青木高見のジャズコレクション Mildred Bailey (vo) ミルドレッド・ベイリー


寸評
ミルドレッド・ベイリー (Mildred Bailey 本名 : Mildred Rinker 1907年2月27日~1951年12月12日) はアメリカ合衆国ワシントン州テコア生まれの白人女性ジャズ歌手。
青木啓によると、インディアンの血を引いているという。
ジャズ史に残る快挙は。
1.史上初の白人女性ジャズ歌手である事。
2.史上初の女性バンド・シンガー(楽団専属歌手)である事。
実際の楽団はポール・ホワイトマンの楽団で1929年の事とされる。
1933年 ザイロフォン(後のビブラフォン)の名手レッド・ノーヴォと結婚、後に離婚。
1940年代も人気は衰えず、後に続く多くの女性ジャズ歌手に多大な影響を与えた。
人気曲は 「ロッキンチェアーレディ」 「ミセススイング」。
大柄でコンプレックスを抱いていた。
晩年は、浪費など、淋しくこの世をさった。
(参考資料 : CD 「Mildred Bailey / A Portrait Of Mildred Bailey 1934-1940」 株式会社CBS・ソニー 青木啓氏ライナーノートより)
ミルドレッド・ベイリーが、どの時代のミュージシャンか、有名なミュージシャンの生年月日を調べてみた。
スコット・ジョプリン 1868年11月生まれ。
ジェリー・ロール・モートン 1890年9月生まれ。
デューク・エリントン 1899年4月生まれ。
ルイ・アームストロング 1901年8月生まれ。
ビング・クロスビー 1903年5月生まれ。
グレン・ミラー 1904年3月生まれ。
ファッツ・ウォーラー 1904年5月生まれ。
カウント・ベイシー 1904年8月生まれ。
★ミルドレッド・ベイリー 1907年2月生まれ。
ベニー・グッドマン 1909年5月生まれ。
ビリー・ホリデイ 1915年4月生まれ。
エラ・フィッツジェラルド 1917年4月生まれ。
チャーリー・パーカー 1920年8月生まれ。
マイルス・デイヴィス 1926年5月生まれ。
ビル・エヴァンス 1929年8月生まれ。
以上の様に、ジャズ史の上でもブルースからラグタイム、ディキシー、ニューオリンズの1901年、ルイ・アームストロング直後の時代になる。
歳の近くに、カウント・ベイシーとベニー・グッドマンがいる。
当時は、まだテレビがなく、ラジオでジャズが流れていた。
ミルドレッド・ベイリーも、1944年頃からラジオからその名を上げていく。
本人には失礼だが顔や風貌がわからなかった時代なので、ラジオから流れる美しい歌声で一世を風靡した。
(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】


【以下コンテンツ】


Mildred Bailey / A Portrait Of Mildred Bailey 1934-1940 Mildred Bailey / A Portrait Of Mildred Bailey 1934-1940

Recorded : ?

Personnel :
Mildred Bailey (vo)
Teddy Wilson (p)
Mary Lou Williams (p)
Red Norvo (xyl)
Chu Berry (ts)
Bunny Berigan (tp)
Coleman Hawkins (ts)

Song name :
01. Ol' Pappy
02. Someday Sweetheart
03. When Day Is Done
04. Squeeze Me
05. Downhearted Blues
06. Smoke Dreams
07. Rockin' Chair
08. Thanks For The Memory
09. From The Land Of The Sky Blue Water
10. Lover, Come Back To Me
11. I Let A Song Go Out Of My Heart
12. My Melancholy Baby
13. Lonesome Road
14. Arkansas Blues
15. (I Don't Stand) A Ghost Of A Chance (With You)
16. Fools Rush In (Where Angels Fear To Tread)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ミルドレッド・ベイリー (Mildred Bailey 本名 : Mildred Rinker 1907年2月27日~1951年12月12日) はアメリカ合衆国ワシントン州テコア生まれの白人女性ジャズ歌手。
アルバムはミルドレッド・ベイリー、数多くのアルバムの中から1934年から1940年の録音の代表的名唱16曲集。
株式会社CBSソニーからのリリース 「CDジャズ・ボーカルの誘惑シリーズ」 の1枚。
アルバムタイトルは 「ロッキン・チェア」。
青木啓氏による日本語ライナーノート、歌詞付き。
英語のタイトルは 「Mildred Bailey A Portrait Of Mildred Bailey 1934-1940」。
共演者は、ピアノがテディ・ウィルソン、メアリー・ルー・ウィリアムズ、ザイロフォンがレッド・ノーヴォ、トランペットがチュー・ベリー、テナーサックスがバニー・ベリガン、コールマン・ホーキンスほか大勢。
演目は、録音の古い順に並んでいるのでジャズの記録としても聴き応えがある。
リマスターされ、音がいいのも末永く聴くことが出来る。
最初は、まず、この手の入門アルバムから入るのがベターと思いコレクション。
以下、演目の邦題を明記した。
01. Ol' Pappy  /  オー・パピー(お父さん)
02. Someday Sweetheart  /  サムディ・スイートハート
03. When Day Is Done  /  夕陽は落ちて
04. Squeeze Me  /  スクィーズ・ミー
05. Downhearted Blues  /  ダウンハーテッド・ブルース
06. Smoke Dreams  /  スモーク・ドリームス
07. Rockin' Chair  /  ロッキン・チェア
08. Thanks For The Memory  /  サンクス・フォー・ザ・メモリー
09. From The Land Of The Sky Blue Water  /  湖の国の乙女
10. Lover, Come Back To Me  /  恋人よ我に帰れ
11. I Let A Song Go Out Of My Heart  /  恋の歌は忘れて
12. My Melancholy Baby  /  マイ・メランコリー・ベイビー
13. Lonesome Road  /  ロンサム・ロード
14. Arkansas Blues  /  アーカンソー・ブルース
15. (I Don't Stand) A Ghost Of A Chance (With You)  /  ほのかな望みもなく
16. Fools Rush In (Where Angels Fear To Tread)  /  恋は愚かというけれど
歌唱は、想像していたより誇張のない素直な歌い方に驚かされた。
声質は普通の女性の声で、あえて言えばチャーミング、特別な高低も歌いまわしもないので、最初人気の理由がピンとこない。
ある期間、聴き続けていると、この誇張のない歌唱と、歌詞を切々と語りかけてくる様な歌唱が、逆に不動の人気の秘密に思えてきた。
いずれにしても簡単には答えは出ないだろう、そのため長い間聴き続けていこう。
あっ、それとバックがいい、上手い、昔のミュージシャンは一音一音が実に素晴らしい。
(青木高見)





Mildred Bailey / Music Till Midnight (MMCD-7013) Mildred Bailey / Music Till Midnight (MMCD-7013)

Recorded : October 6 and 13 1994

Personnel :
Mildred Bailey (vo)
Teddy Wilson (p)
Red Norvo (xyl)
Specs Powell (ds)
The other large numbers.

Song name :
01. Someday, Sweetheart
02. Cherry
03. I Dream of You
04. Steven Come Eleven
05. There'll Be a Jubilee
06. Man I Love
07. Begin the Beguine
08. Reminiscing With Paul Whiteman
09. Tain't Me
10. I'm Living for Today
11. I Didn't Know About You
12. Sweet Georgia Brown
13. More Than You Know
14. I'm Seeing Her Tonight
15. Soon
16. I'm Gonna See My Baby

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ミルドレッド・ベイリー (Mildred Bailey 本名 : Mildred Rinker 1907年2月27日~1951年12月12日) はアメリカ合衆国ワシントン州テコア生まれの白人女性ジャズ歌手。
アルバムはミルドレッド・ベイリー、1994年10月6日と13日の録音。
ミルドレッド・ベイリーが、どの時代のミュージシャンか、有名なミュージシャンの生年月日を調べてみた。
スコット・ジョプリン 1868年11月生まれ。
ジェリー・ロール・モートン 1890年9月生まれ。
デューク・エリントン 1899年4月生まれ。
ルイ・アームストロング 1901年8月生まれ。
ビング・クロスビー 1903年5月生まれ。
グレン・ミラー 1904年3月生まれ。
ファッツ・ウォーラー 1904年5月生まれ。
カウント・ベイシー 1904年8月生まれ。
★ミルドレッド・ベイリー 1907年2月生まれ。
ベニー・グッドマン 1909年5月生まれ。
ビリー・ホリデイ 1915年4月生まれ。
エラ・フィッツジェラルド 1917年4月生まれ。
チャーリー・パーカー 1920年8月生まれ。
マイルス・デイヴィス 1926年5月生まれ。
ビル・エヴァンス 1929年8月生まれ。
この様に、ジャズ史の上でもブルースからラグタイム、ディキシー、ニューオリンズの1901年、ルイ・アームストロング直後の時代になる。
歳の近くにはカウント・ベイシーとベニー・グッドマンがいる。
当時は、まだテレビがなく、ラジオでジャズが流行していた時代。
ミルドレッド・ベイリーも、1944年頃からラジオからその名を上げていったという。
顔や風貌がわからない、ラジオから流れる美しい歌声は一世を風靡した。
アルバムは、そのラジオから流れていた音源を、そのまま収録している。
バックを務めるミュージシャンの紹介に、ピアノのテディ・ウイルソン、ビブラフォンのレッド・ノーヴォ、ギタリストのレモパルミエリ、ドラムのスペックス・パウエルなどのが出てくる。
ミルドレッド・ベイリー以外にも、古き良き極上アーリー・ミュージシャン達を楽もう。
(青木高見)





Mildred Bailey / Harlem Lullaby (CDAJA5065) Mildred Bailey / Harlem Lullaby (CDAJA5065)

Recorded : 1931-1938

Personnel :
Mildred Bailey (vo)

Song name :
01. Georgia on My Mind
02. Concentratin' (on You)
03. Harlem Lullaby
04. Junk Man

05. OL' Pappy
06. Squeeze Me
07. Downhearted Blues
08 .A Porter's Love Song to a Chambermaid
09. Smoke Dreams
10. Rockin' Chair
11. The Moon Got in My Eyes
12. It's the Natural Thing to Do
13. Worried over You
14. Thanks for the Memory
15. More Than Ever
16. Please Be Kind
17. I Let a Song Go Out of My Heart
18. Rock It for Me
19. My Melancholy Baby
20. The Lonesome Road

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ミルドレッド・ベイリー (Mildred Bailey 本名 : Mildred Rinker 1907年2月27日~1951年12月12日) はアメリカ合衆国ワシントン州テコア生まれの白人女性ジャズ歌手。
アルバムはミルドレッド・ベイリー、1931年からの1938年の録音。
バックは当時の有名オーケストラ。
当初、かの有名な黒人女性ジャズ歌手のビリー・ホリデイやエラ・フィッツジェラルドの歌唱をミルドレッド・ベイリーが真似したとばかり思っていた。
しかし、それは逆でビリー・ホリデイやエラ・フィッツジェラルドがミルドレッド・ベイリーから影響を受けたという事実。
いわば、女性ジャズ歌手の源流に、たどり着いた感じがする。
極めて誇張のない普通の歌いまわし、ここに奥義が隠されているのだろう。
こうなったら、長く聴き続けていこう。
メジャーではないアルバムにこそ潜んでいる何かを見つけに。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Georgia on My Mind  /  Hoagy Carmichael ・ Stuart Gorrell
02. Concentratin' (on You)  /  Andy Razaf / Fats Waller
03. Harlem Lullaby  /  Margod Millhane ・ Willard Robison
04. Junk Man  /  Frank Loesser ・ George W. Meyer
05. OL' Pappy  /  Jerry Levinson ・ Al J. Neiburg ・ Marty Symes
06. Squeeze Me  /  Fats Waller ・ Clarence Williams
07. Downhearted Blues  /  Lovie Austin ・ Alberta Hunter
08 .A Porter's Love Song to a Chambermaid  /  James P. Johnson ・ Andy Razaf
09. Smoke Dreams  /  Nacio Herb Brown ・ Arthur Freed
10. Rockin' Chair  /  Hoagy Carmichael
11. The Moon Got in My Eyes  /  Johnny Burke ・ Arthur Johnston
12. It's the Natural Thing to Do  /  Johnny Burke ・ Arthur Johnston
13. Worried over You  /  Edward Nelson ・ Billy Rose
14. Thanks for the Memory  /  Ralph Rainger ・ Leo Robin
15. More Than Ever  /  Bud Green ・ Isham Jones
16. Please Be Kind  /  Sammy Cahn ・ Saul Chaplin)
17. I Let a Song Go Out of My Heart  /  Duke Ellington ・ Irving Mills ・ Henry Nemo ・ John Redmond
18. Rock It for Me  /  Kay Werner ・ Sue Werner
19. My Melancholy Baby  /  Ernie Burnett ・ George Norton
20. The Lonesome Road  /  Gene Austin ・ Nat Shilkret
(青木高見)




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