青木高見のジャズコレクション Billy Taylor (p) ビリー・テイラー


略歴
Billy Taylor ビリー・テイラー(Billy Taylor 出生名:William Edward Taylor, Jr. 1921年7月24日~2010年12月28日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州グリーンビル生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、ブロードキャスター、ジャズ教育者。
ジャズ教育者で大学で講義を行った。
ジャズ大使としての顔もあり世界中を旅した。
批評家のレオナルド・フェザー氏は「ビリー・テイラー博士は世界へのジャズの広報担当者だった事は殆んど知られていない」と賞賛した。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Billy Taylor - Candido / Billy Taylor Trio With Candido (OJCCD-015-2) Billy Taylor / Evergreens Billy Taylor / At The London House Billy Taylor / My Fair Lady Loves Jazz (GRD-141) Billy Taylor / One For Fun (WPCR-27120) Billy Taylor / It's A Matter Of Pride (GRD-9753)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Jim Hall - Billy Taylor - Paul Bryant / Billy Taylor Impromptu + Paul Bryant Burnin' (EJC55635) Jim Hall - Billy Taylor / Tmpromptu

---------------- Billy Taylor / Four Classic Albums (AMSC 1200) ----------------制作中
Billy Taylor / Four Classic Albums (AMSC 1200) Billy Taylor / Cross Section Billy Taylor / The Billy Taylor Trio With Candido Billy Taylor / Touch Billy Taylor / Billy Taylor With Four Flutes

【INDEX (共演アルバム)】
Herb Geller Plays Selections From Gypsy


【以下コンテンツ】


Billy Taylor - Candido / Billy Taylor Trio With Candido (OJCCD-015-2) Billy Taylor - Candido / Billy Taylor Trio With Candido (OJCCD-015-2)

「ジャズ/ビリー・テイラー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/キャンディド」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : September 7, 1954

Personnel :
Billy Taylor (p)
Candido Camero (congas, bongo)
Earl May (b)
Percy Brice (ds)

Song name :
01. Mambo Inn
02. Bit of Bedlam
03. Declivity
04. Love For Sale
05. A Live One
06. Different Bells

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ビリー・テイラー(Billy Taylor 出生名:William Edward Taylor, Jr. 1921年7月24日~2010年12月28日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州グリーンビル生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、ブロードキャスター、ジャズ教育者。
キャンディド・キャメロ(Candido Camero 1921年4月22日~2020年11月7日)はキューバ生まれのパーカショニスト。
LPは1954年9月7日の録音、発売元がプレスティッジ(Prestige)P-7051番、6曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーはピアノがビリー・テイラー、コンガ、ボンゴ、ドラムがキャンディド、ベースがアール・メイ、ドラムがパーシー・ブライス。
演奏はビリー・テイラーの正確で丹精なにピアノにキャンディドが溶け合う。
ラテンっぽくしないのがミソ。
あくまでモダン・ジャズの基本をくずさない。
(青木高見)





Billy Taylor / Evergreens + At The London House Billy Taylor / Evergreens Billy Taylor / At The London House Billy Taylor / Evergreens + At The London House (LHJ10375)

Song number, Album name, Recorded :
#01-10 [Evergreens] Rec:January 1-2, 1956
#11-17 [At The London House] Rec:January 22, 1956

Personnel :
[Billy Taylor / Evergreens]
Billy Taylor (p)
Earl May (b)
Percy Brice (ds)
[Billy Taylor / At The London House]
Billy Taylor (p)
Earl May (b)
Percy Brice (ds)

Song name :
[Billy Taylor / Evergreens]
01. Cheek to Cheek
02. It's Too Late Now
03. I Only Have Eyes for You
04. Then I'll Be Tired of You
05. All The Things You Are
06. But Not for Me
07. You Don't Know What Love Is
08. Satin doll
09. More Than You Know
10. Between the Devil and the Deep Blue Sea

[Billy Taylor / At The London House]
11. London House
12. It Might as Well Be Spring
13. Gone With the Wind
14. Our Love Is Here To Stay
15. Midnight Piano
16. I Cover the Waterfront
17. Stella By Starlight

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ビリー・テイラー(Billy Taylor 出生名:William Edward Taylor, Jr. 1921年7月24日~2010年12月28日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州グリーンビル生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、ブロードキャスター、ジャズ教育者。
CDは [Billy Taylor / Evergreens] [Billy Taylor / At The London House] が1枚にカップリング。

[Billy Taylor / Evergreens]
LPは1956年1月1日・2日の録音、ABCパラマウント(ABC-Paramount)ABC-112番、10曲入り。
CDは発売元がローン・ヒル・ジャズ(Lone Hill Jazz)、輸入盤、ホイットニー・バリエット(Whitney Balliett)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、全17曲入り(1~10曲目が該当)。
メンバーはピアノがビリー・テイラー、ベースがアール・メイ、ドラムがパーシー・ブライス。
日本でのビリー・テイラーは今一つ人気がない。
但しアメリカではテレビでジャズ講座の講師、企画、演出、毎回素晴らしいゲストを迎え連弾をしたり、屋外の移動コンサートを行ったり、ジャズの発展に大きく貢献し有名。
批評家レナード・フェザー氏は「ビリー・テーラー博士はジャズの世界の一番のスポークスマンであった」と賞賛した。
ジャズを演奏すだけに終わらせなかった経歴がユニークといえる。

[Billy Taylor / At The London House]
LPは1956年1月22日か28日の録音、ABCパラマウント(ABC-Paramount)ABC-134番、7曲入り、シカゴのロンドン・ハウスでのライブ。
CDは発売元がローン・ヒル・ジャズ(Lone Hill Jazz)、輸入盤、ダン・ソーキン(Dan Sorkin)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、全17曲入り(11~17曲目が該当)。
メンバーはピアノがビリー・テイラー、ベースがアール・メイ、ドラムがパーシー・ブライス。
一般的に、このアルバムがビリー・テイラーの代表作とされる。
演奏は黒さが削(そ)ぎ落とされたピアノ。
白人の端正さとでもいうべきかヨーロッパの香りもする。
とは言え出発点はベン・ウェブスター、チャーリー・パーカー、J. J.ジョンソン、スタン・ゲッツ、ディジー・ガレスピー、マイルスらと共演歴があるハード・バップ・ピアニスト。
日本の評論に「ビリー・テイラーは多くのジャズ・ピアニスト達を研究し過ぎて自分の個性を失ってしまった」とあった。
たしかに、そう言われれば後半は個性が希薄な感じになったのは、そのせいかもしれない。
(青木高見)





Billy Taylor / My Fair Lady Loves Jazz (GRD-141) Billy Taylor / My Fair Lady Loves Jazz (GRD-141)

Song number, Recorded :
#02 Rec:January 8, 1957
#03, #06, #08 Rec:January 22, 1957
#01, #04-05, #07 Rec:February 5, 1957

Personnel :
Billy Taylor (p)
Quincy Jones (arr, cond)
Al Casamenti (g)
Ernie Royal (tp)
Don Elliott (tp, mellophone, vibes, bongos)
Anthony Ortega (as, ts)
Charlie Fowlkes (bs) #02-03, #06, #08
Gerry Mulligan (bs) #01, #04, #05, #07
Jimmy Cleveland (tb)
Jim Buffington (frh)
Don Butterfield (tuba) #02
Jay McAllister (tuba) #01, #03-08
Earl May (b)
Ed Thigpen (ds)

Song name :
01. Show Me
02. I've Grown Accustomed to Her Face
03. With a Little Bit of Luck
04. The Rain in Spain
05. Get Me to the Church on Time
06. Wouldn't It Be Loverly?
07. I Could Have Danced All Night
08. On the Street Where You Live

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ビリー・テイラー(Billy Taylor 出生名:William Edward Taylor, Jr. 1921年7月24日~2010年12月28日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州グリーンビル生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、ブロードキャスター、ジャズ教育者。
LPは1957年1月・2月の録音、発売元がABCパラマウント(ABC-Paramount)ABC-177番、8曲入り、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」をテーマにした作品。
CDは発売元がインパルス(Impulse!)、輸入盤、ジョージ・ホーファー(Geotge Hoefer)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、8曲入り。
メンバーはピアノがビリー・テイラー、編曲と指揮をクインシー・ジョーンズ、ギターがアル・カサメンティ(カザメンティ)、トランペットがアーニー・ロイヤル、ドン・エリオット、アルトサックスとテナーサックスがアンソニー・オルテガ、バリトンサックスがチャーリー・フォークス、ジェリー・マリガン、トロンボーンがジミー・クリーブランド、フレンチホーンがジム・バフィングトン、チェーバがドン・バターフィールド、ベースがアール・メイ、ドラムがエド・シグペンほか。
「マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)」は1956年~1962年にブロードウェイでヒットしたミュージカル。
映画ではオードリー・ヘプバーンが演じて更に有名になった。
演奏は楽譜に強いミュージシャンが集まり、編曲と指揮のクインシー・ジョーンズの手腕が光る。
上質なアンサンブルとビリー・テイラーの品の良いピアノという構成になっている。
アルバム・ジャケットはマイ・フェア・レディの中に出てくる花売り娘「イライザ」をイメージしていているのがユーモラス。
以下演目の邦題を明記した。
01. ショウ・ミー
02. 彼女の顔に慣れてきた
03. ちょっぴり幸せ
04. スペインの雨
05. 教会に間に合うように連れていって
06. 素敵じゃないこと
07. 踊り明かそう
08. 君住む街で
(青木高見)





Billy Taylor / One For Fun (WPCR-27120) Billy Taylor / One For Fun (WPCR-27120)

Recorded : June 24, 1959

Personnel :
Billy Taylor (p)
Earl May (b)
Kenny Dennis (ds)

Song name :
01. Summertime
02. One for Fun
03. That's for Sure
04. A Little Southside Soul
05. Blue Moon
06. Makin' Whoopee
07. Poinciana
08. At Long Last Love
09. When Lights Are Low

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ビリー・テイラー(Billy Taylor 出生名:William Edward Taylor, Jr. 1921年7月24日~2010年12月28日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州グリーンビル生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、ブロードキャスター、ジャズ教育者。
LPは1959年6月24日の録音、発売元がアトランティック(Atlantic)1329番、9曲入り。
CDは発売元がアトランティック(Atlantic)、輸入盤、ビリー・テイラー(Billy Taylor)氏自身による英語オリジナル・ライナーノーツ、杉田宏樹氏による日本語解説、9曲入り。
メンバーはピアノがビリー・テイラー、ベースがアール・メイ、ドラムがケニー・デニス。
「サマータイム」「ポインシアーナ」のスタンダードほか、洗練されたタッチ、ブルージーなフレーズでビリー・テイラーらしさを端的に表しているような1枚。
ほとんど表舞台に上がってこない作品だがビリー・テイラーの隠れた名盤。
(青木高見)





Jim Hall - Billy Taylor - Paul Bryant / Billy Taylor Impromptu + Paul Bryant Burnin' (EJC55635)
Jim Hall - Billy Taylor - Paul Bryant / Billy Taylor Impromptu + Paul Bryant Burnin' (EJC55635) Billy Taylor / Tmpromptu Paul Bryant / Burnin'
「ジャズ/ジム・ホール」のアルバムとしています。  →
「ジャズ/ビリー・テイラー」でも同じ内容を掲載しています。  →
「ジャズ/ポール・ブライアント」でも同じ内容を掲載しています。  →

Song number, Album name, Recorded :
[Billy Taylor / Impromptu]
#03, #05, #07 Rec:May 8, 1962
#02, #04 Rec:May 9, 1962
#01, #06, #08 Rec:May 10, 1962

[Paul Bryant / Burnin']
#09-15 Rec:August, 1960

Album name, Personnel :
[Billy Taylor / Impromptu]
Billy Taylor (p)
Jim Hall (g)
Bob Cranshaw (b)
Walter Perkins (ds)

[Paul Bryant / Burnin']
Paul Bryant (org)
Jim Hall (g)
Jimmy Bond (b)
Jimmy Miller (ds)

Song name :
[Billy Taylor / Impromptu]
01. Capricious
02. Impromptu
03. Don't Go Down South
04. Muffle Guffle
05. Free and Oozy
06. Paraphrase
07. Empty Ballroom
08. At La Carousel

[Paul Bryant / Burnin']
09. Still Searchin
10. Love Nest
11. Blues at the Summit
12. They Can't Take That Away from Me
13. Churchin
14. The Masquerade Is Over
15. Burnin'

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジム・ホール(Jim Hall 出生名:James Stanley Hall 1930年12月4日~2013年12月10日)はアメリカ合衆国ニューヨーク州バッファロー生まれのジャズ・ギタリスト。
ビリー・テイラー(Billy Taylor 出生名:William Edward Taylor, Jr. 1921年7月24日~2010年12月28日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州グリーンビル生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、ブロードキャスター、ジャズ教育者。
ポール・ブライアント(Paul Bryant 出生名:Paul Carlton Bryant 1933年9月22日~)はアメリカ合衆国ニュージャージー生まれのジャズ・オルガニスト、映画俳優。
アルバムはアルバム「Billy Taylor / Impromptu」「Paul Bryant / Burnin'」のカップリング盤。
CDは2014年のリリース、発売元がエッセンシャル・ジャズ・クラシックス(Essential Jazz Classics)、輸入盤、アラン・スミス(Alan Smith)氏、ビリー・テイラー(Billy Taylor)氏、ジョニー・マグナス(Johnny Magnus)英語オリジナル・ライナーノーツ、全15曲入り。
 LP「Billy Taylor / Impromptu」は1962年5月8日~10日の録音、発売元がマーキュリー(Mercury)MG 20722番、8曲入り。
メンバーはピアノがビリー・テイラー、ギターがジム・ホール、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがウォルター・パーキンス。
演奏は共演をしないピアノのビリー・テイラー、知性、知識、品格、華麗で優雅さを持つピアノとジム・ホールの共演が貴重。
1曲目「Capricious」、6曲目「Paraphrase」はビリー・テイラーの十八番(おはこ)。
 LP「Paul Bryant / Burnin'」]は1960年8月の録音、発売元がパシフィック・ジャズ(Pacific Jazz)PJ-12番、7曲入り。
メンバーはオルガンがポール・ブライアント、ギターがジム・ホール、ベースがジミー・ボンド、ドラムがジミー・ミラー。
演奏はリーダー作が少ないポール・ブライアントがギターのジム・ホールとの共演が聴きどころ。
ポール・ブライアントのオルガンは端正でブルージー、粘っこくなくサラサラした音。
話は飛ぶがドラムがジミー・ミラーはドラマー以外の顔を持つ。
1960年代中期から1990年代初頭までに多くのロックのアルバムをプロディユースした。
有名なところではブラインド・フェイス、トラフィックをはじめ、ローリング・ストーンズの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」「ベガーズ・バンケット(1968)」「レット・イット・ブリード(1969)」「スティッキー・フィンガーズ(1971)」「山羊の頭のスープ(1973」、スペンサー・デイヴィス・グループのヒット曲「愛しておくれ」など、凄いロック・アルバムが並ぶ。
(青木高見)





Billy Taylor / It's A Matter Of Pride (GRD-9753) Billy Taylor / It's A Matter Of Pride (GRD-9753)

Recorded : November 1993

Personnel :
Billy Taylor (p)
Grady Tate (vo)
Stanley Turrentine (ts)
Christian McBride (b)
Marvin ''Smitty'' Smith (ds)
Ray(Raymond) Mantilla (conga)

Song name :
01. At La Carousel
02. Picture This
03. It's A Matter Of Pride
04. His Name Was Martin
05. Titoro
06. Back Home
07. Lookin' Up
08. Paraphrase
09. I'm A Lover
10. If You Really Are Concerned

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ビリー・テイラー(Billy Taylor 出生名:William Edward Taylor, Jr. 1921年7月24日~2010年12月28日)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州グリーンビル生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、ブロードキャスター、ジャズ教育者。
CDは1993年11月の録音、発売元がGRP(GRP)、輸入盤、ビリー・テイラー(Billy Taylor)氏自身による英語オリジナル・ライナーノーツ、10曲入り。
メンバーはピアノがビリー・テイラー、ヴォーカルがグラディ・テイト、テナーサックスがスタンリー・タレンタイン、ベースがクリスチャン・マクブライド、ドラムがマーヴィン・スミッティ・スミス、コンガがレイ(レイモンド)・マンティラ。
ビリー・テイラーのディスコグラフィーでは後期の作品、時代は完全にCD主流期。
演奏は、まだまだ元気なビリー・テイラーのピアノ、豪華共演者を迎え嬉しさが音から伝わってくる。
ちなみにヴォーカルのグラディ・テイト(Grady Tate 1932年1月14日~)はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ダーラム出身のジャズ・ドラマー、歌手。
本来ドラマーなのだが余興で歌った唄がメッチャ上手いので歌も本職になってしまった。
(青木高見)




▲ページの上に戻る▲