青木高見のジャズコレクション Leo Parker (bs) レオ・パーカー


略歴
Leo Parker レオ・パーカー (Leo Parker 1925年4月18日~1962年2月11日) アメリカ合衆国ワシントD.C.出身のジャズ・バリトン・サックス奏者。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Leo Parker / Let Me Tell You 'Bout It (CDP 7 84087 2) Leo Parker / Rollin' With Leo (TOCJ-8578)

【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Leo Parker / Let Me Tell You 'Bout It (CDP 7 84087 2) Leo Parker / Let Me Tell You 'Bout It (CDP 7 84087 2)

Recorded : September 9, 1961

Personnel :
Leo Parker (bs)
Yusef Salim (p)
Dave Burns (tp)
Bill Swindell (ts)
Stan Conover (b)
Purnell Rice (ds)

Song name :
01. Glad Lad
02. Blue Leo
03. Let Me Tell You 'Bout It
04. VI
05. Parker's Pals
06. Low Brown
07. Low Brown (Long Version)
08. TCTB
09. The Lion's Roar (Bonus track on CD reissue)

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : レオ・パーカー(Leo Parker 1925年4月18日~1962年2月11日)アメリカ合衆国ワシントンD.C.出身のジャズ・バリトン・サックス奏者。
LPは1961年9月9日録音、ブルーノート(Blue Note)BLP 4087番、7曲入り。
以下、LPの演目。
A1. Glad Lad
A2. Blue Leo
A3. Let Me Tell You 'Bout It
A4. Vi
B1. Parker's Pals
B2. Low Brown
B3. TCTB
CDは発売元ブルーノート(Blue Note)、輸入盤、ボブ・ルイス(Bob Lewis)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、7曲目の 「Low Brown (Long Version)」 と9曲目の 「The Lion's Roar」 の2曲が追加され全9曲入り。
メンバーは、バリトンサックスがレオ・パーカー、ピアノがユセフ・サリム、トランペットがデイヴ・バーンズ、テナーサックスがビル・スウィンデル、ベースがスタン・コノヴァー、ドラムがパーネル・ライス。
不遇だったレオ・パーカー。
これだけバップを、それも見事なバリトンが吹けのに知名度が低い。
理由は結核のため主要な活動期間を逸した。
それとバリトン・サックスという楽器、テナーサックスやアルトサックスの全盛時代のブルーノート・サウンドから置いてきぼりをくった。
録音は1960年になってからで、ようやくブルーノートから僅か2枚をリリースできた。
演奏は流石はブルーノート・レベル、気持ちのいいブローは全開。
「判官贔屓(ほうがんびいき)(はんがんびいき)」 という言葉がある。
源義経に対して抱く、客観的な視点を欠いた同情や哀惜の心情のこと。
さらには 「弱い立場に置かれている者に対して敢えて冷静に理非曲直を正そうとしないで同情を寄せてしまう」 心理現象。
さしずめレオ・パーカーは 「判官贔屓」 したいミュージシャンの1人。
(青木高見)





Leo Parker / Rollin' With Leo (TOCJ-8578) Leo Parker / Rollin' With Leo (TOCJ-8578)

Recorded :
October 12, 1961
October 20, 1961

Personnel :
Leo Parker (bs)
John Adriano Acea (Johnny Acea) (p)
Dave Burns (tp)
Bill Swindell (ts)
Stan Conover (b) #03-04
Al Lucas (b) #01-02, #05-08
Purnell Rice (ds) #03-04
Wilbert G.T. Hogan (ds) #01-02, #05-08

Song name :
01. The Lion's Roar
02. Bad Girl
03. Rollin' with Leo
04. Music Hall Beat
05. Jumpin' Leo
06. Talkin' the Blues
07. Stuffy
08. Mad Lad Returns

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : レオ・パーカー(Leo Parker 1925年4月18日~1962年2月11日)アメリカ合衆国ワシントンD.C.出身のジャズ・バリトン・サックス奏者。
LPは1961年10月12日・20日の録音、ブルーノート(Blue Note)BST 84095番、8曲入り。
CDは発売元が株式会社EMIミュージック・ジャパン、ボブ・ポーター(Bob Porter)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、岡崎正通氏による日本語解説、8曲入り。
メンバーは、バリトンサックスがレオ・パーカー、ピアノがジョニー・エイシア、トランペットがデイヴ・バーンズ、テナーサックスがビル・スウィンデル、ベースがスタン・コノヴァーとアル・ルーカス、ドラムがパーネル・ライスとウィルバート・GT・ホーガン。
レオ・パーカー録音時、36歳。
この翌年に亡くなってしまうためジャケット・デザインも決まっていたのに発売中止になってしまった。
そのためリリースされたのが18年後の1980年、それも当初のジャケットで出されたのは1986年になってから。
演奏は、病気の事など感じさせない明るいハード・バップ。
唯一ブルーノートに残されたのが、前作の 「「Leo Parker / Let Me Tell You 'Bout It Rec:1961年9月9日」 とこのアルバム。
少なすぎて何ともかわいそう、だが考えようによっては名門ブルーノートに作品を残せただけでも幸せなほう。
(青木高見)




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