青木高見のジャズコレクション Bossa Rio (unit) ボサ・リオ


略歴
Bossa Rio ボサ・リオ (Bossa Rio) は全員がブラジル生まれ、盲目のピアニストのマンフレッド・フェスト、ブラジルの実力派歌手ペリー・リベイロ、後にセルジオ・メンデスの奥様になるグラシーニャ・レポラーセを中心に結成されたユニット。
(青木高見)

【INDEX (リーダーアルバム)】
Bossa Rio / Do You Know The Way To San Jose (POCM-1883)

【以下コンテンツ】


Bossa Rio / Do You Know The Way To San Jose (POCM-1883) Bossa Rio / Do You Know The Way To San Jose (POCM-1883)

(注) このアルバムはボサ・リオのリーダーアルバム扱いとしています。
「 ブラジル音楽 」 でも同じ内容を掲載しています。  →

Released : 1969

Personnel :
Bossa Rio (unit)
Sergio Mendes (prod)
Gracinha Leporace (vo)
Pery Ribeiro (vo)
Manfredo Fest (p, org)
Octavio Bailly Jr. (g)
Osmar Milito (b, p)
Rony Mesquita (ds)

Song name :
01. Saiupa (Por Causa De Voce Menina)
02. Do You Know The Way To San Jose
03. Wave
04. Day By Day
05. Today, Tomorrow (Boa Palavra)
06. Up, Up, And Away
07. Nana
08. Old Devil Moon
09. Veleiro (Sailboat)
10. Gentle Rain
11. Cancao Do Sal (Sultry Song)

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メインコメント : ボサ・リオ (Bossa Rio) は全員がブラジル生まれ、盲目のピアニストのマンフレッド・フェスト、ブラジルの実力派歌手ペリー・リベイロ、後にセルジオ・メンデスの奥様になるグラシーニャ・レポラーセを中心に結成されたユニット。
アルバムはボサ・リオ、1969年、A&Мからのリリース、ファースト・アルバム。
セルジオ・メンデスがプロデュース。
メンバーは、リード・ヴォーカルがグラシーニャ・レポラーセとペリー・ヒ(リ)ベイロ、ピアノとオルガンがマンフレッド・フェスト、ギターがオクターヴィオ・バイリィ(ベイリー)ジュニア、ベースがオズマール・ミリート、ドラムがロニー(ロナウド)・メスキータ。
アルバムがヒットする要因は複雑で作り手の思惑通りには中々いかない。
これが解れば苦労はない。
最初は鳴かず飛ばずだった 「A&М」 も苦労があったという。
「A&М」 の 「A」 は創立者のハーブ・アルパート。
現在では、カーペンターズ、キャロル・キング、バート・バカラックなど独特な個性のミュージシャンを擁するメジャー・レーベルになっている。
当アルバムも演目を見ると推敲(すいこう)の跡を感じる。
ミュージシャンは全員がブラジル人、本場ブラジルのボサ・ノヴァではなく、アメリカを意識したポピュラー色が強めのボサ・ノヴァ。
プロデュースは同じ路線を歩んでいたセルジオ・メンデスが起用され、更に盲目の実力派ピアニストのマンフレッド・フェストによる編曲とピアノ・オルガンを強調。
ちなみに、紅一点のヴォーカリストは初々しいグラシーニャ・レポラーセで決まり。
ちなみに、グラシーニャ・レポラーセは、後にセルジオ・メンデスと結婚する。
演目の2曲目 「Do You Know The Way To San Jose (サン・ホセへの道)」 は、1968年、作曲はバート・バカラックでディオンヌ・ワーウィックが有名だが、このボサ・リオがカヴァーして全米シングル・チャートで10位を記録する。
(青木高見)




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