Illinois Jacquet (ts) イリノイ・ジャケー
略歴
イリノイ・ジャケー(Illinois Jacquet 出生名:Jean-Baptiste Illinois Jacquet 1922年10月31日~2004年7月22日)はアメリカ合衆国ルイジアナ州生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
「Jacquet」のスペルだとジャケットと読みそうだが「T」は発音しない。
イリノイという名なのでイリノイ州生まれかと思ったがルイジアナ州。
力強いブロー、時には動物の鳴き声みたいな高音。
一変してバラードは優雅で温かみのある音。
しかし根っこは「ホンカー」。
「ホンカー」とは「ゴリゴリ吹き、動き回る、魂のテナー派」の事。
かつてアメリカに、こういうテナーの音が毎晩、鳴っていたと思うと心躍る。
(青木高見)
【INDEX (リーダーアルバム)】
【以下コンテンツ】
Illinois Jacquet / Illinois Jacquet (ESCA 5046)
LP release date : 1963
Personnel :
Illinois Jacquet (as, ts)
Sir Charles Thompson (p)
Barry Galbraith (g)
Kenny Burrell (g)
Ernie Royal (tp)
Roy Eldridge (tp)
Cecil Payne (bs)
Charlie Davis (bs)
Leo Parker (bs)
Matthew Gee (tb)
George Duvivier (b)
Jimmy Rowser (b)
Jimmy Crawford (ds)
Jo Jones (ds)
Song number, Song name :
01. Frantic Fanny
02. Stella By Starlight
03. Satin doll
04. Banned In Boston
05. Indiana (Back Home Again In Indiana)
06. Ydeen-O
07. Imagination
08. How Now?
09. Reverie
10. Pucker Up
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メインコメント : イリノイ・ジャケー(Illinois Jacquet 出生名:Jean-Baptiste Illinois Jacquet 1922年10月31日~2004年7月22日)はアメリカ合衆国ルイジアナ州生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
LPは1963年のリリース、発売元エピック(Epic)BA 17033番、10曲入り。
CDは発売元がエピック・ソニー(Epic/SONY)番、販売元が、輸入盤、LP裏面にあった英語オリジナル・ライナーノーツの縮小版で何とか判読可能、岩浪洋三氏による日本語解説、10曲入り。
メンバーはピアノがサー・チャールス・トンプソン、ギターがバリー・ギャルブレイス、ケニー・バレル、トランペットがアーニー・ロイヤル、ロイ・エルドリッジ、バリトンサックスがセシル・ペイン、チャールス・デイヴィス、レオ・パーカー、トロンボーンがマシュー・ジー、ベースがジミー・ロウザー、ジョージ・デュヴィヴィエ、ドラムがジミー・クローフォード、ジョー・ジョーンズ。
サックスがイリノイ・ジャケーに絞っている編成が、このアルバムがイリノイ・ジャケーのリーダー作という事がうかがえる。
演奏は一流メンバーのアンサンブルにモダンなテナーが流麗にかぶさる、ホンカーが出ない渋いテナーに酔う。
(青木高見)
Illinois Jacquet - Cole Porter / Bosses Of The Ballad - Illinois Jacquet And Strings Play Cole Porter (UCCU-9982)
「ジャズ/イリノイ・ジャケー」のリーダーアルバムとしています。
→
「ジャズ/コール・ポーター」でも同じ内容を掲載しています。
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LP recording date : October 29-30, 1964
Personnel :
Illinois Jacquet (ts)
Cole Porter (comp)
Benny Golson (arr)
Tom McIntosh (arr)
A string of 19 people
Song name :
01. I Love You
02. Get Out of Town
03. So in Love
04. I Concentrate on You
05. You Do Something to Me
06. Ev'rytime We Say Goodbye = Everytime We Say Goodbye
07. Use Your Imagination
08. All Through the Night
09. Begin The Beguine
10. It's All Right with Me
11. Do I Love You?
12. I've Got You Under My Skin
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メインコメント : イリノイ・ジャケー(Illinois Jacquet 出生名:Jean-Baptiste Illinois Jacquet 1922年10月31日~2004年7月22日)はアメリカ合衆国ルイジアナ州生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
コール・ポーター(Cole Porter 出生名:Cole Albert Porter 1891年6月9日~1964年10月15日)はアメリカ合衆国インディアナ州生まれのジャズ・ピアニスト、作曲家、作詞家。
LPは1964年10月29日・30日の録音、発売元がアーゴ(Argo)LP-746番、12曲入り、コール・ポーター集。
CDは制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック株式合同会社、アラン・モリソン(Allan Morrison)氏による英語ライナーノーツ、原田和典氏による日本語解説、12曲入り。
メンバーはテナーサックスがイリノイ・ジャケー、アレンジがトム・マッキントシュとベニー・ゴルソン、19人のストリング・オーケストラ。
イリノイ・ジャケーというと元気なブローと豪快なテナーと思ってしまうが、ここでは趣(おもむき)を変えエレガントにコール・ポーターを演奏。
トム・マッキントシュとベニー・ゴルソンの編曲が功を奏す。
イリノイ・ジャケーがコール・ポーター集に挑戦したメンタルな部分を感じ取りたい。
(青木高見)
Illinois Jacquet / The Soul Explosion (OJCCD-674-2)
LP recording date : March 25, 1969
Personnel :
Illinois Jacquet (ts)
Jimmy Mundy (arr)
Milt Buckner (org, p, arr)
Wally Richardson (g)
Russell Jacquet (tp)
Joe Newman (tp)
Ernie Royal (tp)
Matthew Gee (tb)
Frank Foster (ts)
Cecil Payne (bs)
Al Lucas (b)
Al Foster (ds)
Song name :
01. The Soul Explosion
02. After Hours
03. St. Louis Blues
04. I'm a Fool to Want You
05. The Eighteenth Hole
06. Still King [Bonus Track]
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メインコメント : イリノイ・ジャケー(Illinois Jacquet 出生名:Jean-Baptiste Illinois Jacquet 1922年10月31日~2004年7月22日)はアメリカ合衆国ルイジアナ州生まれのジャズ・テナーサックス奏者。
LPは1969年3月25日の録音、発売元がプレスティッジ(Prestige)PR7629番、5曲入り。
CDは発売元がOJC、輸入盤、エド・ウィリアムズ(Ed Williams)氏による英語ライナーノーツ、6曲目の1曲が追加され全6曲入り。
メンバーはテナーサックスがイリノイ・ジャケー、オルガンとピアノがミルト・バックナー、トランペットがアーニー・ロイヤルとジョー・ニューマン、トロンバーンがマシュー・ジー、テナーサックスがフランク・フォスター、バリトンサックスがセシル・ペイン、ベースがアル・ルーカス、ドラムがアル・フォスターほか。
この顔ぶれを見るとカウント・ベイシー楽団在籍者が多い。
かと言って音はベイシー・サウンドではなくブルースとR&Bを基調にハモンド・オルガンが入ったアーシー・ジャズ。
やはりイリノイ・ジャケー、何といっても紛れもない「ホンカー」。
1曲目「The Soul Explosion」は元気をもらえる。
「ホンカー」とは「ゴリゴリ吹き、動き回る、魂のテナー派」の事。
ミュージシャンには、エディ・ロックジョウ・デイヴィス、アーネット・コブ、イリノイ・ジャケー、ビッグ・ジェイ・マクニーリーなどがいる。
ビッグ・ジェイ・マクニーリーなどは舞台の上で、ひっくり返ってエビぞって吹き鳴らす。
(青木高見)
