Sam Taylor (ts) サム・テイラー
略歴
サム・テイラー (Sam Taylor 1916年7月12日~1990年10月5日) はアメリカ合衆国テキサス州生まれのインストゥルメンタル、ムードポップス、ムード歌謡のテナー・サックス奏者。
アメリカよりも日本でムード歌謡として人気が出た。
(青木高見)
【INDEX (リーダーアルバム)】
【以下コンテンツ】
Sam Taylor / Vol.1 Standard Best Collection (FGS-901)
Release : 1999
Personnel :
Sam Taylor (ts)
Song name :
01. Harlem Nocturne
02. Red Sails In The Sunset
03. Stardust
04. Smoke Gets In Your Eyes
05. Only You (And You Alone)
06. Georgia On My Mind
07. Summertime
08. Ebb Tide
09. Danny Boy
10. St.Louis Blues
11. Till
12. Autumn Leavis
13. Broken Promises
14. The Lonely One
15. Love Letters
16. Over The Rainbow
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : サム・テイラー (Sam Taylor 1916年7月12日~1990年10月5日) はアメリカ合衆国テキサス州生まれのインストゥルメンタル、ムードポップス、ムード歌謡のテナー・サックス奏者。
アルバムはサム・テイラー、1999年のリリース、ベスト集。
冒頭に十八番(おはこ)の 「ハーレム・ノクターン」 からスタート。
この人をジャズではないとする人が多くいるが、それは愚かな事。
聴いて、楽しかったり、気分よくなれば、無理にジャンル分けしなくてもいい。
サム・テイラーは、1950年代のニューヨーク・レコーディング・スタジオで最も要請されたセッション・サックス奏者の1人だった。
初期の活動ではキャブ・キャロウェイ、レイ・チャールズ、ビッグ・ジョー・ターナーなどとの仕事もした。
つまりジャンルを問わず、何でも吹ける腕を持っていた。
それが、ひょんなことから日本において 「ムード・テナー」 の立役者となる。
演奏曲は、イージリスニング、ポップス、歌謡曲、演歌と幅広く、日本の歌を見事に演奏した。
奏法はダイナミックで、しかも、むせび泣くような哀愁に満ちたテナーだったので一大ブームを巻き起こした。
本来、日本の歌は哀愁の旋律が多く、それがバッバチリ当たった。
ある時は 「夜のヒットスタジオ」 にゲスト出演して、都はるみの 「なんで女に」 のバックを演奏したり。
1974年、NHK紅白歌合戦に出たり、新聞の広告に 「ムード歌謡」 「ムード演歌の帝王」 として大全集を販売したりした。
惜しくも、1990年、アトランタにて亡くなってしまったが、足跡は実にユニークなミュージシャンの1人だった。
今、改めて聴いてみると日本の高度成長期が走馬灯のように思い出され懐かしさに胸を打たれた。
(青木高見)
Sam Taylor / Harlem Nocturne Sam Taylor Best Collection (FOCP30261)
Recorded : ?
Personnel :
Sam Taylor (ts)
Song name :
01. Harlem Nocturne
02. Red Sails In Sunset
03. Danny Boy
04. Smoke Gets In Your Eyes
05. Broken Promises
06. I Left My Heart In San Francisco
07. Stardust
08. Summertime
09. Georgia On My Mind
10. Love Is A Many Splendored Thing
11. Only You
12. You Don't Have To Say You Love Me
13. La Reine De Saba
14. Over The Rainbow
15. Moon River
16. Misty
17. My Way
18. a href="table_of_contents_my_standard_autumn_leaves.html" target="_self">Autumn Leaves
※ コメントの無断引用・無断転載を禁じます。
メインコメント : アルバムはサム・テイラー、ポニー・キャニオンからのリリース 「The CD Club」 の1枚。
演奏は、サム・テイラーと彼のオーケストラ。
演目は誰もが一度は聴いた事のあるスタンダード。
解説文が中々泣けるので転記した。
【懐かしの昭和歌謡曲を、情感豊かなテナー・サックスで表現。
ポピュラーからクラシックまで、幅広い分野で活躍するテナー・サックス。
その優しくも力強い音色には、懐かしい青春の日々を甦らせ、再び輝かせてくれるような深遠な魅力があります。
本全集では、昭和の時代を彩った歌謡曲180曲を、情感豊かなテナー・サックスを中心とした楽器の演奏でご堪能いただけます。
”ムード・テナー・サックスの帝王”が奏でる日本の心。
主役となるテナー・サックスの演奏は、日本でも絶大なる人気を誇り、紅白歌合戦にもゲスト出演したことのあるサム・テイラー。
日本の名歌とその心を知り尽くしたような、サム・テイラーの“歌心”あふれる名演が、音楽に国境が無いことを伝えます。
聴く人のムードを大切に――昭和を生きた心に寄り添う大全集
広い世代に親しまれ、歌い継がれているおなじみのメロディーの集大成。
しかも歌(歌詞)が入っていませんから、同窓会や仲間との集まりをサム・テイラーの名演でさりげなく演出したり、ドライブの際のお洒落なバックミュージックにしたりなど、楽しみは多彩に広がります。
古きよき昭和の時代を愛するあなたに、心よりおすすめしたい音楽集です。】
(青木高見)