青木高見のジャズコレクション Ralph Peterson Jr. (ds, comp) ラルフ・ピータソン


寸評
ラルフ・ピータソン・ジュニア (Ralph Peterson Jr. 1962年5月20日~) はアメリカ合衆国ニュージャージー州プレザントヴィル生まれのジャズ・ドラマー。
アメリカのジャズ・ドラマーの中でも、俺が俺がのドラマーがいてもいい。
いわば、その典型の様なドラマー。
それがアダとなり敬遠されたり、人気も今ひとつ。
なにしろ音がデカ過ぎ、オカズが多い、メインのリーダーを食ってしまうドラミングは、まさに宴会向け。
最近、この人のニュースが少ないのが逆に寂しい。
(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】


【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Ralph Peterson / V Ralph Peterson / V

Recorded : April 19-20, 1988

Personnel :
Ralph Peterson (ds, comp)
Geri Allen (p)
Terence Blanchard (tp)
Steve Wilson (as, ss)
Phil Bowler (b)

Song name :
01. Enemy Within
02. Monief
03. Short End of the Stick
04. Soweto 6
05. Viola's Dance
06. Bebopskerony

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ラルフ・ピータソン・ジュニア (Ralph Peterson Jr. 1962年5月20日~) はアメリカ合衆国ニュージャージー州プレザントヴィル生まれのジャズ・ドラマー。
アルバムはラルフ・ピータソン・ジュニア、1988年4月19日と20日の録音、サムシンエルス・レーベルからのリリース、ファースト。
共演者は、ピアノがジェリ・アレン、トランペットがテレンス・ブランチャード、アルトとソプラノサックスがスティーブ・ウィルソン、ベースがフィル・ボウラー。
ラルフ・ピーターソンは、元 「OBT」 のメンバーでドラマー。
 「OBT」 は全米から優れた新人を集めた新生ブルーノートの中核をなしたグループ。
メンバーに、アルトサックスのケニー・ギャレットも参加していた。
この 「OBT」 を去り、作曲家でもあるラルフ・ピータソン・ジュニアが新進気鋭の若手を集めてデビューしたのがこの作品。
クレジットを見て、目を引いたのがピアノのジェリ・アレン。 鹿野城は、ハワード大学で学士号を取得した後、特に80年代にステーブ・コールマンのブルックリン派 「M-Base」 に参加。
独立後も、どちらかというとアバンギャルドな演奏を中心に、入魂のピアニストとしてで注目されていた。
当アルバムで、このジェリ・アレンを入れたことで、ラルフ・ピータソン・ジュニアのこれから、やろうとしている方向性をを示唆している。
演奏は、メインストリームをベースに、現代的な多様性を盛り込んでいる。
それと何より、新生ミュージシャンが波に乗っている時の勢いがある。
ジャズでは 「勢い」 も重要な要素でもある。
個人的に、ラルフ・ピータソン・ジュニアを知ったのは 「マウント・フジ・ジャズフェスティバル」 で見たのが最初。
遠くまで響く力強いドラムが印象的だった。
ジャズは、デビュー時は目新しさもあり話題になるが、それがらが長い勝負となる。
問うアルバムは我が国では 「1988年スイングジャーナル・ジャズ・ディスク大賞金賞」 を受賞した。
(青木高見)





Ralph Peterson / Triangular Ralph Peterson / Triangular

Recorded :
August 21, 1988
August 22, 1988
April 20, 1988 #5

Personnel :
Ralph Peterson (ds, comp)
Geri Allen (p)
Essiet Okon Essiet (b) #1-#4, #6-#8,
Phil Bowler (b) only #5

Song name :
01. Bemsha Swing
02. Triangular
03. Water Colors
04. Princess
05. Just You Just Me
06. Move
07. Splash
08. Smoke Rings

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ラルフ・ピータソン・ジュニア (Ralph Peterson Jr. 1962年5月20日~) はアメリカ合衆国ニュージャージー州プレザントヴィル生まれのジャズ・ドラマー。
アルバムはラルフ・ピータソン・ジュニア、1988年4月と8月の録音、サムシンエルス・レーベルからのリリース、セカンド。
共演者は、ピアノがジェリ・アレン、ベースがエシエット・オコン・エシエットと5曲目の 「Just You Just Me」 のみフィル・ボウラー。
第一作の 「V」 が1988年4月なので直後の演奏となる。
演奏は、タイトルにもあるように管をはずして、個性の強いピアノのジェリ・アレンを押し出した。
「Bemsha Swing」 は、モンクの曲を冒頭に持ってきたことは先人達に対する尊敬の念か、はたまた挑戦か。
ふと、思った、ラルフ・ピータソン・ジュニアの聴き方。
強い酒を煽って、細かい事は言わず、バシビシ聴くのには良いかもしれない。
(青木高見)





Ralph Peterson / Presents The Fo'tet Ralph Peterson / Presents The Fo'tet

Recorded : December 22-23, 1989

Personnel :
Ralph Peterson (ds, comp)
Don Byron (cl, bcl)
Brian Carrott (vib)
Melissa Slocum (b)
David Murray (ts, bcl) #2, #6, #8,
Frank Lacy (tb, flh) #2, #6, #8,

Song name :
01. Urban Omen
02. Thabo
03. Homecoming
04. Axis Mundi
05. Ballad For Queen Tiye
06. Miss Lady
07. I Can Dream, Can't I?
08. Confrontation
09. Johnny Come Lately

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ラルフ・ピータソン・ジュニア (Ralph Peterson Jr. 1962年5月20日~) はアメリカ合衆国ニュージャージー州プレザントヴィル生まれのジャズ・ドラマー。
アルバムはラルフ・ピータソン・ジュニア、1989年12月22日と23日の録音、新感覚のユニットで興味津々。
共演者は、クラリネットとバスクラリネットがドン・バイロン、ヴァイブがブライアン・キャロット、ベースがメリッサ・スロカム。
2曲目 「Thabo」、6曲目 「Miss Lady 」、8曲目 「Confrontation」 にテナーサックスとバスクラリネットがデヴィッド・マレイ、トロンボーンとフリューゲルホーンがフランク・レイシー。
これらの楽器構成が、かなり難しいと思われるのと、聴いたことのないユニットに興味がわく。
メンバーがフリー色が強いと、特にドン・バイロンとデヴィッド・マレイを連れてきた事は凄い。
演奏は、不思議感いっぱい、聴いたことのない世界にいざなってくれる。
ファーンとしたヴァイブに柔らかなトロンボーンが溶け合う。
フランク・レイシーは、レスター・ボウイのリーダー作 「Avant Pop」 に参加している。
やはりフリーの横の繋がりを実感する。
ラルフ・ピータソン・ジュニアは、ドラムだけではなく、プロデューサーの手腕もある事が解った。
話は飛ぶが、最近のラルフ・ピータソン・ジュニアをユーチューブで見ることができる。
ひどく太って、デビュー時の精悍さは消え、ただのデブ親父。
だた、ドラムは、貫禄がそなわった。
また、ベースのメリッサ・スロカムはラルフ・ピーターソンの奥さん。
ジャズを長く続ける大変さを、ひしひしと感じる。
(青木高見)


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