Rozzi)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、氏による日本語解説、9曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがジョン・ヒックス、ベースがジョージ・ムラーツ、ドラムがイドリス・ムハンマド。
2曲目「Little Melonae」、9曲目「Straight Street」のトランペットがジム・ロトンディ。
4曲目「Fire Waltz 」のヴィブラフォンがジョー・ロック。
個人的に、お気に入りの共演者で何とも嬉しい。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Solid / ソニー・ロリンズ。
02. Little Melonae / ジャッキー・マクリーン。
04. Fire Waltz / マル・ウォルドロン。
05. Four / マイルス・デイヴィス。
06. The Star-Crossed Lovers / デューク・エリントン。
07. My Conception / ソニー・クラーク。
08. Light Blue / セロニアス・モンク。
09. Straight Street / ジョン・コルトレーン。
エリック・アレキサンダーは、これらの曲を余裕で演奏するまでに成長した。
やみ雲に吹きまくるのではなく勘所を押さえた演奏。
(青木高見)





Eric Alexander / The Live At The Keynote (VACM-1144) Eric Alexander / The Live At The Keynote (VACM-1144)

Recorded : March 4-5, 1999

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Harold Mabern (p)
Nat Reeves (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01. The Bee Hive
02. Maybe September
03. In The Still Of The Night
04. Edward Lee
05. A Nightingale Sang In Berkeley Square
06. Stan's Shuffle
07. Alone Together

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは1999年3月4日・5日、東京原宿ジャズ・クラブ「キーノート (KEYNOTE)」でのライブ、発売元がビデオアーツ・ミュージック(Videoarts Music)、英語ライナーノーツなし、寺島靖国氏による日本語解説、7曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがハロルド・メイバーン、ベースがナット・リーヴス、ドラムがジョー・ファンズワース。
驚いたのがCDの音質の良さ、ライブだというのに客の出す音が聴こえない。
演奏が終わってやっと礼儀正しい拍手、これでライブだというのがわかる。
聴衆は一生懸命、真剣に聴いているという事がメンバーに伝搬する。
音は次第に熱を帯びてくる、これがライブのいいところ。
原宿のキーノートは2000年12月30日、新店舗移転のため閉店した。
(青木高見)





Eric Alexander / The First Milestone (MCD-9302-2) Eric Alexander / The First Milestone (MCD-9302-2)

Recorded : November 3-4, 1999

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Harold Mabern (p)
Pat Martino (g)  #01, #03, #04, #07
Peter Washington (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01.Stand Pat
02.#34 was Sweetness (For Walter Payton)
03. The First Milestone
04. The Towering Inferno
05. Night Song
06. Last Night When We Were Young
07. The Phineas Trane
08. I'm Glad There Is You

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは1999年11月3日・4日の録音、発売元がマイルストーン(Milestone)、輸入盤、ラリー・ホリス(Larry Hollis)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがハロルド・メイバーン、ギターがパット・マルティーノ、ベースがピーター ワシントン、ドラムがジョー・ファンズワース。
東京・原宿のジャズ・クラブ「キーノート(KEYNOTE)」のライブの興奮も冷めやらぬ同年のスタジオ録音。
アルバム・タイトルにあるように「ザ・ファースト・マイルストーン」なので「第1号・標石(一里塚)」というところか。
目玉は節目に、ふさわしいギターのパット・マルティーノを呼んだ。
録音時パット・マルティーノは55歳、エリック・アレキサンダーとの差は24歳、親子ほどの開きがある。
あまり共演をしたがらないパット・マルティーノ、想像するに「親爺(おやじ)肩貸して」と言ったら快く返事をしてくれたのではないか。
エリック・アレキサンダーだから実現した感じがする、他の人だったらNo。
話は飛ぶが「ザ・ファースト」と題した以上、続編があるのかと思っていた矢先。
エリック・アレキサンダーはちゃんと、やってくれる、2000年12月に「ザ・セカンド・マイルストーン(The Second Milestone)」をリリースする。
きっちり、けじめを付ける男なのかもしれない。
テナーサックスに「いなせ」を感じる。
(青木高見)





Eric Alexander / The Second Milestone (MCD-9315-2) Eric Alexander / The Second Milestone (MCD-9315-2)

Recorded : December 2000

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Harold Mabern (p)
Jim Rotondi (tp)
Peter Washington (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01. Matchmaker, Matchmaker
02. The Second Milestone
03. Moment to Moment
04. The Man from Hyde Park
05. Estate
06. Luna Naranja
07. John Neely Beautiful People
08. The Cliffs of Asturias

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは2000年12日の録音、発売元がマイルストーン(Milestone)、輸入盤、ポール・デ・バロス(Paul De Barros)氏による長い英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがハロルド・メイバーン、トランペットがジム・ロトンディ、ベースがピーター・ワシントン、ドラムがジョー・ファンズワース。
「ザ・ファースト・マイルストーン(The First Milestone)Rec:November 3-4, 1999」の続編。
演奏は全体に気合十分、前作のメンバーにトランペットのジム・ロトンディが加わった。
ジム・ロトンディは1962年8月28日アメリカ合衆国モンタナ州ビュート生まれのトランペッター。
しかし、テナーのいい音、何よりも嫌みがないのが不思議、非の打ちどころがない。
(青木高見)





Eric Alexander / The End Of Love Affair [One For All] (TKCV-35095) Eric Alexander / The End Of Love Affair [One For All] (TKCV-35095)

Recorded : March 12, 2001

Personnel :
[One For All (unit)]
eric_alexander (ts)
David Hazeltine (p)
Jim Rotondi (tp)
Steve Davis (tb)
Peter Washington (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01. The End Of A Love Affair
02. Stolen Moments
03. Corcovado
04. How Are You?
05. Shinjuku Waltz
06. Skylark
07. The Eyes Have It
08. Street Of Dreams

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは2001年3月12日の録音、発売元がヴィーナス・レコード(Venus Records)、英語ライナーノーツなし、後藤誠氏による日本語解説、8曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがデヴィッド・ヘイゼルタイン、トランペットがジム・ロトンディ、トロンボーンがスティーブ・デイビス、ベースがピーター・ワシントン、ドラムがジョー・ファンズワース。
演奏は「ワン・フォー・オール(One For All)」と銘打ったスモール・コンボ、3管による音の厚み。
少々、カルテットが続き少し飽きてきた時期に、こういうフォーマットでリリースしてくる。 このエリック・アレキサンダーという男は、全てリスナーの気持ちをわかっている様だ。 話は飛ぶがジャズマンは時としてスモール・ユニットを作るのが好きだ。 「リターン・トゥ・フォーエヴァー」「スーパー・ジャズ・トリオ」「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」「マンハッタン・ジャズ・クィンテット」「ジャズ・マシーン」「OTB」など知らない人が聞いたら誰が演奏しているのか解らない。
さしずめこの 「ワン・フォー・オール (One For All)」 もそう。
日本で「ワン・フォー・オール(One For All)」というと全日本ラグビーだ。
本題に戻そう、アルバムタイトル「The End Of Love Affair 邦題(情事の終わり)」。
なのでアルバム・ジャケットは、それを意識してか、もろレンタル・フォトっぽさ丸出し。
ちなみに演目の「Skylark」はセカンド・アルバム「New York Calling」でやっていて再度持ってきたあたり偉い。
という訳で全体の技術が高く、2000年の幕開けに相応(ふさわ)しい強力なハード・バップが楽しめる。
(青木高見)





David Hazeltine - Eric Alexander / The Classic Trio Meets Eric Alexander (CD 1023-2) David Hazeltine - Eric Alexander / The Classic Trio Meets Eric Alexander (CD 1023-2)

「ジャズ/デヴィッド・ヘイゼルタイン」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/エリック・アレキサンダー」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : September 28, 2001

Personnel :
David Hazeltine (p)
Eric Alexander (ts)
Peter Washington (b)
Louis Hayes (ds)

Song name :
01. On the Boulevard
02. O Grande Amor
03. Jessica's Night
04. Hayes' Phase
05. Knocks Me Off My Feet
06. East of the Sun
07. Didn't We
08. Our Delight

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : デヴィッド・ヘイゼルタイン(David Hazeltine 1958年10月27日~)はアメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれのジャズピアニスト。
エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは2001年9月28日の録音、発売元がシャープ・ナイン(Sharp Nine)、輸入盤、ジャン・スチュワート(Zan Stewart)氏による英語ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーはピアノがデヴィッド・ヘイゼルタイン、テナーサックスがエリック・アレキサンダー、ベースがピーター・ワシントン、ドラムがルイ・ヘイズ。
デヴィッド・ヘイゼルタインのハイレベルなピアノがプロの間で評判になったという。
ニューヨークへの進出を勧めたのがチェット・ベイカー。
この時期、ピーター・ワシントンとルイ・ヘイズとはレギュラー・ピアノ・トリオを組んでいた。
抜けるような良い音で気合の入ったワンホーン・ハード・バップが楽しめる。
(青木高見)





Eric Alexander / Summit Meeting (MCD-9322-2) Eric Alexander - Nicholas Payton / Summit Meeting (MCD-9322-2)

「ジャズ/エリック・アレキサンダー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ニコラス・ペイトン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : December 19–20, 2001

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Nicholas Payton (tp, fh)
Harold Mabern (p)
John Webber (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01.Summit Meeting
02.The Sweetest Sounds
03.There But for the Grace of ...
04.I Haven't Got Anything Better To Do
05.A House Is Not A Home
06.This Girls' In Love With You
07.Something's Gotta Give
08.Andre's Turn
09.After The Rain

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
ニコラス・ペイトン(Nicholas Payton 1973年9月26日~)はアメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれのジャズ・トランペット奏者、作曲家。
CDは2001年12月19日・20日の録音、発売元がマイルストーン(Milestone)、輸入盤、ジョー・W・ポーズ(Joe W. Poses)氏による英語ライナーノーツ、9曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、トランペットとフリューゲルホルンがニコラス・ペイトン、ピアノがハロルド・メイバーン、ベースがジョン・ウェッバー、ドラムがジョー・ファンズワース。
演奏はハード・バップの王道をいく演奏、何とも言えない爽快感。
このレベルで、こういうメインストリーム・ジャズを演奏する人が少なくなった昨今、すごく貴重。
(青木高見)





Eric Alexander / Gentle Ballads (TKCV-35335) Eric Alexander / Gentle Ballads (TKCV-35335)

Recorded : March 1-2, 2004

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Mike LeDonne (p)
John Webber (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01. The Midnight Sun Will Never Set
02. Left Alone 
03. Gently
04. Here's To Life
05. Midnight Sun
06. Harlem Nocturne
07. Soul Eyes
08. Under A Blanket Of Blue
09. Stormy Weather
10. Chelsea Bridge
11. Harlem Nocturne II

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは2004年3月1日・2日の録音、発売元がヴィーナス・レコード株式会社(Venus Records)、英語ライナーノーツなし、寺島靖国氏による日本語解説、11曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがマイク・ルドン、ベースがジョン・ウェッバー、ドラムがジョー・ファンズワース。
エリック・アレキサンダーの音は1986年にインディアナ大学でアルト・サックスを研究した後テナーに変更したという。
期待できるのは流行を追わず、黙々とメインストリーム・ジャズを演奏している姿勢。
テナーサックスと言う楽器の特性を充分に引き出す技術、しかも、それがまったく嫌みない。
アルバムの演目はスターダードが中心、バラードだからと言ってスローばかりだと飽きるので適度にテンポを上げている。
ここらへんの「さじ加減」を心得ている。
スイングジャーナル選定・ゴールド・ディスク受賞作品。
(青木高見)





Eric Alexander / Dead Center (HCD 7131) Eric Alexander / Dead Center (HCD 7131)

Recorded : June 10, 2004

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Harold Mabern (p)
John Webber (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01. One for Steve
02. Sonrisa
03. Almost Like Being in Love
04. It's Magic
05. A Few Miles from Memphis
06. Search for Peace
07. Dead Center
08. I Could Have Danced All Night

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは2004年6月10日の録音、発売元がハイ・ノート(High Note)、輸入盤、ニール・テッサー(Neil Tesser)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがハロルド・メイバーン、ベースがジョン・ウェッバー、ドラムがジョー・ファンズワース。
演奏はアルバム・タイトル通り「Dead Center」。
意味は「ど真ん中、ちょうど中心」、別な意味で「行き詰まり、思案点、あがくこともできない苦境、泥沼、こう着状態」。
機械用語では「死点」で、よくぞ命名したと思う。
この事からも、この人は「見栄」とか「ハッタリ」とかカッコ付けない心情が音に表れている。
ストレート・アヘッド(straight ahead)という言葉がピッタリする。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. One for Steve / Eric Alexander
02. Sonrisa / Herbie Hancock
03. Almost Like Being in Love / Frederick Loewe, Alan Jay Lerner
04. It's Magic / Jule Styne, Sammy Cahn
05. A Few Miles from Memphis / Harold Mabern
06. Search for Peace / McCoy Tyner
07. Dead Center / Eric Alexander
08. I Could Have Danced All Night / Loewe, Lerner
2曲目「Sonrisa」はハービー・ハンコックの曲、これをやる人は少ない。
(青木高見)





Eric Alexander / Gentle Ballads 2 (TKCV-35376) Eric Alexander / Gentle Ballads 2 (TKCV-35376)

Recorded : March 22, 2006

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Mike LeDonne (p)
John Webber (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01. Mona Lisa
02. I Got It Bad ( And That Ain't Good )
03. Funny
04. I'm A Fool To Want You
05. Li'l Darlin'
06. LooK Of Love
07. My Ship
08. Who Can I Turn To
09. Time After Time

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは2006年3月22日の録音、発売元が、発売元がヴィーナス・レコード株式会社(Venus Records)、英語ライナーノーツなし、寺島靖国氏による日本語解説、9曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがマイク・ルドン、ベースがジョン・ウェッバー、ドラムがジョー・ファンズワース。
「二番煎じ」という言葉、お茶や薬草など一度煮出したものを再び煮出す事、転じて、前にあったものの模倣や繰り返しで変わり映えのしないものという意味。
エリック・アレキサンダーには、それがない。
常に新鮮さを保てる理由は、どこにあるのだろう。
思うところ、エリック・アレキサンダー卓越した技術とジャズに対する思想、飽くなき探求心を強く感じる。
ヴィーナス・レコードから前作のバラード集「Eric Alexander / Gentle Ballads」が2004年3月の録音なので、じっくり時をかけて吟味した事を感じる。
数多くアルバムをリリースしているにも関わらず駄作がなく一定の水準以上なのが凄い。
リリースのタイミングも絶妙でリスナーの購買意欲を誘う。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Mona Lisa / R. Evans
02. I Got It Bad (And That Ain't Good) / D. Ellington
03. Funny / P. Broughton, M. Neil, H. Prince
04. I'm A Fool To Want You / J. Herron, F. Sinatra, J. Wolf
05. Li'l Darlin' / N. Hefti
06. LooK Of Love / B. Bacharach, H. David
07. My Ship / K. Weill
08. Who Can I Turn To / L. Bricusse, A. Newly
09. Time After Time / S. Cahn
(青木高見)





Eric Alexander / Temple Of Olympic Zeus (HCD 7172) Eric Alexander / Temple Of Olympic Zeus (HCD 7172)

Recorded : January 17, 2007

Released : August 28, 2007

Personnel :
Eric Alexander (ts)
David Hazeltine (p)
Jim Rotondi (tp)
Nat Reeves (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01. Where or When
02. Typhoon 11
03. Where Is the Love
04. It's All in the Game
05. Open and Shut
06. Ruby My Dear
07. Little Lucas
08. Bye Bye Blackbird

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは2007年1月17日の録音、、発売元がハイ・ノート(High Note)、輸入盤、ハイ・ノート(High Note)による英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがデヴィッド・ヘイゼルタイン、トランペットがジム・ロトンディ、ベースがナット・リーヴス、ドラムがジョー・ファンズワース。
ジャズの王道フォーマット「クインテット」。
クインテットと言うと「アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ」の印象が強い。
あれから何年経っただろう、今こうして何の違和感もなく現代の2管クインテットに酔いしれる。
それはエリック・アレキサンダーが、いかに凄いテナーマンであるかという証。
次々リリースされるアルバム、普通なら駄作があっても不思議ではないが今の所、このミュージシャンには、それがない。
(青木高見)





Eric Alexander / My Favorite Things (TKCV-35410) Eric Alexander / My Favorite Things (TKCV-35410)

Recorded : September 5, 2007

Personnel :
Eric Alexander (ts)
David Hazeltine (p)
John Webber (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01. Sugar
02. Triste
03. Stella By Starlight
04. My Favorite Things
05. Airegin
06. As Time Goes By
07. Lover Man
08. Lazy Bird

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは2007年9月5日の録音、発売元がヴィーナス・レコード株式会社(Venus Records)、英語ライナーノーツなし、岡崎正通氏による日本語解説、8曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがデヴィッド・ヘイゼルタイン、ベースがジョン・ウェバー、ドラムがジョー・ファンズワース。
演奏はスイング・ジャーナル誌60周年記念特別企画という事で、エリック・アレキサンダーに演奏してもらいたい読者リクエスト集。
日本ジャズ・ファンの為に特別にレコーディングされた。
以下、出典を明記した。
01. Sugar / S. Turrentine
02. Triste / A. C. Jobim
03. Stella By Starlight / V.Young
04. My Favorite Things / R. Rodgers
05. Airegin / S. Rollins
06. As Time Goes By / H. Hupfield
07. Lover Man / Ramirez, Sherman
08. Lazy Bird / J. Coltrane
悪いとは言わないが、しかし、こういう企画、日本人はホント好きだねぇ。
(青木高見)





Eric Alexander / Gentle Ballads 3 (VHCD-1011) Eric Alexander / Gentle Ballads 3 (VHCD-1011)

Recorded : November 22, 2007

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Mike LeDonne (p)
John Webber (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01. Little Girl Blue
02. Don't Explain
03. All The Way
04.Summertime
05. You'll Be Mine Tonight
06. They Say It's Wonderfu
07. Killing Me Softly With His Song
08. Smoke Gets In Your Eyes

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは2007年11月22日年の録音、発売元がヴィーナス・レコード株式会社(Venus Records)、英語ライナーノーツなし、岩浪洋三氏による日本語解説、8曲入り、バラード集、第3弾。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがマイク・ルドン、ベースがジョン・ウェッバー、ドラムがジョー・ファンズワース。
第3弾が出た、さすがエリック・アレキサンダー、サードとなるればマンネリの一抹の不安もわく。
第2弾が出たのが2006年3月なので1年経ってのリリース。
共演者はファーストとセカンドと同じ。
不安と期待をもって7曲目のロバータ・フラックで有名になった「Killing Me Softly With His Song(やさしく歌って)」から聴いてみる。
アルバムがバラード集なので、マッタリしたテンポを想像したが、どうだろう、このミディアム・テンポは。
これだけで今、エリック・アレキサンダーが考えるジャズがどの様なものか解かる。
最後の曲、ジェーローム・カーンの「Smoke Gets In Your Eyes(煙が目にしみる)」で心配は完全に払拭(ふっしょく)された。
同時に、かつての黒人サックス全盛時代が衰退している事を思う。
完全に白人に持っていかれた感じがしてならない。
人種差別が表面の上では平等化されただけの様な現代、先人たちの辛苦を忘れてしまった黒人の若者たち。
「クソ魂」が無くなっている。
何より、それが、このアルバムが証明している。
ジョシュア・レッドマンなどは、このアルバムを、どう思っているのだろう、どうかひとつ、頑張ってほしいものだ。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Little Girl Blue / R. Rodgers
02. Don't Explain / B. Holiday
03. All The Way / J. Van Heusen
04. Summertime / G. Gershwin
05. You'll Be Mine Tonight / C. Payne
06. They Say It's Wonderful / I. Berlin
07. Killing Me Softly With His Song / N. Gimbel
08. Smoke Gets In Your Eyes / J. Kern
ジャズの基軸を忘れない選曲が憎い。
(青木高見)





Eric Alexander / Gentle Ballads 4 (VHCD-1927) Eric Alexander / Gentle Ballads 4 (VHCD-1927)

Recorded : August 12, 2008

Personnel :
Eric Alexander (ts)
Mike LeDonne (p)
John Webber (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01. Feelin' Good
02. Lazy Afternoon
03. When Love Was New
04. Slow Hot Wind
05. My Funny Valentine
06. Goodbye
07. When We Were One
08. The Good Life
09. Angel Eyes
10. Blue Gardenia

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは2008年8月12日の録音、発売元がヴィーナス・レコード株式会社(Venus Records)、英語ライナーノーツなし、岩浪洋三氏による日本語解説、10曲入り、バラード集、第4弾。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがマイク・ルドン、ベースがジョン・ウェッバー、ドラムがジョー・ファンズワース。
バラード集も第4弾となると完全にシーリズ化した。
バラード集というと甘ったるいイメージで、まして第4弾ともなるとマンネリ化して飽きそうだが、どうしてどうして充分に楽しんで聴ける。
ここまで実績を積んだエリック・アレキサンダー、これから先どうなっていくのだろう。
(青木高見)





Eric Alexander / Don't Follow The Crowd (HCD 7220) Eric Alexander / Don't Follow The Crowd (HCD 7220)

Recorded : November 4, 2010

Personnel :
eric_alexander (ts)
Harold Mabern (p)
Nat Reeves (b)
Joe Farnsworth (ds)

Song name :
01. Nomor Senterbress
02. She's Out Of My Life
03. Footsteps
04. Charade
05. Don't Misunderstand
06. Remix Blues
07. Don't Follow The Crowd
08. Cavatina / From The Deer Hunter

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : エリック・アレキサンダー(Eric Alexander 1968年8月4日~)はアメリカ合衆国イリノイ州ゲイルズバーグ生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
CDは2010年11月4日の録音、発売元がハイノート(High Note)、輸入盤、ニール・テッセール(テッサー)(Neil Tesser)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーはテナーサックスがエリック・アレキサンダー、ピアノがハロルド・メイバーン、ベースがナット・リーヴス、ドラムがジョー・ファンズワース。
このアルバムから遡(さかのぼ)る事11年前、1999年3月4日・5日、東京原宿にあったジャズ・クラブ「キーノート (KEYNOTE)」のライブ。
メンバーが同じで、こうして今も元気で全員が一線で活躍している事が素晴らしい。
ジャズマンの1年は普通人の生活より濃い、まして11年となれば、それはハンパない。
リスナーとしては、この熟成を何としても聴き逃したくない。
アルバム・タイトル「Don't Follow The Crowd」「雲に近づいてはならない」うン、何か変だぞ。
待てよ「Clowd(雲)」ではなく「Crowd(群衆)」でLでなくR。
そうか、これでアルバム・ジャケットの群衆にを背にしたエリック・アレキサンダーの意味が通る。
「群衆に従わないでください」。
迎合とは「自分の考えをまげても、他人の意に従って気に入られるようにする事」だが。
意味合いとしては何となくそんな感じでいいにではと勝手に解釈している。
最後に持ってきた8曲目「カヴァティーナ (Cavatina)」は、映画「The Deer Hunter」で使われた曲。
ベトナム戦争に赴(おもむ)き心に傷を負った3人の若者達の生と死を描いた作品だった。
生き残るためのロ(ル)シアン・ルーレット、戦争の悲惨さと狂気を訴えかける、主演はロバート・デニーロ渾身の演技を思い出した。
話が逸(そ)れた。
それにしても、エリック・アレキサンダーの吹っ切れたテナーの音は増々磨きがかかり留まる事を知らない。
(青木高見)




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