青木高見のジャズコレクション Duke Pearson (p, comp, arr, cond, band-r) デューク・ピアソン


寸評
デューク・ピアソン (Duke Pearson 本名 : Columbus Calvin Pearson, Jr 1932年8月17日~1980年8月4日) はアメリカ合衆国ジョージア州アトランタ生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、指揮者、バンドリーダー。
ブルーノート時代の演奏は、漆黒の枯淡の境地が漂う。
後半は、メインストリーム・ジャズにとらわれないポップス的な作曲と演奏がユニーク。
別の顔として、1963年、テナーサックス兼ブルーノートのプロデューサーのアイク・ケベックが亡くった後、プロデューサーを引き継ぎ、ブルーノート社主アルフレッド・ライオンに貢献した。
ブルーノートにとって、新人発掘はアイク・ケベックやデューク・ピアソンの力があってこそ成し得た事。
ピンハネ、搾取、横領などが日常茶飯事の当時の黒人社会、ジャズもその一例だったと思う。
多くの黒人ミュージシャン達は、アイク・ケベックやデューク・ピアソンの様に誠実で謙虚なプロデューサーがいたおかげでチャンスに巡り会えたとも言える。
(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】


【INDEX (共演アルバム)】
Donald Byrd / Fancy Free

【以下コンテンツ】


Duke Pearson / Profile Duke Pearson / Profile

Recorded : October 29, 1959

Personnel :
Duke Pearson (p, comp)
Gene Taylor (b)
Lex Humphries (ds)

Song name :
01. Like Someone in Love
02. Black Coffee
03. Taboo
04. I'm Glad There Is You
05. Gate City Blues
06. Two Mile Run
07. Witchcraft

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メインコメント : デューク・ピアソン (Duke Pearson 本名 : Columbus Calvin Pearson, Jr 1932年8月17日~1980年8月4日) はアメリカ合衆国ジョージア州アトランタ生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、指揮者、バンドリーダー。
アルバムはデューク・ピアソン、1959年10月29日の録音、ブルーノート4022番。
共演者は、ベースがジーン・テイラー、ドラムがレックス・ハンフリーズ。
演奏は 「どうだ、俺はこんなに上手いんだぞ!」 がまったくないピアノがいい。
最初から暗く煙草臭い日本のジャズ喫茶を想定して弾いているようなピアノ。
発売当初は、ぜんぜん売れなかったという。
しかし、そこはブルーノート社主アルフレッド・ライオン、本当によいジャズを世間に残すという使命感に燃えている。
本物と見込んだミュージシャンは、商売抜きで、どんどん演奏の機会を与えた。
デューク・ピアソンもその一人、やがて世間がアルフレッド・ライオンの耳に追いついてきた。
余談としてデューク・ピアソンはミュージシャンとしての顔とは別に、1963年テナーサックス兼ブルーノートのプロデューサーのアイク・ケベックが亡くった後を継いだ。
ここでデューク・ピアソンはアルフレッド・ライオンに恩返しとも言える貢献をした。
(青木高見)





Duke Pearson / Tender Feelin's Duke Pearson / Tender Feelin's

Recorded : December 6, 1956

Personnel :
Duke Pearson (p)
Gene Taylor (b)
Lex Humphries (ds)

Song name :
01. Bluebird of Happiness
02. I'm a Fool to Want You
03. I Love You
04. When Sonny Gets Blue
05. The Golden Striker
06. On Green Dolphin Street
07. 3 A.M.

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メインコメント : デューク・ピアソン (Duke Pearson 本名 : Columbus Calvin Pearson, Jr 1932年8月17日~1980年8月4日) はアメリカ合衆国ジョージア州アトランタ生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、指揮者、バンドリーダー。
アルバムはデューク・ピアソン、1956年12月6日の録音、ブルーノート4035番。
ファースト・アルバム 「Duke Pearson / Profile」 から、僅か数ヶ月の矢継ぎ早の録音。
共演者は、ベースがジーン・テイラー、ドラムがレックス・ハンフリーズ。
メンバーは前作 「Duke Pearson / Profile」 と同じ。
演奏は、軽快なスイングとブルースが溶け合い、タイトル通り 「Tender Feelin's」。
アルバムを作れたのは、全てがブルーノートの社主アルフレッド・ライオンのお陰とも言えるが、そのおかげで知名度は上がっていく。
話は替わり、演目の 「3 A.M.」 は、セッションも終わり、皆が帰る間際、デューク・ピアソンが、おもむろにブルースを演奏しはじめた。
サイドメンは急いで楽器を取り出し演奏をはじめた、時刻は夜中の三時。
その他 「The Golden Striker」 はジョン・ルイスの曲。
「I Love You」 はコール・ポーターの曲と、よく吟味されている。
(青木高見)





Duke Pearson / Hush! Duke Pearson / Hush!

Recorded :
January 12, 1962  #01 - #11
July 18, 1963  #12, #13

Personnel :
Duke Pearson (p)
Donald Byrd (tp)
Johnny Coles (tp)
Bob Cranshaw (b)
Walter Perkins (ds)
#12, #13
Duke Pearson (p)
Johnny Coles (tp)
Leo Wright (as, fl)
Joe Henderson (ts)
Bob Cranshaw (b)
Walter Perkins (ds)

Song name :
01. Hush
02. Child's Play
03. Angel Eyes
04. Smoothie
05. Sudel
06. Friday's Child
07. Out of This World
08. Groovin' for Nat
09. Hush [alt-take]
10. Child's Play [alt-take]
11. Sudel [alt-take]
12. Little Johnny C [bonus Tracks] 13. Jano [bonus Tracks]
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メインコメント : デューク・ピアソン (Duke Pearson 本名 : Columbus Calvin Pearson, Jr 1932年8月17日~1980年8月4日) はアメリカ合衆国ジョージア州アトランタ生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、指揮者、バンドリーダー。
所持しているのは全13曲CD、ジャズ・ラインの音源、ローンヒル・レーベルからのリリース。
1曲目から11曲目が、1962年1月12日の録音、共演者は、トランペットがドナルド・バードとジョニー コールズ、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがウォルター・パーキンス。
12曲目と13曲目が、1963年7月18日の録音、メンバーは、ピアノがデューク・ピアソン、トランペットがジョニー コールズ、アルトサックスとフルートがレオ・ライト、テナーサックスがジョー・ヘンダーソン、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがウォルター・パーキンス。
いたって個人的な評になるが、トランペットのドナルド・バードとジョニー コールズが今ひとつ。
2人とも演奏に斑(むら)があるので別に驚かないが、惜しい。
人間、誰でも絶好調が一生続くわけながない、その事を解っているだけにジャズ・ミュージシャンはホント大変だ。
ただ、デューク・ピアソン、ボブ・クランショウ、ウォルター・パーキンスがいい。
レコード会社が売れなくなってきた頃、ボーナストラックを付けてジャケットも一新して再販するケースが氾濫している。
このCDも御多分に漏れず、まさにそれ。
ここでは、従来のメンバーに、レオ・ライトとジョー・ヘンダーソンを加えてきた。
本来の11曲は乗り気がしなかったが、追加メンバーのたった2曲が聴きたくてコレクション。
まんまとレコード会社の思惑に乗った。
ファンとは、その乗せられた事も、何となく嬉しいから、ホント困ったもんだ。
(青木高見)





Duke Pearson / Prairie Dog Duke Pearson / Prairie Dog

Recorded : 1966

Personnel :
Duke Pearson (p, celeste, arr)
Gene Bertoncini (g)
Johnny Coles (tp)
James Spaulding (as, fl)
George Coleman (ts)
Harold Vick (ts, ss)
Bob Cranshaw (b)
Mickey Roker (ds)

Song name :
01. The Fakir
02. Prairie Dog
03. Hush-A-Bye
04. Soulin
05. Little Waltz
06. Angel Eyes

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : デューク・ピアソン (Duke Pearson 本名 : Columbus Calvin Pearson, Jr 1932年8月17日~1980年8月4日) はアメリカ合衆国ジョージア州アトランタ生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、指揮者、バンドリーダー。
アルバムはデューク・ピアソン、1966年の録音、アトランティック・レーベルからのリリース。
共演者は、ギターがジーン・バートンシーニ、トランペットがジョニー コールズ、アルトサックスとフルートがジェームス・スポールディング、テナーサックスがジョージ・コールマン、テナーサックスとソプラノサックスがハロルド・ヴィック、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがミッキー・ローカー。
個性の強い共演者が集められている。
ブルーノート・レーベルの狭間(はざま)にアトランティック・レーベルから出された処がミソ。
アルバム・タイトルが 「プレーリー・ドッグ」。
「プレーリー・ドッグ」 を調べると。
「プレーリードッグは、ネズミ目リス科のプレーリードッグ属の動物の総称。全てが北米原産で、草原地帯に穴を掘って巣穴をつくり、群れで生活をする。体調30~40センチほどで、毛色はおおむね淡い茶色、プレリードッグとも呼ばれる(出典ウィキペディア)」。
ドッグと名が付くも犬でない事がわかった。
そう言えば昔、テレビでプレーリードッグの生態を見た事がある。
草原からぴょこんと半立ちしたウサギの様な生き物だった。
驚いたのは可愛く見えてもリスを食べる食性だった。
話は戻るが、デューク・ピアソンのアルバムの中でも、特に変わっている1枚がなぜ 「プレーリードッグ」 になったかは不明。
アルバム・ジャケットはウエスタンのカウボーイ、顔つきを見るかぎりデューク・ピアソンではないようだ。
つまり、意味はなくデューク・ピアソンがこういうのを、やってみたかったのだろう。
ブルーノートでは、たぶんOKは出なかったかもしれない。
演奏は、変わった事をしたワリには、これといった個性が薄い。
その点、アトランティック・レーベルは寛大だ。
ちなみに、デューク・ピアソンは同年12月7日にブルーノートから 「Duke Pearson / Sweet Honey Bee」 をリリースしている。
(青木高見)





Duke Pearson / Sweet Honey Bee Duke Pearson / Sweet Honey Bee

Recorded : December 7, 1966

Personnel :
Duke Pearson (p)
Freddie Hubbard (tp)
James Spaulding (fl, as)
Joe Henderson (ts)
Ron Carter (b)
Mickey Roker (ds)

Song name :
01. Sweet Honey Bee
02. Sudel
03. After the Rain
04. Gaslight"
05. Big Bertha
06. Empathy
07. Ready Rudy?

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : デューク・ピアソン (Duke Pearson 本名 : Columbus Calvin Pearson, Jr 1932年8月17日~1980年8月4日) はアメリカ合衆国ジョージア州アトランタ生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、指揮者、バンドリーダー。
アルバムはデューク・ピアソン、1966年12月7日の録音、ブルーノート4252番。
共演者は、トランペットがフレディ・ハバード、フルートとアルトサックスがジェイムス・スポールディング、テナーサックスがジョー・ヘンダーソン、ベースがロン・カーター、ドラムがミッキー・ロッカー。
ジャケットの女性は奥様、ひと昔前の地味な感じは、誇張のないデューク・ピアソンの性格が、そのまま現れている。
演奏は、哀愁があって、粋で、温かく、そして甘さ(ハニー)と、絶妙なブレンドのアンサンブル。
ピアノだけではない、作曲、編曲、指揮者の手腕が随所に光っている。
余談としてデューク・ピアソンはミュージシャンとしての顔とは別に、1963年テナーサックス兼ブルーノートのプロデューサーのアイク・ケベックが亡くった後を継いだ。
ここでデューク・ピアソンはアルフレッド・ライオンに恩返しとも言える貢献をする。
(青木高見)





Duke Pearson / The Right Touch Duke Pearson / The Right Touch

Recorded : September 13, 1967

Personnel :
Duke Pearson (p)
Freddie Hubbard (tp, flh #03)
James Spaulding (as)
Jerry Dodgion (as, fl)
Stanley Turrentine (ts)
Garnett Brown (tb)
Gene Taylor (b)
Grady Tate (ds)

Song name :
01. Peppers
02. Make It Good
03. My Love Waits (O Meu Amor Espera)
04. Los Malos Hombres
05. Scrap Iron
06. Rotary

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メインコメント : デューク・ピアソン (Duke Pearson 本名 : Columbus Calvin Pearson, Jr 1932年8月17日~1980年8月4日) はアメリカ合衆国ジョージア州アトランタ生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、指揮者、バンドリーダー。
アルバムはデューク・ピアソン、1967年9月13日の録音、ブルーノート4267番。
共演者は、トランペットがフレディー・ハバード、アルトサックスがジェームス・スポールディングとジェリー・ダジオン、テナーサックスがスタンリー・タレンタイン、トロンボーンがガーネット・ブラウン、ベースがジーン・テイラー、ドラムがグラディ・テイト。
集められたメンバーを見るかぎりデューク・ピアソンと同じような人柄で、味のあるミュージシャンが集められている。
演奏は、総勢8人の編成。
ジャズが下火になった60年代半ばに、この手のジャズを作って出した事が凄い。
ここにはピアニストだけではない、アレンジャー、コンポーザー、バンド・リーダーの手腕が随所に光っている。
アメリカのある雑誌に、このアルバムのジャンルが 「Soul-Jazz, Post Bop, Latin Jazz, Contemporary Jazz, Bossa Nova」 と書かれてあった。
まさに、その通りで、色々な表情が見え隠れするも、結局ちゃんと一本のジャズとして完成している。
この演奏に機会を与えたブルーノート社主アルフレッド・ライオンの強い意思が、ひしひしと伝わってくる。
(青木高見)

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コメント : アルバムはデューク・ピアソン、1967年9月13日の録音、ブルーノート4267番。共演者は、トランペットがフレディー・ハバード、アルトサックスがジェームス・スポールディングとジェリー・ダジオン、テナーサックスがスタンリー・タレンタイン、トロンボーンがガーネット・ブラウン、ベースがジーン・テイラー、ドラムがグラディ・テイト。集められたメンバーを見るかぎりデューク・ピアソンと同じような人柄で、味のあるミュージシャンが集められている。演奏は、総勢8人の編成。ジャズが下火になった60年代半ばに、この手のジャズを作って出した事が凄い。ここにはピアニストだけではない、アレンジャー、コンポーザー、バンド・リーダーの手腕が随所に光っている。アメリカのある雑誌に、このアルバムのジャンルが 「Soul-Jazz, Post Bop, Latin Jazz, Contemporary Jazz, Bossa Nova」 と書かれてあった。まさに、その通りで、色々な表情が見え隠れするも、結局ちゃんと一本のジャズとして完成している。この演奏に機会を与えたブルーノート社主アルフレッド・ライオンの強い意思が、ひしひしと伝わってくる。
(青木高見)





Duke Pearson / How Insensitive Duke Pearson / How Insensitive

Recorded :
April 11, 1969 #01, #03, #04, #05
April 14, 1969 #02, #06, #08
May 5, 1969 #07, #09, #10

Personnel :
Duke Pearson (p, el-p, arr)
Jack Manno (cond)
Al Gafa (g) #01-#06, #08
Dorio Ferreira (g, per) #07, #09, #10
Bob Cranshaw (b) #01-#06, #08
Bebeto Jose Souza (b) #07, #09, #10
Mickey Roker (ds)
Airto Moreira (per)
Andy Bey (lead-vo) #02, (vo) #01, #03-#06, #08
Flora Purim (lead-vo) #07, #09, #10
The New York Group Singers' Big Band (vo) #01-#06, #08

Song name :
01. Stella By Starlight
02. Clara
03. Give Me Your Love
04. Cristo Redentor
05. Little Song
06. How Insensitive
07. Sandalia Dela
08. My Love Waits
09. Tears
10. Lamento

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メインコメント : デューク・ピアソン (Duke Pearson 本名 : Columbus Calvin Pearson, Jr 1932年8月17日~1980年8月4日) はアメリカ合衆国ジョージア州アトランタ生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家、指揮者、バンドリーダー。
アルバムはデューク・ピアソン、ブルーノートからのリリース。
録音日は。
1, 3, 4, 5曲目が、1969年4月11日。
2, 6, 8曲目が、1969年4月14日。
7, 9, 10曲目が、1969年5月5日。
共演者は、ボブ・クランショウ、ドラムがミッキー・ローカー、パーカッションがアイアート・モレイラ、ヴォーカルがフローラ・プリムとザ・ニューヨーク・グループ・シンガーズ・ビッグ・バンド、その他大勢。
演目だけを見るとバラバラな感じがする。
演奏も、ジャズ、イージーリスニング、ボサノヴァとバラバラなのだが、そこは名アレンジャーのデューク・ピアソン。
どう表現したらいいのだろう、異次元の大人の癒し空間にいざなってくれる。
春夏秋冬、旅にこれを持っていったら、景色は感傷的になり辛(つら)くなってしまいそう。
これが、この時期のデューク・ピアソンが考えた音楽。
ブルーノート社主アルフレッド・ライオンがブルーノートを去ったのが1967年。 その後、フランシス・ウルフが亡くなる1971年までデューク・ピアソンと二人三脚でブルーノートの水準の維持に努めた。 そんな、さなかのこのアルバムでもある。
話は変わるが、パーカッションのアイアート・モレイラとヴォーカルのフローラ・プリムは夫婦。
(青木高見)




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