青木高見のジャズコレクション David Matthews (p, arr) デビッド・マッシューズ


略歴
David Matthews デビッド・マッシューズ (David Matthews 1942年3月4日~) はアメリカ合衆国ケンタッキー州ソノーラ生まれのジャズ・ピアニスト、編曲家、バンドマスター。
1984年にデビューしたマンハッタン・ジャズ・クインテット(Manhattan Jazz Quintet)のリーダー。
小児麻痺のため右手がほとんど使えない。
そのハンデがあるためピアノは左手だけで演奏することも多い。
親日家でもあり日本制作のアルバムもある。
(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】


【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


David Matthews / Manhattan Jazz Quintet Autumn Leaves (K32Y 6020) David Matthews / Manhattan Jazz Quintet Autumn Leaves (K32Y 6020)

Recorded : March 3, 1985

Personnel :
[Manhattan Jazz Quintet]
David Matthews (p)
Lew Soloff (tp)
George Young (ts) #02
Charnett Moffett (b)
Steve Gadd (ds)

Song name :
01. Jordu
02. Recado Bossa Nova
03. Confirmation
04. Autumn Leaves
05. Mood Piece

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : 当アルバムは、デビッド・マッシューズのリーダー作としています。
デビッド・マッシューズ (David Matthews 1942年3月4日~) はアメリカ合衆国ケンタッキー州ソノーラ生まれのジャズ・ピアニスト、編曲家、バンドマスター。
アルバムはマンハッタン・ジャズ・クインテット、リーダーのデビッド・マッシューズ、1985年3月3日の録音、キングレコードからのリリース、セカンド・アルバム。
共演者は、トランペットがルー・ソルフ、2曲目のみテナー・サックスがジョージ・ヤング、ベースがチャーネット・モフェット、ドラムがスティーブ・ガッド。
ファースト・アルバムの 「Manhattan Jazz Quintet」 が録音されたのが1984年7月11日。
その翌年、メンバーも同じく、間髪を入れずにリリースされたのが当アルバム。
ファーストもセカンドも日本企画で制作された経緯がある。
以下、個人的感想だが、ファースト・アルバムの 「Manhattan Jazz Quintet」 は売ってしまった。
売った理由は、3年間一度も聴かなかったアルバムだったから。
正直、聴いていて突っ込んでくるものを感じなかった。
特に依怙贔屓(えこひいき)している訳ではないが、何しろ、途中で飽きて、最後まで聴けない。
本当に、そう思えてしまうから、しかたない。
このセカンドに関しては、少しは変わるかと思ったが同じ感触。
全体に、自分の求めているジャズの音と、かなり、かけ離れている。
メンバーのルー・ソルフ、チャーネット・モフェット、スティーブ・ガッドは嫌(きら)いではない。
となると、いったい、これは何なんのか、考えられるのは。
日本の企画である事と、デビッド・マッシューズの考えるジャズの2点。
日本の企画の悪いところは、外タレに無理やりヤラせ、ギャラの事だけを連想させる、つまり、これじゃいい音が出るわけない。
ミュージシャンが、本当に訴えたい事、魂の叫びが楽器に出る処がジャズの醍醐味。
早い話、テーマだけ言って、好きなように演奏してもらえば良かったと思う。
この間、ディスク・ユニオンのバーゲン・ワゴンの中に、1枚百円で、このマンハッタン・ジャズ・クインテットのファーストとセカンドがあった事が、全てを物語っている。
みんな、そう思っている様だ。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Jordu / Duke Jordan
02. Recado Bossa Nova / Djalma Ferreira, Luiz Antonio
03. Confirmation / Charlie Parker
04. Autumn Leaves / Jacques Prévert, Johnny Mercer, Joseph Kosma
05. Mood Piece / David Matthews
(青木高見)





David Matthews / Billy Boy David Matthews / Billy Boy

Recorded : July 9-10, 1986

Personnel :
David Matthews (p)
Michael Moore (b)
Dave Weckl (ds)

Song name :
01. Softly As In Morning Sunrise
02. You'd Be So Nice To Come Home To
03. Blue In Green
04. Billy Boy
05. Topsy
06. Greensleeves
07. Ballad

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : デビッド・マッシューズ (David Matthews 1942年3月4日~) はアメリカ合衆国ケンタッキー州ソノーラ生まれのジャズ・ピアニスト、編曲家、バンドマスター。
アルバムはデビッド・マシューズ、1986年7月9日・10日の録音、日本のキングレコードからのリリース、ピアノ・トリオと初のアルバムで貴重。
共演者は、ベースがマイケル・ムーア、ドラムがデイブ・ウェックル。
演奏は、ファンキーとかバップとかのエッセンスをいっさい入れず、エコーを強めにし、明るく健康的にしたジャズ。
演目も、日本人ディレクターの要望だと思うがスタンダード中心に誰にでもなじめる内容。
ただ、その事が逆にジャズ本来のスリル感を弱めた感じもする。
演目は注文をつけずにデビッド・マシューズに任せればよかったのに。
(青木高見)




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