青木高見のジャズコレクション Shelly Manne (ds) シェリー・マン


略歴
Shelly Manne シェリー・マン(Shelly Manne 出生名:Sheldon Manne 1920年6月11日~1984年9月26日)はアメリカ合衆国ニューヨーク市で生まれのジャズ・ドラマー、クラブ経営者。
過去の職業が沿岸警備隊。
目つきが鋭く何となく怖そうな雰囲気は、このせいかもしれない。
ピストルをスティックに持ち替えた変わった経歴。
共演の多さ卓越したドラミングで西海岸ジャズを牽引した。
〈青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Shelly Manne / ''The Three'' And ''The Two'' (OJCCD-172-2) Shelly Manne / Swinging Sounds Shelly Manne And His Men, Vol.4 (VICJ-2053) Shelly Manne - Andre Previn / My Fair Lady (OJCCD-336-2) Shelly Manne / 2 3 4 (UCCU-9561)

【INDEX (ザ・エル・エー・フォー The L.A.4 (unit) 】
ザ・エル・エー・フォー The L.A.4 (unit) / The L.A.4 (CCD-4016) ザ・エル・エー・フォー The L.A.4 (unit) / Pavane Pour Une Infante Defunte (PHCE-4118)

【INDEX (共演アルバム)】
Russ Freeman / Russ Freeman And Chet Baker Quartet Russ Freeman / Andre Previn And Russ Freeman Double Play Russ Freeman / Russ Freeman Trio Featuring Joe Mondragon And Shelly Manne Bob Cooper Sextet Don Bagley / Basically Bagley Don Bagley / The Soft Sell Flip Phillips Flip Ernestine Anderson The Toast Of The Nation's Critics Bob Cooper Bob Cooper Shifting Winds Buddy Collette Nice Day With Collette


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【以下コンテンツ】


SShelly Manne / ''The Three'' And ''The Two'' (OJCCD-172-2) Shelly Manne / ''The Three'' And ''The Two'' (OJCCD-172-2)

Song number, Recorded :
#01-06 Rec:September 10, 1954
#07-12 Rec:September 14, 1954

Personnel :
Shelly Manne (ds)
Shorty Rogers (tp) #01-#6,
Jimmy Giuffre (cl, ts, bs) #01-06,
Russ Freeman (p) #07-12,

Song name :
01. Flip
02. Autumn In New York
03. Pas De Trois
04. Three On A Row
05. Steeplechase
06. Abstract N°1
07. The Sound Effects Manne
08. Everything Happens To Me
09. Billie's Bounce
10. With A Song In My Heart
11. A Slight Minority
12. Speak Easy

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : シェリー・マン(Shelly Manne 出生名:Sheldon Manne 1920年6月11日~1984年9月26日)はアメリカ合衆国ニューヨーク市で生まれのジャズ・ドラマー、クラブ経営者。
LPは1~6曲目が1954年9月10日、7~12曲目が1954年9月14日の録音、コンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)M3584番、12曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、レスター・ケーニッヒ(Lester Koenig)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、12曲入り。
メンバーは。
1~6曲目、ドラムがシェリー・マン、トランペットのショーティ・ロジャース、クラリネット・テナーサックス・バリトンサックスがジミー・ジュフリーのトリオ。
7~12曲目、ドラムがシェリー・マン、ピアノがラス・フリーマンとのデュオ。
ベース抜きの珍しい編成。
特にジャズに造詣(ぞうけい)の深いミュージシャンが参加。
実験的アプローチが強い即興演奏、けっこう難解。
(青木高見)





Shelly Manne / Swinging Sounds Shelly Manne And His Men, Vol.4 (VICJ-2053) Shelly Manne / Swinging Sounds Shelly Manne And His Men, Vol.4 (VICJ-2053)

Recorded :
January 19, 1956
January 26,1956
February 2, 1956

Personnel :
Shelly Manne (ds)
Russ Freeman (p)
Stu Williamson (tp)
Charlie Mariano (as)
Leroy Vinnegar (b)

Song name :
01. The Dart Game
02. Bea's Flat
03. Parthenia
04. Un Poco Loco
05. Bernie's Tune
06. Doxy
07. Slan
08. A Gem From Tiffany

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : シェリー・マン(Shelly Manne 出生名:Sheldon Manne 1920年6月11日~1984年9月26日)はアメリカ合衆国ニューヨーク市で生まれのジャズ・ドラマー、クラブ経営者。
LPは1956年1月19日・26日と2月2日録音、コンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)C3516番、8曲入り。
CDは発売元がビクター・エンターテインメント株式会社、アンドレ・プレヴィン(Andre Previn)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、8曲入り。
メンバーはドラムがシェリー・マン、ピアノがラス・フリーマン、トランペットがステュー・ウィリアムソン、アルトサックスが、ベースがリロイ・ヴィネガー。
「シェリー・マン&ヒズ・メン」と冠したレギュラー・コンボ、ウエスト・コースト・ジャズを代表するメンバー。
シェリー・マンのリーダー作だが、あえて誇張せず普段通りの淡々としたドラミング。
話題性を見出すとしたら演目でバド・パウエル作曲のウンポコロコ、ソニー・ロリンズ作曲のドキシーを取り上げている。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. The Dart Game / Charlie Mariano
02. Bea's Flat / Russ Freeman
03. Parthenia / Shelly Manne
04. Un Poco Loco / Bud Powell
05. Bernie's Tune / Bernie Miller
06. Doxy / Sonny Rollins
07. Slan / Charlie Mariano
08. A Gem From Tiffany / Bill Holman
(青木高見)





Shelly Manne - Andre Previn / My Fair Lady (OJCCD-336-2) Shelly Manne - Andre Previn / My Fair Lady (OJCCD-336-2)

「ジャズ/シェリー・マン」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/アンドレ・プレヴィン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : August 17, 1956

Personnel :
Shelly Manne (ds)
Andre Previn (p)
Leroy Vinnegar (b)

Song name :
01. Get Me to the Church on Time
02. On the Street Where You Live
03. I've Grown Accustomed to Her Face
04. Wouldn't It Be Loverly?
05. Ascot Gavotte
06. Show Me
07. With a Little Bit of Luck
08. I Could Have Danced All Night

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : シェリー・マン(Shelly Manne 出生名:Sheldon Manne 1920年6月11日~1984年9月26日)はアメリカ合衆国ニューヨーク市で生まれのジャズ・ドラマー、クラブ経営者。
アンドレ・プレヴィン(Andre Previn 出生名:Andreas Ludwig Priwin 1929年4月6日~2019年2月28日)はドイツ・ベルリン生まれのクラシック音楽家、指揮者、ピアニスト、作曲家、ジャズ・ピアニスト、NHK交響楽団の名誉客演指揮者。
LPは1956年8月17日の録音、コンテンポラリー・レコード(Contemporary Records)CT-4番、8曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、レスター・ケーニッヒ(Lester Koenig)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーはドラムがシェリー・マン、ピアノがアンドレ・プレヴィン、ベースがリロイ・ヴィネガー。
アンドレ・プレビンは映画「マイ・フェア・レディ」の音楽監督を勤めアカデミー賞音楽監督賞を受賞した。
ブロードウェイ・ミュージカルの楽曲の史上初ジャズ・バージョンでリリース。
西海岸を中心にジャズ・ファン、そうでない人にも人気が出た。
秘密はレスター・ケーニッヒによる構想とアンドレ・プレヴィンの卓越した音楽教養とピアニストの技術、それを見事に具現化したメンバーのチームワーク。
(青木高見)





Shelly Manne / 2 3 4 (UCCU-9561) Shelly Manne / 2 3 4 (UCCU-9561)

Released : 1962

Personnel :
Shelly Manne (ds)
Hank Jones (p)
Eddie Costa (vibe, p)
Coleman Hawkins (ts)
George Duvivier (b)

Song name :
01. Take the “A” Train
02. The Sicks of Us
03. Slowly
04. Lean On Me
05. Cherokee
06. Me and Some Drums

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : シェリー・マン(Shelly Manne 出生名:Sheldon Manne 1920年6月11日~1984年9月26日)はアメリカ合衆国ニューヨーク市で生まれのジャズ・ドラマー、クラブ経営者。
LPは1962年の録音、インパルス(Impulse!)A-20番、6曲入り、アルバム・タイトルの「234」は、2がデュオ、3がトリオ、4がカルテットの意味。
CDは制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売元・販売元がユニバーサル・ミュージック株式会社、スタンリー・ダンス(Stanley Dance)氏による英語ライナーノーツ、小川隆夫氏によるスタンリー・ダンス氏によるライナーノーツ和訳、吉岡祐介氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーはドラムがシェリー・マン、ピアノがハンク・ジョーンズ、ピアノとヴィヴラフォンがエディ・コスタ、テナーサックスがコールマン・ホーキンス、ベースがジョージ・デュヴィヴィエ。
東のマックス・ローチ、西のシェリー・マンで一般化しているが意外にも生まれはニューヨーク。
正確無比のドラミングはディキシーランド、スイング、ビバップ、前衛ジャズ、フュージョンと幅広い。
ハリウッドをはじめとする映画やテレビ番組のバック演奏にも多く参加。
ジャズ・クラブ「シェリー・マン・ホール」の経営者の顔をもつ。
演奏はコールマン・ホーキンスとの共演。
ヴィヴラフォンのエディ・コスタの共演も興味湧く。
演目の6曲目の「Me and Some Drums」はスタジオから皆が帰った後、コールマン・ホーキンスがピアノを弾いたあとテナーに持ち替えシェリー・マンとのデュオ。
めったに聴けないコールマン・ホーキンスのピアノ。
ライナーの記述には。
【1943年12月23日のコールマン・ホーキンスの「私の彼氏」がVディスクに吹き込まれた。
ここでただひたすらブラッシュを叩いているのが当時沿岸警備隊あがりの白人青年シェリー・マンである。
プロデュースしたのは同じ隊員の若きボブ・シール。
それから20年経過してボブ・シールの、お膳立てにより2人の共演が実現したのが本アルバム】
シェリー・マンの硬派で筋の通った雰囲気は前職の影響もあった様に感じる。
アルバム・ジャケットを見てもわかる通り見方によっては銃をスティックに持ち替えた迫力がある。
(青木高見)



【ザ・エル・エー・フォー The L.A.4 (unit)】


ザ・エル・エー・フォー The L.A.4 (unit) / The L.A.4 (CCD-4016) ザ・エル・エー・フォー The L.A.4 (unit) / The L.A.4 (CCD-4016)

「ジャズ/ザ・エル・エー・フォー(The L.A.4)」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ローリンド・アルメイダ」でも同じ内容を掲載しています。  →
「ジャズ/バド・シャンク」でも同じ内容を掲載しています。  →
「ジャズ/レイ・ブラウン」でも同じ内容を掲載しています。  →
「ジャズ/シェリー・マン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : 1976

Personnel :
[ザ・エル・エー・フォー The L.A.4 (unit)]
Laurindo Almeida (g)
Bud Shank (as, fl)
Ray Brown (b)
Shelly Manne (ds)

Song name :
01. Dindi
02. Rainbows
03. Rondo Espressivo
04. Manteca
05. St. Thomas
06. Concirto De Aranjuez

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : LPは1976年の録音、コンコード・ジャズ(Concord Jazz)CJ-18番、6曲入り。
CDは発売元がコンコード・ジャズ(Concord Jazz)、輸入盤、ゴードン・ラデュー(Gordon Raddue)氏による英語ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーはギターがローリンド・アルメイダ、アルトサックスとフルートがバド・シャンク、ベースがレイ・ブラウン、ドラムがシェリー・マン。
「ザ・エル・エー・フォー(The L.A.4)」 のデビューは1974年、コンコード・サマー・フェスティバルとされる。
名称はロス・アンジェルスの頭文字、もしくは実質上リーダーであるローリンド・アルメイダの頭文字だとされているが明確な内容は不明。
演奏はヨーロッパのクラシック音楽、ボサノヴァ、サンバの影響を受けながら高度な技術の4人が作り出すユニークなサウンド。
演目はボサ・ノヴァ風の「ジンジ」「ブラジル風バッハ5番」、カリプソ風の「セント・トーマス」、そして「アランフェス協奏曲」など様々なジャンルから選ばれている。
(青木高見)





ザ・エル・エー・フォー The L.A.4 (unit) / Pavane Pour Une Infante Defunte (PHCE-4118) ザ・エル・エー・フォー The L.A.4 (unit) / Pavane Pour Une Infante Defunte (PHCE-4118)

[ジャズ/ザ・エル・エー・フォー The L.A.4]のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ローリンド・アルメイダ」でも同じ内容を掲載しています。  →
「ジャズ/バド・シャンク」でも同じ内容を掲載しています。  →
「ジャズ/レイ・ブラウン」でも同じ内容を掲載しています。  →
「ジャズ/シェリー・マン」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : October 15-16, 1976

Personnel :
[The L.A.4 (Four)]
Laurindo Almeida (g)
Bud Shank (as, fl)
Ray Brown (b)
Shelly Manne (ds)

Song name :
01. Pavane Pour Une Infante Defunte
02. Autumn Leaves
03. C'est What
04. Corcovado
05. Wave
06. Reveil
07. Samba de Orfeu

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : CDは1976年10月15日・16日の録音、発売元が日本フォノグラム株式会社、英語ライナーノーツなし、油井正一氏による日本語解説、7曲入り、邦題「なき王女のためのパバァーヌ」。
メンバーはギターのローリンド・アルメイダ、ベースのレイ・ブラウン、アルトサックスとフルートのバド・シャンク、ドラムのシェリー・マン。
フランスが生んだ巨匠モーリス・ラヴェルの若き日の作品を取り上げている。
「ザ・エル・エー・フォー(The L.A.4)」のデビューは1974年、コンコード・サマー・フェスティバルとされる。
名称はロス・アンジェルスの頭文字、もしくは実質上リーダーであるローリンド・アルメイダの頭文字だとされているが明確な内容は不明。
演奏はヨーロッパのクラシック音楽、ボサノヴァ、サンバの影響を受けながら高度な技術の4人が作り出すユニークなサウンド。
アルバム・タイトルの「パヴァーヌ(仏: pavane)」とは16世紀のヨーロッパに普及した「行列舞踏」。
「パヴァーヌの行進」というのがあってスペインに影響された16世紀イタリアの宮廷作法にも通じるところがある。
ただ、名称の由来は今だに諸説あるという。
一つは「パドヴァの踊り(padovana)」の転訛したもの。
一つは一列に並んだ女性を、孔雀(クジャク)(ラテン語でpavo、スペイン語でpavon)の尻尾を見立てたとする説。
待てよ!これでアルバムテンジャケットが孔雀(クジャク)の謎が解けた。
以下、演目の邦題を明記した。
01. Pavane Pour Une Infante Defunte / 亡き王女のためのパヴァーヌ
02. Autumn Leaves / 枯葉
03. C'est What
04. Corcovado / 静かな夜
05. Wave / 波
06. Reveil
07. Samba de Orfeu / オルフェのサンバ
色々なジャンルから選び出し良く吟味されている。
(青木高見)




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