青木高見のジャズコレクション Steve Kuhn (p) スティ-ブ・キューン


寸評
スティーブ・キューン (Steve Kuhn 1938年3月24日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン区生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
普通、白人ピアノトリオの多くは、何度か聴いていると多少の飽きを感じてくるが、この人にはそれがない。
たぶんビル・エヴァンスと同じような、鍵盤への 「気」 があるのかもしれない。
私などがピアノ技巧を、どうのこう言えないのだが、素晴らしい技巧だと思う。
以下、2016年1月現在のディスコグラフィーを明記した。

【 As leader only 】
1963 The Country and Western Sound of Jazz Pianos with Toshiko Akiyoshi (Dauntless)
●1966 Three Waves (Contact/Flying Dutchman)
1966 The October Suite with Gary McFarland (Impulse!)
1968 Watch What Happens! (MPS) also released as Steve Kuhn in Europe (Prestige)
1969 Childhood Is Forever (Charly/BYG Actuel)
1971 Steve Kuhn (Buddah)
1972 Steve Kuhn Live in New York (Cobblestone) also released as Raindrops (Muse)
1974 Ecstasy (ECM)
1974 Trance (ECM)
1977 Motility (ECM)
1978 NonFiction (ECM)
1979 Playground (ECM) with Sheila Jordan
1981 Last Year's Waltz  (ECM)
1984 Mostly Ballads (New World) with Harvie Swartz
1986 The Vanguard Time (Owl Time Line)
●1986 Life's Magic (Black Hawk)
1988 Porgy (Jazz City)
1988 Porgy (Evidence) with Eddie Gómez, Buster Williams, Al Foster
1990 Oceans in the Sky (Owl)
●1990 Looking Back (Concord)
1990 Live at Maybeck Recital Hall, Volume Thirteen (Concord)
1992 Years Later (Concord) with David Finck, Lewis Nash
1995 Remembering Tomorrow (ECM) with David Finck, Joey Baron
1995 Seasons of Romance (Postcards) with Tom Harrell, Bob Mintzer, George Mraz, Al Foster
1998 Dedication (Reservoir) with David Finck, Billy Drummond
●1998 Love Walked In (Venus) with Buster Williams and Bill Stewart
1999 Countdown (Reservoir)
2000 The Best Things (Reservoir)
●2000 Quiereme Mucho (Venus)
●2001 Temptation (Venus)
2004 Promises Kept (ECM) with Carlos Franzetti
●2005 Steve Kuhn / Pavane For A Dead Princess (Venus)
2007 Live at Birdland (Blue Note) with Ron Carter and Al Foster
2009 Mostly Coltrane (ECM) with David Finck, Joey Baron, and guest Joe Lovano
2012 Wisteria (ECM) with Steve Swallow and Joey Baron
2013 The Vanguard Date (Owl) with Ron Carter and Al Foster
2016 At This Time (Sunnyside) with Steve Swallow and Joey Baron
(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】


【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Steve Kuhn / Three Waves Steve Kuhn / Three Waves

Recorded : 1966

Personnel :
Steve Kuhn (p)
Steve Swallow (b)
Pete La Roca (ds)

Song name :
01. Ida Lupino
02. Ah Moore
03. Today I Am A Man
04. Memory
05. Why Did I Choose You?
06. Three Waves
07. Never Let Me Go
08. Bits And Pieces
09. Kodpiece

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : スティーブ・キューン (Steve Kuhn 1938年3月24日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン区生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはスティーブ・キューン、1966年の録音、ディスコグラフィーでは前期の演奏になる。
共演者は、ベースがスティーブ・スワロー、ドラムがピーター・ラ・ロッカ。
ライーナーには、スティーブ・キューンは12歳の時にマーガレット・チャロフ女史 (バリトン・サックスのあのサージ・チャロフのお母さん) にピアノを習ったとある。
当時サージ・チャロフは、ウディ・ハーマン楽団に在籍しており、スティーブ・キューンの才能を早くから見抜き自分のバンドに引き入れた。
その後、ジョン・コルトレーン・カルテットの初代ピアニストになる。
今でこそ、日本のヴィーナス・レーベルなどで日本で有名になったが、この時期のスティーブ・キューンの演奏は無垢(むく)で少々無骨な味わいが、たまらない。
何度聴いてもシブくてコクのある。
ベースのスティーブ・スワローとドラムのピーター・ラ・ロッカの相性がよく、ここも聴きどころといえる。
(青木高見)





Steve Kuhn / Life's Magic Steve Kuhn / Life's Magic

Recorded : March 28-29, 1986

Personnel :
Steve Kuhn (p)
Ron Carter (b)
Al Foster (ds)

Song name :
01. Little Old Lady
02. Two By Two
03. Jitterbug Waltz
04. Ulla
  Trance
05. Yesterday's Gardenias
06. Mr. Calypso Kuhn
07. Never Let Me Go
08. Softly, As In A Morning Sunrise

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : スティーブ・キューン (Steve Kuhn 1938年3月24日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン区生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはスティーブ・キューン、1986年3月28日・29日の録音、ニューヨーク・ヴィレッジ・ヴァンガードのライヴ。
共演者は、ベースがロン・カーター、ドラムがアル・フォスター。
気になる事がある。
ジャズ・リスナーの一部に、白人ジャズ・ピアニストと言えばビル・エヴァンスを出してきて、すぐ比較する。
「エバンス」 より劣ると 「下手(ヘタ)」。 同等であれば 「上手い(ウマい」 と実に短絡的な事をネット上に載せる。
そういう事は、もういい加減にしてほしい、何より悲しくなってくる。
なぜそのような事を言うかというと、このスティーブ・キューンも、さんざんビル・エヴァンスと比較され続けてきたからだ。
最近、ようやく正当な評価を受け始め安心している。
さて、演奏だが、極上のトリオで枯淡の境地。
何よりスティーブ・キューンの独特な世界を感じる事ができる。
ジャケットデザインがこれまたカッコいい。
やはり名盤には、たしかなその所以(ゆえん)がある。
(青木高見)





Steve Kuhn / Looking Back Steve Kuhn / Looking Back

Recorded : October 1990

Personnel :
Steve Kuhn (p)
David Finck (b)
Lewis Nash (ds)

Song name :
01. Looking Back
02. The Duke
03. How Insensitive
04. Stella by Starlight
05. Alone Together
06. Gee Baby, Ain't I Good to You
07. Baubles, Bangles and Beads
08. Zingaro
09. Will You Still Be Mine?
10. Emanuel

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : スティーブ・キューン(Steve Kuhn 1938年3月24日~)はアメリカ合衆国ニューヨーク市生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはスティーブ・キューン、1990年10月の録音。
共演者は、ベースがデヴィッド・フィンク、ドラマーがルイス・ナッシュ。
どちらかというとECM時代は一徹な孤高の演奏の様に感じる。
それがこの頃からスタンダード中心に明るく親しみやすい奏法に変化がしていく。
注意したいのは、決して 「ウケ」 を狙ったものではない事。
何より 「自分はスティーブ・キューンなんだ」 という存在感が肝。
心を柔らかくしてくれる癒しの裏に隠された芯の強さを見逃さないぞ、バレバレだが。
(青木高見)





Steve Kuhn / Love Walked In Steve Kuhn / Love Walked In

Recorded : September 11-12, 1998

Personnel :
Steve Kuhn (p)
Buster Williams (b)
Bill Stewart (ds)

Song name :
01. No Problem
02. Land Of The Living Dead
03. Sunny
04. Love Walked In
05. Saharan
06. Prelude To A Kiss
07. All Alone
08. Autumn Leaves
09. Lines
10. You've Changed

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : スティーブ・キューン (Steve Kuhn 1938年3月24日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン区生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはスティーブ・キューン、1998年9月11日・12日の録音、タイトル「Love Walked In 邦題 : 忍びよる恋」、日本のヴィーナス・レコード・レーベルからのリリース。
共演者は、ベースがバスター・ウイリアムス、ドラムがビル・スチュアート。
購入動機の一つに、日本のヴィーナス・レコードのCD、24bitハイパー・マグナム・サウンドを聴いてみたかった。
それも、ピアノトリオ、中でも最近ますます叙情性をまして、明るくなってきたスティーブ・キューンを。
オーーディオのスタートボタンを押す、最初の一音はスネアで始まるデューク・ジョーダンの代表作 「No Problem 邦題 : 危険な関係のブルース」 。
オリジナルより、かなり早いテンポで軽快に飛ばしていくスティーブ・キューン。
吹っ切れたと言うか、アバンギャルドのスティーブ・キューンは変化していたのだ。
ドラム、ベースの音の粒立ちの良さと確かな音像定位に満足。
話は飛ぶが、ピアノのカーメン・キャバレロの 「Carmen Cavallaro / Remembers Eddy Duchin」 の冒頭の曲が「 Love Walked In 」 で邦題は 「愛はそぞろに」 だった。 (青木高見)

※ このコメントは 「アマゾン」 に掲載しました。 (コメントの無断引用・無断転載を禁じます)
コメント : アルバムはスティーブ・キューン、1998年9月11日・12日の録音、タイトル「Love Walked In 邦題 : 忍びよる恋」、日本のヴィーナス・レコード・レーベルからのリリース。共演者はベースがバスター・ウイリアムス、ドラムがビル・スチュアート。購入動機の一つに、日本のヴィーナス・レコードのCD、24bitハイパー・マグナム・サウンドを聴いてみたかった。それも、ピアノトリオ、中でも最近ますます叙情性をまして、明るくなってきたスティーブ・キューンを。オーーディオのスタートボタンを押す、最初の一音はスネアで始まるデューク・ジョーダンの代表作 「No Problem 邦題 : 危険な関係のブルース」 。オリジナルより、かなり早いテンポで軽快に飛ばしていくスティーブ・キューン。吹っ切れたと言うか、アバンギャルドのスティーブ・キューンは変化していたのだ。ドラム、ベースの音の粒立ちの良さと確かな音像定位に満足。話は飛ぶが、ピアノのカーメン・キャバレロの 「Carmen Cavallaro / Remembers Eddy Duchin」 の冒頭の曲が「 Love Walked In 」 で邦題は 「愛はそぞろに」 だった。
(青木高見)





Steve Kuhn / Quiereme Mucho Steve Kuhn / Quiereme Mucho

Recorded : February 20, 2000

Personnel :
Steve Kuhn (p)
David Finck (b)
Al Foster (ds)

Song name :
01. Andalucia
02. Besame Mucho
03. Siempre En Mi Corazon
04. Duerme
05. Quiereme Mucho
06. Tres Palabras

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : スティーブ・キューン (Steve Kuhn 1938年3月24日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン区生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはスティーブ・キューン、2000年2月20日の録音、日本のヴィーナス・レコードからのリリース。
共演者は、ベースがデヴィッド・フィンク、ドラムがアル・フォスター。
ベースのデヴィッド・フィンクは 「Steve Kuhn / Looking Back 録音 : 1990年10月の録音」 にも参加している。
アルバムタイトルだが 「Quiereme Mucho」 キエレメ ムーチョと読む。
演目にキューバとメキシコの曲を取り上げている、但し厳密には6曲中2曲がメキシコの曲。
演奏が、その国風に弾くピアノではなく、あくまで、そこはスティーブ・キューンのジャズ・ピアノになっているので満足。
ジャケット・デザインは日本のヴィーナス・レコードの 「おしりシリーズ」 で、個人的に、あまり好きになれない。
演目の3曲は邦題が付いているので明記した。
01. Andalucia そよ風と私
02. Besame Mucho
03. Siempre En Mi Corazon いつも私の心に
04. Duerme
05. Quiereme Mucho
06. Tres Palabras 君なしでは
ライナーに 「ピアニストとして、あるいは音楽家として、地道に精進する中で達成してきた内面的充実が生む音の豊かな色艶のことである。」 に納得。
(青木高見)





Steve Kuhn / Temptation Steve Kuhn / Temptation

Recorded : June 13-14, 2001

Personnel :
Steve Kuhn (p)
Buster Williams (b)
Billy Drummond (ds)

Song name :
01. Temptation
02. Dark Eyes
03. You Better Go Now
04. The Summer Knows
05. Love Is Here To Stay
06. Django
07. A Likely Story
08. I Can't Get Started

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : スティーブ・キューン (Steve Kuhn 1938年3月24日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン区生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはスティーブ・キューン、2001年6月13日・14日の録音、日本のヴィーナス・レコードからのリリース。
共演者は、ベースがバスター・ウィリアムス、ドラムがビリー・ドラモンド。
ピアノ・トリオの楽しみの一つの三位一体。
3人しかいない、それぞれの個性がぶつかりあい、一つの音となる瞬間の醍醐味。
ここにはそれがある、強靭なバスター・ウィリアムスとビリー・ドラモンドがスティーブ・キューンに火を付けた。
演目も素晴らしい。
ミシェル・ルグランの美しくも切ない 「思い出の夏 (The Summer Knows)」。
ピアニスト、ジョン・ルイスがギタリストのジャンゴ・ラインハルトにささげた 「ジャンゴ (Django)」。
ロシア民謡の 「黒い瞳 (Dark Eyes)」。
トリはスタンダードの 「言い出しかねて (I Can't Get Started)」。
(青木高見)





Steve Kuhn / Pavane For A Dead Princess Steve Kuhn / Pavane For A Dead Princess

Recorded : August 18 and 19, 2005

Personnel :
Steve Kuhn (p)
David Finck (b)
Billy Drummond (ds)

Song name :
01. I'm Always Chasing Rainbows ~Fantasy Impromptu
02. Pavane For A Dead Princess
03. Moon Love ~Symphony #5 2nd Movement
04. One Red Rose Forever ~Ich Liebe Dich
05. Swan Lake
06. Nocturne In E ♭ Major Op9, No2
07. Reverie
08. Prelude In E Minor Op28, No4
09. Full Moon And Empty Arms ~Piano Concerto #2 3rd Movement
10. Pavane
11. Lullaby

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : スティーブ・キューン (Steve Kuhn 1938年3月24日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン区生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家。
アルバムはスティーブ・キューン、2005年8月18日・19日の録音、日本のヴィーナス・レコード・レーベルからのリリース邦題 「亡き王女のためのパヴァーヌ」。
共演者は、ベースがデヴィッド・フィンク、ドラムがビリー・ドラモンド。
演奏は、スティーブ・キューン・ピアノトリオ。
帯のコメントそのまま掲載。
【クラシック音楽が持つ独特の美しいメロディがスティーブ・キューンにより、エモーショナルに、ロマンティックに、セクシーに磨かれ、ジャズの醍醐味であるスイング感で酔わせてくれる傑作アルバム!】
個人的には密かな愛聴盤。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. I'm Always Chasing Rainbows ~Fantasy Impromptu《 F. Chopin 》
02. Pavane For A Dead Princess《 M. Ravel 》
03. Moon Love ~Symphony #5 2nd Movement《 P. Tchaikovsky 》
04. One Red Rose Forever ~Ich Liebe Dich《 E. Grieg 》
05. Swan Lake《 P. Tchaikovsky 》
06. Nocturne In E ♭ Major Op9, No2《 F. Chopin 》
07. Reverie《 C. Debussy 》
08. Prelude In E Minor Op28, No4
09. Full Moon And Empty Arms ~Piano Concerto #2 3rd Movement《 S. Rachmaninov 》
10. Pavane《 G. Faure》
11. Lullaby《 J. Brahms 》
(青木高見)




▲ページの上に戻る▲