青木高見のジャズコレクション Joe Williams (vo) ジョー・ウィリアムス


略歴
Joe Williams ジョー・ウィリアムス(Joe Williams 出生名:Joseph Goreed Williams 1918年12月12日~1999年3月29日)はアメリカ合衆国ジョージア州コーディール生まれの男性ジャズ歌手。
1937年、プロ・デビュー。
1954年、カウント・ベイシー楽団の専属歌手。
1961年、独立。
1999年、ラスベガスの病院から抜け出して路上で亡くなった。
黒人独特の太い声、アメリカ合衆国独特の差別の暗い影が哀愁となって歌唱に滲む。
忘れてたらないヴォーカリストのひとり。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Joe Williams - Count Basie / The Greatest!! Count Basie Plays... Joe Williams Sings Standards (POCJ-1916) Joe Williams / Nothin' But The Blues (DELOS D/CD 4001) Joe Williams - Frank Foster / The Count Basie Orchestra Frank Foster (CD-83329)

【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Joe Williams - Count Basie / The Greatest!! Count Basie Plays... Joe Williams Sings Standards (POCJ-1916) Joe Williams - Count Basie / The Greatest!! Count Basie Plays... Joe Williams Sings Standards (POCJ-1916)

「ジャズ/ジョー・ウィリアムス」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/カウント・ベイシー」でも同じ内容を掲載しています。  →

Song number, Recorded :
#02-03, #06-09 Rec:April 28, 1956
#01, #04-05, #10-12 Rec:May 1, 1956

Personnel :
Joe Williams (vo)
Count Basie (p)
Buddy Bregman (arr, cond)
Wendell Culley (tp)
Reunald Jones (tp)
Thad Jones (tp)
Joe Newman (tp)
Henry Coker (tb)
Bill Hughes (tb)
Benny Powell (tb)
Marshal Royal (as, cl)
Bill Graham (as)
Frank Wess (as, ts, fl, cl)
Frank Foster (ts, cl)
Charlie Fowlkes (bs, bass-cl)
Freddie Green (g)
Eddie Jones (b)
Sonny Payne (ds)

Song name :
01. Thou Swell
02. There Will Never Be Another You
03. Love Is Here To Stay
04. 'S Wonderful
05. My Baby Just Cares for Me
06. Nevertheless (I'm in Love with You)
07. Singin' in the Rain
08. I'm Beginning to See the Light
09. A Fine Romance
10. Come Rain Or Come Shine
11. I Can't Believe That You're in Love with Me
12. This Can't Be Love

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョー・ウィリアムス(Joe Williams 出生名:Joseph Goreed Williams 1918年12月12日~1999年3月29日)はアメリカ合衆国ジョージア州コーディール生まれの男性ジャズ歌手。
カウント・ベイシー(Count Basie 出生名:William Count Basie 1904年8月21日~1984年4月26日)はアメリカ合衆国ニュー・ジャージー州レッド・バンク生まれのジャズ・ピアノ奏者、バンドリーダー。
LPは1956年4月28日・5月1日の録音、ヴァーヴ・レコード(Verve Records)MGV-2016番、12曲入り。
CDは発売元がポリドール株式会社、英語歌詞、ヴァーヴ・レコードによる英語オリジナル・ライナーノーツ、岩浪洋三氏による日本語解説、12曲入り。
メンバーはヴォーカルがジョー・ウィリアムス、編曲と指揮がバディー・ブレグマン。
バンマス兼ピアノがカウント・ベイシー、トランペットがウェンデル・カリー、ロナルド・ジョーンズ、サド・ジョーンズ、ジョー・ニューマン、トロンボーンがヘンリー・コーカー、ビル・ヒューズ、ベニー・パウエル、アルトサックス・クラリネットがマーシャル・ロイヤル、アルトサックスがビル・グラハム(グレアム)、アルトサックス・テナーサックス・フルート・クラリネットがフランク・ウエス、テナーサックス・クラリネットがフランク・フォスター、バリトンサックス・バスクラリネットがチャーリー・フォークス、ギターがフレディ・グリーン、ベースがエディ・ジョーンズ、ドラムがソニー・ペイン。
ジョー・ウィリアムスが正式にカウント・ベイシー楽団の専属歌手になったのは1954年、このアルバムの時期は初期の作品になる。
歌唱は若々しい声で歌詞を噛みしめて丁寧に歌う。
演目はスタンダードと明記している様に普段聴きなれた選曲で配慮を感じる。
話は飛ぶがカウント・ベイシー・オーケストラ楽団のメンバーを見てみると、その後、独り立ちしていく有名ミュージシャンが多く在籍している。
やはり、この事はジャズ史の上からも重要な事柄。
そういう意味からカウント・ベイシー・オーケストラのメンバーに想いを寄せ聴くのも一興。
カラッと晴れた日曜日の午後、のんびり聴くには贅沢すぎる音。
(青木高見)





Joe Williams / Nothin' But The Blues (DELOS D/CD 4001) Joe Williams / Nothin' But The Blues (DELOS D/CD 4001)

Recorded : November 16-17, 1983

Personnel :
Joe Williams (vo)
Eddie ''Cleanhead'' Vinson (vo, as) #03
Jack McDuff (organ, p)
Phil Upchurch (g)
Red Holloway (ts)
Ray Brown (b)
Gerryck King (ds)

Song name :
01. Who She Do
02. Just a Dream
03. Hold It Right There
04. Please Send Me Someone to Love
05. Going to Chicago Blues
06. Ray Brown's in Town
07. In the Evening"/"Rocks in My Bed
08. Alright, OK, You Win
09. Mean Old World"/"Wee Baby Blues
10. The Comeback
11. Tell Me Where to Scratch
12. Sent For You Yesterday

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョー・ウィリアムス(Joe Williams 出生名:Joseph Goreed Williams 1918年12月12日~1999年3月29日)はアメリカ合衆国ジョージア州コーディール生まれの男性ジャズ歌手。
LPは1983年11月16日・17日の録音、デロス(Delos)DMS 4001番、12曲入り。
CDは発売元がデロス(Delos)、輸入盤、デロス(Delos)による英語オリジナル・ライナーノーツ、12曲入り。
メンバーはヴォーカルがジョー・ウィリアムズ、オルガンとピアノがジャック・マクダフ、3曲目のみブルース歌手のエディ・クリーンヘッド・ヴィンソン、ギターがフィル・アップチャーチ、テナーサックスがレッド・ホロウェイ、ベースがレイ・ブラウンほか。
演奏は気心の知れた仲間と気軽にブルースを楽しんでいる音。
漆黒のソウル感100%、小さい音で聴けば繊細に、大きな音で聴けば大迫力。
リハなどなく一発勝負の妙味。
百戦練磨のミュージシャンにしかできない技。
(青木高見)





Joe Williams - Frank Foster / The Count Basie Orchestra Frank Foster (CD-83329) Joe Williams - Frank Foster / The Count Basie Orchestra Frank Foster (CD-83329)

「ジャズ/ジョー・ウィリアムス」のリーダーアルバムとしています。  →
「ジャズ/フランク・フォスター」でも同じ内容を掲載しています。  →

Recorded : November 20, 1992

Personnel :
Joe Williams (vo)
Frank Foster (ts)

[Count Basie Orchestra]
George Caldwell (p)
Charlton Johnson (g)
Derrick Gardner (tp)
Melton Mustafa (tp)
Bob Ojeda (tp)
Mike Williams (tp)
Clarence Banks (tb)
Mel Wanzo (tb)
Bill Hughes (tb)
Robert Trowers (tb)
Kenny Hing (ts, fl)
Doug Miller (ts, fl)
Manny Boyd (as, piccolo)
Danny Turner (as, fl)
John Williams (baritone-sax, bass-clarinet)
Cleveland Eaton (b)
David Gibson (ds)

Song name :
01. Sometimes I'm Happy
02. Hurry On Down
03. Sugar
04. Summertime
05. Liver Come Back To Me
06. A Little At A Time
07. There Will Never Be Another You
08. Jimmy's Blues
09. Honeysuckle Rose
10. My Baby Upsets Me
11. The Comeback
12. Georgia Rose
13. Roll'em Pete
14. I'd Rather Drink Muddy Water
15. One O'Clock Jump

※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : ジョー・ウィリアムス(Joe Williams 出生名:Joseph Goreed Williams 1918年12月12日~1999年3月29日)はアメリカ合衆国ジョージア州コーディール生まれの男性ジャズ歌手。
フランク・フォスター(Frank Foster 1928年9月23日~ 2011年7月26日)はアメリカ合衆国オハイオ州シンシナティ生まれのテナー、ソプラノサックス、フルート奏者、編曲家、作曲家。
CDは1992年11月20日の録音、音源がテラーク・ジャズ(Telarc Jazz)、輸入・発売元が日本フォノグラム株式会社、ウィル・フリードヴァルト(Will Friedwald)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、野口久光氏による日本語解説、15曲入り、ミシガン州デトロイトのオーケストラホールでのライブ。
メンバーはヴォーカルがジョー・ウィリアムズ、バックはカウント・ベイシー・オーケストラ、但しカウント・ベイシーは1984年に亡くなっているので後を引き継いだ元バンド・メンバーだったフランク・フォスターが統率している。
話は飛ぶが、1999年にジョー・ウィリアムズはラスべガスで亡くなった。
入院中だったが病院の外で道に倒れて死んでいたという。
思うに偉大なエンターテイナーは病院なんかで死にたくなかったと思う。
本当はステージで倒れたかったのではないか。
そう思って聴くと目頭が熱くなる。
(青木高見)




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