青木高見のジャズコレクション Jack Wilson (p) ジャック・ウィルソン


略歴
Jack Wilson ジャック・ウィルソン (Jack Wilson 1936年8月3日~2007年10月5日) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれのジャズ・ピアニスト。
(青木高見)



【INDEX (リーダーアルバム)】
Jack Wilson / Easterly Winds (TOCJ-6500)

【INDEX (共演アルバム)】


【以下コンテンツ】


Jack Wilson / Easterly Winds (TOCJ-6500) Jack Wilson / Easterly Winds (TOCJ-6500)

Recorded : September 22, 1967

Personnel :
Jack Wilson (p)
Lee Morgan (tp) #01-02, #04-06
Jackie McLean (as) #01-02, #04-06
Garnett Brown (tb) #01-02, #04-06
Bob Cranshaw (b)
Billy Higgins (ds)

Song name :
01. Do It
02. On Children
03. A Time for Love
04. Easterly Winds
05. Nirvanna
06. Frank's Tune

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メインコメント : ジャック・ウィルソン (Jack Wilson 1936年8月3日~2007年10月5日) はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれのジャズ・ピアニスト。
LPは1967年9月22日の録音、ブルーノート(Blue Note)4270番、6曲入り。
CDは発売元が東芝EMI株式会社、リロイ・ロビンソン(Leroy Robinson)氏による英語オリジナル・ライナーノーツ、岡崎正通氏による日本語解説、6曲入り。
メンバーはピアノがジャック・ウィルソン、トランペットがリー・モーガン、アルトサックスがジャッキー・マクリーン、トロンボーンがガーネット・ブラウン、ベースがボブ・クランショウ、ドラムがビリー・ヒギンズ。
アルバム・タイトルは「Easterly Winds(西からの風)」。
西海岸で活躍していたジャック・ウィルソンが東海岸向けて発信した意味なのか。
とは言えジャック・ウィルソンは東海岸育ちなので活躍の場が西海岸という事で、こうなっているようだ。
こんなところが西海岸らしく、おおらか。
思うのはジャック・ウィルソンが活躍する時代はジャズがハード・バップから新しいジャズに変化していく時期に当たる。
ハード・バップはロックの台頭で下火になり多くのミュージシャンは乗りの良いロックのビートを取り込み「ジャズ・ロック」を完成させた。
トランペットのリー・モーガンは「サイドワインダー」。
このアルバムには、いないが、ハービー・ハンコクの「ウォーターメロン・マン」は、その典型といえる。
アルバムはジャック・ウィルソンの曲が中心で新しいジャズのアイデアを聴く事ができる。
これを百戦錬磨の3管が付加価値となってバランスのとれた作品に仕上がっている。
ちなみにリー・モーガンの「サイドワインダー」にはベースのボブ・クランショーとドラムのビリー・ヒギンズのコンビが参加している。
全員が一丸となり新しいジャズを模索していた時代の音は聴いていて楽しい。
(青木高見)




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