Tony Scott (cl, bs) トニー・スコット
略歴
トニー・スコット (Tony Scott 本名:Anthony Joseph Sciacca 1921年6月17日~2007年3月28日) はアメリカ合衆国ニュージャージー州モリスタウン生まれのジャズ・クラリネット、バリトン・サックス奏者。
元はビ・バップのジャンルだった。
後半は民族音楽、アジア文化、ヨガ・禅瞑想への関心から少しずつ音楽にその影響が出はじめる。
そのため今ではジャンルがワールド・ミュージックにもなっている。
(青木高見)
【INDEX (リーダー・アルバム)】
【以下コンテンツ】
Tony Scott / The Touch Of Tony Scott
アルバムはトニー・スコットのリーダーアルバム扱いとしています。
双頭の 「Bill Evans」 でも同じ内容を掲載しています。
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Recorded : July 1956
Unit, Song, Personnel :
【Tony Scott And His Orchestra】
01. Rock Me But Don't Roll Me
04. The Moon Walks
07. You, You're Driving Me Crazy
10. Poinciana
12. Yesterdays
Tony Scott (cl)
Bill Evans (p)
Danny Bank [Bars] (vib)
Mundell Lowe (g)
Idrees Sulieman (tp)
Jimmy Maxwell (tp)
Jimmy Nottingham (tp)
Gigi Gryce (as)
Sam Marowitz (as)
Seldon Powell (ts)
Zoot Sims (ts)
Jimmy Cleveland (tb)
Rex Peer (tb)
Urbie Green (tb)
Bart Walsaliona (bt)
Milt Hinton (b)
Osie Johnson (ds)
【The Tony Scott Quartet】
02. Deep Purple
06. Aeolian Drinking Song
08. Round About Midnight ('Round Midnight)
11. Vanilla Frosting On A Beef Pie
Tony Scott (cl)
Bill Evans (p)
Les Grinage (b)
Lenny McBrowne (ds)
【Tony Scott Tentet】
03. The Jitterbug Waltz
05. My Old Flame
09. Walkin' On Air
Tony Scott (cl)
Bill Evans (p)
Barry Galbraith (g)
Joe Wilder (tp)
Johnny Carisi (tp)
Jimmy Cleveland (tb)
Urbie Green (tb)
Milt Hinton (b)
Osie Johnson (ds)
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メインコメント : トニー・スコット (Tony Scott 本名:Anthony Joseph Sciacca 1921年6月17日~2007年3月28日) はアメリカ合衆国ニュージャージー州モリスタウン生まれのジャズ・クラリネット、アルトサックス、バリトン・サックス奏者。
ビル・エヴァンス (Bill Evans 1929年8月16日~1980年9月15日) はアメリカ合衆国ニュージャージー州プレインフィールド生まれのジャズ・ピアニスト。
アルバムはトニー・スコット、1956年7月の録音。
CDはRCAビクターの音源、発売元がソニー・ミュージック・レーベル、村井康司氏による日本語解説、12曲入り。
メンバーはトニー・スコットのテンテット、ワンホーン・カルテット。
ピアノがビル・エヴァンス、ギターがマンデル・ロー、バリー・ギャルブレイス、トランペットがイドリス・シュリーマン、アルトサックスがジジ・グライス、テナーサックスがセルダン・パウエル、ズート・シムス、トロンボーンがジミー・クリーブランド、アービー・グリーン、ベースがミルト・ヒントン、ドラムがオシー・ジョンソンほか。
演奏は、この頃からドンドン変化していくトニー・スコット、普通のモダン・ジャズとは違う。
聴けないという事ではなく変わっている。
良い悪いではない、こういうジャズもあるというのが正直な感想。
それにしても豪華な共演者、このミュージシャンを自由に使えたのだからトニー・スコットは満足したと思う。
ビル・エヴァンスが参加しているという事でコレクション。
共演者で入った時のビル・エヴァンスは個性をまったく出さない、ただのスタジオ・ミュージシャン。
ホント、一徹というか頑固というか。
確かに、いったん他人のバンドに入ったからには当たり前なのだが。
1956年のビル・エヴァンスは駆け出しで、最初のアルバム 「Bill Evans / New Jazz Conceptions」 を同年の9月に録音する。
そう思って聴けば初々しいというか、何でも吸収しようとしていた真面目なビル・エヴァンスが見えてくる。
(青木高見)