Big John Patton (org) ビック・ジョン・パットン
略歴
ビッグ・ジョン・パットン(Big John Patton 1935年7月12日~2002年3月19日)はアメリカ合衆国ミズーリ州カンサスシティ生まれのジャズ・オルガン奏者、ピアニスト、作曲家。
(青木高見)
【INDEX (リーダーアルバム)】
【INDEX (共演アルバム)】
【以下コンテンツ】
Big John Patton / Along Came John (TOCJ-6645)
Recorded : April 5, 1963
Personnel :
Big John Patton (org)
Grant Green (g)
Fred Jackson (ts)
Harold Vick (ts)
Ben Dixon (ds)
Song name :
01. The Silver Meter
02. I'll Never Be Free
03. Spiffy Diffy
04. Along Came John
05. Gee Gee
06. Pig Foots
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ビッグ・ジョン・パットン(Big John Patton 1935年7月12日~2002年3月19日)はアメリカ合衆国ミズーリ州カンサスシティ生まれのジャズ・オルガン奏者、ピアニスト、作曲家。
LPは1963年4月5日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BLP 4130、6曲入り、ブルーノート初リーダー作。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、ジョー・ゴールドバーグ(Joe Goldberg)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、原田和典氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーはオルガンがビッグ・ジョン・パットン、ギターがグラント・グリーン、テナーサックスがハロルド・ヴィックとフレッド・ジャクソン、ドラムがベン・ディクソン。
教会音楽が普及していた当時のアメリカではオルガン弾きは大勢いた。
その中からジャズに進み、名を残せたミュージシャンは僅(わず)か。
演奏は豪華メンバーによるオルガン・コンボ、全体にアーシーさが特徴。
「アーシー」とは「土の香りのする様な感じ、どろ臭さ」という意味。
主に黒人音楽のリズム・アンド・ブルース、ゴスペル、ソウルなどの野性的で素朴な音の形容に使われる。
編成ではギターのグラント・グリーンに2本のテナーサックスが聴きどころ。
ちなみに、テナーサックスのハロルド・ヴィックのリーダー・アルバム「Harold Vick / Steppin' Out! Rec:1963年5月27日」にビッグ・ジョン・パットンが参加している。
ジャズ・アルバムで定番の相互共演、録音日も1ヶ月しか違わない。
そちらも同じくアーシーな演奏。
(青木高見)
Big John Patton / Let 'Em Roll (CDP 0777 7 89795 2 4)
Recorded : December 11, 1965
Personnel :
Big John Patton (org)
Bobby Hutcherson (vib)
Grant Green (g)
Otis Finch (ds)
Song name :
01. Let 'em Roll
02. Latona
03. Shadow Of Your Smile (The)
04. The Turnaround
05. Jakey
06. One Step Ahead
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ビッグ・ジョン・パットン(Big John Patton 1935年7月12日~2002年3月19日)はアメリカ合衆国ミズーリ州カンサスシティ生まれのジャズ・オルガン奏者、ピアニスト、作曲家。
LPは1965年12月11日の録音、発売元がブルーノート(Blue Note)BST 84239番、6曲入り。
CDは発売元がブルーノート(Blue Note)、輸入盤、女性新聞記者のフィル・ガーランド(Phyl Garland)さんによる英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーはオルガンがビッグ・ジョン・パットン、ヴィブラフォンがボビー・ハッチャーソン、ギターがグラント・グリーン、ドラムがオーティス・フィンチ。
演目はビッグ・ジョン・パットンのオリジナルとハンク・モブリーの曲、スタンダードの「The Shadow of Your Smile(いそしぎ)」と明るい曲が並ぶ。
演奏はジャズ、ゴスペル、ブルース、R&Bなどを基調に洗練されたアーシーさが特徴。
深紅(しんく)のアルバム・ジャケットはブルーノート専属デザイナーのリード・マイルス(Reid Miles)の作。
ビッグ・ジョン・パットンは長い間、過小評価されていたが最近、倉庫に眠っていた音源がリリースされ見直されている。
話はアルバムと関係ないが。
デニムの「ビッグ・ジョン」、1960年代、日本で初めてデニムを独自製造したデニム・ブランドがある。
最初リーバイスのデニム生地製造元のアメリカのコーンミルズ社から生地を輸入し純国産ジーンズの第1号を発売した。
また、昔、プラモデルにアメリカ軍の戦車に「パットン戦車」があった。
1970年の映画「パットン大戦車軍団」が日本で上映され同時期に発売された。
映画の主人公は第2次世界大戦に実在したアメリカ軍の将軍「ジョージ・パットン」。
なおパットン戦車の正式名称は「M46~48、M60」。
(青木高見)