青木高見のジャズコレクション Jimmy Blythe (p) ジミー・ブライス




(Ragtime) The Greatest Ragtime Of The Century (Ragtime) The Greatest Ragtime Of The Century

(注) このアルバムは 「ラグタイム (Ragtime)」 の頭文字 「 R 」 でリーダーを限定せず掲載しています。
共演者に以下のミュージシャンが収録されているためミュージシャン名でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : 1917-1931

Personnel and Song name :


Jelly Roll Morton (p)
01. Shreveport Stomp / 1924
02. Sweet Man / 1925
03. Tom Cat Blues / 1924

Thomas Fats Waller (p)
04. A New Kind Of Man WIth A New Kind Of Love For Me / 1924
05. Nobody But My Baby (Is Gettin' My Love) / 1927
06. Got To Cool My Doggies Now / 1923

Scott Joplin (p)
08. Weeping Willow Rag / 1916
07. Maple Leaf Rag / 1916
09. Something Doing / 1916

James P Johnson (p)
10. Steeplechase Rag / 1917
11. Twilight Rag / 1917

Eubie Blake (p)
12. Charleston Rag / 1917
13. It's Right Here For Youv / 1921
14. Fare Thee Honey Blues / 1921

Jimmy Blythe (p)
15. Mr. Freddie Blues Eubie Blake / 1926

Jimmy Blythe and Charles Clark
16. Regal Stomp (aka Bow To Your Papa) / 1931


※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : 「ラグタイム (Ragtime)」は1900年初頭にアメリカで生まれたピアノ奏法。
基本的な特徴はシンコペーションを多用した二拍子、「ズン」「チャ」を繰り返す。
主に左手が伴奏でベースの「ズン」と、コードの「チャ」を交互に弾く。
右手はメロディーとコードの独特なスタイル。
語源は、リズムの微妙のズレがあるため「ragged_time」から「ragtime」という説が一般化しているが、正確な内容は不明。
ジャズの系譜から見た場合、ラグタイムがジャズに発展していく過程の重要な要素を多く発見することができる。
本アルバムだが「バイオグラフ社」のリリースで「ピアノ・ロールという自動演奏ピアノ」専用の紙に穴をあけた記録媒体の再生の収録となっている。
コンピューターでいうところの「穿孔テープ」や「パンチングカード」と同じで穴の開いた部分を機械が感知する原理。
1900代初頭には録音技術が存在しなかったため、このロールが発明され保存状態がよかったことが幸いした。
ライナーに、そのロールを 「1910年製・スタインウェイ65/86 ノート・プレイヤー」 で再現した記されている。
すでに、このことだけでも、早く聴きたくてワクワクする。
しかも、演奏者はラグタイムを代表する一流演奏家。
スコット・ジョプリン、ジェリー・ロール・モートン、ファッツ・ウォーラー、ジェイムス・ピー・ジョンソン他。
以下演奏者の略歴を生れた順に記した(略歴の出典はウィキペディア(Wikipedia))
・スコット・ジョプリン (Scott Joplin)
 1868年11月24日アメリカ合衆国 テキサス州 リンデン生まれ。
・ユービー・ブレイク (James Hubert Blake = Eubie Blake)
 1887年2月7日アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア生まれ。
・ジェリー・ロール・モートン (Ferdinand "Jelly Roll" Morton)
 1890年9月20日アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ。
・ジェイムス・ピー・ジョンソン (James Price Johnson)
 1894年2月1日アメリカ合衆国ニュージャージー州生まれ。
・ジミー・ブライス (Jimmy Blythe)
 1901年5月20日ケンタッキー州ルイビル生まれ。
・ファッツ・ウォーラー (Thomas Fats Waller)
 1904年5月21日アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。
列記して驚いたことは、スコット・ジョプリンとファッツ・ウォーラーの年の差が36歳もある事。
当時の36年間の音楽の進化は目ざましく、初期のラグタイムは更に複雑に進化をとげていく。
具体的にはストライド・ピアノやブギ・ウギやストンプなど枝別れしていく。
アルバムではスコット・ジョプリンとジェリー・ロール・モートンさらにファッツ・ウォーラーの違いを聴くことができる。
「ラグタイム」が伝播していく過程で場所が重要で文字通り「飲む・打つ・買う」に寄り添い発展していった。
「ラグタイム」の中に「かぶき者の香り」がするのはそのせいである。
そして。
「スウィング / SWING」や「ビバップ / BEBOP」になるには、まだまだ多くのミュージシャンの力を借りなくてはならない。
(青木高見)




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