Helen Merrill (vo) ヘレン・メリル
略歴
ヘレン・メリル (Helen Merrill 1930年7月21日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州出身の女性ジャズ歌手。
1960年、初来日。
1966年、一時期、日本に居をかまえた程の親日家。
日本で熱狂的なファンがいる。
(青木高見)
【INDEX (リーダーアルバム)】
【INDEX (共演アルバム)】
【以下コンテンツ】
Helen Merrill / Dream of You (314 51 4074-2)
Song number, Recorded :
#13-18 Rec:February 1954
#04-05, #10, #12 Rec:June 26, 1956
#03, #06, #08, #11 Rec:June 27, 1956
#01-02, #07, #09 Rec:June 29, 1956
Song number, Personnel :
#04-05, #10, #12
Helen Merrill (vo)
Gil Evans (arr, cond)
Hank Jones (p)
Barry Galbraith (g)
Oscar Pettiford (b)
Joe Morello (ds)
#03, #06, #08, #11
Helen Merrill (vo)
Gil Evans (arr, cond)
Hank Jones (p)
Barry Galbraith (g)
Art Farmer (tp) probably
Joe Bernnett (tb)
John La Porta (cl, as)
Jerome Richardson (fl, ts)
Danny Bank (b)
Oscar Pettiford (b)
Joe Morello (ds)
#01-02, #07, #09
Helen Merrill (vo)
Gil Evans (arr, cond)
Hank Jones (p)
Barry Galbraith (g)
Art Farmer (tp)
Louis Mucci (tp)
Jimmy Cleveland (tb)
John La Porta (cl, as)
Oscar Pettiford (b)
Joe Morello (ds)
#13-#18 Rec:February 1954
Helen Merrill (vo)
Johnny Richards (arr, cond)
Janet Putnam (harp)
others unknown
and probably
Danny Bank (bs)
Song name :
01. People Will Say We're In Love
02. By Myself
03. Any Place I Hang My Hat Is Home
04. I've Never Seen
05. He Was Too Good To Me
06. A New Town Is A Blue Town
07. You're Lucky To Me
08. Where Flamingos Fly
09. Dream Of You
10. I'm Fool To Want You
11. I'm Just A Lucky So And So
12. Troubled Waters
13. Alone Together (master take)
14. Alone Together (alternate take)
15. Glad to Be Unhappy
16. This is My Night to Cry
17. How's the world Treating You? (alternate take)
18. How's the world Treating You? (master take)
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヘレン・メリル (Helen Merrill 1930年7月21日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州出身の女性ジャズ歌手。
アルバムはヘレン・メリル、1954年2月・1956年7月の録音
LPはエマーシー(Emarcy)MG-36078番、12曲入り。
以下、LPの演目。
A1. People Will Say We're In Love
A2. By Myself
A3. Any Place I Hang My Hat Is Home
A4. I've Never Seen
A5. He Was Too Good To Me
A6. A New Town Is A Blue Town
B1. You're Lucky To Me
B2. Where Flamingos Fly
B3. Dream Of You
B4. I'm A Fool To Want You
B5. I'm Just A Lucky So And So
B6. Troubled Waters
CDはエマーシー・レーベルからのリリース、輸入盤、ヘレン・メリル(Helen Merrill)自身による英語ライナーノーツ、氏による日本語解説、13~18曲目の6曲が追加され、全18曲入り。
メンバーは、ヴォーカルがヘレン・メリル、編曲と指揮がギル・エヴァンスとジョニー・リチャード、ピアノがハンク・ジョーンズ、ギターがバリー・ギャルブレイス、ベースがオスカー・ペティフォード、ドラムがジョー・モレロほか。
1曲目から12曲目までが 「Dream of You」(EmArcy MG36078) から。
13~18曲目までが、指揮・編曲のジョニー・リチャードのボーナストラック。
このアルバムは様々なバージョンがリリースされてきた。
例えば、22曲入りの 「Dream of You」(EmArcy)。
「Merrill at Midnight」(EmArcy MG36017) のハル・ムーニーのオーケストラのカップリング盤。
新しいところでは 「Dream of You 」 と 「Helen Merrill」 のカップリング盤など。
レコード会社は同じミュージシャンで違ったアルバムをカップリングして何とか売りたい気持ちはわかるがリスナーとしては興ざめ。
(青木高見)
Helen Merrill / Helen Merrill (814 643-2)
Recorded :
December 22, 1954
December 24, 1954
Personnel :
Helen Merrill (vo)
Quincy Jones (arr, cond)
Jimmy Jones (p)
Barry Galbraith (g)
Clifford Brown (tp)
Danny Bank (bs, bcl, fl)
Milto Hinton (b) #01, #02, #06, #07
Osie Johnson (ds) #01-02, #06-07
Oscer Pettiford (b, cell) #03-05
Bobby Donaldson (ds) #03-05
Song name :
01. Don't Explain
02. You'd Be So Nice To Come Home To
03. What's New?
04. Falling In Love With Love
05. Yesterdays
06. Born To Be Blue
07. 'S Wonderful
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヘレン・メリル (Helen Merrill 1930年7月21日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州出身の女性ジャズ歌手。
アルバムはヘレン・メリル、1954年12月22日・24日の録音。
LPはエマーシー(EmArcy)MG36006番、7曲入り。
CDはエマーシー(EmArcy)・レーベルからのリリース、輸入盤、岩浪洋三氏による英語解説、7曲入り。
ジャケットの演目は日本語だがプリントはUSAという日本様にリリースされた1枚。
メンバーは、ヴォーカルがヘレン・メリル、アレンジと指揮がクインシー・ジョーンズ、ピアノがジミー・ジョーンズ、ギターがバリー・ギャルブレイス、トランペットがクリフォード・ブラウン、バリトンサックスがダニー・バンク、ベースがミルト・ヒントンとオスカー・ペティフォード、ドラムがオシー・ジョンソンとボビー・ドナルドソン。
アルバムの価値を高めたのはトランペットのクリフォード・ブラウンの参加と、演目 「You'd Be So Nice To Come Home To (作曲コール・ポーター)」 のヘレン・メリルの絶品の歌唱。
邦題は 「帰って来てくれたら嬉しいわ」、この歌詞をジャズ評論家でもあった大橋巨泉氏が作ったという。
現在では 「貴方(あなた)が待つ家に帰っていけたら幸せ」 も多くなっている。
意味は 「帰っていきたい素敵なあなた」、ジャズの和訳は直訳よりもフィーリングが大事。
なので 「帰って来てくれたら嬉しいわ」 でいい。
(青木高見)
Helen Merrill / Helen Merrill With Strings (PHCE-4125)
Song number, Recorded :
#01, #10-11 Rec:October 21, 1955
#03-04, #06-07, #09 Rec:October 22, 1955
#02, #05, #08, #12 Rec:October 24, 1955
Personnel :
Helen Merrill (vo)
Richard Hayman (arr, cond)
Hank Jones (p)
Barry Galbraith (g)
Milt Hinton (b)
Sol Gubin (ds)
Song name :
01. Lilac Wine
02. Anything Goes
03. Mountain Goes
04. Beautiful Love
05. Comes Love
06. End of A Love Affair
07. When I Fall In Love
08. The Masquerade Is Over
09. Just You, Just Me
10. Spring Will Be A Little Late This Year
11. You Won't Forget Me
12. Wait Till You See Him
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヘレン・メリル (Helen Merrill 1930年7月21日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州出身の女性ジャズ歌手。
アルバムはヘレン・メリル、1955年10月の録音。
CDは発売元が日本フォノグラム株式会社、、英語歌詞、青木啓氏による日本語解説、12曲入り。
メンバーは、ヴォーカルがヘレン・メリル、編曲と指揮がリチャード・ヘイマン、ピアノがハンク・ジョーンズ、ギターがバリー・ガルブレイス、ベースがミルト・ヒントン、ドラムがソル・ガビン。
ヘレン・メリルのハスキーな歌声は、セクシーさ、ブルース・フィーリング、そして都会的なセンスなど、たぶんユーゴの血が影響しているのだろうか、とても魅了的。
生粋のアメリカ人にはない特性がある。
ここでは編曲と指揮のリチャード・ヘイマンが優しく寄り添う。
ハンク・ジョーンズほか共演者の冴えも聴きどころ。
(青木高見)
Helen Merrill / The Nearness Of You (PHCE-4112)
「ジャズ/ヘレン・メリル」 のリーダーアルバムとしています。
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「ジャズ/ビル・エヴァンス」 でも同じ内容を掲載しています。
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Song number, Recorded :
#01, #03-06, #08, #11 Rec:December 15-19, 1957
#02, #07, #09, #10, #12 Rec:February 21, 1958
Song number, Personnel :
[#02, #07, #09, #10, #12]
Helen Merrill (vo)
Bill Evans (p)
Bobby Jaspar (fl)
George Russell (g)
Oscar Pettiford (b)
Jo Jones (ds)
[#01, #03-06, #08, #11]
Helen Merrill (vo)
Dick Marks (p)
Mike Simpson (fl)
Fred Rundquist (g)
John Frigo (b)
Jerry Slosberg (ds)
Song name :
01. Bye Bye Blackbird
02. When the Sun Comes Out
03. I Remember You
04. Softly As In Morning Sunrise
05. Dearly Beloved
06. Summertime
07. All of You
08. I See Your Face Before Me
09. Let Me Love You
10. Nearness Of You (The)
11. This Time the Dream's on Me
12. Just Imagine
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヘレン・メリル (Helen Merrill 1930年7月21日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州出身の女性ジャズ歌手。
ビル・エヴァンス (Bill Evans 1929年8月16日~1980年9月15日) はアメリカ合衆国ニュージャージー州プレインフィールド生まれのジャズ・ピアニスト。
CDは1957年12月15日~19日、1958年2月21日の録音、エマーシー・レコード・レーベルの音源、発売元が日本フォノグラム株式会社、英語歌詞、山口弘滋氏による日本語解説、12曲入り。
メンバーは。
1957年の録音が、ヴォーカルがヘレン・メリル、ピアノがディック・マークス、フルートがマイク・シンプソン、ギターがフレッド・ランドクイスト、ベースがジョン・フリゴ、ドラムがジェリー・スロースパーグ。
1958年の録音が、ヴォーカルがヘレン・メリル、ピアノがビル・エヴァンス、フルートがボビー・ジャスパー、ギターがジョージ・ラッセル、ベースがオスカー・ペティフォード、ドラムがジョー・ジョーンズ。
演奏は、2つのバックによって微妙に変化するシャガレ声の魅力あるヘレン・メリルが楽しめる。
ちなみにビル・エヴァンスの歌伴は 「マーク・マーフィー」「モニカ・セッテルドン」「トニー・ベネット」 など意外に多い。
(青木高見)
Helen Merrill / Just Friends featuring Stan Getz (PHCE-3033)
「ヘレン・メリル」 のリーダーアルバムとしています。
→
「スタン・ゲッツ」 でも同じ内容を掲載しています。
→
Recorded :
June 11-12, 1989 : Paris
June 19, 1989 : New York
July 5, 1989 : New York
Personnel :
Helen Merrill (vo)
Stan Getz (ts)
Joachim Kuhn (p)
Torrie Zito (p)
Jean-Francois Jenny-Clark (b)
Daniel Humair (ds)
Song name :
01. Cavatina
02. It Never Entered My Mind
03. Just Friends
04. It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got Swing)
05. Baby Aint't I Good To You
06. It's Not Easy Being Green
07. If You Go Away
08. Yesterdays
09. Music Maker
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヘレン・メリル (Helen Merrill 1930年7月21日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州出身の女性ジャズ歌手。
スタン・ゲッツ (Stan Getz 1927年2月2日~1991年6月6日) はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのサックス奏者。
LPは1989年6月11日・12日がパリ、1989年6月19日・7月5日ニューヨークの録音、エマーシー(EmArcy)842 007-1番、9曲入り。
CDは発売元が日本フォノグラム株式会社、英語歌詞、フィリップ・カルル(Philippe Carles)氏による英語ライナーノーツ、和田政幸氏によるライナーノーツ和訳、9曲入り。
メンバーは、ヴォーカルがヘレン・メリル、テナーサックスがスタン・ゲッツ、ピアノがヨアヒム・キューンとトリー・ジドー、ベースがジャン・フランソワ・ジェニー・クラーク、ドラムがダニエル・ユメール。
マスター級の共演者の参加、これだけでも価値がある。
絶妙でバランスのとれたバックに飾らなヘレン・メリル。
こういうアルバムは全く陳腐化しない。
スイング・ジャーナル主催、第23回(1989年度)ジャズ・ディスク大賞・ヴォーカル賞受賞作品。
(青木高見)
Helen Merrill / Cole Porter and Rodgers and Hammerstein (*No CD number)
「ジャズ/ヘレン・メリル」 のリーダーアルバムとしています。
→
「ジャズ/コール・ポーター」 でも同じ内容を掲載しています。
→
Release : 2009
Personnel :
Helen Merrill (vo)
Cole Porter (comp, lyrics)
Oscar Hammerstein II (comp)
Richard Rodgers (comp)
Song name :
[Cole Porter]
01. What Is This Thing Called Love?
02. I Love You
03. In the Still of the Night
04. My Heart Belongs To Daddy
05. True Love
06. You'd Be So Nice To Come Home To
07. Ev'rytime We Say Goodbye = Everytime We Say Goodbye
08. So In Love
09. I Concentrate On You
10. I Get a Kick Out of You
[Rodgers and Hammerstein]
11. It Might As Well Be Sprin
12. Hello Young Lovers
13. I Have Dreamed
14. People Will Say We're In Love
15. Getting To Know You
16. My Lord and Master
17. If I Loved You
18. My Favorite Things
19. The Sound of Music
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヘレン・メリル (Helen Merrill 1930年7月21日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州出身の女性ジャズ歌手。
コール・ポーター (Cole Porter 出生名:Cole Albert Porter 1891年6月9日~1964年10月15日) はアメリカ合衆国インディアナ州生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、作詞家。
オスカー・ハマースタイン (Oscar Greeley Clendenning Hammerstein II 1895年7月12日~1960年8月23日) はアメリカ合衆国のミュージカル作詞家・脚本家。
リチャード・ロジャース (Richard Charles Rodgers, 1902年6月28日~1979年12月30日) はアメリカ合衆国の作曲家。
CDは2009年のリリース、発売元がスカーレット・フィンチ(Scarlet Finch)、輸入盤、ライナーノーツなし、英語による演目、1~10曲目が作曲家コール・ポーター集、11~19曲目が作曲家オスカー・ハマースタインとリチャード・ロジャース集、全19曲入り。
本CDはアマゾンで見つけ注文し欧州から船便で手元に届いた。
ヘレン・メリルのコール・ポーター集はCD、1986年のリリース、ペア(PAR)CDP 709とビクター(Victor)VDJ-1058、それぞれ10曲入り。
オスカー・ハマースタイン&リチャード・ロジャース集はLPで1982年、(DRG Records)SL 5204、ビクター(JVC)VIP-7320、9曲入り。
以上の様に別々に、すでにリリースされている。
これを1枚にカップリングした1枚。
レーベルは見た事も聞いた事もない 「スカーレット・フィンチ(Scarlet Finch)」、直訳すると 「緋色のフィンチ(鳥類のスズメ目の鳥)」。
商品はキャラメル包装されていた。
開封すると安価なカラープリンターでプリントした様なアルバム・ジャケット、中身にライナーはない。
CDは新品だというが傷は無いが、よごれている。
むっ、むっ、これはCD-Rじゃないか、やられたかなと一瞬、冷や汗。
CDを聴いてみると音質はライターで焼いた程度の音、全19曲問題なく聴けた。
昔のロックの海賊版に慣れているせいか、こういうのもアリ的な感覚。
という訳で、肝心のヘレン・メリルやコール・ポーターどころではなく、この変わったアルバムが、アマゾンに堂々と売られていた事に気を取られてしう。
怪しいCDだが、こういう珍品に出会った事も、変に嬉しくなる自分であった。
(青木高見)
Helen Merrill / Brownie Homage To Clifford Brown (PHCE-51)
Recorded : January 21 - 23, 1994
Personnel :
Helen Merrill (vo)
Torrie Zito (key, arr) #01-03, #07, #08-10, #12-13
Kenny Barron (p)
Lew Soloff (tp) #07-09, #13
Wallace Roney (tp) #02, #09
Roy Hargrove (tp, flh) #04, #07-08, #13
Tom Harrell (tp, flh) #01, #03, #05-06, #08, #10, #13
Rufus Reid (b)
Victor Lewis (ds)
Song name :
01. Your Eyes
02. Daahoud
03. Born To Be Blue
04. I Remember Clifford
05. Joy Spring
06. I'll Remember April
07. Don't Explain
08. Brownie
09. You'd Be So Nice To Come Home To
10. I'll Be Seeing You
11. Memories Of You
12. Gone With The Wind
13. Largo
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ヘレン・メリル (Helen Merrill 1930年7月21日~) はアメリカ合衆国ニューヨーク州出身の女性ジャズ歌手。
CDは1994年1月21日から23日の録音、ヴァーヴ・レコードの音源、発売元がギタネス・ジャズ・プロダクションズ(Gitanes Jazz Productions)、英語ライナーノーツ、児山紀芳氏による日本語解説、13曲入り。
メンバーは、ヴォーカルがヘレン・メリル、編曲とキーボードがトリー・ジトー、ピアノがケニー・バロン、トランペットがルー・ソロフとウォレス・ルーニー、トランペットとフリューゲル・ホーンがロイ・ハーグローブとトム・ハレル 、ベースがルーファス・リード、ドラムがビクター・ルイス。
名盤 「Helen Merrill / Helen Merrill 」 が録音されたは1954年12月22日・24日なので40年が経過した。
ヘレン・メリルいわく、それまでの間、何度もこの企画があったそうだが中々ふみきれなかったという。
このたび40周年の節目という事もあり、何よりヘレン・メリル自身が天国のクリフォード・ブラウンに、ようやく許しを得た気持ちになったという。
共演者は超一流の精鋭達が集められた、それもトランペット4名。
まさにヘレン・メリルのクリフォード・ブラウンへ対する尊敬の念が1枚になった。
編曲を担当したのは何度かヘレン・メリルと共演しているトリー・ジドー。
そのトリー・ジドー、4人編成のトランペット・アンサンブルにかなり苦労したという。
ジャズ史に残る記念アルバムといえる。
(青木高見)