青木高見のジャズコレクション Phil Woods (as) フィル・ウッズ


略歴
Phil Woods フィル・ウッズ(Phil Woods 出生名:Philip Wells Woods 1931年11月2日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
フィル・ウッズの経歴でマンハッタン音楽学校とジュリアード音楽院で学びながらジャズ・ピアニストのレニー・トリスターノに影響を受けたとある。
チャーリー・パーカーの後継者の一人とされ、チャーリー・パーカーの最後の夫人「チャン・リチャードソン」と何と結婚してしまった。
フィル・ウッズはアルバムによって、かなり趣(おもむき)が異なる。
特徴は超絶技巧によりチャーリー・パーカーの延長線上にあるものの哀愁にに満ちた独特な個性が光る。

(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Phil Woods / Sugan (UCCO-9369) Phil Woods / Warm Woods (EICP 490) Phil Woods / Phil Talks With Quill (EICP 589) Phil Woods / Alive And Well In Paris (TOCJ-5960) Phil Woods / At The Frankfurt Jazz Festival (WPCR-27060) Phil Woods - Tom Harrell / Phil Woods Tom Harrell (26104)

【INDEX (コ・リーダーアルバム)】
Zoot Sims - Al Cohn - Phil Woods / A Night At The Half Note (TOCJ-5413) Art Farmer - Phil Woods / What Happens (CAM 498377-2)

【INDEX (共演アルバム)】
Michel Legrand / Miles Davis, Bill Evans - Alpha Plus (EJD-3013) Dakota Staton Time To Swing Don Bagley / Jazz On The Rocks Jimmy Smith - Wes Montgomery - Oliver Nelson / The Dynamic Duo (POCJ-138) Anita O'day / All The Sad Young Men (UCCV-9416)


【以下コンテンツ】


Phil Woods / Sugan (UCCO-9369) Phil Woods / Sugan (UCCO-9369)

Recorded : July 19, 1957

Personnel :
Phil Woods (as)
Red Garland (p)
Ray Copeland (tp)
Teddy Kotick (b)
Nick Stabulas (ds)

Song name :
01. Au Privave
02. Steeplechase
03. Last Fling
04. Sugan
05. Green Pines
06. Scrapple from the Apple

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィル・ウッズ(Phil Woods 出生名:Philip Wells Woods 1931年11月2日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
LPは1957年7月19日の録音、ステータス・レコード(Status Records)ST 8304番、6曲入り。
CDは制作がユニバーサル・クラシック&ジャズ、発売・販売元がユニバーサル・ミュージック株式会社発売元が、アイラ・ギトラー(Ira Gitler)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、PK氏によるライナーノーツの一部和訳、6曲入り。
メンバーはアルトサックスがフィル・ウッズ、ピアノがレッド・ガーランド、トランペットがレイ・コープランド、ベースがテディ・コティック、ドラムが二ック・スタビュラス。
1957年のフィル・ウッズは、ほとんどレコーディング・スタジオに入りびたりだったと思う。
チャーリー・パーカーを尊敬するミュージシャンは多くいるが、中でもフィル・ウッズはも筆頭。
演奏は、1,2,6がチャーリー・パーカーの曲、3~5がフィル・ウッズの曲、全6曲。
ジャズの面白さの一つ、意外な共演者が興味が湧(わ)く。
とりわけトランペットのレイ・コープランド、ピアノのレッド・ガーランドの共演。
レッド・ガーランドとテディ・コティックは実際にチャーリー・パーカーとの共演歴がある。
ちなみに「Sugan(スガン、シュガン)」の意味を辞書で引くと「アイルランド語で「súgán(ロープ)」から派生した英語単語で主にロープや縄、藁(わら)のロープ」。
もしくはヒンディー語で「半神」という意味、男性の名前としても使われる。
(青木高見)





Phil Woods / Warm Woods (EICP 490) Phil Woods / Warm Woods (EICP 490)

Recorded :
September 11, 1957
October 18, 1957
November 8, 1957

Personnel :
Phil Woods (as)
Bob Corwin (p)
Sonny Dallas (b)
Nick Stabulas (ds)

Song name :
01. In Your Own Sweet Way
02. Easy Living
03. I Love You
04. Squire's Parlor
05. Wait Till You See Her
06. Waltz For A Lovely Wife
07. Lile Someone In Love
08. Gunga Din

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィル・ウッズ(Phil Woods 出生名:Philip Wells Woods 1931年11月2日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
LPは1957年9月11日・10月18日・11月8月の録音、エピック(Epic)LN 3436番、8曲入り。
CDは発売元がソニーBMG・ミュージック・エンターテインメント、ボブ・プリンス(Bob Prince)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、小西啓一氏による日本語解説、8曲入り。
メンバーはアルトサックスがフィル・ウッズ、ピアノがボブ・コーウイン、ベースがソニー・ダラス、ドラムがニック・スタビュラス。
フィル・ウッズの経歴でマンハッタン音楽学校とジュリアード音楽院で学びながらジャズ・ピアニストのレニー・トリスターノに影響を受けたとある。
アルバム・ジャケットは暖炉の前で子犬を抱き寛(くつろ)ぐ若かりしフィル・ウッズ。
アルバム・タイトルはズバリ「ウォーム・ウッズ」。
クール派から一転してウォームという感じ。
演奏は抜群のテクニックを表に出さずスタンダードとオリジナル。
渡欧して結成する「ヨーロピアン・リズム・マシーン」 と同じ人物とは、とても思えない。
「ヨーロピアン・リズム・マシーン」の方を先に聴いてしまっているので、どんなに柔らかく吹かれても情念が潜んでいる事を知っている。
二律背反の顔を持つフィル・ウッズ。
(青木高見)





Phil Woods / Phil Talks With Quill (EICP 589) Phil Woods / Phil Talks With Quill (EICP 589)

「ジャズ/フィル・ウッズ」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/ジーン・クイル」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded :
September 11, 26, 27, 1957
October 4, 8, 1957

Personnel :
Phil Woods (as)
Gene Quill (as)
Bob Corwin (p)
Sonny Dallas (b)
Nick Stabulas (ds)

Song name :
01. Doxie [I]
02. Night in Tunisia
03. Hymn for Kim
04. Dear Old Stockholm
05. Scrapple from the Apple
06. Doxie [II]

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィル・ウッズ(Phil Woods 出生名:Philip Wells Woods 1931年11月2日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
ジーン・クイル(Gene Quill 出生名:Daniel Eugene Quill 1927年12月15日~1988年12月8日)はアメリカ合衆国生まれのジャズ・アルトサックス奏者。
LPは1957年9月と10月の録音、エピック(Epic)LN 3521番、6曲入り。
CDは発売元がソニーBMG・ミュージック・エンターテインメント、エピック(Epic)による英語オリジナル・ライナーノーツ、岡崎正通氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーはアルトサックスがフィル・ウッズとジーン・クイル、ピアノがボブ・コーウイン、ベースがソニー・ダラス、ドラムがニック・スタビュラス。
一般に同じサックスが2本というとサックスバトルを想像しがちだが、この2人にはそれがない。
むしろ見事までのアンサンブル、同じ方向性を向く2人のリスペクトが音になっている。
2人の腕は互角、正直どちらが吹いているのかわからないが、なにしろ聴いていて気持ちいい。
ちなみに5曲目「Scrapple from the Apple」はフィル・ウッズのアルバム「Sugan」でも吹いている。
(青木高見)





Zoot Sims - Al Cohn - Phil Woods / A Night At The Half Note (TOCJ-5413) Zoot Sims - Al Cohn - Phil Woods / A Night At The Half Note (TOCJ-5413)

「ジャズ/ズート・シムズ」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/アル・コーン」でも同じ内容を掲載しています。  →
「ジャズ/フィル・ウッズ」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : February 6-7, 1959

Personnel :
Zoot Sims (ts)
Al Cohn (ts)
Phil Woods (as) #03-04
Mose Allison (p)
Knobby Totah (b)
Paul Motian (ds)

Song name :
01. Lover, Come Back to Me
02. It Had to Be You
03. Wee Dot
04. After You've Gone

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ズート・シムズ(Zoot Sims 出生名:John Haley Sims 1925年10月29日~1985年3月23日)はアメリカ合衆国カリフォルニア州イングルウッド生まれの白人ジャズ・テナーサックス、ソプラノ・サックス奏者。
アル・コーン(Al Cohn 出生名:Alvin Gilbert Cohn 1925年11月24日~1988年2月15日)はアメリカ合衆国ペンシルヴェニア州ストラウズバーグ生まれのジャズ・サックス奏者、作曲家、編曲家、バンドマスター。
フィル・ウッズ(Phil Woods 出生名:Philip Wells Woods 1931年11月2日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
LPは1956年2月6日・7日の録音、ユナイテッド・アーティスト・レコード(United Artists Records)UAS 5040番、4曲入り、ニューヨークのライブハウス「ハーフ・ノート」でのライブ。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、LPの英語の写真付きライナーノーツ、小川隆夫氏による日本語解説、4曲入り。
メンバーはテナーサックスがズート・シムズ、アル・コーン、アルトサックスがフィル・ウッズ、ピアノがモーズ・アリソン、ベースがノビー・トッター(ノビル・トター)、ドラムがポール・モチアン。
聴きどころは何と言ってもズート・シムズ、アル・コーン、フィル・ウッズの3人の共演。
また共演の少ないピアノのモーズ・アリソン、ドラムのポール・モチアンにも耳を傾けたい。
(青木高見)





Phil Woods / Alive And Well In Paris (TOCJ-5960) Phil Woods / Alive And Well In Paris (TOCJ-5960)

Recorded : November 14-15, 1968

Personnel :
Phil Woods (as)
George Gruntz (p)
Henri Texier (b)
Daniel Humair (ds)

Song name :
01. And When We Are Young (Dedicated To Bob Kennedy)
02. Alive And Well
03. Freedom Jazz Dance
04. Stolen Moments
05. Doxy

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィル・ウッズ(Phil Woods 出生名:Philip Wells Woods 1931年11月2日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
LPは1968年11月14日・15日の録音、パテ(Pathé)SPTX 340.844番、5曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、ジャン・ルイ(Jean Louis)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、槙悟郎氏による日本語解説、高井信也氏によるコメント、5曲入り。
メンバーはアルトサックスがフィル・ウッズ、ピアノがジョルジュ・グルンツ、ベースがアンリ・テクシェ、ドラムがダニエル・ユメール。
渡欧して現地のミュージシャンと「ヨーロピアン・リズム・マシーン(The European Rhythm Machine)」を結成した第一弾。
これだけ実力がありながらもアメリカのジャズ界に嫌気がさして渡欧したとある。
その影にはジャズを生んだ国アメリカがジャズに無理解な国に成り下がった事が原因している。
そこへ行くとヨーロッパはジャズを正当に理解する人が多くいた。
ユーゴスラビア、スイス、ドイツとツアーを行い大歓迎された。
おりしも録音の前年の1967年、ジョン・F・ケネディの弟で上院議員のロバート・ケネディが凶弾に倒れる事件が起きた。
このロバート・ケネディと友人関係にあったのがフィル・ウッズ。
一曲目「And When We Are Young 邦題:若かりし日」は悩めるアメリカに対する憎悪とロバート・ケネディへの追悼曲。
アルバム全体から噴きだす、怒り、悲しみ、やるせなさ、葛藤が一音一音、大迫力で迫ってくる。
普段、ジャズを聴いていても鳥肌が立つことは、あまりないが、このアルバムは、いつ聴いても鳥肌が立つ。
フィル・ウッズの渾身のテナー、それを支える欧州の一流ジャズメンによる怒涛の1枚。
チャーリー・パーカーの未亡人チャン・パーカーと結婚し、パーカーの遺児二人の継父となる不言実行の男フィル・ウッズ。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. And When We Are Young (Dedicated To Bob Kennedy) / Phil Woods
02. Alive And Well / Phil Woods
03. Freedom Jazz Dance / Eddie Harris
04. Stolen Moments / Oliver Nelson
05. Doxy / Sonny Rollins
LPだとB面の3曲がエディ・ハリス、オリヴァー・ネルソン、ソニー・ロリンズが並ぶ。
(青木高見)





Art Farmer - Phil Woods / What Happens (CAM 498377-2) Art Farmer - Phil Woods / What Happens (CAM 498377-2)

「ジャズ/アート・ファーマー」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/フィル・ウッズ」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : October 12, 1968

Personnel :
Art Farmer (flh)
Phil Woods (as)
Martial Solal (p)
Henri Texier (b)
Daniel Humair (ds)

Song name :
01. Watch What Happens
02. Chelsea Bridge
03. Blue Bossa
04. Blue Lights
05. The Day After
06. Sunrise Sunset

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アート・ファーマー(Art Farmer 出生名:Arthur Stewart Farmer 1928年8月21日~1999年10月4日)はアメリカ合衆国アイオワ州生まれのジャズ・トランペットとフリューゲル・ホーン奏者。
フィル・ウッズ(Phil Woods 出生名:Philip Wells Woods 1931年11月2日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
LPは1968年10月12日、イタリア・ローマでの録音、発売元がタム(Tam)YX-4059番、6曲入り。
CDは発売元がカム(CAM)、輸入盤、アドリアーノ・マッツォレッティ(Adriano Mazzoletti)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、6曲入り。
メンバーはフリューゲル・ホーンがアート・ファーマー、アルトサックスがフィル・ウッズ、ピアノがマーシャル・ソラール、ベースがアンリ・テクシェ、ドラムがダニエル・ユメール。
熱いフィル・ウッズを冷やすためにアート・ファーマーが加わった感じ。
録音場所もイタリア・ローマ、ピアノのフラン人のマーシャル・ソラールでアメリカ臭が消えた。
以下、演目の作曲者を明記した。
01. Watch What Happens / Michel Legrand
02. Chelsea Bridge / Billy Strayhorn
03. Blue Bossa / Kenny Dorham
04. Blue Lights / Gigi Gryce
05. The Day After / Tom McIntosh
06. Sunrise Sunset / J. Bock, S. Harnick
(青木高見)





Phil Woods / At The Frankfurt Jazz Festival (WPCR-27060) Phil Woods / At The Frankfurt Jazz Festival (WPCR-27060)

Recorded : March 21, 1970

Personnel :
Phil Woods (as, el-as, cl, perc, voice)
Gordon Beck (p, el-p, org, perc, clocks, voice)
Henri Texier (b, fl, voice, african-per)
Daniel Humair (ds, perc, woodblock, roto-tom)

Song name :
01. Freedom Jazz Dance
02. Ode A Jean-Louis
03. Josua
04. The Meeting

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィル・ウッズ(Phil Woods 出生名:Philip Wells Woods 1931年11月2日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
LPは1970年3月21日の録音、アトランティック(Atlantic)940 071番、4曲入り、ドイツ「フランクフルト・ジャズ祭」でのライブ。
CDは発売元がワーナーミュージック・ジャパン、英語ライナーノーツなし、岡崎正通氏による日本語解説、4曲入り。
メンバーはアルトサックスがフィル・ウッズ、ピアノがゴードン・ベック、ベースがアンリ・テキシエ、ドラムがダニエル・ユメール、「ヨーロピアン・リズム・マシーン」のメンバー。
1968年フィル・ウッズはアメリカに見切りをつけ、ヨーロッパに新天地を求めて旅立つ。
それはジャズ発祥の地アメリカに失いつつあった燃えるような熱いジャズの復権を意味する。
演奏はメンバーが一丸となったハチ切れんばかりの入魂ライブ。
ここでは十八番となった1曲目「Freedom Jazz Dance」エディ・ハリスの曲でスタート。
個人的に、意気消沈している時、自分にガツンと喝を入れなければならない時に聴く。
(青木高見)





Phil Woods - Tom Harrell / Phil Woods Tom Harrell (26104) Phil Woods - Tom Harrell / Phil Woods Tom Harrell (26104)

「ジャズ/フィル・ウッズ」のリーダーアルバムとしています。
 →
「ジャズ/トム・ハレル」でも同じ内容を掲載しています。  →


Recorded : June 19, 1986

Personnel :
Phil Woods (as, cl)
Tom Harrell (tp, fln)
Hal Garper (p)
Steve Gilmore (b)
Bill Goodwin (ds)

Song name :
01. 111-44
02. Another Jones
03. My Azure
04. Serenade in Blue
05. Tenor of the Times
06. Times Mirror
07. Ya Know

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : フィル・ウッズ(Phil Woods 出生名:Philip Wells Woods 1931年11月2日~)はアメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれのジャズ・アルトサックス奏者、作曲家。
トム・ハレル(Tom Harrell 1946年6月16日~)はアメリカ合衆国イリノイ州生まれのジャズ・トランペット・フリューゲルホーン奏者、作曲家、編曲家。
LPは1986年6月19日年の録音、発売元がグルーヴ・マーチャント(Groove Merchant)GM 26104番、5曲入り。
CDは2006年のリリース、発売元がLRC(Lester Recording Catalg)、輸入盤、英語ライナーノーツなし、英語の演目紹介のみ、3、6曲目の2曲が追加され全7曲入り。
メンバーはアルトサックスとクラリネットがフィル・ウッズ、トランペットとフリューゲルホーンがトム・ハレル、ピアノがハル・ギャルパー、ベースがスティーブ・ギルモア、ドラムがビル・グッドウイン。
2人の歳の差はフィル・ウッズが15歳上。
ただジャズの場合、歳の差は、あまり関係ない。
演奏はフィル・ウッズもトム・ハレルも音に感情をこめるタイプ。
力のあるフィル・ウッズのサックスに触発されたのかトム・ハレルも張りが増す。
元気な演奏、音が綺麗、個人的にはエコーが強すぎるのが難。
(青木高見)




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